日本にっぽんファルコム

日本にっぽんファルコム株式会社かぶしきがいしゃ（にほんファルコム、英えい: NIHON FALCOM CORPORATION）は、ゲームソフトを開発かいはつ・販売はんばいする日本にっぽんの企業きぎょう。主おもな作品さくひんにドラゴンスレイヤーシリーズ、イースシリーズ、英雄えいゆう伝説でんせつシリーズがある。

日本にっぽんファルコム株式会社かぶしきがいしゃ
NIHON FALCOM CORPORATION

種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
機関きかん設計せっけい	監査かんさ役やく会かい設置せっち会社かいしゃ
市場いちば情報じょうほう	東証とうしょうグロース 3723 2003年ねん12月2日にち上場じょうじょう
略称りゃくしょう	ファルコム、Falcom
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 〒190-0012 東京とうきょう都と立川たつかわ市し曙あけぼの町まち2丁目ちょうめ8番ばん18号ごう 東京建物とうきょうたてものファーレ立川たつかわビル3階かい 北緯ほくい35度ど42分ふん2.8秒びょう 東経とうけい139度ど24分ふん51.5秒びょう
設立せつりつ	2001年ねん11月1日にち
業種ぎょうしゅ	情報じょうほう・通信つうしん業ぎょう
法人ほうじん番号ばんごう	2012801004044
事業じぎょう内容ないよう	ゲームソフトウェアの企画きかく・開発かいはつ・制作せいさく、関連かんれん商品しょうひん・ライセンスの販売はんばい、音楽おんがく・映像えいぞう作品さくひんの制作せいさく
代表だいひょう者しゃ	代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう 近藤こんどう季き洋よう
資本しほん金きん	1億おく6413万まん円えん （2023年ねん9月がつ30日にち現在げんざい）
発行済はっこうずみ株式かぶしき総数そうすう	1028万まん株かぶ （2023年ねん9月がつ30日にち現在げんざい）
売上うりあげ高だか	単独たんどく: 24億おく7358万まん4000円えん （2023年ねん9月がつ期き）
営業えいぎょう利益りえき	単独たんどく: 13億おく2882万まん3000円えん （2023年ねん9月がつ期き）
経常けいじょう利益りえき	単独たんどく: 13億おく4438万まん7000円えん （2023年ねん9月がつ期き）
純じゅん利益りえき	単独たんどく: 9億おく1134万まん3000円えん （2023年ねん9月がつ期き）
純資産じゅんしさん	単独たんどく: 95億おく3252万まん7000円えん （2023年ねん9月がつ30日にち現在げんざい）
総そう資産しさん	単独たんどく: 101億おく2831万まん6000円えん （2023年ねん9月がつ30日にち現在げんざい）
従業じゅうぎょう員数いんずう	単独たんどく: 65人にん （2023年ねん9月がつ30日にち現在げんざい）
決算けっさん期き	9月30日にち
会計かいけい監査かんさ人じん	三さん優ゆう監査かんさ法人ほうじん
主要しゅよう株主かぶぬし	日本にっぽんファルコムホールディングス 40.46% 加藤かとう正幸まさゆき 11.18% 加藤かとう圭けい 4.85% 加藤かとう翔しょう 4.81% 五味ごみ大輔だいすけ 4.66% KOREA SECURITIES DEPOSITORY - SAMSUNG 4.07% STATE STREET BANK AND TRUST　COMPANY 505103 1.75% NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT 1.73% 石川いしかわ三恵子みえこ 1.45% NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB) 1.44% （2023年ねん9月がつ30日にち現在げんざい）
関係かんけいする人物じんぶつ	加藤かとう正幸まさゆき（創業そうぎょう者しゃ、取締役とりしまりやく会長かいちょう） 石川いしかわ三恵子みえこ（取締役とりしまりやく） 谷たに逸平いっぺい（社外しゃがい取締役とりしまりやく、工こう画が堂どうスタジオ代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう） 石原いしはら彰あきら生せい（社外しゃがい監査かんさ役やく、呉ごソフトウエア工房こうぼう代表だいひょう取締役とりしまりやく）
外部がいぶリンク	https://www.falcom.co.jp/

概要がいよう

1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）3月がつに創業そうぎょうした。2001年ねん（平成へいせい13年ねん）にゲームソフトの企画きかく、制作せいさく、開発かいはつおよび販売はんばい業務ぎょうむを分割ぶんかつし、現げん法人ほうじんとする。2003年ねん（平成へいせい15年ねん）12月には東京とうきょう証券しょうけん取引とりひき所しょマザーズに上場じょうじょうした。

創業そうぎょう者しゃは現げん会長かいちょうの加藤かとう正幸まさゆき。社名しゃめいは『スター・ウォーズ』に登場とうじょうした「ミレニアム・ファルコン号ごう」からの着想ちゃくそうで、「ファルコン」の語尾ごびに当時とうじコンピュータ開発かいはつ関係かんけいの社名しゃめいとして称しょうされることが多おおかった「com」を合成ごうせいしたもの。元もとは米べいApple Computerの代理だいり店てんであった。

日本にっぽんのパソコンゲームの黎明れいめい期きである8ビットパソコンの時代じだいからのメーカーである。長ながらく非ひ成人せいじんのパソコンゲームを中心ちゅうしんに扱あつかうメーカーであり、1980年代ねんだいから2000年代ねんだい中盤ちゅうばんまでの作品さくひんは、他社たしゃへのライセンス供給きょうきゅうにより家庭かてい用ようゲーム機きに移植いしょくされていた。ライセンス提供ていきょう作品さくひんの開発かいはつも原則げんそくとして当社とうしゃ以外いがいが担当たんとうすることが多おおかったが、1987年ねんに『ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリー』のファミリーコンピュータ版はん（発売はつばい・販売元はんばいもとはナムコ）が初はじめての家庭かてい用ようゲーム機き向むけ自社じしゃ開発かいはつ作品さくひんであり、1991年ねんから1995年ねんまでセガ・エンタープライゼスとの合弁ごうべんでセガ・ファルコムを設立せつりつし、メガドライブやメガCD用ようタイトルを同社どうしゃからの発売はつばい（開発元かいはつもと：ファルコム・販売元はんばいもと：セガ）で展開てんかいした。1995年ねんにサードパーティーとしてスーパーファミコンとPCエンジンにごく短期間たんきかん参入さんにゅうし、それ以降いこうは他社たしゃへのライセンス供給きょうきゅうを中心ちゅうしんとする戦略せんりゃくに出で戻もどったが、2000年代ねんだい後半こうはんにPlayStation Portable（PSP）へ参入さんにゅうし、以降いこうは家庭かてい用ようゲーム機き向むけが中心ちゅうしんとなっている。

ゲームミュージックにも注力ちゅうりょくしており、加藤かとうが考かんがえた“ファルコム音楽おんがく3原則げんそく”「一いち度ど聴きいたら忘わすれられない、思おもわず口くちずさんでしまうメロディ」「ここぞというところに、グッとくるサビ」「起承転結きしょうてんけつが感かんじられる構成こうせい」が楽曲がっきょく作成さくせいのベースとなっている。1988年ねんには自社じしゃのゲームミュージック作品さくひん専用せんようレーベルとして「ファルコムレーベル」を発足ほっそくさせた。

ゲームを起動きどうすると紫色むらさきいろ・黄色おうしょく・黄き緑色みどりいろ・水色みずいろの四角形しかっけいからFalcomのロゴに変化へんかするムービーは、当時とうじ正社員せいしゃいんであった新海しんかい誠まことのデザインである。

沿革えんかく

1980年代ねんだい

1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）

日野自動車ひのじどうしゃのシステムエンジニアであった加藤かとう正幸まさゆきがタイ駐ちゅう在中ざいちゅうに出会であったApple IIに衝撃しょうげきを受うけ、脱だつサラ後ごの1981年ねん3月がつにコンピューター導入どうにゅう時じのアドバイザー企業きぎょうとして創業そうぎょう。同年どうねん7月がつより東京とうきょう都と立川たつかわ市しでアップルコンピュータの代理だいり店てんコンピューターランド立川たちかわを開設かいせつする。

1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）

1982年ねんに入はいり、PC向むけソフトの制作せいさく・販売はんばいをはじめる。最初さいしょにリリースしたPCゲームソフトは、同年どうねん6月がつに発売はつばいされた『ギャラクティック・ウォーズ1』であり、本ほん作さくは以降いこう多数たすうのヒット作さくを手掛てがける木屋こや善夫ぜんぶの処女しょじょ作さくだった。当時とうじ、木屋こやはまだファルコムに入社にゅうしゃしておらず、コンピューターランド立川たちかわに入いり浸びたる常連じょうれん客きゃくだったが、木屋こやは次第しだいに自作じさくのゲームソフトを持もち込こむようになり、これを加藤かとうがディスプレイやプリンターなどと物々交換ぶつぶつこうかんすることで引ひき取とり、店頭てんとう販売はんばいしていたというエピソードがある。当初とうしょのファルコムはシミュレーションゲームやシューティングゲーム・ゴルフゲーム・アドベンチャーゲーム・西洋せいよう占星術せんせいじゅつソフト・ワープロソフトさらにはアダルトゲームも制作せいさく・販売はんばいしており、特定とくていジャンルへの注力ちゅうりょくはまだ見みえず模索もさく段階だんかいにあった。また、1983年ねん（昭和しょうわ58年ねん）10月がつに発売はつばいされた『バードランド』のような持もち込こみ企画きかくも少すくなくなかった。

1983年ねん（昭和しょうわ58年ねん）

同社どうしゃ初はつにして唯一ゆいいつのアダルトゲームの『女子大じょしだい生せいプライベート』を11月に発売はつばいした。同年どうねん12月がつには、木屋こや義夫よしおが手掛てがけたファルコム初はつのコンピューターRPGである『ぱのらま島とう』をリリースした。まだコンピューターRPGがマイナーなゲームジャンルだった折おりに発売はつばいされた『ぱのらま島とう』は国産こくさんコンピューターRPGの最初さいしょ期きの作さくの一ひとつとして数かぞえられる。

1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん）

3月がつにアドベンチャーゲームの『デーモンズリング』を発売はつばいした。当時とうじのPCアドベンチャーゲームは場面ばめんが切きり替かわるたびに線せんが描えがかれ、全すべての線せんを書かき終おえてから色いろが塗ぬられる「ライン＆ペイント」式しきが主流しゅりゅうであり、グラフィックが描えがきあがるまで長ながい待まち時間じかんを要ようしたが、『デーモンズリング』は画期的かっきてきなほど高速こうそくでのグラフィック描画びょうがを実現じつげんし、当時とうじのファルコムの技術ぎじゅつ力りょくの高たかさを見みせた。『デーモンズリング』について、のちに加藤かとうは「ファルコムが最初さいしょに注目ちゅうもくされた作さく」と述のべている。また同年どうねんには木屋こや善夫ぜんぶがファルコムに入社にゅうしゃしており、木屋こやが「趣味しゅみで半年はんとしで作つくった」というコンピュータRPG『ドラゴンスレイヤー』を発売はつばいした。以降いこう、木屋こや作品さくひんはドラゴンスレイヤー（ドラスレ）シリーズとして発売はつばいされる。

1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）

10月にドラスレシリーズの第だい二に弾だんとなるアクションRPG『ザナドゥ』を発売はつばいした。『ザナドゥ』は40万まん本ほん（1986年ねん決算けっさん期きでの累計るいけい）を販売はんばいし、国内こくないのPC用ようゲームソフト最多さいたの販売はんばい記録きろくを保持ほじする。同どう作さくの大だいヒットにより、「ハイドライドシリーズ（T&E SOFT）の内藤ないとう時じ浩ひろしとドラスレシリーズの木屋こや善夫ぜんぶ」という構図こうずで、木屋こや善夫ぜんぶは一躍いちやくスタープログラマーの名声めいせいを獲得かくとくし、これに伴ともないファルコムもPCゲーム業界ぎょうかいでの地位ちいを確立かくりつした。

1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん）

10月に『ザナドゥ』の追加ついかシナリオである『ザナドゥ・シナリオII』を発売はつばいした。なお『ザナドゥ』や『ザナドゥ・シナリオII』を含ふくむ、当時とうじのPCゲームは自力じりきでのクリアが困難こんなんな難易なんい度どに設定せっていされていることが多おおく、そのため攻略こうりゃく記事きじを載のせたゲーム雑誌ざっしが次々つぎつぎ参入さんにゅうし売上うりあげを伸のばした。また、ゲーム雑誌ざっしにはゲームのビジュアルが掲載けいさいされるため、PCゲームの宣伝せんでん効果こうかにもなった。このようなPCゲームと雑誌ざっしとの協力きょうりょく関係かんけいと言いえる構図こうずにファルコムは一役ひとやく買かったという見方みかたもできる。同月どうげつに『ザナドゥ』に次つぐドラスレシリーズの3作さく目めとして『ロマンシア』とアドベンチャーゲームの『太陽たいようの神殿しんでん』を発売はつばいした。『太陽たいようの神殿しんでん』は国産こくさんPC用ようアドベンチャーゲームとして初はつの全編ぜんぺんBGM付つきを実現じつげんしており、この時期じきすでに音楽おんがくへの力ちからの入いれようが見みえる作さくの一ひとつであった。また同年どうねん、古代こだい祐三ゆうぞうがファルコムに入社にゅうしゃしており阿部あべ隆人たかひとと共ともに『ザナドゥ・シナリオII』と『ロマンシア』の音楽おんがくを担当たんとうした。

1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）

6月がつにはアクションRPGの『イース』を発売はつばいした。当時とうじ、PCでは高こう難なん度どのゲームが多おおく、ファルコム自身じしんの『ザナドゥ』『ロマンシア』『太陽たいようの神殿しんでん』なども過酷かこくな難むずかしさで知しられる中なか、『イース』は「今いま、RPGは優やさしさの時代じだいへ」というキャッチコピーで誰だれもが楽たのしめる難易なんい度どのRPGとして売うり出だされた。同年どうねんには当時とうじ社員しゃいんだった都築つづき和彦かずひこの手てによって『ザナドゥ』を漫画まんが化かした『ザナドゥ ドラゴンスレイヤー伝説でんせつ』の単行本たんこうぼんが角川書店かどかわしょてんから刊行かんこうされた。当時とうじ加藤かとうはキャラクタービジネスに興味きょうみを示しめしており、その一環いっかんとして商業しょうぎょう化かされたものが『ザナドゥ ドラゴンスレイヤー伝説でんせつ』だった。さらに『ザナドゥ ドラゴンスレイヤー伝説でんせつ』は、翌年よくねんにはOVA化かされており、当時とうじファルコムがゲームから派生はせいした関連かんれんグッズを販売はんばいするメディアミックス展開てんかいに乗のり出だすはしりがうかがえる。

1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）

4月がつに『イース』の続編ぞくへん『イースII』を発売はつばいした。なお『イースII』の音楽おんがくは古代こだい祐三ゆうぞうらが担当たんとうしたが、古代こだいにとってファルコムで手掛てがけた最後さいごの作さくとなり、その後ご退社たいしゃしている 。同年どうねんにはファルコムのゲームミュージックを専せん門もんに扱あつかうファルコムレーベルがキングレコードに設立せつりつされる。同年どうねん12月がつには、ファルコムレーベルから、8センチCD 6 枚まい組ぐみで、楽曲がっきょく以外いがいにもサラウンドシアターも含ふくめた『ファルコムスペシャルBOX'89』が発売はつばいされた。

1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）

メディアミックス展開てんかいを積極せっきょく的てきに行おこない、その例れいとしてサウンドチームFalcom Sound Team J.D.K.を結成けっせいし、アニメでは同年どうねん『イース』をOVA化かした。さらに同年どうねん11月がつ、代々木よよぎに自社じしゃ製品せいひんのグッズ販売はんばい（ゲームソフト以外いがいも含ふくむ）の直営店ちょくえいてん「ファルコムショップ」を開店かいてんした。

1990年代ねんだい

1990年ねん（平成へいせい2年ねん）

80年代ねんだい末期まっきからのメディアミックス展開てんかいを続つづけ、3月にはイベント「ファルコム・フェスティバル'90」・「ミス・リリア・コンテスト」を開催かいさいした。音楽おんがく分野ぶんやでは同年どうねん、J.D.K.BANDが結成けっせいされた。一方いっぽう、この年としに発売はつばいした新作しんさくゲームソフトは『ダイナソア』のみとなった。

1991年ねん（平成へいせい3年ねん）

アーケードの雄ゆうセガとの共同きょうどう出資しゅっしでメガドライブ用ようソフト開発かいはつ会社かいしゃセガ・ファルコムを設立せつりつした。PC向むけゲームとしては、同年どうねん3月がつにリアルタイム・シミュレーションゲームの『ロードモナーク』を発売はつばい、 同年どうねん10月がつにはフルマウスオペレーションの『ブランディッシュ』を発売はつばいし、4作さく続つづくシリーズとなった。 なお『ロードモナーク』、『ブランディッシュ』のいずれも最初さいしょからPC-9800シリーズ向むけに発売はつばいされ、PC-8800シリーズを含ふくむ8ビットPC機種きしゅには移植いしょくされなかった。このことは80年代ねんだいのファルコムの多おおくのゲームソフトで見みられた「最初さいしょにPC-88向むけに発売はつばいされ、いずれPC-98を含ふくむ他た機種きしゅに移植いしょく版ばんが発売はつばいされる。」というリリースのあり方かたから変化へんかがうかがえる出来事できごとであった。実際じっさいに以降いこう90年代ねんだいのファルコムは、Windows向むけ開発かいはつメインに移行いこうするまでは、PC-9800シリーズ向むけを主軸しゅじくとしたゲームソフト開発かいはつ・販売はんばいに切きり替かわった。

1992年ねん（平成へいせい4年ねん）

『ドラゴンスレイヤー英雄えいゆう伝説でんせつII』を発売はつばいし、本ほん作さくをもってPC-8800シリーズ向むけの新作しんさくリリースは最後さいごとなった。

1993年ねん（平成へいせい5年ねん）

11月に原案げんあんファルコム・開発かいはつおよび販売はんばいトンキンハウスで、スーパーファミコン（SFC）向むけにイース最新さいしん作さく『イースIV MASK OF THE SUN』が発売はつばいされた。同年どうねん12月がつには原案げんあんファルコム・開発かいはつ及および販売はんばいハドソンで、PCエンジンCD-ROM²向むけ『イースIV The Dawn of Ys』が発売はつばいされた。このようにイースシリーズ最新さいしん作さくが異ことなる二に社しゃによる開発かいはつ・販売はんばいで、内容ないようも異ことなる二に作さくが発売はつばいされるという珍めずらしい事態じたいとなった。

1994年ねん（平成へいせい6年ねん）

2月がつにはPCエンジンCD-ROM²向むけに自社じしゃ開発かいはつした『風ふうの伝説でんせつザナドゥ』が、日本電気にっぽんでんきホームエレクトロニクスによる販売はんばいでリリースされた。なお、1993年ねん内ないの『風ふうの伝説でんせつザナドゥ』開発かいはつ完了かんりょう後ご、その発売はつばいを待またずして長年ながねんファルコムを支ささえ続つづけた木屋こや義夫よしおがファルコムを退社たいしゃしている。同年どうねん3月がつにはPC-98用よう『英雄えいゆう伝説でんせつIII 白しろき魔女まじょ』を発売はつばいした。同年どうねん6月がつには『ぽっぷるメイル』（SFC版ばん）を発売はつばいした。

1995年ねん（平成へいせい7年ねん）

4月がつには、PC-98向むけに『ザナドゥ』のリメイクである『リバイバルザナドゥ』を発売はつばいした。本ほん作さくは以降いこうファルコムが立たて続つづけに過去かこ作品さくひんのリメイク作さくを開発かいはつ・販売はんばいする契機けいきとなった。同年どうねん6月がつにはPCエンジン向むけに『風ふうの伝説でんせつザナドゥII』を、副題ふくだい「The Last of Dragon Slayer」として発売はつばいし、本ほん作さくをもってドラスレシリーズが完結かんけつした。『風ふうの伝説でんせつザナドゥII』は開発かいはつ・販売はんばいともにファルコム名義めいぎで初はつの家庭かてい用ようでの新作しんさくリリースとなった。家庭かてい用ようゲーム機きへの参入さんにゅうが遅おくれた理由りゆうについて、当時とうじの加藤かとう社長しゃちょうはのちに「パソコンソフトのほうが家庭かてい用ようゲームより単純たんじゅんに儲もうかったから（利益りえき額がくではなく“利益りえき率りつ”が良よかったから）」と述のべている。さらに、この年としには、セガとの共同きょうどう出資しゅっし会社かいしゃであったセガ・ファルコムも解散かいさんした。

1996年ねん（平成へいせい8年ねん）

10月にはブランディッシュシリーズ4作さく目めの『ブランディッシュVT』を発売はつばいし、本ほん作さくがファルコムから発売はつばいされた最後さいごのPC-98向むけ作品さくひんとなった。続つづく同年どうねん12月がつには、リメイク作品さくひん『ロードモナークオリジナル』を発売はつばいし、Microsoft Windowsに初はつ参入さんにゅうした。同年どうねんは、これまで国産こくさんPC向むけのゲームソフト開発かいはつ・販売はんばいがメインだったファルコムにとって、新作しんさくソフトリリース先さきのターニングポイントとなった。また、後のちに映画えいが監督かんとくとして数々かずかずのヒット作さくを生うみ出だすことになる新海しんかい誠まことが正社員せいしゃいんとして入社にゅうしゃしたのもこの年としである。

1997年ねん（平成へいせい9年ねん）

12月にはシミュレーションRPG『ヴァンテージ・マスター』第だい1作さくを発売はつばいし、以降いこうシリーズ作品さくひんの発売はつばいを重かさねる。本ほん作さくがファルコム初はつのWindows向むけに新規しんき開発かいはつされたタイトルであり、以降いこうWindows向むけのソフトウェア開発かいはつが本格ほんかく化かした。

1998年ねん（平成へいせい10年ねん）

4月がつには『イース』のリメイク作さく『イースエターナル』を発売はつばいした。

1999年ねん（平成へいせい11年ねん）

10月に韓国かんこくのソフトマックス社しゃが制作せいさくしたRPG『西風せいふうの狂詩曲きょうしきょく』を日本にっぽん向むけにアレンジして発売はつばいした。以降いこう『月影つきかげのデスティニー』『アークトゥルス』『幻想げんそう三さん国こく誌し』と続つづく、東ひがしアジアのゲームソフトの日本にっぽん向むけローカライズを開始かいしした。

2000年代ねんだい

2001年ねん（平成へいせい13年ねん）

11月に、旧きゅう「日本にっぽんファルコム株式会社かぶしきがいしゃ」からゲームソフトの企画きかく、制作せいさく、開発かいはつおよび販売はんばい業務ぎょうむを分割ぶんかつし、現在げんざいの「日本にっぽんファルコム株式会社かぶしきがいしゃ」が設立せつりつされた。代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうに山やま﨑伸治ちが就任しゅうにんした。旧きゅう会社かいしゃは「株式会社かぶしきがいしゃファルコム」へ商号しょうごう変更へんこうし、IT基礎きそ研究けんきゅうや投資とうし事業じぎょう等とうを行おこなっている。同年どうねん12月がつには4年ねん振ふりとなる新しんシリーズ『ツヴァイ!!』を発売はつばいした。

2003年ねん（平成へいせい15年ねん）

9月には『イースV』から8年ねん振ふりとなる〈イースシリーズ〉の新作しんさく『イースVI -ナピシュテムの匣くしげ-』を発売はつばいした。同年どうねん12月2日にちに東京とうきょう証券しょうけん取引とりひき所しょマザーズに上場じょうじょうした。同年どうねん12月がつ19日にちには『ファルコムスペシャルBOX'2004』を7年ねんぶりに発売はつばいした。

2004年ねん（平成へいせい16年ねん）

6月がつ、約やく4年ねん半はん振ふりとなる〈英雄えいゆう伝説でんせつシリーズ〉の新作しんさく『英雄えいゆう伝説でんせつVI 空そらの軌跡きせき』を発売はつばいし、後ごの2006年ねん3月がつに発売はつばいされた続編ぞくへん『空そらの軌跡きせきSC』と共ともにヒット作品さくひんとなった。同年どうねん12月がつには、3年ねん振ふりとなる新しんタイトル『ぐるみん』を発売はつばいした。

2005年ねん（平成へいせい17年ねん）

11月にはマーベラスエンターテイメント（現げん・マーベラス）と業務ぎょうむ提携ていけいを締結ていけつ、ファルコム作品さくひんのアニメーション制作せいさくなどメディアミックス展開てんかいをはじめ、ゲームミュージックCDの販売はんばい、ゲームソフトの海外かいがい販売はんばいなどを行おこなっていくこととなった。また、ボーステック社しゃの名作めいさくレリクスの続編ぞくへんであるARPG『RINNE』の開発かいはつも行おこなった（発売はつばい元もとはソフトバンクBB）。

2006年ねん（平成へいせい18年ねん）

6月がつ、『ぐるみん』の移植いしょくによってPlayStation Portable（PSP）へ自社じしゃ開発かいはつで参入さんにゅうした。家庭かてい用ようゲーム機き向むけに自社じしゃ開発かいはつ・発売はつばいするのは『イースV -失うしなわれた砂すなの都とケフィン-』以来いらい11年ねん振ふり。同年どうねん9月がつの『FC』より順次じゅんじ、『英雄えいゆう伝説でんせつ 空そらの軌跡きせき』シリーズのPSP移植いしょくもおこなわれた。PSPへの参入さんにゅうと平行へいこうしてオンラインゲームへのライセンス提供ていきょうも行おこなわれ、同年どうねん11月がつより電でん遊ゆう社しゃによる『ソーサリアンオンライン』がサービス開始かいしされた。

2007年ねん（平成へいせい19年ねん）

代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうが近藤こんどう季き洋ように交代こうたいし、前まえ職しょくの山やま﨑伸治ちは顧問こもんに就ついた。

2008年ねん（平成へいせい20年ねん）

PSP向むけには現行げんこうPC製品せいひんの移植いしょくに留とまらず、同年どうねん4月がつに発売はつばいされた『ヴァンテージマスターポータブル』の様ような過去かこの作品さくひんのリメイク作品さくひんも投入とうにゅうをはじめた。PC向むけの発売はつばいは同年どうねん9月がつに7年ねん振ふりのシリーズ新作しんさく『ツヴァイ2』のみとなり、タイトル数すうでPSP製品せいひんがPC製品せいひんを大おおきく上回うわまわった。

2009年ねん（平成へいせい21年ねん）

3月がつには、PSP向むけリメイク作品さくひん『ブランディッシュ 〜ダークレヴナント〜』を発売はつばいし、同年どうねん7月がつ16日にちにはPSP向むけ移植いしょく作さく『イースI&IIクロニクルズ』を発売はつばいした。同年どうねん9月がつには三さん年ねん弱じゃく振ふりとなる〈イースシリーズ〉の新作しんさく『イースVII』をPSP専用せんようで発売はつばいした。『イースVII』はマルチプラットフォーム展開てんかいすると発表はっぴょうしていた。PC向むけには前年ぜんねん発表はっぴょうされた『ツヴァイII』に新しん要素ようそを追加ついかした『ツヴァイIIプラス』、PSPからの逆ぎゃく移植いしょくとなる『イースI&IIクロニクルズ』、『空そらの軌跡きせき』シリーズのWindows 7対応たいおう版ばんのみとなり、新作しんさくの発表はっぴょうは行おこなわれなかった。同年どうねん6月がつにはライセンス明示めいじなどの一定いってい条件下じょうけんかであればファルコムのほぼ全すべての楽曲がっきょくを使用しよう料りょう無料むりょう・許諾きょだく不要ふようでユーザーが使つかえるようにする、「ファルコム音楽おんがくフリー宣言せんげん」を行おこなった。同年どうねん発売はつばいの『ツヴァイIIプラス』を最後さいごにPC向むけ新作しんさくソフトウェア開発かいはつからは撤退てったい状態じょうたいとなり、以降いこうは家庭かてい用ようゲーム機き用ようソフトの開発かいはつに専念せんねんすることになった。のちに近藤こんどうは流通りゅうつうから「もうPCゲームを売うるのは終おわり」と告つげられたと述のべている。同社どうしゃ歴代れきだいのパソコンソフト売上うりあげ本数ほんすうでも、「ツヴァイ2」が一番いちばん悪わるかったと加藤かとう会長かいちょうが明言めいげんしている。

2010年代ねんだい

2010年ねん（平成へいせい22年ねん）

9月には『空そらの軌跡きせき』の続編ぞくへんとなる『英雄えいゆう伝説でんせつ 零れいの軌跡きせき』をPSP向むけソフトとして発売はつばいした。

2011年ねん（平成へいせい23年ねん）

9月に〈イースシリーズ〉の新作しんさく『イース -セルセタの樹海じゅかい-』でPlayStation Vita（PS Vita）へと参入さんにゅうすることを発表はっぴょうした。 9月29日にちには『零れいの軌跡きせき』の続編ぞくへんとなるPSP向むけソフト『英雄えいゆう伝説でんせつ 碧あおの軌跡きせき』を創立そうりつ30周年しゅうねん記念きねん作品さくひんとして発売はつばいした。

2012年ねん（平成へいせい24年ねん）

7月がつに PSP用ようソフト『那由なゆ多たの軌跡きせき』、9月には、PlayStation Vita用ようソフト『イース -セルセタの樹海じゅかい-』を発売はつばいした。同年どうねん10月がつ18日にちに『英雄えいゆう伝説でんせつ 零れいの軌跡きせき』のフルボイスリメイク版ばんとして、PlayStation Vita用ようソフト『英雄えいゆう伝説でんせつ 零れいの軌跡きせき Evolution』が、角川かどかわゲームスから発売はつばいされた。同年どうねん12月がつ13日にちにはPS3初はつ参入さんにゅうとなる『英雄えいゆう伝説でんせつ 空そらの軌跡きせきFC:改あらため HD EDITION』を発売はつばいした。

2013年ねん（平成へいせい25年ねん）

9月にはPlayStation 3（PS3）およびPlayStation Vita（PS Vita）のマルチプラットフォームとなる『英雄えいゆう伝説でんせつ 閃の軌跡きせき』を発売はつばいした。

2014年ねん（平成へいせい26年ねん）

6月がつに『英雄えいゆう伝説でんせつ 碧あおの軌跡きせき』のPS Vitaリメイク版ばんである『英雄えいゆう伝説でんせつ 碧あおの軌跡きせき Evolution』が、角川かどかわゲームスから発売はつばいされた。 同年どうねん9月がつ1日にち、PlayStation Vita、及および初はつのPlayStation 4への参入さんにゅうとなるマルチプラットフォームソフト、〈イースシリーズ〉の新作しんさくを2015年ねんに発売はつばいする旨むねを公開こうかいした。 同年どうねん9月がつ25日にちには『英雄えいゆう伝説でんせつ 閃の軌跡きせき』の続編ぞくへんとなる『英雄えいゆう伝説でんせつ 閃の軌跡きせきII』を、PS3およびPS Vita用ようソフトとして発売はつばいした。

2015年ねん（平成へいせい27年ねん）

6月がつに、角川かどかわゲームスから『空そらの軌跡きせきFC』のフルボイス版ばんとなる『英雄えいゆう伝説でんせつ 空そらの軌跡きせきFC Evolution』がPlayStation Vita用ようソフトとして発売はつばいされた。同年どうねん12月がつ10日とおかには、同おなじく『空そらの軌跡きせきSC』のリメイク作品さくひんである『英雄えいゆう伝説でんせつ 空そらの軌跡きせきSC Evolution』が発売はつばいされた。同年どうねん9月がつ30日にちに、アクションRPG『東ひがし亰ザナドゥ』がPlayStation Vita用ようソフトとして発売はつばいされた。『東ひがし亰ザナドゥ』はファルコムにとって初はつの "日本にっぽんを舞台ぶたいにした現代げんだい劇げきゲーム作品さくひん" となる。 同年どうねん12月がつには『英雄えいゆう伝説でんせつ 閃の軌跡きせき』の第だい3作さくとなる『英雄えいゆう伝説でんせつ 閃の軌跡きせきIII』の制作せいさくが決定けっていしたことを発表はっぴょうした。

2016年ねん（平成へいせい28年ねん）

7月がつには、角川かどかわゲームスより『空そらの軌跡きせき the 3rd』のリメイク作品さくひんである『英雄えいゆう伝説でんせつ 空そらの軌跡きせき the 3rd Evolution』が発売はつばいされ、同年どうねん7月がつ21日にちにイースシリーズの続編ぞくへんである『イースVIII』が、PS Vita用ようソフトとして、PlayStation 4（PS4）版ばんに先駆さきがけ発売はつばいされた。同年どうねん8月がつ、軌跡きせきシリーズの新作しんさくとしては初はつのオンライン ブラウザーRPGとなる『英雄えいゆう伝説でんせつ 暁あかつきの軌跡きせき』がUSERJOYによって開発かいはつされ、同おなじくUSERJOYによる運営うんえいでサービス開始かいしされた。同年どうねん9月がつ8日にちには『東ひがし亰ザナドゥ』のPS4版はんとなる『東ひがし亰ザナドゥ eX+』を発売はつばいした。

2017年ねん（平成へいせい29年ねん）

9月にはPlayStation 4用ようソフトである『英雄えいゆう伝説でんせつ 閃の軌跡きせきIII』を発売はつばいした。

2018年ねん（平成へいせい30年ねん）

9月には閃の軌跡きせきシリーズ完結かんけつ編へんの『英雄えいゆう伝説でんせつ 閃の軌跡きせきIV』PlayStation 4版はんを発売はつばいした。11月12日にちには、『イースVII』の世界せかい観かんをベースとしたスマートフォン向むけアプリ『イース アルタゴの五大ごだい竜りゅう』を日本にっぽんファルコムがライセンスを提供ていきょうしUSERJOYグループが開発かいはつし、香港ほんこん・台湾たいわん・マカオにてサービス開始かいしした。また、11月13日にちには、日本にっぽんファルコムからライセンスを供与きょうよされた USERJOY グループが開発かいはつ・運営うんえいを手掛てがけるオンラインストーリーRPG「英雄えいゆう伝説でんせつ 暁あかつきの軌跡きせき」をベースとしたスマートフォン向むけタイトル「英雄えいゆう伝説でんせつ 星ぼしの軌跡きせき」のサービスが、同おなじくUSERJOYグループによって、台湾たいわん・マカオ・香港ほんこんにて開始かいしされた。

2019年ねん（令れい和わ元年がんねん）

9月には、イースシリーズ第だい9作さく目めとなる『イースIX』PlayStation 4版はんを発売はつばいした。

2020年代ねんだい

2020年ねん（令れい和わ2年ねん）

8月がつ、軌跡きせきシリーズの新作しんさくとして『英雄えいゆう伝説でんせつ 創そうの軌跡きせき』PlayStation 4版はんを発売はつばい。

2021年ねん（令れい和わ3年ねん）

6月がつ、2012年ねんにPlayStation Portable版ばんとして発売はつばいした『那由なゆ多たの軌跡きせき』のPlayStation 4移植いしょく版ばんとなる『那由なゆ多たの軌跡きせき：改あらため』を発売はつばい。同年どうねん7月がつ20日はつか、日本にっぽんファルコムよりライセンス供与きょうよを受うけた中国ちゅうごく企業きぎょう北京ぺきん盛もり游ゆう时代网络科技かぎ有限ゆうげん公司こうしが初はつの本格ほんかく的てきなスマートフォン向むけタイトルとして『イース6 オンライン〜ナピシュテムの匣くしげ〜』を正式せいしきリリース。同年どうねん9月がつ30日にち、軌跡きせきシリーズの新作しんさく『英雄えいゆう伝説でんせつ 黎はじむの軌跡きせき』を発売はつばい。同年どうねん11月がつ26日にち、Nintendo Switchへのサードパーティー参入さんにゅうを表明ひょうめい。

2022年ねん（令れい和わ4年ねん）

5月、Nintendo Switch自社じしゃ参入さんにゅうタイトル第だい1弾だんとして『那由なゆ多たの軌跡きせき アド・アストラ』を発売はつばい。任天堂にんてんどうプラットフォームへの自社じしゃ販売はんばいによるソフトウェア供給きょうきゅうは『イースV 失うしなわれた砂すなの都とケフィン』（1995年ねん）以来いらい、約やく四半世紀しはんせいきぶりとなる。同年どうねん9月がつ29日にち、軌跡きせきシリーズの新作しんさく『英雄えいゆう伝説でんせつ 黎はじむの軌跡きせきII -CRIMSON SiN-』を発売はつばい。 9月には軌跡きせきシリーズが累計るいけい販売はんばい本数ほんすう700万まん本ほんを突破とっぱした。

2023年ねん（令れい和わ5年ねん）

9月、イースシリーズ10作さく目めとなる『イースX』を発売はつばい。

2024年ねん（令れい和わ6年ねん）

9月、軌跡きせきシリーズの新作しんさく『英雄えいゆう伝説でんせつ 界かいの軌跡きせき -Farewell, O Zemuria-』を発売はつばい予定よてい。

コンピュータゲーム作品さくひん

主要しゅよう作品さくひんとして3作さく以上いじょうが発売はつばいされたシリーズを挙あげる。この他ほかの作品さくひんについては日本にっぽんファルコムのコンピュータゲーム作品さくひん一覧いちらんを参照さんしょう。

• ドラゴンスレイヤーシリーズ 1984年ねん - 1995年ねん
  • ザナドゥシリーズ 1985年ねん -
  • ソーサリアンシリーズ 1987年ねん - 1988年ねん
  • ロードモナークシリーズ 1991年ねん - 1999年ねん
• イースシリーズ 1987年ねん -
• 英雄えいゆう伝説でんせつシリーズ 1989年ねん -
  • イセルハーサ編へん 1989年ねん - 1992年ねん
  • 英雄えいゆう伝説でんせつ ガガーブトリロジー 1994年ねん - 1999年ねん
  • 軌跡きせきシリーズ 2004年ねん -
    • 英雄えいゆう伝説でんせつVI 空そらの軌跡きせき（リベール王国おうこく編へん） 2004年ねん - 2006年ねん
    • 英雄えいゆう伝説でんせつVII 零れいの軌跡きせき/碧あおの軌跡きせき（クロスベル編へん） 2010年ねん - 2011年ねん
    • 英雄えいゆう伝説でんせつ 閃の軌跡きせき（エレボニア帝国ていこく編へん） 2013年ねん - 2018年ねん
    • 英雄えいゆう伝説でんせつ 創そうの軌跡きせき 2020年ねん
    • 英雄えいゆう伝説でんせつ 黎はじむの軌跡きせき（カルバード共和きょうわ国こく編へん） 2021年ねん - 2022年ねん
    • 英雄えいゆう伝説でんせつ 界かいの軌跡きせき -Farewell, O Zemuria- 2024年ねん
• ブランディッシュシリーズ 1991年ねん - 1998年ねん
• ヴァンテージ・マスターシリーズ 1997年ねん - 1998年ねん

かつて在籍ざいせきした社員しゃいん

各かく職種しょくしゅごとに50音おと順じゅん。括弧かっこ内ないの名前なまえは在籍ざいせき時じの名前なまえ。

ゲームクリエイター

• 秋葉あきば紀きの好よしみ - 『ドラゴンスレイヤー英雄えいゆう伝説でんせつ』 シナリオ、プログラム
• 井上いのうえ忠信ただのぶ - 『ザナドゥシナリオII』 シナリオ
• 木屋こや善夫ぜんぶ - 『ギャラクティック・ウォーズ１』、『ぱのらま島とう』、『ドラゴンスレイヤーシリーズ』 プログラム・ゲームデザイン
• 高橋たかはし哲哉てつや - ゲームクリエイター。現げんモノリスソフト取締役とりしまりやく。『スタートレーダー』、『イースIII』、『ドラゴンスレイヤー英雄えいゆう伝説でんせつ』、『ダイナソア』 グラフィックデザイン
• 富とみ一成いっせい - 『ソーサリアン』『ダイナソア』、『スタートレーダー』 ゲームデザイン
• 橋本はしもと昌あきら哉 - 『太陽たいようの神殿しんでん』『イース』『イースII』『イースIII』 ディレクション・ゲームデザイン・メインプログラム
• 宮崎みやざき友好ともよし - 『イース』 『イースII』『イースIII』シナリオ
• 宮本みやもと恒ひさし之これ - 『太陽たいようの神殿しんでん』シナリオ、ゲームデザイン
• 山根やまねともお - 『スタートレーダー』ゲームデザイン、『ザナドゥ』『ロマンシア』『太陽たいようの神殿しんでん』『イースシリーズ』 グラフィックデザイン

イラストレーター

• ISUTOSHI（蓮井はすい俊也としや） - 『ブランディッシュ』、『ブランディッシュ2』グラフィックデザイン
• 岩崎いわさき美奈子みなこ - 『英雄えいゆう伝説でんせつ ガガーブトリロジー』、『イースV』 グラフィックデザイン
• 古代こだい彩乃あやの - 『イース』、『イースII』、『ドラゴンスレイヤーIV』グラフィック、モンスターデザイン、キャラクターデザイン
• 田中たなか久仁彦くにひこ - 『ドラゴンスレイヤー英雄えいゆう伝説でんせつ』（1作さく目めのみ）、『ぽっぷるメイル』、『ダイナソア』 キャラクターデザイン
• 都築つづき和彦かずひこ - イラストレーション
• 村上むらかみ水軍すいぐん（村上むらかみ星ほし児じ） - グラフィックデザイン

サウンドクリエイター

• 川合かわい将すすむ明あきら - 『ドラゴンスレイヤー英雄えいゆう伝説でんせつ』『ダイナソア』 作曲さっきょく
• KIM'sSOUNDROOM（金田かねだ直樹なおき） - 『ブランディッシュシリーズ』『英雄えいゆう伝説でんせつ ガガーブトリロジー（PC-98版はんのみ）』『風ふうの伝説でんせつザナドゥシリーズ』『ぽっぷるメイル（SFC版ばん）』『イースIV』『イースV』 作曲さっきょく
• 阿部あべ隆人たかひと - 『ザナドゥ シナリオII』『太陽たいようの神殿しんでん アステカII』『ロマンシア』作曲さっきょく
• 古代こだい祐三ゆうぞう - 現げんエインシャント代表だいひょう取締役とりしまりやく。『ザナドゥ シナリオII』『ロマンシア』『ドラゴンスレイヤーIV』『ソーサリアン』『イース』『イースII』 作曲さっきょく
• 天てん門もん（白川しらかわ篤史あつし） - 『ブランディッシュシリーズ』『英雄えいゆう伝説でんせつ ガガーブトリロジー』『イースIV』『イースV』 作曲さっきょく
• 高橋たかはし俊弥としや - 『ザナドゥ』作曲さっきょく
• デッドボールP（竹下たけした遼りょう） - 『英雄えいゆう伝説でんせつ 空そらの軌跡きせきSC』『英雄えいゆう伝説でんせつ 空そらの軌跡きせき the 3rd』『ツヴァイ2』作曲さっきょく
• 中島なかじまタケオ（中島なかじま勝まさる） - 『ブランディッシュシリーズ』『英雄えいゆう伝説でんせつ ガガーブトリロジー』『風ふうの伝説でんせつザナドゥシリーズ』『イースIV』『イースV』 作曲さっきょく
• 永田ながた英哉ひでや - 『ソーサリアン』『イースII』作曲さっきょく
• まつもとひろし（松岡まつおか博文ひろぶみ） - 『風ふうの伝説でんせつザナドゥシリーズ』『英雄えいゆう伝説でんせつ ガガーブトリロジー』『ブランディッシュシリーズ』 作曲さっきょく
• 柳やなぎ英一ひでかず朗ろう（村山むらやま貴英たかひで） - 『英雄えいゆう伝説でんせつ 空そらの軌跡きせき』『ぐるみん』『ザナドゥネクスト』作曲さっきょく
• 籾山もみやま紗しゃ希まれ - 『ツヴァイ2』『イースVII』『英雄えいゆう伝説でんせつ 零れいの軌跡きせき』『英雄えいゆう伝説でんせつ 碧あおの軌跡きせき』『那由なゆ多たの軌跡きせき』『英雄えいゆう伝説でんせつ 閃の軌跡きせき』『英雄えいゆう伝説でんせつ 閃の軌跡きせきII』作曲さっきょく

その他た

• 新海しんかい誠まこと（新津にいつ誠まこと） - アニメーション作家さっか。映画えいが監督かんとく。『イースI・II完全かんぜん版ばん』 CGアニメーション、『英雄えいゆう伝説でんせつV 海うみの檻おり歌か』CGアニメーション
• 早川はやかわ正ただし - 脚本きゃくほん家か。『ブランディッシュシリーズ』、『ガガーブトリロジー』 シナリオ、構成こうせい
• 山田やまだ秀樹ひでき - 漫画まんが家か。『英雄えいゆう伝説でんせつIV』Windows版ばんキャラクターデザイン
• みずさわゆうき - 歌手かしゅ。

脚注きゃくちゅう

関連かんれん項目こうもく

• Falcom Sound Team jdk
• 関連かんれんラジオ番組ばんぐみ
  • ティオのファルコムラジオめんどくさいです…でもがんばります
  • 週刊しゅうかんファルコムラジオ
• コンピュータソフトウェア著作ちょさく権けん協会きょうかい（ACCS）
• 日本にっぽんコンピュータゲーム協会きょうかい（JCGA）
• Windows向むけゲーム配信はいしんサービス プロジェクトEGG
• ラッツパックレコード - 近年きんねんのFalcom楽曲がっきょくCDを発売はつばいしている会社かいしゃ
• みんな集あつまれ!ファルコム学園がくえん - ファルコム歴代れきだいキャラクターが大挙たいきょ登場とうじょうするオフィシャルパロディコミック。アニメ化かもされた。

外部がいぶリンク

• 日本にっぽんファルコム - 公式こうしきサイト
• ファルコムミュージアム - D4エンタープライズが運営うんえいするアミューズメントセンター内うちのコーナー
• 日本にっぽんファルコム (@nihonfalcom) - X（旧きゅうTwitter）
• 日本にっぽんファルコム (falcom.co.jp) - Facebook
• 日本にっぽんファルコム (@nihonfalcom1981) - Instagram
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