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タスマニアデビル

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
タスマニアデビル
タスマニアデビル
タスマニアデビル Sarcophilus harrisii
保全ほぜんじょうきょう評価ひょうか[1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : 哺乳ほにゅうつな Mammalia
: フクロネコがた
Dasyuromorphia
: フクロネコ Dasyuridae
: フクロネコ Dasyurinae
ぞく : タスマニアデビルぞく
Sarcophilus F. Cuvier, 1837[2]
たね : タスマニアデビル S. harrisii
学名がくめい
Sarcophilus harrisii (Boitard, 1842)[2]
シノニム[2]

Ursinus Harrisii Boitard, 1842

和名わみょう
タスマニアデビル[3]

フクロアナグマ(ふくろ穴熊あなぐま

英名えいめい
Tasmanian devil[2]

タスマニアデビル (学名がくめい: Sarcophilus harrisii) は、哺乳ほにゅうつなフクロネコがたフクロネコタスマニアデビルぞく分類ぶんるいされるゆうぶくろるいフクロアナグマふくろ穴熊あなぐま)ともばれる。

分布ぶんぷ[編集へんしゅう]

オーストラリアタスマニアしゅう[2]

以前いぜんはオーストラリア南部なんぶ広域こういき分布ぶんぷしていた[2]

形態けいたい[編集へんしゅう]

体高たいこう
30 cm程度ていど
体長たいちょうふくまない)
50 - 60 cm
なが
20 - 30 cm
体重たいじゅう
ゆう10 - 12 kgめす6 - 8 kg

フクロオオカミ絶滅ぜつめつこうは、現生げんなまでは最大さいだい肉食にくしょくせいゆうぶくろるいである。黒色こくしょく(または黒褐色こっかっしょく)のおおわれており、たいていはむねこしのあたりにしろ模様もようがある。みみうすく、興奮こうふんすると血色けっしょくけてピンクや赤色あかいろ鮮明せんめいになる。

上顎じょうがくの2ほんするどきばは、一生いっしょうつづける。尻尾しっぽには脂肪しぼうがためられるようになっており、栄養えいよう状態じょうたいわる個体こたい尻尾しっぽほそい。

はしるときにはうしあしそろえてすため、うしあしよりも前足まえあしほうがややながいこととあいまって、ユーモラスなうごきになる。四肢ししするどつめそなえているが、攻撃こうげきようではなく、あなりに活躍かつやくする。子供こどもころかるく、低木ていぼくによじのぼることもできる。わか個体こたいのぼりできるのは、母親ははおや背中せなかによじのぼ習性しゅうせいゆえである[4]

ゆうぶくろるい特徴とくちょうである育児いくじは、カンガルーことなり、うしきについている。これは四足しそく歩行ほこうかえ習性しゅうせいのためで、ふくろなかはいらないようになっている。ほんしゅよりもあなりがずっと得意とくいウォンバットのぼりをするコアラ育児いくじ嚢もおなじくうしきである。

通常つうじょうあまりにおわないが、ストレスをかんじたり興奮こうふんしたりするとつよ体臭たいしゅうはっする。視力しりょくよわいが、すぐれた嗅覚きゅうかく聴覚ちょうかくっている。

デビル顔面がんめん腫瘍しゅようせい疾患しっかん[編集へんしゅう]

画像がぞうファイル:じゅうあつしなDFTDに罹患りかんしたデビル[5]

デビル顔面がんめん腫瘍しゅようせい疾患しっかん(デビルがんめんしゅようせいしっかん、えい: devil facial tumour diseaseべい: devil facial tumor diseaseDFTD)は、タスマニアデビルの顔面がんめん頚部けいぶ発生はっせいする致死ちしせい悪性あくせい腫瘍しゅようがん)である。たんにデビルびょう(デビルがん)ともばれる。繁殖はんしょくえさ争奪そうだつにおける咬傷こうしょうつうじてがん細胞さいぼう自体じたい臓器ぞうき移植いしょくのようにのデビルに直接ちょくせつ伝染でんせんするとみられている。1996ねんはじめて発生はっせい報告ほうこくされてから被害ひがい急速きゅうそく拡大かくだいしている。

おおくはくち周囲しゅうい発生はっせいし、徐々じょじょ頭部とうぶ頚部けいぶなど周辺しゅうへん組織そしき浸潤しんじゅんして病変びょうへん拡大かくだいしてゆく。転移てんいする頻度ひんどたかく、おもリンパぶしはい脾臓ひぞうなどがおかされる[6]腫瘍しゅよう肥大ひだいによりくちふさがれ、えされなくなることで餓死がしいたる。おおくは発症はっしょうから6かげつ以内いない死亡しぼうするが、1ねんおよ生存せいぞんれい少数しょうすうながら報告ほうこくされている[7]長期ちょうき生存せいぞん個体こたい免疫めんえきがくてき遺伝いでんがくてき解析かいせき期待きたいされるものの、2009ねんすえ時点じてん有効ゆうこう治療ちりょうほう確立かくりつされていない。2008ねん7がつ26にちのタスマニア地元じもとマーキュリーにて、変異へんいした病原びょうげんたいが、すくなくとも9たい発見はっけんされたという報告ほうこく発表はっぴょうされた。

DFTDは腫瘍しゅようであるにもかかわらず、野生やせい個体こたいあいだ伝染でんせんせいひろがってゆく特徴とくちょうつ。発生はっせい以後いご、DFTDの原因げんいん治療ちりょうほうなどの研究けんきゅうおおくの大学だいがく機関きかん病理びょうり学者がくしゃによっておこなわれ、その病態びょうたい徐々じょじょあきらかにされつつある。当初とうしょ環境かんきょう汚染おせん物質ぶっしつ影響えいきょう[8]腫瘍しゅようウイルス感染かんせんしょううたがわれたが、2010ねん、DFTD腫瘍しゅよう25かぶだい規模きぼ遺伝子いでんし解析かいせきから、腫瘍しゅよう身体しんたい接触せっしょくかいして個体こたいから個体こたい伝播でんぱすること、末梢まっしょう神経しんけい保護ほごするシュワン細胞さいぼう由来ゆらいする腫瘍しゅようであることが確認かくにんされた[9][10][11]。また、シュワン細胞さいぼう特異とくいてき発現はつげんされるペリアキシン英語えいごばん(periaxin)というタンパク質たんぱくしつ存在そんざいしていることから、ペリアキシンはDFTDの診断しんだんマーカーや治療ちりょうほう開発かいはつ利用りようできる可能かのうせいがある。

一方いっぽう染色せんしょくたいかくがた研究けんきゅうにより、DFTDがん細胞さいぼう際立きわだった特徴とくちょうあきらかにされている。タスマニアデビルの染色せんしょくたい通常つうじょう7たい14ほんだが、DFTDのがん細胞さいぼうには13ほんしかなく、しかもせい染色せんしょくたいふくむ5ほんかけしつくわえ4ほん異常いじょう染色せんしょくたい出現しゅつげんするなど、複雑ふくざつさい構成こうせいしょうじている[12]。この染色せんしょくたい異常いじょうことなる個体こたいから採取さいしゅされたすべてのがん細胞さいぼう共通きょうつうしており、どういち起源きげんがん細胞さいぼう接触せっしょくとうにより個体こたい伝染でんせんしてきたことのつよ証拠しょうことらえられている。

おなじようなかくがた異常いじょうしめ腫瘍しゅようとして、イヌ発生はっせいする移植いしょくせい性器せいき腫瘍しゅようえい: Canine transmissible venereal tumor、CTVT)との類似るいじてん指摘してきされている[12]正常せいじょうなイヌのからだ細胞さいぼう染色せんしょくたいすうは78ほんであるのにたいし、CTVTの腫瘍しゅよう細胞さいぼうには58 - 59ほんしかない[13]。CTVTは日本にっぽんふく世界せかい各地かくち発生はっせいしているが、かくがた異常いじょう特徴とくちょうはほぼ共通きょうつうしており、DFTD同様どうよう単一たんいつ起源きげんられている。転移てんいはまれで自然しぜん退すさちぢみにする場合ばあいもあるなどDFTDとは相違そういてんもみられるが、感染かんせんせい腫瘍しゅようはヒト・動物どうぶつつうじてこの2疾患しっかんしかられていないことから関連かんれん注目ちゅうもくされている。

感染かんせんたいする免疫めんえき反応はんのう治癒ちゆれい現在げんざいのところ確認かくにんされていない。タスマニアデビルの遺伝子いでんしプール非常ひじょうちいさく、免疫めんえき反応はんのう重要じゅうよう役割やくわりたす遺伝子いでんし集合しゅうごう領域りょういきである主要しゅよう組織そしき適合てきごう遺伝子いでんしふく合体がったい(MHC)には、遺伝いでんてき多様たようせいがほとんどない[14]最初さいしょの1ひきしょうじたがん細胞さいぼうにMHCの異常いじょうふくまれていたために、個体こたいにも免疫めんえき反応はんのうきず、感染かんせん成立せいりつした可能かのうせい指摘してきされている。

1996ねんにタスマニア北東ほくとうはじめて報告ほうこくされたのち、DFTDの感染かんせん地域ちいき拡大かくだい一途いっとをたどっている。2006ねん12月までにタスマニア東部とうぶから中部ちゅうぶしま面積めんせきやく2/3)で感染かんせんれい報告ほうこくされ、個体こたいすう過去かこ10年間ねんかんに33 - 50 %程度ていど減少げんしょうしたという野外やがい調査ちょうさもある[15]1992 - 1995ねん2002 - 2005ねん個体こたい目撃もくげきすう比較ひかくすると、タスマニアしゅう平均へいきんやく60 %、北東ほくとうではやく10 %までに減少げんしょうしている[16]。2009ねん時点じてん個体こたいすうは70 %減少げんしょう生息せいそくいきの60 %に疾患しっかん発生はっせいられるなど、なんらかのさくこうじないかぎ今後こんご50年間ねんかん野生やせいのタスマニアデビルは絶滅ぜつめつするおそれがあると専門せんもんらは警告けいこくしている[9][10]北西ほくせいでの発生はっせい比較的ひかくてきすくなく、この地域ちいき個体こたいぐん地域ちいきぐんくら遺伝いでんてき相違そういおお[17]ことと関連かんれんしている可能かのうせいがある。

生態せいたい調査ちょうさ捕獲ほかくされるDFTD罹患りかん個体こたいのうち83 %までが成獣せいじゅうである[16]成獣せいじゅう発症はっしょうおおいのは、おもえさめぐあらそいや求愛きゅうあい行動こうどうさい咬傷こうしょうかいして感染かんせんするためとかんがえられている。1964 - 1995ねん捕獲ほかくされたタスマニアデビルの総数そうすうは2,000ひきえるが、DFTDさま症状しょうじょうかんする報告ほうこく皆無かいむだった。これは発生はっせい以降いこう感染かんせん規模きぼ拡大かくだいがいかにはやかったかをしめしており、epidemic / pandemic爆発ばくはつてきひろがるつよ伝染でんせんびょう)あるいはzoodemic(その動物どうぶつばん)としょうされる理由りゆうとなっている。

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

ぞくめいSarcophilus古代こだいギリシャで「にく」のがあるsarxと、「あいする・このむ」のがあるphilusに由来ゆらいする[2]

タスマニアデビルが自然しぜん学者がくしゃジョージ・プリドー・ロバート・ハリス英語えいごばんによってはじめて学問がくもんてき紹介しょうかいされたのは、1807ねんのことである。その論文ろんぶんちゅうではオポッサムぞく分類ぶんるいされ、Didelphis ursina名付なづけられた[18]1838ねんリチャード・オーウェンによってフクロネコぞく分類ぶんるいなおされ、Dasyurus laniarius改名かいめいされた。いで1841ねんにはピエール・ボアタールフランス語ふらんすごばんがタスマニアデビルぞく分類ぶんるいし、Sarcophilus harrisii名付なづけた。ぞくめいはともかく、最初さいしょ学名がくめいたね小名しょうみょうursinaまで先取せんしゅけんもちいることができなかったのは、Didelphis ursinaさきウォンバットあたえられていたことが判明はんめいしたためである(いまもウォンバットのたね小名しょうみょうとして男性だんせいがたursinusもちいられている)。たね小名しょうみょうはジョージ・ハリスにちなみ「ハリスの」という意味いみである。

1987ねん同種どうしゅSarcophilus laniarius へとさら分類ぶんるい改名かいめいしなおすこころみがなされた。しかし、その根拠こんきょとなったのはオーストラリア本土ほんど発見はっけんされたすうたい化石かせきぎず、分類ぶんるいがくじょうひろくれられるにはいたらなかった。系統けいとうがくうえ、タスマニアデビルともっともちか肉食にくしょくゆうぶくろるいフクロネコで、よりとおいのがフクロオオカミとされている[19]

タスマニアデビルぞく生物せいぶつは3しゅられており、うち2しゅS. laniariusS. moornaensis)は更新こうしん化石かせきしゅである。S. laniarius現存げんそんするほんしゅよりも10 kgおおきかった。3しゅ系統けいとうじょう関係かんけいはよくわかっておらず、ほんしゅS. laniariusが矮したものとするせつと、ほんたねS. laniarius別種べっしゅで、更新こうしんには併存へいそんしていたとするせつがある。

生態せいたい[編集へんしゅう]

夜行やこうせいで、昼間ひるまあなぐらややぶなかひそんでいるが、よるになるとえさもとめて1ばんに16 kmほど移動いどうすることがある。しょくせい肉食にくしょくで、おもにはにくしょくすが、およそ肉食にくしょく分類ぶんるいされる獲物えものならばなんでもべ、ポッサム小型こがたワラビーなどの哺乳類ほにゅうるい鳥類ちょうるい昆虫こんちゅうるいひとし捕食ほしょくする。ウォンバット脂肪しぼうおおふくむためこのむようで、タスマニアデビルよりも2 - 3ばい以上いじょうからだおおきなウォンバットの成体せいたいおそった記録きろくもある[20]野生やせいのデビルのからホヤつかったこともある[21]

からだわりおおきなあたまほねをもみくあごつよさをしており、ほねかわもうはねとうなんでもバリバリとくだいてべてしまう。あごちからについては、からだおおきさとちからつよさの比率ひりつえば現生げんなま哺乳類ほにゅうるいでは最強さいきょう[22]、あるいは、タスマニアデビルの6ばい以上いじょうおおきい体格たいかくハイイロオオカミとほぼおな[23]というせつもある。標準ひょうじゅんてきには1にち自身じしん体重たいじゅうの15%ほどの食餌しょくじようするが、体重たいじゅうじつに40 %ちか獲物えものを30ふんでたいらげてしまうことが可能かのうである[8]動物どうぶつ死体したい処理しょりすることで、公衆こうしゅう衛生えいせいやスムーズな食物しょくもつ連鎖れんさ回転かいてん寄与きよしている。

気性きしょうあらく、個体こたい同士どうしえさうばいではげしいあらそいになることもある。ごえ非常ひじょう特徴とくちょうてきで、「背筋せすじこおるような」「すう kmさきまでひびわたる」と形容けいようされるうなりごえさけごえげる。あらそいなのかコミュニケーションの一環いっかんなのか、おそろしげな威嚇いかくごえ・ジャブの応酬おうしゅうては本格ほんかくてき喧嘩けんか多少たしょう怪我けがはタスマニアデビルにはつきものである。かおこし周辺しゅうへん傷跡きずあと多寡たか年齢ねんれい性別せいべつ推測すいそくできたりもする。自分じぶんより上位じょうい個体こたいとの対決たいけつける傾向けいこうにあるため、かお周辺しゅうへんきずすくないほうわかく、背中せなかこしきずがあると繁殖はんしょく行動こうどうめす成体せいたいであることがおおい。

一方いっぽうで、自分じぶんより大型おおがた動物どうぶつたいしては臆病おくびょうで、かくじょう個体こたい人間にんげんとうたいしてきばをむきしてうなるのは攻撃こうげきせいのゆえではなく、むしろパニックになっているか直接的ちょくせつてきあらそいをけるためのハッタリである。おおきくくちけてさけびつついまにもおそいかかってきそうな野生やせい個体こたい遭遇そうぐうしたら、そのまま距離きょりをおいてだまってつことである。攻撃こうげきしなければ、げていく。

縄張なわば意識いしきはさほどつよくはなく、すうひき縄張なわばりがかさなりっていることもある。腐肉ふにくにおいにさそわれてあつまった同格どうかく個体こたいが、あらそったり威嚇いかくしたりしながらも、ひとつの獲物えもの同時どうじらいいていることもまれではない。そのようなときには、ヒゲ個体こたいとの距離きょりはかりつつべてはあらそう。

タスマニアデビルは現存げんそんするなか最大さいだい肉食にくしょくせいゆうぶくろるいであり、ノラネコのような外来がいらいせい中間ちゅうかん捕食ほしょくしゃ増加ぞうかおさえる役割やくわりがある[24]

まれたばかりのタスマニアデビルの発育はついく段階だんかいななせん変化へんか開始かいしから終了しゅうりょうまでの期間きかんしめす。たとえば、からだひょうおおわれるのには41日間にちかんかかる。

繁殖はんしょく通常つうじょう3がつ(タスマニアでは初秋しょしゅう)。めす妊娠にんしんしなければ3週間しゅうかん発情はつじょうないに3かいほど排卵はいらんする[8]繁殖はんしょくむかえためすくびまわりに脂肪しぼうがたまり、づくりをはじめる[25]同士どうしめすめぐってはげしくあらそい、勝者しょうしゃゆうめすを3 - 5にちほど監禁かんきんして生殖せいしょく行動こうどうおこな[8]選択せんたくけんおもめすにあり、複数ふくすうゆう交渉こうしょうとうとするため、ゆう近付ちかづかないよう、ゆう相手あいてめすあなめてかんする。めすあなようとすると、ゆうめす攻撃こうげきしてもどす。野生やせいのつがいが8日間にちかんあなからてこなかったという記録きろくもある[8]飼育しいくでは、ゆうめすえさはこ様子ようす[26]や、ゆうみずみにときめす一緒いっしょきずって様子ようす[27]などが観察かんさつされたことがある。めすはしばらくはゆうしたがっているが、3 - 5にちほどでホルモンバランスが変化へんかゆう反撃はんげきするようになり、ゆうあなからしてしまう[25]

ゆうぶくろるい、いいかえれば胎盤たいばんるいであるタスマニアデビルの妊娠にんしん期間きかんやく3週間しゅうかんで、カンガルーひとし同様どうよう胎児たいじ非常ひじょう未熟みじゅく状態じょうたい出産しゅっさんする。いちに20 - 40ひきまれるべいつぶほどのサイズの胎児たいじは、産道さんどう出口でぐちから6 - 7 cmはなれたところにある育児いくじかって移動いどうする。育児いくじ嚢には乳首ちくびが4つしかないので、のこるのは無事ぶじたどりついて乳首ちくびにしっかり固定こていされた最大さいだい4ひき胎児たいじだけとなる。通常つうじょうは2 - 3ひきあかぼう子育こそだてすることになる[25]

まれたときはちいさいジェリービーンようだが、育児いくじ嚢で4かげつごすと200 gほどに成長せいちょうし、成獣せいじゅうとそっくりになる。その時点じてん育児いくじ嚢からてくるが、カンガルーやワラビーとちがい、いったんふくろそとるともどることはない。さらに3かげつほどはなかまり、母親ははおやふくろかおをつっこんでは授乳じゅにゅうしてもらう。

10 - 12月(はる)にはそとるようになり、1月(なつ)にはひとちするが、そのの1年間ねんかんびる個体こたい半数はんすうほどである。生後せいご2ねん成熟せいじゅくし、2ねんの3がつには繁殖はんしょくむかえる。

3ねんには大人おとなおおきさまで成長せいちょうする。

タスマニアデビルの寿命じゅみょう野生やせいで5 - 6ねん飼育しいくでは6 - 7ねんである。DFTDの感染かんせん地域ちいきでは2 - 3ねんしかきられない個体こたいおおく、繁殖はんしょくびて無事ぶじ子育こそだてをえることは皆無かいむではないがまれである[28]

人間にんげんとの関係かんけい[編集へんしゅう]

現在げんざいタスマニアとうのみに生息せいそくするが、ふるくはオーストラリア大陸たいりくにも生息せいそくしていたことが化石かせきにより判明はんめいしており、どう大陸たいりくではヨーロッパじん到達とうたつ以前いぜん14世紀せいきわりころ絶滅ぜつめつした。オーストラリア大陸たいりくでの絶滅ぜつめつフクロオオカミ同様どうように、人類じんるいがもたらしたイヌ野生やせいしたディンゴ影響えいきょうがあるとおもわれる。

1800ねんごろから入植にゅうしょくはじめたヨーロッパけい住民じゅうみんは、家禽かきん家畜かちくおそがいじゅうとして、またごえ死体したいあさ姿すがた悪魔あくまたとえて忌避きひした。1830ねんには羊毛ようもう畜産ちくさん民間みんかん企業きぎょうによる奨励しょうれいきんめす35セント、ゆう25セント)が、また1888ねんには政府せいふによって同様どうよう奨励しょうれいきんもうけられ、フクロオオカミとも駆除くじょ奨励しょうれいされた。しかし、1936ねんフクロオオカミ絶滅ぜつめつするとタスマニアデビルを保護ほごする気運きうんたかまり、1941ねん保護ほごほう成立せいりつ現在げんざいいたっている。

1996ねんはじめて公式こうしき報告ほうこくされた「デビル顔面がんめん腫瘍しゅようせい疾患しっかん英語えいごばん(DFTD)」とばれる病気びょうきによって、この10年間ねんかんで30 - 40 %まで個体こたいすう減少げんしょうしている。自然しぜん発生はっせいてき伝染でんせんびょうのみを原因げんいんとして生物せいぶつ絶滅ぜつめつすることはまれだが、環境かんきょうてき要因よういんくわわると、加速度かそくどてき個体こたいすう減少げんしょうする可能かのうせいがある。2000ねん前後ぜんこうにハンティング目的もくてき不正ふせいにもたらされたキツネ野生やせいして個体こたいすうやしつつあり、かりにDFTDが収束しゅうそくしたとしても、いちど食物しょくもつ連鎖れんさ頂点ちょうてんわれた動物どうぶつもと地位ちい生息せいそくすう生息せいそく地域ちいきもどることは困難こんなんである。2006ねん、オーストラリア政府せいふほんたね絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅ危急ききゅう - Vulnerable)に指定していした。

  • オーストラリアでも現在げんざい絶滅ぜつめつ危惧きぐ」(Endangered)にランクされている[29]
  • 2007ねん11月、タスマニア大学だいがくのロイ・スウェイン(Roy Swain)博士はかせ委員いいんちょうつとめる絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅ顧問こもん委員いいんかい(Threatened Species Scientific Advisory Committee)は「絶滅ぜつめつ危惧きぐ」(Endangered)への変更へんこう勧告かんこくした[30]ちか将来しょうらい野生やせいのデビルはほぼ間違まちがいなく絶滅ぜつめつするとられている(絶滅ぜつめつまでの期間きかんは5ねんから20 - 30ねんまで諸説しょせつある[31][32])。
  • 2008ねん5がつタスマニアしゅうから絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅ指定していされると発表はっぴょうされた[33][34]

タスマニアしゅう政府せいふ農水省のうすいしょう(DPIW:the Department of Primary Industries and Water)・大学だいがく自然しぜん公園こうえん動物どうぶつえんなどによる共同きょうどう保護ほごプログラムが実施じっしされている。あるじには以下いかのように分類ぶんるいされている。

  • 生息せいそくすう調査ちょうさ
  • 病理びょうり研究けんきゅう
  • 野生やせい保護ほご
  • 人工じんこう飼育しいく

なお、DFTDプログラムでは、随時ずいじボランティアを募集ぼしゅうしている。

野生やせいのデビルを捕獲ほかく観察かんさつし、また捕獲ほかく動物どうぶつによる診断しんだんおこなっている。リリースまえマイクロチップ装着そうちゃくしており、訓練くんれんけたボランティアがマイクロチップ読取よみと個体こたいすう移動いどう範囲はんい特定とくてい貢献こうけんしている[28]わなによる捕獲ほかくでは毎日まいにちチェックしちゅう個体こたいをケアする必要ひつようがあるため、日次にちじチェックにてきさない地域ちいきでは遠隔えんかく操作そうさカメラも導入どうにゅうされ効果こうかをあげている。

捕獲ほかく使用しようされるわな特製とくせいで、にちちゅう穴倉あなくらにもぐりこむタスマニアデビルの習性しゅうせいにあった形状けいじょうをしている。ストレスをかんじさせないのは勿論もちろんのことだが、よほど居心地いごこちいのか、なかにはしょっちゅうわなはいんでは仰向あおむけで熟睡じゅくすいしている個体こたいもいるそうである[16]

しま南東なんとう位置いちするタスマン半島はんとう本島ほんとうとをつな唯一ゆいいつはし封鎖ふうさし、健康けんこうなデビルを隔離かくり生息せいそくさせようというこころみ。半島はんとう本島ほんとうをつなぐはしに、タスマニアデビルけのあみや、タスマニアデビルサイズの生物せいぶつ反応はんのうするセンサーしきのウォータージェット・ライト・録音ろくおんしたいぬこえ仕掛しかけるなどのアイディアがある。

2004ねんにプログラムがスタートしてから3ねんあいだに、DFTDに罹患りかんしたタスマニアデビル60ひき保護ほご退去たいきょとなっている。2006ねん前半ぜんはん6かげつ監視かんしカメラによる記録きろくでは、外部がいぶから半島はんとうはいってきたタスマニアデビルはわずか2ひきとどまっている[16]

はこぶね」プロジェクトでは、2006ねん12月と2007ねん1がつの2にわたって、総勢そうぜい48ひきのタスマニアデビルをオーストラリア本土ほんどの4つの自然しぜん動物どうぶつ公園こうえんおくんだ。どうプロジェクトの舞台ぶたいとしてタスマニアしゅうがい動物どうぶつ公園こうえんえらばれたのは、DFTDの脅威きょうい無縁むえんだからだ。タスマニアしゅうでもDFTDの発症はっしょうれいがない地域ちいきからあつめられた48ひきが、はこぶねせられた。

2007ねん4がつカランビン自然しぜん動物どうぶつ公園こうえん人工じんこう飼育しいくのタスマニアデビルのふくろ子供こどもが4ひきはいっていることが確認かくにんされた。

2007ねん6がつには、ニューサウスウェールズしゅうゴスフォードオーストラリア爬虫類はちゅうるい公園こうえん英語えいごばんで、タスマニアデビルのあかちゃん10ひきまれた。母親ははおやとなったのは、DFTDプログラム人工じんこう飼育しいくした「健康けんこう保証ほしょうつき」の3ひきだ。このほかどう公園こうえんおくられた2006ねん12月時点じてんで、すでに離乳りにゅうまえ新生児しんせいじふくろなかにいためすが1ひきいる。

どうえんでは、遺伝子いでんし多様たようせいたも近親きんしん交配こうはい予防よぼうするため、3ひきめすをそれぞれ2ひきゆう交配こうはいさせた。

民間みんかん保護ほご活動かつどう[編集へんしゅう]

旅行りょこうしゃ目撃もくげき情報じょうほう

タスマニアデビルの目撃もくげき情報じょうほうは、生息せいそく地域ちいき感染かんせん地域ちいきかんする重要じゅうよう情報じょうほうげんとなりる。旅行りょこうちゅうにデビルを目撃もくげきした場合ばあい生死せいしわず。路肩ろかた野生やせい動物どうぶつ轢死れきしたいいさりに被害ひがいにあった事故じこ死体したいふくむ)、DFTDプログラムはつぎ事柄ことがらかんする情報じょうほうもとめている:

  1. 雌雄しゆう
  2. 大体だいたい年齢ねんれいおおきさ(体重たいじゅう目測もくそくできなければ、ネコ小型こがたけんちいさい中型ちゅうがたけんなどの描写びょうしゃでも
    1. 子供こども:4 kgくらいまで(ねこ程度ていどおおきさ)で、ふる傷跡きずあとがない。
    2. わかい:4 - 6 kgで、きずがあることもある。
    3. 成体せいたい:6 kg以上いじょうで、かおこしまわりにふる傷跡きずあとがある。
  3. 健康けんこう状態じょうたい通常つうじょう尻尾しっぽふとければ健康けんこう
    1. そこそこ
    2. わる
  4. 病変びょうへん有無うむ位置いちおおきさ(腫瘍しゅよう見当みあたらない場合ばあいはそのように明記めいき写真しゃしんがあればベスト)
  5. 目撃もくげき場所ばしょGPSがあれば座標ざひょう情報じょうほう
  6. 発見はっけん
  7. あきらかな死因しいんがあるかどうか(交通こうつう事故死じこしなど)
  8. まだきていれば、反応はんのう行動こうどうなどのメモ

このチェックリストは、国立こくりつ公園こうえん野生やせい動物どうぶつ公園こうえんのビジターセンターで配布はいふされている。電話でんわ報告ほうこくは24あいだ受付うけつけ。ただしDPIWの営業えいぎょう時間じかんがい留守電るすでん伝言でんごんのこ形式けいしきで、よく営業えいぎょうかえ連絡れんらくになる。

路上ろじょうにある動物どうぶつ屍骸しがい撤去てっきょ

タスマニアの田舎いなか幹線かんせん道路どうろでは、夜間やかんくるまかれた野生やせい動物どうぶつ死体したい散在さんざいしている。にくかれたデビルがえさ夢中むちゅうになっているうちにかれてしまう事故じこも、頻繁ひんぱんこる。そのような交通こうつう災害さいがいふせぐために、路上ろじょう動物どうぶつ死体したい路肩ろかたせてやることも、重要じゅうよう保護ほご活動かつどうとなる。

マックスバリュ東海とうかい

マックスバリュ東海とうかいは、DFTDプログラムにタスマニアデビル支援しえんきん贈呈ぞうていする活動かつどう[35]おこなっている。青果物せいかぶつ仕入しいれがえんはじまったという支援しえん活動かつどうで、2かい寄付きふとなる2006ねん6がつにはやく30,000オーストラリア・ドルが寄付きふされた。内訳うちわけは、店内てんない設置せっち募金ぼきんばこあつめられた寄付きふきん、およびそれと同額どうがくマックスバリュ東海とうかい拠出きょしゅつ寄付きふきんである。

カンタス航空かんたすこうくう

カンタス航空かんたすこうくうはオーストラリア国内こくない空港くうこうにタスマニアデビルの彫像ちょうぞうかんした募金ぼきんばこ設置せっちしている。

マリアとうへの移住いじゅう計画けいかく生態せいたいけいへの影響えいきょう[編集へんしゅう]

2012ねん、タスマニアデビルの絶滅ぜつめつのおそれの要因よういんとなっていたかおのがんから保護ほごするためすうとうのタスマニアデビルがマリアとううつされた[36]。しかし、地元じもと自然しぜん保護ほご団体だんたい「バードライフ・タスマニア」によると、タスマニアデビルの移動いどうによりしまには2012ねんに3000くみいたペンギンのつがいがまったられなくなったとしている[36]。また学術がくじゅつ「Biological Conservation」の2020ねん論文ろんぶんはタスマニアデビルがミズナギドリのコロニーを絶滅ぜつめつさせたと指摘してきしている[36]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

タズマニアン・デビルほん生物せいぶつをモデルにしたルーニー・テューンズのキャラクター。