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ジンバブエ - Wikipedia
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ジンバブエ

アフリカ南部なんぶの国くに
ジンバブエ共和きょうわ国こく
ジンバブエの国旗 ジンバブエの国章
（国旗こっき） (国くに章あきら)
国くにの標語ひょうご：Unity, Freedom, Work
（英語えいご: 統一とういつ、自由じゆう、労働ろうどう）
国歌こっか：ジンバブエの大地だいちに祝福しゅくふくを
ジンバブエの位置
公用こうよう語ご 16の公用こうよう語ご（英語えいご版ばん）
首都しゅと ハラレ
最大さいだいの都市とし ハラレ
政府せいふ
大統領だいとうりょう エマーソン・ムナンガグワ
第だい一いち副ふく大統領だいとうりょう コンスタンティノ・チウェンガ（英語えいご版ばん）
第だい二に副ふく大統領だいとうりょうケムボ・モハディ（英語えいご版ばん）
面積めんせき
総計そうけい 390,757km2（61位い）
水面すいめん積せき率りつ 1.0%
人口じんこう
総計そうけい（2020年ねん） 14,863,000[2]人ひと（72位い）
人口じんこう密度みつど 38.4[2]人ひと/km2
GDP（自国じこく通貨つうか表示ひょうじ）
合計ごうけい（2019年ねん） 1596億おく4100万まんジンバブエ・ゴールド※1[3]
GDP（MER）
合計ごうけい（2019年ねん） 195億おく8700万まん[3]ドル（127位い）
1人ひとりあたり 1,314.090(推計すいけい)[3]ドル
GDP（PPP）
合計ごうけい（2019年ねん） 352億おく7200万まん[3]ドル（126位い）
1人ひとりあたり 2,366.359(推計すいけい)[3]ドル
独立どくりつ宣言せんげん（イギリスより）
ローデシアとして
（国際こくさい的てきに承認しょうにんされず）		1965年ねん11月11日にち
ジンバブエとして1980年ねん4月がつ18日にち
通貨つうか ジンバブエ・ゴールド（???）[4][5]、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくドル（USD、暫定ざんてい）※1
時間じかん帯たい UTC+2 (DST:なし)
ISO 3166-1 ZW / ZWE
ccTLD .zw
国際こくさい電話でんわ番号ばんごう 263
※1 当時とうじの通貨つうかはRTGSドル。
※2 #通貨つうかも参照さんしょう。

ジンバブエ共和きょうわ国こく（ジンバブエきょうわこく、英えい: Republic of Zimbabwe）、通称つうしょうジンバブエは、アフリカ大陸たいりくの南部なんぶに位置いちする共和きょうわ制せい国家こっか。首都しゅとはハラレ。

内陸ないりく国こくであり、モザンビーク、ザンビア、ボツワナ、南みなみアフリカ共和きょうわ国こくに隣接りんせつする。なお、地図ちずを一見いっけんすると接せっしているように見みえるナミビアとは、ザンビア、ボツワナを挟はさんで150メートルほど離はなれている。2003年ねんに脱退だったいするまでイギリス連邦れんぽうの加盟かめい国こくだった。

初代しょだい首相しゅしょう、2代目だいめ大統領だいとうりょうを務つとめたロバート・ムガベは1980年ねんのジンバブエ共和きょうわ国こく成立せいりつ以来いらい、37年ねんの長期ちょうきに渡わたって権力けんりょくの座ざにつき、その強権きょうけん的てきな政治せいじ手法しゅほうが指摘してきされてきたが、2017年ねん11月の国防こくぼう軍ぐんによるクーデターで失脚しっきゃくした[6][7]。

国名こくめい 編集へんしゅう

正式せいしき名称めいしょうは英語えいごで Republic of Zimbabwe（リパブリク・オヴ・ズィンバーブウェ）。通称つうしょう Zimbabwe。日本語にほんごの表記ひょうきはジンバブエ共和きょうわ国こくもしくはジンバブウェ共和きょうわ国こく。通称つうしょうジンバブエ。日本にっぽんでの漢字かんじ表記ひょうきは「辛からし巴ともえ威たけし」。中国ちゅうごくでは辛からし巴ともえ威たけしに加くわえ、「津つ巴ともえ布ぬの韋」とも表記ひょうきされる。

国名こくめいはショナ語ごで「石いしの館かん（家いえ）」を意味いみし、ジンバブエ国内こくないにあるグレート・ジンバブエ遺跡いせきに由来ゆらいする。かつては南みなみローデシアと呼よばれていた。

歴史れきし 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「ジンバブエの歴史れきし（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

ジンバブエの植民しょくみん地ち化か以前いぜんの時代じだい (1000年ねん–1887年ねん) 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「ジンバブエの植民しょくみん地ち化か以前いぜんの時代じだい（英語えいご版ばん）」および「バントゥー族ぞくの拡散かくさん（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう
 
世界せかい遺産いさん、グレート・ジンバブエ遺跡いせき

12世紀せいきごろ、リンポポ川がわ中ちゅう流域りゅういきにマプングヴエ王国おうこくが成立せいりつし、次ついで13世紀せいきから14世紀せいき中なかには、グレート・ジンバブエと呼よばれている王国おうこくが栄さかえた。グレートジンバブエの遺構いこうからは、中国ちゅうごく製せい陶器とうきが発見はっけんされており、かなり大だい規模きぼな交易こうえきを行おこなっていたようである。15世紀せいきごろ、グレートジンバブエは放棄ほうきされ、代かわってザンベジ川がわ中ちゅう流域りゅういきにモノモタパ王国おうこく、現げんブラワヨ周辺しゅうへんのカミ遺跡いせきを首都しゅととしてトルワ王国おうこくが興おこり、覇権はけんを握にぎった。

16世紀せいきから17世紀せいきにかけて、ポルトガル人ひとの侵入しんにゅうに苦くるしむが、撃退げきたい。地方ちほう首長しゅちょう国こくの分立ぶんりつ状態じょうたいとなる。

植民しょくみん地ち時代じだい (1888年ねん–1965年ねん) 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「南みなみローデシア」、「ローデシア・ニヤサランド連邦れんぽう」、および「ローデシア問題もんだい」を参照さんしょう

19世紀せいき後半こうはんにイギリス南みなみアフリカ会社かいしゃに統治とうちされた後のち、第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせん後のちにイギリスの植民しょくみん地ちに組くみ込こまれ、イギリス南みなみアフリカ会社かいしゃ設立せつりつ者しゃでジンバブエのマトボに葬ほうむられたケープ植民しょくみん地ち首相しゅしょうのセシル・ローズの名なから、「ローズの家いえ」の意いを込こめ英えい領りょう南みなみローデシアとなった。国土こくどのほとんどは白人はくじん農場のうじょう主ぬしの私有地しゆうちとなり、住民じゅうみん達たちは先祖せんぞの墓参はかまいりの自由じゆうすらなかった。

独立どくりつと内戦ないせん (1965年ねん–1979年ねん) 編集へんしゅう

 
ローデシアとその支援しえん国こく（青あお、1975年ねん）
詳細しょうさいは「ローデシア」、「ローデシア紛争ふんそう」、「ジンバブエ・ローデシア」、および「en:Lancaster House Agreement」を参照さんしょう

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんが終結しゅうけつし、世界せかいが脱だつ植民しょくみん地ち化か時代じだいに突入とつにゅうすると、南みなみローデシアでも1960年代ねんだいから黒人こくじんによる独立どくりつ運動うんどうが本格ほんかく的てきに展開てんかいされたが、民族みんぞく解放かいほうまでの道みちのりは険けわしく、1965年ねんには世界中せかいじゅうから非難ひなんを浴あびる中なかで植民しょくみん地ち政府せいふ首相しゅしょうイアン・スミスが白人はくじん中心ちゅうしんのローデシア共和きょうわ国こくの独立どくりつを宣言せんげんし、人種じんしゅ差別さべつ政策せいさくを推おし進すすめた。これに対たいして黒人こくじん側がわもスミス政権せいけん打倒だとうと黒人こくじん国家こっかの樹立じゅりつを目指めざしてゲリラ戦せんを展開てんかい。1979年ねん、ジンバブエ・ローデシアへの国名こくめい改称かいしょうとともに黒人こくじんへ参政さんせい権けんが付与ふよされ、黒人こくじんのムゾレワ首相しゅしょうが誕生たんじょうした。しかし、白人はくじんが実権じっけんを持もち続つづける体制たいせいだったため、国際こくさい的てき承認しょうにんは得えられず戦闘せんとうも収拾しゅうしゅうしなかった。1979年ねん末まつイギリスの調停ちょうていにより100議席ぎせき中ちゅう20議席ぎせきを白人はくじんの固定こてい枠わくとすることで合意ごうい、ローデシア紛争ふんそうは終結しゅうけつした。

独立どくりつ後ご (1980年ねん–1999年ねん) 編集へんしゅう

1980年ねんの総そう選挙せんきょの結果けっか、ジンバブエ共和きょうわ国こくが成立せいりつし、カナーン・バナナが初代しょだい大統領だいとうりょうに、そしてロバート・ムガベが初代しょだい首相しゅしょうに就任しゅうにんした。1987年ねんからは大統領だいとうりょうが儀礼ぎれい的てき役割やくわりを果はたしていた議院ぎいん内ない閣かく制せいを廃はいして大統領だいとうりょう制せいに移行いこうし、首相しゅしょう職しょくも廃止はいしされ、それまで首相しゅしょうだったムガベが大統領だいとうりょうに就任しゅうにん。ムガベはその座ざを93歳さいとなる2017年ねんまで維持いじすることになる。

経済けいざい危機ききとハイパーインフレ (1999–2008) 編集へんしゅう

コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こくへの派兵はへい 編集へんしゅう

1999年ねん、コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こく（以後いご、コンゴと表記ひょうき）のカビラ大統領だいとうりょうと親交しんこうのあったムガベ大統領だいとうりょうは内戦ないせん（第だい二に次じコンゴ戦争せんそう）が勃発ぼっぱつしたコンゴに約やく1万まん人にんの軍ぐんを派兵はへいした。コンゴのカビラ大統領だいとうりょうを支ささえるという名目めいもくだったが、真しんの目的もくてきとしてコンゴにあるムガベ一族いちぞく所有しょゆうのダイヤモンド鉱山こうざんを守まもる事ことや、それらのダイヤモンドのほか銅どうや金きむなど、コンゴの地下ちか資源しげんを狙ねらう理由りゆうがあった。反対はんたい運動うんどうがコンゴの都市とし部ぶを中心ちゅうしんに活発かっぱつに起おき、派兵はへい直後ちょくごにカビラ大統領だいとうりょうが暗殺あんさつされるなどコンゴ派兵はへいは混乱こんらんを招まねいた。ムガベ大統領だいとうりょうは第だい二に次じコンゴ戦争せんそうへの派兵はへいに専念せんねんしていったため、ジンバブエの経済けいざいや医療いりょう、教育きょういくなどが悪化あっかしていった。

そのためムガベ大統領だいとうりょうへの批判ひはんが相次あいつぎ、イギリスのマスメディアなどは、ムガベ大統領だいとうりょうは批判ひはんを避さける目的もくてきで白人はくじん農場のうじょうを強制きょうせい収用しゅうようする政策せいさくにすり替かえていったとしている。

白人はくじん大だい農場のうじょうの強制きょうせい収用しゅうよう 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「en:Land reform in Zimbabwe」を参照さんしょう
 
2003年ねん以降いこうのジンバブエ・ドルのハイパーインフレーション（単位たんいはデノミネーション前まえのZWD、対数たいすう表示ひょうじ）

ムガベは初はじめは黒人こくじんと白人はくじんの融和ゆうわ政策せいさくを進すすめ[8]、国際こくさい的てきにも歓迎かんげいされてきたが、2000年ねん8月がつから4,500人にんの白人はくじんが所有しょゆうする4,000箇所かしょ以上いじょうの大だい農場のうじょうの強制きょうせい収用しゅうようを政策せいさく化かし、協同きょうどう農場のうじょうで働はたらく黒人こくじん農民のうみんに再さい分配ぶんぱいする「ファスト・トラック」が開始かいしされた[8]。

この結果けっか、白人はくじん地主じぬしが持もっていた農業のうぎょう技術ぎじゅつが失うしなわれ、食糧しょくりょう危機ききや第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ご、世界せかい最悪さいあくになるジンバブエ・ドルのハイパーインフレーションが発生はっせいした。こうした経済けいざい混乱こんらんに、ムガベの長期ちょうき政権せいけん・一いち党とう支配しはいに対たいする不満ふまんと相あいまって、治安ちあんの悪化あっかも問題もんだいとなった。また、言論げんろんの統制とうせいなどの強権きょうけん的てきな政策せいさくは、外国がいこくや人権じんけん団体だんたいなどから批判ひはんを受うけている。

なお本ほん政策せいさくについては、2020年ねん8月がつに後継こうけいのムナンガグワ政権せいけんが農地のうちを収用しゅうようされた白人はくじん農業のうぎょう経営けいえい者しゃらに対たいして35億おくUSドル（約やく3700億おく円えん）の保証ほしょう金きんを支払しはらうことで合意ごういしたほか、農地のうちの所有しょゆう権けんの返還へんかん申請しんせいを可能かのうとすることを発表はっぴょうしている[9]。

反対はんたい派はへの弾圧だんあつ 編集へんしゅう

2005年ねん5月がつには「ムラムバツビナ作戦さくせん（英語えいご版ばん）」によって地方ちほうの貧まずしい都市とし地域ちいきおよび周辺しゅうへん都市とし地域ちいきを標的ひょうてきに大だい規模きぼな強制きょうせい退去たいきょと住居じゅうきょ破壊はかいを行おこない[10]、さらには2007年ねん3月がつ11日にち、警察けいさつによって活動かつどう家かギフト・タンダレ（英語えいご版ばん）が暗殺あんさつされている。

2008–現在げんざい 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「en:Zimbabwean cholera outbreak」、「en:2008–09 Zimbabwean political negotiations」、および「en:Zimbabwean constitutional referendum, 2013」を参照さんしょう

コレラ流行りゅうこうが2008年ねん8月がつに始はじまり、患者かんじゃ総数そうすう91,164人にん、死者ししゃ総数そうすう4,037人にんに達たっしている。2009年ねん2月がつ初はじめのピーク時じには一いち週間しゅうかんで新しん患者かんじゃ数すう8,008人にんを超こえた。WHO（国連こくれん世界せかい保健ほけん機関きかん）によると2009年ねん3月がつ14日にちまでの1週間しゅうかんに報告ほうこくされた新しん患者かんじゃ数すうは2,076人にんで先週せんしゅうの3,812人にんから減少げんしょうした。致死ちし率りつも1月がつの6%弱じゃくから2.3%に低下ていかした。発生はっせい数すうは全体ぜんたいとして低下ていかしたが、首都しゅとハラレとその周辺しゅうへんでは増加ぞうかの傾向けいこうにある。

ムガベの後継こうけい者しゃ争あらそいは2017年ねん11月15日にちの国防こくぼう軍ぐんによる事実じじつ上じょうのクーデターを招まねき、ムガベは大統領だいとうりょうの座ざを追おわれた[7][6]。

「2017年ねんジンバブエクーデター」も参照さんしょう

2020年ねん7月がつ、国内こくないで2019新型しんがたコロナウイルスが拡大かくだいした際さいには、国民こくみんに対たいしてマスクの着用ちゃくようなど検疫けんえき規則きそくを遵守じゅんしゅするよう指示しじ。しかし国民こくみんの大半たいはんは従したがわず、市民しみん10万まん人にん以上いじょうが警察けいさつに逮捕たいほされた。また、隔離かくり施設しせつに収容しゅうようされた陽性ようせい患者かんじゃ276人にん以上いじょうが逃亡とうぼうするなど無秩序むちつじょな衛生えいせい状態じょうたいとなった[11]。

2020年ねん8月がつ、ジンバブエ国家こっか統計とうけい庁ちょうは、同年どうねん7月がつの物価ぶっか上昇じょうしょう率りつが年率ねんりつ840％近ちかくまで上昇じょうしょうしたと発表はっぴょう。インフレが再ふたたび悪化あっかする兆きざしが生しょうじた[12]。

政治せいじ 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「ジンバブエの政治せいじ」を参照さんしょう
「ジンバブエの政党せいとう」および「ジンバブエ議会ぎかい」も参照さんしょう
 
第だい2代だい大統領だいとうりょうロバート・ムガベ

野党やとう勢力せいりょくへの迫害はくがいが強つよく、野党やとうの政治せいじ家か、野党やとう支持しじ者しゃへの暴行ぼうこう・虐殺ぎゃくさつ・拉致らちなどが常態じょうたい化かしており、激はげしい対立たいりつが続つづいている。ムガベ大統領だいとうりょうによる独裁どくさい政治せいじ体制たいせいが長ながきに渡わたり続つづいた。

ローデシア共和きょうわ国こく初代しょだい首相しゅしょうであったイアン・スミスは、政界せいかい復帰ふっきを狙ねらっていると伝つたえられていたが、2007年ねん11月20日にちに南みなみアフリカ共和きょうわ国こく・ケープタウンの自宅じたくで心不全しんふぜんにより88歳さいで死去しきょした[要よう検証けんしょう – ノート]。

2008年ねん3月29日にちより大統領だいとうりょう選挙せんきょが始はじまり、現職げんしょくの与党よとうジンバブエ・アフリカ民族みんぞく同盟どうめい愛国あいこく戦線せんせんのムガベ大統領だいとうりょう他た、与党よとうから造反ぞうはんしたシンバ・マコニ元もと財務ざいむ相しょうと最大さいだい野党やとうの民主みんしゅ変革へんかく運動うんどう（MDC）のモーガン・ツァンギライ議長ぎちょうが立候補りっこうほしていたが、ムガベ政権せいけんからの弾圧だんあつによりツァンギライ議長ぎちょうは出馬しゅつばの取とり止やめを余儀よぎなくされた。これにより、ムガベ大統領だいとうりょうは欧米おうべいからの決選けっせん投票とうひょう延期えんき要請ようせいを無視むしし、投票とうひょうを強行きょうこう、勝利しょうりしたと宣言せんげんした。7月がつ11日にち、国際こくさい連合れんごう安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいにジンバブエ政府せいふ非難ひなんと、ムガベ大統領だいとうりょうら政権せいけん幹部かんぶの資産しさん凍結とうけつ・渡航とこう禁止きんしなどの制裁せいさい決議けつぎ案あんが提出ていしゅつされた。しかし、中国ちゅうごくとロシアが内政ないせい問題もんだいであるとして拒否きょひ権けんを発動はつどうし、否決ひけつされた。賛成さんせい9（アメリカ、フランス、イギリス、イタリア、ベルギー、パナマ、クロアチア、コスタリカ、ブルキナファソ）、反対はんたい5（中なか、露ろ、南みなみアフリカ、リビア、ベトナム）、棄権きけん1（インドネシア）だった。その後ごもアメリカ国務こくむ長官ちょうかんコンドリーザ・ライスは、ムガベ政権せいけんの海外かいがい資産しさんを凍結とうけつするなどの制裁せいさい措置そちをイギリスやアフリカの同盟どうめい国こくと協議きょうぎする事ことを明あきらかにした[13]。2009年ねん2月がつ11日にち、連立れんりつ政権せいけんが樹立じゅりつしMDCツァンギライ議長ぎちょうが首相しゅしょうに就任しゅうにんしたため独裁どくさい体制たいせいに区切くぎりがついた形かたちだが、現地げんちの英国えいこく大使館たいしかんが地元じもと紙しに「ムガベ大統領だいとうりょうが退陣たいじんしない限かぎり意味いみがない」という広告こうこくを出だすなど、懐疑かいぎ論ろんも強つよく残のこった[14]。

ムガベの後継こうけいをめぐってグレース・ムガベ夫人ふじんと、軍ぐんの支持しじを得えるエマーソン・ムナンガグワとの間あいだで争あらそいが勃発ぼっぱつした。2017年ねん11月6日にちにムガベがムナンガグワを第だい1副ふく大統領だいとうりょうから解任かいにんしたことで国防こくぼう軍ぐんが反旗はんきを翻ひるがえし事実じじつ上じょうのクーデターを企図きとし、ムガベは自宅じたく軟禁なんきん下かに置おかれ、軍ぐんが国家こっか権力けんりょくを掌握しょうあく[6]。11月21日にちに議会ぎかいでムガベの弾劾だんがい手続てつづきが開始かいしされ[15]、ムガベは辞表じひょうを提出ていしゅつ。37年間ねんかんに及およぶ長期ちょうき政権せいけんに幕まくが下おりた[7]。首相しゅしょう職しょくは2013年ねんに廃止はいしされた。

国外こくがいメディアの報道ほうどう規制きせい 編集へんしゅう

国内こくないでは厳きびしい報道ほうどう規制きせいが敷しかれ、政府せいふはCNN・BBCといった欧米おうべいメディアによる取材しゅざいを禁止きんししている。宗主そうしゅ国こくであったイギリスに対たいするジンバブエ国民こくみんの悪感情あくかんじょうは根強ねづよい。またイギリス側がわのジンバブエ報道ほうどうも、過度かどに扇情せんじょう的てきであるとの指摘してきもされている。

日本にっぽん、ガボンと同おなじく、取材しゅざい対象たいしょうの公的こうてき機関きかんが一部いちぶの報道ほうどう機関きかんに対たいして排他はいた的てきかつ独占どくせん的てきな便宜べんぎを供与きょうよ（取材しゅざい場所ばしょの提供ていきょう、取材しゅざい費用ひようの負担ふたんなど）する形かたちの記者きしゃクラブ制度せいどを有ゆうする。

国際こくさい関係かんけい 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「ジンバブエの国際こくさい関係かんけい（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

前述ぜんじゅつの植民しょくみん地ち時代じだいの影響えいきょうで反はん英えい感情かんじょうまたは反はん白人はくじん感情かんじょうが強つよく、CNNやBBCの取材しゅざいを禁きんじているほか、白人はくじんの持もつ農地のうちの強引ごういんな国有こくゆう化か、白人はくじん所有しょゆう大だい農場のうじょうの強制きょうせい収用しゅうようなどの政策せいさくが行おこなわれた。ムガベ大統領だいとうりょうの思想しそうも影響えいきょうしており、ムガベは自分じぶんを非難ひなんしたアメリカのライス国務こくむ長官ちょうかんを「白人はくじんの奴隷どれい」と指摘してきし、過去かこのアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの黒人こくじん奴隷どれい制度せいどの批判ひはんもしていたため反米はんべい感情かんじょうもある。その一方いっぽうで、2014年ねん現在げんざいでジンバブエが支援しえんを受うけている二に大だい主要しゅよう国こくはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく（約やく178百ひゃく万まんドル）とイギリス（約やく171百ひゃく万まんドル）という構図こうずとなっている[16]。

非ひ白人はくじん国家こっかである中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくや南みなみアフリカ共和きょうわ国こくと友好ゆうこう関係かんけいを深ふかめており、両国りょうこくの影響えいきょう力りょくが極きわめて強つよい[17]。特とくに中国ちゅうごくは大統領だいとうりょうになる前まえからムガベを支援しえんしていた関係かんけいにあり[18][19][20][21]、ムガベの後継こうけい者しゃの座ざを争あらそったグレース夫人ふじんとムナンガグワはどちらも中国ちゅうごくへの留学りゅうがく歴れきを持もっている[22][23][24][25]。ムガベは白人はくじん社会しゃかいの欧米おうべい諸国しょこくやオーストラリアへの入国にゅうこくを禁止きんしされているが、香港ほんこん、シンガポール、マレーシアで別荘べっそうを購入こうにゅうするなど豪華ごうかな生活せいかつを堪能たんのうしている。アメリカ、イギリス、フランスはジンバブエへの経済けいざい制裁せいさいを求もとめているが、他たの常任じょうにん理事りじ国こくの中国ちゅうごく、ロシアはジンバブエへの経済けいざい制裁せいさいは内政ないせい問題もんだいという理由りゆうで拒否きょひ権けんを発動はつどうした。

日本にっぽんとの関係かんけい 編集へんしゅう

「日本にっぽんとジンバブエの関係かんけい」を参照さんしょう

司馬しば江漢こうかんが、長崎ながさきに赴おもむいた時ときの事ことを記しるした「西遊せいゆう日記にっき（1788年ねん）」にて、「此黒くろ坊ぼうと云うんは…ヤハ〔ジャワ〕嶋しまの者もの、或あるいはアフリカ大州おおずの中なかモノモウタアパと云うん処しょの熱ねつ国こくの産さんれなり」と、出島でじまにオランダ人じんの召使めしつかいとして住すんでいた東南とうなんアジア人じんやアフリカ人じんの記録きろくを残のこしている。この「モノモウタアパ」なる土地とちは、現在げんざいのジンバブエと言いわれている[26]。

駐ちゅう日にちジンバブエ大使館たいしかん 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「駐ちゅう日にちジンバブエ大使館たいしかん」を参照さんしょう
 
ジンバブエ大使館たいしかん全景ぜんけい

ジンバブエ駐ちゅう日び大使たいし公邸こうてい 編集へんしゅう

 
ジンバブエ大使たいし公邸こうてい

地方ちほう行政ぎょうせい区分くぶん 編集へんしゅう

 
ジンバブエの行政ぎょうせい区画くかく
詳細しょうさいは「ジンバブエの行政ぎょうせい区画くかく」を参照さんしょう
  1. ブラワヨ市し
  2. ハラレ市し
  3. マニカランド州しゅう（東部とうぶ）
  4. マショナランド中央ちゅうおう州しゅう（北部ほくぶ）
  5. マショナランド東部とうぶ州しゅう（北部ほくぶ）
  6. マショナランド西部せいぶ州しゅう（北部ほくぶ）
  7. マスィンゴ州しゅう（南東なんとう部ぶ）
  8. 北きたマタベレランド州しゅう（西部せいぶ）
  9. 南みなみマタベレランド州しゅう（西部せいぶ）
  10. ミッドランズ州しゅう

主要しゅよう都市とし 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「ジンバブエの都市としの一覧いちらん」を参照さんしょう

主要しゅような都市としはハラレ（首都しゅと）、ブラワヨがある。

地理ちり 編集へんしゅう

 
ジンバブエの地図ちず
 
ヴィクトリア滝たき
詳細しょうさいは「ジンバブエの地理ちり（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

ジンバブエはアフリカ南部なんぶに位置いちし、モザンビーク、南みなみアフリカ、ボツワナ、ザンビアと国境こっきょうを接せっする。内陸ないりく国こくである。座標ざひょうは東経とうけい30度ど・南緯なんい20度どのあたり。

面積めんせきは390,580 km2、うち陸地りくち面積めんせきが 386,670 km2、内水うすい面めん面積めんせきが 3,910 km2を占しめる。面積めんせきは日本にっぽんと比くらべると僅わずかに広ひろい。気候きこうは熱帯ねったい性せいであるが、高地こうちのためやや温暖おんだんである。雨季うきは11月から3月がつにかけて続つづく。地形ちけいは高原こうげんが大だい部分ぶぶんを占しめる。東部とうぶは山岳さんがく地帯ちたいである。国内こくない最低さいてい地点ちてんはルンデ川がわ（英語えいご版ばん）とサビ川かわ（英語えいご版ばん）の合流ごうりゅう地点ちてんで標高ひょうこう162 m、最高さいこう地点ちてんはンヤンガニ山さん（英語えいご版ばん）（ショナ語ご: Gomo reNyangani、旧きゅうインヤンガニ山さん）で標高ひょうこう2,592 m。

北きたのザンビアとの国境こっきょうにはザンベジ川がわが流ながれ、ヴィクトリア滝たきがある。南みなみの南みなみアフリカとの国境こっきょうにはリンポポ川がわが流ながれる。

経済けいざい 編集へんしゅう

 
首都しゅとハラレ
 
主要しゅよう作物さくもつの作付さくづけ面積めんせき（左ひだり1999-2000年ねん、右みぎ2007-8年ねん、上うえからタバコ、大豆だいず、トウモロコシ、いずれも激減げきげん）
詳細しょうさいは「ジンバブエの経済けいざい（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

石炭せきたん、クロム鉱石こうせき、アスベスト、金きむ、ニッケル、銅どう、鉄てつ鉱石こうせき、バナジウム、リチウム、錫すず、プラチナを産むし、農業のうぎょう・観光かんこうと共ともに重要じゅうような外貨がいか獲得かくとく産業さんぎょうである。とくに白金はっきんは世界せかい最大さいだい級きゅうの埋蔵まいぞう量りょうを誇ほこり、2006年ねんに発見はっけんされたダイアモンド鉱山こうざんも2014年ねんに12百ひゃく万まんカラットと世界せかい有数ゆうすうの産出さんしゅつ量りょうがある。ビクトリア滝たきに代表だいひょうされる観光かんこう資源しげんだが森林しんりん破壊はかいによる野生やせい動物どうぶつの減少げんしょうが深刻しんこく化かしている。

IMFの統計とうけいによると、2013年ねんのジンバブエのGDPは132億おくドルである。一人ひとり当あたりのGDPは1,007ドルであり、隣接りんせつする南みなみアフリカ共和きょうわ国こくやボツワナと比くらべると大幅おおはばに低ひくい水準すいじゅんにある。

かつては農業のうぎょう、鉱業こうぎょう、工業こうぎょうのバランスの取とれた経済けいざいを有ゆうする国家こっかであった。白人はくじん大だい規模きぼ農家のうかによる非常ひじょうに効率こうりつ的てきな農業のうぎょうが行おこなわれており、外貨がいか収入しゅうにゅうの半数はんすうを農産物のうさんぶつの輸出ゆしゅつで得えている農業のうぎょう国こくとして、ヨーロッパから「アフリカの穀物こくもつ庫こ」と呼よばれていたほどであった[8]。特とくに小麦こむぎの生産せいさん性せいは高たかく、10アールあたりの単位たんい収量しゅうりょうは1980年代ねんだいから1990年代ねんだいにかけては550kgから600kgにものぼり、ヨーロッパ諸国しょこくと肩かたを並ならべ世界せかい最高さいこう水準すいじゅんに達たっしていた[28]。

白人はくじん農家のうかに対たいする強制きょうせい土地とち収用しゅうよう政策せいさくの開始かいし後ご、ノウハウを持もつ白人はくじん農家のうかの消滅しょうめつ、大だい規模きぼ商業しょうぎょう農業のうぎょうシステムの崩壊ほうかい[8]により、農作物のうさくもつの収量しゅうりょうは激減げきげんした。基幹きかん産業さんぎょうの農業のうぎょうの崩壊ほうかいによって生しょうじた外貨がいか不足ふそくは、さらに部品ぶひんを輸入ゆにゅうで調達ちょうたつしていた工業こうぎょうにも打撃だげきを与あたえ、経済けいざいは極度きょくどに悪化あっかした[8]。2002年ねんには経済けいざい成長せいちょう率りつは-12.1%を記録きろくした。旱魃かんばつにより食糧しょくりょう不足ふそくが深刻しんこく化かし、加くわえて欧米おうべい各国かっこくによる経済けいざい制裁せいさいが影響えいきょうし、2003年ねん末すえには600%のインフレが発生はっせい。2006年ねん4月がつには1,000%以上いじょうに達たっした[29]。

2007年ねん8月がつ23日にち、ジンバブエ政府せいふが国内こくないの外資がいし系けい企業きぎょうに対たいして株式かぶしきの過半数かはんすうを「ジンバブエの黒人こくじん」に譲渡じょうとするよう義務付ぎむづける法案ほうあんを国会こっかいに提出ていしゅつ、9月26日にちに通過つうかした[30]。

通貨つうか 編集へんしゅう

2024年ねん4月がつ8日にちよりジンバブエ・ゴールド（ZiG）が法定ほうてい通貨つうかと定さだめられているが、4月がつ30日にちまでは紙幣しへいは発行はっこうされない。国内こくないの取引とりひきにはもっぱら米あめりかドルが使用しようされており、自国じこく通貨つうかの支払しはらいを拒否きょひする店舗てんぽもある。硬貨こうかは慢性まんせい的てきに不足ふそくしており、釣つり銭せんの代かわりにお菓子かしが渡わたされることもあるという[31]。

初代しょだい通貨つうかのジンバブエ・ドルは2000年代ねんだいに発生はっせいしたハイパーインフレーションにより価値かちを失うしない、2015年ねんに廃止はいしが決定けっていされた。代かわって米あめりかドル、ユーロ、英いぎりすポンド、南なんア・ランド、ボツワナ・プラ、人民元じんみんげ、インド・ルピー、豪ごうドル、日本円にほんえんの9つの外国がいこく通貨つうかが法定ほうてい通貨つうかとして順次じゅんじ定さだめられた（複数ふくすう基軸きじく通貨つうか制せい（別名べつめい:複数ふくすう通貨つうか制せい）または通貨つうかバスケット制せいを導入どうにゅう）[32][33]。中なかでも主おもにアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくドルが利用りようされており、南みなみアフリカランドはかろうじて大おおきなスーパーマーケットやジンバブエ南部なんぶでは使つかえるところもあるが、ほとんど使つかわれていない。2016年ねん11月からアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくドルと同等どうとう価値かちの新しん通貨つうかとして「ジンバブエ債券さいけん（英語えいご版ばん）（ボンドノート）」の発行はっこうを開始かいしした[34]。また1ドル以下いかの硬貨こうかに関かんしては、2015年ねん秋あきごろから、政府せいふ発行はっこうのボンドコイン（Bond coin、en:Zimbabwean bond coins）が流通りゅうつうし始はじめ、それまでの南みなみアフリカランドが使つかえなくなった。

2019年ねん2月がつに暫定ざんてい通貨つうかとしてRTGSドル（即時そくじグロス決済けっさいドル）が導入どうにゅうされ、6月24日にちに中央ちゅうおう銀行ぎんこうはこれを唯一ゆいいつの法定ほうてい通貨つうかと定さだめ、外貨がいかを法貨ほうかとして使用しようすることを禁止きんしした[35]。しかし、RTGSドルもまた大だい規模きぼなインフレーションが発生はっせいしており、紙幣しへい不足ふそくのため、2020年ねん3月がつから再ふたたびアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくドルの暫定ざんてい的てきな使用しようが認みとめられている[36]。外貨がいかが利用りようできる期限きげんは2025年ねんと定さだめられていたが、経済けいざいの不安定ふあんてい化かを理由りゆうに2030年ねんまで延長えんちょうされている[37]。

このほかにインフレを抑制よくせいするため、一般いっぱん向むけに2022年ねんに導入どうにゅうされた金貨きんかモシ・オア・トゥーニャ（英語えいご版ばん）[38]、P2PおよびP2B向むけに2023年ねんに導入どうにゅうされたデジタル通貨つうかがある。これらは国内こくないの金かねを裏付うらづけにしている[39]。2024年ねん4月がつ6日にちには金本位きんほんい制せいの新あらたな法定ほうてい通貨つうかとしてジンバブエ・ゴールドが発表はっぴょうされ[4][5]、RTGSドルに代かわって4月がつ8日にちより導入どうにゅうされた[31]。

ジンバブエ・ドル 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「ジンバブエ・ドル」を参照さんしょう
 
2009年ねんに発行はっこうされた100兆ちょうジンバブエドル札さつ

通貨つうかジンバブエ・ドル (ZWD) は、アメリカの評論ひょうろん誌し『Foreign Policy』によれば、2007年ねん調査ちょうさ時点じてんで世界せかいで最もっとも価値かちの低ひくい通貨つうかワースト5の一ひとつとなり[40]、2008年ねん5月に1億おくと2億おく5000万まんの額面がくめんのジンバブエ・ドル札さつが発行はっこうされた後のちも、50億おく、250億おく、500億おくドル札さつの発行はっこうと続つづき、7月がつには1000億おくドル札さつの発行はっこうが行おこなわれた（これは発行はっこう時じの時点じてんで世界せかい最高さいこう額面がくめんの紙幣しへい）。そのため、コンピュータの処理しょりにトラブルが発生はっせいしたことから、中央ちゅうおう銀行ぎんこうはデノミネーションを実施じっしし、大幅おおはばな通貨つうか単位たんいの引ひき下さげを実施じっしした。それにより1000億おくドルが10ドルとなり、対応たいおうした新しん紙幣しへいが発行はっこうされた。しかし、さらにインフレが続つづいたため、12月末まつには100億おくドル新しん紙幣しへいを、2009年ねん1月がつには再ふたたび200億おくドル紙幣しへいと500億おくドル紙幣しへいの発行はっこうを行おこなった。この時点じてんでジンバブエ・ドルの価値かちは、250億おく（25000000000）ジンバブエ・ドル＝1米あめりかドルとなった。年間ねんかんインフレ率りつは約やく2億おく3000万まん%に達たっした（2009年ねん1月がつ）。

法定ほうてい通貨つうかとして使用しようされた外貨がいか 編集へんしゅう

2009年ねん1月がつ29日にち、ジンバブエ政府せいふは完全かんぜんに信用しんようを失うしなったジンバブエ・ドルに代かえてアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくドルや南みなみアフリカランド、ユーロ、英いぎりすポンド、ボツワナ・プラの国内こくない流通りゅうつうを公式こうしきに認みとめ、公務員こうむいんの給与きゅうよも米あめりかドルで支払しはらうことにし、この5通貨つうかを法定ほうてい通貨つうかとした。これにより同国どうこくのハイパーインフレは終息しゅうそくを見みせ、ジンバブエ政府せいふによれば同年どうねん3月がつの物価ぶっかは同どう1月がつ比ひ0.8%減げんとなった[41]。その結果けっか、極度きょくどの経済けいざい混乱こんらんは収束しゅうそくし、12年ねんぶりに経済けいざい成長せいちょうを記録きろくした[42]。2012年ねん現在げんざいは、都市とし部ぶでは経済けいざいの復興ふっこうの傾向けいこうがみられはじめている[43]。2013年ねん1月がつ29日にち、ジンバブエ政府せいふは、前週ぜんしゅうの公務員こうむいんへの給与きゅうよ支払しはらいにともない、国庫こっこ金きんの残高ざんだかが217ドルになったことを明あきらかにした[44]。同時どうじに、年内ねんないに予定よていされている憲法けんぽう改正かいせいをめぐる国民こくみん投票とうひょうと総そう選挙せんきょのための資金しきんが不足ふそくしていることを認みとめ、国際こくさい社会しゃかいの支援しえんを要請ようせいした[45]。

2014年ねん2月がつ、ジンバブエ政府せいふは法定ほうてい通貨つうかとして、さらに中国ちゅうごく人民元じんみんげ、インド・ルピー、豪ごうドル、日本円にほんえんを加くわえ、9通貨つうかを法定ほうてい通貨つうかとした[42]。ジンバブエ政府せいふでは複数ふくすう基軸きじく通貨つうか制せい（別名べつめい：複数ふくすう通貨つうか制せい）または通貨つうかバスケット制せいを導入どうにゅうした。

2014年ねん12月、ジンバブエ準備じゅんび銀行ぎんこうは、ボンドコインと呼よばれる硬貨こうかを発行はっこうした（鋳造ちゅうぞうは南みなみアフリカ国内こくない）。ボンドは債券さいけんに裏付うらづけされていることを意味いみし、公債こうさいコインと訳やくされることがある。価値かちは、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの通貨つうか、セントと同等どうとうの価値かちを有ゆうするものと位置いちづけられているが、過去かこのジンバブエ・ドルの経緯けいいから流通りゅうつうは停滞ていたいしている[46]。

2015年ねん6月がつ、ジンバブエ中央ちゅうおう銀行ぎんこうは、ジンバブエドルを廃止はいしし米あめりかドルに両替りょうがえして回収かいしゅうすると発表はっぴょうした。両替りょうがえレートは1ドル＝3京きょう5千せん兆ちょうジンバブエドル。9月までに終おわらせる[47]。2015年ねん12月、9種しゅの法定ほうてい通貨つうかのうち、中国ちゅうごく人民元じんみんげを2016年ねんより本格ほんかく的てきに流通りゅうつうさせることを決きめた[48]。

2016年ねん5月がつには、ボンドコイン（前出ぜんしゅつ）に続つづき紙幣しへい版ばんのボンドノートも発行はっこうされたが市民しみんから支持しじはされず、2019年ねんにかけて価値かちは急落きゅうらくしている[49][50]。

2019年ねん2月がつ、ボンドノートと電子でんしマネーがRTGSドルに改称かいしょうされた（RTGS=即時そくじグロス決済けっさい）。6月24日にち、ジンバブエ中央ちゅうおう銀行ぎんこうは一切いっさいの外貨がいかを法定ほうてい通貨つうかとして使用しようすることを禁きんじた[51][52]。

国民こくみん 編集へんしゅう

 
伝統でんとう的てきな衣装いしょうに身みを包つつんだショナ人じんの呪術じゅじゅつ医い
詳細しょうさいは「ジンバブエの人口じんこう統計とうけい（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

民族みんぞく 編集へんしゅう

ショナ人じんが71%、ンデベレ人じん（英語えいご版ばん）が16%、その他たのアフリカ系けい（バントゥー系けいのen:Venda people、トンガ族ぞく、シャンガーン人じん、en:Kalanga people、ソト族ぞく、en:Ndau people、en:Nambya）が11%、残のこりはヨーロッパ人じんやアジア人じんなどである。

言語げんご 編集へんしゅう

「ジンバブエの言語げんご（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

公用こうよう語ごは英語えいごだが、ショナ語ご、北きたンデベレ語ごなどが主おもに使つかわれる。

新あらたに公用こうよう語ごとして16言語げんご（チェワ語ご、セナ語ご（バルウェ語ご（フランス語ふらんすご版ばん、クロアチア語ご版ばん）（Chibarwe））、英語えいご、カランガ語ご（英語えいご版ばん）、チュワ語ご（英語えいご版ばん）（コイサン語ご）、ナンビャ語ご（英語えいご版ばん）、ンダウ語ご（英語えいご版ばん）、北きたンデベレ語ご（ンデベレ語ご）、ツォンガ語ご（シャンガーン語ご）、ショナ語ご、ジンバブエ手話しゅわ（英語えいご版ばん）、ソト語ご、トンガ語ご、ツワナ語ご、ヴェンダ語ご、コサ語ご）が定さだめられている。

宗教しゅうきょう 編集へんしゅう

「ジンバブエの宗教しゅうきょう（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

キリスト教きりすときょうと部族ぶぞく宗教しゅうきょうの混合こんごうが50%、キリスト教きょうが25%、部族ぶぞく宗教しゅうきょうが24%、イスラム教いすらむきょうなどが1%となっている。

婚姻こんいん 編集へんしゅう

結婚けっこん時じの姓せいに関かんする法ほうはなく、婚前こんぜんの姓せいをそのまま用もちいる(夫婦ふうふ別姓べっせい)ことも、夫おっとの姓せいに変更へんこうする(夫婦ふうふ同姓どうせい)ことも可能かのう[53]。

教育きょういく 編集へんしゅう

「ジンバブエの教育きょういく（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

イギリスに倣ならい、1月がつに学校がっこうの年度ねんどが始はじまる。6歳さいからの入学にゅうがくで初等しょとう教育きょういく7年ねん、前期ぜんき中等ちゅうとう教育きょういく4年ねんと後期こうき中等ちゅうとう教育きょういく2年ねん、高等こうとう教育きょういくが3年ねん程ほど。識字しきじ率りつは99%[要よう出典しゅってん]。

保健ほけん 編集へんしゅう

「ジンバブエの保健ほけん（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

国民こくみんの約やく3割わりが HIV に感染かんせんしているといわれており、世界せかい保健ほけん機関きかん (WHO) の2006年版ねんばんの「世界せかい保健ほけん報告ほうこく」によると、平均へいきん寿命じゅみょうは36歳さいと世界せかいで最もっとも短みじかい（1990年ねんの時点じてんでは62歳さいであった）。

文化ぶんか 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「ジンバブエの文化ぶんか（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

食しょく文化ぶんか 編集へんしゅう

トウモロコシの粉こなを煮詰につめた「サザ」が主食しゅしょくである。「ムリヲ（ホウレンソウ）」とピーナッツバターを混まぜた「ラリッシュ」という料理りょうりが存在そんざいする。牛うし、豚ぶた、鶏にわとりは一般いっぱん的てきで、全土ぜんどで食たべられている。飲食いんしょく店てんでは、サザと、おかずとしてトマトベースのスープで牛肉ぎゅうにくを煮込にこんだ料理りょうりと、付つけ合あわせのムリヲの組くみ合あわせが一般いっぱん的てき。

文学ぶんがく 編集へんしゅう

「ジンバブエ文学ぶんがく（英語えいご版ばん）」および「アフリカ文学ぶんがく」を参照さんしょう

1960年代ねんだいの独立どくりつ戦争せんそうのころから、チムレンガ文学ぶんがくと呼よばれる文学ぶんがく潮流ちょうりゅうが生うまれた。『骨ほねたち』（1988年ねん）で知しられるチェンジェライ・ホーヴェが、ジンバブエの特とくに著名ちょめいな作家さっかの名なとして挙あげられる。

音楽おんがく 編集へんしゅう

「ジンバブエの音楽おんがく」も参照さんしょう

音楽おんがくはジンバブエの歴史れきしにおいて重要じゅうような役割やくわりを果はたしてきた。祖先そせんの霊れいを呼よぶために使用しようされた伝統でんとう的てきなビラの儀式ぎしきでの重要じゅうような役割やくわりから、独立どくりつ闘争とうそう中ちゅうに歌うたで抗議こうぎするためのプロテスト・ソングまで存在そんざいする。

世界せかい遺産いさん 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「ジンバブエの世界せかい遺産いさん」を参照さんしょう

ジンバブエ国内こくないには、ユネスコの世界せかい遺産いさんリストに登録とうろくされた文化ぶんか遺産いさんが3件けん、自然しぜん遺産いさんが1件けん存在そんざいし、ザンビアにまたがって1件けんの自然しぜん遺産いさんが登録とうろくされている。

祝祭日しゅくさいじつ 編集へんしゅう

「ジンバブエの祝日しゅくじつ（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう
日付ひづけ 日本語にほんご表記ひょうき 現地げんち語ご表記ひょうき 備考びこう
1月がつ1日にち-2日にち 元日がんじつ
2月がつ21日にち 青年せいねんの日ひ
4月がつ18日にち 独立記念日どくりつきねんび
3月 - 4月がつ 聖せい金曜日きんようび 移動いどう祝日しゅくじつ
3月 - 4月がつ 復活ふっかつ祭さい月曜日げつようび 移動いどう祝日しゅくじつ
5月1日にち メーデー
5月25日にち アフリカの日ひ
8月がつ11日にち 英雄えいゆうの日ひ
8月がつ12日にち 国軍こくぐん記念きねん日び
12月22日にち 国民こくみん統合とうごうの日ひ
12月25日にち クリスマス
12月26日にち ボクシング・デー
  • 祝日しゅくじつが日曜日にちようびの場合ばあいは翌日よくじつが振替ふりかえ休日きゅうじつとなる。

スポーツ 編集へんしゅう

 
サッカージンバブエ代表だいひょう
詳細しょうさいは「ジンバブエのスポーツ（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

ジンバブエにおけるスポーツは、過去かこ2回かいワールドカップに出場しゅつじょう経験けいけんのあるラグビー、2003年ねんにケニアや南みなみアフリカとワールドカップを共催きょうさいしたクリケット、さらにはサッカーやテニスなどが、国際こくさい大会たいかいで実績じっせきを残のこしてきた分野ぶんやである。

ゴルフでは、ワールドゴルフランキング1位いにもなった1990年代ねんだいを代表だいひょうするプロゴルファーの一人ひとりであるニック・プライスを輩出はいしゅつしている。さらに競泳きょうえいでは、五輪ごりんや世界せかい水泳すいえいで多おおくのメダル獲得かくとくや世界せかい記録きろくを打うち立たてたカースティ・コベントリーが活躍かつやくしている。

サッカー 編集へんしゅう

「ジンバブエのサッカー（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

ジンバブエ国内こくないでも他たのアフリカ諸国しょこく同様どうようにサッカーが最もっとも人気にんきのスポーツであり、1980年ねんにプロサッカーリーグのジンバブエ・プレミアサッカーリーグが創設そうせつされた。ジンバブエサッカー協会きょうかい（英語えいご版ばん）によって構成こうせいされるサッカージンバブエ代表だいひょうは、これまでFIFAワールドカップには未み出場しゅつじょうである。しかしアフリカネイションズカップには5度どの出場しゅつじょう経験けいけんを有ゆうする。

ジンバブエ人じんの著名ちょめいなサッカー選手せんしゅとしては、イングランド・プレミアリーグで活躍かつやくしたベンジャミン・ムワルワリが挙あげられる。ムワルワリは、マラウイ系けいの両親りょうしんの間あいだにジンバブエ第だい2の都市としブラワヨで生うまれ、国籍こくせきは生うまれ育そだったジンバブエを選択せんたくしている。1998年ねんに代表だいひょうデビューを果はたし、2006年ねんからは代表だいひょうチームの主将しゅしょうも務つとめた。

テニス 編集へんしゅう

テニスは1990年代ねんだいから2000年代ねんだい前半ぜんはんにかけてバイロン・ブラック、ウェイン・ブラック、カーラ・ブラックの「ブラック3兄妹きょうだい」とケビン・ウリエットという、後のちに全員ぜんいんがグランドスラムダブルスタイトル保持ほじ者しゃとなる4人にんの白人はくじん選手せんしゅの活躍かつやくにより栄華えいがを極きわめた。

男子だんし国こく別べつ対抗たいこう戦せんデビスカップでも、同国どうこく代表だいひょうは最さい上位じょういグループの「ワールドグループ」に3度ど出場しゅつじょうするなど、選手せんしゅ層そうは薄うすいながらもテニス強国きょうこくの一角いっかくを占しめるまでに成長せいちょうしたが、2000年ねん以降いこうのムガベによる白人はくじん層そうの弾圧だんあつにより4人にんの内うちウリエットは他たの多おおくの白人はくじん国民こくみんと同様どうようにイギリスへの亡命ぼうめいを余儀よぎなくされ[54]、ブラック兄妹きょうだいも活動かつどう拠点きょてんをイギリスに移うつす事態じたいとなり[55]、これにバイロンとウェインの現役げんえき引退いんたいが重かさなる形かたちで同国どうこく代表だいひょうは主力しゅりょく選手せんしゅを一気いっきに失うしない、2002年ねんのワールドグループ陥落かんらくから僅わずか7年ねんで最下位さいかいカテゴリのアフリカゾーンⅣまで転落てんらくした[56]。

女子じょしテニスのフェドカップジンバブエ代表だいひょうは90年代ねんだい以降いこう国際こくさいレベルで活躍かつやくしている選手せんしゅがカーラのみであり、国くに別べつ対抗たいこう戦せんのフェドカップでカーラ一いち人にんに掛かかる負担ふたんが大おおき過すぎたことや、2000年ねん以降いこうはムガベの独裁どくさい政治せいじに対たいする抗議こうぎの意味合いみあいも加くわわる形かたちで1996年ねん以降いこうカーラがフェドカップ出場しゅつじょうを拒否きょひする状況じょうきょうが長年ながねん続つづいており[57]、カーラ個人こじんの国際こくさい的てきな活躍かつやくと裏腹うらはらに代表だいひょうは国くに別べつランクで最下位さいかいレベルに低迷ていめいするばかりか、フェドカップ参加さんかすら覚束おぼつかない状態じょうたいとなっている[58][59]。

クリケット 編集へんしゅう

クリケットは人気にんきスポーツの一ひとつとなっている。歴史れきしは古ふるく、1890年ねんに初はじめてクリケットの試合しあいがジンバブエ（当時とうじはローデシア）で行おこなわれた[60]。1990年代ねんだいには南みなみアフリカの国内こくない大会たいかいであるカリーカップに出場しゅつじょうするようになり、試合しあいの水準すいじゅんが更さらに向上こうじょうした[60]。独立どくりつ後ご、国際こくさい競技きょうぎ連盟れんめいの国際こくさいクリケット評議ひょうぎ会かいには1981年ねんに準じゅん会員かいいんとして加盟かめいし、1992年ねんには正会員せいかいいんに昇格しょうかくした[60]。1983年ねんにクリケット・ワールドカップに初はつ出場しゅつじょうし、オーストラリア相手あいてに13点てん差さで勝利しょうりし、国際こくさい舞台ぶたいへの歓迎かんげいすべき新星しんせいの誕生たんじょうを示唆しさした[60]。クリケットジンバブエ代表だいひょうはテスト・クリケット、ワン・デイ・インターナショナル、トゥエンティ20のどの形式けいしきにおいても世界せかいランキングで上位じょういに位置いちする。2003年ねんには隣国りんごくの南みなみアフリカやケニアとの3カ国かこく共催きょうさいでクリケット・ワールドカップを開催かいさいした。2027年ねんのクリケット・ワールドカップは南みなみアフリカとナミビアとの3カ国かこく共催きょうさいを予定よていしている。

オリンピック 編集へんしゅう

「オリンピックのジンバブエ選手せんしゅ団だん」を参照さんしょう

著名ちょめいな出身しゅっしん者しゃ 編集へんしゅう

詳細しょうさいは「Category:ジンバブエの人物じんぶつ」および「ジンバブエ人じんの一覧いちらん（英語えいご版ばん）」を参照さんしょう

脚注きゃくちゅう 編集へんしゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ “CONSTITUTION OF ZIMBABWE (FINAL DRAFT : JANUARY 2013)” (pdf). 2013年ねん10月がつ2日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017年ねん5月がつ4日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b “UNData - Zimbabwe”. 国連こくれん (2020年ねん). 2021年ねん11月2日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b c d e “World Economic Outlook Database, October 2021” (英語えいご). IMF (2021年ねん10月がつ). 2021年ねん11月2日にち閲覧えつらん。
  4. ^ a b “Zimbabwe launches new gold-backed currency - ZiG”. BBC (2024年ねん4月がつ6日にち). 2024年ねん4月がつ6日にち閲覧えつらん。
  5. ^ a b “Zimbabwe launches new gold-backed currency”. フランス24 (2024年ねん4月がつ5日にち). 2024年ねん4月がつ6日にち閲覧えつらん。
  6. ^ a b c “「ジンバブエ大統領だいとうりょうは軟禁なんきん下か」南なんア大統領だいとうりょうが声明せいめい”. AFPBB News. フランス通信つうしん社しゃ. (2017年ねん11月15日にち). http://www.afpbb.com/articles/-/3150712 2017年ねん11月16日にち閲覧えつらん。 
  7. ^ a b c “ジンバブエのムガベ大統領だいとうりょうが辞任じにん、37年間ねんかんの統治とうちに幕まく”. ロイター. ロイター. (2017年ねん11月21日にち). https://jp.reuters.com/article/mugabe-resigns-ending-37-yrs-of-rule-idJPKBN1DL2A9 2018年ねん1月がつ18日にち閲覧えつらん。 
  8. ^ a b c d e 外務省がいむしょう：ジンバブエ共和きょうわ国こく
  9. ^ “前ぜん政権せいけん接収せっしゅうの農地のうち、白人はくじん経営けいえい者しゃらに返還へんかんへ ジンバブエ政府せいふ提案ていあん”. AFPBB News. フランス通信つうしん社しゃ. (2020年ねん9月がつ1日にち). https://www.afpbb.com/articles/-/3302253 2020年ねん9月がつ8日にち閲覧えつらん。 
  10. ^ 「コミュニティ破壊はかいの衛星えいせい画像がぞう」。アムネスティ・インターナショナル。
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参考さんこう文献ぶんけん 編集へんしゅう

関連かんれん項目こうもく 編集へんしゅう

 
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ポータル アフリカ

外部がいぶリンク 編集へんしゅう

 

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