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水彩 - Wikipedia

水彩すいさい

みず溶剤ようざいとする絵具えのぐ、およびその絵具えのぐ使用しようしてえがかれた絵画かいが

水彩すいさい(すいさい、えい: Watercolor painting)とは、みず溶剤ようざいとする絵具えのぐ、およびその絵具えのぐ使用しようしてえがかれた絵画かいがのこと。水彩すいさい絵具えのぐえがかれた水彩すいさい(すいさいが)とう。

水彩すいさいカール・ラーションクリスマス・イヴ』1904ねん - 1905ねん

水彩すいさいは"絵具えのぐってゆく"というより、"しょくすいってゆく"というイメージのほうがむしろてきしている。空気くうきうすさや透明とうめいかん空間くうかん、それらをすのにとても最適さいてきである。

また比較的ひかくてきてい価格かかく購入こうにゅうすること可能かのうで、幅広はばひろ年齢ねんれいそうに、したしまれている。

水彩すいさい歴史れきし非常ひじょうふるく、旧石器時代きゅうせっきじだいヨーロッパ洞窟どうくつえがかれたにまでさかのぼるとおもわれる。すくなくともエジプト王朝おうちょう時代じだいから写本しゃほん彩色さいしきのために水彩すいさい使用しようされ、とく中世ちゅうせいヨーロッパでも使用しようされつづけてきた。中世ちゅうせい彩色さいしき写本しゃほん元々もともとパーチメントひつじかわ)やヴェラムうしかわ)などに卵白らんぱくテンペラえがかれていたが、次第しだいかみアラビアガムてんしょくざいえがかれるようになった[1]。ヴェラムではかみのようなにじみの効果こうか期待きたいできず、技法ぎほうてき現在げんざい水彩すいさいとはへだたりがあった。芸術げいじゅつ手段しゅだんとしての継続けいぞくてき歴史れきしルネサンスからはじまる。ドイツ画家がかアルブレヒト・デューラー (1471-1528) は、植物しょくぶつ動物どうぶつ風景ふうけいえがいたすぐれた水彩すいさいのこしていて、水彩すいさい最初さいしょ代表だいひょうてき作家さっかであるとかんがえられている[2]。ドイツのハンス・ボル (1534-1593) を筆頭ひっとうとした重要じゅうよう水彩すいさい流派りゅうはデューラー・ルネッサンス一部いちぶとして存在そんざいした。

 
アルブレヒト・デューラー、『うさぎ』、1502、水彩すいさいアルベルティーナ素描そびょう版画はんがかん(ウィーン)ぞう

このように、ふる歴史れきしがありながら水彩すいさいバロック時代じだい油絵あぶらえ画家がかからはスケッチや模写もしゃあるいは漫画まんが(サイズのちいさいデザイン)の道具どうぐとして使用しようされるのが一般いっぱんてきだった。この初期しょき水彩すいさいいて目立めだ存在そんざいといえば、(英国えいこく滞在たいざいの)アンソニー・ヴァン・ダイククロード・ロランジョバンニ・ベネデット・カスティリオーネのほかオランダフランドル画家がかげられる。しかし、水彩すいさい歴史れきしいてふるくまた重要じゅうよう伝統でんとう植物しょくぶつ生物せいぶつであろう。植物しょくぶつはルネサンス人気にんきほん新聞しんぶん木版もくはん彩色さいしきほどこしたり、羊皮紙ようひしかみえがいたドローイングに彩色さいしきほどこしたりしたものであった。植物しょくぶつ初期しょきから精巧せいこう完成かんせいした水彩すいさい分野ぶんやであり、今日きょうでも、対象たいしょうをフルカラーで理想りそう明確めいかくとらえまとめることができる特徴とくちょうにより科学かがくてき出版しゅっぱんぶつ博物館はくぶつかん出版しゅっぱんぶつイラストレーション使用しようされている。生物せいぶつは19世紀せいきジョン・ジェームズ・オーデュボンひとしにより最盛さいせいたっした。今日きょうでもおおくのフィールドガイドは水彩すいさいいろどられている。

英国えいこく水彩すいさい

編集へんしゅう

いくつかの要因よういんかさなり水彩すいさい18世紀せいきとく英国えいこくひろ普及ふきゅうし、貴族きぞく子女しじょとく女性じょせいにとって教養きょうようひとつとなっていた[3]一方いっぽう水彩すいさい鑑定かんてい測量そくりょう軍人ぐんじん技術ぎじゅつしゃとうから現場げんば地勢ちせい防御ぼうぎょ施設しせつ地形ちけい記録きろくする場合ばあい公共こうきょう事業じぎょう依頼いらいされたプロジェクトのイラストを作成さくせいするさい利便りべんせいによりたか評価ひょうかされていた。

ディレッタンティ協会きょうかい(1734ねん結成けっせい)が資金しきん提供ていきょうした地質ちしつがく考古学こうこがく探検たんけんにはアジアアメリカ大陸あめりかたいりく地中海ちちゅうかい沿岸えんがんでの発見はっけん記録きろくするために水彩すいさい画家がか同行どうこうした。このような背景はいけいから地誌ちしてき風景ふうけい画家がか需要じゅようたかまった。かれらは当時とうじ若者わかもの人気にんきのあったイタリアへのグランドツアー名所めいしょ土産みやげよう量産りょうさんした。18世紀せいき後期こうき英国えいこく牧師ぼくしウィリアム・ギルピン英国えいこく田舎いなかたび記録きろくして大人気だいにんきとなった "ピクチャレスク" なたびほんいた。そのほんかれ自身じしんによる教会きょうかい廃墟はいきょ古城こじょう渓谷けいこくをモノクロームの水彩すいさいえがいたいろどられていた[4]かれほん個人こじんてき旅行りょこうでの水彩すいさい人気にんきたかめた。これらの文化ぶんかてき技術ぎじゅつてき科学かがくてき要求ようきゅう旅行りょこうしゃ、アマチュアの興味きょうみかさなったことにより英国えいこく水彩すいさいは「国民こくみんてき美術びじゅつ」とえるまでに発展はってん普及ふきゅうした。当時とうじ活躍かつやくした偉大いだい水彩すいさい画家がかにはトマス・ゲインズバラジョン・ロバート・カズンズフランシス・タウンマイケル・アンジェロ・ルーカーウィリアム・パーストマス・ハーンジョン・ウォリック・スミスがいる。ウィリアム・ブレークどう版画はんが一緒いっしょはんこくして彩色さいしきほどこしたほんをいくつか出版しゅっぱんしたり、ダンテの『かみきょく』の挿絵さしえがけ、おおきな水彩すいさいによるモノタイプ[5]試行しこうしたりしている。

18世紀せいきまつから19世紀せいきにかけて、印刷いんさつされたほん英国えいこくないされる美術びじゅつ作品さくひん需要じゅよう水彩すいさい需要じゅよう飛躍ひやくてきたかめた。水彩すいさい風景ふうけい画集がしゅう旅行りょこうしゃ土産みやげとなる銅版どうはんもとになる資料しりょうとして使つかわれた。また、水彩すいさいのオリジナルの作品さくひん有名ゆうめい作品さくひん模写もしゃをコレクションにくわえる上流じょうりゅう階級かいきゅうひとえた。ルドルフ・アッカーマンにより出版しゅっぱんされたトマス・ローランドソン風刺ふうしもとても人気にんきがあった。

 
トマス・ガーティン、『Jedburgh Abbey from the River(かわからのジェドバラ修道院しゅうどういんながめ)』、1798-99、かみ水彩すいさい

水彩すいさい成熟せいじゅく独立どくりつした絵画かいがのメディアとして確立かくりつするのにさんにんのイギリスじん功績こうせきがあったとされる。「イギリス水彩すいさいちち」とばれるポール・サンドビー (1730-1809) 、おおきなサイズのロマンてきまたはピクチャレスクな水彩すいさい風景ふうけい先駆せんくしゃトマス・ガーティン (1775-1802) 、そして水彩すいさい最高さいこう洗練せんれん完成かんせいされた作品さくひんとしての地位ちいあたなんひゃくという卓越たくえつした歴史れきし地誌ちし建築けんちく神話しんわ分野ぶんや絵画かいが水彩すいさい作製さくせいしたジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー (1775-1851) である。かれ段階だんかいって水彩すいさい作成さくせいした。最初さいしょれたかみうすいろでおおまかにいろめんけしたのち、ウォッシュやグレーズによってイメージをととのえるという手順てじゅんで、手工業しゅこうぎょうてき工場こうじょうみの効率こうりつせい大量たいりょう作品さくひん製作せいさくおこなうことが可能かのうだった[6]。このため、そのるいはじめてのものともえるかれ個人こじんてきギャラリーのげも一役ひとやくっておくまん長者ちょうじゃになることができた。ターナーやガーティンのどう時代じだいじん非常ひじょう才能さいのうがあり重要じゅうよう作家さっかにはジョン・ヴァーリイジョン・セル・コットマンコプリー・フィールディングサミュエル・パーマーウィリアム・ハヴェルサミュエル・プラウトひとしがいる。スイス画家がかデュクロもサイズのおおきい、ロマンてき水彩すいさいひろられている。

 
J・M・W・ターナー、『アルプス風景ふうけい』、1802、テートギャラリー

アマチュアの活動かつどう出版しゅっぱん需要じゅよう中産ちゅうさん階級かいきゅう美術びじゅつ収集しゅうしゅう、19世紀せいき絵画かいがテクニックが合流ごうりゅう現在げんざい英国えいこく王立おうりつ水彩すいさい画家がか協会きょうかい (the Royal Watercolour Society) の前身ぜんしんである水彩すいさい画家がか協会きょうかい (the Society of Painters in Water Colours (1804)) やしん水彩すいさい協会きょうかい (New Water Colour Society (1832)) 、スコットランド水彩すいさい画家がか協会きょうかい設立せつりつされた。これらの協会きょうかい毎年まいとし展覧てんらんかいおこなおおくのアーティストにコレクターを紹介しょうかいするほか、つまらない美術びじゅつじょう地位ちいあらそいや美学びがくじょう論争ろんそうとく伝統でんとうてき透明とうめい水彩すいさいとボディカラーやガッシュとばれる不透明ふとうめい水彩すいさいあいだ)の舞台ぶたいとなった。ジョージ王朝おうちょう時代じだい後期こうきからヴィクトリアあさ時代じだい水彩すいさいもっと印象いんしょうてき作品さくひんつくられた英国えいこく水彩すいさい絶頂ぜっちょうえる。その当時とうじ代表だいひょうてき画家がかは、上記じょうきターナーヴァーリイコットマンデビット・コックスピーター・デ・ウィントウィリアム・ヘンリー・ハントジョン・フレデリック・ルイスマイルズ・バーケット・フォスターフレデリック・ウォーカートマス・コリアーひとしげられる。とくリチャード・パークス・ボニントンおもむきのある宝石ほうせき細工ざいくのような風俗ふうぞくは、1820年代ねんだい国際こくさいてきな(とくフランスとイギリス)水彩すいさいのブームをこした。

日本にっぽん水彩すいさい

編集へんしゅう

日本にっぽんには、大和絵やまとえ肉筆にくひつ浮世絵うきよえなど版画はんが以外いがいなが絵画かいが歴史れきしがある。油彩ゆさいふくめた西洋せいよう絵画かいがつたわると、日本にっぽん従来じゅうらいあった技法ぎほうまえた国産こくさん絵画かいが日本にっぽんばれるようになった。

水彩すいさい幕末ばくまつから明治めいじ初期しょきにかけてつたわり、明治めいじ30年代ねんだい後半こうはんおおきなブームとなった。みづゑ(水絵みずえ)ともばれた[7]普及ふきゅうおおきな貢献こうけんをした画家がか大下おおした藤次郎とうじろう明治めいじ34ねん(1901ねん)に入門にゅうもんしょ水彩すいさいしおり』を刊行かんこうしてベストセラーとなり、明治めいじ38ねん(1905ねん)には専門せんもん雑誌ざっし『みづゑ』(美術びじゅつ出版しゅっぱんしゃ)を創刊そうかんした[8]

水彩すいさい絵具えのぐ

編集へんしゅう
 
固形こけい水彩すいさい絵具えのぐ

水彩すいさい絵具えのぐは、透明とうめい水彩すいさい絵具えのぐ(ウォーターカラー)と不透明ふとうめい水彩すいさい絵具えのぐガッシュ)に分類ぶんるいされる。形態けいたいべつにはチューブびんりの絵具えのぐ固形こけい絵具えのぐがあり、固形こけい絵具えのぐにははん乾燥かんそうさせたパンカラー(キャラメルカラー)と乾燥かんそう粉末ふんまつかためたケーキカラーがある[9]

透明とうめい水彩すいさい不透明ふとうめい水彩すいさいともに、主原あるじはらりょう顔料がんりょうてんしょくざいであるアカシア樹脂じゅし(アラビアガム)で、そのほか保湿ほしつざい防腐ぼうふざいなどをふく[10]伝統でんとうてき製法せいほうでは保湿ほしつざいとして蜂蜜はちみつ水飴みずあめ使つかわれる[11][12]が、産業さんぎょう革命かくめい以後いご工業こうぎょうてき生産せいさんされるようになってからはグリセリンひろ使つかわれている[13]。アラビアガムは固化こかしても再度さいどみずすため、水彩すいさい絵具えのぐ乾燥かんそうさい使用しようできる。

透明とうめい水彩すいさいはアラビアガムをおおめにふくむことで、分散ぶんさんする顔料がんりょう隙間すきまから支持しじたいかみなど)のいろけ、うすりにてきする。不透明ふとうめい水彩すいさい顔料がんりょうぞうねばざいおおめにふくむことで、支持しじたいいろおおかくし、あつりにてきする。にも透明とうめい水彩すいさい光沢こうたくび、不透明ふとうめい水彩すいさいつやしになる。屈折くっせつりつたかあぶら一貫いっかんしておおわれる油絵具あぶらえのぐとはことなり、水彩すいさい絵具えのぐみず溶媒ようばいとする都合つごうから、着色ちゃくしょく顔料がんりょうてんしょくざいとの屈折くっせつりつ一致いっちがもたらす透明とうめいせい利用りようされていない[13]。ただしたか屈折くっせつりつしろぜることで不透明ふとうめいかん強化きょうかする技法ぎほうは、古典こてんてきなガッシュ(ボディーカラーともばれる)の処方しょほうとして使つかわれてきた[14]

一般いっぱんてきたん水彩すいさいった場合ばあい透明とうめい水彩すいさいすことがおお[15][16]不透明ふとうめい水彩すいさいガッシュ(グワッシュ)とばれ、技法ぎほうじょうことなる発展はってんをしてきたが、併用へいようめずらしくない。商業しょうぎょう美術びじゅつようポスターカラー日本にっぽん学童がくどうよう水彩すいさい絵具えのぐ不透明ふとうめい水彩すいさい分類ぶんるいされるが、これらは作品さくひん長期ちょうき保存ほぞん考慮こうりょした専門せんもんよう絵具えのぐとはことなり、より安価あんか顔料がんりょう体質たいしつ顔料がんりょう、アラビアガムの代替だいたいであるデキストリンおお使用しようする[13]。また日本にっぽん学童がくどうよう水彩すいさい絵具えのぐ使つかうと不透明ふとうめいうすめると透明とうめいせいていするなかあいだてき性質せいしつ調製ちょうせいされており、はん透明とうめい水彩すいさい絵具えのぐともばれる[17]

水彩すいさい保存ほぞんせいは、絵具えのぐのみならず支持しじたいがくそうふくめて考慮こうりょされるべきだが[18]水彩すいさいたいこうせいけっしてたかくなく、美術館びじゅつかん展示てんじでは50ルクス・3000あいだ/とし程度ていど制限せいげん照度しょうど推奨すいしょうされる(あぶらは150-200ルクス・3000あいだ/とし程度ていど[19]専門せんもんよう絵具えのぐではいろごとの使用しよう顔料がんりょうたいこうせい等級とうきゅう表示ひょうじ慣例かんれいであり、ASTM D5067/D5724には品質ひんしつ表示ひょうじ規格きかくさだめられている[20]水彩すいさい絵具えのぐ使つかわれる顔料がんりょうは、鉱物こうぶつなどを原料げんりょうとする無機むき顔料がんりょうと、石油せきゆなど有機ゆうき化合かごうぶつ原料げんりょうとする有機ゆうき顔料がんりょう大別たいべつされ、一般いっぱんてきには有機ゆうき顔料がんりょうたいこうせいおと傾向けいこうがある[21][22][23]。しかしながら伝統でんとうてき無機むき顔料がんりょうには重金属じゅうきんぞくふくむものがおおくあることもあり(#注意ちゅうい事項じこう参照さんしょう)、こう堅牢けんろうせいそなえたあたらしい高級こうきゅう有機ゆうき顔料がんりょう利用りよう開発かいはつすすんでいる。また褪色たいしょく原因げんいんにもなるさんなどの汚染おせんガスにたいしては、てんしょくざいのアラビアガムが多少たしょう保護ほご効果こうかっているとかんがえられている[24]

メーカーにより、粒子りゅうしあらいあるいはこまかい、おなしょくめいでもヒューやチント(代替だいたい顔料がんりょう)を中心ちゅうしんとして顔料がんりょうことなる[25]おなじく色味いろみことなる[26]たいこうせい発色はっしょくせいなど特長とくちょう存在そんざいし、用途ようとにより様々さまざまなメーカーせいのものを利用りようすることもある。国内こくないメーカーではホルベインクサカベ、HARUZO、まっちターナーひとし海外かいがいメーカーではウィンザーニュートンWinsor & Newton)、シュミンケ、ダニエルスミス(Daniel Smith)、ペリカンひとしられている。

水彩すいさいふで使つかわれるしし種類しゅるいは、イタチリスウシウマぶたなど、それ以外いがい素材そざいではナイロンせいなど多数たすう存在そんざいする。近年きんねんではナイロンに特殊とくしゅ加工かこうほどこし、動物どうぶつちかづけたものもられている。とくイタチリスもうもちいたふでてきするとされている。イタチやテンのさい高級こうきゅうのものをコリンスキーぶ。費用ひようたい効果こうかたかいとはえないが、素晴すばらしい効果こうかげる。フランスの「ラファエル」(Raphaël)や英国えいこくのウィンザーニュートンのシリーズ7などの評価ひょうかたかい。たんじくふでが「水彩すいさいよう」として販売はんばいされているが、制作せいさく現場げんばではちょうじくふで使用しようされることもある。油彩ゆさいひつなかでも水彩すいさいてきするものもある。ただ油彩ゆさいひつでもぶたかたくてこしがあるのでかみいためる危険きけんせいがあるので、使つかうのをけたほうがのぞましい。ただし、ぶた水彩すいさいひつ存在そんざいするのと、表現ひょうげん技法ぎほうによりそのかぎりではない。マングースふで使つかひともいるが、ぶたよりはやわらかくても使用しようけたほうがいい。

水彩すいさいようかみは、一般いっぱんには水彩すいさいばれる専用せんようかみ使つかう。不透明ふとうめい水彩すいさいでは製図せいずようケント紙けんとしなども使つかわれる。極端きょくたんれいでは吸水きゅうすいせいがよいかみ水墨すいぼくふうえがけるかみ存在そんざいする。水彩すいさいほうでは微妙びみょうなぼかしをするために、描画びょうがまえかみらしてえがくこともある。そのキャンバス水張みずばしたもの、ブロックじょうのもの、ボードじょうのものなどがもちいられる。薄手うすで用紙ようしだとかえってしまいえがきにくい場合ばあいには、300グラム程度ていどあつさのかみもちいるとよい。アルシュ、ウォーターフォード、ストラスモア、ラングトン、ワトソンひとしられている。

原料げんりょうはコットン(木綿こわた)、パルプおおい。なかにはたけガラス原料げんりょうとしたものもある。いまはあまりないが、ぬのくずを原料げんりょうとしたラグを原料げんりょうとしたかみもあって最高さいこう品質ひんしつ耐久たいきゅうせい非常ひじょうたかい。それぞれに特徴とくちょうそなえており、コットンはかわきにくい(保水ほすいせい最高さいこう)、パルプはかわきやすいといった性質せいしつそなえる。

当然とうぜんことながら、おなじく質感しつかん左右さゆうされる重要じゅうよう画材がざいである。そのために目的もくてきにあったものをえらばなければならない。たとえば製造せいぞうしゃによりボタニカルアートけなどがある。かみいろもナチュラルホワイトやホワイトなどが存在そんざいし、透明とうめい水彩すいさいではかみいろえて透過とうかすることおおいためそのおおきくることもある(後述こうじゅつ技法ぎほう)。かみ基本きほんてき細目さいもく中目なかめあら表面ひょうめん区分くぶんされ、さらにかみあつさにより300gとうけられる。たとえばあらかわきがおそいためにじみやぼかしの技法ぎほうく、細目さいもくかみ邪魔じゃまにならないので緻密ちみつく、中目なかめはどの技法ぎほうもある程度ていど無難ぶなんにこなせるため初心者しょしんしゃきなどの特長とくちょう存在そんざいする。ほかにも吸水きゅうすいせいがよいかみ極端きょくたんなものでは気味ぎみかみとう特徴とくちょうそなえているものもある。かみ個人こじん個人こじん表現ひょうげんあらわれるため重要じゅうようであるが、結局けっきょく表現ひょうげん方法ほうほう使用しようする技法ぎほうひとこのみであるため使用しようされる多種たしゅ多様たようである。

 
水彩すいさい制作せいさく風景ふうけい
パレット[27]
絵具えのぐならべ、また調しらべしょくする道具どうぐ水彩すいさいようパレットはえきながない程度ていどふかさや仕切しきりをもつ。絵具えのぐならべるものや、固形こけい絵具えのぐ容器ようきならべるもの、ポスターカラーにてきしたデザインパレットなどがある。日本にっぽんよう平皿ひらざらうめさらもちいられる。汎用はんようさらやバットなどでも代用だいようできる。
筆洗ひっせん[28]
ふでみず補給ほきゅうしたり、ふであらったりするためのみずれ。一般いっぱん複数ふくすうふねそなえており、あらみずときれいなみずとに使つかけたりできる。汎用はんようバケツ広口ひろくちびんなどでも代用だいようできる。
スポンジ[29]
リフティング(いろき)や水分すいぶん調整ちょうせいひろめん塗布とふなどにもちいる。ぬの衛生えいせい用紙ようしなどでも代用だいようできる。
画板がばん
スケッチなどのさい下敷したじきとしてもちいるいた水張みずば木製もくせいパネルを使つかうこともある。
鉛筆えんぴつ
硬度こうど様々さまざましたえがきやおもせんれに使つかひともいる。かみ表面ひょうめんいためないようもちいる。
みぞぼう
みぞ定規じょうぎ使つかってせんさいもちいられる。
メディウム
絵具えのぐ添加てんかして性質せいしつえる薬品やくひんののびをよくするオックスゴール界面かいめん活性かっせいざい)や、透明とうめいせい光沢こうたくたかめるアラビアガム溶液ようえき、きらめきをあたえるイリデッセントメディウム(雲母うんもとアラビアガム溶液ようえき調合ちょうごうぶつ)などがある。
マスキングえき
いろりたいがあとる、みをきら箇所かしょ、そもそもりたくない場所ばしょいろめとして使つかう。クレヨンローソクアラビアゴム利用りようするひとるが、クレヨン・ローソクは永久えいきゅうてきなマスキング、アラビアゴムは微妙びみょうみなど一長一短いっちょういったんがある。[30]
ナイフヤスリへらなど
けずとしやとしで利用りようする[30]つめふで使つかわれる[31][32]

水彩すいさいにおける技法ぎほう

編集へんしゅう
 
透明とうめい水彩すいさいローレンス・アルマ=タデマ
アルマ=タデマはしろ絵具えのぐ使つかわない純粋じゅんすい透明とうめい水彩すいさい志向しこうした[33]
 
ガッシュウジェーヌ・ガリアン=ラルー
 
ベージュのかみ使つかった、透明とうめい水彩すいさいとガッシュの併用へいようジョン・フレデリック・ルイス

水彩すいさいには、おも透明とうめいほう不透明ふとうめいほう(ガッシュ)があり、画家がかによりその使つかけ、併用へいよう程度ていどことなる。透明とうめいほうは、ウォッシュ技法ぎほう基本きほんとして、かさねによりいろふかくなるじゅうしょく効果こうか利用りようし、しろ淡色たんしょくのこしやすすきりによってかみしょく利用りようして表現ひょうげんされる[34]不透明ふとうめいほう(ガッシュ)は、隠蔽いんぺいりょくのあるいろられ、しろ淡色たんしょくふくむすべてのいろ絵具えのぐ自体じたいいろ表現ひょうげんされうる[35]。ガッシュは透明とうめいほうくらべて加筆かひつ修正しゅうせい容易よういであり、着色ちゃくしょく油彩ゆさいよう剛毛ごうもう画筆がひつ使つかわれることもある[36]

水彩すいさいかみ完全かんぜん白紙はくし微妙びみょう黄色きいろかった白紙はくし大胆だいたんれいでは完全かんぜん色紙いろがみ)によってもその質感しつかん大幅おおはばわる[30]。ウォッシュ技法ぎほうでは水分すいぶんおお流動りゅうどうせいのある絵具えのぐあつかうが、このコントロールにもかみ影響えいきょうし、たとえばあらかみもちいると、絵具えのぐくぼみにまりやすく、粒状りゅうじょうせいのある絵具えのぐ効果こうかあらわれやすい[37][38]。また吸収きゅうしゅうおさえるサイジング(にじみめ)のつよかみもちいると、かわきにくいぶん描画びょうが時間じかん余裕よゆうまれ、吸収きゅうしゅうされにくいぶん発色はっしょくあざやかになる。必要ひつようおう画面がめん傾斜けいしゃさせてえが画家がかもいる。

以下いかおも技法ぎほうである[39][40][41]

ウォッシュ
うすいた絵具えのぐらすようにる。単色たんしょくもちいるほか、いろおおきくことなるいろわせ、グラデーションやぼかし表現ひょうげんさいにももちいられる。
ウェット・オン・ドライ
かわいためんうえいろせる。じゅうしょく効果こうかや、はっきりしたエッジ(境界きょうかい)がられる。透明とうめいしょくふかみのあるじゅうしょく技法ぎほうグレージングという。
ウェット・オン・ウェット
絵具えのぐみずれたり湿しめっためんいろせる。こんしょく効果こうかや、エッジのさだかでない、にじみ効果こうかられる。
ドロッピング
日本にっぽんらしみ。細目さいもくかみ有効ゆうこう
バックラン
かわきかけためんいろみずくことで、複雑ふくざつじょう模様もようのにじみ効果こうかる。
しお
れたいろめんしおつぶくことで、複雑ふくざつじょう模様もよういろむらをる。
ウォッシング(あらし)
ったいろを、みずませたふでぬのかしとす。下塗したぬり(ファースト・ウォッシュ)を大量たいりょうみずあらながし、かみまったいろ利用りようする技法ぎほうもある。
リフティング
ったいろったり、る。一度いちどかわいてからみずかしてからく、かわまえひとし目的もくてきにより様々さまざまである。
いろめ(ぼうしょく
マスキングえきやローソク、クレヨン、アラビアゴムでかみった部位ぶい保護ほごする。これ以上いじょうらない、あとるときに利用りようするが、マスキング画材がざいによって大幅おおはば作風さくふうわる。ローソクやクレヨンは永久えいきゅうてき保護ほごく。ひとによってはがほぼ完成かんせいしたときに、他所よそをほんのすこしかきすすめるために保護ほごする場合ばあいがある。
スクラッチング(スクレイピング)
おとし。ナイフ、やすり、へらとうった場所ばしょおとす。かわいた状態じょうたい表面ひょうめんけず場合ばあいもあれば、れた状態じょうたい絵具えのぐとす場合ばあいもある[31][32]。ハイライトの効果こうかせるが、当然とうぜん丈夫じょうぶ厚手あつでかみいている。
ドライブラシ
水分すいぶんをほとんどふくまないふでえがく。テクスチャ反映はんえいしたかすれの効果こうかられる。おも不透明ふとうめい絵具えのぐで、ふでをすりつけてぼんやりとした効果こうか技法ぎほうをスカンブリング(すりぼかし)という[31]
スパッタリング
あらかじめマスキングしたかみうえで、ふくませたふでいた専用せんよう金網かなあみくようにしていろせる。ふで専用せんようのブラシがあるが、もうかたければふでブラシなどでも応用おうようできる。技法ぎほうエアブラシくら粒子りゅうしあらぶん手作てづくりのあたたかみがる。
たい水性すいせい
アクリル絵具えのぐはじめとする、着色ちゃくしょくかわいたらみずらしてもいろちしない総称そうしょう一番いちばん下地したじのウォッシュに使つかさないようにするひともいれば、細筆さいひつおもせんれるために使つかひともいる。ただし、たい水性すいせいでも油絵具あぶらえのぐかみいためるのでけること。
水張みずば
準備じゅんび技法ぎほうであり、かみいたってもちいる。くわしくは項目こうもく参照さんしょう

その様々さまざま技法ぎほう存在そんざいする。水彩すいさいふで使用しようしてえがかれる…というイメージがつよいが、歴史れきしかさねるにつれ様々さまざまきん現代げんだいてき工業こうぎょう製品せいひん多数たすう出回でまわり(たとえば、スポンジなど)、そのまわりのものが画材がざいとなりうるのが水彩すいさいおおきな特徴とくちょうである[30]たとえば、植物しょくぶつくき表現ひょうげんにラップを[42]けるという最大さいだい特徴とくちょう水彩すいさいへのあらいのりに綿めんを、またはスポンジを利用りようしたり、くさ表現ひょうげんくし利用りようしたりも出来でき[30]。そのため無数むすう技法ぎほうあるいは画材がざいまわりに無数むすうにあるとってい。無論むろんそれらもひとによってもやりかた様々さまざまである。

注意ちゅうい事項じこう

編集へんしゅう
  • 絵具えのぐ基本きほんてき人体じんたい使用しようしてはならない。とくに、筆先ふでさきめて湿しめらせたりする行為こういけるべきである。
  • カドミウムけいカドミウムイエローひとし)、コバルトけい(コバルトバイオレットとう)、クロームけいクロームイエローひとし[43]バリウムけいレモンイエローひとし)、水銀すいぎんけいバーミリオンひとし)の顔料がんりょう使用しようした絵具えのぐ[44]重金属じゅうきんぞくふくみ、毒性どくせいがあるので注意ちゅういすること。ただし、近年きんねん外国がいこくせい顔料がんりょうでは顔料がんりょう純度じゅんど低下ていかしたため相対そうたいてき毒性どくせい低下ていかしたカドミウム顔料がんりょうや、有害ゆうがい物質ぶっしつをかなりらすことに成功せいこうしたコバルト顔料がんりょうなどが登場とうじょうしたほか安全あんぜんこう品質ひんしつあたらしい顔料がんりょう開発かいはつされ、従来じゅうらい有害ゆうがい顔料がんりょう代替だいたいされるなど、安全あんぜんせい向上こうじょうしつつある。
  • 防腐ぼうふざいとしてフェノールなどの有害ゆうがい物質ぶっしつ使つかわれてきた。フェノールは空気くうきちゅう放散ほうさんする揮発きはつせい有機ゆうき化合かごうぶつ(VOC)で、独特どくとく刺激しげきしゅう粘膜ねんまく皮膚ひふへの刺激しげきせいがあるため充分じゅうぶん換気かんきのぞましい[45]においがない製品せいひんけに代替だいたいすすんでいる[46]

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ ミッシェル・クラーク『ビジュアル美術館びじゅつかん だい7かん 水彩すいさい技法ぎほう』10ぺーじ 
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  43. ^ ただ毒性どくせいがあるクロームけい顔料がんりょう6のクローム化合かごうぶつふくむもののみ。ビリジアンとう3のクローム化合かごうぶつふくまれている顔料がんりょう無害むがい
  44. ^ あくまで使用しよう顔料がんりょう問題もんだいであるから、Colour Index Generic Nameによって判断はんだんするか、絵具えのぐ製造せいぞう業者ぎょうしゃたずねるなどし、絵具えのぐめいによる安易あんい判断はんだんけること。
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参考さんこう文献ぶんけん

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  • ミッシェル・クラーク(ちょ)、荒川あらかわ 裕子ゆうこ(わけ)『ビジュアル美術館びじゅつかん だい7かん 水彩すいさい技法ぎほう同朋どうほうしゃ出版しゅっぱん、1994ねん
  • 『アートテクニックだい百科ひゃっか 素描そびょう遠近えんきんほう水彩すいさい・パステル・油絵あぶらえ・アクリル・ミクストメディア』美術びじゅつ出版しゅっぱんしゃ 1996ねん
  • 『すてきなはな水彩すいさい手帖てちょう』クレア・ウェイト・ブラウンちょ グラフィックしゃ 2009ねん

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