水彩 すいさい (すいさい、英 えい : Watercolor painting )とは、水 みず を溶剤 ようざい とする絵具 えのぐ 、およびその絵具 えのぐ を使用 しよう して描 えが かれた絵画 かいが のこと。水彩 すいさい 絵具 えのぐ で描 えが かれた絵 え を水彩 すいさい 画 が (すいさいが)と言 い う。
水彩 すいさい 画 が 、カール・ラーション 『クリスマス・イヴ 』1904年 ねん - 1905年 ねん
水彩 すいさい 画 が は"絵具 えのぐ を塗 ぬ ってゆく"というより、"色 しょく 水 すい を塗 ぬ ってゆく"というイメージの方 ほう がむしろ適 てき している。空気 くうき の薄 うす さや透明 とうめい 感 かん 、空間 くうかん 、それらを出 だ すのにとても最適 さいてき である。
また比較的 ひかくてき 低 てい 価格 かかく で購入 こうにゅう する事 こと が可能 かのう で、幅広 はばひろ い年齢 ねんれい 層 そう に、親 した しまれている。
水彩 すいさい 画 が の歴史 れきし は非常 ひじょう に古 ふる く、旧石器時代 きゅうせっきじだい のヨーロッパ で洞窟 どうくつ に描 えが かれた絵 え にまで溯 さかのぼ ると思 おも われる。少 すく なくともエジプト王朝 おうちょう 時代 じだい から写本 しゃほん 彩色 さいしき のために水彩 すいさい は使用 しよう され、特 とく に中世 ちゅうせい ヨーロッパでも使用 しよう され続 つづ けてきた。中世 ちゅうせい の彩色 さいしき 写本 しゃほん は元々 もともと 、パーチメント (羊 ひつじ の皮 かわ )やヴェラム (子 こ 牛 うし の皮 かわ )などに卵白 らんぱく テンペラ で描 えが かれていたが、次第 しだい に紙 かみ にアラビア ガム の展 てん 色 しょく 剤 ざい で描 えが かれるようになった[1] 。ヴェラムでは紙 かみ のようなにじみの効果 こうか は期待 きたい できず、技法 ぎほう 的 てき に現在 げんざい の水彩 すいさい とは隔 へだ たりがあった。芸術 げいじゅつ の手段 しゅだん としての継続 けいぞく 的 てき な歴史 れきし はルネサンス 期 き から始 はじ まる。ドイツ の画家 がか アルブレヒト・デューラー (1471-1528) は、植物 しょくぶつ 、動物 どうぶつ 、風景 ふうけい を描 えが いた優 すぐ れた水彩 すいさい 画 が を残 のこ していて、水彩 すいさい 画 が の最初 さいしょ 期 き の代表 だいひょう 的 てき 作家 さっか であると考 かんが えられている[2] 。ドイツのハンス・ボル (1534-1593) を筆頭 ひっとう とした重要 じゅうよう な水彩 すいさい 画 が の流派 りゅうは がデューラー・ルネッサンス の一部 いちぶ として存在 そんざい した。
アルブレヒト・デューラー 、『兎 うさぎ 』、1502、水彩 すいさい 、アルベルティーナ素描 そびょう 版画 はんが 館 かん (ウィーン)蔵 ぞう
このように、古 ふる い歴史 れきし がありながら水彩 すいさい はバロック 時代 じだい の油絵 あぶらえ 画家 がか からはスケッチや模写 もしゃ あるいは漫画 まんが (サイズの小 ちい さいデザイン画 が )の道具 どうぐ として使用 しよう されるのが一般 いっぱん 的 てき だった。この初期 しょき の水彩 すいさい 画 が に於 お いて目立 めだ つ存在 そんざい といえば、(英国 えいこく 滞在 たいざい 時 じ の)アンソニー・ヴァン・ダイク 、クロード・ロラン 、ジョバンニ・ベネデット・カスティリオーネ のほかオランダ 、フランドル の画家 がか が挙 あ げられる。しかし、水彩 すいさい 画 が の歴史 れきし に於 お いて古 ふる くまた重要 じゅうよう な伝統 でんとう は植物 しょくぶつ 画 が 、生物 せいぶつ 画 が であろう。植物 しょくぶつ 画 が はルネサンス期 き に人気 にんき が出 で て本 ほん や新聞 しんぶん の木版 もくはん 画 が に彩色 さいしき を施 ほどこ したり、羊皮紙 ようひし や紙 かみ に描 えが いたドローイングに彩色 さいしき を施 ほどこ したりした物 もの であった。植物 しょくぶつ 画 が は初期 しょき から精巧 せいこう で完成 かんせい した水彩 すいさい 画 が の分野 ぶんや であり、今日 きょう でも、対象 たいしょう をフルカラーで理想 りそう 化 か し明確 めいかく に捉 とら えまとめることができる特徴 とくちょう により科学 かがく 的 てき な出版 しゅっぱん 物 ぶつ や博物館 はくぶつかん の出版 しゅっぱん 物 ぶつ のイラストレーション に使用 しよう されている。生物 せいぶつ 画 が は19世紀 せいき にジョン・ジェームズ・オーデュボン 等 ひとし により最盛 さいせい 期 き に達 たっ した。今日 きょう でも多 おお くのフィールドガイドは水彩 すいさい 画 が で彩 いろど られている。
幾 いく つかの要因 よういん が重 かさ なり水彩 すいさい 画 が は18世紀 せいき に特 とく に英国 えいこく で広 ひろ く普及 ふきゅう し、貴族 きぞく の子女 しじょ 、特 とく に女性 じょせい にとって教養 きょうよう の一 ひと つとなっていた[3] 。一方 いっぽう で水彩 すいさい は鑑定 かんてい 家 か 、測量 そくりょう 士 し 、軍人 ぐんじん 、技術 ぎじゅつ 者 しゃ 等 とう から現場 げんば で地勢 ちせい 、防御 ぼうぎょ 施設 しせつ 、地形 ちけい を記録 きろく する場合 ばあい や公共 こうきょう の事業 じぎょう や依頼 いらい されたプロジェクトのイラストを作成 さくせい する際 さい の利便 りべん 性 せい により高 たか く評価 ひょうか されていた。
ディレッタンティ協会 きょうかい (1734年 ねん 結成 けっせい )が資金 しきん 提供 ていきょう した地質 ちしつ 学 がく や考古学 こうこがく の探検 たんけん にはアジア 、アメリカ大陸 あめりかたいりく 、地中海 ちちゅうかい 沿岸 えんがん での発見 はっけん を記録 きろく するために水彩 すいさい 画家 がか が同行 どうこう した。このような背景 はいけい から地誌 ちし 的 てき 風景 ふうけい 画家 がか の需要 じゅよう が高 たか まった。彼 かれ らは当時 とうじ の若者 わかもの に人気 にんき のあったイタリア へのグランドツアー の名所 めいしょ の土産 みやげ 用 よう の絵 え を量産 りょうさん した。18世紀 せいき 後期 こうき 、英国 えいこく の牧師 ぼくし ウィリアム・ギルピン は英国 えいこく の田舎 いなか の旅 たび を記録 きろく して大人気 だいにんき となった "ピクチャレスク" な旅 たび の本 ほん を書 か いた。その本 ほん は彼 かれ 自身 じしん による教会 きょうかい の廃墟 はいきょ 、古城 こじょう 、渓谷 けいこく をモノクロームの水彩 すいさい で描 えが いた絵 え で彩 いろど られていた[4] 。彼 かれ の本 ほん は個人 こじん 的 てき な旅行 りょこう 記 き での水彩 すいさい の人気 にんき を高 たか めた。これらの文化 ぶんか 的 てき 、技術 ぎじゅつ 的 てき 、科学 かがく 的 てき 要求 ようきゅう 、旅行 りょこう 者 しゃ 、アマチュアの興味 きょうみ が重 かさ なったことにより英国 えいこく の水彩 すいさい 画 が は「国民 こくみん 的 てき 美術 びじゅつ 」と言 い えるまでに発展 はってん 普及 ふきゅう した。当時 とうじ 活躍 かつやく した偉大 いだい な水彩 すいさい 画家 がか にはトマス・ゲインズバラ 、ジョン・ロバート・カズンズ 、フランシス・タウン 、マイケル・アンジェロ・ルーカー 、ウィリアム・パース 、トマス・ハーン 、ジョン・ウォリック・スミス がいる。ウィリアム・ブレーク は銅 どう 版画 はんが と詩 し を一緒 いっしょ に版 はん 刻 こく して手 て 彩色 さいしき を施 ほどこ した本 ほん をいくつか出版 しゅっぱん したり、ダンテの『神 かみ 曲 きょく 』の挿絵 さしえ を手 て がけ、大 おお きな水彩 すいさい によるモノタイプ[5] を試行 しこう したりしている。
18世紀 せいき 末 まつ から19世紀 せいき にかけて、印刷 いんさつ された本 ほん と英国 えいこく 内 ない で生 う み出 だ される美術 びじゅつ 作品 さくひん の需要 じゅよう が水彩 すいさい の需要 じゅよう を飛躍 ひやく 的 てき に高 たか めた。水彩 すいさい 画 が は風景 ふうけい 画集 がしゅう や旅行 りょこう 者 しゃ の土産 みやげ となる銅版 どうはん 画 が の元 もと になる資料 しりょう として使 つか われた。また、水彩 すいさい のオリジナルの作品 さくひん や有名 ゆうめい な作品 さくひん の模写 もしゃ をコレクションに加 くわ える上流 じょうりゅう 階級 かいきゅう の人 ひと も増 ふ えた。ルドルフ・アッカーマンにより出版 しゅっぱん されたトマス・ローランドソン の風刺 ふうし 画 が もとても人気 にんき があった。
トマス・ガーティン 、『Jedburgh Abbey from the River(川 かわ からのジェドバラ修道院 しゅうどういん の眺 なが め)』、1798-99、紙 かみ に水彩 すいさい
水彩 すいさい を成熟 せいじゅく し独立 どくりつ した絵画 かいが のメディアとして確立 かくりつ するのに三 さん 人 にん のイギリス人 じん に功績 こうせき があったとされる。「イギリス水彩 すいさい 画 が の父 ちち 」と呼 よ ばれるポール・サンドビー (1730-1809) 、大 おお きなサイズのロマン派 は 的 てき またはピクチャレスクな水彩 すいさい 風景 ふうけい 画 が の先駆 せんく 者 しゃ トマス・ガーティン (1775-1802) 、そして水彩 すいさい 画 が に最高 さいこう の洗練 せんれん と完成 かんせい された作品 さくひん としての地位 ちい を与 あた え何 なん 百 ひゃく という卓越 たくえつ した歴史 れきし 、地誌 ちし 、建築 けんちく 、神話 しんわ の分野 ぶんや の絵画 かいが を水彩 すいさい で作製 さくせい したジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー (1775-1851) である。彼 かれ は段階 だんかい を追 お って水彩 すいさい 画 が を作成 さくせい した。最初 さいしょ に濡 ぬ れた紙 かみ を薄 うす い色 いろ でおおまかに色 いろ 面 めん 分 わ けした後 のち 、ウォッシュやグレーズによってイメージを整 ととの えるという手順 てじゅん で、手工業 しゅこうぎょう 的 てき 工場 こうじょう 並 な みの効率 こうりつ 性 せい で大量 たいりょう の作品 さくひん の製作 せいさく を行 おこな うことが可能 かのう だった[6] 。このため、その類 るい の初 はじ めてのものとも言 い える彼 かれ の個人 こじん 的 てき ギャラリーの売 う り上 あ げも一役 ひとやく 買 か って億 おく 万 まん 長者 ちょうじゃ になることができた。ターナーやガーティンの同 どう 時代 じだい 人 じん で非常 ひじょう に才能 さいのう があり重要 じゅうよう な作家 さっか にはジョン・ヴァーリイ 、ジョン・セル・コットマン 、コプリー・フィールディング 、サミュエル・パーマー 、ウィリアム・ハヴェル 、サミュエル・プラウト 等 ひとし がいる。スイス の画家 がか のデュクロ もサイズの大 おお きい、ロマン派 は 的 てき な水彩 すいさい 画 が で広 ひろ く知 し られている。
J・M・W・ターナー 、『アルプス 風景 ふうけい 』、1802、テートギャラリー
アマチュアの活動 かつどう 、出版 しゅっぱん の需要 じゅよう 、中産 ちゅうさん 階級 かいきゅう の美術 びじゅつ 収集 しゅうしゅう 、19世紀 せいき の絵画 かいが テクニックが合流 ごうりゅう し現在 げんざい の英国 えいこく 王立 おうりつ 水彩 すいさい 画家 がか 協会 きょうかい (the Royal Watercolour Society) の前身 ぜんしん である水彩 すいさい 画家 がか 協会 きょうかい (the Society of Painters in Water Colours (1804)) や新 しん 水彩 すいさい 画 が 協会 きょうかい (New Water Colour Society (1832)) 、スコットランド水彩 すいさい 画家 がか 協会 きょうかい が設立 せつりつ された。これらの協会 きょうかい は毎年 まいとし 展覧 てんらん 会 かい を行 おこな い多 おお くのアーティストにコレクターを紹介 しょうかい する他 ほか 、つまらない美術 びじゅつ 上 じょう の地位 ちい の争 あらそ いや美学 びがく 上 じょう の論争 ろんそう (特 とく に伝統 でんとう 的 てき な透明 とうめい 水彩 すいさい とボディカラーやガッシュと呼 よ ばれる不透明 ふとうめい 水彩 すいさい の間 あいだ )の舞台 ぶたい となった。ジョージ王朝 おうちょう 時代 じだい 後期 こうき からヴィクトリア朝 あさ 時代 じだい は水彩 すいさい で最 もっと も印象 いんしょう 的 てき な作品 さくひん が作 つく られた英国 えいこく 水彩 すいさい 画 が の絶頂 ぜっちょう 期 き と言 い える。その当時 とうじ の代表 だいひょう 的 てき な画家 がか は、上記 じょうき のターナー 、ヴァーリイ 、コットマン やデビット・コックス 、ピーター・デ・ウィント 、ウィリアム・ヘンリー・ハント 、ジョン・フレデリック・ルイス 、マイルズ・バーケット・フォスター 、フレデリック・ウォーカー 、トマス・コリアー 等 ひとし が挙 あ げられる。特 とく にリチャード・パークス・ボニントン の趣 おもむき のある宝石 ほうせき 細工 ざいく のような風俗 ふうぞく 画 が は、1820年代 ねんだい に国際 こくさい 的 てき な(特 とく にフランス とイギリス)水彩 すいさい 画 が のブームを起 お こした。
日本 にっぽん には、大和絵 やまとえ 、肉筆 にくひつ 浮世絵 うきよえ など版画 はんが 以外 いがい で長 なが い絵画 かいが の歴史 れきし がある。油彩 ゆさい を含 ふく めた西洋 せいよう の絵画 かいが が伝 つた わると、日本 にっぽん に従来 じゅうらい あった技法 ぎほう を踏 ふ まえた国産 こくさん 絵画 かいが は日本 にっぽん 画 が と呼 よ ばれるようになった。
水彩 すいさい 画 が は幕末 ばくまつ から明治 めいじ 初期 しょき にかけて伝 つた わり、明治 めいじ 30年代 ねんだい 後半 こうはん に大 おお きなブームとなった。みづゑ(水絵 みずえ )とも呼 よ ばれた[7] 。普及 ふきゅう に大 おお きな貢献 こうけん をした画家 がか ・大下 おおした 藤次郎 とうじろう は明治 めいじ 34年 ねん (1901年 ねん )に入門 にゅうもん 書 しょ 『水彩 すいさい 画 が 之 の 栞 しおり 』を刊行 かんこう してベストセラーとなり、明治 めいじ 38年 ねん (1905年 ねん )には専門 せんもん 雑誌 ざっし 『みづゑ』(美術 びじゅつ 出版 しゅっぱん 社 しゃ )を創刊 そうかん した[8] 。
固形 こけい 水彩 すいさい 絵具 えのぐ
水彩 すいさい 絵具 えのぐ は、透明 とうめい 水彩 すいさい 絵具 えのぐ (ウォーターカラー)と不透明 ふとうめい 水彩 すいさい 絵具 えのぐ (ガッシュ )に分類 ぶんるい される。形態 けいたい 別 べつ にはチューブ や瓶 びん 入 い りの練 ね り絵具 えのぐ と固形 こけい 絵具 えのぐ があり、固形 こけい 絵具 えのぐ には半 はん 乾燥 かんそう させたパンカラー(キャラメルカラー)と乾燥 かんそう 粉末 ふんまつ を固 かた めたケーキカラーがある[9] 。
透明 とうめい 水彩 すいさい ・不透明 ふとうめい 水彩 すいさい ともに、主原 あるじはら 料 りょう は顔料 がんりょう と展 てん 色 しょく 材 ざい であるアカシア樹脂 じゅし (アラビアガム) で、そのほか保湿 ほしつ 剤 ざい や防腐 ぼうふ 剤 ざい などを含 ふく む[10] 。伝統 でんとう 的 てき 製法 せいほう では保湿 ほしつ 剤 ざい として蜂蜜 はちみつ や水飴 みずあめ が使 つか われる[11] [12] が、産業 さんぎょう 革命 かくめい 以後 いご に工業 こうぎょう 的 てき に生産 せいさん されるようになってからはグリセリン が広 ひろ く使 つか われている[13] 。アラビアガムは固化 こか しても再度 さいど 水 みず に溶 と け出 だ すため、水彩 すいさい 絵具 えのぐ は乾燥 かんそう 後 ご も再 さい 使用 しよう できる。
透明 とうめい 水彩 すいさい はアラビアガムを多 おお めに含 ふく むことで、分散 ぶんさん する顔料 がんりょう の隙間 すきま から支持 しじ 体 たい (紙 かみ など)の色 いろ が透 す け、薄 うす い塗 ぬ りに適 てき する。不透明 ふとうめい 水彩 すいさい は顔料 がんりょう と増 ぞう 粘 ねば 剤 ざい を多 おお めに含 ふく むことで、支持 しじ 体 たい の色 いろ を覆 おお い隠 かく し、厚 あつ い塗 ぬ りに適 てき する。見 み た目 め にも透明 とうめい 水彩 すいさい は光沢 こうたく を帯 お び、不透明 ふとうめい 水彩 すいさい は艶 つや 消 け しになる。屈折 くっせつ 率 りつ の高 たか い油 あぶら に一貫 いっかん して覆 おお われる油絵具 あぶらえのぐ とは異 こと なり、水彩 すいさい 絵具 えのぐ は水 みず を溶媒 ようばい とする都合 つごう から、着色 ちゃくしょく 顔料 がんりょう と展 てん 色 しょく 材 ざい との屈折 くっせつ 率 りつ の一致 いっち がもたらす透明 とうめい 性 せい は利用 りよう されていない[13] 。ただし高 たか い屈折 くっせつ 率 りつ を持 も つ白 しろ を混 ま ぜることで不透明 ふとうめい 感 かん を強化 きょうか する技法 ぎほう は、古典 こてん 的 てき なガッシュ(ボディーカラーとも呼 よ ばれる)の処方 しょほう として使 つか われてきた[14] 。
一般 いっぱん 的 てき に単 たん に水彩 すいさい と言 い った場合 ばあい は透明 とうめい 水彩 すいさい を指 さ すことが多 おお く[15] [16] 、不透明 ふとうめい 水彩 すいさい はガッシュ (グワッシュ)と呼 よ ばれ、技法 ぎほう 上 じょう も異 こと なる発展 はってん をしてきたが、併用 へいよう は珍 めずら しくない。商業 しょうぎょう 美術 びじゅつ 用 よう のポスターカラー や日本 にっぽん の学童 がくどう 用 よう 水彩 すいさい 絵具 えのぐ も不透明 ふとうめい 水彩 すいさい に分類 ぶんるい されるが、これらは作品 さくひん の長期 ちょうき 保存 ほぞん を考慮 こうりょ した専門 せんもん 家 か 用 よう 絵具 えのぐ とは異 こと なり、より安価 あんか な顔料 がんりょう 、体質 たいしつ 顔料 がんりょう 、アラビアガムの代替 だいたい であるデキストリン を多 おお く使用 しよう する[13] 。また日本 にっぽん の学童 がくどう 用 よう 水彩 すいさい 絵具 えのぐ は濃 こ く使 つか うと不透明 ふとうめい 、薄 うす めると透明 とうめい 性 せい を呈 てい する中 なか 間 あいだ 的 てき な性質 せいしつ に調製 ちょうせい されており、半 はん 透明 とうめい 水彩 すいさい 絵具 えのぐ とも呼 よ ばれる[17] 。
水彩 すいさい 画 が の保存 ほぞん 性 せい は、絵具 えのぐ のみならず支持 しじ 体 たい や額 がく 装 そう も含 ふく めて考慮 こうりょ されるべきだが[18] 、水彩 すいさい 画 が の耐 たい 光 こう 性 せい は決 けっ して高 たか くなく、美術館 びじゅつかん の展示 てんじ では50ルクス ・3000時 じ 間 あいだ /年 とし 程度 ていど の制限 せいげん 照度 しょうど が推奨 すいしょう される(油 あぶら 画 が は150-200ルクス・3000時 じ 間 あいだ /年 とし 程度 ていど )[19] 。専門 せんもん 家 か 用 よう 絵具 えのぐ では色 いろ ごとの使用 しよう 顔料 がんりょう と耐 たい 光 こう 性 せい 等級 とうきゅう の表示 ひょうじ が慣例 かんれい であり、ASTM D5067/D5724には品質 ひんしつ ・表示 ひょうじ の規格 きかく が定 さだ められている[20] 。水彩 すいさい 絵具 えのぐ に使 つか われる顔料 がんりょう は、鉱物 こうぶつ などを原料 げんりょう とする無機 むき 顔料 がんりょう と、石油 せきゆ など有機 ゆうき 化合 かごう 物 ぶつ を原料 げんりょう とする有機 ゆうき 顔料 がんりょう に大別 たいべつ され、一般 いっぱん 的 てき には有機 ゆうき 顔料 がんりょう の耐 たい 光 こう 性 せい は劣 おと る傾向 けいこう がある[21] [22] [23] 。しかしながら伝統 でんとう 的 てき な無機 むき 顔料 がんりょう には重金属 じゅうきんぞく を含 ふく むものが多 おお くあることもあり(#注意 ちゅうい 事項 じこう 参照 さんしょう )、高 こう 堅牢 けんろう 性 せい を備 そな えた新 あたら しい高級 こうきゅう 有機 ゆうき 顔料 がんりょう の利用 りよう ・開発 かいはつ が進 すす んでいる。また褪色 たいしょく の原因 げんいん にもなる酸 さん などの汚染 おせん ガスに対 たい しては、展 てん 色 しょく 材 ざい のアラビアガムが多少 たしょう の保護 ほご 効果 こうか を持 も っていると考 かんが えられている[24] 。
メーカーにより、絵 え の具 ぐ の粒子 りゅうし が粗 あら いあるいは細 こま かい、同 おな じ色 しょく 名 めい でもヒューやチント(代替 だいたい 顔料 がんりょう )を中心 ちゅうしん として顔料 がんりょう が異 こと なる[25] 、同 おな じく色味 いろみ も異 こと なる[26] 、耐 たい 光 こう 性 せい や発色 はっしょく 性 せい など特長 とくちょう が存在 そんざい し、用途 ようと により様々 さまざま なメーカー製 せい のものを利用 りよう することもある。国内 こくない メーカーではホルベイン 、クサカベ 、HARUZO、まっち 、ターナー 等 ひとし 、海外 かいがい メーカーではウィンザーニュートン (Winsor & Newton )、シュミンケ、ダニエルスミス (Daniel Smith )、ペリカン 等 ひとし が知 し られている。
水彩 すいさい 筆 ふで に使 つか われる獣 しし 毛 げ の種類 しゅるい は、イタチ やリス 、ウシ 、ウマ 、豚 ぶた など、それ以外 いがい の素材 そざい ではナイロン 製 せい など多数 たすう 存在 そんざい する。近年 きんねん ではナイロンに特殊 とくしゅ な加工 かこう を施 ほどこ し、動物 どうぶつ 毛 げ に近 ちか づけたものも売 う られている。特 とく にイタチ やリス 毛 もう を用 もち いた筆 ふで が適 てき するとされている。イタチやテンの毛 け で最 さい 高級 こうきゅう のものをコリンスキー と呼 よ ぶ。費用 ひよう 対 たい 効果 こうか が高 たか いとは言 い えないが、素晴 すば らしい効果 こうか を上 あ げる。フランスの「ラファエル」(Raphaël)や英国 えいこく のウィンザーニュートンのシリーズ7などの評価 ひょうか が高 たか い。短 たん 軸 じく の筆 ふで が「水彩 すいさい 用 よう 」として販売 はんばい されているが、制作 せいさく の現場 げんば では長 ちょう 軸 じく の筆 ふで が使用 しよう されることもある。油彩 ゆさい 筆 ひつ の中 なか でも水彩 すいさい に適 てき するものもある。ただ油彩 ゆさい 筆 ひつ でも豚 ぶた 毛 げ は硬 かた くて腰 こし があるので紙 かみ を痛 いた める危険 きけん 性 せい があるので、使 つか うのを避 さ けたほうが望 のぞ ましい。ただし、豚 ぶた 毛 げ の水彩 すいさい 筆 ひつ も存在 そんざい するのと、表現 ひょうげん の技法 ぎほう によりその限 かぎ りではない。マングース 筆 ふで を使 つか う人 ひと もいるが、豚 ぶた よりは軟 やわ らかくても使用 しよう は避 さ けたほうがいい。
水彩 すいさい 用 よう の紙 かみ は、一般 いっぱん には水彩 すいさい 紙 し と呼 よ ばれる専用 せんよう の紙 かみ を使 つか う。不透明 ふとうめい 水彩 すいさい では製図 せいず 用 よう のケント紙 けんとし なども使 つか われる。極端 きょくたん な例 れい では吸水 きゅうすい 性 せい がよい紙 かみ で水墨 すいぼく 画 が 風 ふう に描 えが ける紙 かみ も存在 そんざい する。水彩 すいさい 画 が 法 ほう では微妙 びみょう なぼかしをするために、描画 びょうが 前 まえ に紙 かみ を濡 ぬ らして描 えが くこともある。その他 た 、キャンバス に水張 みずば り したもの、ブロック状 じょう のもの、ボード状 じょう のものなどが用 もち いられる。薄手 うすで の用紙 ようし だと反 そ り返 かえ ってしまい描 えが きにくい場合 ばあい には、300グラム程度 ていど の厚 あつ さの紙 かみ を用 もち いるとよい。アルシュ、ウォーターフォード、ストラスモア、ラングトン、ワトソン等 ひとし が知 し られている。
原料 げんりょう はコットン(木綿 こわた )、パルプ が多 おお い。中 なか には竹 たけ やガラス を原料 げんりょう としたものもある。今 いま はあまりないが、布 ぬの くずを原料 げんりょう としたラグを原料 げんりょう とした紙 かみ もあって最高 さいこう 品質 ひんしつ で耐久 たいきゅう 性 せい が非常 ひじょう に高 たか い。それぞれに特徴 とくちょう を備 そな えており、コットンは乾 かわ きにくい(保水 ほすい 性 せい が最高 さいこう )、パルプは乾 かわ きやすいといった性質 せいしつ を備 そな える。
当然 とうぜん の事 こと ながら、絵 え の具 ぐ と同 おな じく絵 え の質感 しつかん が左右 さゆう される重要 じゅうよう な画材 がざい である。そのために目的 もくてき にあったものを選 えら ばなければならない。例 たと えば製造 せいぞう 者 しゃ によりボタニカルアート 向 む けなどがある。紙 かみ の色 いろ もナチュラルホワイトやホワイトなどが存在 そんざい し、透明 とうめい 水彩 すいさい では紙 かみ 地 ち の色 いろ が絵 え の具 ぐ を超 こ えて透過 とうか する事 こと が多 おお いためその差 さ が大 おお きく出 で ることもある(後述 こうじゅつ の技法 ぎほう )。紙 かみ は基本 きほん 的 てき に細目 さいもく 、中目 なかめ 、荒 あら 目 め と表面 ひょうめん が区分 くぶん され、さらに紙 かみ の厚 あつ さにより300g等 とう と分 わ けられる。例 たと えば荒 あら 目 め は絵 え の具 ぐ の乾 かわ きが遅 おそ いため滲 にじ みやぼかしの技法 ぎほう に向 む く、細目 さいもく は紙 かみ の目 め が邪魔 じゃま にならないので緻密 ちみつ な絵 え に向 む く、中目 なかめ はどの技法 ぎほう もある程度 ていど 無難 ぶなん にこなせるため初心者 しょしんしゃ 向 む きなどの特長 とくちょう が存在 そんざい する。他 ほか にも吸水 きゅうすい 性 せい がよい紙 かみ 、極端 きょくたん なものでは弾 び き気味 ぎみ の紙 かみ 等 とう 特徴 とくちょう を備 そな えているものもある。紙 かみ は個人 こじん 個人 こじん の表現 ひょうげん の差 さ が現 あらわ れるため重要 じゅうよう であるが、結局 けっきょく は表現 ひょうげん の方法 ほうほう や使用 しよう する技法 ぎほう 、人 ひと の好 この みであるため使用 しよう される紙 し は多種 たしゅ 多様 たよう である。
水彩 すいさい 画 が の制作 せいさく 風景 ふうけい
パレット [27]
絵具 えのぐ を並 なら べ、また調 しらべ 色 しょく する道具 どうぐ 。水彩 すいさい 画 が 用 よう パレットは液 えき が流 なが れ出 で ない程度 ていど の深 ふか さや仕切 しき りをもつ。練 ね り絵具 えのぐ を並 なら べるものや、固形 こけい 絵具 えのぐ 容器 ようき を並 なら べるもの、ポスターカラーに適 てき したデザインパレットなどがある。日本 にっぽん 画 が 用 よう の平皿 ひらざら ・梅 うめ 皿 さら も用 もち いられる。汎用 はんよう の皿 さら やバットなどでも代用 だいよう できる。
筆洗 ひっせん [28]
筆 ふで に水 みず を補給 ほきゅう したり、筆 ふで を洗 あら ったりするための水 みず 入 い れ。一般 いっぱん に複数 ふくすう の槽 ふね を備 そな えており、洗 あら う水 みず ときれいな水 みず とに使 つか い分 わ けたりできる。汎用 はんよう のバケツ や広口 ひろくち 瓶 びん などでも代用 だいよう できる。
スポンジ [29]
リフティング(色 いろ 抜 ぬ き)や水分 すいぶん 調整 ちょうせい 、広 ひろ い面 めん の塗布 とふ などに用 もち いる。布 ぬの や衛生 えいせい 用紙 ようし などでも代用 だいよう できる。
画板 がばん
スケッチなどの際 さい に下敷 したじ きとして用 もち いる板 いた 。水張 みずば り で木製 もくせい パネルを使 つか うこともある。
鉛筆 えんぴつ
硬度 こうど は様々 さまざま 。下 した 描 えが きや主 おも 線 せん 入 い れに使 つか う人 ひと もいる。紙 かみ の表面 ひょうめん を痛 いた めないよう練 ね り消 け し を用 もち いる。
溝 みぞ 引 び き棒 ぼう
溝 みぞ 引 び き定規 じょうぎ を使 つか って線 せん を引 ひ く際 さい に用 もち いられる。
メディウム
絵具 えのぐ に添加 てんか して性質 せいしつ を変 か える薬品 やくひん 。絵 え の具 ぐ ののびをよくするオックスゴール (界面 かいめん 活性 かっせい 剤 ざい )や、透明 とうめい 性 せい ・光沢 こうたく を高 たか めるアラビアガム溶液 ようえき 、きらめきを与 あた えるイリデッセントメディウム(雲母 うんも とアラビアガム溶液 ようえき の調合 ちょうごう 物 ぶつ )などがある。
マスキング液 えき
色 いろ を塗 ぬ りたいが後 あと で塗 ぬ る、滲 し みを嫌 きら う箇所 かしょ 、そもそも塗 ぬ りたくない場所 ばしょ に色 いろ 止 ど めとして使 つか う。クレヨン やローソク 、アラビアゴム を利用 りよう する人 ひと も居 い るが、クレヨン・ローソクは永久 えいきゅう 的 てき なマスキング、アラビアゴムは微妙 びみょう な滲 し みなど一長一短 いっちょういったん がある。[30]
ナイフ 、ヤスリ 、へら など
削 けず り落 お としや掻 か き落 お としで利用 りよう する[30] 。爪 つめ や筆 ふで の柄 え も使 つか われる[31] [32] 。
透明 とうめい 水彩 すいさい 画 が (ローレンス・アルマ=タデマ ) アルマ=タデマは白 しろ 絵具 えのぐ を使 つか わない純粋 じゅんすい な透明 とうめい 水彩 すいさい 画 が を志向 しこう した[33] 。
ガッシュ画 が (ウジェーヌ・ガリアン=ラルー )
ベージュの紙 かみ を使 つか った、透明 とうめい 水彩 すいさい とガッシュの併用 へいよう (ジョン・フレデリック・ルイス )
水彩 すいさい には、主 おも に透明 とうめい 画 が 法 ほう と不透明 ふとうめい 画 が 法 ほう (ガッシュ)があり、画家 がか によりその使 つか い分 わ け、併用 へいよう の程度 ていど は異 こと なる。透明 とうめい 画 が 法 ほう は、ウォッシュ 技法 ぎほう を基本 きほん として、塗 ぬ り重 かさ ねにより色 いろ が深 ふか くなる重 じゅう 色 しょく 効果 こうか を利用 りよう し、白 しろ や淡色 たんしょく は塗 ぬ り残 のこ しや薄 すすき 塗 ぬ りによって紙 かみ 色 しょく を利用 りよう して表現 ひょうげん される[34] 。不透明 ふとうめい 画 が 法 ほう (ガッシュ)は、隠蔽 いんぺい 力 りょく のある色 いろ で塗 ぬ られ、白 しろ や淡色 たんしょく を含 ふく むすべての色 いろ が絵具 えのぐ 自体 じたい の色 いろ で表現 ひょうげん されうる[35] 。ガッシュは透明 とうめい 画 が 法 ほう に比 くら べて加筆 かひつ 修正 しゅうせい が容易 ようい であり、着色 ちゃくしょく 紙 し や油彩 ゆさい 用 よう の剛毛 ごうもう の画筆 がひつ が使 つか われることもある[36] 。
水彩 すいさい 画 が は紙 かみ (完全 かんぜん な白紙 はくし や微妙 びみょう に黄色 きいろ 掛 か かった白紙 はくし 、大胆 だいたん な例 れい では完全 かんぜん な色紙 いろがみ )によってもその質感 しつかん は大幅 おおはば に変 か わる[30] 。ウォッシュ技法 ぎほう では水分 すいぶん が多 おお く流動 りゅうどう 性 せい のある絵具 えのぐ を扱 あつか うが、このコントロールにも紙 かみ は影響 えいきょう し、例 たと えば荒 あら 目 め の紙 かみ を用 もち いると、絵具 えのぐ が窪 くぼ みに留 と まりやすく、粒状 りゅうじょう 性 せい のある絵具 えのぐ の効果 こうか が表 あらわ れやすい[37] [38] 。また吸収 きゅうしゅう を抑 おさ えるサイジング(にじみ止 と め)の強 つよ い紙 かみ を用 もち いると、乾 かわ きにくい分 ぶん 描画 びょうが 時間 じかん に余裕 よゆう が生 う まれ、吸収 きゅうしゅう されにくい分 ぶん 発色 はっしょく が鮮 あざ やかになる。必要 ひつよう に応 おう じ画面 がめん を傾斜 けいしゃ させて描 えが く画家 がか もいる。
以下 いか は主 おも な技法 ぎほう である[39] [40] [41] 。
ウォッシュ
薄 うす く溶 と いた絵具 えのぐ で濡 ぬ らすように塗 ぬ る。単色 たんしょく で用 もち いるほか、似 に た色 いろ や大 おお きく異 こと なる色 いろ を組 く み合 あ わせ、グラデーションやぼかし表現 ひょうげん を得 え る際 さい にも用 もち いられる。
ウェット・オン・ドライ
乾 かわ いた面 めん の上 うえ に色 いろ を乗 の せる。重 じゅう 色 しょく 効果 こうか や、はっきりしたエッジ(境界 きょうかい )が得 え られる。透明 とうめい 色 しょく で深 ふか みのある重 じゅう 色 しょく を得 え る技法 ぎほう をグレージング という。
ウェット・オン・ウェット
絵具 えのぐ や水 みず で濡 ぬ れたり湿 しめ った面 めん に色 いろ を乗 の せる。混 こん 色 しょく 効果 こうか や、エッジの定 さだ かでない、にじみ効果 こうか が得 え られる。
ドロッピング
日本 にっぽん 画 が で言 い う垂 た らし込 こ み。細目 さいもく の紙 かみ で有効 ゆうこう 。
バックラン
乾 かわ きかけた面 めん に色 いろ や水 みず を置 お くことで、複雑 ふくざつ な樹 き 状 じょう 模様 もよう のにじみ効果 こうか を得 え る。
塩 しお
濡 ぬ れた色 いろ の面 めん に塩 しお 粒 つぶ を撒 ま くことで、複雑 ふくざつ な樹 き 状 じょう 模様 もよう の色 いろ むらを得 え る。
ウォッシング(洗 あら い出 だ し)
塗 ぬ った色 いろ を、水 みず を浸 し み込 こ ませた筆 ふで や布 ぬの で溶 と かし落 お とす。下塗 したぬ り(ファースト・ウォッシュ)を大量 たいりょう の水 みず で洗 あら い流 なが し、紙 かみ に染 そ まった色 いろ を利用 りよう する技法 ぎほう もある。
リフティング
塗 ぬ った色 いろ を拭 ふ き取 と ったり、吸 す い取 と る。一度 いちど 、絵 え の具 ぐ が乾 かわ いてから水 みず で溶 と かしてから拭 ふ く、乾 かわ く前 まえ に拭 ふ く等 ひとし 、目的 もくてき により様々 さまざま である。
色 いろ 止 ど め(防 ぼう 色 しょく )
マスキング液 えき やローソク、クレヨン、アラビアゴムで紙 かみ や塗 ぬ った部位 ぶい を保護 ほご する。これ以上 いじょう 塗 ぬ らない、後 あと で塗 ぬ るときに利用 りよう するが、マスキング画材 がざい によって大幅 おおはば に作風 さくふう が変 か わる。ローソクやクレヨンは永久 えいきゅう 的 てき な保護 ほご に向 む く。人 ひと によっては絵 え がほぼ完成 かんせい したときに、他所 よそ をほんの少 すこ しかき進 すす めるために保護 ほご する場合 ばあい がある。
スクラッチング(スクレイピング)
掻 か き落 おと し。ナイフ、やすり、へら等 とう で塗 ぬ った場所 ばしょ を掻 か き落 おと す。乾 かわ いた状態 じょうたい で表面 ひょうめん を削 けず り取 と る場合 ばあい もあれば、濡 ぬ れた状態 じょうたい で絵具 えのぐ を掻 か き落 お とす場合 ばあい もある[31] [32] 。ハイライトの効果 こうか を出 だ せるが、当然 とうぜん 、丈夫 じょうぶ な厚手 あつで の紙 かみ が向 む いている。
ドライブラシ
水分 すいぶん をほとんど含 ふく まない筆 ふで で描 えが く。テクスチャ を反映 はんえい したかすれの効果 こうか が得 え られる。主 おも に不透明 ふとうめい 絵具 えのぐ で、筆 ふで をすりつけてぼんやりとした効果 こうか を得 え る技法 ぎほう をスカンブリング(すりぼかし)という[31] 。
スパッタリング
あらかじめマスキングした紙 かみ の上 うえ で、絵 え の具 ぐ を含 ふく ませた筆 ふで を持 も ち手 て の付 つ いた専用 せんよう の金網 かなあみ に弾 ひ くようにして色 いろ を乗 の せる。筆 ふで は専用 せんよう のブラシがあるが、毛 もう が硬 かた ければ絵 え の具 ぐ の筆 ふで や歯 は ブラシなどでも応用 おうよう できる。似 に た技法 ぎほう のエアブラシ に比 くら べ粒子 りゅうし が粗 あら い分 ぶん 手作 てづく りの温 あたた かみが出 で る。
耐 たい 水性 すいせい 絵 え の具 ぐ
アクリル絵具 えのぐ を始 はじ めとする、着色 ちゃくしょく 後 ご 乾 かわ いたら水 みず で濡 ぬ らしても色 いろ 落 お ちしない絵 え の具 ぐ の総称 そうしょう 。一番 いちばん 下 か の下地 したじ のウォッシュに使 つか い溶 と け出 だ さないようにする人 ひと もいれば、細筆 さいひつ で主 おも 線 せん を入 い れるために使 つか う人 ひと もいる。ただし、耐 たい 水性 すいせい でも油絵具 あぶらえのぐ は紙 かみ を傷 いた めるので避 さ けること。
水張 みずば り
準備 じゅんび の技法 ぎほう であり、紙 かみ を板 いた に張 は って用 もち いる。詳 くわ しくは項目 こうもく 参照 さんしょう 。
その他 た 様々 さまざま な技法 ぎほう が存在 そんざい する。水彩 すいさい 画 が は筆 ふで を使用 しよう して描 えが かれる…というイメージが強 つよ いが、歴史 れきし を積 つ み重 かさ ねるにつれ様々 さまざま な近 きん 現代 げんだい 的 てき 工業 こうぎょう 製品 せいひん が多数 たすう 出回 でまわ り(例 たと えば、スポンジなど)、その身 み の回 まわ りのものが画材 がざい となりうるのが水彩 すいさい 画 が の大 おお きな特徴 とくちょう である[30] 。例 たと えば、植物 しょくぶつ の茎 くき の表現 ひょうげん にラップを[42] 、溶 と けるという最大 さいだい の特徴 とくちょう を持 も つ水彩 すいさい 絵 え の具 ぐ への洗 あら いの拭 ふ き取 と りに綿 めん を、またはスポンジを利用 りよう したり、草 くさ の表現 ひょうげん に櫛 くし を利用 りよう したりも出来 でき る[30] 。そのため無数 むすう に技法 ぎほう あるいは画材 がざい が身 み の回 まわ りに無数 むすう にあると言 い って良 よ い。無論 むろん それらも人 ひと によってもやり方 かた は様々 さまざま である。
絵具 えのぐ は基本 きほん 的 てき に人体 じんたい に使用 しよう してはならない。特 とく に、筆先 ふでさき を舐 な めて湿 しめ らせたりする行為 こうい は避 さ けるべきである。
カドミウム 系 けい (カドミウムイエロー 等 ひとし )、コバルト 系 けい (コバルトバイオレット等 とう )、クローム 系 けい (クロームイエロー 等 ひとし )[43] 、バリウム 系 けい (レモンイエロー 等 ひとし )、水銀 すいぎん 系 けい (バーミリオン 等 ひとし )の顔料 がんりょう を使用 しよう した絵具 えのぐ [44] は重金属 じゅうきんぞく を含 ふく み、毒性 どくせい があるので注意 ちゅうい すること。ただし、近年 きんねん 外国 がいこく 製 せい の顔料 がんりょう では顔料 がんりょう 純度 じゅんど が低下 ていか したため相対 そうたい 的 てき に毒性 どくせい も低下 ていか したカドミウム顔料 がんりょう や、有害 ゆうがい 物質 ぶっしつ をかなり減 へ らすことに成功 せいこう したコバルト顔料 がんりょう などが登場 とうじょう した他 ほか 、安全 あんぜん で高 こう 品質 ひんしつ の新 あたら しい顔料 がんりょう が開発 かいはつ され、従来 じゅうらい の有害 ゆうがい な顔料 がんりょう に代替 だいたい されるなど、安全 あんぜん 性 せい が向上 こうじょう しつつある。
防腐 ぼうふ 剤 ざい としてフェノール などの有害 ゆうがい 物質 ぶっしつ が使 つか われてきた。フェノールは空気 くうき 中 ちゅう に放散 ほうさん する揮発 きはつ 性 せい 有機 ゆうき 化合 かごう 物 ぶつ (VOC)で、独特 どくとく の刺激 しげき 臭 しゅう や粘膜 ねんまく ・皮膚 ひふ への刺激 しげき 性 せい があるため充分 じゅうぶん な換気 かんき が望 のぞ ましい[45] 。匂 にお いがない製品 せいひん 向 む けに代替 だいたい も進 すす んでいる[46] 。
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