撃墜(げきつい)は、飛行中の航空機を攻撃し、墜落もしくは不時着に至らせること。大きな損傷を与えながらも墜落に至らなかった場合は「撃破」と表現される。戦闘の当事者同士が用いる場合、敵機を落とした場合は「撃墜」「撃墜する(した)」、味方が落とされた場合は「被撃墜」「撃墜される(された)」と表現される。
戦前・戦中の日本における報道では、自国の軍隊が敵機を攻撃により墜落せしめたことを派手に形容したもの。従って戦果を挙げた時には使われたが、味方機が落とされた時には決して用いず、大本営発表では「未帰還」(実際は体当たりを目論んだのではなく、単に撃墜された場合でも)「自爆」などと表現された。
転じて異性を口説き落としたり、カーレースでライバル車を追い越したりすることなど、日常生活での「戦果」を意味するスラング。