のと鉄道てつどう

のと鉄道てつどう株式会社かぶしきがいしゃ
NOTO RAILWAY CO.,LTD.

のと鉄道てつどう本社ほんしゃ
種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
略称りゃくしょう	のと鉄てつ
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 〒927-0026 石川いしかわ県けん鳳おおとり珠たま郡ぐん穴水あなみず町まち字じ大町おおまちチ24番地ばんち2 北緯ほくい37度ど13分ふん42.3秒びょう 東経とうけい136度ど54分ふん15.9秒びょう
設立せつりつ	1987年ねん4月がつ30日にち
業種ぎょうしゅ	陸運りくうん業ぎょう
法人ほうじん番号ばんごう	5220001016828
事業じぎょう内容ないよう	旅客りょかく鉄道てつどう事業じぎょう、国内こくない旅行りょこう業ぎょう 損害そんがい保険ほけん代理だいり業ぎょう他ほか
代表だいひょう者しゃ	代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう 中田なかた 哲也てつや
資本しほん金きん	4億おく5000万まん円えん （2022年ねん3月がつ31日にち現在げんざい）
発行済はっこうずみ株式かぶしき総数そうすう	普通ふつう株式かぶしき8600株かぶ 優先株ゆうせんかぶ式しき400株かぶ （2022年ねん3月がつ31日にち現在げんざい）
売上うりあげ高だか	1億おく4397万まん9000円えん （2022年ねん3月がつ期き）
営業えいぎょう利益りえき	△3億おく3856万まん3000円えん （2022年ねん3月がつ期き）
経常けいじょう利益りえき	△5455万まん6000円えん （2022年ねん3月がつ期き）
純じゅん利益りえき	△74万まん0000円えん （2022年ねん3月がつ期き）
純資産じゅんしさん	1億おく6532万まん7000円えん （2022年ねん3月がつ31日にち現在げんざい）
総そう資産しさん	2億おく3168万まん6000円えん （2022年ねん3月がつ31日にち現在げんざい）
従業じゅうぎょう員数いんずう	51人にん （2022年ねん3月がつ31日にち現在げんざい）
決算けっさん期き	3月31日にち
会計かいけい監査かんさ人じん	北陸ほくりく監査かんさ法人ほうじん
主要しゅよう株主かぶぬし	石川いしかわ県けん 33.56% 北國銀行ほっこくぎんこう 5.00% 能登のと町まち 4.24% 北陸銀行ほくりくぎんこう 4.22% 興能信用金庫こうのうしんようきんこ 4.00% 珠洲すず市し 3.00% 穴水あなみず町まち 2.64% 七尾ななお市し 2.44% のと共栄きょうえい信用金庫しんようきんこ 2.44% 珠洲すず商工しょうこう会議かいぎ所しょ 2.22% （2022年ねん3月がつ31日にち現在げんざい）
外部がいぶリンク	https://nototetsu.jp

のと鉄道てつどう株式会社かぶしきがいしゃ（のとてつどう、英えい: NOTO RAILWAY CO.,LTD.）は、国鉄こくてつ再建さいけん法ほうにより第だい3次じ特定とくてい地方ちほう交通こうつう線せんに選定せんていされた能登線のとせんを引ひき受うけるために石川いしかわ県けんなどが出資しゅっしし、第だい三さんセクターとして設立せつりつされた鉄道てつどう事業じぎょう者しゃである。現在げんざいは、七尾線ななおせんのみを運営うんえいしている。ロゴマークは平仮名ひらがなの「のと」を組くみ合あわせたもの。

概要がいよう

石川いしかわ県けんが旧きゅう国鉄こくてつ能登線のとせん廃止はいしに際さいして鉄道てつどう存続そんぞくに意欲いよくを見みせ、運輸省うんゆしょう（当時とうじ）に廃止はいし対象たいしょう路線ろせんの早期そうき指定していを愛知あいち県けん・高知こうち県けんと共同きょうどうで陳情ちんじょうしたいきさつを持もつ。能登線のとせんの廃止はいしの決定けっていを受うけて路線ろせんの引ひき受うけ会社かいしゃとしてのと鉄道てつどう株式会社かぶしきがいしゃが設立せつりつされ、能登線のとせんの全線ぜんせんを継承けいしょうして運営うんえいに当あたった。転換てんかん当初とうしょは運賃うんちんを若干じゃっかん値上ねあげしたものの、運行うんこう本数ほんすうを増加ぞうかして乗客じょうきゃく・収入しゅうにゅうともに増加ぞうかさせ、第だい三さんセクター鉄道てつどうの成功せいこう例れいと言いわれたこともあった。

1991年ねんに地元じもとの悲願ひがんであったJR七尾線ななおせんの和倉温泉わくらおんせんまでの直流ちょくりゅう電化でんかの見返みかえりとして、同線どうせんのうち電化でんかされなかった和倉温泉わくらおんせん - 輪島わじま間あいだの営業えいぎょうを西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう（JR西日本にしにほん）から無償むしょうで引ひき受うける。しかし能登半島のとはんとうの道路どうろ網もう整備せいびが進すすんだことや過疎かそ化かによる沿線えんせん人口じんこうの減少げんしょうを受うけ乗客じょうきゃく数すうは減少げんしょうの一途いっとをたどっていった。経営けいえい改善かいぜんのため、経営けいえいコンサルタントの助言じょげんを受うけながら2001年ねんには輪島線わじませんとも呼よばれていた七尾線ななおせんの穴水あなみず - 輪島わじま間あいだを、2005年ねんには能登線のとせんの穴水あなみず - 蛸島たこしま間あいだ全線ぜんせんを廃止はいしし、最盛さいせい期きには100kmを超こえた営業えいぎょう路線ろせんも現在げんざいでは三さん分ぶんの一いちにまでになっている。乗客じょうきゃく数すうの減少げんしょうにより列車れっしゃ本数ほんすうは削減さくげんされ、厳きびしい経営けいえいが続つづいている。なお、七尾線ななおせん七尾ななお - 穴水あなみず間あいだを存続そんぞくさせた理由りゆうの一ひとつに、2014年度ねんどの北陸ほくりく新幹線しんかんせん開業かいぎょう時じに並行へいこう在来ざいらい線せんの経営けいえい分離ぶんりを控ひかえており、石川いしかわ県けんに鉄道てつどう運営うんえいの組織そしきやノウハウを維持いじしておく必要ひつようがあったためとされる。

穴水あなみず - 輪島わじま間あいだ廃はい線せん翌年よくねんの2003年ねん、のと鉄道てつどう七なな尾び線せんでは急行きゅうこう列車れっしゃや能登中島のとなかじま折おり返かえし列車れっしゃも含ふくめ上下じょうげ合あわせて10数すう本ほんが減げん便びんされ、普通ふつう列車れっしゃのみ1日にち上下じょうげ計けい29本ほんとなった。2005年ねんに新型しんがた車両しゃりょうが導入どうにゅうされた際さいには、上下じょうげ各かく2本ほんが増便ぞうびんされた。2015年ねん3月がつ現在げんざい、普通ふつう列車れっしゃ上下じょうげ計けい34本ほんを定期ていき運行うんこうしている。2015年ねんからは観光かんこう列車れっしゃ「のと里さと山里やまざと海うみ号ごう」を運行うんこうしており、「のと里さと山里やまざと海うみ号ごう」の運行うんこう形態けいたいによっては、普通ふつう列車れっしゃが減げん便びんとなる。

イベントなどで新型しんがた車両しゃりょうNT200形かたちを用もちいた体験たいけん運転うんてんを穴水あなみず駅えき構内こうないで行おこなっている。NT200形かたち導入どうにゅう後ごは沿線えんせんの小学校しょうがっこう・保育ほいく所しょの児童じどうによる絵画かいがや田鶴浜たつるはま野鳥やちょう公園こうえんで撮影さつえいされた野鳥やちょうの写真しゃしん、能登線のとせんの車両しゃりょうや駅えきの写真しゃしんなどを積極せっきょく的てきに車内しゃないに掲示けいじしている。

2009年ねん5月がつから2011年度ねんど末まつまで、えちぜん鉄道てつどうなどで採用さいようされている車内しゃないで接客せっきゃく業務ぎょうむを行おこなうアテンダントが乗務じょうむしていた（地元じもとの女性じょせい2人にんを採用さいよう）。

歴史れきし

令れい和わ6年ねん能登半島のとはんとう地震じしんにより被災ひさいした本社ほんしゃ社屋しゃおく

• 1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）4月がつ30日にち - 会社かいしゃ設立せつりつ、本社ほんしゃを能登のと町まち宇出津うしつに置おく。
• 1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）3月25日にち - 能登線のとせん のと穴水あなみず（現げん：穴水あなみず） - 蛸島たこしま間あいだ開業かいぎょう。
• 1991年ねん（平成へいせい3年ねん）9月1日にち - 七尾線ななおせん 七なな尾び - 輪島わじま間あいだの第だい2種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃとなる。
• 2001年ねん（平成へいせい13年ねん）4月がつ1日にち - 七尾線ななおせん 穴水あなみず - 輪島わじま間あいだ廃止はいし
• 2005年ねん（平成へいせい17年ねん）
  • 4月がつ1日にち - 能登線のとせん 穴水あなみず - 蛸島たこしま間あいだ廃止はいし。
  • 6月がつ - 本社ほんしゃを能登のと町まちから穴水あなみず町まちに移転いてん。
• 2009年ねん（平成へいせい21年ねん）5月がつ - アテンダントが乗務じょうむ開始かいし。2011年度ねんど末まつまで乗務じょうむ。
• 2024年ねん（令れい和わ6年ねん）
  • 1月がつ1日にち - 令れい和わ6年ねん能登半島のとはんとう地震じしんにより被災ひさいし、穴水あなみず駅えきに隣接りんせつした本社ほんしゃが損壊そんかいし使用しよう不能ふのうとなる。同社どうしゃでは同どう駅えき内ないに停車ていしゃ中ちゅうだった車両しゃりょう2両りょうを代替だいたいの仮かり事務所じむしょとして急場きゅうばをしのぐ。
  • 4月がつ6日にち - 元日がんじつの能登半島のとはんとう地震じしんで被災ひさいした七尾線ななおせんが全線ぜんせんで運転うんてん再開さいかい。

路線ろせん

のと鉄道てつどう七尾ななお駅えきホーム
（2007年ねん12月撮影さつえい）

2005年ねんの能登線のとせんの廃止はいしにより、唯一ゆいいつの営業えいぎょう路線ろせんとなった七尾線ななおせんは、JR西日本にしにほんが第だい3種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃ（七なな尾び - 和倉温泉わくらおんせん間あいだは第だい1種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃ）として線路せんろを保有ほゆうしており、のと鉄道てつどうは第だい2種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃとしてJR西日本にしにほんの線路せんろを借かりて列車れっしゃを運行うんこうするだけの自社じしゃで線路せんろを持もたない鉄道てつどう会社かいしゃとなった。

営業えいぎょう路線ろせん

• 七尾線ななおせん 七なな尾び - 穴水あなみず（33.1km・第だい2種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう）

廃止はいし路線ろせん

• 七尾線ななおせん 穴水あなみず - 輪島わじま（20.4km・第だい2種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう）
• 能登線のとせん 穴水あなみず - 蛸島たこしま（61.0km・第だい1種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう）

運賃うんちん・料金りょうきん

大人おとな普通ふつう旅客りょかく運賃うんちん（小児しょうに半額はんがく・10円えん未満みまん切きり上あげ）。2019年ねん10月がつ1日にち改定かいてい。

キロ程ほど	運賃うんちん（円えん）
初乗はつのり1 - 4km	210
5 - 8	290
9 - 10	370
11 - 12	380
13 - 15	430
16	460
17 - 20	530
21 - 24	610
25 - 28	690
29 - 32	780
33 - 34	850

特定とくてい運賃うんちん

• JR西日本にしにほんとの共用きょうよう区間くかんである七なな尾び - 和倉温泉わくらおんせん間あいだは下表かひょうの特定とくてい運賃うんちんが適用てきようされる（小児しょうに半額はんがく・10円えん未満みまん切きり捨すて）。これは、両社りょうしゃの運賃うんちん（JR190円えん・のと鉄道てつどう290円えん）を比較ひかくして、安やすい方ほうの運賃うんちんを採用さいようしているためである。
• なお、この区間くかんにおいてのと鉄道てつどう七なな尾び線せんの列車れっしゃでは、ICOCAは使用しようできない。

特定とくてい区間くかん	キロ程ほど	運賃うんちん（円えん）
七なな尾び - 和倉温泉わくらおんせん	6km	190

運賃うんちん計算けいさん上じょうの特例とくれい

• JR西日本にしにほん七尾線ななおせん・のと鉄道てつどう七なな尾び線せんを乗のり継つぐ場合ばあいの運賃うんちん計算けいさんにおける境界きょうかい駅えきは和倉温泉わくらおんせん駅えきとなっている。（旅客りょかく側がわにとっては七尾ななお駅えきを境界きょうかい駅えきとして計算けいさんするより有利ゆうりな規則きそくとなっているが、七尾ななお駅えきを境界きょうかい駅えきとして乗車じょうしゃ券けんを分割ぶんかつ購入こうにゅうしたほうが安価あんかになる場合ばあいがある。）

区間くかん	運賃うんちん
JR七尾線ななおせん徳田とくだ駅えき以遠いえん - のと鉄道てつどう七尾線ななおせん田鶴浜たつるはま駅えき以遠いえん	和倉温泉わくらおんせん駅えきを境さかいに両社りょうしゃの運賃うんちんを合算がっさん
JR七尾線ななおせん徳田とくだ駅えき以遠いえん - 和倉温泉わくらおんせん駅えき	JRの通算つうさん運賃うんちんを適用てきよう
七尾ななお駅えき - 和倉温泉わくらおんせん駅えき間あいだ	両社りょうしゃの運賃うんちんを比較ひかくして安やすい方ほうの運賃うんちん（JR西日本にしにほんの運賃うんちん）を適用てきよう（特定とくてい運賃うんちん）
七尾ななお駅えき - のと鉄道てつどう七なな尾び線せん田鶴浜たつるはま駅えき以遠いえん	のと鉄道てつどうの通算つうさん運賃うんちんを適用てきよう

料金りょうきん

• 乗車じょうしゃ整理せいり券けん：500円えん（小児しょうに同額どうがく）
  • 観光かんこう列車れっしゃ「のと里さと山里やまざと海うみ号ごう」に乗車じょうしゃする際さいに必要ひつようとなる。

特別とくべつ企画きかく乗車じょうしゃ券けん

観光かんこう列車れっしゃ「のと里さと山里やまざと海うみ号ごう」に乗車じょうしゃする場合ばあいは乗車じょうしゃ整理せいり券けんが別途べっと必要ひつよう。

自社じしゃ発売はつばいする企画きかく乗車じょうしゃ券けん

2022年ねん現在げんざい。

乗車じょうしゃ券けんの名称めいしょう	有効ゆうこう期間きかん	販売はんばい価格かかく（大人おとな）	発売はつばい箇所かしょ	乗車じょうしゃ可能かのう区間くかん	備考びこう
つこうてくだしフリーきっぷ	土日どにち祝日しゅくじつ・年末年始ねんまつねんし（12月29日にち - 1月がつ3日にち）の1日にち	1,000円えん	穴水あなみず駅えき、能登のと中島なかじま駅えき、田鶴浜たつるはま駅えき、七尾ななお駅えき（のと鉄道てつどう係員かかりいん）、列車れっしゃ内ない（当日とうじつのみ販売はんばい）	七尾線ななおせん全線ぜんせん	観光かんこう施設しせつでの優待ゆうたい特典とくてんあり。

委託いたく販売はんばいする企画きかく乗車じょうしゃ券けん

2023年ねん現在げんざい。

乗車じょうしゃ券けんの名称めいしょう	発売はつばい事業じぎょう者しゃ	有効ゆうこう期間きかん	販売はんばい価格かかく（大人おとな）	発売はつばい箇所かしょ	乗車じょうしゃ可能かのう区間くかん	備考びこう
奥おく能登のとまるごとフリーきっぷ	北陸鉄道ほくりくてつどう	連続れんぞくする2日間にちかん	3,000円えん	穴水あなみず駅えき、七尾ななお駅えき（のと鉄道てつどう係員かかりいん）、列車れっしゃ内ない	七尾線ななおせん全線ぜんせん	当日とうじつ購入こうにゅうも可能かのう。サンダーバード・能登のとかがり火び・花嫁はなよめのれんには乗車じょうしゃ不可ふか。

その他たの企画きかく乗車じょうしゃ券けん

2023年ねん現在げんざい。

乗車じょうしゃ券けんの名称めいしょう	発売はつばい事業じぎょう者しゃ	有効ゆうこう期間きかん	販売はんばい価格かかく（大人おとな）	発売はつばい箇所かしょ	乗車じょうしゃ可能かのう区間くかん	備考びこう
北陸ほくりくおでかけtabiwaパス	JR西日本にしにほん	土日どにち祝日しゅくじつの1日にち	2,450円えん	「tabiwa by WESTER」のアプリ上じょうのみ（窓口まどぐちや車内しゃないでは発売はつばいしていない）	七尾ななお駅えき - 和倉温泉わくらおんせん駅えき	前まえの月つきの同おなじ日びから利用りよう日びの3日にち前まえまで購入こうにゅう可能かのう。のと里さと山里やまざと海うみ号ごうの七尾ななお駅えき - 和倉温泉わくらおんせん駅えき間あいだの乗車じょうしゃ券けんとしては使用しようできない。
金沢かなざわ能登のとtabiwaパス	JR西日本にしにほん	連続れんぞくする2日間にちかん	3,260円えん	「tabiwa by WESTER」のアプリ上じょうのみ（窓口まどぐちや車内しゃないでは発売はつばいしていない）	七尾線ななおせん全線ぜんせん	前まえの月つきの同おなじ日びから利用りよう日び当日とうじつまで購入こうにゅう可能かのう。サンダーバード・能登のとかがり火び・花嫁はなよめのれんには乗車じょうしゃ不可ふか。

輸送ゆそう・収支しゅうし実績じっせき

年度ねんど	旅客りょかく輸送ゆそう人員じんいん（千せん人にん）	一いち日にち1Km平均へいきん通過つうか人員じんいん（人ひと）	鉄道てつどう業ぎょう営業えいぎょう収入しゅうにゅう（千せん円えん）	鉄道てつどう業ぎょう営業えいぎょう費ひ（千せん円えん）
1987	60	2,197	18,632	5,237
1988	1,784	1,267	506,588	460,365
1989	1,715	1,193	460,604	466,330
1990	1,734	1,194	465,573	478,757
1991	2,946	1,390	742,890	868,036
1992	3,670	1,440	925,389	1,123,672
1993	3,491	1,367	867,832	1,099,302
1994	3,343	1,290	820,054	1,085,463
1995	3,258	1,285	824,371	1,082,474
1996	3,088	1,210	784,335	1,102,216
1997	2,922	1,102	720,207	1,013,663
1998	2,755	1,037	664,310	947,856
1999	2,599	974	655,656	899,904
2000	2,469	919	687,758	939,952
2001	2,033	919	508,189	813,359
2002	1,872	756	456,723	801,044
2003	1,651	672	399,436	655,358
2004	1,616	766	424,382	607,056
2012	677	778	163,530	394,386
2013	657	747	168,636	411,057
2014	664	775	169,665	398,343
2015	696	851	211,756	429,611
2016	657	799	192,499	434,964
2017	621	733	178,419	437,147
2018	626	745	180,569	452,195
2019	617	735	170,586	481,939

• 民みん鉄てつ主要しゅよう統計とうけい『年鑑ねんかん日本にっぽんの鉄道てつどう』1990年ねん-2007年ねん
• 鉄道てつどう統計とうけい年報ねんぽう 2012年ねん以降いこう

車両しゃりょう

最盛さいせい期きには28両りょうが在籍ざいせきしていたが、穴水あなみず - 輪島わじま間あいだの廃止はいし、穴水あなみず - 蛸島たこしま間あいだの廃止はいしに伴ともなう路線ろせんの縮小しゅくしょうにより、在籍ざいせき車両しゃりょうは2008年ねん時点じてんでNT200形かたち7両りょうまで減少げんしょうした。2015年ねん、観光かんこう列車れっしゃ「のと里さと山里やまざと海うみ号ごう」用ように約やく10年ねんぶりとなる新車しんしゃ・NT300形かたち2両りょうを導入どうにゅうした。

現役げんえき車両しゃりょう

• NT200形かたち（201 - 204・211 - 213）
• NT300形かたち（301・302）

• 
  NT300形かたち気動車きどうしゃ
  「のと里さと山里やまざと海うみ号ごう」
• 
  NT200形かたち気動車きどうしゃ

過去かこの車両しゃりょう

• NT100形かたち（101 - 113、121 - 133）
• NT800形かたち（801+802）

• 
  NT100形かたち気動車きどうしゃ
• 
  NT800形かたち気動車きどうしゃ

このほか、JR西日本にしにほんのキハ58系けい気動車きどうしゃが急行きゅうこう「能登のと路ろ」としてJR金沢かなざわ駅えきから輪島わじま駅えき・珠洲すず駅えきに乗のり入いれていた。2008年ねんには、快速かいそく「能登のとふるさと博はく」号ごう（金沢かなざわ - 穴水あなみず間あいだ）として3年ねんぶりに乗のり入いれた。

作品さくひんにおける描写びょうしゃ

NT201「花はな咲さくいろは」ラッピング車両しゃりょう

『花はな咲さくいろは』

NT200形かたち車両しゃりょうと西岸せいがん駅えきがモデルとなっている。2011年ねん7月がつ23日にちから期間きかん・車両しゃりょう限定げんていで登場とうじょうキャラクターを演えんじる声優せいゆうによるオリジナル車内しゃない放送ほうそうが行おこなわれていたが、番組ばんぐみが終了しゅうりょうしたため車内しゃない放送ほうそうも9月がつ30日にちを以って一旦いったん終了しゅうりょう予定よていであった。その後ご、10月9日にちに「花はな咲さくいろは」の「湯ゆ乃鷺温泉おんせん街がい」のモデルとなった湯涌ゆわく温泉おんせんで開催かいさいされた「湯涌ゆわくぼんぼり祭まつり」に併あわせて10月がつ10日とおかまで延長えんちょうされた。なおオリジナル車内しゃない放送ほうそうは10月がつ10日とおかを以って一旦いったん終了しゅうりょうした。

後のちにNT201形かたち車両しゃりょうを使用しようしたラッピング列車れっしゃが2012年ねん3月がつ24日にちから運行うんこうを開始かいしし、同時どうじに新規しんき録音ろくおんのオリジナル車内しゃない放送ほうそうが復活ふっかつした。

なお、これらのオリジナル車内しゃない放送ほうそうを収録しゅうろくしたCDなどの限定げんていグッズが、穴水あなみず駅えき構内こうない売店ばいてんで販売はんばいされている。

2013年ねん3月がつ9日にちには「劇場げきじょう版ばん 花はな咲さくいろは HOME SWEET HOME」公開こうかいを記念きねんしてNT202形かたち車両しゃりょうを使用しようしたラッピング列車れっしゃの運行うんこうを開始かいしした。

『君きみは放課後ほうかごインソムニア』

沿線えんせんの七尾ななお市しが舞台ぶたいということもあり、2023年ねん4月がつ29日にちよりラッピング列車れっしゃを運行うんこう予定よてい。

急行きゅうこうゆのさぎ号ごう

前述ぜんじゅつの「湯涌ゆわくぼんぼり祭まつり」の開催かいさいに合あわせ、有志ゆうし団体だんたい「鉄道てつどう遊ゆう走はし」の協力きょうりょくにより七なな尾び - 穴水あなみず間あいだに、行いき先さきに「急行きゅうこう」を表示ひょうじし公式こうしきイラスト（主人公しゅじんこうの緒いとぐち花はなと小ちいさな女おんなの子この神様かみさまと狐きつね）のヘッドマークを着つけた団体だんたい貸切かしきり列車れっしゃ「急行きゅうこうゆのさぎ」が2往復おうふく運転うんてんされ、定期ていき列車れっしゃにおいても登場とうじょうキャラクターの車内しゃない放送ほうそうを行おこなう車両しゃりょうに「急行きゅうこうゆのさぎ」とほぼ同おなじデザインの「ゆのさぎ」のヘッドマークが装着そうちゃくされた。

2012年ねん10月がつ7日にちと8日にちにも10月がつ6日にちの「第だい2回かい湯涌ゆわくぼんぼり祭まつり」の開催かいさいに伴ともない、前述ぜんじゅつと同おなじ有志ゆうし団体だんたい「鉄道てつどう遊ゆう走はし」の協力きょうりょくで再ふたたび「急行きゅうこうゆのさぎ」が運行うんこうされた。この列車れっしゃも行いき先さきに「急行きゅうこう」が表示ひょうじされ、主人公しゅじんこうの緒いとぐち花はながヘッドマークを抱かかえたものが公式こうしきヘッドマークとして装着そうちゃくされたほか、時間じかんによっては「第だい2回かい湯涌ゆわくぼんぼり祭まつり」のヘッドマークも装着そうちゃくされた。7日にちは団体だんたい扱あつかいで2往復おうふく、8日にちは一般いっぱん開放かいほうで3往復おうふく（急行きゅうこうゆのさぎ1 - 6号ごう）が運転うんてんされた。西岸せいがん駅えきでの「花はな咲さくいろは」ラッピング列車れっしゃとの交換こうかんのほか、7日にちの運行うんこうでは急行きゅうこうゆのさぎ号ごうが田鶴浜たつるはま駅えきで長時間ちょうじかん停車ていしゃして後続こうぞくの定期ていき普通ふつう列車れっしゃが急行きゅうこうゆのさぎ号ごうを追おい抜ぬくと言いう珍めずらしい運行うんこうが行おこなわれ、8日にちの運行うんこうでは3往復おうふくすべてが一般いっぱんの乗客じょうきゃくも無料むりょうで乗車じょうしゃ可能かのうな臨時りんじ急行きゅうこう列車れっしゃとして運行うんこうを行おこない、車掌しゃしょうの乗務じょうむ（ただし、車掌しゃしょうはのと鉄道てつどうの乗務じょうむ員いんではなく有志ゆうし団体だんたいメンバーが担当たんとうした）や有志ゆうし団体だんたいメンバーが車内しゃないで記念きねん入場にゅうじょう券けんを無料むりょう配布はいふするなど、前年ぜんねんよりも賑にぎやかなイベント列車れっしゃになった。

2017年ねん4月がつ15日にち-翌よく16日にちにおいて、急行きゅうこう「ゆのさぎ」〜緒いとぐち花見はなみ列車れっしゃ〜を運行うんこうしている。

沿線えんせん出身しゅっしん作家さっかのラッピング列車れっしゃ

のと鉄道てつどうNT211号車ごうしゃのラッピング車両しゃりょう。永井ながいの漫画まんがのキャラクターが描えがかれている。

かつて七尾線ななおせんの沿線えんせんだった輪島わじま市し出身しゅっしんの漫画まんが家か・永井豪ながいごうのキャラクターを描えがいたラッピング列車れっしゃをNT211号車ごうしゃにて2012年ねん3月がつ10日とおかから運行うんこうしていた。当初とうしょは「3年間ねんかん」という予定よていであったが、3年ねんを超こえた2015年ねん4月がつ以降いこうも運行うんこうが継続けいぞくされ、2018年ねん10月がつを以って運行うんこうを終了しゅうりょうした。

参考さんこう文献ぶんけん

• のと鉄道てつどう株式会社かぶしきがいしゃ『第だい35期き（2021年ねん4月がつ1日にち - 2022年ねん3月がつ31日にち）有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこく書しょ』（レポート）、2022年ねん6月がつ29日にち。

関連かんれん項目こうもく

• 第だい三さんセクター鉄道てつどう

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