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チカ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
チカ
分類ぶんるい
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : じょうひれつな Actinopterygii
上目うわめ : とげひれ上目うわめ Acanthopterygii
: キュウリウオ Osmeriformes
: キュウリウオ Osmeridae
ぞく : ワカサギぞく Hypomesus
たね : チカ H. japonicus
学名がくめい
Hypomesus japonicus
(Brevoort, 1856)
和名わみょう
チカ
英名えいめい
Japanese surfsmelt

チカ[1]学名がくめいHypomesus japonicus) は、キュウリウオキュウリウオ分類ぶんるいされるさかな別名べつめいツカオタポッポなど。食用しょくようとされ、同属どうぞくワカサギとよくている。そのため、りょうたね区別くべつされずに流通りゅうつうしていることもある。北海道ほっかいどうおよ三陸海岸さんりくかいがん以北いほく本州ほんしゅう朝鮮半島ちょうせんはんとうカムチャツカ半島はんとう樺太からふと千島ちしま列島れっとう沿岸えんがん生息せいそくする。

形態けいたい

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ワカサギによくているが、ワカサギのはらびれがびれの起点きてん直下ちょっかもしくはやや前方ぜんぽうからはじまることにたいし、ほんしゅはらびれはびれの起点きてんよりやや後方こうほうからはじまるというちがいがある[2]

全長ぜんちょうやく20cmほどにまでそだち、ワカサギより大型おおがたである。

生態せいたい

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内湾ないわんきしちかくに生息せいそくする。3がつ下旬げじゅんから5月上旬じょうじゅん繁殖はんしょくになると河川かせん河口かこうあつまり、水域すいいきすな底部ていぶ産卵さんらんする。1ねんから2ねん成熟せいじゅくする。産卵さんらんのこり、3ねんから4ねんきる個体こたいもいる。プランクトンひとしべる。

人間にんげんによる利用りよう

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北海道ほっかいどう東北とうほく地方ちほうでは、食用しょくようぎょとして流通りゅうつうしている。定置網ていちあみ漁獲ぎょかくされることがおおい。また、漁港ぎょこうひとしあつまるので対象たいしょうぎょにもなっている。ワカサギ混同こんどうして販売はんばいされていた時期じき[いつ?]もあるが、そのはきちんと区別くべつされている。小骨こぼねがワカサギよりもややかたいので、価格かかくはチカのほうがやや安価あんかである。

調理ちょうりほうとしては、小型こがたのものはてんぷらフライなどが有名ゆうめいであるが、3%の塩水えんすいのち乾燥かんそうさせて煮干にぼしにしたり、佃煮つくだににして長期ちょうき保存ほぞんせいたかめたりする調理ちょうりほうもある。大型おおがたのものは刺身さしみ素焼すやき、塩焼しおやきなどにしても美味びみである。ただし、生食なましょく場合ばあい寄生虫きせいちゅう危険きけんがあるので十分じゅうぶん注意ちゅういすること。

かた

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おおまかに2種類しゅるいあり、サビキ一本釣いっぽんづりに分類ぶんるいされる。

サビキでのかた仕掛しかけをそのままうみれるさそりと、サビキにをつけてのりがあるが、サビキにをつけてかた主流しゅりゅうになりつつある。

一本釣いっぽんづりは、ウキりとみゃくりに分類ぶんるいされる。ウキりはたりがあるまでウキながらり。みゃくりははりにつけたえささかなおよいでいるたなわせ、さかなえさべた瞬間しゅんかんわせてる。れてくるといがしぶときでもそれなりの釣果ちょうかげられるが、えさ自分じぶんながらるため、わせるのは少々しょうしょうむずかしい。

関連かんれん項目こうもく

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参考さんこう文献ぶんけん

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  • 木村きむらよしこころざし 監修かんしゅう 『日本にっぽん淡水魚たんすいぎょ』 学習研究社がくしゅうけんきゅうしゃ<フィールドベスト図鑑ずかん>、2000ねん、P57

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 魚偏うおへんきん[さかなこん]、𫙧 U+2B667:CJK統合とうごう漢字かんじ拡張かくちょうC - CJK Unified Ideographs Extension C
  2. ^ ワカサギとチカの見分みわかた