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Mac Pro - Wikipedia

Mac Pro

アップルが開発かいはつ販売はんばいしているパーソナルコンピュータでPower Mac G5の後継こうけい機種きしゅとして2006ねん8がつより販売はんばい開始かいし

Mac Pro(マックプロ)はApple開発かいはつ販売はんばいしているパーソナルコンピュータPower Mac G5後継こうけい機種きしゅとして2006ねん8がつより販売はんばい開始かいしされたモデルは、デュアルプロセッサ(2-way)対応たいおうがたインテルXeon1個いっこもしくは2、またはユニプロセッサ専用せんようがたXeonCPU採用さいようしている。

Mac Pro
開発元かいはつもと Apple
種別しゅべつ ワークステーション
発売はつばい 最新さいしんモデル:2023ねん6月5にち
オリジナルモデル:2006ねん8がつ8にち
CPU Apple M2 Ultra
ウェブサイト Mac Pro - Apple(日本にっぽん

2023ねん6がつ発売はつばいとなったAppleシリコンモデルは、Apple M2 Ultra搭載とうさいしている[1]

概要がいよう

編集へんしゅう

Appleが販売はんばいしているMacシリーズのなかで、とく処理しょり能力のうりょく拡張かくちょうせい重視じゅうししたフラグシップ機種きしゅである『Power Mac G5』の後継こうけいモデルとして2006ねん発売はつばい開始かいし

最大さいだい特徴とくちょうとして、CPUがPowerPC G5からインテルせいXeonに変更へんこうされたてんである。それにともなって、名称めいしょうが『Power Mac G5』から『Mac Pro』に変更へんこうされた。

MacシリーズのなかではiMac Proまさるフラグシップ機種きしゅである。iMac Proがデスクトップワークにとくしたプロフェッショナル製品せいひんであるのにたいして、 Mac Proではパーツ交換こうかんとうのカスタマイズが可能かのうなプロフェッショナルワークステーションとなっている。

Mac Pro(2019)は、デスクトップがたのMacでは唯一ゆいいつ、デュアルGPUと4〜12ものThunderbolt 3ポートがあり、BTO構成こうせいでは本体ほんたい価格かかくだけでやく70〜700まんえんとなっていた製品せいひんである。

Mac Pro(2023)は、Appleシリコン搭載とうさいMacでは唯一ゆいいつPCI Express gen4拡張かくちょうスロットを搭載とうさいしている[2]

デザイン・拡張かくちょうせい

編集へんしゅう

だい1世代せだい(2006ねん〜2008ねん)

編集へんしゅう
 
Power Mac G5(ひだり)と Mac Pro(みぎ)の内部ないぶデザインの比較ひかく

筐体きょうたいデザインはPower Mac G5を踏襲とうしゅうしているが、内部ないぶのレイアウトはおおきく変更へんこうされており、光学こうがくドライブベイが2、HDDベイが4とPower Mac G4とほぼおな構成こうせい採用さいようしている。

また、光学こうがくドライブ、HDD、メモリとう増設ぞうせつかんしては、ドーターボードごとトレイがせる構造こうぞうになるなど、容易ようい増設ぞうせつ可能かのう構造こうぞうとなっている。

前面ぜんめん吸気きゅうき考慮こうりょしたメッシュ構造こうぞうのデザインになっており、エンクロージャ内部ないぶ通過つうかして後部こうぶへと効率こうりつよく排気はいき冷却れいきゃくできるようになっている。こうした筐体きょうたい内部ないぶデザインの改良かいりょう冷却れいきゃくファンの変更へんこうにより、騒音そうおん大幅おおはば改善かいぜんされている。

だい1.5世代せだい(2009ねん〜2012ねん)

編集へんしゅう
 
2012ねんまでのMac Proのデザイン

Early 2009モデルからMid 2012モデルまでは筐体きょうたいデザインこそ初期しょきのMac Proとほぼおなじであるが、内部ないぶ構成こうせい刷新さっしんされており、CPUやメモリの交換こうかんかんしては、ドーターボードごとして交換こうかんする構造こうぞう変更へんこうされた。これにより、従来じゅうらいモデルとくらべて容易よういにメンテナンス作業さぎょうができるように工夫くふうされている。なお、Early 2008までの一部いちぶのパーツの流用りゅうよう不可能ふかのうとなっている。

ドーターボードについては、Early 2009をのぞいて互換ごかんせいがあり、Early 2009の2CPUモデルのドーターボードのみヒートスプレッダりのCPUの交換こうかん不可能ふかのうであり、ヒートスプレッダーしのCPUが必要ひつようである。

だい2世代せだい(2013ねん〜2019ねん)

編集へんしゅう
 
Mac Pro (Late 2013)

筐体きょうたいデザインをふくめて大幅おおはば変更へんこう円筒えんとうがた小型こがたした筐体きょうたい採用さいようしており、ターゲットディスプレイモード対応たいおうのiMacなどの機器ききとThunderboltケーブルで接続せつぞくすることを考慮こうりょしたデザイン設計せっけいとなっている。

一方いっぽうでそのから「ごみばことう揶揄やゆされた。[3]

本体ほんたい内部ないぶは、大型おおがたのヒートシンクを採用さいようして、ヒートシンク周辺しゅうへんにマザーボードを、本体ほんたい下部かぶ大型おおがたファンを配置はいちして本体ほんたい上部じょうぶねつ排気はいきさせており、Power Mac G4 Cubeとよくたような構造こうぞう採用さいようしている。

パーツについては、グラフィックカードの交換こうかん不可能ふかのうとなったが、CPUやメモリ、PCIe SSDの交換こうかん可能かのうとなっている。また、ぜんモデルからの大幅おおはば仕様しよう変更へんこうによりパーツの流用りゅうよう不可能ふかのうとなったが、CPU自体じたいがEarly 2009モデルからMid 2012モデルまで採用さいようされたメモリ規格きかくをサポートしているうえに、メモリはつづきDDR3規格きかく採用さいようしたため、メモリのみぜんモデルからの流用りゅうよう可能かのうである。

Late 2013モデルでは、拡張かくちょうせい排除はいじょした設計せっけいのためにアップデートがむずかしいことが欠点けってんであった。Appleの幹部かんぶみずからが失敗しっぱいみとめた数少かずすくない製品せいひんでもあり、PCI Expressスロットを必要ひつようとするユーザのために、2019ねんモデルが開発かいはつされた。それまでにLate 2013モデルのスペックが時代遅じだいおくれとなり、2017ねんつなぎのiMac Proを発売はつばいした。

だい3世代せだい(2019ねん〜)

編集へんしゅう
 
Mac Pro (2019)

Late 2013モデルの欠点けってんまえ、従来じゅうらいのタワーがたともことなる設計せっけいのモジュラーしき採用さいよう前提ぜんてい開発かいはつされており、ラックマウントタイプも用意よういされるなど、筐体きょうたい内部ないぶ構成こうせい全面ぜんめんてき刷新さっしんされたフルモデルチェンジとなっている。

筐体きょうたいは、ステンレスせいあしからハンドルまでつながったSpace Fame多数たすうあなLattice Patternいたアルミニウムせいのケースを採用さいようしている。このあな筐体きょうたい軽量けいりょう通気つうきせいから「チーズおろしがね」と揶揄やゆされることもある。[4]

本体ほんたい内部ないぶは、8つのPCI Expressスロットを搭載とうさい拡張かくちょうせいすぐれたロジックボート、およびそれにともな最大さいだい構成こうせいでも十分じゅうぶんなエアフローがられるよう巨大きょだいな3せいおんファンを搭載とうさいしたデザインに刷新さっしんされる[5]。CPUは Intel Xeon W搭載とうさい

ぜんモデル同様どうよう大幅おおはば仕様しよう変更へんこうにより、パーツ自体じたい流用りゅうよう不可能ふかのうであるが、PCI Expressスロットの復活ふっかつ採用さいようにより、Mid 2012まで使用しよう可能かのうなPCI Express拡張かくちょうカードのほとんどが流用りゅうよう可能かのうである。

オプションであし交換こうかん出来できるキャスターも用意よういされる[6]

だい4世代せだい(2023ねん〜)

編集へんしゅう

Mac ProのみAppleシリコンへの移行いこうおくれていたが、筐体きょうたいは2019ねんモデルと同様どうようのままで、Apple M2 Ultra搭載とうさいし、完全かんぜんしん設計せっけいへとモデルチェンジし大幅おおはば性能せいのうアップをたした[7][8]。2019ねんモデル同様どうように、タワーがたとラックマウントタイプがある[9]。PCI Express Gen3スロットを1つ(I/Oボード搭載とうさい初期しょき状態じょうたい使用しよう)、PCI Express Gen4スロットを6つ内蔵ないぞうしている[9]が、ディスクリートGPUには対応たいおうしていない[10]

標準ひょうじゅんてき構成こうせいをあげるが、Apple Store オンラインではBTOまたはCTOでCPUやディスク容量ようりょうGPUなど各種かくしゅ構成こうせい変更へんこう可能かのうである。

おもなスペック一覧いちらん

編集へんしゅう
コンポーネント Intel Xeon
Coreマイクロアーキテクチャばん
Intel Xeon
Nehalemマイクロアーキテクチャばん
Intel Xeon E5

Ivy Bridgeマイクロアーキテクチャ

Intel Xeon W

Cascade Lakeマイクロアーキテクチャ

Apple M2 Ultra
モデル[11] 1st Generation (Mid 2006)[12] Early 2008[13] Early 2009[14] Mid 2010 Mid 2012 Late 2013 2019 Rack, 2019[15] 2023 Rack, 2023[16]
機種きしゅID[11] MacPro1,1 MacPro3,1 MacPro4,1 MacPro5,1 MacPro5,1 MacPro6,1 MacPro7,1 Mac14,8
発売はつばい 2006ねん8がつ8にち 2008ねん1がつ8にち 2009ねん3がつ3にち 2010ねん7がつ27にち 2012ねん6がつ11にち 2013ねん12月19にち 2019ねん12がつ10日とおか 2020ねん1がつ15にち 2023ねん6がつ13にち
CPU 2.66 GHz デュアルコア Intel Xeon ×2
BTOで選択せんたく
2.0 GHz, 3.0 GHz デュアルコア Intel Xeon ×2 もしくは 3.0 GHz クアッドコア Intel Xeon ×2
2.8 GHz クアッドコア Intel Xeon ×2
BTOで選択せんたく
2.8 GHz クアッドコア Intel Xeon もしくは 3.0 GHz, 3.2 GHz クアッドコア Intel Xeon ×2
2.66 GHz クアッドコア Intel Xeon もしくは 2.26 GHz クアッドコア Intel Xeon ×2(ヒートスプレッダーし)
BTOで選択せんたく
2.93 GHz, 3.33 GHz クアッドコア Intel Xeon もしくは 2.66 GHz, 2.93 GHz クアッドコア Intel Xeon ×2(ヒートスプレッダーし)
2.8 GHz クアッドコア Intel Xeon 、 2.4 GHz クアッドコア Intel Xeon ×2 、もしくは 2.66GHz 6コア Intel Xeon ×2 (Apple Store オンライン限定げんてい)
BTOで選択せんたく
3.2 GHz クアッドコア Intel Xeon, 3.33 GHz 6コア Intel Xeon 、 2.66 GHz, 2.93 GHz クアッドコア Intel Xeon ×2 もしくは 2.93 GHz 6コア Intel Xeon ×2
3.2 GHz クアッドコア Intel Xeon 、もしくは 2.4 GHz 6コア Intel Xeon ×2
BTOで選択せんたく
3.33 GHz 6コア Intel Xeon 、もしくは 2.66 GHz, 3.06 GHz 6コア Intel Xeon ×2
3.7 GHz クアッドコア Intel Xeon E5, 3.5 GHz 6コアIntel Xeon E5, 2.4 GHz 12コア Intel Xeon E5 3.5 GHz 8コア, 3.3 GHz 12コア, 3.2 GHz 16コア, 2.7 GHz 24コア, 2.5 GHz 28コア Intel Xeon W Apple M2 Ultra 24コア
  • 高性能こうせいのう16コア
  • こう効率こうりつ8コア
GPU NVIDIA GeForce 7300GT(256MB)
BTOで選択せんたく
NVIDIA Quadro FX 4500(512MB)
AMD(ATI) Radeon X1900 XT(512MB)
GeForce 7300GTのみ4まで
AMD Radeon HD2600 XT(256MB)
BTOで選択せんたく
NVIDIA GeForce 8800GT(512MB)
NVIDIA Quadro FX 4500(1.5GB)
(Radeon HD2600 XTのみ4まで
NVIDIA GeForce GT 120(512MB)
BTOで選択せんたく
AMD Radeon HD 4870(512MB)
(GeForce GT 120のみ4まで
AMD Radeon HD 5770(1GB)
BTOで選択せんたく
AMD Radeon HD 5870(1GB)
(Radeon HD 5770をシングルモデルは3まで、デュアルモデルは2まで
デュアルAMD FirePro D300, AMD デュアル FirePro D500 GPU, デュアルAMD FirePro D700 GPU AMD Radeon Pro 580X (8GB GDDR5), AMD Radeon Pro W5700X (16GB GDDR6),

AMD Radeon Pro Vega II (32GB HBM2),

AMD Radeon Pro Vega II Duo (32GB HBM2x2)

Apple M2 Ultra 60コア/76コア
セキュリティチップ Apple T2 Secure Enclave
HDD, SSD 250GB Serial ATA 7,200rpm 8 MB キャッシュ
BTOで選択せんたく
500GB 8 MB キャッシュ,750GB 16 MB キャッシュ
最大さいだい4だい接続せつぞく可能かのう
320GB Serial ATA 7,200rpm 8 MB キャッシュ
BTOで選択せんたく
500GB,750GB,1TB Serial ATA 7,200rpm 16 MB キャッシュ
300GB Serial Attached SCSI 15,000rpm 16MB キャッシュ
最大さいだい4だい接続せつぞく可能かのう
640GB Serial ATA 7,200rpm 16 MB キャッシュ
BTOで選択せんたく
1TB,2TB Serial ATA 7,200rpm 32 MB キャッシュ
最大さいだい4だい接続せつぞく可能かのう
1TB Serial ATA 7,200rpm (3Gbps)
BTOで選択せんたく
1TB,2TB Serial ATA 7,200rpm 32 MB キャッシュ(最大さいだい4だい)、512GB SSD
256GB, 512GB, 1TB PCIeベースSSD 256GB,x1 512GBx2, 1TBx2, 2TBx2, 4TBx2 PCIeベースSSD 1TB, 2TB, 4TB, 8TB PCIeベースSSD
ファームウェア EFI32 EFI64 bridgeOS
メモリ 512MBx2 667MHz DDR2 ECC fully buffered DIMM
(スロットすう8、最大さいだい16GB)
1GBx2 800MHz DDR2 ECC fully buffered DIMM
(スロットすう8、最大さいだい32GB)
1GBx3 1,066MHz DDR3 ECC DIMM
(スロットすう4、最大さいだい16GB)
もしくは 1GBx6 1,066MHz DDR3 ECC DIMM(スロットすう8、最大さいだい32GB)
1GBx3 1,333MHz DDR3 ECC DIMM
(スロットすう4、最大さいだい16GB)
もしくは 1GBx6 1,333MHz DDR3 ECC DIMM(スロットすう8、最大さいだい32GB)
2GBx3 1,333MHz DDR3 ECC DIMM
(スロットすう4、最大さいだい32GB)
もしくは 2GBx6 1,333MHz DDR3 ECC DIMM(スロットすう8、最大さいだい64GB)
4GBx4 1,866MHz DDR3 ECCメモリ(スロットすう4、最大さいだい64GB) 8GBx4 2,666MHz DDR4 ECC , 2,933MHz(スロットすう12、最大さいだい1.5TB) 64GB 6,400MHz LPDDR5(オプション128GB, 最大さいだい192GB)
FSBQPI 1,333MHz 1,600MHz 5.4 GT/s(2.26GHz Xeon モデルのみ)
6.4 GT/s
AirPort Extreme IEEE 802.11a/b/g/draft-n
(デフォルトでは802.11nは使用しよう不可ふか
IEEE802.11a/b/g/n IEEE802.11ac Wi-Fi6 E (IEEE802.11ax)
Thunderbolt Thunderbolt 2 x 6 Thunderbolt 3 x 4〜12 Thunderbolt 4 x 8
Ethernet Gigabit Ethernet x 2 10G Ethernet x 2
PCI Express PCI Express スロット x2

PCI Express 2.0 スロット x2

- PCI Express 3.0スロット x8 PCI Express 3.0ハーフレングススロット x8 x1PCI Express 4.0スロット x8 x 4PCI Express 4.0 x16スロット x2[17]
光学こうがくドライブ 16ばいそくSuperDrive(DVD±R DL/DVD±RW/CD-RW)
(2だいまで
18ばいそくSuperDrive(DVD±R DL/DVD±RW/CD-RW)
(2だいまで
-
OS[18] Mac OS X 10.5 Mac OS X 10.5.6/Mac OS X 10.6 Mac OS X 10.6.4〜OS X 10.7.3 OS X Lion OS X MavericksmacOS Monterey macOS Catalina macOS Ventura
macOS Mojave (Metal対応たいおうビデオカードを搭載とうさいした場合ばあい[19][20])
Lights Out Management 対応たいおう 対応たいおう[21]
おも 19.2kg標準ひょうじゅん構成こうせい 18.4kg(標準ひょうじゅん構成こうせい 18.1kg(標準ひょうじゅん構成こうせい 5kg 18.0kg 17.6kg 16.86kg 17.21kg
サイズ 51.1 x 20.6 x 47.5 cm 25.1 x 16.7cm 52.9 x 21.8 x 45.0 cm 22.02 x 53.95 x 48.2 cm 52.9 x 21.8 x 45.0 cm 22.02 x 53.95 x 48.2 cm
消費しょうひ電力でんりょく 最大さいだい1200W 最大さいだい450W 最大さいだい1.4KW 最大さいだい1,280W

Mac Pro (1st Generation)

編集へんしゅう

インテルせいXeon 64bit CPUを採用さいようしているが、EFIは32bitを採用さいようしているため、Mac OS X v10.6およMac OS X Lionにおいて64bitカーネルでのOS起動きどう出来できない。

2007ねん製造せいぞうのClovertownモデルより本体ほんたいファームウェアバージョンが2.1となる。

  • デュアルコアのXeon 51xxシリーズ (Woodcrest)を2搭載とうさい、また、2007ねん4がつにクアッドコアのXeon X5365 (Clovertown)搭載とうさいモデルがオプションとして追加ついかされた(合計ごうけい8コア)。
  • 最高さいこうクロック周波数しゅうはすう3.0GHz(標準ひょうじゅん構成こうせいでは2.66GHz)の64ビットCPUのIntel Xeon
  • 独立どくりつした、最高さいこう1.33GHzのデュアルフロントサイド・バス(FSB)
  • 128ビット667MHzDDR2 SDRAM FB-DIMMスロット 8つ
  • 機種きしゅID: 1,1(Woodcrest)*機種きしゅID:2,1(Clovertown)
  • 最大さいだい16GBのだい容量ようりょうメモリのサポート
  • 4バンドはば調整ちょうせい可能かのうなフルレングスPCI Expressスロット 3つ
  • ダブルワイドの16レーン PCI Expressスロット 1つ
  • シリアルATA II ハードディスク 最大さいだい4つ
  • USB 2.0 5つ
  • FireWire 400 2つ
  • FireWire 800 2つ
  • 10/100/1000BASE-T Ethernet (RJ-45) 2つ
  • ひかりデジタルオーディオ入出力にゅうしゅつりょくコネクタ
  • アナログステレオインライン入出力にゅうしゅつりょくミニジャック
  • ヘッドフォンミニジャック
  • GPUにNVIDIAの 『Quadro FX 4500』や『GeForce 7300 GT』、AMD(ATI)の『Radeon X1900 XT』(標準ひょうじゅん構成こうせいは『GeForce 7300 GT』)とう採用さいようされた。また、すべてのPCI Expressスロットに『GeForce 7300 GT』をれることにより最大さいだい8めんディスプレイが使用しよう可能かのう
  • CPU負荷ふかのファンの動作どうさおんはPower Mac G5にくら大幅おおはば低減ていげんした。ファンのかずも4つへ削減さくげん
  • SuperDrive最大さいだい2だい搭載とうさい可能かのう
  • HDD最大さいだい4だい搭載とうさい可能かのう
  • オプションでMac Pro RAIDカード(RAID 0/1/5/0+1および拡張かくちょうJBOD(スパニング)をハードウェアでサポート)を搭載とうさい出来できる。

Mac Pro (Early 2008)

編集へんしゅう

1st Generationからしょう変更へんこうまれた。変更へんこうてんとして、16レーンのPCI Express 2.0スロットが2つ、4レーンのPCI Express 1.1スロットが2つの構成こうせいとなった。また、EFIが64bitとなり、グラフィックカードも変更へんこうされている。EFIが64bitになったことでOS X10.8〜10.11までの64bit仕様しようOSの直接ちょくせつインストールが可能かのうである。

  • 最高さいこうクロック周波数しゅうはすう3.2GHz(標準ひょうじゅん構成こうせいでは2.8GHz)の64ビットCPUのIntel Xeon
    • クアッドコアのXeon 5400シリーズ(Harpertown,E5462,X5472,X5482)を2搭載とうさい(8コアモデル)またはE5462を1搭載とうさい(4コアモデル)
  • 独立どくりつした、最高さいこう1.6GHzのデュアルフロントサイド・バス
  • 機種きしゅID: 3,1 (システムプロファイラ/「ハードウェアの概要がいよう」で確認かくにん可能かのう
  • 256ビット800MHzのDDR2 SDRAM FB-DIMMスロット 8つ
  • 最大さいだい32GBのだい容量ようりょうメモリのサポート
  • 4レーンPCI Express スロット 2つ
  • 16レーン PCI Express 2.0スロット 2つ(1ダブルワイドのビデオカード搭載とうさい可能かのう
  • シリアルATA II ハードディスク 、またはSAS II ハードディスク(Mac Pro RAIDカードよう最大さいだい4つ
  • USB 2.0 5つ
  • FireWire 400 2つ
  • FireWire 800 2つ
  • 10/100/1000BASE-T Ethernet (RJ-45) 2つ
  • ひかりデジタルオーディオ入出力にゅうしゅつりょくコネクタ
  • アナログステレオインライン入出力にゅうしゅつりょくミニジャック
  • ヘッドフォンミニジャック
  • GPUにNVIDIAの 『Quadro FX 5600』や『GeForce 8800 GT』、AMDの『Radeon HD 2600 XT』の採用さいようなど。すべてのPCI Expressスロットに『Radeon HD 2600 XT』をれることにより最大さいだい8めんディスプレイが使用しよう可能かのう
  • SuperDrive最大さいだい2だい搭載とうさい可能かのう
  • HDD最大さいだい4だい搭載とうさい可能かのう
  • オプションでMac Pro RAIDカード(RAID 0/1/5/0+1および拡張かくちょうJBOD(スパニング)をハードウェアでサポート)を搭載とうさい出来できる。

Mac Pro (Early 2009)

編集へんしゅう

本体ほんたい内部ないぶ構成こうせい刷新さっしんされ、CPUとメモリはドーターボードに搭載とうさいされる構成こうせい変更へんこうされた。ドーターボードは1CPU仕様しようと2CPU仕様しようとなっており、増設ぞうせつ可能かのうなメモリ枚数まいすうはそれぞれ4まい、8まいまでとなっている。2CPU仕様しようのドーターボードのみヒートスプレッダーしのCPUの装着そうちゃく対応たいおうしたCPUソケットを採用さいようしている。

あらたにQuickPath interconnectが採用さいようされ、FireWire 400端子たんし撤廃てっぱいされてFireWire 800端子たんしが4つに変更へんこう、メモリはDDR3 SDRAM規格きかくがサポートされる。ほんモデルより別売べつばいの『Apple LED Cinema Display』との接続せつぞく可能かのう

macOS Sierraの直接ちょくせつインストールがLate 2009モデル(Mac miniをのぞく)以降いこうのMac製品せいひんがサポート対象たいしょうとなったため、それ以前いぜん発売はつばいされたとうモデルではmacOS Sierraの直接ちょくせつインストールが不可ふかとなった[ちゅう 1]

  • 最高さいこうクロック周波数しゅうはすう3.33GHz(Turbo Boostダイナミックパフォーマンス 3.6GHz), 標準ひょうじゅん構成こうせいで64ビットCPUのIntel Xeonの、2.66GHzクアッドコア、または2.26GHz x 2 けい8コア(ヒートスプレッダーし)。
    • クアッドコアのXeon 5500シリーズ(Nehalem)を2搭載とうさいけい8つのプロセッシングコアを搭載とうさい, 16の仮想かそうコア), 3500シリーズを1搭載とうさい(4つのプロセッシングコアを搭載とうさい, 8の仮想かそうコア)
  • QuickPath interconnect
  • 機種きしゅID: 4,1 (システムプロファイラ→ハードウェアの概要がいよう確認かくにん可能かのう
  • 256ビット1066MHzECC機能きのうDDR3 SDRAM DIMMスロット 4つ、または8つ
  • 最大さいだい32GBのだい容量ようりょうメモリのサポート
  • 4レーンPCI Express スロット 2つ
  • 16レーン PCI Express 2.0スロット 2つ(1ダブルワイドのビデオカード搭載とうさい可能かのう
  • シリアルATA II ハードディスクしくはSAS II ハードディスク(Mac Pro RAIDカードよう最大さいだい4つ
  • USB 2.0 5つ
  • FireWire 800 4つ
  • 10/100/1000BASE-T Ethernet (RJ-45) 2つ
  • ひかりデジタルオーディオ入出力にゅうしゅつりょくコネクタ
  • アナログステレオインライン入出力にゅうしゅつりょくミニジャック
  • ヘッドフォンミニジャック
  • GPUにNVIDIAの『GeForce GT 120』、AMDの『Radeon HD 4870』の採用さいようなど、最新さいしんのテクノロジーを駆使くしして設計せっけいされている。すべてのPCI Expressスロットに『GeForce GT 120』をれることにより最大さいだい8めんディスプレイが使用しよう可能かのう。それぞれ、Mini DisplayPort1、デュアルリンクDVIポート1搭載とうさい
  • 18ばいそくSuperDrive最大さいだい2だい搭載とうさい可能かのう
  • HDD最大さいだい4だい搭載とうさい可能かのう
  • オプションでMac Pro RAIDカード(RAID 0/1/5/0+1および拡張かくちょうJBOD(スパニング)をハードウェアでサポート)を搭載とうさい出来できる。

Mac Pro (Mid 2010)

編集へんしゅう

CPUやメモリを装着そうちゃくするドーターボードの仕様しよう変更へんこうされ、2CPUモデルではCPUソケット形状けいじょう仕様しよう変更へんこうにより、ヒートスプレッダーりのCPUの交換こうかん可能かのうになった。

『Radeon HD 5770/5870』の採用さいようにより、別売べつばいの『Apple LED Cinema Display』2だいによるデュアルディスプレイが可能かのう。BTOの構成こうせいにSSDが追加ついか

macOS Mojaveまでの直接ちょくせつインストールが可能かのうだが、ほんモデルとMid 2012ではmacOS MojaveのインストールにはMetal対応たいおうのグラフィックカードへの交換こうかん必須ひっすである。

  • 最高さいこうクロック周波数しゅうはすう3.33GHz(Turbo Boostダイナミックパフォーマンス 3.6GHz), 標準ひょうじゅん構成こうせいで64ビットCPUのIntel Xeonの、2.8GHzクアッドコア、または2.4GHz x 2 けい8コア。BTOで3.33GHz 6コアまたは2.66/2.93GHz x 2 けい12コア
    • 6コアのXeon X5600シリーズ(Westmere)を2搭載とうさいけい12のプロセッシングコアを搭載とうさい、24の仮想かそうコア)、E5600シリーズを2搭載とうさいけい8つのプロセッシングコアを搭載とうさい、16の仮想かそうコア)、W3600シリーズ(Westmere)を1搭載とうさい(6つのプロセッシングコアを搭載とうさい、12の仮想かそうコア)、W3500シリーズを1搭載とうさい(4つのプロセッシングコアを搭載とうさい、8つの仮想かそうコア)
  • QuickPath interconnect
  • 機種きしゅID: 5,1 (システムプロファイラ→ハードウェアの概要がいよう確認かくにん可能かのう
  • 256ビット1066MHz/1333MHzのECC機能きのうDDR3 SDRAM DIMMスロット 4つ、または8つ
  • 最大さいだい32GBのだい容量ようりょうメモリのサポート
  • 4レーンPCI Express スロット 2つ
  • 16レーン PCI Express 2.0スロット 2つ(1ダブルワイドのビデオカード搭載とうさい可能かのう
  • シリアルATA II ハードディスクしくはSAS II ハードディスク(Mac Pro RAIDカードよう最大さいだい4つ
  • USB 2.0 5つ
  • FireWire 800 4つ
  • 10/100/1000BASE-T Ethernet (RJ-45) 2つ
  • ひかりデジタルオーディオ入出力にゅうしゅつりょくコネクタ
  • アナログステレオインライン入出力にゅうしゅつりょくミニジャック
  • ヘッドフォンミニジャック
  • GPUにAMDの『Radeon HD 5770/5870』の採用さいようなど、最新さいしんのテクノロジーを駆使くしして設計せっけいされている。それぞれ、Mini DisplayPort2、デュアルリンクDVIポート1搭載とうさい
  • 18ばいそくSuperDrive最大さいだい2だい搭載とうさい可能かのう
  • HDDもしくはSSDを最大さいだい4だい搭載とうさい可能かのう
  • オプションでMac Pro RAIDカード(RAID 0/1/5/0+1および拡張かくちょうJBOD(スパニング)をハードウェアでサポート)を搭載とうさい出来できる。

Mac Pro (Mid 2012)

編集へんしゅう

基本きほんてき仕様しようはMid 2010からおおきな変更へんこうはなく、本体ほんたいのファームウェアバージョンもMid 2010とおなじ。インテルせいチップなどのこまかいパーツ部品ぶひん変更へんこうされているのと、CPUやグラフィックカードなどの構成こうせいかわったのみ。

  • 最高さいこうクロック周波数しゅうはすう3.33GHz(Turbo Boostダイナミックパフォーマンス 3.6GHz), 標準ひょうじゅん構成こうせいで64ビットCPUのIntel Xeonの、3.2GHzクアッドコア、または2.4GHz x 2 けい12コア。BTOで3.33GHz 6コアまたは2.66/3.06GHz x 2 けい12コア
    • 6コアのXeon E5645 / X5650 / X5675 (Westmere)を2搭載とうさいけい12のプロセッシングコアを搭載とうさい、24の仮想かそうコア)、W3680 (Westmere)を1搭載とうさい(6つのプロセッシングコアを搭載とうさい、12の仮想かそうコア)、W3565を1搭載とうさい(4つのプロセッシングコアを搭載とうさい、8つの仮想かそうコア)
  • QuickPath interconnect
  • 機種きしゅID: 5,1 (システムプロファイラ→ハードウェアの概要がいよう確認かくにん可能かのう
  • 256ビット1066MHz/1333MHzのECC機能きのうDDR3 SDRAM DIMMスロット 4つ、または8つ
  • 最大さいだい64GBのだい容量ようりょうメモリのサポート
  • 4レーンPCI Express スロット 2つ
  • 16レーン PCI Express 2.0スロット 2つ(1ダブルワイドのビデオカード搭載とうさい可能かのう)
  • シリアルATA II ハードディスクしくはSAS II ハードディスク(Mac Pro RAIDカードよう最大さいだい4つ
  • USB 2.0 5つ
  • FireWire 800 4つ
  • 10/100/1000BASE-T Ethernet (RJ-45) 2つ
  • ひかりデジタルオーディオ入出力にゅうしゅつりょくコネクタ
  • アナログステレオインライン入出力にゅうしゅつりょくミニジャック
  • ヘッドフォンミニジャック
  • GPUはMac Pro (Mid 2010) とおなじく、AMDの『Radeon HD 5770/5870』を採用さいようした。それぞれ、Mini DisplayPort2、デュアルリンクDVIポート1搭載とうさい
  • 18ばいそくSuperDrive最大さいだい2だい搭載とうさい可能かのう
  • HDDもしくはSSDを最大さいだい4だい搭載とうさい可能かのう
 

Mid 2012の後継こうけいモデルとして、2013ねん6がつ10日とおかWWDC 2013基調きちょう講演こうえんにて、2013ねんまつごろくろ小型こがた円筒えんとうがたのデザインへの刷新さっしん発表はっぴょうされ、12月19にちより販売はんばい開始かいしされた[22]

筐体きょうたいふくめて全面ぜんめんてき刷新さっしんされており、従来じゅうらいモデルとくらべて大幅おおはば小型こがた実現じつげん本体ほんたい小型こがたえにSuperDrive、3.5インチHDDスロット、PCI Express拡張かくちょうスロット、FireWire 800などを廃止はいしして、搭載とうさい可能かのうなCPUは1個いっこのみ、メモリは最大さいだいで4まい、グラフィックカードの交換こうかん不可ふかひかりデジタル端子たんしもヘッドホンジャックと兼用けんようまるがた出力しゅつりょく端子たんし変更へんこうされた。

あらたにUSB 3.0が4つ、Thunderbolt 2端子たんしが6つ、HDMI 1.4端子たんしが1つ搭載とうさいされ、最大さいだいで6だいの4Kディスプレイ(5Kディスプレイは最大さいだいで3だいまで)の映像えいぞう出力しゅつりょく可能かのうで、『Apple LED Cinema Display』にくわえて『Apple Thunderbolt Display』との接続せつぞく可能かのう。MacBook Proと互換ごかんせいたかいPCIe 3.0ベースのSSDスロットが1採用さいようされている[23][24]

ほんモデルは、iMac Mid 2011からiMac Mid 2014までのモデルとThunderboltケーブル1ほん接続せつぞくすることでiMacのターゲットディスプレイモードを使用しようできる[25]

基本きほんてきなハード構成こうせい本体ほんたいファームウェアバージョンはぜんモデルで共通きょうつうだが、2015ねん以降いこう製造せいぞうモデルよりNVMe対応たいおうのPCIe SSDに変更へんこう、2017ねん以降いこう製造せいぞうモデルより4コアモデルの廃止はいしおよびFirePro D300が搭載とうさいとなり、6コアモデルおよびFirePro D500がデフォルト仕様しようとなる。

なお後述こうじゅつ新型しんがたモデルの発表はっぴょうにより、ほんモデルは円筒えんとうがた筐体きょうたい採用さいようした唯一ゆいいつのMac機種きしゅとなった。

  • たかさ: やく25.1cm、直径ちょっけいやく16.7cm
  • 最高さいこう合計ごうけい12コア Intel Xeon
  • QuickPath interconnect

機種きしゅID: 6,1 (システムプロファイラ→ハードウェアの概要がいよう確認かくにん可能かのう

  • 256ビット 1866MHzECC機能きのうDDR3 SDRAM DIMMスロット 4つ (4チャンネル)
  • USB 3.0 ポート 4つ
  • 10/100/1000BASE-T Ethernet (RJ-45) 2つ
  • IEEE802.11ac 1.3Gbps無線むせんLAN
  • Bluetooth 4.0
  • アナログステレオインライン/ひかりデジタルオーディオ出力しゅつりょくミニジャック
  • ヘッドフォンミニジャック
  • GPUはAMD『FirePro』を2つ採用さいよう。6GB VRAM、最大さいだい3だいの4Kディスプレイを接続せつぞく可能かのう
  • PCI Express 3.0接続せつぞくのSSDを搭載とうさい
  • Thunderbolt 2 ポート 6つ
  • HDMI 1.4 ポート 1つ

Mac Pro (2013)の後継こうけいモデルとしてWWDC 2019にて2019ねんあき発売はつばい予定よてい発表はっぴょうされたが[26]実際じっさいにはふゆになり12がつ11にちから発売はつばいとなった。

筐体きょうたいふくめて全面ぜんめんてき刷新さっしんされており、本体ほんたい内部ないぶはMid 2012までよりも拡張かくちょうせいたかいモジュラーしき採用さいようした設計せっけいとなっている。PCI Express拡張かくちょうスロットの復活ふっかつくわえてApple独自どくじのMPX Moduleがはつ採用さいようとなる。またLights Out Management(リモート電源でんげん管理かんり)に対応たいおうしている[21]

PCIe SSDは最大さいだいで2搭載とうさいされているが、容量ようりょうりない場合ばあい、Mac Pro (2013)やiMac Proではそとけの保存ほぞん媒体ばいたい使つか必要ひつようがあったが、Promise Pegasus R4iひとし、PCI Express拡張かくちょうスロットやMPX Moduleに拡張かくちょうカードをむことでだい容量ようりょう内蔵ないぞうストレージへの対応たいおう可能かのうである。

iMac Proで搭載とうさいされたThunderbolt 3ポート、10Gb Ethernetポート、PCIe SSD2Apple T2チップとう搭載とうさいされている。

オプションであしちいさなキャスターをけることが可能かのう

同時どうじに5Uラックマウントモデルと、Thunderbolt 3接続せつぞくのNano-textureガラスを採用さいようしたモデルをふくPro Display XDR 2機種きしゅ発表はっぴょうされた[1]

  • たかさ: 52.9cm、はば:21.8cm、奥行おくゆき:45cm、おもさ:18kg
  • 8コアから28コアまでのIntel Xeon W
  • 12のDIMMスロットに最大さいだい1.5TB、2933MHzまたは2666MHzのDDR4 ECCメモリを搭載とうさい可能かのう
  • GPU: (2021ねん8がつ3にちまで)Radeon Pro 580X, W5700X, Vega II, Vega II Duo MPXモジュールを最大さいだい2搭載とうさい可能かのう
    • (2021ねん8がつ4にち以降いこう)Radeon Pro 580X, W5500X, W5700X, W6600X, W6800X, W6900X, W6800X Duo MPXモジュールを最大さいだい2搭載とうさい可能かのう
    • (2022ねん3がつ9にち以降いこう)Radeon Pro W5500X, , W6600X, W5700X, W6800X, W6900X, W6800X Duo MPXモジュールを最大さいだい2搭載とうさい可能かのう
  • Apple T2チップ
  • 1.4kw電源でんげんユニット
  • PCI Express 3.0拡張かくちょうスロット×8
  • SSD: 512GB〜最大さいだい8TB(4TB×2)
  • USB 3ポート×2
  • Thunderbolt 3ポート×4
  • 10Gb Ethernetポート×2, Lights Out Management対応たいおう
  • 802.11ac Wi-Fiワイヤレスネットワーク
  • Bluetooth 5.0
  • Apple Afterburnerカード[27] ProResとProRes RAWコーデックを高速こうそくするPCI Express x16カード。最大さいだい3まい搭載とうさい可能かのう[28](オプション)

Mac Pro (2019)の後継こうけいモデルとしてWWDC 2023の基調きちょう講演こうえんにて発表はっぴょうされ、6月13にちから発売はつばいとなった。

筐体きょうたいはMac Pro (2019)と同様どうようだが、内部ないぶ全面ぜんめんてき刷新さっしんされた設計せっけいとなっている。PCI Express拡張かくちょうスロットにはGen4がはつ採用さいようとなるが、GPUカードには対応たいおうしない[30][31]すべてのMac Pro (2023)モデルで最大さいだい22ほんの8K ProResビデオをあつかえ、7まいぶんのAfterburnerカードを搭載とうさいしたMac Pro (2019)に匹敵ひってきするパフォーマンスを発揮はっきする[32]。またLights Out Management(リモート電源でんげん管理かんり)に対応たいおうしている[21]

PCIe SSDは最大さいだいで2搭載とうさい可能かのうだが、容量ようりょうりない場合ばあい、Promise Pegasus J2i 8TB Internal Storage Enclosure for Mac Pro[33]ひとしだい容量ようりょう内蔵ないぞうストレージへの対応たいおう可能かのうである。

オプションであしちいさなキャスターをけることが可能かのう

同時どうじに5UラックマウントモデルMac Pro (Rack, 2023)発表はっぴょうされた[34]

  • たかさ: 52.9cm、はば:21.8cm、奥行おくゆき:45cm、おもさ:16.86kg
  • 24コアCPUのApple M2 Ultra
  • 最大さいだい192GB、6400MHzのLPDDR5メモリ構成こうせい選択せんたく可能かのうからの増設ぞうせつ不可ふか
  • GPU: 60コア(最大さいだい72コア搭載とうさい選択せんたく可能かのう
  • PCI Express 3.0拡張かくちょうスロット× 1(Apple I/Oカードで使用しようみ)
  • PCI Express 4.0拡張かくちょうスロット× 6
    • x16スロット x 2
    • x8スロット x 4
  • SSD: 1TB(1TBx1)〜最大さいだい8TB(4TB×2)
  • HDMI 2.1ポート x 2
  • USB-Aポート× 2
  • USB4/Thunderbolt 4ポート× 8
  • 10Gb Ethernetポート× 2, Lights Out Management対応たいおう
  • 802.11ax Wi-Fi 6Eワイヤレスネットワーク
  • Bluetooth 5.3

付属ふぞく入力にゅうりょくデバイス

  • Touch ID搭載とうさいMagic Keyboard(テンキーき)
  • Magic Mouse
  • Magic Trackpad(オプション)

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ ただし、ファームウェアを5.1に更新こうしんすることで、macOS Sierra、High Sierraのインストールが可能かのうとなり、さらにGPUをMetal APIをサポートした製品せいひん交換こうかんすることで、MacOS Mojaveもインストール出来でき

出典しゅってん

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  1. ^ Apple、M2 Ultraを発表はっぴょう”. Apple Newsroom (日本にっぽん). 2023ねん6がつ5にち閲覧えつらん
  2. ^ ASCII. “最強さいきょうのAppleシリコンと拡張かくちょうせい装備そうびした「Mac Pro」登場とうじょう! Mac StudioもM2”. ASCII.jp. 2023ねん6がつ6にち閲覧えつらん
  3. ^ 「チーズおろしみたい」 新型しんがた「Mac Pro」のあだは“ゴミ箱ごみばこ”から“cheese grater”に? 米国べいこく話題わだい”. ITmedia NEWS. 2024ねん7がつ19にち閲覧えつらん
  4. ^ 「チーズおろしみたい」 新型しんがた「Mac Pro」のあだは“ゴミ箱ごみばこ”から“cheese grater”に? 米国べいこく話題わだい”. ITmedia NEWS. 2024ねん7がつ19にち閲覧えつらん
  5. ^ Apple (2019-06-03), Introducing the new Mac Pro and Pro Display XDR — Apple, https://www.youtube.com/watch?v=wl4Hg23RQHQ 2019ねん6がつ5にち閲覧えつらん 
  6. ^ Macの性能せいのうしん次元じげんしんMac Proの魅力みりょくとデザインにせま”. ITmedia PC USER. 2019ねん6がつ5にち閲覧えつらん
  7. ^ Apple、あたらしいMac Studioを発表はっぴょう、さらにMac ProにはAppleシリコンを搭載とうさい”. Apple Newsroom (日本にっぽん). 2023ねん6がつ5にち閲覧えつらん
  8. ^ 新型しんがた「Mac Pro」発表はっぴょう 6999ドルから 「M2 Ultra」チップ搭載とうさい、PCI Express対応たいおう”. ITmedia NEWS. 2023ねん6がつ5にち閲覧えつらん
  9. ^ a b Mac Pro”. Apple(日本にっぽん. 2023ねん6がつ5にち閲覧えつらん
  10. ^ Mac Pro (2023) に可能かのうな PCIe カード - Apple サポート (日本にっぽん)”. Apple Support (2023ねん). 2023ねん10がつ4にち閲覧えつらん
  11. ^ a b Mac Pro のモデルを識別しきべつする”. Apple Support (2022ねん11月29にち). 2023ねん6がつ6にち閲覧えつらん
  12. ^ 技術ぎじゅつ仕様しよう: Mac Pro 2.66G, http://support.apple.com/kb/SP30?viewlocale=ja_JP 2009ねん10がつ22にち閲覧えつらん 
  13. ^ Mac Pro - 仕様しよう, http://support.apple.com/kb/SP11?viewlocale=ja_JP 2009ねん10がつ22にち閲覧えつらん 
  14. ^ Mac Pro (Early 2009) - 技術ぎじゅつ仕様しよう, Apple, http://support.apple.com/kb/SP506?viewlocale=ja_JP 2009ねん12月29にち閲覧えつらん 
  15. ^ Mac Pro (Rack, 2019) - Technical Specifications” (英語えいご). Apple Support. 2024ねん5がつ13にち閲覧えつらん
  16. ^ Mac Pro (Rack, 2023) - Technical Specifications” (英語えいご). Apple Support. 2024ねん5がつ13にち閲覧えつらん
  17. ^ Install PCIe cards in your Mac Pro (2023)”. Apple Support (2023ねん6がつ13にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  18. ^ Mac OS X versions (builds) for computers
  19. ^ Apple、macOS Mojaveを発表はっぴょう”. Apple Newsroom (日本にっぽん). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  20. ^ Mac Pro (Mid 2010) および Mac Pro (Mid 2012) に macOS 10.14 Mojave をインストールする - Apple サポート (日本にっぽん)”. Apple Support (2023ねん). 2023ねん9がつ22にち閲覧えつらん
  21. ^ a b c AppleデバイスのLOM(Lights Out Management)MDMペイロードの設定せってい”. Apple Support. 2023ねん6がつ6にち閲覧えつらん
  22. ^ すべてを一新いっしんしたMac Pro、明日あしたより受注じゅちゅう開始かいし
  23. ^ アップル - Mac Pro
  24. ^ Apple、プロけデスクトップの未来みらいをプレビュー
  25. ^ ターゲットディスプレイモードで iMac をディスプレイとして使つかう - Apple サポート (日本にっぽん)”. Apple Support (2023ねん). 2024ねん4がつ5にち閲覧えつらん
  26. ^ Mac Pro” (英語えいご). Apple. 2019ねん6がつ3にち閲覧えつらん
  27. ^ Apple Afterburnerカード”. Apple(日本にっぽん. 2019ねん12月18にち閲覧えつらん
  28. ^ Mac Pro (2019) の Afterburner アクセラレータカードについて”. Apple Support. 2019ねん12がつ20日はつか閲覧えつらん
  29. ^ Mac Pro (2023) - 技術ぎじゅつ仕様しよう (日本にっぽん)”. support.apple.com. 2023ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  30. ^ しんMac ProのGPUカード対応たいおうは「追求ついきゅうしたい方向ほうこうではないから」とアップル幹部かんぶ”. Gadget Gate. 2023ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  31. ^ PCIe cards you can install in your Mac Pro (2023)”. Apple Support (2023ねん6がつ13にち). 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  32. ^ M2 Ultra搭載とうさい新型しんがた「Mac Pro」発表はっぴょう”. ITmedia PC USER. 2023ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  33. ^ Promise Pegasus J2i 8TB Internal Storage Enclosure for Mac Pro”. Apple(日本にっぽん. 2023ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  34. ^ Mac Pro (ラック、2023) - 技術ぎじゅつ仕様しよう (日本にっぽん)”. support.apple.com. 2023ねん6がつ14にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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