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マラウイ - Wikipedia

マラウイ

アフリカ南東なんとうくに
マラウイ共和きょうわこく
Dziko la Malaŵi (チェワ
Republic of Malawi 英語えいご
マラウイの国旗
国旗こっき (くにあきら)
くに標語ひょうごUnity and Freedom
英語えいご: 統一とういつ自由じゆう
国歌こっかMlungu dalitsani Malaŵi(チェワ
おお、かみよ、マラウイに祝福しゅくふく
マラウイの位置
公用こうよう チェワ英語えいご
首都しゅと リロングウェ
最大さいだい都市とし リロングウェ
政府せいふ
大統領だいとうりょう ラツルス・チャクウェラ
ふく大統領だいとうりょう マイケル・ウシ英語えいごばん
面積めんせき
総計そうけい 118,480km298
水面すいめんせきりつ 20.6%
人口じんこう
総計そうけい2020ねん 19,130,000[1]ひと62
人口じんこう密度みつど 202.9[1]ひと/km2
GDP自国じこく通貨つうか表示ひょうじ
合計ごうけい2019ねん 8ちょう2198おく5300まん[2]マラウイ・クワチャ
GDP(MER
合計ごうけい2019ねん110おく3100まん[2]ドル(143
1人ひとりあたり 543.685(推計すいけい)[2]ドル
GDP(PPP
合計ごうけい2019ねん298おく4400まん[2]ドル(136
1人ひとりあたり 1470.941(推計すいけい)[2]ドル
独立どくりつ
 - 日付ひづけ
イギリスより
1964ねん7がつ6にち
通貨つうか マラウイ・クワチャMWK
時間じかんたい UTC+2 (DST:なし)
ISO 3166-1 MW / MWI
ccTLD .mw
国際こくさい電話でんわ番号ばんごう 265

マラウイ共和きょうわこく(マラウイきょうわこく)、通称つうしょうマラウイは、アフリカ大陸たいりく南東なんとう位置いちする共和きょうわせい国家こっかイギリス連邦れんぽう加盟かめいこくのひとつ。旧称きゅうしょうニヤサランド首都しゅとリロングウェである。きた北西ほくせいタンザニアひがしみなみ南西なんせいモザンビーク西にしザンビア国境こっきょうせっしている。

概要がいよう

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マラウイはアフリカ大地だいちみぞたい位置いちする内陸ないりくこくで、アフリカではボツワナならんで独立どくりつ以来いらい対外たいがい戦争せんそう内戦ないせん経験けいけんしていない数少かずすくないくにでもある。「アフリカのあたたかいしん(The Warm Heart of Africa)」という別称べっしょう[3]

マラウイ西岸せいがんにあり、東西とうざいはばは90 - 161 km、南北なんぼくながさは900 kmと南北なんぼく細長ほそながかたちをしている。国土こくどはほとんど高原こうげんうえにあり、マラウイおおきな面積めんせきめる。国民こくみんチェワぞく主流しゅりゅうとなっている。

国名こくめい

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正式せいしき名称めいしょうは、チェワで、Dziko la Malaŵi

英語えいごではRepublic of Malawi(リパブリック・オブ・マラウィ)。通称つうしょうMalawi

日本語にほんご表記ひょうきは、マラウイ共和きょうわこく。マラウイはチェワで「ほのお」を意味いみする。

かつてこのにはサンじん居住きょじゅうしていたが、15世紀せいきチェワぞく中心ちゅうしんとするバントゥーけい複数ふくすう部族ぶぞく連合れんごうしてマラヴィ(Maravi)とばれるようになり、マラビ帝国ていこく(マラヴィ帝国ていこく、マラウィ帝国ていこくとも)が建国けんこくされた。マラビ帝国ていこくモザンビーク方面ほうめんから到来とうらいしたポルトガルじんスワヒリ都市としアラブじんとの交易こうえきおこないながら、19世紀せいきまつまでこの統治とうちした。

 
イギリス中央ちゅうおうアフリカ保護ほごりょう切手きって1897ねん

スコットからの強力きょうりょくキリスト教きりすときょう宣教せんきょう活動かつどうによる結果けっか1891ねんにイギリスの保護ほごりょうとなり、1893ねんイギリス中央ちゅうおうアフリカ保護ほごりょう1893ねん - 1907ねん)と改称かいしょうされたのち1907ねんニヤサランド保護ほごりょう1907ねん - 1953ねん)となった。1915ねんには牧師ぼくしジョン・チレンブウェ反乱はんらんこすものの鎮圧ちんあつされたが、この反乱はんらんはマラウイで植民しょくみん支配しはいへの抵抗ていこう象徴しょうちょうとされ、マラウイ・クワチャ紙幣しへいにはチレンブウェの肖像しょうぞう使用しようされている[4]

だい世界せかい大戦たいせん1953ねんきたローデシアげんザンビア)、みなみローデシアげんジンバブエ)、ニヤサランドをあわせたローデシア・ニヤサランド連邦れんぽう(イギリスりょう中央ちゅうおうアフリカ連邦れんぽう、CAF、1953ねん - 1963ねん)が成立せいりつした。これは、地下ちか資源しげん豊富ほうふきたローデシア、製造せいぞうぎょうさかんなみなみローデシアと、黒人こくじん労働ろうどうりょく供給きょうきゅうさきであるニヤサランドをむすびつけて経済けいざい発展はってんはかった白人はくじん入植にゅうしょくしゃアングロアフリカン)のさくであった。しかし、1958ねん11月23にちぜんアフリカ人民じんみん会議かいぎ英語えいごばん(AAPC)に出席しゅっせきしたバンダをはじめとした急進きゅうしん独立どくりつ運動うんどうがアフリカ各地かくち高揚こうようした。ニヤサランドでは1959ねんにローデシア・ニヤサランド連邦れんぽうへの反対はんたい運動うんどうつづけたバンダがグウェルげんジンバブエ領内りょうない)に投獄とうごくされていて、いわゆる1960ねんの「アフリカのとし」をむかえるなか連邦れんぽう分離ぶんりうごきはまらず、連邦れんぽう維持いじ困難こんなんになっていた。1962ねんには連邦れんぽうない自治じちけん獲得かくとく同年どうねんには連邦れんぽう離脱りだつ権利けんりみとめさせ、よく1963ねんにローデシア・ニヤサランド連邦れんぽう解体かいたいした[5]

独立どくりつ

編集へんしゅう

1964ねん7がつ6にちにニヤサランドはイギリス連邦れんぽううちえい連邦れんぽう王国おうこく形式けいしき独立どくりつ国際こくさい連合れんごうにも加盟かめいした。初代しょだい大統領だいとうりょうヘイスティングズ・カムズ・バンダ。バンダは民主みんしゅがなされた1994ねんまで大統領だいとうりょうしょくにあった。バンダは就任しゅうにんすぐに独裁どくさい傾向けいこうつよめ、1966ねんにマラウイはマラウイ会議かいぎとう (MCP) によるいちとうせい国家こっかになり、1970ねんにはバンダは終身しゅうしん大統領だいとうりょうについた。外交がいこうてきには、経済けいざい発展はってん必要ひつようせいから、マラウイ国民こくみん主要しゅよう出稼でかせさきであったアパルトヘイト時代じだいみなみアフリカ共和きょうわこくとも外交がいこう関係かんけい維持いじした。ほかにも、アフリカにおける植民しょくみん帝国ていこく維持いじしようとしていたポルトガルとも連携れんけいしてモザンビーク経由けいゆ沿岸えんがんとのつながりをとうとするなど、アフリカ南部なんぶ白人はくじん政権せいけんへの接近せっきんがみられた[5]。そのため、首都しゅと改造かいぞう鉄道てつどうもう整備せいびさいして、みなみアフリカ共和きょうわこくから経済けいざい支援しえんけた。また、この時代じだいには反共はんきょう観点かんてんから台湾たいわん中華民国ちゅうかみんこく)との友好ゆうこう関係かんけいたもたれた。

1992ねんになるとバンダの圧政あっせいたい国内こくない反発はんぱつつよくなり、1993ねん国民こくみん投票とうひょう複数ふくすう政党せいとうせいみとめられ、民主みんしゅてきおこなわれた1994ねん選挙せんきょでは統一とういつ民主みんしゅ戦線せんせんバキリ・ムルジ大統領だいとうりょう当選とうせんした[6]

2004ねん選挙せんきょではおな統一とういつ民主みんしゅ戦線せんせんビング・ワ・ムタリカ大統領だいとうりょう当選とうせん。ムタリカは、2005ねん民主進歩党みんしゅしんぽとう(DPP)を旗揚はたあげし、2009ねん再選さいせんされたが、2012ねん4がつ5にち急死きゅうしした[7]4がつ7にちふく大統領だいとうりょう民主進歩党みんしゅしんぽとうから除名じょめいされて人民じんみんとうげていたジョイス・バンダ憲法けんぽう規定きていにより大統領だいとうりょう昇格しょうかくし、マラウイはつ女性じょせい大統領だいとうりょうとなった[8]。しかし、2014ねん5がつ20日はつか実施じっしされた2014ねん選挙せんきょで、ビング・ワ・ムタリカもと大統領だいとうりょう実弟じっていで、民主進歩党みんしゅしんぽとうピーター・ムタリカ当選とうせんしてだい5だい大統領だいとうりょう就任しゅうにんした[9]。2019ねん大統領だいとうりょうせんではムタリカ大統領だいとうりょう再選さいせんされたが僅差きんさでの勝利しょうりとなり、野党やとう選挙せんきょ不正ふせいうった抗議こうぎする事態じたいとなった[10]

 
だい5だい大統領だいとうりょうラツルス・チャクウェラ

マラウイは共和きょうわせい大統領だいとうりょうせい立憲りっけん国家こっかである。現行げんこう憲法けんぽう1995ねん5月18にち公布こうふされたもの。

行政ぎょうせい

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国家こっか元首げんしゅである大統領だいとうりょうは、国民こくみん直接ちょくせつ選挙せんきょにより選出せんしゅつされる。任期にんきは5ねん。3せん禁止きんし閣僚かくりょう大統領だいとうりょうにより任命にんめいされる。首相しゅしょうしょくは1966ねん廃止はいしされた。

立法りっぽう

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立法府りっぽうふ一院制いちいんせいで、正式せいしき名称めいしょう国民こくみん議会ぎかい定数ていすうは193で、議員ぎいん国民こくみん直接ちょくせつ選挙せんきょにより選出せんしゅつされる。議員ぎいん任期にんきは5ねんである。

政党せいとう

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1994ねんから複数ふくすう政党せいとうせいみとめられており、きゅういちとう支配しはい政党せいとうでありチェワぞく主体しゅたい中部ちゅうぶ地盤じばんマラウイ会議かいぎとう(MCP)のほか、ピーター・ムタリカぜん大統領だいとうりょうひきいる自由じゆう主義しゅぎ政党せいとう民主進歩党みんしゅしんぽとう(DPP)、ヤオぞく主体しゅたい南部なんぶ地盤じばんちムタリカぜん大統領だいとうりょう2005ねんにDPPを設立せつりつするまで所属しょぞくしていた統一とういつ民主みんしゅ戦線せんせん(UDF)、ジョイス・バンダもと大統領だいとうりょうひきいる人民じんみんとう共和党きょうわとう(RP)を中心ちゅうしんとする政党せいとう連合れんごうムグウイリザノ連合れんごう(MC)などが活動かつどうしている。

イングランドほうもとに、最高裁判所さいこうさいばんしょ憲法けんぽう裁判所さいばんしょ治安ちあん判事はんじ裁判所さいばんしょ英語えいごばんから構成こうせいされる。2020ねんには昨年さくねんそう選挙せんきょ結果けっかくつがえした5にん憲法けんぽう裁判所さいばんしょ判事はんじチャタムハウスしょう授与じゅよされている[11]。2014ねん以降いこうかく地方裁判所ちほうさいばんしょ地区ちく控訴こうそ地方裁判所ちほうさいばんしょ弁護士べんごしである必要ひつようはなく、高度こうど教育きょういく水準すいじゅん英語えいご習熟しゅうじゅく慣習かんしゅうほう裁判所さいばんしょ奉仕ほうしする地域ちいき言語げんご十分じゅうぶん知識ちしき長官ちょうかんによって、さばかれるようになった[12]

国際こくさい関係かんけい

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マラウイは独立どくりつみなみアフリカ共和きょうわこくとの経済けいざい関係かんけい重視じゅうしする立場たちばから、ブラックアフリカでは例外れいがいてきみなみアフリカのアパルトヘイト政権せいけん友好ゆうこう関係かんけいきずき、白人はくじん国家こっかローデシアや1975ねんまでアフリカ植民しょくみんから撤退てったいしなかったポルトガルとも同様どうよう友好ゆうこう関係かんけいむすんでいた[5]

また、おや西側にしがわ政策せいさくから1966ねんから台湾たいわん中華民国ちゅうかみんこく)と外交がいこう関係かんけいゆうしていたが、2007ねんまつ断交だんこうし、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく国交こっこう樹立じゅりつした[13]

日本にっぽんとの関係かんけい

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日本にっぽんはマラウイを独立どくりつ同時どうじ承認しょうにんし、現在げんざいでは相互そうご大使館たいしかん開設かいせつしている。

  • 在留ざいりゅう日本人にっぽんじんすう - 99めい(2021ねん10がつ[14]
  • 在日ざいにちマラウイ人数にんずう - 132めい(2021ねん[14]

国家こっか安全あんぜん保障ほしょう

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マラウイぐん女性じょせい兵士へいし

マラウイぐん陸軍りくぐん海軍かいぐん空軍くうぐん三軍さんぐんから構成こうせいされ、そう人員じんいんやく5,300にんである。兵制へいせい志願しがんせい採用さいようしている。2000年度ねんど軍事ぐんじ予算よさんは950まんドルでGDPの0.76%である。

 
マラウイの地図ちず
 
マラウイ北部ほくぶ存在そんざいする山々やまやま画像がぞう雨季うき様子ようす撮影さつえいしたもの

マラウイの面積めんせきやく11.8まんkm2、11まん8484km2であり、ほぼ北海道ほっかいどう九州きゅうしゅうをあわせた面積めんせき相当そうとうする。国土こくど北部ほくぶはほとんど高原こうげんとなっているが、マラウイ沿岸えんがん北部ほくぶ台地だいちからはかなり標高ひょうこうひくくなっている。南部なんぶ標高ひょうこうひくく、マラウイからながしたシーレがわながれる。マラウイ面積めんせき国土こくどの20%以上いじょうめており[15]国土こくどの5ぶんの1がみずうみかわなどの水域すいいきである。マラウイ南方なんぽうおおきなみずうみとしてはマロンベが、さらにその南東なんとうのモザンビークとの国境こっきょう地帯ちたいにはチウタチルワがある。チルワはほかのみずうみくら非常ひじょうあさいがさかなかげく、マラウイ全体ぜんたい漁獲ぎょかくりょうの20%[16]から30%[17]めるだい漁場ぎょじょうとなっている。ただしあさいために水位すいい変動へんどうしやすく、2018ねんには旱魃かんばつによって水位すいい大幅おおはば低下ていかした[17]同国どうこくには、5つの国立こくりつ公園こうえんと4つの野生やせい生物せいぶつ保護ほごがあり、そのには2つの保護ほご存在そんざいしている[18]。2019ねん時点じてんでの森林しんりん景観けいかん保全ほぜん指数しすう英語えいごばん平均へいきんは5.74/10であり、172ヶ国かこくちゅうで96げられている[19]

気候きこうは、高原こうげんとなっている北部ほくぶ中部ちゅうぶ温帯おんたいなつ気候きこう(Cw)であり、南部なんぶ低地ていち熱帯ねったいモンスーン気候きこうぞくする。5月から10がつまでが乾季かんき、11月から4がつまでが雨季うきである。降水こうすいりょう全般ぜんぱんおおく、高原こうげんでは2000ミリ以上いじょうるところもあり、もっと降水こうすいりょうすくない南部なんぶ低地ていちにおいても800ミリ程度ていど降水こうすいりょうはある[15]気温きおんもさほどはげしいものではなく、首都しゅとリロングウェの気温きおんなつが17~29ふゆが7~23くらいとなっている[20]

生態せいたいけい

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マジェテ動物どうぶつ保護ほご生息せいそくするアフリカゾウ

マラウイ国内こくないではやく187しゅ哺乳類ほにゅうるい生息せいそく確認かくにんされている。みずうみかわにはやく500しゅ魚類ぎょるい生息せいそくしており、そのおおくは固有こゆうしゅである。また鳥類ちょうるいやく648しゅ存在そんざい記録きろくされている。

マラウイ

編集へんしゅう
 
マラウイ湖岸こがん

マラウイ南北なんぼくそう延長えんちょうやく560kmあるが、はばは75kmしかない。面積めんせきはほぼ2まん9500km2で、九州きゅうしゅうしま面積めんせきやく80パーセントにたる。最大さいだい水深すいしんは706m。みずうみ大切たいせつ漁獲ぎょかく資源しげんであり、観光かんこう資源しげんでもある。500しゅ以上いじょう魚類ぎょるい生息せいそくしている。漁業ぎょぎょうさかんであり、シクリッドぞくするチャンボという白身しろみぎょ特産とくさんとなっているほか、様々さまざまさかな水揚みずあげされる[21]。そのみずうみにはカワウソワニカバといった動物どうぶつ様々さまざまいろあざやかなとり生息せいそくしている。マラウイ国立こくりつ公園こうえんは、ユネスコ指定していする世界せかい遺産いさんひとつである。

地方ちほう行政ぎょうせい区分くぶん

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北部ほくぶしゅう中部ちゅうぶしゅう南部なんぶしゅうの3つのしゅう(Region)にかれており、そのしたにさらに28のけん(District)がある。

北部ほくぶしゅうは、チティパ(Chitipa)、カロンガ(Karonga)、ルンピ(Runphi)、ムジンバ(Mzimba)、カタベイ(Nkhata Bay)、リコマ(Likoma)の6けんかれている。

中部ちゅうぶしゅうは、カスング(Kasungu)、ンチシ(Ntchisi)、ドーワ(Dowa)、ムチンジ(Mchinji)、コタコタ(Nkhotakota)、サリマ(Salima)、リロングウェ(Lilongwe)、デッザ(Dedza)、ンチェウ(Ntcheu)の9けんかれている。

南部なんぶしゅうは、マンゴチ(Mangochi)、バラカ(Balaka)、マチンガ(Machinga)、ゾンバ(Zomba)、チラズル(Chiradzulu)、ムワンザ(Mwanza)、チョロ(Tyolo)、ムランジェ(Mulanje)、パロンベ(Phalombe)、チクワワ(Chikwawa)、ンサンジェ(Nsanje)、ブランタイヤ(Blantyre)、ネノ(Neno)の13けんかれている。

主要しゅよう都市とし

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マラウイ最大さいだい都市とし中部ちゅうぶにある首都しゅとリロングウェ (Lilongwe)であり、人口じんこうやく98まんにん(2014ねん)である[22]。リロングウェは独立どくりつ以前いぜん地方ちほう都市としぎなかったが、1975ねん南部なんぶのゾンバから遷都せんとされた[23]のち急速きゅうそく人口じんこう増大ぞうだいし、2000年代ねんだい中盤ちゅうばんにブランタイヤをいて国内こくない最大さいだい都市としとなった[24]産業さんぎょうはそれほど存在そんざいせず、政治せいじ中心ちゅうしんとしての性格せいかくつよ都市としである。これにぐのが南部なんぶブランタイヤ (Blantyre)であり、人口じんこうは66まんにん(2008ねん)をかぞえる[9]政治せいじのリロングウェにたいしてブランタイヤは経済けいざい中心ちゅうしんであり、さかんな商業しょうぎょうのほか、食品しょくひん醸造じょうぞうなどの工業こうぎょう立地りっちしている[25]

マラウイの都市とし人口じんこうはリロングウェとブランタイヤの大都市だいとし突出とっしゅつしており、それ以外いがい都市としははるかにちいさな規模きぼにとどまっている。だいさん都市としであるムズズ (Mzuzu) は北部ほくぶ中心ちゅうしんであるが、人口じんこうは13まんにん(2008ねん)にぎない[9]。これにぐのが南部なんぶにあるマラウイだい4の都市としゾンバ (Zomba) であり、人口じんこうは9まんにん(2008ねん)である[26]。ゾンバは高原こうげんじょうにあって風光ふうこう明媚めいび風景ふうけい冷涼れいりょう気候きこうち、イギリス植民しょくみん時代じだいには植民しょくみん首都しゅとがおかれた。独立どくりつつづき1975ねんまで首都しゅとかれ、遷都せんとマラウイ大学だいがく本部ほんぶかれる文教ぶんきょう都市としとなっている[27]

このほか主要しゅようまち (Township)として、以下いかまちがある。

経済けいざい

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マラウイの経済けいざい中心ちゅうしんであるブランタイヤ
 
リロングウェ工芸こうげいひん市場いちば

通貨つうかマラウイ・クワチャ(クワチャ、クワッチャ、kwacha,Mkw,M.K)。補助ほじょ通貨つうかとしてタンバラが存在そんざいし、1マラウイ・クワチャ=100タンバラである。また、中央ちゅうおう銀行ぎんこうマラウイ準備じゅんび銀行ぎんこうである。2006ねんには世界銀行せかいぎんこう統計とうけいによれば8%たい経済けいざい成長せいちょうげたが、依然いぜんとして世界せかい最貧さいひんこくひとつである。世界銀行せかいぎんこうによると、2014ねん1人ひとりたり国民こくみん所得しょとくは250あめりかドルで、世界せかい最下位さいかいである(2022ねんには640あめりかドルまで上昇じょうしょうしたが、このとしのデータのあるくにでは依然いぜんから9番目ばんめである)。[28]

産業さんぎょう

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主要しゅよう産業さんぎょう農業のうぎょうであり、人口じんこうの84.5%(1998ねん)がだいいち産業さんぎょう従事じゅうじしている[9]が、ほとんどが天水てんすい農業のうぎょうであるために生産せいさんせいひくく、また気候きこう変動へんどう収穫しゅうかくおおきく左右さゆうされる。おも作物さくもつとしてはトウモロコシサツマイモ世界せかい生産せいさんりょう2の6.4%、2019ねん)が全土ぜんどひろ栽培さいばいされるが、自給じきゅう作物さくもつとしての性格せいかくつよい。商品しょうひん作物さくもつとしてもっと有力ゆうりょくなものはタバコで、2013ねんにはそう輸出ゆしゅつの46.6%をめる最大さいだい輸出ゆしゅつひんとなっていた。このほか商品しょうひん作物さくもつとしては、砂糖さとう(そう輸出ゆしゅつの9.5%、2013ねん)、ちゃ(そう輸出ゆしゅつの7.1%、2013ねん)、落花生らっかせい(そう輸出ゆしゅつの5.0%、2013ねん)などが生産せいさんされている[9]主力しゅりょく作物さくもつのタバコにたよりつたかうえ禁煙きんえん運動うんどうなどによって先行さきゆきに不安ふあんがあるため、商品しょうひん作物さくもつ多角たかくすすめられ、マカダミアナッツなどいくつかの小規模しょうきぼ輸出ゆしゅつ作物さくもつ開発かいはつされた[29]。マカダミアナッツは日本にっぽん輸出ゆしゅつの50.4%(2014ねん)をめており、42.5%をめるたばことともに日本にっぽんけの主力しゅりょく商品しょうひんとなっている。ただしたいにち貿易ぼうえきはマラウイからの輸出ゆしゅつ輸入ゆにゅうの3ぶんの1以下いかであり、マラウイの大幅おおはば貿易ぼうえき赤字あかじとなっている[9]可耕地かこうちおおくが農地のうちとされているため牧畜ぼくちくはあまりおこなわれていない[30]

一方いっぽうでマラウイは鉱産こうさん資源しげんめぐまれていない。わずかに石灰石せっかいせき少量しょうりょう石炭せきたん採掘さいくつされているのみである[31]。2009ねんには北部ほくぶカエレケラでウラン鉱山こうざん開発かいはつされ、2013ねんにはそう輸出ゆしゅつの11.3%をめるまでに成長せいちょうした[9]ものの、2014ねん価格かかく低迷ていめいによって休山やすみやままれた[32]

マラウイは雨量うりょうおおいためゆたかな森林しんりんひろがっていたが、農地のうち開墾かいこん燃料ねんりょう薪炭しんたんよう伐採ばっさいなどによってはやいテンポで森林しんりん減少げんしょうつづいている[33]

うえべるように降水こうすいりょうすくなくはないがとし較差かくさはげしく、灌漑かんがい設備せつびととのっていないため旱魃かんばつ見舞みまわれやすい。2005ねんには旱魃かんばつなどのため収穫しゅうかくりょう激減げきげんし、国際こくさい連合れんごう世界せかい食糧しょくりょう計画けいかくなどが援助えんじょおこなった。2005ねん10がつ、ムタリカ大統領だいとうりょう食糧しょくりょう危機ききたい緊急きんきゅう宣言せんげんおこなった。2016ねんにも旱魃かんばつおそわれ、おおきな被害ひがいした[34]

かたわ洪水こうずい見舞みまわれることもすくなくなく、2019ねんにはおも南部なんぶで100まんにんちかくが被災ひさいするだい規模きぼ水害すいがいがおきた[35]

インフラ整備せいび

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90%の地域ちいきにはいま電気でんきかよっていない。発電はつでんシーレがわなどマラウイ流出りゅうしゅつ流入りゅうにゅう河川かせんにおける水力すいりょく発電はつでん依存いぞんしており、2012ねんには発電はつでんりょうの89.1%が水力すいりょく発電はつでんによってめられた[9]。このため、とく乾季かんき電力でんりょく不足ふそく停電ていでん深刻しんこくである[36]

2001ねんウィリアム・カムクワンバ独力どくりょく発電はつでんよう風車かざぐるま完成かんせいさせたことは、マラウイちゅう、さらにはぜん世界せかいからつよ関心かんしんあつめ、自伝じでんである「かぜをつかまえた少年しょうねん」は2018ねんには映画えいがされ、2019ねんには日本にっぽんでも公開こうかいされた[37]

交通こうつう

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社会しゃかい基盤きばんとなる交通こうつう整備せいびいま不十分ふじゅうぶん状態じょうたいである。

幹線かんせん道路どうろ舗装ほそうりつやく50%となっている[38]長距離ちょうきょり移動いどうでは、主要しゅよう都市とし拠点きょてんとして長距離ちょうきょりバスが各地かくちむすんでおり、国外こくがい主要しゅよう都市としかうバスもある。近距離きんきょり市民しみんあしとしてひろ利用りようされているのはミニバスである[39]

鉄道てつどう

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鉄道てつどう路線ろせん北部ほくぶいきつうじておらず、ちゅう南部なんぶのみとなっている。鉄道てつどうはザンビア国境こっきょうのムチンジから、首都しゅとリロングウェやマラウイ湖畔こはんサリマ、ブランタイヤとおって国土こくど南端なんたんンサンジェからモザンビークのベイラみなとけるルートと、途中とちゅうのンカヤから東部とうぶ国境こっきょうのナユチへとつうじ、モザンビークのナカラみなとける路線ろせん存在そんざいする[40]対外たいがい貿易ぼうえきのメインルートはモザンビーク経由けいゆであったが、1980年代ねんだいモザンビーク内戦ないせんによってこのルートがたれ、道路どうろ利用りようしたザンビア経由けいゆへと移行いこうした。1990年代ねんだい初頭しょとうにモザンビークで和平わへい成立せいりつしたのち同国どうこく経由けいゆルートはふたた活況かっきょうもどした[41]。このほか、タンザニアのダルエスサラームから同国どうこく南部なんぶムベヤまでタンザン鉄道てつどう物資ぶっしはこび、そこからトラックでマラウイ北部ほくぶはい輸送ゆそうルートも多用たようされ、ムベヤにはマラウイけの物資ぶっし保管ほかんするマラウィ・デポとばれる倉庫そうこかれている[42]

空港くうこう

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そらうんは、リロングウェのリロングウェ国際こくさい空港くうこうとブランタイヤのチレカ国際こくさい空港くうこうの2つの国際こくさい空港くうこう存在そんざいし、そのほかムズズ空港くうこうなど小規模しょうきぼ空港くうこうがいくつか存在そんざいする。

科学かがく技術ぎじゅつ

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国民こくみん

編集へんしゅう
 
FAOによる1961ねんから2003ねんまでのマラウイの人口じんこう動態どうたいグラフ。
 
マラウイ大学だいがくチャンセラーこう校舎こうしゃ

人口じんこう

編集へんしゅう

マラウイの人口じんこう急増きゅうぞうつづけている。独立どくりつ直前ちょくぜん、1962ねん人口じんこうは295まんにんだった[43]が、1994ねんには995まんにんとなり[44]、2015ねんには1730まんにんとなった[22]。この地域ちいき植民しょくみん以前いぜんから人口じんこうおおく、ニヤサランド植民しょくみん時代じだいはローデシアやみなみアフリカへの労働ろうどうりょく供給きょうきゅうとなっていて、おおくの人々ひとびとがこれら近隣きんりん諸国しょこく出稼でかせぎをおこなっていた[45]人口じんこう密度みつどちゅう南部なんぶ非常ひじょうたかいが、北部ほくぶではややひく[46]

民族みんぞく

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マラウイ最大さいだい民族みんぞく集団しゅうだんチェワぞくであり、そう人口じんこうの32.6%(2008ねん)をめる[9]。そのほか、トゥンブーカぞく(トゥンブカぞく)、ンゴニぞく(アンゴニぞく)、ヤオぞくニャンジャぞくチポカぞくトンガぞくアマゴロゴロぞくンセンガぞくズールーぞくコーサぞくスワジぞくンデベレぞく英語えいごばんなどが存在そんざいする。マラウィないには40程度ていど民族みんぞく集団しゅうだん存在そんざいするといわれるが、それぞれの民族みんぞく集団しゅうだん輪郭りんかく曖昧あいまいである。

国語こくごチェワであり、英語えいご公用こうようとなっている。そのにも、チェワはほぼおな言語げんごであるニャンジャ[47]わせると人口じんこう半数はんすう以上いじょう母語ぼごとなっており[44]おもちゅう南部なんぶひろ使用しようされる[47]。このほか、北部ほくぶひろ使用しようされるトゥンブカ(トゥンブーカ[47]をはじめ、トンガヤオマラウイ・ロムウェ英語えいごばんロムウェ)、Kokola(マクア)、マラウイ・セナセナ)、ランブヤ英語えいごばん、ンコンデニャキュサ)、ニイカ英語えいごばん、そのしょ部族ぶぞくはなされ、少数しょうすうだがフランス語ふらんすごスワヒリはな人々ひとびと存在そんざいする。

婚姻こんいん

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マラウイにおいては、婚姻こんいん改姓かいせいする法的ほうてき必要ひつようはない。とくに北部ほくぶにおいては伝統でんとうてき改姓かいせいしない(夫婦ふうふ別姓べっせい)[48]

宗教しゅうきょう

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1998ねんのセンサスによれば、国民こくみんの79.9%がキリスト教きりすときょう、12.8%がイスラーム、そのが3%、宗教しゅうきょうが4.8%である[49]。キリストきょうカトリックよりもプロテスタント各派かくはのほうがおおい。マラウイのイスラームにおいてはムスリムはマラウイ湖畔こはん北部ほくぶ比較的ひかくてきおおい。

教育きょういく

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2003ねん推計すいけいによれば、15さい以上いじょう国民こくみん識字しきじりつは62.7%(男性だんせい:76.1%、女性じょせい:49.8%)である[49]。2003ねんにはGDPの5.8%が教育きょういく支出ししゅつされた[49]教育きょういく制度せいど小学校しょうがっこう8ねん中等ちゅうとう学校がっこう4ねん大学だいがく4ねんの8・4・4せいである。義務ぎむ教育きょういく制度せいど存在そんざいしないが、小学校しょうがっこう授業じゅぎょうりょう無料むりょうである[50]。この無料むりょうは1994ねん実施じっしされたが、これによって就学しゅうがくりつこそ向上こうじょうしたものの、財源ざいげん人材じんざい不足ふそくなどによって教育きょういくしつ低下ていかし、学力がくりょく低下ていかなどが問題もんだいとなっている[51]

おも高等こうとう教育きょういく機関きかんとしては1964ねん南部なんぶのゾンバに設立せつりつされた総合大学そうごうだいがくであるマラウイ大学だいがくがあるほか、1999ねんには教員きょういん養成ようせいよう単科大学たんかだいがくとして北部ほくぶのムズズにムズズ大学だいがく設立せつりつされた[52]

国民こくみん健康けんこう状態じょうたい良好りょうこうではなく、HIV/AIDS蔓延まんえんしているために平均へいきん余命よめいも52.9さいである[53]。2007ねんのHIV感染かんせんしゃやく930,000にんであり[49]感染かんせんりつは11.9%である[49]マラリア患者かんじゃ非常ひじょうおおく、人口じんこうの3ぶんの1以上いじょうたる600まんにん毎年まいとしマラリアに罹患りかんしているとされる[54]。またマラウイビルハルツじゅう吸虫汚染おせんされているため遊泳ゆうえい危険きけんである[55]

医療いりょう

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マラウイの治安ちあんのアフリカ諸国しょこくくらべると比較的ひかくてき安定あんていしているほうであるが、日本にっぽんくらべると確実かくじつ安全あんぜんせいたかいとはいえない。犯罪はんざい大半たいはんは、窃盗せっとうひったくり建造けんぞうぶつ侵入しんにゅうなどの軽犯罪けいはんざい主体しゅたいとなっている。しかしながら近年きんねんは、国内こくない収入しゅうにゅう格差かくさひろがりによる貧困ひんこんそう増加ぞうか近隣きんりん諸国しょこくからの不法ふほう滞在たいざいしゃ銃器じゅうききょう流入りゅうにゅうしているてんから、犯罪はんざい手口てぐち凶悪きょうあくかつ組織そしきしているケースも見受みうけられるようになっているめんがある。

首都しゅとリロングウェや南部なんぶ商業しょうぎょう都市としであるブランタイヤにおける犯罪はんざいは、複数ふくすう強盗ごうとうだんによる建物たてもの侵入しんにゅう事案じあん主流しゅりゅうとなっており、電気でんき会社かいしゃ警察けいさつよそおう、警備けいびいん犯罪はんざいしゃ手引てびきする、集団しゅうだん住居じゅうきょ侵入しんにゅうするなどのケースが報告ほうこくされている。

また、慢性まんせいてき電力でんりょく不足ふそくから街灯がいとう消灯しょうとうしていることがおおく、道路どうろせきをして停車ていしゃさせ、車両しゃりょう襲撃しゅうげきするなどの事案じあん発生はっせいしているために、夜間やかん外出がいしゅつには十分じゅうぶん注意ちゅうい必要ひつようとされている[56]

人権じんけん

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マラウイでは携帯けいたい電話でんわ所持しょじりつは10%じゃくである。インターネット普及ふきゅうりつひくく、通信つうしん環境かんきょうめぐまれていないめんつよい。

しょく文化ぶんか

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マラウイじんおおくは、ンシマばれるトウモロコシこなってつくったものを主食しゅしょくとしてべる[57]おおくの場合ばあいさかな牛肉ぎゅうにく鶏肉とりにく調理ちょうりされた野菜やさいふくさいにして一緒いっしょべる。べいキャッサバこなからつくられた食物しょくもつなどもこのんでべる。また、はたけなどにあらわれるネズミもよくべる。マラウイではネズミはポピュラーな食糧しょくりょうで、よく市場いちばられているという。

文学ぶんがく

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マラウイを代表だいひょうする作家さっかにはレグソン・カイラ英語えいごばんフランス語ふらんすごばんげられる。

音楽おんがく

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マラウイの伝統でんとうてき楽器がっき

マラウイにおける音楽おんがく文化ぶんかは、歴史れきしてき英国えいこくアメリカ音楽おんがく文化ぶんかからの影響えいきょうけているめんがある。

世界せかい遺産いさん

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マラウイ共和きょうわ国内こくないには、ユネスコ世界せかい遺産いさんリストに登録とうろくされた文化ぶんか遺産いさんが1けん自然しぜん遺産いさんが1けん存在そんざいする。

祝祭日しゅくさいじつ

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祝祭日しゅくさいじつ
日付ひづけ 日本語にほんご表記ひょうき 現地げんち表記ひょうき 備考びこう
1がつ1にち 元日がんじつ
1がつ15にち ジョン・チレンブウェ記念きねん バプテスト牧師ぼくしけん教育きょういくしゃであったジョン・チレンブウェとなえて制定せいていされた。
チレンブウェはだいいち世界せかい大戦たいせんにおいての強制きょうせい労働ろうどう当時とうじのアフリカの関与かんよ抗議こうぎして1914ねん~1915ねん最初さいしょ国民こくみん主義しゅぎしゃ蜂起ほうき主導しゅどうした人物じんぶつである。
3月3にち3月4にち交互こうご 殉教者じゅんきょうしゃ英語えいごばん イギリスの植民しょくみん主義しゅぎとのたたかいで戦死せんしした政治せいじてき英雄えいゆうたたえるである。
3がつから5月としにより移動いどう 復活ふっかつさい 前日ぜんじつせい金曜日きんようびいわい、終了しゅうりょうにはイースターマンデーいわう。
5月1にち5月2にちまたは3にち交互こうご 労働ろうどうしゃ メーデー該当がいとうする。
5月14にち カムズ・バンダ記念きねん 同国どうこく初代しょだい大統領だいとうりょうであるヘイスティングズ・カムズ・バンダ誕生たんじょう記念きねんしたものである。
7がつ6にち 独立記念日どくりつきねんび 1966ねんのイギリスからの独立どくりつ記念きねんしたもの。
10月15にち はは この休日きゅうじつは、世界せかいのうやま漁村ぎょそん女性じょせいともなっている。
12月25にち クリスマス
12月26にち ボクシングデー
ヒジュラれきだい10がつ  シャウワール英語えいごばん

マラウイ国内こくないでもアフリカ諸国しょこく同様どうように、サッカーもっと人気にんきスポーツとなっており、1986ねんにサッカーリーグのマラウイ・プレミアディビジョン創設そうせつされた。ニャサ・ビッグ・ブレットFC英語えいごばんがリーグ最多さいた14優勝ゆうしょうかがやいている。サッカーマラウイ代表だいひょうFIFAワールドカップへの出場しゅつじょうれきこそないものの、アフリカネイションズカップには3出場しゅつじょうしており、2021ねん大会たいかいでははじめてグループリーグを突破とっぱしベスト16りをたした。

オリンピック

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著名ちょめい出身しゅっしんしゃ

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参考さんこう文献ぶんけん

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書籍しょせき

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  • 栗田くりた和明かずあき、『マラウィをるための45しょう』、明石書店あかししょてん、2004ねん

脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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