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MBSat

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
MBSat-1 → ABS 2i → ABS-4/Mobisat-1
所属しょぞく モバイル放送ほうそうSKテレコム → Asia Broadcast Satellite
しゅ製造せいぞう業者ぎょうしゃ スペースシステムズ/ロラール
くに 日本にっぽん韓国かんこく中国ちゅうごく
運用うんようしゃ 宇宙うちゅう通信つうしん → ABS
国際こくさい標識ひょうしき番号ばんごう 2004-007A
カタログ番号ばんごう 28184
状態じょうたい 静止せいし
目的もくてき 衛星えいせいデジタルマルチメディア放送ほうそう
設計せっけい寿命じゅみょう 12ねん以上いじょう
打上うちあ場所ばしょ ケープカナベラル空軍くうぐん基地きち
打上うちあ アトラスIIIA
打上うちあ日時にちじ 2004ねん3月13にち 1440ふん(日本にっぽん時間じかん)
物理ぶつりてき特長とくちょう
衛星えいせいバス SSL 1300
本体ほんたい寸法すんぽう たかやく5m
最大さいだい寸法すんぽう やく22×31×5m
質量しつりょう 4.143トン
発生はっせい電力でんりょく 7.6キロワット(寿命じゅみょう末期まっき)
おも推進すいしん プラズマスラスターエンジン(南北なんぼく軌道きどう制御せいぎょ)、2えきしきエンジン(東西とうざい軌道きどう制御せいぎょ姿勢しせい制御せいぎょ
姿勢しせい制御せいぎょ方式ほうしき コントロールドバイアスモーメンタムさんじく姿勢しせい制御せいぎょ方式ほうしき
軌道きどう要素ようそ
周回しゅうかい対象たいしょう 地球ちきゅう
静止せいし経度けいど 東経とうけい144東経とうけい75東経とうけい61
高度こうど (h) やく36,000km
搭載とうさい機器きき
Sバンドようアンテナ フープリブトラス方式ほうしきメッシュ展開てんかいアンテナ 12×16m
Kuバンドようアンテナ 直径ちょっけい2.4m
こう出力しゅつりょく中継ちゅうけい Sバンド:135WきゅうTWTA 16ほん(67dBでしべるW以上いじょう)、Kuバンド:150WきゅうTWTA 1ほん(54dBでしべるW以上いじょう
引用いんよう資料しりょう[1][2][3]
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MBSat (Mobile Broadcasting Satellite韓国かんこくめい:한별[4](Han Byul)) は、2004ねん3がつまいフロリダしゅうケープカナベラル空軍くうぐん基地きちからAtlas IIIAロケットによりげられたかん共同きょうどう利用りよう移動いどうたい放送ほうそう衛星えいせい

概要がいよう

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東経とうけい144高度こうどやく36,000kmに位置いちしていたマルチメディア放送ほうそうけの静止せいし衛星えいせいである。モバイル放送ほうそう(65.34%)と韓国かんこくSKテレコム(34.66%)の共同きょうどう所有しょゆうであり[5]、モバイル用途ようととくした(デジタルテレビ(衛星えいせいDMB)、デジタルラジオDAB放送ほうそう提供ていきょうしていた。日本にっぽんではモバイル放送ほうそう株式会社かぶしきがいしゃ(MBCO)によりモバHO!が、韓国かんこくではSKテレコムの傘下さんかのTU Mediaにより衛星えいせいDMBとしてサービスがおこなわれていた。

携帯けいたい端末たんまつ対象たいしょうとしていたため受信じゅしんようアンテナの大型おおがた困難こんなんであるため、1215Wのこう出力しゅつりょく電力でんりょく増幅器ぞうふくき使つかって送信そうしんしていることがおおきな特徴とくちょうである。電波でんぱはSバンド25GHzたい(2630 - 2655MHz)の周波数しゅうはすう使用しようし、衛星えいせい電波でんぱ直接ちょくせつとどかないエリアへの対策たいさくとしてギャプフィラーとばれるさい送信そうしん設備せつびたいしてKuバンド14GHzたい (13.824 - 13.883GHz) を使つかい、同時どうじ送信そうしんおこなっていた[1]。なお、この衛星えいせい放送ほうそうにちかんおな周波数しゅうはすう使用しようしており、混信こんしん回避かいひのために日本にっぽんひだり旋円へん韓国かんこくみぎ旋円へん使用しようする。日本にっぽんけサービスは2009ねん3がつまつにサービスを終了しゅうりょうした。詳細しょうさいはモバHO!のページを参照さんしょう。また、韓国かんこくでも2012ねん8がつまつをもってサービスを終了しゅうりょうした。

売却ばいきゃく改名かいめい

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2013ねん中国ちゅうごく香港ほんこんのAsia Broadcast Satellite(げん ABS)に売却ばいきゃくされてABS 2iに改名かいめいし、東経とうけい144から東経とうけい75位置いち移動いどう。その、ABS-4/Mobisat-1に改名かいめいし、東経とうけい61移動いどうしている。電波でんぱのビームはもともとは日本にっぽん韓国かんこく方向ほうこうくように設計せっけいされていたため、衛星えいせい経度けいど変更へんこうすることで対象たいしょう地域ちいききたアフリカ、中東ちゅうとうのペルシアわん紅海こうかい周辺しゅうへん地域ちいきけとして使用しようしている。

出典しゅってん

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  1. ^ a b 石川いしかわ竜男たつおおかゆうモバイル放送ほうそうよう 衛星えいせいシステムとギャップフィラー」『東芝とうしばレビュー Vol.59 No.11』 東芝とうしば技術ぎじゅつ企画きかくしつ、2004ねん11月、13-16ページ
  2. ^ 会誌かいし編集へんしゅう委員いいんかい年間ねんかん展望てんぼう(2004) : 航空こうくう関係かんけい宇宙うちゅう関係かんけい」『日本航空にほんこうくう宇宙うちゅう学会がっかいだい53かんだい614ごう日本航空にほんこうくう宇宙うちゅう学会がっかい、2005ねん3がつ、65-87(p.85-86)、doi:10.14822/kjsass.53.614_65ISSN 00214663NAID 10014506175 
  3. ^ NASA Space Science Data Coodinated Archive NSSDCA Master Catalog - MBSat
  4. ^ 「뉴스 세계최초 DMB용 위성 제작 완료, 발사준비 돌입」『SK telecom』 SK Telecom、2004ねん2がつ12にち
  5. ^ 「News The World’s First Satellite for Digital Multimedia Broadcasting Is about to Launch」『SK Telecom』 SK telecom、2004ねん2がつ12にち

外部がいぶリンク

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