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ほどよし

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ほどよしは、ちょう小型こがた人工じんこう衛星えいせいシリーズである[1]ちょう小型こがた衛星えいせい戦略せんりゃく研究けんきゅうセンター(INSTEC)と次世代じせだい宇宙うちゅうシステム技術ぎじゅつ研究けんきゅう組合くみあい(NESTRA)で構成こうせいされる「ちょう小型こがた衛星えいせいセンター」をトップに、かく大学だいがく企業きぎょう衛星えいせい利用りようコミュニティとで構成こうせいされる「ちょう小型こがた衛星えいせい最先端さいせんたんプロジェクト」によって開発かいはつされた。

概要がいよう[編集へんしゅう]

2010ねんに、内閣ないかく最先端さいせんたん研究けんきゅう開発かいはつ支援しえんプログラムに採択さいたくされた「日本にっぽんはつの「ほどよし信頼しんらいせい工学こうがく」をれたちょう小型こがた衛星えいせいによるあたらしい宇宙うちゅう開発かいはつ利用りようパラダイムの構築こうちく」にもとづき、プロジェクトが発足ほっそく。2010ねん4がつから2014ねん3がつまでの研究けんきゅう期間きかんに4ちょう小型こがた衛星えいせい開発かいはつされ、2019ねん1がつまでにすべげられた。

ほどよし1号機ごうき(HODOYOSHI-1)[編集へんしゅう]

東京大学とうきょうだいがくからの研究けんきゅう委託いたくけたNESTRAが中心ちゅうしんとなり、株式会社かぶしきがいしゃアクセルスペースの協力きょうりょくのもと開発かいはつされた。

2014ねん11月6にち、ロシアのオレンブルクしゅうヤースヌイ宇宙うちゅう基地きちからドニエプルにより、ASNARO相乗あいのりとして、東京工業大学とうきょうこうぎょうだいがく東京理科大学とうきょうりかだいがくTSUBAME九州大学きゅうしゅうだいがくQSAT-EOS大同だいどう大学だいがく名古屋大学なごやだいがくChubuSatともげられた。

ほどよし2号機ごうき (RISESAT)[編集へんしゅう]

東北大学とうほくだいがく中心ちゅうしんに、北海道大学ほっかいどうだいがく京都大学きょうとだいがく関連かんれん機関きかん協力きょうりょくして開発かいはつされた[2]当初とうしょ2013ねんとされた予定よてい[2]からおくれていたが、2019ねん1がつ18にちJAXA革新かくしんてき衛星えいせい技術ぎじゅつ実証じっしょうプログラム英語えいごばん1号機ごうき搭載とうさいされ、イプシロンロケット4号機ごうき内之浦うちのうら宇宙うちゅう空間くうかん観測かんそくしょからげられた[3]。このげでは、7つの部品ぶひん機器ききんだ小型こがた実証じっしょう衛星えいせい1号機ごうきと、3ちょう小型こがた衛星えいせい、4キューブサット同時どうじげられている[4]

ほどよし3号機ごうき (HODOYOSHI-3)[編集へんしゅう]

東京大学とうきょうだいがくと、その研究けんきゅう委託いたくけたNESTRAによって開発かいはつされた[5]。2014ねん6がつ20日はつかヤースヌイ宇宙うちゅう基地きちからドニエプルロケットでほどよし4ごうともげられた[5]

ほどよし4号機ごうき (HODOYOSHI-4)[編集へんしゅう]

東京大学とうきょうだいがくと、その研究けんきゅう委託いたくけたNESTRAによって開発かいはつされた[5]。2014ねん6がつ20日はつかヤースヌイ宇宙うちゅう基地きちからドニエプルロケットでほどよし3ごうともげられた[5]。3号機ごうきとの共通きょうつうバスを利用りようし、おおきさは50×50×68cm、おもさが64kgで口径こうけい15cmの反射はんしゃ望遠鏡ぼうえんきょう搭載とうさいする6mクラスの地上ちじょう分解能ぶんかいのう実現じつげんする[6]機器きき搭載とうさいスペースに公募こうぼ採択さいたくされた機器ききに2だいシングルボードコンピュータRaspberry Pi(ラズベリーパイ)とカメラモジュールが搭載とうさいされた[7]。NESTRAによって開発かいはつされた民生みんせいひん活用かつようしたイオン液体えきたいリチウム電池でんち[8]電力でんりょく使用しようするMIPS(Miniature Ion Propulsion System :小型こがたイオン推進すいしんシステム)というイオンエンジンそなえる[6]

ギャラリー[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 研究けんきゅう活動かつどう”. ちょう小型こがた衛星えいせいセンター. 2019ねん9がつ23にち閲覧えつらん
  2. ^ a b ほどよし2号機ごうき”. ちょう小型こがた衛星えいせいセンター. 2019ねん9がつ23にち閲覧えつらん
  3. ^ 国際こくさい理学りがく観測かんそく衛星えいせいライズサット(RISESAT)の 成功せいこう初期しょき運用うんよう開始かいし』(プレスリリース)東北大学とうほくだいがく、2019ねん2がつ23にちhttps://www.tohoku.ac.jp/japanese/2019/02/press-20190213-01-RISESAT.html2019ねん9がつ23にち閲覧えつらん 
  4. ^ 革新かくしんてき衛星えいせい技術ぎじゅつ実証じっしょう号機ごうき”. 宇宙うちゅう航空こうくう研究けんきゅう開発かいはつ機構きこう (2019ねん4がつ10日とおか). 2019ねん9がつ23にち閲覧えつらん
  5. ^ a b c d 青柳あおやぎけんえい (2016ねん8がつ25にち). “ほどよし衛星えいせい成果せいかとその将来しょうらい展望てんぼう”. 2019ねん9がつ23にち閲覧えつらん
  6. ^ a b 大塚おおつかみのる (2013ねん7がつ29にち). ちょう小型こがた衛星えいせい世界せかいえる!!”. https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/1307/29/news005.html 2019ねん9がつ23にち閲覧えつらん 
  7. ^ もり重和しげかずはる (2015ねん3がつ25にち). “特別とくべつしょうちょう小型こがた衛星えいせい「ほどよし」にせて宇宙うちゅう空間くうかんから地球ちきゅう撮影さつえい”. 日経にっけい xTECH. 日経にっけいBP. 2019ねん9がつ23にち閲覧えつらん
  8. ^ 「イオン液体えきたいリチウム電池でんち」の宇宙うちゅう実験じっけん』(プレスリリース)関西大学かんさいだいがく、2014ねん6がつ23にちhttps://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2014/No10.pdf 

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]