シクスト・レスカーノ

シクスト・レスカーノ
*Sixto Lezcano*
	サンディエゴ・パドレス時代じだい; (1983年ねん)
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
出身しゅっしん地ち	プエルトリコ自治じち連邦れんぽう区くアレシボ
生年月日せいねんがっぴ	1953年ねん11月28日にち（70歳さい）
身長しんちょう; 体重たいじゅう	5' 11" ＝約やく180.3 cm; 175 lb ＝約やく79.4 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	右みぎ投とう右みぎ打だ
ポジション	外野がいや手しゅ
プロ入いり	1970年ねんアマチュアFA
初はつ出場しゅつじょう	MLB / 1974年ねん9月がつ10日とおか; NPB / 1987年ねん4月がつ19日にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう	MLB / 1985年ねん9月がつ29日にち; NPB / 1987年ねん5月がつ16日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
	セルナドカリエホ高等こうとう学校がっこう; ミルウォーキー・ブルワーズ (1974 - 1980); セントルイス・カージナルス (1981); サンディエゴ・パドレス (1982 - 1983); フィラデルフィア・フィリーズ (1983 - 1984); ピッツバーグ・パイレーツ (1985); 横浜よこはま大洋たいようホエールズ (1987);
	この表ひょうについて

この名前なまえは、スペイン語ご圏けんの人名じんめい慣習かんしゅうに従したがっています。第だい一いち姓せい（父方ちちかたの姓せい）はレスカーノ、第だい二に姓せい（母方ははかたの姓せい）はクラスです。

シクスト・ホアキン・レスカーノ・クラス（Sixto Joaquin Lezcano Curras , 1953年ねん 11月28日にち - ）は、プエルトリコ出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（外野がいや手しゅ）。

来歴らいれき・人物じんぶつ

1970年ねんにミルウォーキー・ブルワーズと契約けいやく。1974年ねん9月がつ10日とおかにメジャーデビュー。独特どくとくのクラウチングスタイルでフルスイングする打撃だげきスタイルからメジャーでは1122安打あんだ、148本塁打ほんるいだを放はなった実力じつりょく者しゃだったが、ピッツバーグ・パイレーツに在籍ざいせきしていた1986年ねんは夫人ふじんの病気びょうきの看病かんびょうの為ためプレーしていなかった。

1987年ねんの開幕かいまく直後ちょくごに横浜よこはま大洋たいようホエールズ（現げん：横浜よこはまDeNAベイスターズ）に入団にゅうだんし、来日らいにち。前年ぜんねんにまずまずの活躍かつやくを見みせたダグ・ローマンを追おい出だしてまで入団にゅうだんさせたが、前年ぜんねんのブランクに加くわえて、メジャーでも度々たびたびトラブルを起おこしていたことから、獲得かくとくを疑問ぎもん視しする声こえも少すくなくなかった。5月10日にちの対たい読売よみうりジャイアンツ戦せんで水野みずの雄つよし仁ひとし、斎藤さいとう雅樹まさきから1試合しあい2本塁打ほんるいだを放はなつまではよかったものの、その後ご、22打席だせき連続れんぞく無む安打あんだの不振ふしんに陥おちいり、5月がつ末まつに「140km/hの速球そっきゅうが怖こわくなった。体力たいりょくの限界げんかい」と言いって現役げんえき引退いんたいを表明ひょうめいし、退団たいだん。結果けっかとして前年ぜんねんのブランクを埋うめることはできなかった。退団たいだんに際さいし、他た球団きゅうだんに在籍ざいせきする外国がいこく人じん選手せんしゅから、「彼かれが日本にっぽんでプレーできないことは最初さいしょから分わかっていた」「ワールドシリーズを頭痛ずつうで欠場けつじょうする奴やつが日本にっぽんでやれるわけがない^[1]」といった声こえが聞きかれ、全まったくの期待きたい外はずれに終おわった。

大洋たいようでは背番号せばんごう18を着つけていた。レスカーノ以降いこう、日本にっぽんプロ野球やきゅうで18番ばんを着用ちゃくようした野手やしゅは2017年ねんの岡おか大海たいかい（北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズ）まで現あらわれなかった。

なお、帰国きこくしたレスカーノに代かわってシーズン途中とちゅうに大洋たいように入団にゅうだんしたのがジム・アドゥチであった。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ打撃だげき成績せいせき

年とし度ど	球たま団だん	試ためし合ごう	打だ席せき	打だ数かず	得とく点てん	安やす打だ	二に塁るい打だ	三さん塁るい打だ	本ほん塁るい打だ	塁るい打だ	打だ点てん	盗ぬすめ塁るい	盗ぬすめ塁るい死し	犠打だ	犠飛ひ	四よん球たま	敬けい遠とお	死し球たま	三さん振ふ	併殺ころせ打だ	打だ率りつ	出で塁るい率りつ	長なが打だ率りつ	O P S
1974	MIL	15	61	54	5	13	2	0	2	21	9	1	1	1	2	4	0	0	9	2	.241	.283	.389	.672
1975		134	489	429	55	106	19	3	11	164	43	5	5	7	3	46	1	4	93	15	.247	.324	.382	.706
1976		145	580	513	53	146	19	5	7	196	56	14	10	8	6	51	2	2	112	7	.285	.348	.382	.730
1977		109	457	400	50	109	21	4	21	201	49	6	5	2	1	52	1	2	78	9	.273	.358	.503	.861
1978		132	519	442	62	129	21	4	15	203	61	3	3	5	7	64	6	1	83	5	.292	.377	.459	.837
1979		138	566	473	84	152	29	3	28	271	101	4	3	6	7	77	5	3	74	11	.321	.414	.573	.987
1980		112	460	411	51	94	19	3	18	173	55	1	1	3	4	39	3	3	75	6	.229	.298	.421	.719
1981	STL	72	258	214	26	57	8	2	5	84	28	0	1	0	4	40	2	0	40	8	.266	.376	.393	.768
1982	SD	138	559	470	73	136	26	6	16	222	84	2	1	2	7	78	10	2	69	11	.289	.388	.472	.860
1983	SD	97	373	317	41	74	11	2	8	113	49	0	0	4	4	47	3	1	66	8	.233	.331	.356	.687
1983	PHI	18	45	39	8	11	1	0	0	12	7	1	0	1	0	5	0	0	9	0	.282	.364	.308	.671
'83計けい		115	418	356	49	85	12	2	8	125	56	1	0	5	4	52	3	1	75	8	.239	.334	.351	.685
1984		109	294	256	36	71	6	2	14	123	40	0	1	0	0	38	1	0	43	11	.277	.371	.480	.851
1985	PIT	72	153	116	16	24	2	0	3	35	9	0	0	0	1	35	3	1	17	3	.207	.392	.302	.694
1987	大洋たいよう	20	72	69	4	15	0	0	3	24	7	0	1	0	0	3	1	0	17	3	.217	.250	.348	.598
MLB：12年ねん		1291	4814	4134	560	1122	184	34	148	1818	591	37	31	39	46	576	37	19	768	96	.271	.360	.440	.799
NPB：1年ねん		20	72	69	4	15	0	0	3	24	7	0	1	0	0	3	1	0	17	3	.217	.250	.348	.598

初はつ出場しゅつじょう・初はつ先発せんぱつ出場しゅつじょう：1987年ねん4月がつ19日にち、対たいヤクルトスワローズ戦たたかえ（明治めいじ神宮じんぐう野球やきゅう場じょう）、5番ばん・右翼うよく手しゅで先発せんぱつ出場しゅつじょう
初はつ打席だせき・初はつ安打あんだ：同上どうじょう、高野たかの光ひかりから単打たんだ
初はつ打点だてん：同上どうじょう、5回かい表ひょうに高野たかの光ひかりから適時てきじ打だ
初はつ本塁打ほんるいだ：1987年ねん5月がつ3日にち、対たい阪神はんしんタイガース戦たたかえ（阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょう）、9回かい表ひょうにマット・キーオから右みぎ越えつ本塁打ほんるいだ

表彰ひょうしょう

MLB

ゴールドグラブ賞しょう：1回かい（1979年ねん）

背番号せばんごう

37 （1974年ねん - 1978年ねん）
16 （1979年ねん - 1981年ねん）
14 （1982年ねん - 1983年ねん途中とちゅう）
43 （1983年ねん途中とちゅう - 同年どうねん終了しゅうりょう）
28 （1984年ねん - 1985年ねん）
18 （1987年ねん）

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ 当時とうじ、フィラデルフィア・フィリーズに所属しょぞく。

外部がいぶリンク

選手せんしゅの通算つうさん成績せいせきと情報じょうほう ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
スポーツナビ－【プロ野球やきゅう】名めい珍ちん外国がいこく人じん列伝れつでんシクスト・レスカーノ

[1] 当時とうじ、フィラデルフィア・フィリーズに所属しょぞく。

[1]

表ひょう話はなし編へん歴れきアメリカンリーグゴールドグラブ賞しょう（外野がいや手しゅ）
1950年代ねんだい	57 ミニー・ミノーソ、アル・ケーライン、ウィリー・メイズ※ 58 ノーム・シーバーン、ジミー・ピアソール、アル・ケーライン 59 ミニー・ミノーソ、アル・ケーライン、ジャッキー・ジェンセン
1960年代ねんだい	60 ミニー・ミノーソ、ジム・ランディス（英語えいご版ばん）、ロジャー・マリス 61 ジミー・ピアソール、ジム・ランディス（英語えいご版ばん）、アル・ケーライン 62 ミッキー・マントル、ジム・ランディス（英語えいご版ばん）、アル・ケーライン 63 カール・ヤストレムスキー、ジム・ランディス（英語えいご版ばん）、アル・ケーライン 64 ビック・ダバリーヨ（英語えいご版ばん）、ジム・ランディス（英語えいご版ばん）、アル・ケーライン 65 カール・ヤストレムスキー、トム・トレッシュ（英語えいご版ばん）、アル・ケーライン 66 トミー・エイジー、トニー・オリバ、アル・ケーライン 67 カール・ヤストレムスキー、ポール・ブレアー（英語えいご版ばん）、アル・ケーライン 68 カール・ヤストレムスキー、レジー・スミス、ミッキー・スタンリー 69 カール・ヤストレムスキー、ポール・ブレアー（英語えいご版ばん）、ミッキー・スタンリー
1970年代ねんだい	70 ケン・ベリー（英語えいご版ばん）、ポール・ブレアー（英語えいご版ばん）、ミッキー・スタンリー 71 カール・ヤストレムスキー、ポール・ブレアー（英語えいご版ばん）、エイモス・オーティス 72 ケン・ベリー（英語えいご版ばん）、ポール・ブレアー（英語えいご版ばん）、ボビー・マーサー（英語えいご版ばん） 73 ミッキー・スタンリー、ポール・ブレアー（英語えいご版ばん）、エイモス・オーティス 74 ジョー・ルディ、ポール・ブレアー（英語えいご版ばん）、エイモス・オーティス 75 ジョー・ルディ、ポール・ブレアー（英語えいご版ばん）、フレッド・リン 76 ジョー・ルディ、リック・マニング（英語えいご版ばん）、ドワイト・エバンス 77 カール・ヤストレムスキー、フアン・ベニケス（英語えいご版ばん）、アル・コーウェンズ（英語えいご版ばん） 78 ドワイト・エバンス、リック・ミラー（英語えいご版ばん）、フレッド・リン 79 ドワイト・エバンス、シクスト・レスカーノ、フレッド・リン
1980年代ねんだい	80 ウィリー・ウィルソン、ドウェイン・マーフィー、フレッド・リン 81 ドワイト・エバンス、ドウェイン・マーフィー、リッキー・ヘンダーソン 82 ドワイト・エバンス、ドウェイン・マーフィー、デーブ・ウィンフィールド 83 ドワイト・エバンス、ドウェイン・マーフィー、デーブ・ウィンフィールド 84 ドワイト・エバンス、ドウェイン・マーフィー、デーブ・ウィンフィールド 85 ドワイト・エバンス、ドウェイン・マーフィー、デーブ・ウィンフィールド、ゲイリー・ペティス 86 ジェシー・バーフィールド、カービー・パケット、ゲイリー・ペティス 87 ジェシー・バーフィールド、カービー・パケット、デーブ・ウィンフィールド 88 デボン・ホワイト、カービー・パケット、ゲイリー・ペティス 89 デボン・ホワイト、カービー・パケット、ゲイリー・ペティス
1990年代ねんだい	90 エリス・バークス、ケン・グリフィー・ジュニア、ゲイリー・ペティス 91 デボン・ホワイト、ケン・グリフィー・ジュニア、カービー・パケット 92 デボン・ホワイト、ケン・グリフィー・ジュニア、カービー・パケット 93 デボン・ホワイト、ケン・グリフィー・ジュニア、ケニー・ロフトン 94 デボン・ホワイト、ケン・グリフィー・ジュニア、ケニー・ロフトン 95 デボン・ホワイト、ケン・グリフィー・ジュニア、ケニー・ロフトン 96 ジェイ・ビューナー、ケン・グリフィー・ジュニア、ケニー・ロフトン 97 バーニー・ウィリアムス、ケン・グリフィー・ジュニア、ジム・エドモンズ 98 バーニー・ウィリアムス、ケン・グリフィー・ジュニア、ジム・エドモンズ 99 バーニー・ウィリアムス、ケン・グリフィー・ジュニア、ショーン・グリーン
2000年代ねんだい	00 バーニー・ウィリアムス、ジャーメイン・ダイ、ダリン・アースタッド 01 イチロー、トリー・ハンター、マイク・キャメロン 02 イチロー、トリー・ハンター、ダリン・アースタッド 03 イチロー、トリー・ハンター、マイク・キャメロン 04 イチロー、トリー・ハンター、バーノン・ウェルズ 05 イチロー、トリー・ハンター、バーノン・ウェルズ 06 イチロー、トリー・ハンター、バーノン・ウェルズ 07 イチロー、トリー・ハンター、グレイディ・サイズモア 08 イチロー、トリー・ハンター、グレイディ・サイズモア 09 イチロー、トリー・ハンター、アダム・ジョーンズ
2010年代ねんだい	10 イチロー、カール・クロフォード、フランクリン・グティエレス 11 アレックス・ゴードン、ジャコビー・エルズベリー、ニック・マーケイキス 12 アレックス・ゴードン、アダム・ジョーンズ、ジョシュ・レディック 13 アレックス・ゴードン、アダム・ジョーンズ、シェーン・ビクトリーノ 14 アレックス・ゴードン、アダム・ジョーンズ、ニック・マーケイキス 15 ヨエニス・セスペデス、ケビン・キアマイアー、コール・カルフーン 16 ブレット・ガードナー、ケビン・キアマイアー、ムーキー・ベッツ 17 アレックス・ゴードン、バイロン・バクストン、ムーキー・ベッツ 18 アレックス・ゴードン、ジャッキー・ブラッドリー・ジュニア、ムーキー・ベッツ 19 アレックス・ゴードン、ケビン・キアマイアー、ムーキー・ベッツ
2020年代ねんだい	20 ジョーイ・ギャロ、アレックス・ゴードン、ルイス・ロベルト 21 アンドリュー・ベニンテンディ、マイケル・A・テイラー、ジョーイ・ギャロ 22 スティーブン・クワン、マイルズ・ストロー、カイル・タッカー 23 スティーブン・クワン、ケビン・キアマイアー、アドリス・ガルシア
※1957年ねんのみ、両りょうリーグ合同ごうどうで選出せんしゅつ。メイズはナショナルリーグ所属しょぞく選手せんしゅ。投手とうしゅ捕手ほしゅ一塁いちるい手しゅ二塁手にるいしゅ三塁手さんるいしゅ遊撃手ゆうげきしゅ