アリーズ
『アリーズ』は、
概要 [編集 ]
ベースのギリシア
『プリンセスGOLD』2006
あらすじ[編集 ]
――
登場 人物 [編集 ]
主人公 [編集 ]
佐倉 亜 理沙 (さくら ありさ) / ベルセフォネー声 -川村 万梨阿 聖和 学園 高等 部 2年生 の17歳 。母 ―佐倉 沙織 (その他 (その他 の項目 参照 ))の影響 で星 占 いが得意 。学校 でも『星座 宮 クラブ』という占 いクラブを作 っている。天真爛漫 で好奇心 旺盛 な少女 で、翔 とは互 いに苗字 でやり合 う喧嘩 友達 。前世 に引 き続 き“復活 の星 ”と呼 ばれ、全能 神 ―ゼウスらに付 け狙 われる。やがてゼウスらによる数々 の不可思議 な殺人 ・誘拐 事件 から翔 が自分 を護 っていた事 に気付 き、次第 に意識 するようになっていく。そんな翔 に報 いようと必死 に覚醒 を志 すが、総 母 神 ―ガイアに与 えられた宿命 を秘 する為 にかつての母 神 ―デメテルに幾重 もの封印 を施 されており、物語 の終盤 までベルセフォネーとして覚醒 出来 なかった。しかし覚醒 後 はデメテルと冥 王 ―ハデスの悲恋 を知 るあまり、ハデスにとってベルセフォネー自体 が身代 わり――真実 愛 していたのはデメテルであると誤解 してしまい、翔 からの愛 さえ信 じようとはしなかった。前世 ではデメテルの愛娘 ―ベルセフォネーであり、教 母 神 ―レアによる“ティターン神 族 再興 のカギ”を握 る者 との予言 から、オリンポスに引 き入 れようとしたゼウスに婚姻 を迫 られるが拒絶 。その際 にずっと慕 っていたハデスへの想 いも宣言 した事 で直 ちに冥府 入 りし、一 度 は憧 れのハデスと結 ばれて救 われたかに見 えた。が、ゼウスの命 を受 けた伝令 神 ―ヘルメスの嘘 に誘 い出 された末 、嫉妬 に狂 った祝福 の女神 ―ヘラの手 に掛 かって死 んでしまう。その後 、デメテルの手 により乙女 座 のヴァルゴではなく牡 羊 座 のアリーズとなった。ゼウスの娘 の1人 でもある事 から、弱 いが風 の力 を操 れる。天野 翔 (あまの しょう) / ハデス声 -井上 和彦 亜 理沙 のクラスメイトで、天文 部 の部長 。亜 理沙 にしょっちゅう絡 んでは憎 まれ口 を叩 き合 っている。両親 はギリシャに海外 赴任 しており、マンションで独 り暮 らし。肩 まで伸 びたストレートの黒髪 に顔 半分 がよく隠 れており、無愛想 さと相俟 ってミステリアスな雰囲気 を持 つ。口 が悪 く、亜 理沙 を巡 る戦 いが激 しさを増 した事 で人 とあまり関 わるのを好 まなかったが、一度 懐 に入 れた者 には深 い優 しさと愚直 なまでの誠実 さを見 せる。ハデス時代 の経験 からゼウスを嫌悪 しているので、ヘラの愛 やヘルメスの盲信 を始 めとしたゼウス配下 の者 達 の心酔 振 りには、冷 たい非難 を浴 びせている。対 して前世 での戦友 ―ヘカーテやレアの情愛 は疑 っておらず、共闘 する鳴海 にも強 い信頼 を寄 せている。かつて程 に人 との繋 がり・付 き合 いを厭 う事 もなく、やや人 を信 じ易 くなっている模様 。中学 時代 、転生 したかつての父 神 ―クロノスに襲 われたのをきっかけにハデスとしての記憶 と、雷 と暗闇 を操 る能力 に目覚 めている。前世 での冥 王 ―ハデス時 は、6人 兄妹 の長男 。時 の神殿 で成長 を遅 らされながら幽閉 されて育 つが、クロノスの暗殺 から逃 げ延 びた事 で実 の家族 であったレアとゼウスに合流 。生 き延 びる為 に兄妹 で力 を合 わせてクロノスを打倒 するが、直後 にレア殺害 未遂 の罪 を着 せられてしまい、ポセイドンと共 に落 ち延 びる事 になる。この事件 により冥府 へ下 ったハデスは想 い合 っていたデメテルと添 い遂 げる事 も叶 わず、他 の神 々や争 いに関 わるのを厭 って地上 に出 る事 も減 り、時折 デメテルを訪 ねるのみになった。しかしベルセフォネーたっての願 いにより彼女 をゼウスから守 る為 、后 として迎 えたが程 なくしてオリンポスで彼女 を喪 ってしまう。物語 当初 は亜 理沙 に危害 を加 えるものは容赦 なく殺 したり罰 を与 える冷酷 な性格 に描写 されていたが、次第 に無益 な争 いは好 まず、他人 の為 に自分 を犠牲 にするような性格 として描 かれるようになった。亜 理沙 の記憶 が戻 るまでは、亜 理沙 のことは「佐倉 」と苗字 を呼 び捨 て。
神代 (前世 )の関係 者 [編集 ]
ハデスの協力 者 [編集 ]
一条 鳴海 (いちじょう なるみ) / ポセイドン声 -難波 圭一 一条 財閥 の三男 坊 で20歳 、大学生 。覚醒 が早 かったらしく、豊富 な財力 も活用 して多数 の部下 を神代 関係 者 であるなしに関 わらず駆使 し、ゼウスに対抗 する。当初 は前世 同様 にゼウスの世界 征服 に取 って代 わるという野望 を秘 め、鍵 たる亜 理沙 の謎 を探 ろうと翔 達 を助 けるが、やがて翔 の存在 や生 き方 に大 きな力 を感 じて本心 から協力 。現世 では年上 な事 や前世 での経緯 から、翔 に意見 したり無茶 を叱 れる数少 ない味方 となる。前世 の妻 ―アンフィトリテとの再会 を果 たすがレアによって人質 にされてしまい、翔 と戦 うよう強要 された事 で一 度 は命 を落 とし掛 けたものの、アンフィトリテが自身 の命 と引 き換 えに鳴海 を救 った事 で、ゼウス達 を止 める為 に甘 さを切 り捨 てて戦 う決意 を固 めた。- ウェーブヘアに
長身 の優男 風 だが、抜 け目 がなくやや自信 家 で傲慢 。また少々 気障 で、亜 理沙 を「お嬢 さん」と呼 ぶ。水 を操 り、自身 の体 を水 に変 えてどんな隙間 も通 り抜 ける等 の使 い道 も見 せる。 前世 での海神 ―ポセイドン時 は、好奇心 旺盛 なハデスの弟 。ハデス達 と時 の神殿 から脱出 してクロノスを倒 すが、直後 にレアによってゼウスを主神 に据 えるのを脅 かす存在 として、ハデス共々 謀反 者 に仕立 て上 げられてしまう。海 に逃 げ延 びて海神 になった後 は、ハデスと違 って恨 みから度々 ゼウスに争 いを仕掛 けては、撃退 されていた。波打 ち際 で見付 けたアンフィトリテに魅 せられ、熱烈 にアプローチするが素 気 なく躱 されてしまい、イルカを贈 った事 でやっとその心 を射止 めて妻 に娶 る。紫 城 輝 (しづき ひかる) / アポロン亜 理沙 達 の学園 の後輩 、中等 部 2年生 。無邪気 で悪戯 好 きだが、質 の悪 い事 を邪気 なく引 き起 こすトラブルメーカー。ゼウスからは後継 者 として猫 かわいがりされているが本人 は辟易 しており、よく「おっさん」と扱 き下 ろしている。しかしゼウスへの甘 えであって、嫌 ってはいない。亜 理沙 やゆりえを気 に入 っており、基本 的 には翔 達 の味方 。が、ゼウス復活 後 に前世 での双子 の妹 ―アルテミスが自分 よりプロメテウスを選 んだ事 で、“神代 が戻 れば、アルテミスも昔 に戻 る”との甘言 にオリンポス側 へ奔った。ゼウスの真意 を知 ると決別 、翔 達 と共 に今 の世界 を守 ると決心 した輝 は大 きく成長 し、アルテミスの恋 も応援 出来 るようになる。明朗 快活 な太陽 神 ―アポロンであった当時 からアルテミスが大好 きだが、恋愛 感情 なのかは不明 。ゼウスに最 も愛 された後継 者 候補 であった事 から生母 共々 ヘラには邪険 にされた為 、アポロン自身 もヘラを嫌 っている。斉藤 理恵 (さいとう りえ) / エリス前世 で争 いの女神 ―エリスだった、威勢 がよくサバサバしたボブカットの少女 。同化 した相手 の力 を底上 げする事 が可能 で、人 の心 に働 き掛 けて同士討 ちさせる等 の術 も操 る。ゼウスの娘 の1人 で、敬愛 する前世 の母 のヘラの命 を受 けてディオニュソスと戦 う翔 に力 を貸 したが、行動 を共 にする内 に翔 の亜 理沙 への一途 な想 いを知 りながらも翔 に惹 かれていく。ディオニュソス戦 最後 でディオニュソスの体 に入 り込 み、自爆 。現世 名 は作中 で使 われる事 はなく、コミックス中 書 きのキャラ紹介 でのみ記載 。- ヘスティア
前世 では6人 兄妹 の長女 である炎 の女神 で、ハデスの妹 の1人 。さばけた口調 を始 め、クロノス討伐 時 も前線 で戦 った男勝 りな女性 だが、ハデスとポセイドンの追放 から覇権 争 い等 の揉 め事 には一切 関与 しないスタンスを取 る冷静 さも持 つ。神代 ・現世 ともベルセフォネー救出 の為 、珍 しく助力 を乞 うたハデスに応 え、オリンポスの聖火 を通 じてゼウスの結界 を通 してくれる。神代 では処女 神 であったが現世 では結婚 し、リリという娘 に恵 まれている。工藤 信彦 (こんどう のぶひこ) / ミノース声 -子安 武人 翔 の忠実 な部下 の、中学 3年生 。前世 でハデスが冥府 を統治 してからの片腕 で、現世 でも命 があれば即座 に動 く。が、その年齢 から翔 は使 う事 を躊躇 っていたようで、あまり目立 った活躍 は描写 されていない。- サーベル / ケルベロス
天野 家 の愛犬 。ドーベルマン風 の容姿 で描 かれているが、はっきりした犬 種 は明 かされていない。子犬 の頃 に自力 で翔 の元 へ辿 り着 いて飼 い犬 となり、現在 はギリシアに海外 赴任 した翔 の両親 の元 にいるが、翔 への忠義 心 は特 に篤 く、クロノスに襲 われた際 には全面 に出 て翔 を庇 っている。前世 でもハデスの愛犬 で、三 つの頭 を持 つ巨大 犬 であった。ハデスがケルベロスを連 れてデメテルを訪 ねる途中 、幼 いベルセフォネーを見付 けて吠 え掛 かったのをきっかけに2人 は出逢 う。- ガイア
総 母 神 。地球 と融合 しており、ハデスを一族 の長 にする積 りでいたがレアがそれを曲 げてゼウスを長 に据 えた為 、神代 は滅 んだという。それを歪 んだ歴史 として忌 み嫌 い、人間 に世界 を任 せて神代 を完結 させようとベルセフォネーを中心 に神 々を人間 として復活 させた。後 の2以降 では、神代 でゼウスの支配 を無理矢理 に終 わらせようと、冥府 管轄 の牢獄 ―タルタロスの囚人 である旧 神 ―グラディオーンを解放 して戦 を起 こしたり、粗野 なウラノスを転生 の輪 から外 して暴走 を招 いたりしている。
ハデスの敵対 者 [編集 ]
泉 圭介 (いずみ けいすけ) / ゼウス声 -塩沢 兼人 有名 作曲 家 。復活 の鍵 である亜 理沙 を星座 モチーフの作詞 コンクールの優勝 者 として誘 き出 すも、翔 に奪還 されてしまう。その後 も亜 理沙 を諦 めずに次々 と部下 を送 り込 むが人間 を見下 している為 、亜 理沙 の奪取 等 の目的 の前 には一般人 の生死 は問 わない。N県 のとある山中 にギリシャの神殿 ―オリンポスを再建 しており、そこを根城 に人間 を滅 ぼして神代 を復活 しようと、暗躍 している。一 度 は急所 を突 いてきた鳴海 の前 に倒 れるが、レアの目論見 でデュオニュソスを取 り込 んで完全 体 として復活 、オリンポスに返 り咲 く。だがその影響 で、ブロンドの短髪 で目 のキツい容姿 から色 黒 の長髪 に変化 しただけでなく、レアを切 り捨 てる非情 さも得 る。- ゼウス
時 は遙 か昔 のギリシャで、オリンポスを治 めた神 。レアの偏愛 が元 でたった1人 別 所 に隠 されて育 ち、6人 兄妹 の末子 でありながらハデスやポセイドンを押 し退 け、全能 神 となる。ハデス達 を陥 れたのはレアではあるものの、支配 者 としての器 ・能力 はきちんと持 ち合 わせており、完全 な言 いなりという訳 でもない。ゼウスの性格 自体 はほぼ現代 に伝 わる神話 通 りで、姉 であったヘラとデメテル以外 にも沢山 の妻 を持 つ惚 れっぽい好色 漢 で子沢山 、よくヘラの嫉妬 心 や不安 を煽 っていた。しかし結局 最後 にはヘラの元 に戻 って来 るという、実 は愛妻 家 。地上 育 ちのゼウスはハデス達 と会 った当時 は年上 の青年 然 とした容姿 だったが、後 にハデス達 の成長 が追 い付 き、ほぼ同年代 の容姿 を保 つようになった。 読 み切 りだった第 1話 では、亜 理沙 達 の学校 の化学 教師 ―鈴木 という設定 。だが連載 化 の決定 により、現在 の設定 に変更 されて鈴木 もゼウスとは別人 とされた。堤 麻弥 子 (つつみ まよこ) / ヘラ声 -榊原 良子 妖艶 な人気 女性 歌手 。読 み切 りだった第 1話 では、平 という女 生徒 としてゼウスである鈴木 が手 を付 けた女 生徒 達 を次々 殺害 。亜 理沙 をも殺 そうとした事 から、翔 に返 り討 ちにされてしまう。その後 翔 にも不明 な方法 で蘇 り、現世 に舞 い戻 った。何 より恐 れているのはゼウスの愛 を失 う事 、一番 許 せないのはゼウスの側 に他 の女 が寄 る事 、信 じられないのはゼウス、という何事 もゼウス中心 な愛執 の鬼 。亜 理沙 には神代 の復活 以外 の価値 はないと言 うゼウスの言葉 にも不信 を抱 いており、その女心 を鳴海 に利用 され、ゼウスの弱点 を教 えてしまった事 もある。ゼウスの負傷 時 は、ディオニュソスの支配 力 が増 し過 ぎてゼウスの地位 が脅 かされるのを恐 れ、陰 ながら翔 達 を援助 していたが、最後 までゼウスの側 を離 れなかった。祝福 の女神 としてゼウスの正妻 となった、ハデスの妹 の1人 。時 の神殿 で幽閉 されて育 ったもののオリンポス一 の美貌 を誇 り、ゼウスを深 く愛 していたが嫉妬 心 に目 が眩 み、ゼウスの浮気 相手 達 を次々 と刃 に掛 け続 けた挙句 にベルセフォネーも刺殺 してしまう。後 に連載 が決 まってしまい、作者 はヘラを1話 目 で死亡 退場 させてしまった事 に一番 慌 てたという。結果 ゼウスとは異 なり、読 み切 りの設定 の延長線 上 の再 登場 となった。麻宮 利 巳 (まみや としき) / ヘルメス声 -堀川 りょう- ほっそりした17
歳 の少年 。ゼウスの忠実 な部下 として、前世 ・現世 ともベルセフォネーを手 に入 れようと様々 な策 を弄 する。ゼウスへの忠誠 は堅 く、現世 でゼウスに再会 した際 、家族 を捨 てて仕 える道 を選 んでいる。よってディオニュソスの横暴 さもあったが二 君 に仕 えるのを良 しとせず、敵 でありながら何 度 も自身 を救 ってくれた翔 への恩義 もあって、対 ディオニュソスでは翔 側 で杖 の力 を貸 すなど様々 なサポートを行 った。その最中 、行動 を共 にしたエリスに惹 かれる。 伝令 神 ―ヘルメスであった昔 もゼウスの忠臣 で、現世 同様 に口 が上手 く、デメテルを口実 にベルセフォネーを冥府 から連 れ出 してしまう。アポロンとはこの頃 からの親友 。母 ―マイアはプロメテウスの一族 であったので、プロメテウスも親族 として慕 う。- レア
声 -山田 栄子 尊大 な口調 の幼女 で、常 に古代 ローマ風 の装束 で水晶 球 を携帯 している。現世 名 は不明 で、山中 に再興 されたオリンポスでヘルメス達 部下 から「教 母 様 」と呼 ばれ傅 かれている。ゼウスと神代 の復活 を企 んで亜 理沙 を狙 ったが、亜 理沙 が復活 の鍵 として機能 する為 のベルセフォネーの記憶 の封印 は、“ハデスがレアを殺 す”のを最後 の解除 条件 とされていた。それを知 り狼狽 するものの、ゼウスがあっさりと殺害 を決行 するのにレアを捕 らえようとした事 から、怒 りで捕縛 を破壊 すると10代半 ばの少女 にまで急 成長 。能力 に耐 え得 る体 となって翔 と鳴海 に戦 いを挑 み、敗 れる。母 としてゼウスだけを溺愛 していたかに思 われていたが、世界 を自分 に捧 げる道具 としてゼウスも見 ていただけであり、それを自覚 しないまま死 に至 る。当 のゼウスだけが、道具 としての愛玩 でしかないと見 ていた。星 を操 り、予知 能力 を持 つ。神代 ではハデス達 6人 兄妹 の母 で、クロノスの妻 である大 母 神 。ゼウスだけを地上 で隠 し育 て、ハデス達 5人 は愛 さずにクロノス討伐 にのみ利用 した。褒美 を与 える名目 でゼウス・ハデス・ポセイドンと4人 になった際 、敢 えて負傷 してハデスとポセイドンに謀反 を捏造 、追放 してゼウスをオリンポスの主神 に据 えた策士 。- ディオニュソス
暗黒 神 。元々 はレアが分離 させたゼウスの力 の一部 で、ゼウスの影 とも言 うべき存在 。残忍 で邪悪 な性格 で、気分 によって侍従 を惨殺 する。ゼウスが鳴海 によって瀕死 となった事 からレアに喚 び出 され、再興 オリンポスの一時 的 な主 となったのを期 にゼウスの影 から脱 しようと、亜 理沙 を狙 うようになる。しかし実 は翔 達 の目 を引 き付 ける囮 で再興 オリンポスの番犬 であり、傷 の癒 えたゼウスをパワーアップさせる糧 でしかなかった。彼 の専 横 を危惧 したヘラにより、対 ディオニュソスでは翔 達 にエリスとヘルメスが助力 。エリスの自爆 で倒 され、人格 を失 ったディオニュソスの力 はゼウスに戻 り、ゼウスを完全 なものとした。松本 小夜子 (まつもと さよこ) / ヘカーテ- フィギュアスケートの
有力 選手 。ハデスを追 い求 め、かつての部下 2人 を引 き連 れて翔 達 の通 う聖和 学園 に転校 して来 る。再 びヘルメスの言葉 に乗 せられてハデスを引 き留 めようとするが拒否 される。ハデスをゼウスから逃 す為 に重傷 の身 で力 を使 い、死亡 。氷 を操 る事 が出来 る。 前世 ではハデスの腹心 であった死 と氷 の女神 ―ヘカーテ。クロノス討伐 戦 でハデスに付 き従 って以来 慕 っており、オリンポスを追 われた際 にも共 に冥府 へ下 った。ハデスを愛 し、デメテルを忘 れるのを静 かに待 っていたが、ベルセフォネーの登場 で最期 までハデスに受 け入 れられる事 はなかった。その為 、ヘルメスに唆 されてベルセフォネー誘拐 時 にタルタロスの妖魔 達 を解放 し、追跡 しようとしたハデスを妨害 した上 に怪我 を負 わせてしまう。須賀 聖 (すが あきら) / アレス- カメラマンとして
活動 しているが、前世 同様 粗暴 な性格 で、周囲 から恐 れられている。亜 理沙 強奪 の為 にヘラがアレスを頼 る内 、女性 としてヘラを愛 するようになるが、ゼウスしか見 えないヘラに想 いは受 け入 れられなかった。ヘラを守 ろうと自分 を鍛 え、能力 的 にも精神 的 にも成長 した結果 、ヘラを悲 しませないようにとアポロンの剣 からゼウスを守 って斃れ、号泣 するヘラの胸 で息 絶 える。またエリスにも思 い入 れがあったようで、その死 をヘルメスから知 らされた際 にはヘラが「N県 にいるらしい」と再興 オリンポスの場所 を教 えた。 前世 ではゼウスとヘラの子 の1人 で、エリスとは兄妹 の軍神 。アポロンとはタイプの違 う、残虐 で直情径行 ・短絡 的 な問題児 。ゼウスには疎 まれたがヘラは殊 の外 アレスを可愛 がった為 、ヘラだけは慕 っており、アポロンには現世 に至 るまでマザコンと揶揄 されていた。- アテナ
- ヘルメス
同様 、ゼウスの忠臣 の少女 。ギリシアでハデスを捕 らえ再興 オリンポスに連行 するが、それは翔 によるオリンポス潜入 の策略 だった。屈辱 を感 じた彼女 はウェーブヘアの髪 を短 く切 り、再戦 を挑 む。応戦 したアポロンとアルテミスのタッグの前 に倒 されるが最期 の力 を振 り絞 り、亜 理沙 に憑依 して操 ろうとしたものの、ハデスを思 う感情 の重 さに耐 え切 れず身体 を追 い出 される。亜 理沙 の想 いを聞 き、敗北 を素直 に認 めて消滅 する。 前世 でもゼウスに忠実 な、戦 いの女神 。ポルピュリオン軍 との戦 いでの活躍 が描 かれる等 、女 ながらに常 に戦 いの最前線 に立 つ武将 。元 はアルテミスの敬愛 する上司 であった。遠矢 司 、悟 (とおや つかさ、さとる) / ナルシス聖和 学園 内 で急 に注目 されるようになった、美 青年 。それまで地味 だった司 だが実 は双子 で、6歳 で離 れて育 った悟 と学園 内 で入 れ替 わりながら過 ごすようになり、悟 のお陰 で女子 に持 て囃 されるようになっていた。しかし女性 教師 ―児玉 に入 れ替 わりを知 られ、関係 を強要 された事 で悟 は児玉 を殺害 。更 に悟 は翔 にもその魔手 を伸 ばした為 に逆 にプールに落 とされた上 、児玉 の幻覚 を見 せられ溺死 する。正気 を失 った司 は水面 に映 る自分 に恋 した前世 と同 じように、浮 かぶ悟 の遺体 へ愛 を語 り掛 ける。児玉 (こだま) / エコー聖和 学園 の女性 教師 。スタイルは良 いがやや派手 で、脅迫 した司 から返 り討 ちに遭 い、密会 していたプールで溺死 させられてしまう。自分 達 の前世 も思 い出 さない内 に殺 されてしまったが、前世 でもナルシスに袖 にされたのが元 で死亡 し、またナルシスの不幸 の原因 でもあった。水絵 (みずえ) / メドゥサ新 たに赴任 して来 た、聖和 学園 の美人 英語 教師 。ディオニュソスに美 しい外見 で復活 させて貰 ったのと引 き換 えに亜 理沙 を襲 い、呪 いで精神 を石 化 させてしまう。かつての因縁 からアテネを憎 んでおり、結局 ディオニュソスも裏切 って石 化 の術 を掛 けようとするが効 かなかった。- アイアリス
- ヘラの
部下 。毒 と毒 グモを扱 う。ゆりえに重傷 を負 わされた翔 と見舞 っていた亜 理沙 を狙 うが、駆 け付 けたアポロンの放 った光 により、目 を灼 かれて撃退 された。その後 もヘラに仕 え、毒 の調合 等 をしている模様 。ディオニュソスとの戦 いでは、ヘルメスの依頼 で猛毒 を調合 した。 - アリスタイオス
- ヘルメスの
先輩 で、その手引 きにより聖和 学園 の創立 祭 でエウリュディケ―北岡 水穂 と再会 。ステージ上 のミキサー室 で再 び迫 るが、目 の前 で水穂 が身投 げしてしまい、想 いが叶 う事 はなかった。前世 でもエウリュディケを愛 してストーカー的 に迫 り追 い詰 めた末 、目 の前 で自害 されている。
その他 [編集 ]
香月 ゆりえ(こうづき ゆりえ) / デメテル声 -玉川 紗己子 亜 理沙 の叔母 で、沙織 の妹 の風景 写真 家 。前世 での経験 とガイアから託 された使命 により、ベルセフォネーの魂 に三 重 の封印 を掛 けて亜 理沙 の覚醒 を止 めている。その為 にベルセフォネー時代 の記憶 やゼウスから亜 理沙 を遠 ざけたい、現世 の生活 だけをさせたいと思 う事 なかれ主義 な面 があり、盲目的 な愛情 で亜 理沙 を守 ろうとする。亜 理沙 を幼少 時 から可愛 がっていた事 から覚醒 はかなり昔 の段階 だったと思 われるが、前述 の事 から自身 の前世 はひた隠 しにしている。結果 、デメテルである事 に早々 に気付 いた輝 の悪戯 を真 に受 けて翔 を害 したり、無理 に沙織 を説得 して亜 理沙 を庇護 下 に置 く等 、事態 を混迷 させる事 もあった。年齢 差 もあるだろうが、死 に際 のハデスの想 いからか翔 への恋心 は皆無 な上 に信用 もしておらず、亜 理沙 第 一 に終始 している。大地 の女神 ―デメテルとして時 の神殿 で育 ち、クロノス討伐 時 は兄 のハデスと恋仲 であった。が。レア達 にハデスがオリンポスを追放 された際 は、自身 の身分 や世界 への愛着 からハデスと離 れて地上 に残 る事 を決意 。しかしそれにより強引 にゼウスの物 にされてしまい、誕生 したベルセフォネーだけを生 き甲斐 に時々 のハデスの訪問 を受 ける生活 であった。ゼウスがベルセフォネーを狙 い出 した折 は、その意図 が分 からないながらもベルセフォネーの気持 ちを優先 し、ハデスにベルセフォネーを託 す。土 や石 ・植物 を操 り、地震 を起 こしたりする能力 を持 つ。森山 遥子 (もりやま ようこ) / アンフィトリテ小 さな水族館 の、イルカ調教 師 の女性 。当然 のように自分 を傍 に置 こうとする鳴海 の求愛 を断 り、現世 では新 しい生 き方 を目指 す。それはポセイドンを愛 していたが故 に、戦 いに赴 く彼 を案 じる心痛 やそれを止 められない無力 さに耐 えられないからであった。しかしハデスによるレア抹殺 の封印 に逆上 したレアに捕 らえられ、鳴海 と翔 を戦 わせる人質 にされてしまう。泣 く泣 く戦 う翔 に敗 れて海中 に沈 み行 く鳴海 を、閉 じ込 められていた水晶 球 を自力 で破壊 して救 うと、命 を使 い果 たした。前世 でのポセイドンの妻 ―アンフィトリテ。欲 のない女神 で、恨 みと支配 欲 に眩 んでゼウスへ挑 むのに夢中 だったポセイドンを案 じ、いつも哀 しく送 り出 していた。しかしそんな上昇 志向 や勝気 さも含 め、ポセイドンを愛 してもいた。松野尾 多 季 景 (まつのお たきかげ) / プロメテウス山奥 の小 さな診療 所 の医師 。亜 理 沙 なくしてゼウスの野望 は達成 出来 ない、世界 の平和 に比 べれば1人 の人間 の命 の犠牲 はやむなし、という為政者 らしい考 えを有 していた事 で、偶然 を装 って誘 い出 した亜 理沙 を薬 で永遠 の仮死 状態 にしてしまう。しかしそれが翔 の絶望 =強大 な力 の暴走 を招 いてしまった事 で、世界 の破滅 の片鱗 と『ゼウスに対抗 し得 るのはベルセフォネーとハデスだけである』という未来 を予見 。亜 理沙 の仮死 状態 を肩代 わりして、眠 りに就 く。前世 ではハデス達 を育 てたクリュメネーの息子 。またマイアの一族 の長 であった事 から大叔父 として、ヘルメスにも慕 われていた。クロノス討伐 の折 には、ハデス達 に与 して参戦 。ゼウスの治世 下 では人間 に火 を与 える事 を求 め、ポルピュリオンと組 んで反乱 を起 こすが敗北 、ゼウスの器 の大 きさを認 める。結局 火 を盗 み出 して人間 に与 えた為 、拷問 に掛 けられた。クリュメネーに瓜 二 つの柔和 な顔立 ちに反 して、どんな困難 にもめげずに進 む信念 の強 さ、必 ず目的 を達成 する粘 り強 さ、その為 なら手段 ・人 を選 ばない辣腕 さを併 せ持 つ。沖野 明夜 (おきの めいや) / アルテミス亜 理沙 がスキー場 でぶつかった、ポニーテールの少女 。多 季 景 への愛情 と主張 に賛同 した事 から、亜 理沙 の同級生 達 に術 を掛 けて診療 所 近 くのスキー場 へ旅行 に来 るよう仕向 けた。亜 理沙 1人 を心配 する素振 りで多 季 景 の元 へ連 れ出 し、永遠 の仮死 状態 に陥 らせる。前世 では見 ているだけだったプロメテウスへの恋心 に現世 では忠実 になると決 めていた事 から、亜 理沙 を喪 った翔 の想 いの深 さに感銘 を受 ける。それにより亜 理沙 の薬 の肩代 わりを申 し出 たものの、多 季 景 が仮死 状態 を受 け持 った為 にショックで身 を隠 していたが、多 季 景 の意思 を引 き継 いでゼウスの野望 を砕 こうと翔 達 へ加勢 。アポロンと再 び手 を取 り、最終 決戦 にも臨 む。前世 ではアポロンの双子 の妹 で、月 と狩猟 の女神 。愛 らしい容姿 ながらもアテナの元 、戦 いにも颯爽 と赴 いた弓 の名手 。オリンポス神殿 で一 度 相 見 えただけのプロメテウスに惹 かれながらも、互 いの立場 からそれ以上 接触 する事 はなかった。緒方 真樹 (おがた まさき) / オルフェウス- フォークソング
部 、期待 の星 。互 いの前世 を知 りながらも、北岡 水穂 と今度 こそ幸 せになろうと誓 い合 っていた。だが聖和 学園 の創立 祭 当日 、真樹 のギター演奏 中 に現 れたアリスタイオスから逃 げようとした水穂 がミキサー室 から投身 、演奏 終了 直後 であったステージ上 の真樹 のまさに目前 に落下 する。遺体 に取 り縋 る真樹 の元 へ駆 け付 けた翔 に、前世 のように水穂 を蘇 らせてほしいと懇願 するが、転生 によりもう翔 には冥府 に干渉 が出来 ないと聞 かされると、散 らばっていたガラスの破片 で首 を掻 き切 って後追 い自殺 してしまう。その凄絶 な死 は『運命 は変 えられない』『ベルセフォネーは結局 ゼウスの元 に引 き出 される』と翔 に見 せ付 ける、麻宮 の企 みだった。 前世 でも竪琴 の名手 であったオルフェウスはその腕前 でハデス達 の同情 を買 い、先立 った妻 ―エウリュディケを条件 付 きで冥府 から連 れ出 す事 を許 されたが、あと一 歩 の所 で失敗 している。北岡 水穂 (きたおか みずほ) / エウリュディケ亜 理沙 の友人 の1人 で、真樹 の恋人 。創立 祭 の真樹 の演奏 をミキサー室 から眺 めていたものの、麻宮 に連 れられて現 れたアリスタイオスの生 まれ変 わりの青年 に再 び迫 られ、死 を覚悟 して身 を投 げた。前世 のエウリュディケもやはり夫 ―オルフェウスに操 を立 て、アリスタイオスに汚 されまいと毒蛇 に噛 まれる自刃 を選 んでいる。真喜子 (まきこ) / セイレーン歌手 の卵 で、ポセイドンの部下 。上高地 にある鳴海 の別荘 へゼウスを誘 い出 すが、惨殺 されてしまう。
番外 編 のみ[編集 ]
- クロノス
- レアの
夫 で、ハデス達 6人 兄妹 の父 。自身 の父 神 ―ウラノスを殺害 した際 に掛 けられた“お前 も自 らの子 に殺 される”という呪 いに怯 え、レアが隠 していたゼウスを除 くハデス達 5人 兄妹 を時 の神殿 に幽閉 し、成長 を止 めさせていた。兄妹 が好奇心 から神殿 を出 ようとした事 に激怒 して殺害 しようとするが、決起 したハデス達 の軍勢 に追 い詰 められ、最期 は寝所 を急襲 したハデスに殺 される。 短髪 の青年 として現世 に転生 して未 覚醒 の翔 を襲 ったが、逆 にハデスとしての覚醒 を促 してしまい、翔 に返 り討 ちにされる。- クリュメネー
- ハデス、ヘスティア、ヘラ、デメテル、ポセイドンら
兄妹 の5人 が時 の神殿 に幽閉 されていた時 の世話 係 で、プロメテウスの母 。赤 ん坊 の頃 から育 てる内 にハデス達 へ情 が移 り、神殿 脱出 時 に迫 ったクロノスの魔 の手 から兄妹 を逃 そうと最期 には命 を賭 す。 - ポルピュリオン
神代 にゼウスと争 った反乱 軍 の長 で、クロノス軍 の残党 。ゼウスとプロメテウスが戦 っている内 にゼウスを不意打 ちしようとして、逆 に討 たれる。最後 の力 を使 って山津波 を起 こし、その場 に居 た者 を道連 れにしようと計 るが、それもゼウスに阻止 される。
現代 の関係 者 [編集 ]
佐倉 沙織 (さくら さおり)亜 理沙 の母 で、ゆりえの姉 。高名 な占星術 師 。一人娘 である『亜 理沙 』の名 を、亜 理沙 の星座 である牡 羊 座 (Aries(アリーズ))をもじって付 けた。亜 理沙 達 の前世 については知 らないが、占 いで亜 理沙 の運命 が揺 れ動 いている事 を悟 り、ゆりえを信 じて亜 理沙 を託 すと見守 る事 に徹 している。夫 とは死別 しており、母子 家庭 。島田 (しまだ)翔 の中学 時代 の同級生 の女 生徒 。ベルセフォネーに似 た面差 しと翔 への好意 から、前世 について未 覚醒 だった翔 の記憶 を刺激 する。クロノスの生 まれ変 わりの男性 による襲撃 に巻 き込 まれた島田 の救助 をきっかけに、翔 はハデスとしての記憶 と能力 を覚醒 させ、クロノスを撃退 した。奈緒子 (なおこ)亜 理沙 が聖和 学園 中等 科 からの親友 。星座 宮 クラブにも所属 している。
その他 メディア[編集 ]
- OVA アリーズ〜
神話 の星座 宮 〜 - CD ARIES(オリジナルイメージアルバム)
- CD アリーズ II(オリジナルイメージアルバム)
- CD アリーズ
永遠 の約束 (アリーズメモリアルアルバム) - CD Voice Fantasy アリーズ(ドラマCD)