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アルドステロン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルドステロン
識別しきべつ情報じょうほう
CAS登録とうろく番号ばんごう 52-39-1
KEGG D10528
特性とくせい
化学かがくしき C21H28O5
モル質量しつりょう 360.44
特記とっきなき場合ばあい、データは常温じょうおん (25 °C)・つねあつ (100 kPa) におけるものである。

アルドステロン (英語えいご: Aldosterone) は、副腎ふくじん皮質ひしつ球状きゅうじょうたいから分泌ぶんぴつされるホルモンである。こうしつコルチコイド一種いっしゅである。1953ねん、シンプソンとテートによってはじめてたんはなされた[1]

概要がいよう

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腎臓じんぞうにおけるナトリウムさい吸収きゅうしゅうは、アルドステロンの分泌ぶんぴつにより促進そくしんされる。アルドステロンが分泌ぶんぴつされると、こうしつコルチコイド受容じゅようたいはたらきが活発かっぱつになり、ナトリウムのさい吸収きゅうしゅう促進そくしんする。ナトリウムのさい吸収きゅうしゅうは、水分すいぶんさい吸収きゅうしゅう血圧けつあつ上昇じょうしょうつながることから高血圧こうけつあつをもたらす場合ばあいがある[2]アンジオテンシンIIは、副腎ふくじん皮質ひしつ球状きゅうじょうたい作用さようしてアルドステロンの分泌ぶんぴつ促進そくしんする(レニン・アンジオテンシン・アルドステロンけい[3]

生成せいせい

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副腎ふくじん皮質ひしつなかコレステロールから合成ごうせいされる。 ほとんどのステロイド合成ごうせい反応はんのうミトコンドリアなかシトクロムP450水酸化すいさんか酵素こうそファミリーによって促進そくしんされる(補助ほじょ因子いんしとしてアドレノドキシンを必要ひつようとする(21ヒドロキシラーゼと17αあるふぁヒドロキシラーゼをのぞく))。

アルドステロンとコルチコステロンは、その経路けいろ最初さいしょ部分ぶぶん共有きょうゆうしており、アルドステロンはアルドステロンシンターゼ、コルチコステロンは11βべーたヒドロキシラーゼによって合成ごうせいされる。

脚注きゃくちゅう

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出典しゅってん

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  1. ^ Williams, J. S.; Williams, G. H. 50th anniversary of aldosterone. J Clin Endocrinol Metab. 2003 Jun;88(6):2364-72. Full text. PMID 12788829.
  2. ^ 塩分えんぶんりすぎによる血圧けつあつ上昇じょうしょうのしくみを解明かいめい”. 東大とうだい病院びょういん. 2012ねん11月1にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2024ねん1がつ27にち閲覧えつらん
  3. ^ 血漿けっしょう浸透しんとうあつ調整ちょうせい”. 2012ねん10がつ20日はつか時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2024ねん1がつ27にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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