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コアラ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
コアラ
コアラ Phascolarctos cinereus
保全ほぜんじょうきょう評価ひょうか[1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : 哺乳ほにゅうつな Mammalia
つな : ししつな
下綱しもつな : こうしし下綱しもつな
: そう前歯まえば Diprotodontia
: ウォンバットがた Vombatiformes
: コアラ
Phascolarctidae Owen, 1839[2]
ぞく : コアラぞく Phascolarctos
de Blainville, 1816[2]
たね : コアラ P. cinereus
学名がくめい
Phascolarctos cinereus
(Goldfuss, 1817)[1][2]
シノニム

Lipurus cinereus Goldfuss, 1817[2]

和名わみょう
コアラ[3][4]
英名えいめい
Koala[1][2]

分布域

コアラ(Koala[5]学名がくめいPhascolarctos cinereus)は、哺乳ほにゅうつなそう前歯まえばコアラコアラぞく分類ぶんるいされるゆうぶくろるい現生げんなましゅではほんしゅのみでコアラコアラぞく構成こうせいする。

日本語にほんご別名べつめいコモリグマ子守こもりぐま)またはフクログマふくろぐま)であり、オーストラリア大陸たいりく東部とうぶ森林地帯しんりんちたいユーカリはやしなど)に生息せいそくしている。

からだしょく背面はいめん灰色はいいろで、はらめん白色はくしょく、オーストラリア北部ほくぶ生息せいそくするコアラよりも(後述こうじゅつ理由りゆうにより)南部なんぶ生息せいそくするコアラのほうからだおおきく体毛たいもうながさもながい。タンニン油分ゆぶんおおふくユーカリや、アカシアティーツリーべる。まれあるくこともあり、4そく歩行ほこうである。

分布ぶんぷ[編集へんしゅう]

オーストラリアクイーンズランドしゅう南東なんとうニューサウスウェールズしゅう東部とうぶビクトリアしゅうみなみオーストラリアしゅう南東なんとう)に分布ぶんぷしている。

西にしオーストラリアしゅうタスマニアしゅうには分布ぶんぷしていない。分布ぶんぷ域内いきないでは熱帯ねったい雨林うりん温帯おんたいのユーカリりん疎林そりんなどに生息せいそくする。とくかわ沿いや海岸かいがん地帯ちたいちかい、肥沃ひよく場所ばしょでユーカリるいふくまれるタンニンや油分ゆぶんすくない場所ばしょこの[6]通常つうじょう単独たんどくせいで、れをつくらない。

ヨーロッパじん到来とうらいによって分布ぶんぷいき急激きゅうげき減少げんしょうさせ、1930年代ねんだいまでには、ヨーロッパじん入植にゅうしょくまえの50%にまでに分布ぶんぷいき減少げんしょうした[7]みなみオーストラリアしゅう個体こたいぐん一部いちぶには、しゅう内外ないがい個体こたいぐんさい導入どうにゅうされた個体こたいぐんふくまれる[7]

形態けいたい[編集へんしゅう]

体長たいちょうはクイーンズランドしゅう生息せいそくするコアラのオスで体長たいちょう674 - 736ミリメートル、体重たいじゅう4.2 - 9.1キログラム、メスで体長たいちょう648 - 723ミリメートル、体重たいじゅう4.1 - 7.3キログラム、オーストラリア南部なんぶ生息せいそくするコアラはオスで体長たいちょう750 - 820ミリメートル、体重たいじゅう9.5 - 14.9キログラム、メスは体長たいちょう680 - 730ミリメートル、体重たいじゅう7 - 11キログラムである[8]外部がいぶからえない。オスはメスよりも体重たいじゅう最大さいだいで50%おもく、体長たいちょうおおきい。また、北部ほくぶ亜種あしゅより、南部なんぶ亜種あしゅほうが25 - 35%ほどおおきい。なお、尻尾しっぽ退化たいかしており存在そんざいしない。からだしょくは、背面はいめん北部ほくぶ亜種あしゅ灰色はいいろであり、南部なんぶ亜種あしゅ茶褐色ちゃかっしょくになることがある。まれではあるが、2017ねん8がつにオーストラリア動物どうぶつえん白色はくしょくあかちゃんが誕生たんじょうした。はらめん白色はくしょくから乳白色にゅうはくしょくである。体毛たいもうあつくごわごわしている。北部ほくぶ亜種あしゅくら南部なんぶ亜種あしゅはふさふさとしており、ふゆさむさにえられるようになっている。オスのむねには茶色ちゃいろたてせん-胸腺きょうせんがあり、ここからにおいをはっする[8]。オスはこのせんからるにおいや、尿にょうのにおいにより、縄張なわば主張しゅちょうする[6][8]外耳がいじちいさいが周囲しゅうい体毛たいもうながいため、とく南部なんぶ亜種あしゅではおおきくえる。

ユーカリをべるメスと育児いくじ嚢のなか子供こども

メスは育児いくじち、このなか乳首ちくびを2つっている[3][8]育児いくじ嚢はウォンバットおなじくうしき、つまりコアラがすわっている状態じょうたい場合ばあい下向したむきについている[6]。オスの交尾こうびゆうぶくろるい独特どくとく形状けいじょうをしており、途中とちゅうから二股ふたまたかれてYがたをしていてかめあたまが2つある。これはメスのちつうちがYかれていて、なか産道さんどうかよっているためである。じょう生活せいかつ適応てきおうしており、脂肪しぼうすくなく筋肉質きんにくしつである。とく四肢しし筋肉きんにく発達はったつしており、じょう素早すばや移動いどうできる。手足てあしにはするどつめのついた5ほんゆびつ。前足まえあしだい1ゆびだい2ゆびとほかの3ゆびかいっており、えだなどをつかむことができる。また、後肢あとあしだい2ゆびだい3ゆび癒合ゆごうしており、だい1ゆびとほかの4ゆびかいっていて、前足まえあし同様どうようえだをつかめるようになっている。また後足あとあし癒合ゆごうしただい2ゆびだい3ゆびつめつめよりもすこながく、これを使つかつくろおこな[8][9]しきはI3/1(門歯もんし)、C1/0(犬歯けんし)、P1/1(しょう臼歯きゅうし)、M4/4(だい臼歯きゅうし[10]。コアラの犬歯けんしは、肉食にくしょくじゅうではないためおおきくはないが、臼歯きゅうしはよく発達はったつしており年齢ねんれいとともにすりっていく[10]

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

3亜種あしゅかれるとされていたが、南部なんぶ個体こたいぐんほど大型おおがた長毛ながもうしょくになること(連続れんぞくてき地理ちり変異へんい)から亜種あしゅ有効ゆうこうせい疑問ぎもんするせつもあった[3]れいとしてMSW3ではほんしゅ亜種あしゅみとめていない[2]

コアラはコアラコアラぞく現生げんなまする唯一ゆいいつたねである。化石かせきたねではおなぞくおなぞくたねがあり、西にしオーストラリアしゅう南西なんせいやオーストラリア中央ちゅうおう北部ほくぶにおいて化石かせき発見はっけんされている[6][11]。ヨーロッパじんによる最初さいしょのコアラ目撃もくげき記録きろくは、1798ねん1がつ26にちジョン・ハンター使用人しようにんであったジョン・プライスがシドニー西部せいぶ高地こうち探検たんけんしているときであり、「先住民せんじゅうみんがCullawineとぶ、アメリカナマケモノのようなものがいた」と記録きろくしている[12]。その、1802ねんに、探検たんけんのフランシス・バラリアーが、先住民せんじゅうみんが “colo” とぶ、サルのようなものがいることを記録きろくしている[12]。1816ねんフランス動物どうぶつ学者がくしゃブランヴィルが、コアラのぞくめいそしてPhascolarctosあたえた[12][13]。これはギリシアphaskolos および arktos からきており、それぞれ「かわふくろ」「くま」という意味いみである[12][13]。また1817ねんドイツじん動物どうぶつ学者がくしゃGoldfussが、たね小名しょうみょうとしてコアラに cinereus というあたえた[12][13]。この言葉ことばラテン語らてんご由来ゆらいで、「灰色はいいろの」という意味いみである[13]。19世紀せいき一時いちじおなゆうぶくろるいウォンバットきんえんであるとされたが、1921ねんまではコアラは完全かんぜんうえせいであり、一方いっぽうのウォンバットは地面じめんあな半地はんじ中性ちゅうせい生活せいかつおくることから、議論ぎろんまととなっていた[12]現在げんざいおなじウォンバットがたVombatiformes)に分類ぶんるいされている。

近年きんねんまでつぎの3亜種あしゅけられていたが、1999ねんのホールデンなどの分析ぶんせきにより、遺伝子いでんしレベルでのちがいは亜種あしゅけるほどにおおきくはないことが確認かくにんされた[7]

  • Phascolarctos cinereus cinereus(Goldfuss, 1817):ニューサウスウェールズコアラ:ニューサウスウェールズしゅう分布ぶんぷする亜種あしゅ
  • Phascolarctos cinereus victor Troughton 1935: ビクトリアコアラ:ビクトリアしゅう分布ぶんぷする亜種あしゅ
  • Phascolarctos cinereus adustus Thomas 1923:クイーンズランドコアラ:クイーンズランドしゅう分布ぶんぷする亜種あしゅ

それぞれのふくまれているしゅうめいがおよその分布ぶんぷいきしめしている。これら3亜種あしゅけない場合ばあい、ニューサウスウェールズしゅう北部ほくぶ以北いほく生息せいそくする個体こたいぐん、ニューサウスウェールズしゅう中部ちゅうぶ以南いなんからビクトリアしゅうにかけて生息せいそくする個体こたいぐんけられる場合ばあいもある[6][8]

からだおおきさ、体毛たいもうながさとも、寒冷かんれいいきくほどおおきくながくなる傾向けいこうがある。クイーンズランドしゅう生息せいそくするコアラがもっとちいさく体毛たいもうみじかく、ビクトリアしゅう生息せいそくするコアラがもっとおおきく体毛たいもうながく、ニューサウスウェールズしゅう生息せいそくするコアラはおおきさも体毛たいもうながさも両者りょうしゃなかあいだ程度ていどである。

生態せいたい[編集へんしゅう]

えだうつるコアラ

通常つうじょう単独たんどくせいで、2とう以上いじょうでいることはまれである。繁殖はんしょくにのみ、オスとメスが一緒いっしょにいたり、またメスと子供こども一緒いっしょにいたりする。じょう生活せいかつするが、あつめたものや、ほら利用りようするというようなことはせず、特定とくていたない[6][10]やすむときは通常つうじょうがよくしげり、太陽光たいようこうあめなどがしのげるじょう休息きゅうそくし、たいてい上方かみがた3ぶんの1くらいのところまでにいる[6][10]地上ちじょうりることはまれだが、から移動いどうするさい地上ちじょうりたり、ときにはすうメートルほどであればあいだうつることもできる[8]いちにちのうち18 - 20時間じかん以上いじょうねむるかやすんでごし、もっと活動かつどうてきになる時間じかん早朝そうちょうおよび夕方ゆうがたで、薄明はくめい薄暮はくぼせいである[12][8]。この生態せいたいナマケモノるが、ナマケモノは体温たいおん一定いっていしない変温動物へんおんどうぶつであるが、コアラは36ほぼ一定いってい体温たいおんをもつ恒温動物こうおんどうぶつであり、基礎きそ代謝たいしゃりょうもナマケモノの30ばいちか[14]

天敵てんてきおおきな猛禽もうきんるいのほか、まれ地上ちじょうあるいたときに、ディンゴ野生やせいしたイヌキツネなどにおそわれる可能かのうせいがある[15]

食事しょくじをするコアラ(動画どうが

しょくせい草食そうしょくせいユーカリアカシアティーツリーを、いちにちに500グラム[16]から1キログラム以上いじょうべる[8][15]。オーストラリアにはユーカリは600 - 700しゅ以上いじょうあるとされるが、食用しょくようになるユーカリはこのなかやく35 - 120しゅである[6][8]。さらに、かく地域ちいき生息せいそくするコアラは、その地域ちいきにあるすべてのユーカリをべるのではなく、おおくのユーカリのたねなかから数種類すうしゅるいのユーカリやその植物しょくぶつこのんでべる[8][17]参照さんしょう: #コアラがこのむユーカリの種類しゅるいについて)。ユーカリのは、昆虫こんちゅう野生やせい動物どうぶつべられるのをふせぐためにタンニン油分ゆぶんふくまれており、消化しょうかわるく、一般いっぱん動物どうぶつえさとしててきさない[6][8]。コアラはユーカリをべるまえににおいをかぎ、選別せんべつしてからべる[8]。さらに盲腸もうちょう発酵はっこうさせることでユーカリの毒素どくそ分解ぶんかいし、消化しょうか吸収きゅうしゅうする。コアラの盲腸もうちょうながさは2メートルある[8]。コアラが常食じょうしょくする食物しょくもつ栄養えいようとぼしく、活発かっぱつ行動こうどうをするためのエネルギーをることができないため、いちにちのうち18 - 20あいだねむってごすことで、エネルギーを節約せつやくしている[12][8]通常つうじょう水分すいぶんはユーカリ(種類しゅるいにもよるが50 - 70%の水分すいぶんふくむ)などの食物しょくもつからのみ摂取せっしゅし、直接ちょくせつみずむことはまれであるが[12][8]野火のびなどでユーカリのけたり猛暑もうしょ脱水だっすい症状しょうじょうおちいったりしたコアラがみず姿すがた度々どど目撃もくげきされている[12][18]

通常つうじょううえくそをする。くそ形状けいじょう円筒えんとうがたをしており、成獣せいじゅう場合ばあいながさはやく2センチ前後ぜんこうで、排出はいしゅつされたばかりのくそはユーカリ特有とくゆうにおいがし、表面ひょうめん乾燥かんそうするとざらざらとしている[10]いろべたものによるが、褐色かっしょく茶褐色ちゃかっしょくからあおみもしくはみどりみがかった褐色かっしょくをしている[10]

1970年代ねんだいクラミジア感染かんせんしている個体こたい確認かくにんされ、1982ねんまでにブリスベン森林公園しんりんこうえんフィリップとうなどで、クラミジアへの感染かんせんりつが80 - 90%になっているのが確認かくにんされた[9]。クラミジアはいまなお、コアラのあいだ流行りゅうこうしており、これによりえなくなったり、またメスの場合ばあいにんなどをこしている[6]。クラミジアが確認かくにんされなかったフレンチとうのコアラの繁殖はんしょくりつやく80%にたっしていたのにたいし、ブリスベン森林公園しんりんこうえんでのコアラの繁殖はんしょくりつは40 - 50%、フィリップとうでは10 - 15%であった[9]現在げんざい生息せいそくしているコアラのだい部分ぶぶんはクラミジアを保有ほゆうしているとされ、生息せいそく環境かんきょう破壊はかいなどストレスの増加ぞうかにより症状しょうじょう発症はっしょうするとされ、このことは人間にんげん活動かつどう結果けっかによる生息せいそく破壊はかいや、交通こうつう事故じこなどによるコアラの生息せいそく頭数とうすう減少げんしょうすうなどと同様どうよう問題もんだいとなっている[6]。また、クラミジアにたいするワクチン開発かいはつ野生やせい個体こたい注射ちゅうしゃすることで、これらの生息せいそく開発かいはつ破壊はかいふせぎ、コアラがストレスなく生息せいそくできる環境かんきょうつくることが有効ゆうこうとされる[6]

子供こども

繁殖はんしょく様式ようしき胎生たいせい繁殖はんしょく地域ちいきによるが、通常つうじょう初春しょしゅんの9がつからなつの2がつまでである[8]。ほとんどくことはないが、繁殖はんしょくになるとオスが縄張なわばりを誇示こじするためにくことがある[8]通常つうじょうえさ状況じょうきょう気候きこうなど生息せいそく状況じょうきょうがよければ、いちねんいち1出産しゅっさんし、双子ふたごまれである[6][8]妊娠にんしん期間きかんは34 - 36にち[3][4][8]新生児しんせいじ体重たいじゅうやく0.5グラム、体長たいちょう2センチメートル程度ていど[4]体毛たいもうえておらず、からだしょくピンク色ぴんくいろをしている。またひらいておらず、えていない。メスの腹部ふくぶにある育児いくじやく6 - 7かげつあいだそだてられる[8]やく22しゅうひらき、やく24しゅうはじめる[8]母親ははおや盲腸もうちょうないでユーカリをはん消化しょうか状態じょうたいにすることで緑色みどりいろパップという離乳食りにゅうしょくつく[4][8]生後せいごやく22しゅうぎたあたりから、子供こども育児いくじ嚢からかおはじめ、母親ははおや肛門こうもんからパップを直接ちょくせつべる[8][9]。パップをべる行動こうどうはそのやく6 - 8週間しゅうかんつづき、子供こどもはパップによってユーカリの消化しょうかするための微生物びせいぶつて、いち生涯しょうがいにわたり、母親ははおやおなすうしゅべるようになる[8][9]。この時期じき母親ははおやくそはペーストじょう無味むみ無臭むしゅうで、動物どうぶつでもくそべることはあるが、主食しゅしょくべられるようになるためにくそ摂取せっしゅするのはコアラだけである[19]育児いくじ嚢から完全かんぜん出始ではじめるのは、26 - 27しゅうくらいからであり、この時期じき母親ははおやいだかれたり、育児いくじ嚢にはいったりしながらごす[9]。36しゅうくらいになると体重たいじゅうが1キロになり、育児いくじ嚢にはもうもどらない[9]体重たいじゅうやく2キログラムほどになるまでは母親ははおや背負しょわれてごし、12かげつまでに乳離ちばなれをする[6][8][9]。この期間きかん猛禽もうきんるいニシキヘビ捕食ほしょくされる可能かのうせいたかまる[8]おやばなれしたオスはやく18かげつまでにすうキロメートルはなれたあたらしい生息せいそくへと分散ぶんさんしていくが、メスは通常つうじょう母親ははおや生息せいそくいきまる[9]。オスは生後せいご2ねんせい成熟せいじゅくするが、生後せいご4ねんたっしてから繁殖はんしょく参加さんかすることがおおい。オスは2、3ねん成熟せいじゅくするが、通常つうじょう縄張なわばりをつまでは繁殖はんしょく参加さんかせず、5ねんほどつと繁殖はんしょくするようになる[8][9]。メスは生後せいご2ねんせい成熟せいじゅくする[4]。メスは2ねん繁殖はんしょく可能かのうとなり、条件じょうけんがよければ毎年まいとしみ、12-15さいまで繁殖はんしょくおこな[8][9]寿命じゅみょう野生やせいでメスで18ねん以下いかであり、オスはメスよりも寿命じゅみょうすうねんみじか[8]

コアラがこのむユーカリの種類しゅるいについて[編集へんしゅう]

先述せんじゅつとおりコアラがべるユーカリの種類しゅるいかぎられているが、オーストラリア南部なんぶ個体こたいぐんリボンガムEucalyptus viminalis)や Eucalyptus ovata を、同国どうこく北部ほくぶ個体こたいぐんグレイアイアンガムEucalyptus punctata)・セキザイユーカリEucalyptus camaldulensis)・クーパーユーカリEucalyptus tereticornis)をこのむという傾向けいこうられる(Macdonald (1984)[20]

また、コアラのユーカリのこのみにかんしての調査ちょうされい存在そんざいする。調査ちょうさ対象たいしょうとされたのは日本にっぽん埼玉さいたまけんこども動物どうぶつ自然しぜん公園こうえん飼育しいくされていたオーストラリア東部とうぶブリズベンローンパイン・コアラ・サンクチュアリ出身しゅっしんのコアラたちであり、どう動物どうぶつえん野外やがい施設しせつ栽培さいばい、1989ねん5がつ15にちおよび30にち収穫しゅうかくされた16しゅのユーカリが用意よういされ、ごとにそのうち7-8しゅがコアラたちにあたえられた[21]。その結果けっか、16しゅのユーカリは3つのグループに大別たいべつされるということがかびがった。1つはよろこんでべられ、コアラたちの食事しょくじ平均へいきんして20パーセントをえる割合わりあいめたグループ(けい3しゅ)、2つ時々ときどきべられ、全体ぜんたいでコアラたちの食事しょくじの20パーセント未満みまんをなすグループ(けい6しゅ)、そしてほとんどべられず全体ぜんたいでコアラたちの食事しょくじの1パーセントにもたなかったグループ(けい7しゅ)である[21]。16しゅ詳細しょうさい内訳うちわけつぎひょうとおりである[21]。なお各種かくしゅ日本語にほんごめいはYList[22]、YList にないものは『熱帯ねったい植物しょくぶつ要覧ようらん だい4はん[23]り、分類ぶんるい情報じょうほうキュー植物しょくぶつえんけいデータベース World Checklist of Selected Plant Familiesしたがった[24]

動物どうぶつえん飼育しいくのコアラたちにあたえられたユーカリ16しゅ内訳うちわけOsawa (1993)
こう頻度ひんど平均へいきん20パーセントえ) ちゅう頻度ひんど合計ごうけいでも20パーセント未満みまん ほぼしょく合計ごうけいでも1パーセント未満みまん

人間にんげんとの関係かんけい[編集へんしゅう]

“koala” の名前なまえダルクgula由来ゆらいするものである。元来がんらい母音ぼいん/u/ はアルファベットで ooつづられ、スペルは coolakoolah表記ひょうきされたが、表記ひょうきミスにより oaわった[25] 。この言葉ことばは、"doesn't drink"(すいまない)を意味いみするとあやまってわれている[25]

コアラはクマの一種いっしゅではないが、18世紀せいき後半こうはんにやってきた英語えいごはなすヨーロッパじん入植にゅうしょくしゃにより、クマにていることから koala bear(コアラグマ)とばれた。分類ぶんるい学的がくてきには不適切ふてきせつであるが、koala bear名前なまえ現在げんざいでもオーストラリア以外いがい使つかわれている[26]が、この名称めいしょう不正確ふせいかくであるため、使つかうことは推奨すいしょうされていない[27][28][29][30][31][よう出典しゅってん]

英語えいご表記ひょうきには、クマを意味いみする “bear” をもとに、monkey bearさるクマ)、native bear固有こゆうのクマ)、tree-bearのクマ)などとばれることがある[25]。また日本語にほんごではコモリグマなどとばれることがある。

森林しんりん伐採ばっさいやま火事かじによる生息せいそく破壊はかい毛皮けがわよう狩猟しゅりょう交通こうつう事故じこ、イヌによる捕食ほしょくなどにより生息せいそくすう減少げんしょうしている[1]。オーストラリアコアラ基金ききんは2021ねん9がつ20日はつかだい規模きぼやま火事かじ旱魃かんばつなどにより過去かこ3ねんでコアラの生息せいそくすう最大さいだいで5まん8000ひき最少さいしょうで3まん2000ひき減少げんしょうし、128あった生息せいそくのうち47で野生やせい個体こたいがいなくなったと発表はっぴょうした[32]

コアラの毛皮けがわ

ヨーロッパじん入植にゅうしょく以前いぜんから、オーストラリア先住民せんじゅうみん食糧しょくりょうとしていた[9]。しかし、ヨーロッパじん到達とうたつ植民しょくみん以降いこうとくに1860年代ねんだいから1920年代ねんだい後半こうはんにかけてコアラの毛皮けがわをとるために狩猟しゅりょうおこなわれており、イギリスロンドンだけで毎年まいとし1 - 3まんとうぶんもの毛皮けがわ販売はんばいされていた[12]。たとえば1889ねんには30まんとうぶん毛皮けがわがイギリスへ輸出ゆしゅつされ、また1920年代ねんだいにはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくへの輸出ゆしゅつがされていた[8]一時いちじてきにではあるが1898ねんにはビクトリアしゅうで、1906ねんにはクイーンズランドしゅうでコアラの狩猟しゅりょう禁止きんしされたが、このあいだ狩猟しゅりょうおこなわれ、「ウォンバットの毛皮けがわ」として輸出ゆしゅつされていた[12]。また、最盛さいせいにあたる1919ねんにはクイーンズランドしゅうでは100まんとう以上いじょうが、1924ねんにはニューサウスウェールズしゅうで100まんとう以上いじょうものコアラが毛皮けがわのために捕獲ほかくされ、また1927ねんには狩猟しゅりょう許可きょかされた期間きかんであるやく1かげつあいだで58まん5,000とうじゃくぶんものコアラが捕獲ほかくされ、毛皮けがわがとられた[12][8][9]。このように捕獲ほかくがしやすかったコアラは次々つぎつぎ毛皮けがわのために狩猟しゅりょうされていき、1930年代ねんだい後半こうはんまでにはみなみオーストラリアしゅうでは絶滅ぜつめつ危機ききひんし、そのしゅうでは急激きゅうげき減少げんしょうしていた[7][12][8]。このような乱獲らんかく開発かいはつによる生息せいそく分断ぶんだんなどにより、クイーンズランドしゅう北部ほくぶみなみオーストラリアしゅう、またニューサウスウェールズしゅうとビクトリアしゅうしゅうさかい付近ふきんなどで個体こたいぐん孤立こりつした[9]

その保護ほご活動かつどうがなされ、ビクトリアしゅうフィリップとうやフレンチとうなどから、本土ほんどのビクトリアしゅうみなみオーストラリアしゅうなどにさい導入どうにゅうされている[7]とくみなみオーストラリアしゅうには1920年代ねんだいから1960年代ねんだいにかけて、すうさい導入どうにゅうこころみられてきた[7]

現在げんざい、コアラの個体こたいすうは、オーストラリア政府せいふ判断はんだんをしていないが[7]、オーストラリアコアラ財団ざいだんにより10まんとう以下いかであると予想よそうされている[33]資料しりょうによっては4まん3,000とうとされることもある[34]。しかし、すべての地域ちいき個体こたいすうらしつづけているわけではなく、グレートディバイディング山脈さんみゃく西部せいぶのいくつかの個体こたいぐんなどでは個体こたいすう増加ぞうかし、分布ぶんぷいきひろげている[7]。またみなみオーストラリアしゅうにおいては、さい導入どうにゅう結果けっか、ヨーロッパじん入植にゅうしょくよりもおおくの個体こたいすうがより広範囲こうはんい分布ぶんぷしている[7]

一方いっぽうで、さい導入どうにゅうされた島嶼とうしょ自然しぜん分布ぶんぷ以外いがい地域ちいき分断ぶんだんされた生息せいそくなどにおいて、コアラによるユーカリの食害しょくがい報告ほうこくされており、問題もんだいとなっている[7]

保全ほぜん状態じょうたい評価ひょうか[編集へんしゅう]

オーストラリア政府せいふ法律ほうりつでは、サウス・イースト・クイーンズランド地域ちいき個体こたいぐんのぞ保護ほご対象たいしょうになっておらず、2010ねん9がつ30にちまでにさい評価ひょうかおこなうとしている[7]。また、オーストラリア政府せいふはコアラの保護ほご政策せいさく各州かくしゅう政府せいふまかせている。クイーンズランドしゅうではサウス・イースト・クイーンズランド地域ちいき個体こたいぐん危急ききゅうしゅ(Vulnerable)に、その地域ちいきのコアラを軽度けいど懸念けねん(Least Concern)に指定していしている[7]。ニューサウスウェールズしゅうはワリンガのピットウォーター地区ちくと、グレート・レークスのティー・ガーデン地区ちくおよびホークス・ネスト地区ちくのコアラを絶滅ぜつめつ危惧きぐ(Endangered)に、その危急ききゅうしゅ(Vulnerable)に指定していしている[7]。ビクトリアしゅうでは野生やせい動物どうぶつ全般ぜんぱんあつかほう(Wildlife Act 1975)のした野生やせい動物どうぶつ取引とりひきなどを制限せいげんしているが、保全ほぜん状態じょうたい評価ひょうかはしていない[7]みなみオーストラリアしゅうもビクトリアしゅうおなじように野生やせい動物どうぶつ全般ぜんぱんあつかほう(National Parks and Wildlife Act 1972)で野生やせい動物どうぶつ生息せいそく保護ほご取引とりひき狩猟しゅりょうなどの行為こうい制限せいげんしている。近年きんねんまで希少きしょうしゅ(Rare)とされていたが、2008ねん指定していからはずされた[7]。2022ねん2がつ11にちにはニューサウスウェールズ、クイーンズに生息せいそくするコアラについて、近年きんねんだい規模きぼ森林しんりん火災かさいなどで絶滅ぜつめつ危険きけん増大ぞうだいしたとして「絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅ」に指定していしたと発表はっぴょうかたわらで保護ほごにおいて全力ぜんりょくげる姿勢しせい鮮明せんめいにしている[35]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは絶滅ぜつめつ危機ききひんするたね保存ほぞんかんする法律ほうりつにより、絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅ(Threatened)に指定していされた[7]

コアラの飼育しいく施設しせつ[編集へんしゅう]

コアラは動物どうぶつなかでも非常ひじょう神経質しんけいしつで、人工じんこう施設しせつない飼育しいくする場合ばあい環境かんきょう変化へんかによってコアラ・ストレス・シンドロームを発症はっしょうしやすく、飼育しいくには細心さいしん注意ちゅうい必要ひつようとされる[36][37]日本にっぽんでは1984ねんはじめて輸入ゆにゅうされ、鹿児島かごしま平川ひらかわ動物どうぶつ公園こうえん多摩たま動物どうぶつ公園こうえん東山ひがしやま動植物どうしょくぶつえんかく2とうずつけい6とうのオスの飼育しいく開始かいしされた[4]。このうち鹿児島かごしま平川ひらかわ動物どうぶつ公園こうえんでは、1986ねん日本にっぽんでははじめて飼育しいく繁殖はんしょく成功せいこうした[4]

東山ひがしやま動植物どうしょくぶつえんのコアラ
うえのコアラ(動画どうが
神戸こうべ市立しりつ王子おうじ動物どうぶつえんのコアラ

1980ねんまでオーストラリア以外いがいでコアラをることができたのは、1915ねんにコアラの飼育しいくはじめたアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくサンディエゴ動物どうぶつえんだけであり、コアラの生息せいそくすう減少げんしょうしてからはオーストラリア政府せいふ海外かいがい輸出ゆしゅつすることを禁止きんししていた[12]。1980ねんにオーストラリアの法律ほうりつ改正かいせいされ、1984ねんおよび1985ねんにオーストラリアのタロンガ動物どうぶつえんから日本にっぽん多摩たま動物どうぶつ公園こうえん東山ひがしやま動植物どうしょくぶつえん平川ひらかわ動物どうぶつ公園こうえんの3えんおくられた[12][38]

このときにユーカリ日本にっぽんそだてられるかも調しらべられたほか、コアラが到着とうちゃくする3週間しゅうかんまえにはえさとなるユーカリが輸入ゆにゅうされ、またそれと同時どうじに、コアラにはどのようなてきしているのか、いちにちにどのくらいべるのかなど、様々さまざま飼育しいく方法ほうほうなどの情報じょうほう提供ていきょうされた[12]。このとき、日本にっぽんでは「コアラ・ブーム」ががることとなった[12]。オーストラリアからコアラがおくられたさい日本にっぽんからはそのおかえしにオオサンショウウオおくっている[よう出典しゅってん]

さらに翌年よくねん1986ねん埼玉さいたまけんこども動物どうぶつ自然しぜん公園こうえん横浜よこはま市立しりつ金沢かなざわ動物どうぶつえんコアラ騒動そうどう)、1987ねん淡路あわじファームパーク イングランドのおか1989ねん大阪おおさか天王寺てんのうじ動物どうぶつえん1991ねん神戸こうべ市立しりつ王子おうじ動物どうぶつえん1996ねん沖縄おきなわこどものくにえている。または1998ねん草津くさつ熱帯ねったいけん期間きかん限定げんていでコアラてん開催かいさいしてコアラを展示てんじしていた。草津くさつ熱帯ねったいけん飼育しいくしていたコアラは金沢かなざわ動物どうぶつえんからりたコアラである。2010ねん沖縄おきなわこどものくに飼育しいくされていたコアラが死亡しぼう[39]2019ねんには、大阪おおさか天王寺てんのうじ動物どうぶつえんのコアラがイギリスの動物どうぶつえんロングリートサファリパーク譲渡ゆずりわたされた[40][41][42][43][44]ため、2020ねん2がつ現在げんざい日本にっぽん国内こくないでコアラを飼育しいくしている動物どうぶつえんは7えんである[45]

しかし、近年きんねんコアラの飼育しいくすう減少げんしょうしているため、全国ぜんこくのコアラを飼育しいくする動物どうぶつえん協同きょうどう繁殖はんしょくんでいる。もっと問題もんだいとなるのがコアラのえさで、前述ぜんじゅつのようにコアラはユーカリなどまった植物しょくぶつなかからさらに特定とくてい種類しゅるい、しかもわかではいけないなどの嗜好しこうがあり、大量たいりょうべるため、合理ごうりてきにコアラを飼育しいくするにはえさようのユーカリをせんもん栽培さいばいする農家のうか存在そんざいと、ユーカリを年中ねんじゅう安定あんていして供給きょうきゅうできる環境かんきょう必要ひつようである。また、はつ来日らいにちのコアラ・ブームがってコアラの動物どうぶつえんなどへの集客しゅうきゃくりょくジャイアントパンダなどにくらべて大幅おおはばちている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]


注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • Egerton, L. ed. 2005. Encyclopedia of Australian wildlife., Reader's Digest ISBN 9780864491183
  • Cath Jones and Steve Parish, Field Guide to Australian Mammals, P64-69, Steve Parish Publishing, ISBN 174021743-8
  • Simon HUNTER, KOALA HANDBOOK, CHATTO & WINDOWS, ISBN 0-7011-3213-2

関連かんれん文献ぶんけん[編集へんしゅう]

英語えいご:

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]