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サキシマフヨウ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
サキシマフヨウ
八重咲きのサキシマフヨウ(2016年11月、石垣島)
八重咲やえざのサキシマフヨウ(2016ねん11月、石垣島いしがきじま
分類ぶんるいAPG III
さかい : 植物しょくぶつかい Plantae
階級かいきゅうなし : 被子植物ひししょくぶつ angiosperms
階級かいきゅうなし : 真正しんしょうそう子葉しようるい eudicots
階級かいきゅうなし : コア真正しんせいそう子葉しようるい core eudicots
階級かいきゅうなし : バラるい rosids
階級かいきゅうなし : 真正しんしょうバラるいII eurosids II
: アオイ Malvales
: アオイ Malvaceae
: アオイ Malvoideae
れん : フヨウれん Hibisceae
ぞく : フヨウぞく Hibiscus
たね : サキシマフヨウ H. makinoi
学名がくめい
Hibiscus makinoi
Jotani & H.Ohba
和名わみょう
さきとう芙蓉ふよう

サキシマフヨウさきとう芙蓉ふようHibiscus makinoi )はアオイフヨウぞくはん落葉らくよう低木ていぼく[1]

概要がいよう[編集へんしゅう]

平野へいや斜面しゃめん下部かぶ農耕のうこう周辺しゅうへん伐採ばっさいあとなど、人里ひとざと付近ふきんられる[1][2]たかさは2 - 4メートルほどの低木ていぼくまたはしょう高木こうぼくで、白色はくしょくから淡紅あわべにしょくはなが9月から1がつにかけて[1]。なお掲載けいさい写真しゃしん八重咲やえざだが、一重ひとえ一般いっぱんてき

和名わみょうさきとう諸島しょとう由来ゆらいし、おも鹿児島かごしまけん西部せいぶしまから琉球りゅうきゅうにかけて分布ぶんぷするとされてきた[2]。2014ねん研究けんきゅうでは台湾たいわんにも分布ぶんぷすることが報告ほうこくされている[3]台湾たいわんにはヤマフヨウ H. taiwanensis中国語ちゅうごくごばん[4]分布ぶんぷし、ほんしゅとしばしば混同こんどうされる[3]

学名がくめいたね小名しょうみょう)の makinoi牧野まきの富太郎とみたろうへのけんじめい[2]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c サキシマフヨウ」『西表島いりおもてじま植物しょくぶつ』、林野庁りんやちょう九州きゅうしゅう森林しんりん管理かんりきょく、2010ねんhttps://www.rinya.maff.go.jp/kyusyu/iriomote_fc/iriomote_syokubutusi/pdf/t142_sakisimahuyou.pdf 
  2. ^ a b c 波田なみた善夫よしおサキシマフヨウ」『植物しょくぶつ雑学ざつがく事典じてん』、岡山理科大学おかやまりかだいがく 総合そうごう情報じょうほう学部がくぶ 生物せいぶつ地球ちきゅうシステム学科がっか 植物しょくぶつ生態せいたい研究けんきゅうしつhttps://web.archive.org/web/20100221060042/http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/malvaceae/sakisimafuyou/sakisimafuyou.htm2016ねん12月24にち閲覧えつらん 
  3. ^ a b Liu, Huei-Yi; Chao, Chien-Ti; Tseng, Yen-Hsueh (2014), Hibiscus makinoi Y. Jotani & H. Ohba (Malvaceae), A New Record Plant in Taiwan”, 林業りんぎょう研究けんきゅう季刊きかん 36 (3): 171-178, http://exp-forest.nchu.edu.tw/forest/upload/publish/750-3_1.p171-178.pdf 
  4. ^ シラネアオイ別名べつめいでヤマフヨウとばれることがあるが、それとはべつ

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • Jotani, Y.; Ohba, H. (1984), “A wild Hibiscus, H. makinoi, sp. nov. from S.W. Japan”, J. Jpn. Bot. 59 (7): 219 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]