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林野庁 - Wikipedia

林野庁りんやちょう

農林水産省のうりんすいさんしょう外局がいきょく

林野庁りんやちょう(りんやちょう、英語えいご:Forestry Agency)は、森林しんりんぞく培養ばいよう林産物りんさんぶつてい供給きょうきゅう確保かくほ林業りんぎょう発展はってん林業りんぎょうしゃ福祉ふくし増進ぞうしんおよ国有こくゆう林野りんや事業じぎょう適切てきせつ運営うんえいはかることを任務にんむとする農林水産省のうりんすいさんしょう外局がいきょくである(農林水産省のうりんすいさんしょう設置せっちほうだい30じょう)。

日本の旗 日本にっぽん行政ぎょうせい機関きかん
林野庁りんやちょう
りんやちょう
Forestry Agency
林野庁の庁舎がある中央合同庁舎第1号館
林野庁りんやちょう庁舎ちょうしゃがある中央ちゅうおう合同庁舎ごうどうちょうしゃだい1号館ごうかん
役職やくしょく
長官ちょうかん 青山あおやま豊久とよひさ
次長じちょう 小坂こさか善太郎ぜんたろう
組織そしき
上部じょうぶ組織そしき 農林水産省のうりんすいさんしょう
内部ないぶ部局ぶきょく
  • 林政りんせい
  • 森林しんりん整備せいび
  • 国有こくゆう林野りんや
審議しんぎかいとう 林政りんせい審議しんぎかい
施設しせつとう機関きかん 森林技術総合研修所しんりんぎじゅつそうごうけんしゅうじょ
地方ちほうささえぶん部局ぶきょく 森林しんりん管理かんりきょく
北海道ほっかいどう/東北とうほく/関東かんとう/中部ちゅうぶ/近畿きんき中国ちゅうごく/四国しこく/九州きゅうしゅう
概要がいよう
法人ほうじん番号ばんごう 4000012080002 ウィキデータを編集
所在地しょざいち 100-8952
東京とうきょう千代田ちよだかすみせきいち丁目ちょうめ2ばん1ごう
定員ていいん 4,672にん[1]
年間ねんかん予算よさん 2857おく3633まん6せんえん[2](2024年度ねんど
設置せっち根拠こんきょ法令ほうれい 農林水産省のうりんすいさんしょう設置せっちほう
設置せっち 1949ねん昭和しょうわ24ねん)6がつ1にち
前身ぜんしん 農林省のうりんしょう山林さんりんきょく
ウェブサイト
林野庁りんやちょう
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概説がいせつ

編集へんしゅう

林野庁りんやちょう農林水産省のうりんすいさんしょう設置せっちほう以下いか農林水産省のうりんすいさんしょうほう)にもとづき、農林水産省のうりんすいさんしょうかれている外局がいきょくである。どうほうだい23じょうおよだい29じょうからだい35じょう任務にんむ所掌しょしょう事務じむおよ組織そしき規定きていしている。任務にんむは「森林しんりんぞく培養ばいよう林産物りんさんぶつ安定あんてい供給きょうきゅう確保かくほ林業りんぎょう発展はってん林業りんぎょうしゃ福祉ふくし増進ぞうしんおよ国有こくゆう林野りんや事業じぎょう適切てきせつ運営うんえいはかること」である(農林水産省のうりんすいさんしょうほうだい30じょう)。この任務にんむのため、森林しんりん整備せいび保全ほぜん民有みんゆうりんへの指導しどう監督かんとく助成じょせい国有こくゆう林野りんや事業じぎょうなど森林しんりん林業りんぎょうかんする事務じむ全般ぜんぱんあつかう。

農林省のうりんしょう山林さんりんきょく前身ぜんしんとする。太平洋戦争たいへいようせんそうまもなくみや内省ないせい帝室ていしつ林野りんやきょく内務省ないむしょう北海道庁ほっかいどうちょう一部いちぶ吸収きゅうしゅう統合とうごうし、外局がいきょく昇格しょうかくするとともに林野りんやきょく改称かいしょう。1949ねん現在げんざい林野庁りんやちょう改称かいしょうした。2001ねん森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょはやし育種いくしゅセンター独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじんとして分離ぶんりした。

林野庁りんやちょう長官ちょうかんちょうとし、内部ないぶ部局ぶきょくとして林政りんせい森林しんりん整備せいび国有こくゆう林野りんやの3本庁ほんちょうくほか、審議しんぎかいとして林政りんせい審議しんぎかい文教ぶんきょう研修けんしゅう施設しせつとして森林技術総合研修所しんりんぎじゅつそうごうけんしゅうじょ地方ちほうささえぶん部局ぶきょくとして7つの森林しんりん管理かんりきょく設置せっちする。森林しんりん管理かんりきょく北海道ほっかいどう東北とうほく関東かんとう中部ちゅうぶ近畿きんき中国ちゅうごく四国しこく九州きゅうしゅうかく管轄かんかつ区域くいきごとにかれ、その下部かぶ組織そしきとして98の森林しんりん管理かんりしょ各地かくち点在てんざいしている。

所掌しょしょう事務じむ

編集へんしゅう

林野庁りんやちょう所掌しょしょう事務じむは、農林水産省のうりんすいさんしょうほうだい4じょう列挙れっきょされた同省どうしょう所掌しょしょう事務じむけい83ごうちゅう林業りんぎょう森林しんりん関連かんれんするけい29ごうぶん事務じむである(だい31じょう)。
おもなものに、

  • 森林しんりん組合くみあい
  • 林産物りんさんぶつ貿易ぼうえき
  • 森林しんりん保険ほけん
  • 林業りんぎょう金融きんゆう
  • 森林しんりん資源しげん確保かくほ利用りよう
  • 森林しんりん整備せいび
  • 治山ちさん
  • 森林しんりん経営けいえい監督かんとく助成じょせい
  • 保安ほあんりん森林しんりん病害虫びょうがいちゅう対策たいさく
  • 林産物りんさんぶつ流通りゅうつう
  • 林業りんぎょう経営けいえい改善かいぜん安定あんてい
  • 林業りんぎょう技術ぎじゅつ改良かいりょう発達はったつ普及ふきゅう交換こうかん
  • 林業りんぎょう構造こうぞう改善かいぜん
  • 国有こくゆう林野りんや管理かんり経営けいえいおよび野生やせい動物どうぶつ保護ほご増殖ぞうしょく事業じぎょうかんすること

などがげられる。

森林しんりん保険ほけん

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森林しんりん保険ほけん火災かさい気象きしょう災害さいがいおよ噴火ふんか災害さいがいによって森林しんりんしょうじる損害そんがいを、くに保険ほけんしゃとなり填補てんぽすることを目的もくてきとした保険ほけんである。森林しんりん保険ほけんほう昭和しょうわ12ねん3がつ31にち法律ほうりつだい25ごう)が規定きていする。保険ほけんしゃ民有みんゆう人工じんこうりん所有しょゆうしゃかぎられる。国営こくえいの、森林しんりん国営こくえい保険ほけんのときは、経理けいり明確めいかくにするため、森林しんりん保険ほけん特別とくべつ会計かいけいにより一般いっぱん会計かいけいから区分くぶんして経理けいりいたが、国営こくえい廃止はいしにより特別とくべつ会計かいけい廃止はいしされた。加入かにゅうりつ加入かにゅうしゃ所有しょゆう人工じんこうりん面積めんせき民有みんゆう人工じんこうりん面積めんせきじょした数値すうち)は2009年度ねんどは13.3%(1,058せんha)となっている。林業りんぎょう縮小しゅくしょうともない、1984ねん昭和しょうわ54ねん)の32.2%(2,411せんha)をピークに以後いご一貫いっかんして減少げんしょうつづけ、現在げんざい漸減ぜんげん傾向けいこうにある[3]最新さいしん統計とうけいでは2020ねんにおける加入かにゅうしている森林しんりん面積めんせきは614,560ha[4]とピークの4ぶんの1となっている。加入かにゅうりつは、保険ほけん加入かにゅう面積めんせき時点じてんでの民有みんゆう人工じんこうりん面積めんせきのデータがまだ公表こうひょうされていないため算出さんしゅつ不能ふのうであるが、2017ねん3がつ31にち現在げんざいの6,569せんha[5]計算けいさんすると9.3%になる。

2006ねん行政ぎょうせい改革かいかく推進すいしんほう成立せいりつ以降いこう林野庁りんやちょう国営こくえい廃止はいし独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじんまた民間みんかん保険ほけん会社かいしゃ移管いかんすることの検討けんとうおこない、森林しんりん国営こくえい保険ほけんほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつ平成へいせい26ねん4がつ16にち法律ほうりつだい21ごう)により、2015ねん4がつ1にちから国営こくえいから国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょによる運営うんえい移行いこうした。なお国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょは、2017ねん4がつ1にち国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん森林しんりん研究けんきゅう整備せいび機構きこうとなった。改正かいせいにより根拠こんきょほう森林しんりん国営こくえい保険ほけんほうから森林しんりん保険ほけんほう題名だいめい改正かいせいされた。

国有こくゆう林野りんや事業じぎょう

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くに所有しょゆうする森林しんりん原野げんや国有こくゆう林野りんやまたはたん国有こくゆうりんとよばれ、林野庁りんやちょうはその管理かんり経営けいえいてのひらる。国有こくゆう林野りんや経営けいえい管理かんり国有こくゆう林野りんや事業じぎょうばれ、伐採ばっさい造林ぞうりん林道りんどう建設けんせつ治山ちさん事業じぎょう森林しんりん維持いじ管理かんりおよび林産物りんさんぶつ生産せいさん販売はんばいなどからる。国有こくゆう林野りんや管理かんり経営けいえいかんする法律ほうりつが、事業じぎょう基本きほん計画けいかく国有こくゆう林野りんや貸付かしつけ、売払うりはらとうかんする事項じこうさだめ、またどうほうだい4じょうだい1こうもとづいて「国有こくゆうりん管理かんり経営けいえいかんする基本きほん計画けいかく」を農林のうりん水産すいさん大臣だいじんさだめる。計画けいかくは10ねんいち計画けいかく期間きかんとし、5ねんごとに改定かいていされる。「国有こくゆう林野りんや事業じぎょう国有こくゆう林野りんやゆうする公益こうえきてき機能きのう維持いじ増進ぞうしん基本きほんとしつつ企業きぎょうてき運営うんえいし、その健全けんぜん発達はったつするため」、国有こくゆう林野りんや事業じぎょう特別とくべつ会計かいけいにより一般いっぱん会計かいけいから区分くぶんして経理けいりされていた(改正かいせいまえ特別とくべつ会計かいけいかんする法律ほうりつだい158じょう)。どう特別とくべつ会計かいけいは、2012ねん6がつ成立せいりつした「国有こくゆう林野りんやゆうする公益こうえきてき機能きのう維持いじ増進ぞうしんはかるための国有こくゆう林野りんや管理かんり経営けいえいかんする法律ほうりつとう一部いちぶ改正かいせいするひとし法律ほうりつ」により、2016年度ねんどかぎりで廃止はいしされ、事業じぎょう経理けいり方式ほうしき一般いっぱん会計かいけい移行いこうした。

沿革えんかく

編集へんしゅう

林政りんせい統一とういつ林野庁りんやちょう成立せいりつ

編集へんしゅう

戦前せんぜん日本にっぽんでは、現在げんざい国有こくゆう林野りんやとされる林野りんや一部いちぶ御料林ごりょうりんとして皇室こうしつ財産ざいさん中核ちゅうかくをなし、みや内省ないせい帝室ていしつ林野りんやきょくがこれを管理かんり経営けいえいしていた。また、北海道ほっかいどう国有こくゆうりん内務省ないむしょう北海道庁ほっかいどうちょう所管しょかんし、現在げんざい林野庁りんやちょう直系ちょっけい前身ぜんしんである農林省のうりんしょう山林さんりんきょく[6]所管しょかんする国有こくゆうりん面積めんせきは、戦後せんご成立せいりつする国有こくゆうりん半分はんぶんきょうにすぎなかった。

1945ねん昭和しょうわ20ねん)に日本にっぽん太平洋戦争たいへいようせんそうだい世界せかい大戦たいせん)に敗戦はいせんし、GHQ占領せんりょうがはじまると、皇室こうしつ財産ざいさん国有こくゆう内務省ないむしょう解体かいたいおこなわれた。その結果けっか1947ねん昭和しょうわ22ねん)4がつ1にちをもって御料林ごりょうりん国有こくゆうりん併合へいごうされ、御料林ごりょうりん所管しょかんしていた帝室ていしつ林野りんやきょく農林省のうりんしょう山林さんりんきょく統合とうごう山林さんりんきょく農林省のうりんしょう外局がいきょく昇格しょうかくし「林野りんやきょく」に改称かいしょうした。また、同年どうねん5がつには内務省ないむしょう解体かいたいともな北海道ほっかいどう国有こくゆうりん林野りんやきょく移管いかんされ、北海道庁ほっかいどうちょう国有こくゆうりん関係かんけい職員しょくいん北海道ほっかいどう営林局えいりんきょくげん森林しんりん管理かんりきょく)へと移行いこうした。

これら、国有こくゆうりん所管しょかん農林省のうりんしょう林野りんやきょく一元化いちげんかしたことは「林政りんせい統一とういつ」とばれる。この時期じき日本にっぽん戦後せんご国有こくゆう林野りんや事業じぎょう原型げんけい形成けいせいされた[7][8]

1949ねん昭和しょうわ24ねん)6がつ1にち国家こっか行政ぎょうせい組織そしきほう農林省のうりんしょう設置せっちほう施行しこうにより、林野りんやきょく現在げんざい名称めいしょうである「林野庁りんやちょう」に改組かいそされた。

中央ちゅうおう省庁しょうちょう再編さいへんにともなう一部いちぶどくほう

編集へんしゅう

1999ねん小渕おぶち恵三けいぞう内閣ないかくのもとで、中央ちゅうおう省庁しょうちょうとう改革かいかく基本きほんほうによる行政ぎょうせい改革かいかく一環いっかんとしてしょう一部いちぶ事務じむ組織そしき独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん移管いかんする政策せいさくすすめられた(独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん)。林野庁りんやちょうについては1999ねんちゅう施設しせつとう機関きかん森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょはやし育種いくしゅセンターを独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん公務員こうむいんがた)に移行いこうさせる個別こべつほう成立せいりつ2001ねん4がつ1にち独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょはやし育種いくしゅセンターが設立せつりつされた。

行政ぎょうせい改革かいかく推進すいしんほうによる国有こくゆうりん森林しんりん保険ほけんどくほう構想こうそう

編集へんしゅう

2006ねん小泉こいずみ内閣ないかく閣議かくぎ決定けっていした簡素かんそ効率こうりつてき政府せいふ実現じつげんするための行政ぎょうせい改革かいかく推進すいしんかんする法律ほうりつ行政ぎょうせい改革かいかく推進すいしんほう)が成立せいりつし、そのなかで「特別とくべつ会計かいけい改革かいかくおよび「そう人件じんけん改革かいかく」の一環いっかんとして、国有こくゆう林野りんや事業じぎょう一部いちぶ森林しんりん国営こくえい保険ほけん独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん移管いかんすることを、それぞれ2010年度ねんどまつと2008年度ねんどまつまでに検討けんとうすることがさだめられた(どうほうだい27、28、50じょう[9]

これをけて、林野庁りんやちょうにより行政ぎょうせい改革かいかく推進すいしんほう規定きてい沿って2事業じぎょう公務員こうむいんがた独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん移管いかんし、国有こくゆう林野りんや事業じぎょう特別とくべつ会計かいけい一般いっぱん会計かいけいへの統合とうごう森林しんりん保険ほけん特別とくべつ会計かいけい廃止はいし内容ないようとする改革かいかくあんられた。2008ねん6がつには福田ふくだ内閣ないかくが「くに行政ぎょうせい機関きかん定員ていいんじゅんげんについて」を閣議かくぎ決定けっていし、そのなかで、国有こくゆう林野りんや事業じぎょう一部いちぶである人工じんこうりん整備せいび木材もくざい販売はんばいとう業務ぎょうむを、公務員こうむいんがた独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん移行いこうすることで、定員ていいん1,970にん削減さくげんする方針ほうしんしめされた[10]。さらに改革かいかく構想こうそう具体ぐたいされ、2009ねん2がつ行政ぎょうせい改革かいかく推進すいしん本部ほんぶ会議かいぎにて、林野庁りんやちょうは2010年度ねんどから国有こくゆう林野りんや事業じぎょう人工じんこうりんならびに木材もくざい販売はんばい業務ぎょうむ森林しんりん国営こくえい保険ほけんおよ森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ水源すいげんりん造成ぞうせい事業じぎょうあらたに設立せつりつするひとつの独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん移管いかんし、2特会とっかい廃止はいし一般いっぱん会計かいけい統合とうごうするあんおおやけにした[11]

民主党みんしゅとう政権せいけんによる国有こくゆう林野りんや事業じぎょう一般いっぱん会計かいけい森林しんりん保険ほけん改革かいかく

編集へんしゅう

その、2009ねん8がつだい45かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいんそう選挙せんきょにより、民主党みんしゅとう中心ちゅうしんとする連立れんりつ政権せいけん成立せいりつすると特別とくべつ会計かいけい廃止はいし国有こくゆうりん経営けいえいは、事業じぎょう組織そしき一部いちぶ独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじんから、事業じぎょう全体ぜんたい一般いっぱん会計かいけいへと転換てんかんされることになった。民主党みんしゅとうそう選挙せんきょさいして、「国有こくゆう林野りんや事業じぎょう特別とくべつ会計かいけい廃止はいしし、その組織そしき事業じぎょうすべてを一般いっぱん会計かいけいあつかう」ことを公約こうやくしていた[12]。2009ねん12月25にち農林水産省のうりんすいさんしょう赤松あかまつ広隆ひろたか大臣だいじん)が「森林しんりん林業りんぎょう再生さいせいプラン」を公表こうひょうし、国有こくゆう林野りんや事業じぎょう全体ぜんたい一般いっぱん会計かいけい移行いこうさせることを検討けんとうするとした[13]。また、鳩山はとやま由紀夫ゆきお内閣ないかくおなに「独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん抜本ばっぽんてき見直みなおしについて」を閣議かくぎ決定けっていし、森林しんりん国営こくえい保険ほけん国有こくゆう林野りんや事業じぎょう独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん凍結とうけつされることになった[14]

2010ねん10月におこなわれた内閣ないかく行政ぎょうせい刷新さっしん会議かいぎの「事業じぎょう仕分しわ」では、国有こくゆう林野りんや事業じぎょう特別とくべつ会計かいけい森林しんりん保険ほけん特別とくべつ会計かいけいも爼上にのぼった。「ワーキンググループB」(ちょうつまあきらほか)は林野庁りんやちょうしめした改革かいかくあん同様どうよう国有こくゆう林野りんや事業じぎょう特別とくべつ会計かいけいを「一部いちぶ廃止はいしし、一般いっぱん会計かいけいする」、「負債ふさい区分くぶん経理けいりして国民こくみん負担ふたんやさない」との評価ひょうか結果けっかした[15]森林しんりん保険ほけん特別とくべつ会計かいけいは、同様どうようにワーキンググループBが、「廃止はいしくに以外いがい主体しゅたい移管いかん)(早急そうきゅうに、移管いかんする主体しゅたい検討けんとう。それまでのあいだ暫定ざんていてき区分くぶん経理けいり維持いじ。)」、資金しきんのありかたについては「積立つみたての水準すいじゅん見直みなおし、現在げんざい保険ほけんりょう水準すいじゅん反映はんえい」との評価ひょうか結果けっかした[16]

2011ねん7がつかん直人なおとだい2改造かいぞうないかくは「森林しんりん林業りんぎょう基本きほん計画けいかく」の変更へんこう閣議かくぎ決定けっていした。これによると国有こくゆう林野りんや事業じぎょうは「債務さいむ区分くぶん経理けいりしたうえで、組織そしき事業じぎょうすべてを一般いっぱん会計かいけい移行いこうすることを検討けんとう」。森林しんりん保険ほけん特別とくべつ会計かいけいについては、うえ行政ぎょうせい刷新さっしん会議かいぎ事業じぎょう仕分しわけの評価ひょうか結果けっかまえ、具体ぐたいてき検討けんとうすすめるとした[17]

鹿野かの道彦みちひこ大臣だいじん諮問しもんけて、2011ねん1がつから国有こくゆう林野りんや事業じぎょう経理けいりについて検討けんとうつづけてきた林政りんせいしん国有こくゆう林野りんや部会ぶかい)は、同年どうねん12がつ16にちに「今後こんご国有こくゆう林野りんや管理かんり経営けいえいのありかたについて」を答申とうしんした[18]答申とうしんは、今後こんご国有こくゆう林野りんや事業じぎょう経理けいり区分くぶんのありかたについて、「企業きぎょうせいもととする企業きぎょう特別とくべつ会計かいけいではなく、一般いっぱん会計かいけいにおいて一体いったいてき実施じっしすることが適当てきとうである。また、立木たちきとう資産しさん組織そしき職員しょくいんについても、すべて一体いったいてき一般いっぱん会計かいけい帰属きぞくさせるべきである」と結論けつろんした。また国有こくゆう林野りんや特会とっかい債務さいむ新設しんせつする債務さいむ返済へんさいとくした特別とくべつ会計かいけい継承けいしょうさせ、今後こんご林産物りんさんぶつ収入しゅうにゅうによって返済へんさいすすめるとの見通みとおしをしめした。

この答申とうしん沿って「国有こくゆう林野りんやゆうする公益こうえきてき機能きのう維持いじ増進ぞうしんはかるための国有こくゆう林野りんや管理かんり経営けいえいかんする法律ほうりつとう一部いちぶ改正かいせいするひとし法律ほうりつあん」が策定さくていされ、2012ねん3がつ2にち野田のだだい1改造かいぞうないかく閣議かくぎ決定けってい同日どうじつちゅうだい180かい国会こっかい提出ていしゅつした。法案ほうあん2012ねん4がつ16にち参議院さんぎいん、6月21にち衆議院しゅうぎいんでともに全会ぜんかい一致いっち可決かけつされた[19]一部いちぶ規定きていのぞいて2013ねん4がつ1にちから施行しこうされた。

なお森林しんりん国営こくえい保険ほけん改革かいかく森林しんりん整備せいび懇談こんだんかいの「森林しんりん保険ほけん制度せいどかんする検討けんとうかい」の検討けんとうて、2015ねん4がつ1にちから国営こくえいから国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん森林しんりん研究けんきゅう整備せいび機構きこう)による運営うんえい移行いこうした。

年表ねんぴょう

編集へんしゅう
  • 1947ねん4がつ1にち - みや内省ないせい帝室ていしつ林野りんやきょく所管しょかん御料林ごりょうりん農林省のうりんしょう移管いかん農林省のうりんしょう山林さんりんきょく外局がいきょくたる林野りんやきょく昇格しょうかく
    林政りんせいはやしつとむ国有こくゆう林野りんやの3構成こうせい全国ぜんこく11かしょ営林局えいりんきょく設置せっち
    山林さんりんきょく林業りんぎょう試験場しけんじょう帝室ていしつ林野りんやきょく林業りんぎょう試験場しけんじょう統合とうごうし、林野りんやきょく林業りんぎょう試験場しけんじょう設置せっち
  • 1947ねん5がつ1にち - 北海道ほっかいどう国有こくゆうりん農林省のうりんしょう移管いかん営林局えいりんきょくを3かしょ増設ぞうせつし、全国ぜんこくで14かしょ札幌さっぽろ旭川あさひかわ北見きたみ帯広おびひろ函館はこだて青森あおもり秋田あきた長野ながの前橋まえばし東京とうきょう名古屋なごや大阪おおさか高知こうち熊本くまもと)となる。
  • 1949ねん6がつ1にち - 国家こっか行政ぎょうせい組織そしきほう施行しこうにより、林野りんやきょく林野庁りんやちょう改組かいそ
    林政りんせい指導しどう業務ぎょうむの3構成こうせい
  • 1952ねん8がつ1にち - 林業りんぎょう講習こうしゅうしょ設置せっち
  • 1963ねん1がつ20日はつか - 業務ぎょうむから職員しょくいん分離ぶんりし、4構成こうせい
  • 1978ねん3月1にち - 林業りんぎょう試験場しけんじょう東京とうきょう現在げんざいはやしためしもり公園こうえん)から筑波つくば研究けんきゅう学園がくえん都市とし移転いてん
  • 1978ねん7がつ5にち農林省のうりんしょう農林水産省のうりんすいさんしょうとなり、林野庁りんやちょうつづ農林水産省のうりんすいさんしょう外局がいきょくとなる。
    林野庁りんやちょう長官ちょうかん補佐ほさするしょくとして林野庁りんやちょう次長じちょう設置せっち
  • 1979ねん1がつ1にち - 北海道ほっかいどううち5営林局えいりんきょくを1営林局えいりんきょく4営林えいりん支局しきょく改組かいそ全国ぜんこくで10営林局えいりんきょく4営林えいりん支局しきょく構成こうせいとなる。
  • 1984ねん7がつ1にち - 林政りんせい一部いちぶ職員しょくいん統合とうごうし、管理かんり設置せっち
  • 1984ねん7がつ5にち - 初代しょだい以来いらい林学りんがくけい技官ぎかん出身しゅっしんしゃのみが就任しゅうにんしてきた林野庁りんやちょう長官ちょうかんはじめて事務じむかん出身しゅっしんしゃ起用きよう
    これ以降いこう長官ちょうかん事務じむけい技術ぎじゅつけい交互こうご就任しゅうにん。そのぎゃく事務じむけいのみが就任しゅうにんしてきた林野庁りんやちょう次長じちょう技術ぎじゅつけい事務じむけい交互こうご就任しゅうにんとなる。
  • 1985ねん8がつ1にち - 名古屋なごや営林局えいりんきょく営林えいりん支局しきょく改組かいそ全国ぜんこくで9営林局えいりんきょく5営林えいりん支局しきょく構成こうせいとなる。
  • 1988ねん10月1にち - 林業りんぎょう試験場しけんじょう森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ改組かいそ
  • 1995ねん4がつ1にち - 林業りんぎょう講習こうしゅうしょ森林技術総合研修所しんりんぎじゅつそうごうけんしゅうじょ改組かいそ
  • 1999ねん3がつ1にち - 管理かんり業務ぎょうむ統合とうごう国有こくゆう林野りんや設置せっち
    営林局えいりんきょく森林しんりん管理かんりきょく改組かいそし、全国ぜんこく7かしょ配置はいち
    従来じゅうらいの9営林局えいりんきょく5営林えいりん支局しきょくのうち廃止はいしされる2営林局えいりんきょく5営林えいりん支局しきょく暫定ざんていてきぶんきょく北海道ほっかいどうない4かしょ青森あおもり東京とうきょう名古屋なごや)として残置ざんち
    営林署えいりんしょ森林しんりん管理かんりしょ改組かいそ
  • 2001ねん1がつ6にち - 指導しどう森林しんりん整備せいび改組かいそ
  • 2001ねん4がつ1にち - 森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ分離ぶんりして独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ設立せつりつ
  • 2004ねん4がつ1にち - 暫定ざんていてきかれていた森林しんりん管理かんりきょくぶんきょく(7かしょ)を廃止はいし
  • 2006ねん5がつ26にち - 行政ぎょうせい改革かいかく推進すいしんほう参議院さんぎいんほん会議かいぎ可決かけつ成立せいりつ国有こくゆう林野りんや事業じぎょう一部いちぶ森林しんりん国営こくえい保険ほけん独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん移管いかんすることを検討けんとうすると規定きてい
  • 2011ねん7がつ26にち - かんだい2改造かいぞうないかくが「森林しんりん林業りんぎょう基本きほん計画けいかく」の変更へんこう閣議かくぎ決定けってい
  • 2012ねん6がつ21にち - 「国有こくゆう林野りんやゆうする公益こうえきてき機能きのう維持いじ増進ぞうしんはかるための国有こくゆう林野りんや管理かんり経営けいえいかんする法律ほうりつとう一部いちぶ改正かいせいするひとし法律ほうりつ」が衆議院しゅうぎいんほん会議かいぎ可決かけつ成立せいりつ国有こくゆう林野りんや事業じぎょう特別とくべつ会計かいけい廃止はいしし、事業じぎょう一般いっぱん会計かいけいするもの。
  • 2013ねん4がつ1にち - 国有こくゆう林野りんや事業じぎょう特別とくべつ会計かいけい廃止はいし事業じぎょう一般いっぱん会計かいけい施行しこう

林野庁りんやちょう組織そしきとその所掌しょしょう事務じむは、法律ほうりつ農林水産省のうりんすいさんしょう設置せっちほう政令せいれい農林水産省のうりんすいさんしょう組織そしきれいおよ省令しょうれい農林水産省のうりんすいさんしょう組織そしき規則きそく階層かいそうてき規定きていしている。

  • 林野庁りんやちょう長官ちょうかん根拠こんきょほう: 法律ほうりつだい29じょう
  • 林野庁りんやちょう次長じちょう政令せいれいだい94じょう

内部ないぶ部局ぶきょく

編集へんしゅう

内部ないぶ部局ぶきょくとして林政りんせい森林しんりん整備せいび国有こくゆう林野りんやの3く(政令せいれいだい95じょう)。職員しょくいんすう各々おのおの200めい前後ぜんこうけいおよそ600めいである。

  • 林政りんせい政令せいれいだい95じょう
    • 林政りんせい政令せいれいだい99じょう
    • 企画きかく
    • 経営けいえい
    • 木材もくざい産業さんぎょう
    • 木材もくざい利用りよう
    各部かくぶしょ総合そうごう調整ちょうせい広報こうほう人事じんじ労務ろうむ管理かんり法令ほうれい公文書こうぶんしょ会計かいけい林政りんせい一般いっぱんなど官房かんぼう機能きのうてのひらる。林政りんせいちょうないりまとめ、企画きかく白書はくしょ税制ぜいせい金融きんゆうなどを担当たんとう経営けいえい林業りんぎょう経営けいえい森林しんりん組合くみあい、きのこなどの特用とくよう林産物りんさんぶつ担当たんとう木材もくざい産業さんぎょう木材もくざい生産せいさん加工かこう木材もくざい利用りよう木材もくざい利用りよう推進すいしん貿易ぼうえき担当たんとうする。
  • 森林しんりん整備せいび
    • 計画けいかく政令せいれいだい105じょう
    • 森林しんりん利用りよう
    • 整備せいび
    • 治山ちさん
    • 研究けんきゅう指導しどう
    森林しんりん資源しげん全国ぜんこく計画けいかく民有みんゆうりん森林しんりん環境かんきょう保全ほぜんなどにかんする事務じむてのひらる。森林しんりん保険ほけん森林しんりん林業りんぎょうかんする試験しけんおよ研究けんきゅう所掌しょしょうするので、その関連かんれん独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ所管しょかんする。計画けいかく森林しんりん計画けいかく公共こうきょう事業じぎょうりまとめなど全般ぜんぱん担当たんとうする中心ちゅうしんてき森林しんりん利用りよう民有みんゆう林野りんや利用りよう都市とし山村さんそん交流こうりゅう森林しんりん環境かんきょう保全ほぜん国土こくど緑化りょくか所管しょかんし、整備せいび造林ぞうりん林道りんどう整備せいび所管しょかんし、治山ちさん治山ちさん事業じぎょう担当たんとうする。研究けんきゅう指導しどう研究けんきゅう普及ふきゅう森林しんりん保全ほぜんなどを担当たんとうする。
  • 国有こくゆう林野りんや
    • 管理かんりだい110じょう
    • 経営けいえい企画きかく
    • 業務ぎょうむ
    国有こくゆう林野りんや事業じぎょうてのひらである。国有こくゆう林野りんや事業じぎょう債務さいむ管理かんり特別とくべつ会計かいけい国有こくゆう林野りんや事業じぎょう職員しょくいん人事じんじ労務ろうむ管理かんり所管しょかんする。1999ねん3がつ1にち管理かんり業務ぎょうむ統合とうごう設置せっちされた。

審議しんぎかいとう

編集へんしゅう
  • 林政りんせい審議しんぎかい森林しんりん林業りんぎょう基本きほんほうだい29じょう法律ほうりつだい32じょう
    森林しんりん林業りんぎょう基本きほんほう権限けんげんとしてさだめられた事項じこう農林のうりん水産すいさん大臣だいじんまたは関係かんけいかく大臣だいじん諮問しもん事項じこうおよどうほう施行しこうかんする重要じゅうよう事項じこうについて調査ちょうさ審議しんぎする(だい30じょう)。森林しんりん林業りんぎょう基本きほんほうだい29じょうにより農林水産省のうりんすいさんしょうにおかれ、農林水産省のうりんすいさんしょうほうだい32じょうによって林野庁りんやちょうにおくことがさだめられている審議しんぎかいである。政府せいふが「森林しんりん林業りんぎょう基本きほん計画けいかく」を策定さくていしたり、毎年まいとし国会こっかい提出ていしゅつする『森林しんりん林業りんぎょう白書はくしょ』を作成さくせいしたりするさいには、林政りんせい審議しんぎかい意見いけんかなければいけない(だい10じょうだい3こう)。委員いいん森林しんりん林業りんぎょうについて学識がくしき経験けいけんのあるもののうちから農林のうりん水産すいさん大臣だいじん任命にんめいし、30にん以内いない組織そしきする。また、特別とくべつ事項じこう調査ちょうさ審議しんぎさせるため必要ひつようがあるときは、農林のうりん水産すいさん大臣だいじん特別とくべつ委員いいん任命にんめいすることができる(林政りんせい審議しんぎかいれいだい3じょう)。林政りんせい審議しんぎかいには、施策しさく部会ぶかいかれており、施策しさく部会ぶかいは『森林しんりん林業りんぎょう白書はくしょ』を検討けんとうする。2011ねん1がつ28にちほん審議しんぎかいにより国有こくゆう林野りんや事業じぎょう一般いっぱん会計かいけい検討けんとうするために国有こくゆうりん部会ぶかい設置せっち決定けっていされ、2011ねん12月16にちだい11かい会合かいごうまで活動かつどうした[20]

施設しせつとう機関きかん

編集へんしゅう
 
林業りんぎょう機械きかいセンター
  • 森林技術総合研修所しんりんぎじゅつそうごうけんしゅうじょ政令せいれいだい115じょう) - 林業りんぎょう機械きかいセンター(規則きそくだい401じょう
    森林技術総合研修所しんりんぎじゅつそうごうけんしゅうじょ林野庁りんやちょう職員しょくいん林政りんせい担当たんとうする地方ちほう公共こうきょう団体だんたいおよびこれにじゅんずる団体だんたい職員しょくいんならびに林業りんぎょう従事じゅうじしゃたいし、森林しんりんおよ林業りんぎょうかんする技術ぎじゅつならびに林業りんぎょう経営けいえいかんする総合そうごうてき研修けんしゅうおこな文教ぶんきょう研修けんしゅう施設しせつである。1952ねん8がつ1にち林業りんぎょう講習こうしゅうしょとして設置せっち1994ねん4がつ林野庁りんやちょう研究けんきゅう普及ふきゅう沼田ぬまた林業りんぎょう機械きかいセンターと統合とうごう改組かいそされ、現在げんざい森林技術総合研修所しんりんぎじゅつそうごうけんしゅうじょとなった[21]内部ないぶ組織そしきとして、総務そうむ技術ぎじゅつ研修けんしゅう経営けいえい研修けんしゅうさんおよ林業りんぎょう機械きかいセンターならびに教務きょうむ指導しどうかんおよ首席しゅせき教務きょうむ指導しどうかんく(規則きそくだい401じょう)。
    林業りんぎょう機械きかいセンターは林業りんぎょう機械きかいかんする研修けんしゅうてのひらる。1957ねん昭和しょうわ32ねん)8がつ沼田ぬまた営林署えいりんしょげん: 利根とね沼田ぬまた森林しんりん管理かんりしょ)が「機械きかい作業さぎょう実験じっけん営林署えいりんしょ」に指定していされ、「機械きかいしつ」が設置せっちされたのを起源きげんとする。その営林署えいりんしょ機械きかい営林署えいりんしょ技術ぎじゅつ開発かいはつセンター、林野庁りんやちょう研究けんきゅう普及ふきゅう沼田ぬまた分室ぶんしつ組織そしき順次じゅんじ強化きょうかされながら変遷へんせんし、1995ねん平成へいせい7ねん)に森林技術総合研修所しんりんぎじゅつそうごうけんしゅうじょ支所ししょとして、現在げんざい林業りんぎょう機械きかいセンターとなった。

地方ちほうささえぶん部局ぶきょく

編集へんしゅう

所管しょかん法人ほうじん

編集へんしゅう

農林水産省のうりんすいさんしょう主管しゅかんする独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじんのうち、林野庁りんやちょう所管しょかん森林しんりん研究けんきゅう整備せいび機構きこうである(2024ねん4がつ1にち現在げんざい)[23]森林しんりん研究けんきゅう整備せいび機構きこう森林しんりんおよ林業りんぎょうかんする総合そうごうてき試験しけんおよ研究けんきゅうはやし優良ゆうりょう種苗しゅびょう生産せいさんおよ配布はいふとうおこなうことにより、森林しんりんぞく培養ばいようはかるとともに、林業りんぎょうかんする技術ぎじゅつ向上こうじょう寄与きよすることを目的もくてきとする(森林しんりん研究けんきゅう整備せいび機構きこうほうだい3じょうだい1こう)。また、森林しんりん保険ほけん効果こうかてきかつ効率こうりつてきおこなうことを目的もくてきとする(森林しんりん研究けんきゅう整備せいび機構きこうほうだい3じょうだい2こう)。1905ねん設置せっちされたのう商務省しょうむしょう山林さんりんきょく林業りんぎょう試験しけんしょ起源きげんとし、1988ねん林業りんぎょう試験場しけんじょう改組かいそするとともに森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ改称かいしょう。2001ねん林野庁りんやちょう施設しせつとう機関きかん)から分離ぶんりして独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじんとなり、[24]。2017ねん4がつ1にち森林しんりん研究けんきゅう整備せいび機構きこうとなった。主務しゅむ林野庁りんやちょう森林しんりん整備せいび研究けんきゅう指導しどうである。

2003ねん平成へいせい15ねん)10がつみどり資源しげん公団こうだんから独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん改組かいそして発足ほっそくしたみどり資源しげん機構きこうは、2007ねん平成へいせい19ねん)のみどり資源しげん機構きこう談合だんごう事件じけん契機けいきに、どう年度ねんどかぎりで廃止はいしされた。どう法人ほうじんおこなっていた水源すいげんりん造成ぞうせい事業じぎょうとう森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょに、海外かいがい事業じぎょう国際こくさい農林のうりん水産すいさんぎょう研究けんきゅうセンターにそれぞれ継承けいしょうされた[24]。また、森林しんりん総研そうけんおなじく2001ねん林野庁りんやちょうから分離ぶんりされ独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじんとなったはやし育種いくしゅセンターは、2007年度ねんど森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ吸収きゅうしゅう統合とうごうされ、林野庁りんやちょう主管しゅかん独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじんは、森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょげん 森林しんりん研究けんきゅう整備せいび機構きこう)のみとなった。

農林水産省のうりんすいさんしょう主管しゅかんする特殊とくしゅ法人ほうじん(2024ねん4がつ1にち現在げんざい[25])、特別とくべつ法律ほうりつにより設立せつりつされる民間みんかん法人ほうじん特別とくべつ民間みんかん法人ほうじん、2023ねん10がつ2にち現在げんざい[26])、認可にんか法人ほうじん[27]地方ちほう共同きょうどう法人ほうじん[28]およ特別とくべつ法律ほうりつにより設立せつりつされる法人ほうじん(2023ねん6がつ14にち現在げんざい[29])で林野庁りんやちょう主管しゅかんするものはない。

財政ざいせい

編集へんしゅう

2022年度ねんどれい4年度ねんど一般いっぱん会計かいけい当初とうしょ予算よさんにおける林野庁りんやちょう所管しょかん歳出さいしゅつ予算よさんは2857おく3633まん6せんえんである[2]農林水産省のうりんすいさんしょう歳入さいにゅう予算よさん林野庁りんやちょう関連かんれんするものに、2013ねん国有こくゆう林野りんや事業じぎょう一般いっぱん会計かいけいへの移行いこうにより発生はっせいした立木たちきちくうれはらいとうによる国有こくゆう林野りんや事業じぎょう収入しゅうにゅう382おく9611まん2せんえんなどがある。

林野庁りんやちょう以前いぜん国有こくゆう林野りんや事業じぎょう特別とくべつ会計かいけい所掌しょしょう:国有こくゆう林野りんや)と森林しんりん保険ほけん特別とくべつ会計かいけい森林しんりん整備せいび)を主管しゅかんしていたが2012ねん6がつ成立せいりつした国有こくゆう林野りんや事業じぎょう関連かんれんほう改正かいせいにより、国有こくゆう林野りんや事業じぎょう特別とくべつ会計かいけいは2012年度ねんどかぎりで廃止はいしされ、2013年度ねんど以降いこうどう事業じぎょう一般いっぱん会計かいけいぞくすることとなり、国有こくゆう林野りんや事業じぎょう特別とくべつ会計かいけい負担ふたんぞくする累積るいせき債務さいむやく1.3ちょうえんは2013年度ねんどから新設しんせつされる「国有こくゆう林野りんや事業じぎょう債務さいむ管理かんり特別とくべつ会計かいけい」に継承けいしょうされた。債務さいむ林産物りんさんぶつ収入しゅうにゅうによって返済へんさいされることになっており、まい年度ねんど一般いっぱん会計かいけいでは、国有こくゆう林野りんやから産出さんしゅつされる林産物りんさんぶつとう売払うりはら収入しゅうにゅうや、国有こくゆう林野りんや管理かんり処分しょぶんによってられる収入しゅうにゅうとう国有こくゆう林野りんや事業じぎょう収入しゅうにゅう)から、その収入しゅうにゅうるために必要ひつよう経費けいひいたがくほん特別とくべつ会計かいけい繰入くりいれることになっている。(特別とくべつ会計かいけいほう附則ふそくだい206じょうの5)。これらの歳入さいにゅうはすべて債務さいむ償還しょうかんのため、国債こくさい整理せいり基金ききん特別とくべつ会計かいけいへの繰入くりいれがされその歳出さいしゅつはない。

職員しょくいん

編集へんしゅう

一般いっぱんしょく在職ざいしょくしゃすうは2021ねん7がつ1にち現在げんざいで4,465にん男性だんせい3,824にん女性じょせい641にん)である[30]

かつて林野庁りんやちょう国有こくゆう林野りんや事業じぎょう従事じゅうじする職員しょくいん大半たいはん適用てきようされていた国有こくゆう林野りんや事業じぎょうおこなくに経営けいえいする企業きぎょう勤務きんむする職員しょくいん給与きゅうよとうかんする特例とくれいほうは、国有こくゆう林野りんや事業じぎょう改正かいせいともな平成へいせい25ねん4がつから廃止はいしされたため、現在げんざいでは特別とくべつしょくのぞく、全員ぜんいん一般いっぱんしょく給与法きゅうよほう適用てきようされる。

国有こくゆう林野りんや事業じぎょう定員ていいんがい職員しょくいんとして、作業さぎょういんが2023ねん4がつ1にち時点じてんで11にん前年ぜんねん6にんげん[22]作業さぎょういん人頭じんとうすう雇用こよう区分くぶんべつにした数値すうちおよ臨時りんじ直接ちょくせつ雇用こようされる「臨時りんじ作業さぎょういん」の数値すうちは、だい66平成へいせい26ねん国有こくゆう林野りんや事業じぎょう統計とうけいしょ平成へいせい25年度ねんど[31]以降いこう掲載けいさいがない。(参考さんこう)2012ねん4がつ1にち時点じてんで、作業さぎょういんが596にん内訳うちわけが、基幹きかん作業さぎょういんは585めい常用じょうよう作業さぎょういんは11めい定期ていき作業さぎょういん0めいとなっている。なお、以上いじょうの3区分くぶんとはべつに、臨時りんじ直接ちょくせつ雇用こようされる「臨時りんじ作業さぎょういん」は、2012年度ねんど人数にんずう人頭じんとうすうとはべつ)で25まん044にん前年ぜんねん4046にんぞう)であった[32]

法令ほうれいじょう定員ていいん省令しょうれい農林水産省のうりんすいさんしょう定員ていいん規則きそくさだめられており、4,672にん規定きていしている[1]

2024年度ねんど一般いっぱん会計かいけい算定さんていいんは4,669にんである[2]

林野庁りんやちょう一般いっぱんしょく職員しょくいん非現業ひげんぎょう国家こっか公務員こうむいんなので、労働ろうどう基本きほんけんのうち争議そうぎけん団体だんたい協約きょうやく締結ていけつけん国家こっか公務員こうむいんほうによりみとめられていない。団結だんけつけんみとめられており、職員しょくいん労働ろうどう組合くみあいとして、くに公法こうほう規定きていする「職員しょくいん団体だんたい」を結成けっせいし、しくは結成けっせいせず、またはこれに加入かにゅうし、しくは加入かにゅうしないことができる(くに公法こうほうだい108じょうの2だい3こう)。従前じゅうぜんは、林野庁りんやちょう国有こくゆう林野りんや事業じぎょう職員しょくいんは、国有こくゆう林野りんや事業じぎょう職員しょくいん国有こくゆうりん企業きぎょうてき運営うんえい趣旨しゅしとする国有こくゆう林野りんや事業じぎょう特別とくべつ会計かいけいがその給与きゅうよ支弁しべんしているために、団体だんたい協約きょうやく締結ていけつけんみとめられていた。これは国有こくゆう林野りんや事業じぎょう職員しょくいん現業げんぎょう職員しょくいんであるために、非現業ひげんぎょう職員しょくいんことなる公務員こうむいんほうによって規律きりつされているためであったが、国有こくゆう林野りんや改正かいせいにより、労働ろうどう組合くみあいほうとくろうほう適用てきようから国家こっか公務員こうむいんほう適用てきようとなったため、現在げんざい団体だんたい協約きょうやく締結ていけつけんはなくなった。改正かいせいまえは、国有こくゆう林野りんやは、給与きゅうよとう勤務きんむ条件じょうけん労働ろうどう組合くみあい林野庁りんやちょう当局とうきょくとの交渉こうしょうとおして、原則げんそくとして団体だんたい協約きょうやく締結ていけつして決定けっていされていた。ただし、争議そうぎ行為こういくに公法こうほう同様どうようとくろうほう禁止きんししているため、その代償だいしょう措置そちとして中労委ちゅうろうい仲裁ちゅうさい裁定さいてい制度せいどがあり、協約きょうやく締結ていけついたらない場合ばあいはこれで決定けっていされていた(とくろうほうだい35じょう)。なお、職員しょくいん団結だんけつけんは「職員しょくいんは、労働ろうどう組合くみあい結成けっせいし、しくは結成けっせいせず、またはこれに加入かにゅうし、しくは加入かにゅうしないことができる」(とくろうほうだい4じょう)と一般いっぱん労働ろうどう法制ほうせい同様どうよう労働ろうどう組合くみあい形式けいしき規定きていされていた。国有こくゆう林野りんや事業じぎょうはかつて5現業げんぎょうといわれたものの最後さいごであった。

現在げんざい本庁ほんちょう職員しょくいんでつくるぜん農林のうりん労働ろうどう組合くみあい支部しぶである「ぜん農林のうりん労働ろうどう組合くみあい東京とうきょう地方ちほう本部ほんぶ林野庁りんやちょう分会ぶんかい」と国有こくゆう林野りんや事業じぎょう職員しょくいんでつくる全国ぜんこく林野りんや関連かんれん労働ろうどう組合くみあい林野りんや労組ろうそ)が活動かつどうしている。ぜん農林のうりん林野庁りんやちょう分会ぶんかい前身ぜんしん林野りんやしょくぐみであり、2007ねん当時とうじ組合くみあい員数いんずうはおよそ90めいであった[33]林野りんや労組ろうそ林野庁りんやちょう森林しんりん研究けんきゅう整備せいび機構きこうはやし育種いくしゅセンター、森林しんりん保険ほけんセンター)、林野庁りんやちょう共済きょうさい組合くみあい組織そしきして、組合くみあい員数いんずうやく3,400にん(2019ねん10がつまつ時点じてん[34]となっている[35]以上いじょう2つの組合くみあい協調きょうちょう関係かんけいにある。

林野りんや労組ろうそは、森林しんりん労連ろうれん連合れんごう加盟かめい)と公務こうむ労協ろうきょう加盟かめいしている。森林しんりん労連ろうれん中核ちゅうかくをなし、林野りんや労組ろうそ事務所じむしょ庁舎ちょうしゃない所在しょざい)が森林しんりん労連ろうれん本部ほんぶねている。国有こくゆう林野りんや労働ろうどう運動うんどうは、全林野ぜんりんや労働ろうどう組合くみあい略称りゃくしょう: 全林野ぜんりんや総評そうひょう加盟かめい)とホワイトカラー中心ちゅうしん日本にっぽん国有こくゆうりん労働ろうどう組合くみあい略称りゃくしょう: にちりんろう同盟どうめい加盟かめいのち日本にっぽん林業りんぎょう労働ろうどう組合くみあい改称かいしょう)が分立ぶんりつする状態じょうたいながつづいていたが、2006ねん林野りんや労組ろうそ統一とういつされた。

職員しょくいん任意にんい参加さんかする親睦しんぼく団体だんたいには学歴がくれき共通きょうつうせいはやし学科がっかそつ研修けんしゅうしょ専攻せんこうなど)によって組織そしきされるものもあり、その場合ばあい学閥がくばつとしての機能きのうっているとされる[36]

歴代れきだい林野庁りんやちょう長官ちょうかん

編集へんしゅう
  • 氏名しめい末尾まつびに「こと」との表示ひょうじがあるのは事務じむかん出身しゅっしんしゃしめし、表示ひょうじ技官ぎかん出身しゅっしんしゃしめす。
  • また、※しるししてあるのは林野庁りんやちょう長官ちょうかんのあと、その直後ちょくごつぎべつ官職かんしょく在任ざいにんしたのちに、農林のうりん水産すいさん事務次官じむじかんつとめたことをす。
林野庁りんやちょう長官ちょうかん
だい 氏名しめい 出身しゅっしん 在任ざいにん期間きかん ぜんしょく 退任たいにん主要しゅよう役職やくしょく
1 三浦みうら辰雄たつお 1949.6.1-1950.3.15 参議院さんぎいん議員ぎいん
2 横川よこかわ信夫しのぶ 1950.3.15-1952.9.3 参議院さんぎいん議員ぎいん法務ほうむ政務次官せいむじかん栃木とちぎ県知事けんちじ
3 柴田しばたさかえ 1952.9.3-1955.11.19 参議院さんぎいん逓信ていしん内閣ないかく大蔵おおくらかく委員いいんちょう労働ろうどう政務次官せいむじかん
4 石谷いしがや憲男のりお 1955.11.19-1958.6.6 参議院さんぎいん地方ちほう行政ぎょうせい委員いいんちょう
5 山崎やまざきひとし 1958.6.6-1961.7.1 参議院さんぎいん農林のうりん水産すいさん委員いいんちょう
6 吉村よしむら清英きよひで 1961.7.1-1963.5.1 森林しんりん開発かいはつ公団こうだん理事りじちょう
7 田中たなかしげる 1963.5.1-1966.7.6  
8 若林わかばやし正武まさたけ 1966.7.6-1967.9.8 参議院さんぎいん地方ちほう行政ぎょうせい委員いいんちょう北海道開発ほっかいどうかいはつ政務次官せいむじかん
9 片山かたやま正英まさひで 1967.9.8-1970.1.6 参議院さんぎいん文教ぶんきょう委員いいんちょう科学かがく技術ぎじゅつ政務次官せいむじかん農林のうりん政務次官せいむじかん
10 松本まつもと守雄もりお 1970.1.6-1972.2.10  
11 福田ふくだ省一しょういち 1972.2.10-1974.7.5 森林しんりん開発かいはつ公団こうだん理事りじちょう
12 まつがたゆう 1974.7.5-1976.10.29 林業りんぎょう信用しんよう基金ききん理事りじちょう宮崎みやざき県知事けんちじ
13 藍原あいはら義邦よしくに 1976.10.29-1979.7.20 林業りんぎょう信用しんよう基金ききん理事りじちょう
14 須藤すとう徹男てつお 1979.7.20-1981.7.21 日本にっぽん林業りんぎょう協会きょうかい会長かいちょう
15 秋山あきやま智英ともひで 1981.7.21-1984.7.6 森林しんりん開発かいはつ公団こうだん理事りじちょう
16 すみみち謙一けんいち こと 1984.7.6-1984.11.13 農林のうりん漁業ぎょぎょう信用しんよう基金ききん理事りじちょう農林中央金庫のうりんちゅうおうきんこ理事りじちょう
17 田中たなか恒寿つねとし 1984.11.13-1986.6.10 林業りんぎょう信用しんよう基金ききん理事りじちょう
18 田中たなかひろしなお こと 1986.6.10-1988.1.12 農業のうぎょうしゃ年金ねんきん基金ききん理事りじちょう農林のうりん漁業ぎょぎょう信用しんよう基金ききん理事りじちょう
19 松田まつだ 1988.1.12-1989.7.11 森林しんりん開発かいはつ公団こうだん理事りじちょう
20 しげる こと 1989.7.11-1990.8.1 農林のうりん漁業ぎょぎょう信用しんよう基金ききん理事りじちょう地方競馬全国協会ちほうけいばぜんこくきょうかい会長かいちょう
21 小澤おざわひろしあきら 1990.8.1-1992.7.21 林政りんせい総合そうごう調査ちょうさ研究所けんきゅうじょ理事りじちょう
22 馬場ばばひさまんなん こと 1992.7.21-1993.7.6 水資源開発公団みずしげんかいはつこうだんふく総裁そうさい農林のうりん漁業ぎょぎょう信用しんよう基金ききん理事りじちょう
23 塚本つかもと隆久たかひさ 1993.7.6-1995.1.18 森林しんりん開発かいはつ公団こうだん理事りじちょう
24 入澤いりさわはじめ こと 1995.1.18-1997.1.8 参議院さんぎいん議員ぎいん
25 高橋たかはしいさお 1997.1.8-1998.7.3 農林のうりん漁業ぎょぎょう信用しんよう基金ききんふく理事りじちょう林野りんや弘済会こうさいかい会長かいちょう
26 山本やまもととおる こと 1998.7.3-1999.7.30 農林のうりん水産すいさん技術ぎじゅつ会議かいぎ事務じむ局長きょくちょう のう畜産ちくさんぎょう振興しんこう機構きこう理事りじちょう
27 ばん次雄つぐお 1999.7.30-2001.1.6 林野庁りんやちょう次長じちょう みどり資源しげん機構きこう理事りじちょう
28 中須なかす勇雄いさお こと 2001.1.6-2001.7.6 水産庁すいさんちょう長官ちょうかん だい日本にっぽん水産すいさんかい会長かいちょう
29 加藤かとう鐵夫てつお 2001.7.6-2003.7.1 林野庁りんやちょう国有こくゆう林野りんや部長ぶちょう 農林のうりん漁業ぎょぎょう信用しんよう基金ききんふく理事りじちょう
30 石原いしはらまもる こと 2003.7.1-2004.1.13 食糧庁しょくりょうちょう長官ちょうかん 農林のうりん水産すいさん事務次官じむじかん日本中央競馬会にっぽんちゅうおうけいばかいふく理事りじちょう
31 前田まえだ直登なおと 2004.1.13-2006.1.6 林野庁りんやちょう次長じちょう みどり資源しげん機構きこう理事りじちょう
32 川村かわむら秀三郎ひでさぶろう こと 2006.1.6-2006.12.26 農林水産省のうりんすいさんしょう農村のうそん振興しんこうきょくなが 衆議院しゅうぎいん議員ぎいん国土こくど交通こうつう大臣だいじん政務せいむかん
- つじ健治けんじ 2006.12.26-2007.1.5 林野庁りんやちょう次長じちょうによる長官ちょうかん心得こころえ
33 つじ健治けんじ 2007.1.5-2008.1.17 林野庁りんやちょう次長じちょう 農林のうりん漁業ぎょぎょう信用しんよう基金ききんふく理事りじちょう
34 井出いで道雄みちお こと 2008.1.17-2008.9.19 農林水産省のうりんすいさんしょう大臣だいじん官房かんぼうちょう 農林のうりん水産すいさん事務次官じむじかん日本中央競馬会にっぽんちゅうおうけいばかいふく理事りじちょう
35 内藤ないとう邦男くにお こと 2008.9.19-2009.7.14 農林水産省のうりんすいさんしょう生産せいさんきょくなが のう畜産ちくさんぎょう振興しんこう機構きこうふく理事りじちょう
36 島田しまだやすしすけ 2009.7.14-2010.7.30 林野庁りんやちょう次長じちょう 農水のうすい産業さんぎょう協同きょうどう組合くみあい貯金ちょきん保険ほけん機構きこう理事りじちょう
37 皆川みなかわかおる こと 2010.7.30-2012.9.11 関東かんとう農政のうせい局長きょくちょう 農林のうりん水産すいさん事務次官じむじかん
38 沼田ぬまた正俊まさとし 2012.9.11-2014.7.22 林野庁りんやちょう次長じちょう 日本にっぽん森林しんりん林業りんぎょう振興しんこうかい会長かいちょう
39 今井いまいさとし こと 2014.7.22-2017.7.10 農林水産省のうりんすいさんしょう大臣だいじん官房かんぼうちょう 農林のうりん漁業ぎょぎょう信用しんよう基金ききん理事りじちょう
40 おき修司しゅうじ   2017.7.10-2018.7.27 林野庁りんやちょう次長じちょう 国土こくど緑化りょくか推進すいしん機構きこう専務せんむ理事りじ
41 まき元幸もとゆき こと 2018.7.27-2019.7.8 林野庁りんやちょう次長じちょう 農林水産省のうりんすいさんしょう農村のうそん振興しんこうきょくなが
42 本郷ほんごう浩二こうじ 2019.7.8-2021.7.1 林野庁りんやちょう次長じちょう
43 天羽あもうたかし こと 2021.7.1-2022.6.28 政策せいさく統括とうかつかん のう畜産ちくさんぎょう振興しんこう機構きこう理事りじちょう
44 織田おだひさし 2022.6.28-2023.7.4 林野庁りんやちょう次長じちょう
45 青山あおやま豊久とよひさ こと 2023.7.4- 農林水産省のうりんすいさんしょう農村のうそん振興しんこう局長きょくちょう

幹部かんぶ職員しょくいん

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林野庁りんやちょう幹部かんぶ以下いかのとおりである(2024ねん7がつ5にち現在げんざい[37])。

  • 林野庁りんやちょう長官ちょうかん青山あおやま豊久とよひさ
  • 林野庁りんやちょう次長じちょう小坂こさか善太郎ぜんたろう
  • 林政りんせい部長ぶちょう清水しみず浩太郎こうたろう
  • 森林しんりん整備せいび部長ぶちょうちょう﨑屋けいふとし
  • 国有こくゆう林野りんや部長ぶちょう眞城まき英一ひでかず

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b 農林水産省のうりんすいさんしょう定員ていいん規則きそく平成へいせい13ねん1がつ6にち農林水産省のうりんすいさんしょうれいだい27ごう」(最終さいしゅう改正かいせいれい6ねん3がつ29にち農林水産省のうりんすいさんしょうれいだい23ごう)
  2. ^ a b c れい6年度ねんど一般いっぱん会計かいけい予算よさん (PDF) 財務省ざいむしょう
  3. ^ 林野庁りんやちょう森林しんりん整備せいび研究けんきゅう保全ほぜん森林しんりん保険ほけん特別とくべつ会計かいけい概要がいよう」(だい1かい森林しんりん保険ほけん制度せいどかんする検討けんとうかい(2011ねん3がつ7にち開催かいさい配布はいふ資料しりょう林野庁りんやちょう
  4. ^ れいもと年度ねんど 森林しんりん保険ほけんかんする統計とうけい資料しりょう 国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん森林しんりん研究けんきゅう整備せいび機構きこう 森林しんりん保険ほけんセンター
  5. ^ れいもと年度ねんど 森林しんりん林業りんぎょう白書はくしょ 参考さんこう資料しりょう参考さんこう付表ふひょう1)
  6. ^ 山林さんりんきょく”. アジれきグロッサリー. アジア歴史れきし資料しりょうセンター. 2020ねん7がつ14にち閲覧えつらん
  7. ^ 徳川とくがわ歴史れきしさい発見はっけん 森林しんりん江戸えどがく徳川とくがわ林政りんせい研究所けんきゅうじょ (2012)p.117
  8. ^ 林野りんやきょく”. アジれきグロッサリー. アジア歴史れきし資料しりょうセンター. 2020ねん7がつ14にち閲覧えつらん
  9. ^ 林野庁りんやちょう2010、p.126
  10. ^ 内閣ないかくくに行政ぎょうせい機関きかん定員ていいんじゅんげんについて」(2006ねん6がつ閣議かくぎ決定けってい行政ぎょうせい改革かいかく推進すいしんしつ
  11. ^ 農林水産省のうりんすいさんしょう国有こくゆう林野りんや事業じぎょう一部いちぶ業務ぎょうむ森林しんりん保険ほけん事業じぎょうとう移管いかんする独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじんあん)について」(行政ぎょうせい減量げんりょう効率こうりつ有識者ゆうしきしゃ会議かいぎだい63かい: 2009ねん2がつ13にち説明せつめい資料しりょう行政ぎょうせい改革かいかく推進すいしん本部ほんぶ行政ぎょうせい減量げんりょう効率こうりつ有識者ゆうしきしゃ会議かいぎ
  12. ^ 民主党みんしゅとう民主党みんしゅとう政策せいさくしゅう-INDEX 2009」2009ねん7がつ23にち、p.35
  13. ^ 林野庁りんやちょう林野庁りんやちょう/森林しんりん林業りんぎょう再生さいせいプランについて」
  14. ^ 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん抜本ばっぽんてき見直みなおしについて」(2009ねん12月25にち閣議かくぎ決定けってい内閣ないかく行政ぎょうせい刷新さっしん会議かいぎ
  15. ^ 内閣ないかく行政ぎょうせい刷新さっしん会議かいぎ事業じぎょう仕分しわ平成へいせい22ねん10がつ〜11月 B-15: 国有こくゆう林野りんや事業じぎょう特別とくべつ会計かいけい」2010ねん10がつ30にち
  16. ^ 内閣ないかく行政ぎょうせい刷新さっしん会議かいぎ事業じぎょう仕分しわ平成へいせい22ねん10がつ~11がつB-13: 森林しんりん保険ほけん特別とくべつ会計かいけい」2010ねん10がつ29にち
  17. ^ 内閣ないかく森林しんりん林業りんぎょう基本きほん計画けいかく」(2011ねん7がつ26にち閣議かくぎ決定けってい林野庁りんやちょう
  18. ^ 林政りんせい審議しんぎかい林野庁りんやちょう/「今後こんご国有こくゆう林野りんや管理かんり経営けいえいのありかたについて」(平成へいせい23ねん12月16にち林政りんせい審議しんぎかい答申とうしん)」林野庁りんやちょう
  19. ^ 衆議院しゅうぎいん法律ほうりつあんとう審査しんさ経過けいか概要がいよう だい180かい国会こっかい 国有こくゆう林野りんやゆうする公益こうえきてき機能きのう維持いじ増進ぞうしんはかるための国有こくゆう林野りんや管理かんり経営けいえいかんする法律ほうりつとう一部いちぶ改正かいせいするひとし法律ほうりつあん内閣ないかく提出ていしゅつだい50ごう)(参議院さんぎいん送付そうふ)」
  20. ^ 林政りんせい審議しんぎかい国有こくゆうりん部会ぶかい審議しんぎ経過けいか
  21. ^ 森林技術総合研修所しんりんぎじゅつそうごうけんしゅうじょ研修けんしゅうしょについて 林野庁りんやちょう
  22. ^ a b だい75れい元年がんねん国有こくゆう林野りんや事業じぎょう統計とうけいしょ平成へいせい4年度ねんど)」林野庁りんやちょう、2024ねん3がつ
  23. ^ 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん一覧いちらんれい6ねん4がつ1にち現在げんざい” (PDF). 総務そうむしょう. 2024ねん5がつ29にち閲覧えつらん
  24. ^ a b 行政ぎょうせい管理かんり研究けんきゅうセンター『平成へいせい22年度ねんどばん:独立どくりつ行政ぎょうせいほう法人ほうじん特殊とくしゅ法人ほうじん総覧そうらん』p.283
  25. ^ 所管しょかんしょうべつ特殊とくしゅ法人ほうじん一覧いちらんれい6ねん4がつ1にち現在げんざい” (PDF). 総務そうむしょう. 2024ねん5がつ29にち閲覧えつらん
  26. ^ 特別とくべつ法律ほうりつにより設立せつりつされる民間みんかん法人ほうじん一覧いちらんれい5ねん10がつ2にち現在げんざい”. 農林水産省のうりんすいさんしょう. 2024ねん7がつ10日とおか閲覧えつらん
  27. ^ 特殊とくしゅ法人ほうじんおよ認可にんか法人ほうじん給与きゅうよ水準すいじゅん公表こうひょう義務ぎむづけられているもの)”. 農林水産省のうりんすいさんしょう. 2024ねん7がつ10日とおか閲覧えつらん
  28. ^ 農林水産省のうりんすいさんしょう関係かんけい地方ちほう共同きょうどう法人ほうじん”. 農林水産省のうりんすいさんしょう. 2024ねん7がつ10日とおか閲覧えつらん
  29. ^ 特別とくべつ法律ほうりつにより設立せつりつされる法人ほうじんれい5ねん6がつ14にち現在げんざい”. 農水のうすい産業さんぎょうしょう. 2022ねん12月6にち閲覧えつらん
  30. ^ 一般職国家公務員在職状況統計表 (PDF)れい3ねん7がつ1にち現在げんざい
  31. ^ だい66平成へいせい26ねん国有こくゆう林野りんや事業じぎょう統計とうけいしょ平成へいせい25年度ねんど林野庁りんやちょう、2015ねん4がつ
  32. ^ だい65平成へいせい25ねん国有こくゆう林野りんや事業じぎょう統計とうけいしょ平成へいせい24年度ねんど)」林野庁りんやちょう、2014ねん9がつ
  33. ^ 人事じんじ法令ほうれい研究けんきゅうかい人事じんじしょうろくほう - 平成へいせい20年版ねんばん学陽書房がくようしょぼう、2007ねん9がつ、p.1,719。
  34. ^ 沿革えんかく”. 全国ぜんこく林野りんや関連かんれん労働ろうどう組合くみあい. 2024ねん7がつ10日とおか閲覧えつらん
  35. ^ 公務こうむ労協ろうきょう公務こうむ労協ろうきょう紹介しょうかい」(2011ねん最終さいしゅう更新こうしん
  36. ^ 熊井くまい一夫かずおにちりんろう初代しょだい委員いいんちょう)の証言しょうげんもりいわおおっとへん〕『トップリーダーがかす素顔すがお国有こくゆうりんだいいちプランニングセンター、1983ねん)を藤原ふじわらしん著書ちょしょ引用いんよう藤原ふじわらしん『“みどりのダム”のつづけ緑風りょくふう出版しゅっぱん、pp.228-229)。
  37. ^ 農林水産省のうりんすいさんしょう幹部かんぶ職員しょくいん名簿めいぼ れい6ねん7がつ5にち現在げんざい”. 農林水産省のうりんすいさんしょう (2024ねん7がつ5にち). 2024ねん7がつ6にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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