Wnn
Wnn(うんぬ、ウーンヌ)は、
歴史
1985
Wnnバージョン4(Wnn4.x)は、1990
特徴
ワークステーション
この
Wnnのサーバプログラムはjserverという。クライアントは
- uum(ううむ)
- キャラクタ
端末 で動作 する。端末 の最下 行 を占有 し、MS-DOSの日本語 入力 システムを非 インラインで使用 するのと同 じような操作 感 である。名称 はWnnを180度 回転 したところから名 づけられている。 - kinput2、xwnmo(えっくすうんも)
- X Window Systemのインプットメソッドであり、インラインでの
操作 が可能 である。 - egg
- NEmacsやMuleに
組 み込 まれている。
また、Wnnには
システム |
サーバプログラム | |
---|---|---|
Wnn | jserver | |
cWnn | cserver | |
tWnn | tserver | |
kWnn | kserver |
バージョン
ワークステーション向 け
- Wnn6
- 1998
年 発表 。辞書 を大幅 に拡充 し「FI(Flexible Intelligence)変換 」技術 により変換 率 を向上 させ、UNIXとWindowsで商品 化 された[4]。 - Wnn7
- 2001
年 発表 。「入力 効率 の向上 」をコンセプトとした機能 強化 が行 われ、入力 予測 、連想 変換 、逆 引変換 、入力 補正 などの新 機能 が追加 された[5]。 - Wnn8
- 2005
年 発表 。入力 予測 機能 の強化 、IIIMF対応 、Unicode/JIS X 0213対応 などが行 われた。2009年 にエムズソリューションからLinuxディストリビューション「Ubuntu」向 けにカスタマイズした「Wnn8 for Ubuntu」も発売 されている。 - FreeWnn
- Wnn4.2をベースにフリーなライセンスを
維持 したもの[6]。
これ
組 込 機器 向 け
- モバイルWnn
変換 エンジン49KB、基本 辞書 +付属 語 +辞書 インデックス(以下 「基本 辞書 その他 」と記載 )510KB[7]。連文節 変換 や頻度 学習 は備 えているものの入力 予測 には非 対応 。単語 追加 はユーザー辞書 登録 もしくはオプション辞書 追加 による。- ミニWnn
変換 エンジン11KB、基本 辞書 その他 197KB[7]。- メモリに
制約 のある機器 でも搭載 可能 なようにコンパクトさを志向 したバージョン。単文節 変換 のみに対応 しており、辞書 学習 も行 わない。基本 辞書 の収録 語数 も最小限 に抑 えられている。オプション辞書 により単語 追加 は可能 だが、ユーザー辞書 登録 は不可能 。 - モバイルWnn V2
変換 エンジン103KB、基本 辞書 その他 529KB[7]。- モバイルWnnの
機能 に加 え、入力 予測 や文脈 変換 、学習 性能 の向上 が行 われている。ただ基本 辞書 サイズはさほど変 わらず、ATOKその他 と比較 して変換 精度 は劣 っていた[8]。 - Advanced Wnn
変換 エンジン113KB、基本 辞書 3.359MB[7]。入力 予測 と変換 を一体化 させ、変換 効率 を高 めている。口語 表現 にも対応 するようになった。- Advanced Wnn V2
変換 エンジン168KB、基本 辞書 4.2MB[7]。- より
形態素 解析 の性能 を改良 し、また着信 メール内 の単語 を自動 もしくは手動 で学習 する機能 が搭載 された。多 言語 対応 した「マルチリンガル Advanced Wnn」もある。 - iWnn
変換 エンジン280KB、基本 辞書 4.4MB[7]。- "i"はintelligent・individual・integrated・internationalの4つのiに
由来 する。文脈 や現在 の日時 から時制 や季 節 を判断 する機能 、ワイルドカードにより予測 候補 を絞 り込 む機能 (インクリメンタルサーチ)、多言 語 対応 などAdvanced Wnnと比較 して大幅 な機能 向上 が行 われている。 - OpenWnn
- iWnnをApache v2ライセンスでオープンソース
化 したもの。Android Open Source Project上 で公開 されている[9]。
Androidスマートフォン向 け
搭載 機器
フィーチャーフォン・PHS
- iWnn
- NTTドコモ
- au(KDDI/
沖縄 セルラー電話 、iidaブランドを含 む)- W62K、W63K、W65K、
安心 ジュニアケータイ K001(KY001)、ベルトのついたケータイ NS01(KYX01)、misora(KYX02)、K002(KY002)、簡単 ケータイ K003(KY003)、E07K、PRISMOID(KYX03)、lotta(KYX04)、簡単 ケータイ K004(KY004)、mamorino(KYY01)(漢字 入力 には非 対応 )、簡単 ケータイ K005(KY005)、K006(KY006)、簡単 ケータイ K008(KY008)、簡単 ケータイ K010(KY010)、SH009、SH010、SH011
- W62K、W63K、W65K、
- ソフトバンクモバイル
- ウィルコム
- Advanced Wnn V2.3
- Advanced Wnn V2 EX Pro
- Advanced Wnn V2 EX
- au(KDDI/
沖縄 セルラー電話 )- W44K/K II、W51K、MEDIA SKIN(W52K)
- au(KDDI/
- Advanced Wnn V2.1
- Advanced Wnn
α (変換 辞書 が以前 の8倍 になった[12]) - Advanced Wnn V2
- Advanced Wnn 1.31
- ウィルコム
- Advanced Wnn V1.22
- ウィルコム
- Advanced Wnn V1.2
- Advanced Wnn V1
- モバイルWnn V2
- モバイルWnn V1
NTTドコモのFOMA
スマートフォン・スマートブック
- iWnn IME
- NTTドコモ
- HTC、シャープ(iWnn SH editionまたはS-Shoinとして)、ソニーモバイルコミュニケーションズ(POBox Touchの
変換 エンジンとして)、パナソニック(フィットキーとして)、サムスン電子 (samsung日本語 キーパッドとして)、LGエレクトロニクス(LG日本語 キーボードとして)
- HTC、シャープ(iWnn SH editionまたはS-Shoinとして)、ソニーモバイルコミュニケーションズ(POBox Touchの
- au(KDDI/
沖縄 セルラー電話 )- HTC、シャープ(iWnn SH editionまたはS-Shoinとして)、ソニーモバイルコミュニケーションズ(POBox Touchの
変換 エンジンとして)、パナソニック(フィットキーとして)、サムスン電子 (samsung日本語 キーパッドとして)、LGエレクトロニクス(LG日本語 キーボードとして)、パンテック、京 セラ、モトローラ
- HTC、シャープ(iWnn SH editionまたはS-Shoinとして)、ソニーモバイルコミュニケーションズ(POBox Touchの
- ソフトバンクモバイル
- SIMフリー
- シャープ(S-Shoinの
変換 エンジンとして)
- シャープ(S-Shoinの
- NTT
東日本
- NTTドコモ
タブレット
- iWnn IME
- au(KDDI/
沖縄 セルラー電話 ) - Nexus 7 (2012)
- チャレンジタブレット
- au(KDDI/
BD・DVDレコーダー
ゲーム機
脚注
- ^ a b “
人 に寄 り添 い、気遣 いのできる文字 入力 技術 で、より豊 かなコミュニケーションを可能 にスマホから医療 現場 まで、活用 が広 がるオムロンの文字 入力 システム”. 2021年 10月 6日 閲覧 。 - ^ “「
私 の名前 は中野 です」を一発 で変換 して欲 しいと主張 …… - Wnn開発 の思 い出 ”. 2011年 5月 28日 閲覧 。 - ^
三浦 一則 『MacBSD X Window System &日本語 環境 活用 ガイド』広文 社 、1998年 7月 1日 、158頁 。ISBN 4-905999-80-4。 - ^ オムロンソフトウェア、Netscape Navigatorやメールソフトに"インライン"で
日本語 入力 可能 な「Wnn6 for Linux/BSD Ver2」を発売 - ^ オムロンソフトウェア、Linux
対応 日本語 入力 システム「Wnn7 Personal」7月 7日 発売 開始 ! - ^ FreeWnn
- ^ a b c d e f
岩城 俊介 (2008年 5月 15日 ). “最新 日本語 入力 システム「iWnn」、2008年 携帯 夏 モデルに搭載 へ - その賢 さを一足 先 に体験 ”. ITmedia +mobile. 2011年 5月 28日 閲覧 。 - ^
太田 純 (2005年 2月 18日 ). “「Advanced Wnn V2」の実力 は - 「W22SA」の文字 入力 を試 す”.効率 よいメール入力 を考 える. ITmedia +mobile. 2011年 5月 28日 閲覧 。 - ^ [git clone https://android.googlesource.com/platform/packages/inputmethods/OpenWnn android Git repositories]
- ^ “iWnn IME for Android”. オムロン ソフトウェア. 2022
年 2月 12日 閲覧 。 - ^ “Wnn Keyboard Lab”. オムロン ソフトウェア. 2022
年 2月 11日 閲覧 。 - ^
後藤 祥子 (2006年 5月 22日 ). “写真 で解説 する「W33SA II」”. ITmedia +mobile. 2011年 5月 28日 閲覧 。 - ^ “
多彩 な機能 ”. S006機能 . ソニー・エリクソン. 2011年 6月 13日 閲覧 。