ずるいねこのおはなし

『ずるいねこのおはなし』 (The Sly Old Cat ;1906) は、ビアトリクス・ポター作さくのピーターラビットの絵本えほんである。

あらすじ

年寄としよりのずるいねこがねずみをティーパーティーに招待しょうたいした。

台所だいどころでパーティーが始はじまるが、ねこは客きゃくであるねずみに対たいして礼れいを失しっした態度たいどを取とる。そして、紅茶こうちゃを飲のむ際さいにねずみに対たいして自分じぶんは紅茶こうちゃを飲のんだ後のちにデザートを食たべると告つげる。

そこでねずみは自分じぶんがねこのデザートになることを悟さとり、後悔こうかいする。ねこはミルク壺つぼを逆さかさにして頭あたまを突つっ込こみ、ミルクを飲のみ干ほすが、そのときねずみがテーブルの上うえに跳とびあがって壺つぼの底そこを突ついたので、壺つぼがねこの頭あたまにはまり込こんでしまった。

ねこが台所だいどころ中ちゅうを駆かけ回まわっている間あいだに、ねずみはテーブルの上うえに座すわって紅茶こうちゃを飲のむ。そしてマフィンを家いえに持もって帰かえり、家いえでマフィンを食たべた。一方いっぽうねこはねずみが帰かえった後のちで壺つぼのはまった頭あたまをテーブルにぶつけてようやく壺つぼを割わることが出来できた。