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レソト - Wikipedia
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レソト

アフリカ南部なんぶの立憲りっけん君主くんしゅ国家こっか
レソト王国おうこく
Muso oa Lesotho（ソト語ご）
Kingdom of Lesotho（英語えいご）
レソトの国旗 レソトの国章
（国旗こっき） （国くに章あきら）
国くにの標語ひょうご：Khotso, Pula, Nala（平和へいわ、雨あめ、繁栄はんえい）
国歌こっか：Lesōthō Fatše La Bo Ntat'a Rōna
レソト、父ちちなる地ち
レソトの位置
公用こうよう語ご ソト語ご、英語えいご
首都しゅと マセル
最大さいだいの都市とし マセル
政府せいふ
国王こくおう レツィエ3世せい
首相しゅしょう サム・マテカネ
面積めんせき
総計そうけい 30,355km2（137位い）
水面すいめん積せき率りつ 極ごく僅わずか
人口じんこう
総計そうけい（2020年ねん） 2,142,000[1]人ひと（144位い）
人口じんこう密度みつど 70.6[1]人ひと/km2
GDP（自国じこく通貨つうか表示ひょうじ）
合計ごうけい（2019年ねん） 329億おく3800万まん[2]ロチ
GDP（MER）
合計ごうけい（2019年ねん） 22億おく2800万まん[2]ドル（166位い）
1人ひとりあたり 1087.591(推計すいけい)[2]ドル
GDP（PPP）
合計ごうけい（2019年ねん） 56億おく5000万まん[2]ドル（159位い）
1人ひとりあたり 2758.613(推計すいけい)[2]ドル
独立どくりつ
 - 日付ひづけ		イギリスから
1966年ねん10月4日にち
通貨つうか ロチ（LSL）
時間じかん帯たい UTC+2 (DST:なし)
ISO 3166-1 LS / LSO
ccTLD .ls
国際こくさい電話でんわ番号ばんごう 266
ウィキポータルリンク アフリカ
ポータル アフリカ

レソト王国おうこく（レソトおうこく、ソト語ご: Muso oa Lesotho IPA: [lɪˈsʊːtʰʊ]、英語えいご: Kingdom of Lesotho [ləˈsuːtuː] ( 音声おんせいファイル)）、通称つうしょうレソトは、アフリカ南部なんぶに位置いちする立憲りっけん君主くんしゅ制せい国家こっか。イギリス連邦れんぽう加盟かめい国こくのひとつ。周囲しゅういを南みなみアフリカ共和きょうわ国こくに囲かこまれた世界せかい最さい南みなみの内陸ないりく国こくで、首都しゅとはマセルである。1966年ねんにイギリスから独立どくりつした。英えい領りょう時代じだいの旧称きゅうしょうはバストランド。非ひ同盟どうめい中立ちゅうりつを宣言せんげんしている。

国名こくめい 編集へんしゅう

「レソト」とは、「ソト語ごを話はなす人々ひとびと」という意味いみである。イギリス保護ほご領りょう時代じだいはバストランド保護ほご領りょうと呼よばれていたが、独立どくりつと同時どうじにレソトへと改称かいしょうした。

歴史れきし 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの歴史れきし（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

独立どくりつ前まえ 編集へんしゅう

「レソトの国王こくおう一覧いちらん」も参照さんしょう

現在げんざいのレソトの地域ちいきはサン族ぞく（ブッシュマン）の居住きょじゅう地ちだったが、16世紀せいきに入はいるとバントゥー系けいソト族ぞくが北方ほっぽうより移動いどうしてきてサン族ぞくを駆逐くちくし、この地ちを支配しはいした。1820年代ねんだいに入はいるとこの地方ちほうはズールー王国おうこくの大だい侵攻しんこうにはじまるムフェカネ（大だい壊乱かいらん）と呼よばれる動乱どうらん期きに入はいるが、1822年ねんに即位そくいした初代しょだい国王こくおうモショエショエ1世せいはタバ・ボシウ丘陵きゅうりょうに立たてこもってングワネ人じんやンデベレ人じんの侵攻しんこうをしのぎ、勢力せいりょくを拡大かくだいした[3]。ついで1835年ねんにはオランダ系けいのボーア人じんが西方せいほうへの大だい移動いどう、いわゆるグレート・トレックを開始かいしし、これに対抗たいこうするため1843年ねんにイギリスの保護ほごを受うけることとなった[4]。ボーア人じんがレソトの西方せいほうに建設けんせつしたオレンジ自由じゆう国こくとは数すう度どの戦闘せんとうを繰くり返かえしたものの次第しだいに不利ふりとなり、1869年ねんに講和こうわを結むすんだ。この条約じょうやくによってレソトはバストランドとされ、またカレドン川かわ以西いせいの肥沃ひよくな領土りょうどを割譲かつじょうし、国土こくどが半減はんげんしたうえ山岳さんがく地帯ちたいのみを領りょうするようになった[5]。

1870年ねんにモショエショエ1世せいが崩御ほうぎょすると、翌よく1871年ねんにイギリスはバストランドをケープ植民しょくみん地ちへと併合へいごうしたが反乱はんらんが発生はっせいしたため、1884年ねんにイギリスはバストランド保護ほご領りょうを復活ふっかつさせ、間接かんせつ統治とうちを行おこなうようになった[4]。1903年ねんには民族みんぞく協議きょうぎ会かいが設立せつりつされ、1960年ねんには自治じちが認みとめられた。この時期じきにはバストランド国民党こくみんとうやバストランド会議かいぎ党とうといった政党せいとうも設立せつりつされるようになり、1965年ねんに行おこなわれた独立どくりつ準備じゅんび選挙せんきょで勝利しょうりした国民党こくみんとうが組閣そかくを行おこなった[6]。

独立どくりつ後ご 編集へんしゅう

1966年ねん10月4日にちにバストランドはイギリス連邦れんぽうの一員いちいんとしてイギリスから独立どくりつし、レソト王国おうこくを建国けんこくした。国王こくおうモショエショエ2世せいは立憲りっけん君主くんしゅとなり、首相しゅしょうにはバストランド国民党こくみんとうのレアブア・ジョナサンが就任しゅうにんした[7]。

1970年ねんの総そう選挙せんきょでは与党よとうの親しん南みなみアフリカ政策せいさくが国民こくみんの反発はんぱつを呼よび、野党やとうのバストランド会議かいぎ党とうが勝利しょうりしたが、敗北はいぼくした与党よとうとジョナサン首相しゅしょうは下野げやを拒こばみ、野党やとう指導しどう者しゃらを投獄とうごくしたうえ、野党やとう支持しじを表明ひょうめいしたモショエショエ2世せいを亡命ぼうめいさせて一いち党とう独裁どくさい体制たいせいを敷しいた[8]。モショエショエは同年どうねん中ちゅうにレソトに帰還きかんしたものの、これをきっかけとしてジョナサン政権せいけんが反はん南みなみアフリカへと転換てんかんしたため、周囲しゅういの南みなみアフリカ共和きょうわ国こくとの関係かんけいが悪化あっかし、経済けいざい制裁せいさいを受うけた。

1986年ねん1月がつ、ジャスティン・レハンヤ軍ぐん司令しれい官かんによるクーデターが発生はっせいし、ジョナサン政権せいけんが打倒だとうされた。レハンヤが軍事ぐんじ評議ひょうぎ会かい議長ぎちょうに就任しゅうにんし、王制おうせいは維持いじされたものの政党せいとうの活動かつどうが禁止きんしされた[9]。しかし、レハンヤとモショエショエの関係かんけいが悪化あっかすると、1990年ねん3月がつには国王こくおうモショエショエ2世せいが再度さいどイギリスに亡命ぼうめいし、レハンヤも11月にモショエショエ2世せいの皇太子こうたいしであるレツィエ3世せいを即位そくいさせた。1991年ねん4月がつにはエリアス・ラマエマによる無血むけつクーデターが発生はっせいし、レハンヤも追放ついほうされた。ラマエマも民主みんしゅ化かの方針ほうしんを明確めいかくに打うち出だし、1993年ねんには民主みんしゅ選挙せんきょが実施じっしされてバスト会議かいぎ党とうが大勝たいしょう、党首とうしゅのヌツ・モヘレが首相しゅしょうに就任しゅうにんした[10]。

民主みんしゅ化かはされたものの、前ぜん国王こくおうモショエショエ2世せいの復位ふくいを求もとめる国王こくおうレツィエ3世せいとモヘレ首相しゅしょうの対立たいりつが激化げきかし1994年ねん8月がつにレツィエ3世せいが全ぜん閣僚かくりょうと議会ぎかいを解散かいさん、憲法けんぽうを停止ていしした。これに対たいして国民こくみんは反発はんぱつし始はじめ、ゼネストや抗議こうぎデモによりレツィエ3世せいが退位たいいすると、1995年ねん1月がつには権限けんげんを持もたない立憲りっけん君主くんしゅとしてモショエショエ2世せいが復位ふくいした。しかし1年ねん後ごの1996年ねん1月がつ、モショエショエ2世せいが交通こうつう事故じこにより崩御ほうぎょしたため、レツィエ3世せいが復位ふくいした[11]。

1997年ねん、首相しゅしょうのヌツ・モヘレが与党よとう・バストランド会議かいぎ党とう（BCP）を離党りとう、新党しんとう・レソト民主みんしゅ会議かいぎを結成けっせいし全ぜん閣僚かくりょうが参加さんかした。1998年ねん5月には下院かいん総そう選挙せんきょが実施じっしされ、与党よとうLCDが79議席ぎせき（定数ていすう80）を獲得かくとくし圧勝あっしょうした[12]。同時どうじにヌツ・モヘレが引退いんたいし、副ふく首相しゅしょうのパカリタ・モシシリが首相しゅしょうに就任しゅうにんした。しかし政情せいじょう不安定ふあんていは続つづき、8月がつには選挙せんきょ結果けっかに不満ふまんを持もつ群集ぐんしゅうが暴徒ぼうと化かし、王宮おうきゅうが占拠せんきょされ、9月にはクーデター未遂みすい事件じけんが発生はっせいした。こうしたことから、9月22日にちには南部なんぶアフリカ開発かいはつ共同きょうどう体たい（SADC）に介入かいにゅうを要請ようせいし、南みなみアフリカ軍ぐんとボツワナ軍ぐんが国内こくないで治安ちあん維持いじ活動かつどうを行おこなった[13]。翌よく1999年ねん5月には治安ちあん回復かいふくを受うけ、南みなみアフリカ軍ぐんとボツワナ軍ぐんが撤退てったいした。

2001年ねんには下院かいん関連かんれん法ほうが改正かいせいされ、レソト王国おうこく議会ぎかいは定数ていすう120、小しょう選挙せんきょ区く比例ひれい代表だいひょう併用へいよう制せいによって選出せんしゅつされることとなった。その後ご、2002年ねん、2007年ねんの選挙せんきょでは与党よとう・レソト民主みんしゅ会議かいぎが勝利しょうりしモシシリ政権せいけんが継続けいぞくしたが、2012年ねん5月の総そう選挙せんきょでレソト民主みんしゅ会議かいぎや民主みんしゅ会議かいぎといった与党よとうは過半数かはんすうを獲得かくとくできず、全ぜんバソト会議かいぎやバソト国民党こくみんとうなどによる連立れんりつ政権せいけんが成立せいりつ。トーマス・タバネが首相しゅしょうに就任しゅうにんした[12]。

2014年ねん8月がつには軍部ぐんぶによるクーデターが発生はっせい。トーマス・タバネ首相しゅしょうが南みなみアフリカへ出国しゅっこくした[14]が、SADCの仲介ちゅうかいによって9月がつ3日にちにタバネはレソトに帰国きこくし[15]、事態じたいは沈静ちんせい化かした。その後ご、2015年ねんの選挙せんきょでレソト民主みんしゅ会議かいぎと民主みんしゅ会議かいぎが勝利しょうりしモシシリが再ふたたび首相しゅしょうに就任しゅうにんしたが、2017年ねんの選挙せんきょでは全ぜんバソト会議かいぎが勝利しょうりしてタバネがふたたび首相しゅしょうとなった[12]。

地理ちり 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの地理ちり（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

地形ちけい 編集へんしゅう

 
地形ちけい図ず

レソトは周囲しゅういを南みなみアフリカ共和きょうわ国こくに囲かこまれた内陸ないりく国こくである。いったん周囲しゅういの南みなみアフリカ共和きょうわ国こくを経由けいゆしないと行いき来きできない地域ちいきすらあるため、「アフリカのスイス（元もとは山々やまやまに囲かこまれて、景色けしきの良よい意味いみで呼よばれた）」「南部なんぶアフリカの屋根やね」ともいわれている[16]。

全土ぜんどがドラケンスバーグ山脈さんみゃくの山中さんちゅうに位置いちするため、平地ひらちが一切いっさいなく全土ぜんどの標高ひょうこうが1400mを超こえる。最高峰さいこうほうは東端ひがしばた近ちかくにあるタバナントレニャナ山さんであり、標高ひょうこう3482mはアフリカ大陸たいりく南部なんぶの最高峰さいこうほうでもある。国土こくど中部ちゅうぶおよび東部とうぶは2000m以上いじょうの山地さんちからなっている。主要しゅよう河川かせんは、南みなみアフリカ共和きょうわ国こくとの国境こっきょう付近ふきんに源流げんりゅうがあり、国土こくど南部なんぶを横断おうだんした後のち、南みなみアフリカ共和きょうわ国こくとナミビアを経由けいゆして大西洋たいせいように注そそぐオレンジ川かわである。オレンジ川かわ流域りゅういきは東部とうぶ山地さんちが中心ちゅうしんであり、強つよい侵食しんしょく作用さようによって深ふかい渓谷けいこくを刻きざんでいることが多おおい[17]。もう一ひとつの主要しゅよう河川かせんは国土こくど北部ほくぶを流ながれて南みなみアフリカとの国境こっきょうをなす、オレンジ川かわ支流しりゅうのカレドン川がわである。北西ほくせい部ぶのカレドン川がわ流域りゅういきは標高ひょうこうが低ひくく起伏きふくが緩ゆるやかで人口じんこうの多おおくがこの地方ちほうに居住きょじゅうし[18]、首都しゅとマセルもこの地域ちいきに存在そんざいする。国土こくどのほぼ全域ぜんいきは、カレドン川がわを含ふくむオレンジ川かわ流域りゅういきに属ぞくしている[19]。レソトの最低さいてい地点ちてんはオレンジ川かわが南みなみアフリカ共和きょうわ国こくに流ながれ出だす南西なんせい部ぶにある。

気候きこう 編集へんしゅう

レソトは地形ちけいとは異ことなり、気候きこうには恵めぐまれている。全土ぜんどがケッペンの気候きこう区分くぶんによる温暖おんだん湿潤しつじゅん気候きこう (Cfa) と西岸せいがん海洋かいよう性せい気候きこう (Cfb) であり、イタリア北部ほくぶに似にている。雨季うきは存在そんざいしないものの、10月から4月がつにかけての夏季かきに降雨こううが多おおく、冬季とうきは乾燥かんそうしている。年間ねんかん降水こうすい量りょうは国土こくど全体ぜんたいの平均へいきんで700mm程度ていどであるが、山地さんちでは1900mmに達たっする[19]。気温きおんは特とくに高地こうちでは低ひくく、冬季とうきには積雪せきせつも見みられる。植生しょくせいは樹木じゅもくが少すくなく、ほとんどが草原そうげんによって覆おおわれている[20]。

地方ちほう区分くぶん 編集へんしゅう

 
レソトの県けん
「レソトの地方ちほう行政ぎょうせい区画くかく」も参照さんしょう

レソトの最上級さいじょうきゅうの地方ちほう行政ぎょうせい単位たんいは、10ある県けんである。

  1. ベレア県けん (Berea)
  2. ブータ・ブーテ県けん (Butha-Buthe)
  3. レリベ県けん (Leribe)
  4. マフェテング県けん (Mafeteng)
  5. マセル県けん (Maseru) - 南みなみアフリカ共和きょうわ国こくとの国境こっきょうに近ちかい西端せいたんに首都しゅとマセルが位置いちする。
  6. モハレス・フーク県けん (Mohales Hoek)
  7. モコトロング県けん (Mokhotlong)
  8. クァクハスネック県けん (Qacha's Nek)
  9. クティング県けん (Quthing)
  10. ターバ・ツェーカ県けん (Thaba-Tseka)

主要しゅよう都市とし 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの都市としの一覧いちらん」を参照さんしょう

最大さいだい都市としは首都しゅとのマセル（都市とし圏けん人口じんこう22万まん人にん、2014年ねん）[21]である。マセルは国土こくどの西端せいたんに位置いちし、カレドン川がわを挟はさんだ対岸たいがんは南みなみアフリカ共和きょうわ国領こくりょうとなっているが、レソトの政治せいじ・経済けいざいの中心ちゅうしんとなっている。

  •  
    首都しゅとマセルの中心ちゅうしん街がい
  •  
    レソトの都市とし位置いち図ず

政治せいじ 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの政治せいじ（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

行政ぎょうせい 編集へんしゅう

 
レツィエ3世せい(2013年ねん)

国家こっか元首げんしゅは、国王こくおうのレツィエ3世せい（本名ほんみょう：デーヴィッド・モハト・レツィエ・ベレン・セーイソ）で、立憲りっけん君主くんしゅ制せいをとる。国民こくみん統合とうごうの象徴しょうちょう的てき地位ちいで、政治せいじ的てき権力けんりょくを有ゆうさない。国王こくおうの位くらいはセーイソ家かによる世襲せしゅう制せいである。

「レソトの国王こくおう一覧いちらん」も参照さんしょう

行政ぎょうせい執行しっこう権けんは、首相しゅしょうを長ちょうとする内閣ないかくが行使こうしする。議院ぎいん内ない閣かく制せい。

議会ぎかい 編集へんしゅう

レソト王国おうこく議会ぎかいは二院にいん制せいである。上院じょういんは、全ぜん33議席ぎせき。22人にんの主要しゅよう部ぶ族長ぞくちょうと下院かいんの支配しはい政党せいとうが指名しめいする11人にんが上院じょういん議員ぎいんとなる。下院かいんの議席ぎせき数すうは、2001年ねんの法ほう改正かいせいにより80議席ぎせきから120議席ぎせきに増ふやされた。そのうち80を小しょう選挙せんきょ選挙せんきょで、40を比例ひれい代表だいひょう制せい選挙せんきょで選出せんしゅつする。任期にんき5年ねん。

政党せいとう 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの政党せいとう」を参照さんしょう

2022年ねん10月がつ時点じてんで、レソト王国おうこくの国民こくみん議会ぎかいで議席ぎせきを有ゆうする政党せいとうが14政党せいとうある。レソトの最大さいだいの政党せいとうは2022年ねん3月がつにレソトの実業じつぎょう家かであるサム・マテカネによって設立せつりつされた繁栄はんえいのための革命かくめいであり、全ぜん120議席ぎせき中ちゅう56議席ぎせきを占しめる。また、繁栄はんえいのための革命かくめいと連立れんりつを組くんでいる民主みんしゅ同盟どうめい(レソト)（英語えいご版ばん）は5議席ぎせき、経済けいざい変革へんかく運動うんどう（英語えいご版ばん）は4議席ぎせきである[22][23]。

なお、これに対抗たいこうする最大さいだい野党やとうは「繁栄はんえいのための革命かくめい」に次ついで多おおくの議席ぎせきを得えた社会しゃかい民主みんしゅ主義しゅぎ政党せいとうの民主みんしゅ会議かいぎは29議席ぎせきである。そして、前ぜん与党よとうの自由じゆう主義しゅぎ政党せいとうの全ぜんバソト会議かいぎの議席ぎせき数すうは2022年ねん選挙せんきょで惨敗ざんぱいし8議席ぎせき、1997年ねんから2012年ねんまで与党よとうだったレソト民主みんしゅ会議かいぎ (LCD)は3議席ぎせきである。

その他た、第だい4党とうのバソト行動こうどう党とう(2021年ねん4月がつ23日にちに元もと法務大臣ほうむだいじんの全ぜんバソト会議かいぎ副ふく党首とうしゅのンコサ・マハオによって設立せつりつされた政党せいとう、6議席ぎせき)、第だい8党とうの社会しゃかい革命かくめい党とう（全ぜんバソト会議かいぎの元もとメンバーであるテボホ・モジャペラによって2017年ねん10月がつに設立せつりつされた政党せいとう、2議席ぎせき）がある。

国際こくさい関係かんけい 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「Category:レソトの国際こくさい関係かんけい」および「レソトの国際こくさい関係かんけい（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

レソトの隣国りんごくでもある南みなみアフリカは周囲しゅういを完全かんぜんに取とり囲かこんでおり、南みなみアフリカを経由けいゆしない限かぎり他国たこくとの陸上りくじょうアクセスが不可能ふかのうであるため、この関係かんけいが非常ひじょうに重要じゅうようである。南みなみアフリカを中心ちゅうしんとする周辺しゅうへん諸国しょこくとは南部なんぶアフリカ関税かんぜい同盟どうめいを結むすんでおり、ここからの収入しゅうにゅうが財政ざいせいに大おおきな比重ひじゅうを占しめるほか、経済けいざい的てきにも同国どうこくの経済けいざい圏けんに包含ほうがんされており、労働ろうどう輸出ゆしゅつの大半たいはんおよび輸出ゆしゅつの5割わり近ちかく、輸入ゆにゅうの9割わり近ちかくが南みなみアフリカ向むけである。通貨つうかロチも南みなみアフリカ・ランドと等価とうかであり、事実じじつ上じょうランド通貨つうか圏けんに含ふくまれている[24]。

日本にっぽん国こくとの関係かんけい 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「日本にっぽんとレソトの関係かんけい」を参照さんしょう

日本にっぽんはレソトに在外ざいがい公館こうかんを置おいておらず、在ざい南みなみアフリカ日本にっぽん大使館たいしかんが兼けん轄する[25]。レソトも以前いぜんは駐ちゅう日にち大使館たいしかんを置おいていなかったが、2007年ねんに駐ちゅう日にちレソト大使館たいしかんを開設かいせつした[26]。貿易ぼうえきはレソトの大幅おおはばな入超にゅうちょうとなっている[27]。また、アフリカにおける日本にっぽんのビザ免除めんじょ対象たいしょう国こくは、モロッコ、チュニジア、セネガル、モーリシャス、レソト、エスワティニ、南みなみアフリカ、ボツワナ、ナミビアの9か国こくのみである。

「レソトの在外ざいがい公館こうかんの一覧いちらん」も参照さんしょう

国家こっか安全あんぜん保障ほしょう 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの軍事ぐんじ」を参照さんしょう

経済けいざい 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの経済けいざい（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

レソトの1人ひとりあたり国民こくみん総そう所得しょとくは1280ドル（2015年ねん）に過すぎず[21](2019年ねんでは1360ドル[28]）、後発こうはつ発展はってん途上とじょう国こくに含ふくまれている[29]。レソト経済けいざいは1980年代ねんだいまで労働ろうどう力りょく移出いしゅつによって支ささえられていたものの、1980年代ねんだい後半こうはんにレソト高地こうち水路すいろ計画けいかくが実施じっしされて以降いこう、電力でんりょくや水みずの輸出ゆしゅつ国こくとなり、さらに2000年ねん以降いこうは繊維せんい工業こうぎょうが急きゅう成長せいちょうを遂とげ、衣類いるいが総そう輸出ゆしゅつの半分はんぶん以上いじょうを占しめるようになるなど産業さんぎょう振興しんこうが進すすんでおり、労働ろうどう力りょく輸出ゆしゅつの占しめる割合わりあいは減少げんしょうしつつある。主おもな輸出ゆしゅつ先さきは2012年ねんには南みなみアフリカ共和きょうわ国こく (47.3%)、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく (43.9%)、ベルギーである。主おもな輸入ゆにゅう先さきは88.9%を南みなみアフリカ共和きょうわ国こくが占しめる[30]。

南部なんぶアフリカ関税かんぜい同盟どうめいに加盟かめいしているため、南みなみアフリカなど加盟かめい諸国しょこく間あいだの貿易ぼうえきは無む関税かんぜいであり、また域外いきがい諸国しょこくからの関税かんぜいを共通きょうつう徴収ちょうしゅうしている。同盟どうめいからの分配ぶんぱい金きんはレソト財政ざいせいにとって非常ひじょうに重要じゅうようであり、1999年ねんにはこの分配ぶんぱい金きんが国家こっか歳入さいにゅうの50％を占しめた[31]。この状況じょうきょうは繊維せんい産業さんぎょうなどが成長せいちょうした2013年ねんにおいても全まったく変かわらず、歳入さいにゅうに占しめる分配ぶんぱい金きんの割合わりあいは50％のままとなっている[32]。通貨つうかはロチであり、南みなみアフリカランドと1対たい1で連動れんどうしている[24]。

農のう牧まき業ぎょう 編集へんしゅう

レソトは気候きこうには恵めぐまれているものの、地形ちけいの制約せいやくのため耕地こうち面積めんせきは国土こくどの9.4%にとどまる。そのため農業のうぎょうは振ふるわず、第だい一いち次じ産業さんぎょう従事じゅうじ者しゃ人口じんこうは国民こくみんの12%と少すくない[30]。ただし、南部なんぶアフリカでは唯一ゆいいつ、植民しょくみん地ち期きに白人はくじんが農業のうぎょう進出しんしゅつを行おこなわなかったため、土地とちのほとんどは黒人こくじんの手てに残のこされた[33]。農業のうぎょうは零細れいさいな自給じきゅう農業のうぎょうがほとんどで、主おもにトウモロコシやモロコシが栽培さいばいされる[34]。男性だんせいの多おおくが南みなみアフリカなどへ労働ろうどうに出でかけるため、こうした農業のうぎょうは主おもに女性じょせいや老人ろうじんによって営いとなまれてきた[17]。しかし食糧しょくりょう生産せいさんは国内こくない需要じゅようを満みたすことが古ふるくからできておらず、多おおくは輸入ゆにゅうによってまかなわれている[35]。

農地のうちに恵めぐまれない一方いっぽう、放牧ほうぼくは盛さかんで1994年ねん時点じてんには国土こくどの65.9%が放牧ほうぼくに振ふり向むけられていた。家畜かちくの頭数とうすうは、人口じんこうよりも多おおい。財産ざいさんとしてはウシを重視じゅうしするものの[36]、牧畜ぼくちく産業さんぎょうとしてはヒツジが中心ちゅうしんであり、独立どくりつ前まえの1960年代ねんだい初頭しょとうには羊毛ようもうが輸出ゆしゅつの75％を占しめていた[37]。他た産業さんぎょうの成長せいちょうにより羊毛ようもうの重要じゅうよう性せいは低下ていかしたものの、それでも2012年ねんには総そう輸出ゆしゅつの5.2％を占しめ、第だい4位いの輸出ゆしゅつ品ひんとなっている[27]。このほかにもヤギの飼育しいくが多おおく、これから作つくられるモヘアも特産とくさん品ひんの一ひとつとなっている[17]。放牧ほうぼくは山地さんちも含ふくめ全土ぜんどで行おこなわれているものの、過か放牧ほうぼくによる植生しょくせいの荒廃こうはいや土壌どじょう侵食しんしょくも問題もんだいとなっている[17]。

鉱工業こうこうぎょう 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの鉱業こうぎょう（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう
 
アフリスキー

1986年ねん以降いこう、レソトの豊富ほうふな水みず資源しげんに着目ちゃくもくした南みなみアフリカとの間あいだでレソト国内こくないにダムを複数ふくすう建設けんせつして、南みなみアフリカの産業さんぎょう地帯ちたいに水みずと電力でんりょくを供給きょうきゅうするレソト高地こうち水路すいろ計画けいかくが実施じっしされ、カツェダム（英語えいご版ばん）やモハレダム（英語えいご版ばん）といった巨大きょだいダムが建設けんせつされた。この計画けいかくはレソトに少すくなくない歳入さいにゅうと建設けんせつ業ぎょうの成長せいちょうをもたらした[32][38]。この計画けいかくにより、2012年ねんには水みずの輸出ゆしゅつが総そう輸出ゆしゅつ額がくの9.5％を占しめ第だい3位いとなっている[27]ほか、ダム湖みずうみは観光かんこう名所めいしょの一ひとつとなり[39]、さらに冷つめたく澄すんだ水みずを生いかしてカツェ・ダムではニジマスの養殖ようしょくが行おこなわれ、主おもに日本にっぽんへと輸出ゆしゅつされている[40]。このニジマス輸出ゆしゅつは、2016年ねんにはレソトから日本にっぽんへの輸出ゆしゅつ額がくの約やく4分ぶんの1を占しめた[27]。

2000年ねんには、アメリカがアフリカ成長せいちょう機会きかい法ほうを施行しこうして以降いこう、アメリカ市場いちば向むけの繊維せんい産業さんぎょう誘致ゆうちに成功せいこうし2000年ねん以降いこう、年率ねんりつ3%を超こえる国内こくない総そう生産せいさんの成長せいちょうを果はたした。2008年ねんの第だい二に次じ産業さんぎょう従事じゅうじ者しゃは41.8％に達たっしており、工業こうぎょうの成長せいちょうが目立めだつ。中なかでも繊維せんい産業さんぎょうの割合わりあいが高たかく、2012年ねんには輸出ゆしゅつの56%が衣類いるいによって占しめられた。[30]。

レソトに鉱物こうぶつ資源しげんはほとんど存在そんざいしないが、ダイヤモンドだけは1976年ねんに北東ほくとう部ぶのレツェングにおいて鉱山こうざんが発見はっけんされ[7]、以後いご採掘さいくつが行おこなわれている。この鉱山こうざんではしばしば巨大きょだいなダイヤモンド原石げんせきが発見はっけんされ、2006年ねんには603カラット[41][38]、2008年ねんには478カラット[42]、2018年ねんには史上しじょう5番目ばんめの大おおきさとなる910カラットの原石げんせきが発見はっけんされている[43]。

近年きんねんは観光かんこう業ぎょうにも力ちからを入いれており、主おもにヨーロッパからの保養ほよう客きゃくを受うけ入いれている。落差らくさ198mを誇ほこるマレツニャーネ滝たきなどの美うつくしい風景ふうけいに恵めぐまれ、トレッキングなどのアウトドア・スポーツも盛さかんである[39]。北部ほくぶにあるアフリスキーはレソト唯一ゆいいつ、南部なんぶアフリカでも2つしかないスキー場じょうのひとつであり、冬ふゆになるとスキーを楽たのしむために多おおくの観光かんこう客きゃくが訪おとずれる[44]。

労働ろうどう輸出ゆしゅつ 編集へんしゅう

国内こくないの産業さんぎょうが振ふるわないため、レソト経済けいざいは19世紀せいき以降いこう、南みなみアフリカ共和きょうわ国こくへの鉱山こうざん労働ろうどう者しゃの出稼でかせぎによって支ささえられており、1959年ねんには成人せいじん男子だんしの43％[37]、1980年代ねんだいには成人せいじん男子だんしの5分ぶんの2が出稼でかせぎ労働ろうどう者しゃとなっていた[17]。その後ご、上記じょうきのような産業さんぎょうの成長せいちょうにより、レソトからの出稼でかせぎは大おおきく減少げんしょう傾向けいこうにある[30]ものの、依然いぜんとして南みなみアフリカ国内こくないでのレソト人じん労働ろうどう者しゃの数かずは合法ごうほう不法ふほうを問とわず多おおく、モザンビークやジンバブエとともに同国どうこくへの不法ふほう移民いみんの上位じょういを占しめている[45]。

国民こくみん 編集へんしゅう

 
ソト族ぞくの騎手きしゅ。

人口じんこう 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの人口じんこう統計とうけい（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

レソトの人口じんこうは独立どくりつ前まえの1963年ねんに72万まん7000人にんだった[37]ものが1986年ねんには156万まん人にん[4]、2017年ねんには223万まん人にんにまで増加ぞうかした[21]。人口じんこう密度みつどは2017年ねんで1km2あたり74人にん[27]とそこまで高たかくはない[35]が、国土こくどのほとんどが山岳さんがく地帯ちたいであるためこの人口じんこうを養やしなうことができず、慢性まんせい的てきに人口じんこう過剰かじょうであり隣国りんごくの南みなみアフリカ共和きょうわ国こくに多おおくの労働ろうどう者しゃが出稼でかせぎを行おこなう要因よういんとなっている。

民族みんぞく 編集へんしゅう

国民こくみんの99.7%がバントゥー系けいのソト族ぞくである。レソトの国民こくみんは、単数たんすう形がたでは、モソト (Mosotho)、複数ふくすう形がたでは、バソト (Basotho) と呼よばれる。

言語げんご 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの言語げんご」を参照さんしょう

ソト語ご（セソト、南部なんぶソト語ご）と英語えいごが公用こうよう語ごとされている[30]。

宗教しゅうきょう 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの宗教しゅうきょう（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

国民こくみんの約やく9割わりはキリスト教徒きりすときょうとである。この他ほかに伝統でんとう宗教しゅうきょうも存在そんざいする[30]。

教育きょういく 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの教育きょういく（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

レソトでは、1966年ねんの独立どくりつ直後ちょくごから教育きょういく、特とくに初等しょとう教育きょういくに力ちからを入いれている。教育きょういくレベルにおいて男女だんじょ格差かくさが最もっとも少すくない国家こっかの一ひとつであり、2015年ねん時点じてんで国家こっか全体ぜんたいの識字しきじ率りつが79.4％なのに対たいし、女性じょせいの識字しきじ率りつは88.3％に達たっする。しかし、男性だんせいの識字しきじ率りつは70.1％にとどまっている[27]。これは男子だんし児童じどうが放牧ほうぼくの労働ろうどう力りょくとして、組くみ込こまれていることによる。高等こうとう教育きょういく機関きかんとしては、ロマ市しにレソト国立こくりつ大学だいがくが存在そんざいする[46]。

保健ほけん 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの保健ほけん（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

HIV（ヒト免疫めんえき不全ふぜんウイルス）感染かんせん者しゃが1990年代ねんだい以降いこう激増げきぞうし、国民こくみんの約やく1/4がHIV感染かんせん者しゃである。そのため、平均へいきん寿命じゅみょうは50.7歳さい（男性だんせい：47.7歳さい、女性じょせい：54.2歳さい[47]と世界せかいで最もっとも低ひくく、成人せいじん死亡しぼう率りつが世界せかいでもっとも高たかい国くにとなっている（ WHO2013年ねん統計とうけい、平均へいきん寿命じゅみょうは2019年ねん統計とうけい）。

交通こうつう 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの交通こうつう（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう
「レソトの鉄道てつどう」、「Category:レソトの航空こうくう」、および「レソトの空港くうこうの一覧いちらん」も参照さんしょう

鉄道てつどうは南みなみアフリカのブルームフォンテーンからの路線ろせんが首都しゅとマセルにまで延のびている。ただし、路線ろせんのレソト国内こくないに占しめる距離きょりは1kmほどである[48]。空港くうこうは、マセルにモショエショエ1世せい国際こくさい空港くうこうが存在そんざいするほか、国内こくない各地かくちにマテカネ空港くうこうのような小規模しょうきぼ滑走かっそう路ろが点在てんざいする。

文化ぶんか 編集へんしゅう

 
バソト・ハット

レソトの民族みんぞく衣装いしょうとしては、バソト・ハット（ソト語ごではモコロトロ）と呼よばれる円錐えんすい形がたの麦むぎわら帽子ぼうしと、防寒ぼうかんのために身みにまとうブランケットが特徴とくちょう的てきである。なかでもバソト・ハットは国くにの象徴しょうちょうとされ、1966年ねんから1987年ねんまでの初代しょだいレソト国旗こっきおよび、2006年ねんから使用しようされている現行げんこう国旗こっきにおいてこの帽子ぼうしがあしらわれている[38]。

食しょく文化ぶんか 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソト料理りょうり（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

主おもなレソトの食しょく文化ぶんかには、トウモロコシの粉こなを炊たいたパパや、青菜あおなを炒いためたモロホなどがある。

世界せかい遺産いさん 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの世界せかい遺産いさん」を参照さんしょう

世界せかい遺産いさんとしては、複ふく合あい遺産いさんが1件けん存在そんざいする。南東なんとう部ぶのセアラバセベ国立こくりつ公園こうえんは、南みなみアフリカのウクハランバ・ドラケンスバーグ公園こうえんと共同きょうどうで、マロティ＝ドラケンスバーグ公園こうえんとして2013年ねんに世界せかい遺産いさんに登録とうろくされた。

スポーツ 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトのスポーツ（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

レソト国内こくないでも他たのアフリカ諸国しょこく同様どうように、サッカーが圧倒的あっとうてきに1番ばん人気にんきのスポーツとなっている。1970年ねんにサッカーリーグのレソト・プレミアリーグ（英語えいご版ばん）が創設そうせつされた。レソトサッカー協会きょうかい（英語えいご版ばん）によって構成こうせいされるサッカーレソト代表だいひょうは、FIFAワールドカップおよびアフリカネイションズカップへの出場しゅつじょう経験けいけんはない。

「レソトのサッカー（英語えいご版ばん）」も参照さんしょう

標準時ひょうじゅんじ 編集へんしゅう

レソトでは南みなみアフリカ標準時ひょうじゅんじを採用さいようしており、協定きょうてい世界せかい時じより2時じ間あいだ進すすんだ時間じかんを採用さいようしている。

祝祭日しゅくさいじつ 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「レソトの祝日しゅくじつ（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう
日付ひづけ 日本語にほんご表記ひょうき 現地げんち語ご表記ひょうき 備考びこう
10月4日にち 独立記念日どくりつきねんび[19]

脚注きゃくちゅう 編集へんしゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ a b “UNdata”. 国連こくれん. 2021年ねん10月がつ10日とおか閲覧えつらん。
  2. ^ a b c d e IMF Data and Statistics 2021年ねん10月がつ19日にち閲覧えつらん（[1]）
  3. ^ 「世界せかいの歴史れきし6　黒くろい大陸たいりくの栄光えいこうと悲惨ひさん」ｐ261-263　山口やまぐち昌男まさお　講談社こうだんしゃ　1977年ねん4月がつ20日はつか第だい1刷さつ発行はっこう
  4. ^ a b c 『アフリカを知しる事典じてん』、平凡社へいぼんしゃ、ISBN 4-582-12623-5 1989年ねん2月がつ6日にち　初版しょはん第だい1刷さつ　p.443
  5. ^ 「南みなみアフリカの歴史れきし」p202　レナード・トンプソン著ちょ、宮本みやもと正ただし興きょう・峯みね陽一よういち・吉国よしくに恒雄つねお訳やく、明石書店あかししょてん　1995年ねん6月がつ20日はつか第だい1刷さつ発行はっこう
  6. ^ 「世界せかい現代げんだい史し13　アフリカ現代げんだい史し1」p240-241　星ほし昭あきら・林はやし晃あきら史し　山川やまかわ出版しゅっぱん社しゃ　1992年ねん8月がつ20日はつか2版はん1刷さつ発行はっこう
  7. ^ a b 『アフリカを知しる事典じてん』、平凡社へいぼんしゃ、ISBN 4-582-12623-5 1989年ねん2月がつ6日にち　初版しょはん第だい1刷さつ　p.444
  8. ^ 片山かたやま正人まさと「現代げんだいアフリカ・クーデター全ぜん史し」叢くさむら文ぶん社しゃ 2005年ねん、377ページ　ISBN 4-7947-0523-9
  9. ^ 片山かたやま正人まさと「現代げんだいアフリカ・クーデター全ぜん史し」叢くさむら文ぶん社しゃ 2005年ねん、380 - 381ページ　ISBN 4-7947-0523-9
  10. ^ 片山かたやま正人まさと「現代げんだいアフリカ・クーデター全ぜん史し」叢くさむら文ぶん社しゃ 2005年ねん、432 - 433ページ　ISBN 4-7947-0523-9
  11. ^ 片山かたやま正人まさと「現代げんだいアフリカ・クーデター全ぜん史し」叢くさむら文ぶん社しゃ 2005年ねん、433 - 434ページ　ISBN 4-7947-0523-9
  12. ^ a b c 「レソト王国おうこく基礎きそデータ」 日本国にっぽんこく外務省がいむしょう 平成へいせい31年ねん3月がつ1日にち 2019年ねん9月がつ15日にち閲覧えつらん
  13. ^ 片山かたやま正人まさと「現代げんだいアフリカ・クーデター全ぜん史し」叢くさむら文ぶん社しゃ 2005年ねん、434ページ　ISBN 4-7947-0523-9
  14. ^ レソトでクーデターか＝首相しゅしょう逃亡とうぼう、軍ぐんは否定ひてい（CNN、2014年ねん8月がつ30日にち付づけ）。2014年ねん11月1日にち閲覧えつらん
  15. ^ 「軍ぐんがクーデター、首相しゅしょうは隣国りんごく南なんアに一時いちじ避難ひなん−南なんアはジンバブエやナミビアと対応たいおうを協議きょうぎ−(アフリカ、レソト)」 JETRO　2014年ねん09月がつ08日にち　2019年ねん9月がつ15日にち閲覧えつらん
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  19. ^ a b c 田辺たなべ裕ひろし、島田しまだ周平しゅうへい、柴田しばた匡ただし平ひらめ、1998、『世界せかい地理ちり大だい百科ひゃっか事典じてん2 アフリカ』p.652、朝倉書店あさくらしょてん ISBN 4254166621
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  22. ^ “レソトで総そう選挙せんきょ実施じっし、実業じつぎょう家かのマテカネ氏しが首相しゅしょう就任しゅうにん(レソト、南みなみアフリカ共和きょうわ国こく) | ビジネス短信たんしん ―ジェトロの海外かいがいニュース”. ジェトロ. 2023年ねん10月がつ17日にち閲覧えつらん。
  23. ^ “Lesotho's election winner announces new coalition government” (英語えいご). AP News (2022年ねん10月がつ11日にち). 2023年ねん10月がつ17日にち閲覧えつらん。
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  37. ^ a b c 「各国かっこく別べつ　世界せかいの現勢げんせいⅠ」（岩波いわなみ講座こうざ　現代げんだい　別巻べっかんⅠ）p397　1964年ねん9月がつ14日にち第だい1刷さつ　岩波書店いわなみしょてん
  38. ^ a b c https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000480563.pdf　「アフリカ各国かっこくトピックス　レソト王国おうこく」日本国にっぽんこく外務省がいむしょう　令れい和わ元年がんねん8月がつ23日にち　2020年ねん5月がつ5日にち閲覧えつらん
  39. ^ a b http://lesothotokyo.com/jpn/trip/index.html　「観光かんこう＆旅行りょこう」レソト王国おうこく大使館たいしかん　2020年ねん5月がつ5日にち閲覧えつらん
  40. ^ https://www.cnn.co.jp/business/35058496.html　「アフリカの高地こうちでマス養殖ようしょく　日本にっぽんにも輸出ゆしゅつ」CNN　2015.01.17　2020年ねん5月がつ5日にち閲覧えつらん
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  43. ^ https://www.afpbb.com/articles/-/3158669?cx_part=search　「史上しじょう5番目ばんめに大おおきいダイヤ発見はっけん、910カラット アフリカ南部なんぶ」AFPBB　2018年ねん1月がつ16日にち　2020年ねん5月がつ4日にち閲覧えつらん
  44. ^ https://www.afpbb.com/articles/-/3184691　「冬季とうき五輪ごりんも夢ゆめじゃない、アフリカのスキーリゾート　レソト」AFPBB　2018年ねん8月がつ26日にち　2020年ねん5月がつ4日にち閲覧えつらん
  45. ^ 「移民いみん」佐藤さとう誠まこと/「南みなみアフリカを知しるための50章しょう」p323-325　峯みね陽一よういち編著へんちょ　明石書店あかししょてん　2010年ねん4月がつ25日にち初版しょはん第だい1刷さつ　
  46. ^ 田辺たなべ裕ひろし、島田しまだ周平しゅうへい、柴田しばた匡ただし平ひらめ、1998、『世界せかい地理ちり大だい百科ひゃっか事典じてん2 アフリカ』p.660-661、朝倉書店あさくらしょてん ISBN 4254166621
  47. ^ Healthy life expectancy (HALE) at birth, WHO, (2020-12-04), http://apps.who.int/gho/data/node.main.688?lang=en 2021年ねん3月がつ15日にち閲覧えつらん。 
  48. ^ 三省堂さんせいどう編修へんしゅう所しょ 編へん『コンサイス 外国がいこく地名ちめい事典じてん』（3版はん）三省堂さんせいどう、1998年ねん、1121頁ぺーじ。ISBN 4-385-15338-8。 

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