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クレージーの無責任むせきにん清水港しみずこう

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クレージーの無責任むせきにん清水港しみずこう
監督かんとく 坪つぼ島とう孝こう
脚本きゃくほん 小国おぐに英雄ひでお
製作せいさく 渡辺わたなべ晋すすむ、藤本ふじもと真澄ますみ
音楽おんがく 萩原はぎはら哲あきら晶あきら、宮川みやがわ泰やすし
撮影さつえい 小泉こいずみ福ぶく造づくり
編集へんしゅう 武田たけだうめ
製作せいさく会社かいしゃ 東宝とうほう、渡辺わたなべプロ
配給はいきゅう 東宝とうほう
公開こうかい 日本の旗 1966年ねん1月がつ3日にち
上映じょうえい時間じかん 94分ふん
製作せいさく国こく 日本の旗 日本にっぽん
言語げんご 日本語にほんご
配給はいきゅう収入しゅうにゅう 1億おく8776万まん円えん[1]
前作ぜんさく 花はなのお江戸えどの無責任むせきにん
次つぎ作さく クレージーの殴なぐり込こみ清水港しみずこう
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『クレージーの無責任むせきにん清水港しみずこう』（クレージーのむせきにんしみずみなと）は、1966年ねんに制作せいさくされたクレージーキャッツ主演しゅえん作品さくひん。「時代じだい劇げきシリーズ」第だい3作さくで、「無責任むせきにん」の文字もじを冠かんした最後さいごのクレージー映画えいが。なお本ほん作さくのタイトルは予告編よこくへんやポスターでは『クレージーの無責任むせきにん清水港しみずこう』だが、本編ほんぺんでは『無責任むせきにん清水港しみずこう』となっている。

ストーリー

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追分おいわけの三さん五ご郎ろうは、手持てもちの金かねを使つかい果はたして腹はらペコ。ある飯めし屋やで無む銭ぜに飲食いんしょくをして牢ろうに入いれられるが、そこで清水次郎長しみずのじろちょうの子分こぶん森もりの石松ひかげのかずらと出会であい、意気投合いきとうごうする。その後ご二に人にんは釈放しゃくほうされる事ことになったが、牢ろう暮くらしが気きに入いっている三さん五ご郎ろうは釈放しゃくほうを拒否きょひする。その後ごも得意とくいの牢ろう抜ぬけ術じゅつで夜よな夜よな街まちへ出でては飲のみ食くいしていたが、その事ことでお上かみの信用しんようが落おちると三さん五ご郎ろうはとうとう牢ろうから叩たたき出だされてしまう。行いき着ついた先さきで再会さいかいした石松ひかげのかずらの家いえへわらじを脱ぬいだ三さん五ご郎ろうは、次郎じろう長ちょう一家いっかと敵対てきたいする鷹たか岡おかの勘かん介かい一家いっかとの闘争とうそうに巻まき込こまれていく･･････

エピソード

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  • 坪つぼ島とう監督かんとくによれば、会社かいしゃからいきなり脚本きゃくほんを渡わたされ、「スタッフももう準備じゅんびしてるから、君きみこれを撮とってくれないか」と依頼いらいされたとのこと。しかもその脚本きゃくほんは、三さん五ご郎ろうと石松ひかげのかずらが出会であう牢屋ろうやの場面ばめんの途中とちゅうまでしか書かかれていなかった。また、クレージーキャッツのスケジュール上じょう、（通常つうじょう30～35日にちかけて完了かんりょうする）撮影さつえいに割さける時間じかんは20日間にちかん、というハードなものだった。
  • 脚本きゃくほんが完成かんせいせず、その日ひ撮影さつえいするシーンの脚本きゃくほんが当日とうじつの朝あさ届とどく、といった状態じょうたいのまま撮影さつえいは進すすめられたが、クランクアップの一いち週間しゅうかん前まえに脚本きゃくほんの最後さいごの部分ぶぶんが届とどき、確認かくにんしたところ、クレージーの一員いちいんである犬塚いぬづか弘ひろしの演えんじる役やくが存在そんざいしないことが判明はんめい。衣装いしょうの用意よういも無なかったため、あわてて“追分おいわけの三四郎さんしろう”という、衣装いしょうの流用りゅうようのきく偽者にせものの役やくをこしらえたとのことである。
  • 結局けっきょく、撮影さつえい終了しゅうりょうまで（正式せいしきなタイトルが表紙ひょうしに記しるされ、すべての場面ばめんが載のっている）完成かんせいした形かたちの脚本きゃくほんは存在そんざいせず、坪つぼ島とう監督かんとくも正式せいしきなタイトルをハッキリと把握はあくしないまま制作せいさくは進すすみ、『無責任むせきにん清水港しみずこう』のタイトルのまま作品さくひんは完成かんせい。試写ししゃの際さいに「クレージーの」が抜ぬけていることに、スタッフ全員ぜんいんがようやく初はじめて気きづいたという。

スタッフ

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※映画えいがクレジット順じゅん

キャスト

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※ノンクレジット

挿入歌そうにゅうか

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  • 民謡みんよう『小諸こもろ馬子まご唄うた～ちゃっきり節ふし』
    • 歌うた：植木うえき等ひとし
  • 『遺憾いかんに存ぞんじます』
    • 作詞さくし：青島あおしま幸男ゆきお、作曲さっきょく：萩原はぎはら哲あきら晶あきら、歌うた：植木うえき等ひとし・谷たに啓あきら
歌詞かしはレコード発売はつばいされていたものとは違ちがい、本編ほんぺんの内容ないように合あわせた替かえ唄うたとなっている。
  • 『たそがれ忠治ただはる―義理ぎりと人情にんじょう』
後のちに「たそがれ忠治ただはる」としてレコード発売はつばいされたものとは歌詞かしが異ことなり、シニカルかつドライな内容ないようとなっている。

同時どうじ上映じょうえい

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『社長しゃちょう行状ぎょうじょう記き』

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 『キネマ旬報きねまじゅんぽうベスト・テン85回かい全ぜん史し 1924-2011』（キネマ旬報社きねまじゅんぽうしゃ、2012年ねん）220頁ぺーじ

参考さんこう資料しりょう

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  • DVD『クレージーの無責任むせきにん清水港しみずこう』音声おんせい特典とくてん・坪つぼ島とう孝こう監督かんとくによるオーディオ・コメンタリー（2006年ねん・東宝とうほうビデオ）

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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坪つぼ島とう孝こう監督かんとく作品さくひん
1960年代ねんだい
1970年代ねんだい
テレビドラマ
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