吸気きゅうき

吸気きゅうき（きゅうき）とは、気体きたいを吸すい込こむこと。

内燃ないねん機関きかんにおける吸気きゅうき

多おおくのガソリンエンジンにおいては、空気くうきと燃料ねんりょうとが予あらかじめ混合こんごうされた混合こんごう気きをシリンダーに吸すい込こむこと。ディーゼルエンジンとガソリン直ちょく噴エンジンは空気くうきのみを吸すい込こみ、燃料ねんりょうは圧縮あっしゅく行程こうてい以降いこうの燃焼ねんしょう室しつ内うちへ高こう圧あつで噴射ふんしゃされる。また、圧縮あっしゅくと燃焼ねんしょうの方法ほうほうは異ことなるがガスタービンエンジンも空気くうきのみを吸入きゅうにゅうする。

エアクリーナーケース（エアフィルター）からスロットルボディー、インテークマニホールド、インテークポート、インテークバルブまでの一連いちれんのラインを吸気きゅうき系統けいとう（吸気きゅうき系けい）と表現ひょうげんすることがある。

吸気きゅうきの模も式しき図ず

生理学せいりがく・医学いがくにおける吸気きゅうき

呼吸こきゅうのサイクルの一部いちぶとして、空気くうきを吸すい込こむことは、すべての陸上りくじょう動物どうぶつにとって不可欠ふかけつなプロセスである。このプロセスは自律じりつ的てきであり（ただし、一部いちぶの疾患しっかんでは例外れいがいがある）、意識いしき的てきな制御せいぎょや努力どりょくは必要ひつようない。しかし、呼吸こきゅうは意識いしき的てきにコントロールしたり、中断ちゅうだんしたりすることもができる（限界げんかいはある）。呼吸こきゅうによって、人間にんげんや他たの多おおくの生物せいぶつが生存せいぞんするために必要ひつような酸素さんそが肺はいに入はいり、そこから血液けつえき中ちゅうに吸収きゅうしゅうされる。

関連かんれん項目こうもく

• 自然しぜん吸気きゅうき
• 過か給きゅう機き
• 空そら燃もえ比ひ