グランドキング

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グランドキング
ウルトラシリーズのキャラクター
初はつ登場とうじょう	『ウルトラマン物語ものがたり』
作者さくしゃ	山口やまぐち修おさむ（デザイン）

グランドキングは、映画えいが『ウルトラマン物語ものがたり』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場とうじょうする怪獣かいじゅう。別名べつめいは超ちょう合体がったい怪獣かいじゅう。

ウルトラシリーズ初はつの映画えいがで新規しんきに登場とうじょうした怪獣かいじゅうである。

『ウルトラマン物語ものがたり』に登場とうじょうするグランドキング

諸しょ元もと

グランドキング GRAND KING
別名べつめい	超ちょう怪獣かいじゅう
身長しんちょう	78 m
体重たいじゅう	21万まん5千せん t
出身しゅっしん地ち	宇宙うちゅう

映画えいが『ウルトラマン物語ものがたり』に登場とうじょう。

ジュダの力ちからにより、宇宙うちゅう空間くうかんに浮遊ふゆうする怪獣かいじゅうの怨念おんねんが融合ゆうごうして誕生たんじょうした怪獣かいじゅう。強力きょうりょくな怪獣かいじゅうのパーツを繋つなぎ合あわせ、武装ぶそうで強化きょうかしたような外見がいけんをしており、身体しんたいを構成こうせいする部分ぶぶんは角かくがゴモラ、尾おはツインテール、両りょう腕うでの鋏やっとこはサドラ、左腕さわんの装甲そうこうはバルタン星ばるたんせい人じんと言いわれているが、タイラントなどの過去かこのウルトラシリーズで登場とうじょうした合体がったい怪獣かいじゅうのように明確めいかくに合体がったいした部分ぶぶんが判断はんだんできる形状けいじょうではなく、全身ぜんしんが銅どう色しょくの装甲そうこうに覆おおわれているため、むしろロボット怪獣かいじゅうとの印象いんしょうが強つよい。首くび元もとから下腹かふく部ぶにかけての中心ちゅうしん部分ぶぶんには無数むすうの光源こうげんがあり、活動かつどう中ちゅうは常つねに明滅めいめつしている。

主おもな武器ぶきは頭部とうぶから発射はっしゃする破壊はかい光線こうせんグランレーザーで、地球ちきゅう・火星かせい・木星もくせいをまとめて貫つらぬいて破壊はかいできる威力いりょくを持もつ。口くちや尾お先さきに生はえた2本ほんの角かくからも同類どうるいの破壊はかい光線こうせんを発射はっしゃし、右腕うわんの巨大きょだいな鉤かぎ爪つめスーパーハンドも強力きょうりょくであるほか、爆破ばくは性せいを持もつガスを放出ほうしゅつすることもできる。飛行ひこう形態けいたいでは足首あしくびが逆転ぎゃくてんしており、その本領ほんりょうは空間くうかん戦闘せんとうではなく格闘かくとう戦せんである。

惑星わくせいフェラントとその宙ちゅう域いきにてウルトラ6兄弟きょうだいと交戦こうせんする。フェラントでの最終さいしゅう決戦けっせんではウルトラ6兄弟きょうだいを怪力かいりきで弾はじき飛とばし、彼かれらの必殺ひっさつ光線こうせん一斉いっせい発射はっしゃすら跳はね返かえす強固きょうこな装甲そうこうで追おい詰つめるが、ウルトラの母ははからのウルトラサインに応おうじてウルトラ5兄弟きょうだいの力ちからを与あたえられたタロウがスーパーウルトラマンとなった後のちは彼かれに圧倒あっとうされ、シューティングビームやスーパーウルトラキックを経へて最後さいごはコスモミラクル光線こうせんを浴あびて大だい爆発ばくはつを起おこし、消滅しょうめつした。

• 当初とうしょはタイラント同様どうようの合体がったい怪獣かいじゅうの設定せっていで、上記じょうきのほかにキングザウルス三さん世せいの角かく、シルバーブルーメの胸むねなどが合成ごうせいされていたが、美術びじゅつスタッフの山口やまぐち修おさむによって鎧よろいを全身ぜんしんに纏まつわったロボット怪獣かいじゅうとしてクリーンアップされた。
• 造型ぞうけいは開ひらけ米まいプロ経由けいゆで、レインボー造型ぞうけい企画きかくが担当たんとう。造形ぞうけい物ぶつは着きぐるみと遠景えんけい用ようの人形にんぎょうが製作せいさくされた。

大だい怪獣かいじゅうバトルに登場とうじょうするグランドキング

『大だい怪獣かいじゅうバトル ULTRA MONSTERS NEO』に登場とうじょうするグランドキング

『大だい怪獣かいじゅうバトル ULTRA MONSTERS NEO』第だい5話わ「レイオニクス暗殺あんさつ計画けいかく」に登場とうじょう。

バトルナイザーのデータ収集しゅうしゅうのためにガッツ星ほし人じんに呼よび出だされ、巨大きょだい化かしたガッツ星ほし人じんと共ともにバトルナイザーの怪獣かいじゅうとの戦たたかいを繰くり広ひろげた末すえ、倒たおされる。

ステータスは原作げんさく同様どうようスピードが低ひくいものの、それ以外いがいは高たかく設定せっていされている。ロボット怪獣かいじゅうとして扱あつかわれており、雷かみなり属性ぞくせい攻撃こうげきには滅法めっぽう弱よわく、スピードゲージもロボット怪獣かいじゅうのものである。必殺ひっさつ技わざは劇げき中ちゅうで使用しようした「グランレーザー」「グランビーム」に加くわえ、両りょう腕うでの爪つめで連続れんぞく攻撃こうげきする「グランクラッシュ」が使つかえる。グランビームには高熱こうねつ属性ぞくせいが付加ふかされている。

『大だい怪獣かいじゅうバトルウルトラアドベンチャー』に登場とうじょうするグランドキング

漫画まんが作品さくひん『大だい怪獣かいじゅうバトル ウルトラアドベンチャー』第だい18話わ「レイブラッドを倒たおせ！」に登場とうじょう。

レイブラッド星ほし人じんの使役しえき怪獣かいじゅう（ゲーム版ばんにおける強化きょうかゼットン）としてイオのゴモラ、ヴィットリオのEXゴモラと戦たたかう。

2体たいのゴモラ相手あいてに互角ごかく以上いじょうのパワーで押おし合あい、レイブラッド星ほし人じんが変身へんしんしたレイモン（バーストモード）がイオたちを直接ちょくせつ攻撃こうげきしたため、優勢ゆうせいだったがレイモンと一体化いったいかしたイオが変身へんしんしたことによってゴモラが強化きょうかされ、超ちょう振動しんどう波はとグランレーザーの撃げきち合あいで敗北はいぼくし、爆ばく散さんした。その後ご、レイモン（バーストモード）も分離ぶんりしたレイモンの特攻とっこうを受うけ、再ふたたび実体じったいを失うしなう。

超ちょう怪獣かいじゅう スーパーグランドキング（SD）

諸しょ元もと

スーパーグランドキング（SD）
別名べつめい	超ちょう怪獣かいじゅう
身長しんちょう	14 cm - 78 m
体重たいじゅう	150 g - 21万まん5千せん t

『ウルトラマンギンガ』第だい10話わ「闇やみと光ひかり」に登場とうじょう。

グランドキングを強化きょうかした怪獣かいじゅう。頭あたまがよりシャープな形状けいじょうとなり、右腕うわんの鋏やっとこが大型おおがた化かし、左腕さわんの装甲そうこうが3本ほんの爪つめ状じょうになるなど、外見がいけんが大おおきく変化へんかしている。能力のうりょくもより向上こうじょうしており、口くちや胸むねから強力きょうりょくな破壊はかい光線こうせんを発射はっしゃする。劇げき中ちゅうでは単たんにグランドキングと呼よばれるが、ゲーム『スーパーヒーロージェネレーション』ではスーパーグランドキングと表記ひょうきされている。

ナックル星ほし人じんグレイ（SD）が闇やみに魅入みいられた美鈴みすずと共ともにダークライブし、降くだ星ほし小学校しょうがっこうを襲撃しゅうげきする。美鈴みすずを人質ひとじちに取とる形かたちでウルトラマンギンガとジャンナインを動揺どうようさせて優位ゆういに立たった後のち、ヒカルを美鈴みすずの意識いしきの中なかに送おくり込こみ動うごけなくなったギンガを援護えんごするため、千草ちぐさがウルトライブしたウルトラマン（SD）、石動いするぎがウルトライブしたウルトラセブン（SD）、健太けんたがウルトライブしたウルトラマンティガ（SD）が加勢かせいしても圧倒あっとうし、口くちからの破壊はかい光線こうせんで全員ぜんいんを倒たおす。残のこったジャンナインをも追おい詰つめるが、ヒカルに美鈴みすずを奪還だっかんされて弱体じゃくたい化かし、最後さいごはギンガに空中くうちゅうへ投なげ飛とばされ、ギンガサンシャインで内部ないぶにいたグレイ諸共もろとも倒たおされ、描写びょうしゃは無ないもののスパークドールズに戻もどった模様もよう。

• スーツアクター：梶川かじかわ賢司けんじ
• 元々もともとはフィギュア「ULTRA-ACT」用ようにデザインされていたもので、実際じっさいに商品しょうひん化かはされなかったものの、デザインをそのままスーツにしているため、かなりボリュームのあるスーツとなった。原典げんてんが寸胴ずんどうで可愛かわいい感かんじであったことから、強力きょうりょくな感かんじを出だすために両りょう腕うでの武器ぶきを大おおきくし、巨大きょだい感かんを出だすために頭あたまを小ちいさくするなど、かなりのアレンジを加くわえている。また、フィギュア化かが前提ぜんていであったことから、発光はっこうギミックを入いれるためにボディの中央ちゅうおうにはラインを走はしらせている。
• スーツは新規しんき造形ぞうけい。
• その後ご、2014年ねん12月26日にちから2015年ねん1月がつ7日にちまで東京とうきょうドームシティのプリズムホールにて開催かいさいされたライブステージ「ウルトラマンバトルステージ2015」にも登場とうじょうし、ギンガ、ウルトラマンビクトリー、ウルトラマンゼロ、ウルトラマンメビウス、ウルトラマンヒカリ、ウルトラセブン、ゾフィー、ウルトラマンキングらと交戦こうせんしている。

超ちょう怪獣かいじゅう スーパーグランドキング・スペクター

諸しょ元もと

スーパーグランドキング・スペクター
別名べつめい	超ちょう怪獣かいじゅう
身長しんちょう	78 m
体重たいじゅう	21万まん5千せん t

『ウルトラファイトビクトリー』に登場とうじょう。

ジュダ・スペクターが宇宙うちゅうに漂流ひょうりゅうする怪獣かいじゅうの亡霊ぼうれいを結集けっしゅうさせて生うみ出だした、スーパーグランドキングの別べつ形態けいたい。体からだ色しょくがジュダと同様どうようの金色きんいろに変色へんしょくし、頭部とうぶの角かくが変化へんかし、右腕うわんの鋏やっとこがバットキャリバーと同様どうようの刀かたなに変化へんかしている。また、角かくにはジュダのマークも刻印こくいんされている。

ジュダの命令めいれいで、ウルトラマンギンガビクトリー、ウルトラマンA、ウルトラマンレオ、アストラに襲おそいかかる。A、レオ、アストラの攻撃こうげきを軽かるくあしらうどころか、ギンガビクトリーのメビュームシュートをも腹部ふくぶからの赤色あかいろの破壊はかい光線こうせんで弾はじき返かえし、フュージョンを解除かいじょさせてギンガとビクトリーに戻もどすなど、レオ曰いわくジュダを倒たおさなければ止とめることができない強つよさでギンガたちを圧倒あっとうする。その後ごもギンガ、A、レオ、アストラを苦くるしめるが、ビクトリーナイトによって発はっされたビクトリウム・コアのエネルギーの余波よはで弱体じゃくたい化かし、最後さいごはギンガのギンガクロスシュート、Aのメタリウム光線こうせん、レオとアストラのウルトラダブルフラッシャーの斉射せいしゃで倒たおされる。

• 本ほん作品さくひんにジュダが登場とうじょうすることから、『ウルトラマン物語ものがたり』のオマージュとしてグランドキングを登場とうじょうさせるものとなった。
• スーツはスーパーグランドキングの改造かいぞうであり、ジュダの要素ようそを入いれてアレンジしている。頭部とうぶの角かくや右腕うわん、全身ぜんしんのカラーリングを変更へんこうしている。

土どノ魔王まおう獣じゅう マガグランドキング

諸しょ元もと

マガグランドキング
別名べつめい	土どノ魔王まおう獣じゅう
身長しんちょう	70 m
体重たいじゅう	21万まん5千せん t
出身しゅっしん地ち	地底ちていの龍りゅう脈みゃく

『ウルトラマンオーブ』第だい2話わ「土塊つちくれの魔王まおう」に登場とうじょう。

ウルトラマンタロウによって地底ちてい深ふかくに封印ふういんされていた、土ど属性ぞくせいの魔王まおう獣じゅう。頭部とうぶには魔王まおう獣じゅう特有とくゆうのマガクリスタルを有ゆうする。『太平たいへい風土記ふどき』には「土どを禍々まがまがしく乱みだせし巨大きょだいな魔物まもの」と呼よばれる「禍わざわい蔵ぞう鬼おに（マガグラキ）」として記しるされていた。ジャグラスジャグラーによって地底ちてい怪獣かいじゅうの怪獣かいじゅうカードから力ちからを与あたえられ、自みずからを封印ふういんする龍りゅう脈みゃく上じょうにある建物たてものを地盤じばん沈下ちんかによって崩落ほうらくさせていた。やがて、全ぜん地点ちてんの封印ふういんが解とかれると完全かんぜん復活ふっかつし、地上ちじょうに姿すがたを現あらわす。

ウルトラマンオーブ（スペシウムゼペリオン）のスペリオン光線こうせんも通つうじないほど、きわめて頑丈がんじょうな皮膚ひふによる防御ぼうぎょ力りょくに加くわえ、全身ぜんしんからエネルギーを放射ほうしゃするマガ一閃いっせんで周囲しゅういを吹ふき飛とばすほか、胴体どうたいから放はなつレれーザざー光線こうせんのマガ穿孔せんこうはビルに風穴かざあなを開あけるほどの威力いりょくを持もつ。オーブとの戦たたかいでは攻守こうしゅに優すぐれた能力のうりょくを発揮はっきして追おいつめるが、ガラス張がらすばりのビルだけにはマガ穿孔せんこうが反射はんしゃされたことにヒントを得えたオーブがバリアで作つくった鏡面きょうめんに反射はんしゃさせた結果けっか、自みずからがマガ穿孔せんこうを受うけて風穴かざあなを開あけられてしまい、そこにスペリオン光線こうせんを受うけて内部ないぶから肉体にくたいを破壊はかいされ、倒たおされる。

• スーツアクター：新井あらい宏幸ひろゆき
• デザインは円谷つぶらやプロダクションIP企画きかく製作せいさく部ぶの竹内たけうち純じゅんが担当たんとうした。デザイン画がはイラストではなく、既存きそんスーツの写真しゃしんを加工かこうしている。体からだ色しょくは監督かんとくの田口たぐち清隆きよたかにより青銅せいどう色しょくと指定していされていたが、実際じっさいのスーツでは異ことなるものとなった。
• スーツは既存きそんのグランドキングの改造かいぞう。頭部とうぶは原典げんてんに似にせており、尾おは1節せつ縮ちぢめられている。
• 脚本きゃくほんを担当たんとうした小林こばやし雄次ゆうじは、原典げんてんがウルトラ6兄弟きょうだいを苦戦くせんさせた存在そんざいであるため、オーブが単独たんどくで倒たおすことの説得せっとく力りょくをどう持もたせるか決定けっていするまでに苦労くろうした旨むねを述のべている。また、最初さいしょから登場とうじょうさせるとすぐに街まちを破壊はかいすることになってしまうため、封印ふういん状態じょうたいにあるという展開てんかいとなった。
• 演出えんしゅつ面めんでは、完全かんぜんなロボット怪獣かいじゅうではないものの機械きかい的てきに動うごいているイメージが演技えんぎに取とり入いれられている。田口たぐちはスーツアクターの新井あらいに対たいし、玩具おもちゃ「ゾイド」のイメージを要望ようぼうしていた。
• マガ穿孔せんこうでビルに穴あなが空すく描写びょうしゃは、映画えいが監督かんとくの樋口ひぐち真しん嗣が映画えいが『ドラゴンヘッド』で描えがいたが没ぼつ案あんとなったイメージボードを元もとにしており、田口たぐちが樋口ひぐちから許可きょかを得えて再現さいげんした。倒たおされる場面ばめんでは、爆発ばくはつする前まえに一度いちど膨ふくらむことで装甲そうこうの硬かたさを表現ひょうげんしている。

超弩級ちょうどきゅう怪獣かいじゅう グランドキングメガロス

諸しょ元もと

グランドキングメガロス
別名べつめい	超弩級ちょうどきゅう怪獣かいじゅう
身長しんちょう	78 m
体重たいじゅう	21万まん7千せん t

『ウルトラマンR/B』第だい20話わ「星屑ほしくずの記憶きおく」、第だい21話わ「あめ玉だまとおまんじゅう」に登場とうじょう。

美び剣けんサキがウルトラマンロッソとウルトラマンブルを倒たおすため、ジャイロと怪獣かいじゅうクリスタルを用もちいて変身へんしんする。巨大きょだいな両りょう腕うでメガロスアームや胸むねから放はなつ破壊はかい光線こうせんメガロスブラスター、右手みぎてにエネルギーを集中しゅうちゅうさせて形成けいせいする光ひかりの剣けんメガロスヘルブレード、角かくから電撃でんげきを放はなつメガロスサンダーブレイク、額がくから破壊はかい光線こうせんを連射れんしゃするメガロスグランレーザー、分離ぶんり可能かのうな背中せなかの突起とっきメガロススパイン、メガロススパインから放はなつ破壊はかい光線こうせんスパインストーム、メガロススパインで発生はっせいさせる防御ぼうぎょ壁かべスパインイレーザー、口くちから放はなつ最大さいだい威力いりょくの光線こうせんメガロスデストロイドなど多彩たさいな武器ぶきを持もち、その全身ぜんしんを覆おおう頑丈がんじょうな装甲そうこうを通常つうじょうの攻撃こうげきで傷付きずつけることは不可能ふかのうである。

ロッソやブルと交戦こうせんしていたゴモラから超ちょう振動しんどう波はを浴あびせられるが、平然へいぜんと受うけ流ながして破壊はかい光線こうせんで返かえり討うちにすると、ロッソやブルとの戦たたかいに突入とつにゅうする。装甲そうこうで攻撃こうげきを寄よせ付つけずメガロスヘルブレードによる攻撃こうげきで追おい詰つめ、ウルトラマンルーブへの合体がったい変身へんしんができないままの彼かれらにメガロスブラスターを放はなつ。しかし、ロッソフレイムに跳はね返がえされてダメージを受うけたところにブルグランドのアースブリンガーを受うけて引ひき分わけとなり、サキの姿すがたへ戻もどる。

• スーツアクター：梶川かじかわ賢司けんじ
• デザインは後藤ごとう正行まさゆきが担当たんとうした。スーツはマガグランドキングの改造かいぞうで、前回ぜんかいと同様どうようにデザイン画がはスチール写真しゃしんの加工かこうである。頭部とうぶは原典げんてんともマガグランドキングとも変かえることによって別べつ個体こたいであることを強調きょうちょうしており、全身ぜんしんの突起とっきは派手はでさと強つよさを表現ひょうげんするために複数ふくすうのカラーバリエーションを検討けんとうした中なかから、金色きんいろとなった。原典げんてんではカメラのようなパーツが頭部とうぶに付ついていたが、異ことなる形状けいじょうのマガクリスタルを頭部とうぶに付つけている。
• 当初とうしょの設定せっていではサキが変身へんしんできるのはグルジオ系けいのみで、グランドキングメガロスは召喚しょうかんされて登場とうじょうするという予定よていであったが、彼女かのじょ自身じしんが戦たたかって傷きずつかないと視聴しちょう者しゃにサキの本気ほんきや覚悟かくご、痛いたみや苦くるしみなどが伝つたわらないとの判断はんだんから、彼女かのじょ自身じしんが変身へんしんするという展開てんかいに改あらためられた。また、他たの怪獣かいじゅうとのパワーバランスを考慮こうりょし、圧倒的あっとうてきな力ちからを持もつ代かわりにサキが力ちからに酔よいしれてしまう禁断きんだんのクリスタルであるという裏うら設定せっていも加くわえられた。
• 第だい20話わ・第だい21話わ監督かんとくの伊藤いとう良一りょういちは、登場とうじょう怪獣かいじゅうの選択肢せんたくしとしてノーバとグランドキングを提示ていじされたが、ノーバを登場とうじょうさせるのは難むずかしいと判断はんだんし、グランドキングを選えらんだ。しかし、近年きんねんの作品さくひんではグランドキングの登場とうじょう頻度ひんどが多おおいことから、従来じゅうらいとは違ちがう能力のうりょくを取とり入いれている。また、ロッソやブルと2対たい1になることやスーツが大おおきいことなどから、グランドキング自体じたいをあまり動うごかさずに合成ごうせいを多用たようし、多た種類しゅるいの技わざを使つかわせることで強つよさを表現ひょうげんしている。

その他たの登場とうじょう作品さくひん

• 『ウルトラゾーン』第だい13話わのアイキャッチでは、廊下ろうかで振ふり向むいて立たたされているジュダを見みている姿すがたが描えがかれている。
• データカードダス『大だい怪獣かいじゅうラッシュ ウルトラフロンティア』では、グランドキングがプラズマソウルを取とりこんだプラズマ怪獣かいじゅうとして4弾だんから登場とうじょう。

参考さんこう文献ぶんけん

• てれびくんデラックス愛蔵あいぞう版ばん（小学館しょうがくかん）
  • 『ウルトラ怪獣かいじゅう大だい全集ぜんしゅう』小学しょうがく館かん〈てれびくんデラックス愛蔵あいぞう版ばん〉、1984年ねん9月がつ10日とおか。ISBN 4-09-101411-9。 
  • 『ウルトラマンギンガS超ちょう全集ぜんしゅう』小学しょうがく館かん〈てれびくんデラックス 愛蔵あいぞう版ばん〉、2015年ねん2月がつ3日にち。ISBN 978-4-09-105148-6。 
  • 『ウルトラマンX超ちょう全集ぜんしゅう』構成こうせい・間宮まみや尚彦なおひこ 執筆しっぴつ・大石おおいし真司しんじ、小学しょうがく館かん〈てれびくんデラックス 愛蔵あいぞう版ばん〉、2016年ねん3月がつ16日にち。ISBN 978-4-09-105153-0。 
  • 『ウルトラマンオーブ完全かんぜん超ちょう全集ぜんしゅう』構成こうせい・間宮まみや尚彦なおひこ 執筆しっぴつ・大石おおいし真司しんじ、小学しょうがく館かん〈てれびくんデラックス 愛蔵あいぞう版ばん〉、2017年ねん6月がつ6日にち。ISBN 978-4-09-105158-5。 
  • 『ウルトラマンR/B超ちょう全集ぜんしゅう』構成こうせい・間宮まみや尚彦なおひこ 執筆しっぴつ・大石おおいし真司しんじ、小学しょうがく館かん〈てれびくんデラックス 愛蔵あいぞう版ばん〉、2019年ねん3月がつ13日にち。ISBN 978-4-09-105164-6。 
• 『不滅ふめつのヒーロー ウルトラマン白書はくしょ』（第だい2版はん）朝日あさひソノラマ〈宇宙船うちゅうせん別冊べっさつ〉、1987年ねん3月がつ1日にち。雑誌ざっしコード：01844-03。 
• 『ウルトラマン大だい辞典じてん』監修かんしゅう 円谷つぶらやプロダクション、中ちゅう経けい出版しゅっぱん、2001年ねん12月21日にち。ISBN 4-8061-1556-8。 
• 竹たけ書房しょぼう/ブレインナビ 編へん『ウルトラマン画が報ほう 光ひかりの戦士せんし三さん十じゅう五ご年ねんの歩あゆみ』 下巻げかん、竹たけ書房しょぼう、2003年ねん5月がつ9日にち。ISBN 4-8124-0999-3。 
• 『ウルトラゾーンオフィシャル完全かんぜんガイド』監修かんしゅう 円谷つぶらやプロダクション、扶桑社ふそうしゃ、2012年ねん8月がつ11日にち。ISBN 978-4-594-06640-6。 
• 大石おおいし真司しんじ、江口えぐち水みず基もと・島崎しまざき淳あつし・間宮まみや尚彦なおひこ『円谷つぶらやプロ全ぜん怪獣かいじゅう図鑑ずかん』円谷つぶらやプロダクション監修かんしゅう、小学館しょうがくかん、2013年ねん3月がつ11日にち。ISBN 978-4-09-682074-2。 
• 『キャラクターランドSPECIAL ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』徳間書店とくましょてん〈HYPER MOOK〉、2017年ねん2月がつ5日にち。ISBN 978-4-19-730144-7。 
• 講談社こうだんしゃシリーズMOOK ウルトラ特撮とくさつ PERFECT MOOK（講談社こうだんしゃ）
  • vol.11《ウルトラマンタロウ》、2020年ねん12月がつ10日とおか。ISBN 978-4-06-520933-2。 
  • vol.12《ウルトラマンオーブ》、2020年ねん12月26日にち。ISBN 978-4-06-520934-9。 
  • vol.25《ウルトラマンR/B》、2021年ねん7月がつ8日にち。ISBN 978-4-06-520947-9。 
  • vol.33《ウルトラマンギンガ/ウルトラマンギンガS》、2021年ねん11月9日にち。ISBN 978-4-06-520967-7。 
• 『円谷つぶらや怪獣かいじゅうデザイン大鑑たいかん 1971-1980 豪ごう怪かい奔放ほんぽう』ホビージャパン、2021年ねん12月24日にち。ISBN 978-4-7986-2664-2。 
• 『全ぜんウルトラマン オール怪獣かいじゅう スーパー大だい図鑑ずかん 光こうの巻まき 増補ぞうほ改訂かいてい』講談社こうだんしゃ〈講談社こうだんしゃMOOK〉、2022年ねん8月がつ8日にち。ISBN 978-4-06-528261-8。 
• 後藤ごとう正行まさゆき『後藤ごとう正行まさゆき TSUBURAYA ARTWORKS -GENERATOR-』ホビージャパン、2023年ねん11月30日にち。ISBN 978-4-7986-3350-3。 
• 『ウルトラマンタロウ・クロニクル』双葉社ふたばしゃ、2023年ねん12月6日にち。ISBN 978-4-575-45954-8。 
• 雑誌ざっし
  • 「宇宙船うちゅうせんvol.164特別とくべつ付録ふろく 宇宙船うちゅうせんYEARBOOK 2019」『宇宙船うちゅうせん』vol.164（SPRING 2019.春はる）、ホビージャパン、2019年ねん4月がつ1日にち、ISBN 978-4-7986-1916-3。 
  • 『フィギュア王おう』No.273、ワールドフォトプレス、2020年ねん11月30日にち、ISBN 978-4-8465-3235-2。 
• 映像えいぞうソフト
  • Blu-ray『ウルトラマンオーブ Blu-ray BOX I』（バンダイビジュアル BCXS-1153）封入ふうにゅう SPECIAL NOTES（構成こうせい・執筆しっぴつ：トヨタトモヒサ）
  • Blu-ray『ウルトラマンR/B Blu-ray BOX II』（バンダイビジュアル BCXS-1391）封入ふうにゅう SPECIAL NOTE（構成こうせい・執筆しっぴつ:トヨタトモヒサ）

関連かんれん項目こうもく

• ウルトラ怪獣かいじゅう一覧いちらん