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熊野速玉大社 - Wikipedia

熊野くまの速玉はやたま大社たいしゃ

和歌山わかやまけん新宮しんぐう新宮しんぐう1にある神社じんじゃ

熊野くまの速玉はやたま大社たいしゃ(くまのはやたまたいしゃ)は、和歌山わかやまけん新宮しんぐう新宮しんぐうにある神社じんじゃ熊野くまの本宮ほんぐう大社たいしゃ熊野くまの那智なち大社たいしゃともに、熊野くまの三山さんざん構成こうせいする。熊野くまの速玉はやたま大神だいじん(くまのはやたまのおおかみ)と熊野くまのおっと須美すみ大神だいじん(くまのふすみのおおかみ)を主祭しゅさいしんとする。かつては式内しきないしゃだい)であり、きゅう社格しゃかくかんぬさ大社たいしゃで、現在げんざい神社じんじゃ本庁ほんちょう別表べっぴょう神社じんじゃ

熊野くまの速玉はやたま大社たいしゃ

拝殿はいでん
所在地しょざいち 和歌山わかやまけん新宮しんぐう新宮しんぐう1
位置いち 北緯ほくい3343ふん55.8びょう 東経とうけい13559ふん0.7びょう / 北緯ほくい33.732167 東経とうけい135.983528 / 33.732167; 135.983528座標ざひょう: 北緯ほくい3343ふん55.8びょう 東経とうけい13559ふん0.7びょう / 北緯ほくい33.732167 東経とうけい135.983528 / 33.732167; 135.983528
主祭しゅさいしん 熊野くまの速玉はやたま大神だいじん
熊野くまのおっと須美すみ大神だいじん
社格しゃかくひとし 式内しきないしゃだい
きゅうかんぬさ大社たいしゃ
別表べっぴょう神社じんじゃ
創建そうけん つてけいぎょう天皇てんのう58ねん
札所ふだしょとう 神仏しんぶつ霊場れいじょう巡拝じゅんぱいみちだい1ばん和歌山わかやまだい1ばん
例祭れいさい 10月15 - 16にち熊野くまの速玉はやたまさい
地図ちず
熊野 速玉大社の位置(和歌山県内)
熊野 速玉大社
熊野くまの
速玉はやたま大社たいしゃ
地図
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境内けいだいくに史跡しせき熊野くまの三山さんざん」の一部いちぶ[1]2002ねん平成へいせい14ねん)12月19にち熊野くまの三山さんざん史跡しせき熊野くまの参詣さんけいどう」から分離ぶんり名称めいしょう変更へんこうされたさいに、御船みふねとうふく熊野くまの速玉はやたま大社たいしゃ境内けいだい追加ついか指定していされた[2]2004ねん平成へいせい16ねん)7がつ登録とうろくされたユネスコ世界せかい遺産いさん紀伊きい山地さんち霊場れいじょう参詣さんけいどう』の構成こうせい資産しさん大峯おおみねおくみち一部いちぶ[3]

 
速玉はやたま大社たいしゃうしおう誓約せいやくしょとしてもちいられた。

神代かみよころに、神倉かみくらさんいわであるゴトビキがん熊野くまの速玉はやたま大神だいじん熊野くまのおっと須美すみ大神だいじんち、そこでまつられることとなった。

熊野くまの速玉はやたま大神だいじんは、熊野くまの速玉はやたま大社たいしゃではよこしま岐神とされ、熊野くまの本宮ほんぐう大社たいしゃではおなかみめい日本書紀にほんしょき登場とうじょうする速玉はやたまおとこ(はやたまのを)とされる[4]熊野くまのおっと須美すみ大神だいじんよこしま美神びしんとされている。

しかし、しゃでんによるとけいぎょう天皇てんのう58ねん現在地げんざいち遷座せんざし、速玉はやたま男神おかみから社名しゃめいをとったという。もともとまつられていたところである神倉かみくらさん神倉かみくら神社じんじゃとなり、また元宮もとみやばれ、当社とうしゃ新宮しんぐうばれる。

はじめはふたつの神殿しんでん熊野くまの速玉はやたま大神だいじん熊野くまのおっと須美すみ大神だいじんいえ御子みこ大神だいじんまつっていたが、平安へいあん時代じだいはじめには現在げんざいのようにじゅう社殿しゃでんてられ、神仏しんぶつ習合しゅうごうすすんで熊野くまのじゅうしょ権現ごんげんばれ、やがて式内しきないしゃだい)にれっせられた。

また、穂積ほづみしのぶ麻呂まろはじめて禰宜ねぎにんじられてからは、熊野くまのさんとうのひとつ・穂積ほづみ藤白ふじしろ鈴木すずき)が代々だいだい神職しんしょくつとめた。

平安へいあん時代じだい末期まっきには鳥羽とば上皇じょうこうこう白河しらかわ法皇ほうおう後鳥羽上皇ごとばじょうこうなどが幾度いくど熊野くまの三山さんざんあしはこび、おおいににぎわっている。

1871ねん明治めいじ4ねん)、熊野くまの速玉はやたま神社じんじゃとしてけんしゃれつかくするが、1883ねん明治めいじ16ねん)、花火はなび原因げんいん社殿しゃでん全焼ぜんしょうしてしまった。1915ねん大正たいしょう4ねん)、かんぬさ大社たいしゃ昇格しょうかくする。

1948ねん昭和しょうわ23ねん)に神社じんじゃ本庁ほんちょう別表べっぴょう神社じんじゃれつされている。1967ねん昭和しょうわ42ねん)に社殿しゃでん再建さいけんされた。

2004ねん平成へいせい16ねん)7がつ1にち、「紀伊きい山地さんち霊場れいじょう参詣さんけいどう」の一部いちぶとしてユネスコ世界せかい遺産いさん登録とうろくされた。

祭神さいじん

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おもて 熊野くまの速玉はやたま大社たいしゃ社殿しゃでん祭神さいじん本地ほんじふつ
社殿しゃでん 祭神さいじん 本地ほんじふつ
うえよんしゃ だいいち殿どの ゆいみや 熊野くまのおっと須美すみ大神だいじん熊野くまのゆい大神だいじん 千手観音せんじゅかんのん
だい殿どの そく玉宮たまみや 熊野くまの速玉はやたま大神だいじん 薬師やくし如来にょらい
だいさん殿どの しょうまこと殿どの いえ御子みこ大神だいじんくにつねたてみこと 阿弥陀如来あみだにょらい
だいよん殿どの 若宮わかみや てんあきら大神おおがみ じゅういちめん観音かんのん
神倉かみくらみや 高倉たかくらいのち 本地ほんじほとけなし)
ちゅうよんしゃ だい殿どの ぜんみや てんしのぶみのるみみみこと 地蔵じぞう菩薩ぼさつ
だいろく殿しんがり ひじりみや 瓊々きねみこと りゅういつき菩薩ぼさつ
だいなな殿どの みや 彦火みこと 如意輪観音にょいりんかんのん
だいはち殿どの 子守こもりみや 草葺くさぶきごういのち 聖観音しょうかんのん
したよんしゃ だいきゅう殿どの いちまんみや くにせまづちみこと 文殊もんじゅ菩薩ぼさつ
じゅうまんみや ゆたか斟渟みこと 普賢菩薩ふげんぼさつ
だいじゅう殿どの 勧請かんじょうみや 泥土でいどみこと 釈迦如来しゃかにょらい
だいじゅういち殿どの 行宮あんぐう 大戸おおとみちみこと 不動明王ふどうみょうおう
だいじゅう殿しんがり 米持よねもちみや めんあしみこと 多聞天たもんてん

境内けいだい

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文化財ぶんかざい

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国宝こくほう

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  • 神宝しんぽうるい細目さいもく後述こうじゅつ
  • 木造もくぞう熊野くまの速玉はやたま大神だいじん坐像ざぞう木造もくぞうおっと須美すみ大神だいじん坐像ざぞう木造もくぞう御子みこ大神だいじん坐像ざぞう木造もくぞうこくつねたていのち坐像ざぞう 4(2005ねん平成へいせい17ねん〉6がつ9にち指定してい[5]

重要じゅうよう文化財ぶんかざい

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  • 木造もくぞうよこしま岐神坐像ざぞう(1899ねん明治めいじ32ねん〉8がつ1にち指定してい[6]
  • 木造もくぞうよこしま美神びしん坐像ざぞう(1897ねん明治めいじ30ねん〉12月28にち指定してい[7]
  • 木造もくぞうすめらぎ太神おおが坐像ざぞう(1899ねん明治めいじ32ねん〉8がつ1にち指定してい[8]
  • 髹漆金銅かなどうそう神輿しんよ(きゅうしつこんどうそうしんよ)(1897ねん明治めいじ30ねん〉12月28にち指定してい[9]
  • 髹漆金銅かなどうそう神幸しんこう用船ようせん(きゅうしつこんどうそうしんこうようふね)(1897ねん明治めいじ30ねん〉12月28にち指定してい[10]
  • 太刀たち めい正恒まさつね糸巻いとまき太刀だちこしらえ)(1913ねん大正たいしょう2ねん〉4がつ14にち[11]

重要じゅうよう無形むけい民俗みんぞく文化財ぶんかざい

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くに史跡しせき

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くに天然記念物てんねんきねんぶつ

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なぎ大樹たいじゅ
  • なぎ大樹だいき - 指定してい名称めいしょうは「熊野くまの速玉はやたま神社じんじゃのナギ」(1940ねん昭和しょうわ15ねん〉2がつ10日とおか指定してい[12]たかさ20m(17.6m[13][14])、みきまわり6m(5m[13][14]〈4.95m[15]〉)、推定すいてい樹齢じゅれい1,000ねん[14](850ねん[15])、ナギとしては国内こくない最大さいだいであるとされる[13]。ナギはマキ常緑じょうりょく高木たかぎであり、よく神木しんぼくとして植樹しょくじゅされた[13]ほんじゅかぶであるが、みき分岐ぶんきられることからもとはすうかぶであったともされ、1159ねん平治へいじ元年がんねん社殿しゃでん落成らくせいにおいて熊野くまの三山さんざん造営ぞうえい奉行ぶぎょうであった平重盛たいらのしげもり手植てうえつたえられる[13]。ナギはなぎつうじることから[13]、ナギのたばねたものやナギのえだ護符ごふにする。ナギのは、熊野くまのすぎ天台てんだいがらすやくとともに新宮しんぐうの「」に指定していされている[16]

和歌山わかやまけん指定してい有形ゆうけい文化財ぶんかざい

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  • 神倉かみくらさん銅鐸どうたく 一括いっかつ

和歌山わかやまけん指定してい有形ゆうけい民俗みんぞく文化財ぶんかざい

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  • 釿始儀式ぎしき用具ようぐ 3てん

新宮しんぐう指定してい有形ゆうけい文化財ぶんかざい

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  • 絹本けんぽんちょしょく薬師くすしさんみことぞう
  • 熊野くまの懐紙かいし模本もほん書跡しょせき典籍てんせき、1989ねん平成へいせい元年がんねん〉3がつ25にち指定してい[17]
  • 速玉はやたま大社たいしゃむねさつ書跡しょせき典籍てんせき、1989ねん平成へいせい元年がんねん〉3がつ25にち指定してい[18]
  • かみほんちょしょく新宮しんぐう本社ほんしゃ末社まっしゃ 新宮しんぐう末社まっしゃ書跡しょせき典籍てんせき、1989ねん平成へいせい元年がんねん〉3がつ25にち指定してい[19]

新宮しんぐう指定してい有形ゆうけい天然記念物てんねんきねんぶつ

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  • 速玉はやたま大社たいしゃオガタマノキ天然記念物てんねんきねんぶつ、1964ねん昭和しょうわ39ねん〉6がつ8にち指定してい[20]
  • 速玉はやたま大社たいしゃのボウラン(天然記念物てんねんきねんぶつ、1964ねん昭和しょうわ39ねん〉6がつ8にち指定してい[20]

新宮しんぐう指定してい有形ゆうけい民俗みんぞく文化財ぶんかざい

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  • たてまつはち参詣さんけいいしぶみ

神宝しんぽうるい

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とう神社じんじゃ所蔵しょぞう総数そうすう1,000てんえる神宝しんぽうるいは、1955ねん昭和しょうわ30ねん)6がつ22にち一括いっかつして国宝こくほう指定していされた[21]。ここでう「神宝しんぽう」とは、祭神さいじん所用しょようとして製作せいさく奉納ほうのうされた服飾ふくしょく調度ちょうどるいのことで、上述じょうじゅつだいいち殿どのからだいじゅう殿どのまつられる祭神さいじんのためにつくられたかみふく蒔絵まきえ手箱てばこ銅鏡どうきょう弓矢ゆみや染織せんしょく用具ようぐなどがふくまれる。

  • 神宝しんぽう - 「しんぽう」「じんぽう」「かむだから」などとみ、広狭こうきょういくつかの意味合いみあいがある。さい広義こうぎには神社じんじゃ所蔵しょぞう宝物ほうもつ全般ぜんぱん場合ばあいもあるが、狭義きょうぎでは祭神さいじん御料ごりょう、すなわち祭神さいじんところ用品ようひんとして神殿しんでん奉献ほうけんされたかみふく調度ちょうど武器ぶき武具ぶぐ紡績ぼうせきなどの品々しなじなす。文献ぶんけんには「神宝しんぽう」と「装束しょうぞく」をけて記載きさいしているれいもあり、その場合ばあい武器ぶき武具ぶぐ紡績ぼうせきなどがより厳密げんみつ意味いみでの「神宝しんぽう」となる。現代げんだい文化財ぶんかざい用語ようごとしては、厳密げんみつ意味いみの「神宝しんぽう」と装束しょうぞくるいなどをあわせて「神宝しんぽうるい」と呼称こしょうしている。[22]

熊野くまの新宮しんぐうでは平安へいあん時代じだい以来いらい、33ねんいち遷宮せんぐうれいとし、遷宮せんぐうのたびにあらたな神宝しんぽう調進ちょうしんされていた。しかし、徳治とくじ2ねん(1307ねん)の社殿しゃでん焼失しょうしつは、朝廷ちょうてい援助えんじょられなかったこともあり、かり殿しんがりてられたのみで、復旧ふっきゅう遅々ちちとしてすすんでいなかった。ようやく明徳めいとく元年がんねん(1390ねん)にいたって遷宮せんぐうおこなわれ、現存げんそんする神宝しんぽうだい部分ぶぶんは、このときとき幕府ばくふ足利あしかが義満よしみつ)が中心ちゅうしんとなって製作せいさく奉納ほうのうしたものである(ただし、一部いちぶ時代じだいくだ遺品いひん混在こんざいする)。熊野くまのさんしょしょうされるゆいみやちゅう御前ごぜん)、速玉はやたまみや西にし御前ごぜん)、あかしまこと殿どのへの神宝しんぽう奉納ほうのうは、それぞれ禁裏きんり天皇てんのう)、仙洞せんとう上皇じょうこう)、室町むろまち殿どの将軍しょうぐん)によっておこなわれた。速玉はやたま大社たいしゃには『熊野山くまのさん新宮しんぐう神宝しんぽう目録もくろく』(明徳めいとく元年がんねんほん奥書おくがき)、『熊野山くまのさん新宮しんぐう神宝しんぽう内外ないがい装束しょうぞくこと調進ちょうしんづくりがえ文目あやめろく』(年紀としのりなし)という2種類しゅるい神宝しんぽう目録もくろくつてそんする(いずれの目録もくろくも、現存げんそんするものは江戸えど時代じだい写本しゃほん)。これらの目録もくろくには、かく祭神さいじん奉献ほうけんされた神宝しんぽう名称めいしょう材質ざいしつ文様もんようとう詳細しょうさい記載きさいされており、現存げんそん神宝しんぽうるいとも符合ふごうするので、貴重きちょう資料しりょうとなっている。[23]

現存げんそん神宝しんぽうるいは、男神おかみよう女神めがみようそれぞれのかみふくかく祭神さいじん奉納ほうのうされた蒔絵まきえ手箱てばこ化粧けしょう道具どうぐおさめるぶたづけはこ)、太刀たちなどの武器ぶき武具ぶぐるい紡績ぼうせきなどに分類ぶんるいされる。

  • かみふくるい - 男神おかみ所用しょようのものとしてほう(ほう)1りょう直衣なおし(のうし)1りょうおもてはかま(うえのはかま)2こし指貫ゆびぬき(さしぬき)1こしのほか、かんむりいしたいしゃくたま佩(ぎょくはい)、挿鞋(そうかい)などがあり、女神めがみ所用しょようのものとしては衵(あこめ)18りょうたん(ひとえ)12りょう唐衣からごろも(からぎぬ)9りょううみ(かいぶのも)8こしなどがある。なお、以上いじょうのうち、「たん」については、国宝こくほう指定してい名称めいしょうでは「薄衣うすぎぬ」(うすぎぬ)となっている。彩絵さえ檜扇ひおうぎ10にぎ女神めがみようのものである。[24]
  • 武器ぶき武具ぶぐるい - おとこしんである速玉はやたましん奉納ほうのうされたもので、とり頸太がたな(とりくびたち)2くちのほか、ゆみひらえびす籙(ひらやなぐい)とこれに(や)とかぶら(かぶらや)、からくらなどがある。とり頸太がたな柄頭つかがしら(つかがしら)に鳳凰ほうおう頭部とうぶかざり、ぎんさめさやぎんばんつつみのうえとおる彫金ちょうきんほどこした豪華ごうかなものである。以上いじょう武器ぶき武具ぶぐるいはいずれも実戦じっせんようではなく儀仗ぎじょうようのものである。現存げんそんするとり頸太がたな2くち外装がいそうのみがのこっていて、中身なかみ刀身とうしんは1くち明治めいじ時代じだい紛失ふんしつ、もう1くちだい大戦たいせん連合れんごう国軍こくぐんにより接収せっしゅうされて所在しょざい不明ふめいとなっている。[25]
  • 紡績ぼうせき - 女神めがみようのもので、ばく(つむ)、からむし(おけ)、桛(かせ)、などがある。ばくいとひねりをかける道具どうぐからむしいとひねりをかけるさいけるみずれておく容器ようき、桛はつむいだいといておくものである。[26]
  • 蒔絵まきえ手箱てばこ - 新宮しんぐう祭神さいじんじゅうしょうえよんしゃちゅうよんしゃしたよんしゃ)ときゅう摂社せっしゃ阿須賀あすか神社じんじゃようけい13ごう調進ちょうしんされた。うち、阿須賀あすか神社じんじゃへの奉納ほうのうぶんだい大戦たいせん国有こくゆうされ、現在げんざい京都きょうと国立こくりつ博物館はくぶつかん所蔵しょぞうとなっている。また手箱てばこのうちの1ごうたちばな蒔絵まきえ手箱てばこ)は民間みんかん所有しょゆうとなっており、速玉はやたま大社たいしゃ現存げんそんする手箱てばこは11ごうである。かく手箱てばこには白銅はくどうきょうかがみばこくろばこ白粉おしろいばこ(おしろいばこ)、薫物たきものばこ(たきものばこ)、鑷(けぬき)、やっとこなどの内容ないようひんのこされている。手箱てばこ11ごうのうち8ごう梨子なしごとするのにたいし、きり蒔絵まきえ手箱てばこ2ごうきり唐草からくさ蒔絵まきえ手箱てばこ1ごうけい3ごうを沃懸(いかけじ)とし、よりかくたかつくりとなっている[27]。これらはきり蒔絵まきえ手箱てばこ2ごうゆいみやちゅう御前ごぜん)と速玉はやたまみや西にし御前ごぜん)に、きり唐草からくさ蒔絵まきえあかしまこと殿どのに、それぞれ奉納ほうのうされたものである。これらの手箱てばこ主文しゅぶんさまとして本来ほんらい天皇てんのうもんであるきり使用しようされているのは、足利あしかが禁裏きんりからきりもん使用しようゆるされていたためである。[28]1950ねんには社殿しゃでん補修ほしゅう工事こうじ費用ひようてるために売却ばいきゃく検討けんとうされたことがある[29]

これらの神宝しんぽうるいは、制作せいさく年代ねんだい由緒ゆいしょあきらかであり、南北なんぼくあさ時代じだい染織せんしょくうるしこう金工きんこうなどの工芸こうげいひん基準きじゅん作例さくれいとして重要じゅうようである。

国宝こくほう神宝しんぽうるい」の明細めいさい

神宝しんぽうるい

  • ほう 萌黄もえぎ浮線あや丸文まるぶんかたあや 1りょう
  • 直衣なおし しろ龍膽りんどうぶんあや 1りょう
  • 蘇芳すおう小花おばなぶんぎん襴 1りょう
  • くもりつ涌文かたあや 3りょう
  • 萌黄もえぎしょうあおい浮線あや丸文まるぶんじゅう 2りょう
  • けいはなだぬきしろしょうあおいぶんかたあや 1りょう
  • 淡紅あわべにしょうあおいぶんかたあや 3りょう
  • 萌黄もえぎしょうあおいぶんかたあや 7りょう
  • あわしょうあおいぶんあや 1りょう
  • 薄衣うすぎぬ 萌黄もえぎこうひしぶんかたあや 8りょう
  • 薄衣うすぎぬ しろどおひしぶんかたあや 1りょう
  • 薄衣うすぎぬ はくみゆきひしぶんかたあや 1りょう
  • 薄衣うすぎぬ 淡紅あわべにこうひしぶんかたあや 1りょう
  • 薄衣うすぎぬ しろしょうあおいぶんかたあや 1りょう
  • 唐衣からごろも ぬきしろしょうあおいぶん浮織うきおり 7りょう
  • 唐衣からごろも 萌黄もえぎしょうあおいぶんかたあや 1りょう
  • 唐衣からごろも 蘇芳すおうはちす唐草からくさぶんぎん襴 1りょう
  • おもてはかま しろ窠霰ぶんじゅう 1こし
  • おもてはかま ぬきしろ椿つばき唐草からくさぶんかたあや 1こし
  • 指貫ゆびぬき くもりつ涌文かたあや 1こし
  • うみ しろしょうあおいぶんかたあや 8こし
  • ふすま 朽葉くちば人物じんぶつはな唐草からくさぶん繻珍しちん 1じょう
  • ふすま しろしょうあおいぶんかたあや 1じょう
  • ふすま 浮線あや丸文まるぶんから織物おりもの 6じょう
  • ひら浮線あや丸文まるぶんから織物おりもの 1じょう
  • ころも しょうあおいぶんあや 残欠ざんけつ 1くちころも しろどおひしぶんあや 残欠ざんけつ 1くち
  • ころも かおりしょうあおいぶんあや 残欠ざんけつ 1くち
  • はかま べに平絹ひらぎぬ 残欠ざんけつ 3くち
  • はかま べに平絹ひらぎぬ 残欠ざんけつ 5くち
  • はかま べにしらげこう 残欠ざんけつ 一括いっかつ
  • 両面りょうめん組紐くみひも残欠ざんけつ 6じょう
  • かんむり 1とうまつくえづる蒔絵まきえかんむりばこ 1ごう
  • 挿頭かざしはな30えだ
  • しゃく 1にぎなぎ蒔絵まきえしゃくばこ 2ごう
  • たま佩2旒・きり蒔絵まきえだま佩箱 1ごう
  • たぶさ 28じょう
  • 彩絵さえ檜扇ひおうぎ 10にぎ
  • べにじょう 21じょう :懐紙かいし 3じょう
  • にしきつつみ挿鞋2そうからはな蒔絵まきえ挿鞋ばこ 2ごう
  • まつくえづる蒔絵まきえ御衣おんぞばこ4ごう
  • 赤地あかじしょうあおいぶんにしきつつみ木枕こまくら 1箇 :赤地あかじにしきぶくろ 1くち
  • ぎん蒔絵まきえころも 12
  • 金銀きんぎんそうとり頸太がたな 2くち :ひらいとぐち残片ざんぺん1まい赤地あかじにしきぶくろ2くちしゅぬり太刀だち唐櫃からびつ1ごう
  • しゅぬりゆみ 2はり :赤地あかじにしきゆみぶくろ 1くちしゅぬりゆみ唐櫃からびつ 1ごう
  • きりぶん蒔絵まきえひらえびす籙1金銅かなどうかぶら 2せき金銅かなどう 28せき
  • きりぶん蒔絵まきえひらえびす籙 1金銅かなどうかぶら 2せき金銅かなどう 28せき:赤地あかじにしきぶくろ1くちしゅぬりひらえびす籙櫃1ごう
  • てつ桙2くち
  • てつ桙 2くち
  • きりじゅそうづるぶんきょう 1めん :くろうるし平文へいぶんきょうばこ 1ごう赤地あかじにしきぶくろ 1くち
  • きり唐草からくさそうづるぶんきょう 1めん :くろうるし平文へいぶんきょうばこ 1ごう赤地あかじにしきぶくろ 1くち
  • きり唐草からくさそうづるぶんきょう 1めん :くろうるし平文へいぶんきょうばこ 1ごう赤地あかじにしきぶくろ 1くち
  • ませきくそうづるぶんきょう 1めん :くろうるし平文へいぶんきょうばこ 1ごう赤地あかじにしきぶくろ 1くち
  • ませきくそうづるぶんきょう 1めん :くろうるし平文へいぶんきょうばこ 1ごう赤地あかじにしきぶくろ 1くち
  • 牡丹ぼたんそうづるぶんきょう 1めん :くろうるし平文へいぶんきょうばこ 1ごう赤地あかじにしきぶくろ 1くち
  • きく唐草からくさそうづるぶんきょう 1めん :くろうるし平文へいぶんきょうばこ 1ごう赤地あかじにしきぶくろ 1くち
  • なぎそうづるぶんきょう 1めん :くろうるし平文へいぶんきょうばこ 1ごう赤地あかじにしきぶくろ 1くち
  • なぎそうづるぶんきょう 1めん :くろうるし平文へいぶんきょうばこ 1ごう赤地あかじにしきぶくろ 1くち
  • まつかえでそうづるぶんきょう 1めん :くろうるし平文へいぶんきょうばこ 1ごう赤地あかじにしきぶくろ 1くち
  • まつかえでそうづるぶんきょう 1めん :くろうるし平文へいぶんきょうばこ 1ごう赤地あかじにしきぶくろ 1くち
  • 松竹しょうちくそうづるぶんきょう1めん :くろうるし平文へいぶんきょうばこ 1ごう
  • きり蒔絵まきえ手箱てばこ 1内容ないようひん:白銅はくどうきょう1めん蒔絵まきえきょうばこ1ごうぎんくろばこ2ごうぎん白粉おしろいばこ2ごうぎん薫物たきものばこ2ごうぎん鑷1箇、ぎんやっとこ1箇、ぎんみみ掻1ほん銀髪ぎんぱつ掻2ほんぎんまゆさく1ほんぎんくしはらい1箇、ぎん菊花きっかがたさら3くち白磁はくじさら1くちぎんかいぐし1まい蒔絵まきえくし29まいきり蒔絵まきえくしばこ1ごう:赤地あかじにしきぶくろ1くち
  • きり蒔絵まきえ手箱てばこ 1内容ないようひん:白銅はくどうきょう1めん蒔絵まきえきょうばこ1ごうぎんくろばこ2ごうぎん白粉おしろいばこ2ごうぎん薫物たきものばこ2ごうぎん鑷1箇、ぎんやっとこ1箇、ぎんみみ掻1ほん銀髪ぎんぱつ掻2ほんぎんまゆさく1ほんぎんくろひつ1ほんぎんくしはらい1箇、ぎん菊花きっかがたさら3くち白磁はくじさら1くちぎんかいぐし1まい蒔絵まきえくし29まいきり蒔絵まきえくしばこ 1ごう:にしきぶくろ1くち
  • きり唐草からくさ蒔絵まきえ手箱てばこ 1内容ないようひん:白銅はくどうきょう1めん蒔絵まきえきょうばこ1ごうぎんくろばこ2ごうぎん白粉おしろいばこ2ごうぎん薫物たきものばこ2ごうぎん鑷1箇、ぎんやっとこ1箇、ぎんみみ掻1ほん銀髪ぎんぱつ掻2ほんぎんまゆさく2ほんぎんくろひつ1ほんぎんくしはらい1箇、ぎん菊花きっかがたさら3くち白磁はくじさら1くちぎんかいぐし1まい蒔絵まきえくし29まいきり唐草からくさ蒔絵まきえくしばこ 1ごう
  • ませきく蒔絵まきえ手箱てばこ 1内容ないようひん:白銅はくどうきょう1めん蒔絵まきえきょうばこ1ごうぎんくろばこ2ごうぎん白粉おしろいばこ2ごうぎん薫物たきものばこ2ごうぎん鑷1箇、ぎんやっとこ1箇、ぎんみみ掻1ほん銀髪ぎんぱつ掻2ほんぎんまゆさく2ほんまゆ刷毛ばけ1ほんぎんくろひつ2ほんぎんくしはらい1箇、ぎん菊花きっかがたさら3くち白磁はくじさら1くちぎんかいぐし1まい蒔絵まきえくし29まいませきく蒔絵まきえくしばこ 1ごう:赤地あかじにしきぶくろ1くち
  • 牡丹ぼたん蒔絵まきえ手箱てばこ 1内容ないようひん:白銅はくどうきょう1めん蒔絵まきえきょうばこ1ごうぎん鑷1箇、ぎんやっとこ1箇、ぎんみみ掻1ほん銀髪ぎんぱつ掻2ほんぎんまゆさく2ほんぎんくろひつ2ほんぎんくしはらい1箇、白磁はくじさら1くちぎんかいぐし1まい蒔絵まきえくし29まい:赤地あかじにしきぶくろ1くち
  • たちばな蒔絵まきえ手箱てばこ 1内容ないようひん:白銅はくどうきょう1めん蒔絵まきえきょうばこ1ごうぎんくろばこ2ごうぎん白粉おしろいばこ2ごうぎん薫物たきものばこ2ごうぎん鑷1箇、ぎんやっとこ1箇、ぎんみみ掻1ほん銀髪ぎんぱつ掻2ほんぎんまゆさく1ほんぎんくろひつ2ほんぎんくしはらい1箇、ぎん菊花きっかがたさら3くち白磁はくじさら1くちぎんかいぐし1まい蒔絵まきえくし29まい:赤地あかじにしきぶくろ1くち
  • きく唐草からくさ蒔絵まきえ手箱てばこ 1内容ないようひん:白銅はくどうきょう1めん蒔絵まきえきょうばこ1ごうぎんくろばこ2ごうぎん白粉おしろいばこ2ごうぎん薫物たきものばこ2ごうぎん鑷1箇、ぎんやっとこ1箇、ぎんみみ掻1ほん銀髪ぎんぱつ掻2ほんぎんまゆさく1ほんぎんくろひつ2ほんぎんくしはらい1箇、ぎん菊花きっかがたさら3くち白磁はくじさら1くちぎんかいぐし1まい蒔絵まきえくし29まい:赤地あかじにしきぶくろ1くち
  • からはな唐草からくさ蒔絵まきえ手箱てばこ 1内容ないようひん:白銅はくどうきょう1めん蒔絵まきえきょうばこ1ごうぎん鑷1箇、ぎんやっとこ1箇、ぎんみみ掻1ほん銀髪ぎんぱつ掻2ほんぎんまゆさく2ほんぎんくしはらい1箇、ぎん菊花きっかがたさら2くち白磁はくじさら1くちぎんかいぐし1まい蒔絵まきえくし27まい:赤地あかじにしきぶくろ1くち
  • からはな唐草からくさ蒔絵まきえ手箱てばこ 1内容ないようひん:白銅はくどうきょう1めん蒔絵まきえきょうばこ1ごうぎん鑷1箇、ぎんやっとこ1箇、ぎんみみ掻1ほん銀髪ぎんぱつ掻2ほんぎんまゆさく2ほんぎんくろひつ2ほんぎんくしはらい1箇、ぎん菊花きっかがたさら2くち白磁はくじさら1くちぎんかいぐし1まい蒔絵まきえくし29まい:赤地あかじにしきぶくろ1くち
  • なぎ蒔絵まきえ手箱てばこ 1内容ないようひん:白銅はくどうきょう1めん蒔絵まきえきょうばこ1ごうぎんくろばこ2ごうぎん白粉おしろいばこ2ごうぎん鑷1箇、ぎんやっとこ1箇、ぎんみみ掻1ほん銀髪ぎんぱつ掻2ほんぎんまゆさく2ほんぎんくろひつ1ほんぎんくしはらい1箇、ぎん菊花きっかがたさら3くち白磁はくじさら1くちぎんかいぐし1まい蒔絵まきえくし29まい:赤地あかじにしきぶくろ1くち
  • まつかえで蒔絵まきえ手箱てばこ 1内容ないようひん:白銅はくどうきょう1めんぎんくろばこ1ごうぎん薫物たきものばこ2ごうぎん鑷1箇、ぎんやっとこ1箇、ぎんみみ掻1ほん銀髪ぎんぱつ掻2ほんぎんまゆさく2ほんぎんくろひつ1ほんぎんくしはらい1箇、ぎん菊花きっかがたさら3くち白磁はくじさら1くちぎんかいぐし1まい蒔絵まきえくし29まい:赤地あかじにしきぶくろ1くち
  • 手箱てばこ内容ないようひん
    • ぎん鑷1箇
    • ぎんやっとこ 1箇
    • ぎんみみ掻 1ほん
    • 銀髪ぎんぱつ掻 1ほん
    • ぎんかいぐし3まい
    • ぎん覆輪ふくりんくし4まい
    • 蒔絵まきえくし 28まい
  • 白銅はくどうきょう 6めん
  • きり蒔絵まきえ硯箱すずりばこ 1ごう
  • 水晶すいしょうだま 4顆 :赤地あかじにしきぶくろ4くち
  • まつづる蒔絵まきえからむし2ごう
  • まつくえづる蒔絵まきえ桛2まい
  • 金銅かなどうばく1そう
  • ぎん縫針ぬいはり 7ほん
  • しゅぬり唐櫃からびつ 12ごう
  • 金銅かなどう鏁1箇
  • しゅぬりあん 12
  • 金銅かなどうそうからくら 1
    • 金銅かなどうつぼあぶみ1そう
    • 金銅かなどうくつわ1そう
    • 金銅かなどうあんず 17箇
  • しゅぬりむち 1ほん :赤地あかじにしきぶくろ1くち
  • 金銅かなどうそうにしきつつめがかもり 1かか

速玉はやたましょう

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速玉はやたましょう(はやたましょう)は、2006ねん新宮しんぐう商工しょうこう会議かいぎしょ青年せいねん設立せつりつ20周年しゅうねん記念きねんして、熊野くまの速玉はやたま大社たいしゃ了解りょうかいのもとで創設そうせつされたスポーツしょう野球やきゅう関係かんけいしゃらの参拝さんぱいおおかったことから、速玉はやたま男神おかみの「速玉はやたま」の文字もじを「はやたま」ととらえて、球技きゅうぎ向上こうじょう祈願きがんする神様かみさまとして、また、さら範囲はんいひろげてスポーツ全般ぜんぱんしんわざからだみがいてもらえる神様かみさまとして、「速玉はやたま」のブランド目指めざした意図いとによる事業じぎょうである[30][31]

野球やきゅうのみならず、スポーツ全般ぜんぱん対象たいしょうとしているしょうであり、直近ちょっきんまでにおいての1年間ねんかん記録きろくまたは記憶きおくのこるアスリートやチームを選定せんていしておくられる[32]。なお、だい1かい当時とうじ日本にっぽんプロ野球やきゅうかい最高さいこう球速きゅうそく記録きろくしたマーク・クルーンおくられ、横浜よこはまスタジアム贈呈ぞうていセレモニーがおこなわれた[31]。2016ねん1がつだい10かい選出せんしゅつ最後さいごに、以降いこうほんしょう継続けいぞく確認かくにんできない。なお、だい10かい選出せんしゅつされたプロ野球やきゅう選手せんしゅ上原うえはらひろしけっして球速きゅうそくはや投手とうしゅではなく、「(はやたまという名前なまえしょうは)自分じぶんにとって一番いちばん相応ふさわしくないとおもいますけれども」と受賞じゅしょうにコメントしている[33]

歴代れきだい受賞じゅしょうしゃ

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回数かいすう 受賞じゅしょう年度ねんど 受賞じゅしょうしゃ 競技きょうぎ
1 2006年度ねんど マーク・クルーン[31][34] 野球やきゅう
2 2007年度ねんど 松坂まつさか大輔だいすけ[35]
3 2008年度ねんど 金本かなもとともけん[36]
4 2009年度ねんど 石川いしかわりょう[37] ゴルフ
5 2010年度ねんど 2010サッカー日本にっぽん代表だいひょう[38] サッカー
6 2011年度ねんど なでしこジャパン[39]
7 2012年度ねんど 湯元ゆもと兄弟きょうだい湯元ゆもと健一けんいち進一しんいち[40] レスリング
8 2013年度ねんど 前田まえだ健太けんた[41] 野球やきゅう
9 2014年度ねんど 大谷おおやしょうたいら[42]
10 2015年度ねんど 上原うえはらひろし[33]

前後ぜんご札所ふだしょ

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神仏しんぶつ霊場れいじょう巡拝じゅんぱいみち
1 熊野くまの速玉はやたま大社たいしゃ - 2 あおきしわたるてら

交通こうつう

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b 熊野くまの三山さんざん2000ねん平成へいせい12ねん〉11月2にち指定してい2002ねん平成へいせい14ねん〉12月19にち分離ぶんり追加ついか指定してい名称めいしょう変更へんこう史跡しせき)、くに指定してい文化財ぶんかざいとうデータベース文化庁ぶんかちょう) 2010ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  2. ^ 文部もんぶ科学かがくしょう (2002ねん11月15にち). “史跡しせきとう指定していとうについて”. 2003ねん1がつ3にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2010ねん6がつ13にち閲覧えつらん
  3. ^ 世界せかい遺産いさん登録とうろく推進すいしんさんけん協議きょうぎかい、2005、『世界せかい遺産いさん 紀伊きい山地さんち霊場れいじょう参詣さんけいどう』、世界せかい遺産いさん登録とうろく推進すいしんさんけん協議きょうぎかい和歌山わかやまけん奈良ならけん三重みえけん、pp.39,75
  4. ^ 祭神さいじん”. 熊野くまの本宮ほんぐう大社たいしゃ. 熊野くまの三山さんざん協議きょうぎかい. 2003ねん12月15にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2010ねん10がつ4にち閲覧えつらん
  5. ^ 木造もくぞう熊野くまの速玉はやたま大神だいじん坐像ざぞう木造もくぞうおっと須美すみ大神だいじん坐像ざぞう木造もくぞう御子みこ大神だいじん坐像ざぞう木造もくぞうこくつねたていのち坐像ざぞう”. くに指定してい文化財ぶんかざいとう データベース. 文化庁ぶんかちょう. 2010ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  6. ^ 新宮しんぐう教育きょういく委員いいんかい新宮しんぐう文化財ぶんかざい審議しんぎかいへん[1990: 6-7、106]
  7. ^ 新宮しんぐう教育きょういく委員いいんかい新宮しんぐう文化財ぶんかざい審議しんぎかいへん[1990: 7-8、106]
  8. ^ 新宮しんぐう教育きょういく委員いいんかい新宮しんぐう文化財ぶんかざい審議しんぎかいへん[1990: 8-9、106]
  9. ^ きゅううるし金銅かなどうそう神輿しんよ”. くに指定してい文化財ぶんかざいとう データベース. 文化庁ぶんかちょう. 2010ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  10. ^ きゅううるし金銅かなどうそう神幸しんこう用船ようせん”. くに指定してい文化財ぶんかざいとう データベース. 文化庁ぶんかちょう. 2010ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  11. ^ 新宮しんぐう教育きょういく委員いいんかい新宮しんぐう文化財ぶんかざい審議しんぎかいへん[1990: 16-17、106]
  12. ^ 熊野くまの速玉はやたま神社じんじゃのナギ”. くに指定してい文化財ぶんかざいとう データベース. 文化庁ぶんかちょう. 2010ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  13. ^ a b c d e f 渡辺わたなべのりはく巨樹きょじゅ巨木きょぼくやま溪谷社けいこくしゃ〈ヤマケイ情報じょうほうばこ〉、1999ねん、269ぺーじISBN 4-635-06251-1 
  14. ^ a b c みやまこと而『日本一にっぽんいち巨木きょぼく図鑑ずかんぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん、2013ねん、198-199ぺーじISBN 978-4-8299-8801-5 
  15. ^ a b 芦田あしだ裕文ひろふみ巨樹きょじゅ紀行きこういえ光協会ひかりきょうかい、1997ねん、66-67ぺーじISBN 4-259-54497-7 
  16. ^ 新宮しんぐう要覧ようらん資料しりょうへん」(2011)、22ぺーじ
  17. ^ 新宮しんぐう教育きょういく委員いいんかい新宮しんぐう文化財ぶんかざい審議しんぎかいへん[1990: 58-59、110]
  18. ^ 新宮しんぐう教育きょういく委員いいんかい新宮しんぐう文化財ぶんかざい審議しんぎかいへん[1990: 59-61、110]
  19. ^ 新宮しんぐう教育きょういく委員いいんかい新宮しんぐう文化財ぶんかざい審議しんぎかいへん[1990: 61-63、110]
  20. ^ a b 新宮しんぐう教育きょういく委員いいんかい新宮しんぐう文化財ぶんかざい審議しんぎかいへん[1990: 92、112]
  21. ^ 神宝しんぽうるい”. くに指定してい文化財ぶんかざいとう データベース. 文化庁ぶんかちょう. 2010ねん6がつ12にち閲覧えつらん
  22. ^ 関根せきね、2008)p.18; (近藤こんどう、2008)pp,85, 89
  23. ^ 関根せきね、2008)pp.57 - 59
  24. ^ 関根せきね、2008)pp.60 - 61; 『週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか 日本にっぽん美術びじゅつ』39ごう、pp.3 - 264 - 3 - 268
  25. ^ 関根せきね、2008)pp.4, 60
  26. ^ 関根せきね、2008)pp.8 - 9, 60
  27. ^ 梨子なしごと沃懸はいずれもうるしこう用語ようごで、蒔絵まきえ図柄ずがら以外いがいの「」の部分ぶぶんかざり技法ぎほう梨子なしごは、うるしりしたうつわめん梨子なしご(なしじふん)をき、そのうえから透明とうめいたかうるしみ、乾燥かんそうしたのち木炭もくたんなどで表面ひょうめんみがいて技法ぎほうである。梨子なしごとは、金地きんじきんをヤスリでろし、ふるいにかけ、押圧してたいらにしたもので、これをいた状態じょうたいなしかわることからこのがある。沃懸は、うるしめん金粉きんぷんき、透明とうめいうるしり、すという基本きほんてき工程こうてい梨子なしご同様どうようだが、金粉きんぷんみつめて、全面ぜんめん金色きんいろ仕上しあげたものである。
  28. ^ 関根せきね、2008)pp.67 - 69; 『週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか 日本にっぽん美術びじゅつ』39ごう、pp.3 - 271 - 3 - 275
  29. ^ まど」『日本経済新聞にほんけいざいしんぶん昭和しょうわ25ねん12月15にち3めん
  30. ^ 速玉はやたましょうについて』(プレスリリース)新宮しんぐう商工しょうこう会議かいぎしょ青年せいねん、2016ねん1がつ22にちhttps://www.atpress.ne.jp/releases/88131/att_88131_1.pdf2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん 
  31. ^ a b c 速玉はやたまブランドプロジェクト「速玉はやたましょう」の創設そうせつ”. YEG事業じぎょうナビ. 2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  32. ^ 速玉はやたましょう 過去かこ受賞じゅしょうしゃ』(プレスリリース)新宮しんぐう商工しょうこう会議かいぎしょ青年せいねん、2016ねん1がつ22にちhttps://www.atpress.ne.jp/releases/88131/att_88131_2.pdf2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん 
  33. ^ a b だい10かい速玉はやたましょう」 ボストン・レッドソックス 上原うえはらひろし投手とうしゅ選出せんしゅつ  1がつ21にち東京とうきょう都内とない各種かくしゅ記念きねんひん贈呈ぞうてい』(プレスリリース)新宮しんぐう商工しょうこう会議かいぎしょ青年せいねん、2016ねん1がつ22にちhttps://www.atpress.ne.jp/news/881312023ねん6がつ1にち閲覧えつらん 
  34. ^ かみみとめた」速玉はやたまおとこ横浜よこはま・クルーン投手とうしゅ」『朝日新聞あさひしんぶん』2006ねん7がつ31にち2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  35. ^ 山内やまうちたかしあきら松坂まつさか熊野くまの速玉はやたま大社たいしゃが「速玉はやたましょう」『日刊にっかんスポーツ』2008ねん8がつ29にち2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  36. ^ アニキの活躍かつやく神様かみさまもビックリ? 金本かなもとに「速玉はやたましょう」『朝日新聞あさひしんぶん』2008ねん8がつ29にち2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  37. ^ 行事ぎょうじ内容ないよう報告ほうこく”. 新宮しんぐう商工しょうこう会議かいぎしょ青年せいねん. 2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  38. ^ W杯だぶりゅーはい日本にっぽん代表だいひょうに「速玉はやたましょう」『Sponichi Annex』2011ねん3がつ8にち2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  39. ^ だいかい速玉はやたましょうは「なでしこジャパン」に !”. 新宮しんぐう商工しょうこう会議かいぎしょ青年せいねん. 2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  40. ^ 行事ぎょうじ内容ないよう報告ほうこく”. 新宮しんぐう商工しょうこう会議かいぎしょ青年せいねん. 2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  41. ^ マエケン今季こんきもタイトルる!「速玉はやたましょう受賞じゅしょう気合きあい」『Sponichi Annex』2014ねん3がつ27にち2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん
  42. ^ 大谷おおや速球そっきゅうおう称号しょうごう速玉はやたましょう受賞じゅしょう!「すごく光栄こうえい」『サンケイスポーツ』2014ねん11月18にち2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 朝日新聞社あさひしんぶんしゃへん)、1997、『熊野くまの速玉はやたま大社たいしゃ長保ながほてら道成寺どうじょうじ』、朝日新聞社あさひしんぶんしゃ週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか 日本にっぽん国宝こくほう39〉
  • 新宮しんぐう教育きょういく委員いいんかい新宮しんぐう文化財ぶんかざい審議しんぎかいへん、1990、『新宮しんぐう文化財ぶんかざい』、新宮しんぐう教育きょういく委員いいんかい
  • 新宮しんぐう要覧ようらん資料しりょうへん平成へいせい23ねん (2011)” (PDF). 新宮しんぐう (2011ねん). 2013ねん1がつ11にち閲覧えつらん - 国宝こくほうくに指定してい文化財ぶんかざい指定してい文化財ぶんかざい
  • 関根せきね俊一しゅんいち日本にっぽん美術びじゅつ511 神宝しんぽう』、至文しぶんどう、2008
  • 近藤こんどう好和よしかず文献ぶんけんにみる神宝しんぽう - ろく国史こくし摂関せっかん古記こきろく中心ちゅうしんにして - 」『日本にっぽん美術びじゅつ511 神宝しんぽう』、至文しぶんどう、2008
  • 週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか 日本にっぽん美術びじゅつ』39ごう朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、1997(熊野くまの速玉はやたま大社たいしゃ神宝しんぽうるい解説かいせつ河上かわかみ繁樹しげき小川おがわ幹生みきお

周辺しゅうへん施設しせつ

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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