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パリ植物しょくぶつえん

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パリ植物しょくぶつえん

ヴァリュベール広場ひろばよりのぞんだパリ植物しょくぶつえんだい広場ひろば
地図
パリ植物園の位置(パリ5区内)
パリ植物園
パリ植物園の位置(パリ内)
パリ植物園
施設しせつ情報じょうほう
正式せいしき名称めいしょう le Jardin des Plantes de Paris
前身ぜんしん 王立おうりつ薬草やくそうえん
事業じぎょう主体しゅたい 国立こくりつ自然しぜん博物館はくぶつかん
開園かいえん 1633ねん
所在地しょざいち フランスの旗 フランス
位置いち 北緯ほくい4850ふん38びょう 東経とうけい221ふん34びょう / 北緯ほくい48.84389 東経とうけい2.35944 / 48.84389; 2.35944座標ざひょう: 北緯ほくい4850ふん38びょう 東経とうけい221ふん34びょう / 北緯ほくい48.84389 東経とうけい2.35944 / 48.84389; 2.35944
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パリ植物しょくぶつえん(パリしょくぶつえん、le Jardin des Plantes de Paris)は、フランスパリ5公立こうりつ植物しょくぶつえんフランス国立こくりつ自然しぜん博物館はくぶつかん傘下さんかパリ・モスクジュシュー・キャンパスla Campus de Jussieu パリだい6大学だいがくおよパリだい7大学だいがく大学だいがく地球ちきゅう物理ぶつり研究所けんきゅうじょ共用きょうようキャンパス)、セーヌがわかこまれる。

ビュフォンはくジョルジュ=ルイ・ルクレルジャン=バティスト・ラマルク後見こうけんのもと、現在げんざい敷地しきち造園ぞうえんされた。敷地しきち面積めんせきやく23.5ha

植物しょくぶつえん見所みどころ

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Jardin des plantes de Paris

真直まっすぐにびただい広場ひろば

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だい陳列ちんれつかん (la Grande Galerie) からセーヌがわ河岸かわぎしはたヴァリュベール広場ひろば (la place Valhubert) まで、真直まっすぐにびただい広場ひろばがある(ながさ500m面積めんせき3ha)。そこのフランスしき花壇かだんは、プラタナス木立こだちによりふちどられている。4がつ初旬しょじゅん以降いこうには花壇かだん花盛はなざかりになる。はなかおぶれは定期ていきてきえられていき、全部ぜんぶせん種類しゅるいちかくが栽培さいばいされる。

このだい広場ひろばは、ふたつの広場ひろばわかれる。そのうちの一方いっぽうは、だい陳列ちんれつかんがわにあり、1890ねんから1900ねんまで自然しぜん博物館はくぶつかん館長かんちょうアルフォンス・ミルン=エドワール (Alphonse Milne-Edwards) のにちなんだミルン=エドワール広場ひろばであり、他方たほうは、セーヌがわがわのラマルク広場ひろばである。ミルン=エドワール広場ひろば地下ちかには、なんじゅうまん種類しゅるいもの動物どうぶつ剥製はくせい昆虫こんちゅう魚類ぎょるい爬虫類はちゅうるいまた哺乳類ほにゅうるいさい編成へんせいしてしめす「ゾーテック」 (zoothèque) がある。この広場ひろば先頭せんとうだい陳列ちんれつかん正面しょうめんには、ジャン・カルリュ (Jean Carlus) のになるビュフォンの青銅せいどうぞう(1908ねん)がてられている。

ばらえん

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1990ねんつくられたこのばらえん目的もくてきは、様々さまざまバラ亜種あしゅ(それらは合理ごうりてき仕方しかた分類ぶんるいされている)の研究けんきゅうおよ公開こうかいである。このばらえんは、鉱物こうぶつがく先駆せんくしゃアュイ神父しんぷ(l'abbé Haüy)のにちなんだ(「植物しょくぶつがく地質ちしつがく陳列ちんれつかんわきの)アュイ小路こうじ沿ってえられている170種類しゅるい欧州おうしゅうさんのバラから構成こうせいされている。ばらえんには、フェリクス・サンゼル (Félix Sanzel) さくの「とらわれたアモール」 (L'Amour prisonnier) と、ルイ=マリー・デュパティ (Louis-Marie Dupaty) さくの「ウェヌス・ゲニトリクス」 (Venus genitrix) とのふたつの彫像ちょうぞうかざられている。

温室おんしつ

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メキシコ温室おんしつ

金属きんぞくせい骨組ほねぐみ温室おんしつ3むねが、だい広場ひろば沿ってならんでいる。そのうちつぎの2むね公開こうかいされている。

さん番目ばんめは、やはりロオル・ド・フリュリが設計せっけいした、オーストラリア温室おんしつである。この温室おんしつは、2004ねん現在げんざい修理しゅうりのため無期むき閉鎖へいさちゅうである。

動物どうぶつえん

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この動物どうぶつえんは、世界せかいもっとふるいもののひとつであって、ジャック=アンリ・ベルナルダン・ド・サン=ピエール提案ていあんにより、ヴェルサイユ宮殿きゅうでん王立おうりつ動物どうぶつえん個人こじん所有しょゆう動物どうぶつえんおよ動物どうぶつ移転いてんさせて、1795ねん設立せつりつされた。

ほん動物どうぶつえんは、もともとは木材もくざい置場おきばであった5.5ha土地とちに、1,100しゅ動物どうぶつ哺乳類ほにゅうるい爬虫類はちゅうるい鳥類ちょうるい収容しゅうようしている。現在げんざい使命しめいは、博物館はくぶつかんほか部門ぶもんきょうどうして、モウコノウマこうむ古野この Equus przewalskii)のような絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅ保存ほぞんすることである。また、ほん動物どうぶつえんには、双眼そうがんルーペでえてくるような節足動物せっそくどうぶつるい展示てんじする微小びしょう動物どうぶつえんや、しょう爬虫類はちゅうるい両生類りょうせいるい昆虫こんちゅう展示てんじかんもある。

アルプスえん

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アルプスえんは、世界中せかいじゅう山岳さんがく環境かんきょうヒマラヤアルプスコルシカとうなど)におけるしょう潅木かんぼく草本そうほん植物しょくぶつ研究けんきゅうするため1931ねん創設そうせつされた。地下ちか通路つうろによりつながれたふたつの区画くかくに2,000しゅ以上いじょう植物しょくぶつゆうする。ほんえんには、18世紀せいき植物しょくぶつ学者がくしゃセバスチャン・ヴァイヤン(Sébastien Vaillant) が植物しょくぶつにも性別せいべつがあることの証拠しょうことした、ピスタチオがある。

植物しょくぶつがく学校がっこう

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ほん学校がっこうは、18世紀せいきに、植物しょくぶつ学者がくしゃアンドレ・トワン (André Thouin) により設立せつりつされたもので、4,500しゅしょう潅木かんぼくおよ植物しょくぶつさい編成へんせいしてある。ほん学校がっこう目的もくてきは、フランスとどう程度ていど緯度いどにおいて屋外おくがい生育せいいく可能かのうたね合理ごうりてき仕方しかた公衆こうしゅうおよ植物しょくぶつ学者がくしゃ提示ていじすることである。ほん学校がっこうには、歴史れきしてき樹木じゅもくもある。博物館はくぶつかん庭園ていえん管理かんり担当たんとうしゃによりしゅう一度いちどおこなわれる講座こうざ多数たすうもうけられている。

歴史れきし

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ふるくは「王立おうりつ庭園ていえん」 (Jardin du Roi) であったパリ植物しょくぶつえんは、フランスにおける科学かがく要所ようしょひとつである。1633ねんギ・ド・ラ・ブロス (Guy de la Brosse) の懇請こんせいにより、ルイ13せいがパリ郊外こうがい土地とちげて、王立おうりつ薬草やくそうえん創設そうせつした。この薬草やくそうえん役割やくわりひとつは、ソルボンヌ (Sorbonne) 大学だいがく科学かがくじょう権威けんい対抗たいこうさせることだった。その指揮しき監督かんとくは、おう筆頭ひっとう侍医じいジャン・エロアール (Jean Héroard) にまかせられ、管理かんり責任せきにんは、ギ・ド・ラ・ブロスがった。そこでは、薬理やくりがく植物しょくぶつがくとの両方りょうほう基礎きそとして役立やくだたせようと、世界中せかいじゅう植物しょくぶつ栽培さいばいされた。化学かがく植物しょくぶつおよ動物どうぶつ解剖かいぼうがく植物しょくぶつがく、そして動物どうぶつがくが、王国おうこくない最良さいりょう学者がくしゃたちにより講義こうぎされた。1640ねん薬草やくそうえん公開こうかいされた。

低迷ていめいのちジャン=バティスト・コルベール庭園ていえん経営けいえい主導しゅどうけんにぎった。植物しょくぶつ学者がくしゃギ・クレサン・ファゴン (Guy Crescent Fagon) は、科学かがくじょうだい成功せいこうをコルベールにって、自身じしんまわりに優秀ゆうしゅう人材じんざいあつめたが、そのなかにはクリストファ・グラゼルジョゼフ・ピトン・ド・ツルンフォールアントワーヌ・ローラン・ド・ジュシューなどがいた。ビュフォンは、1739ねん庭園ていえん管理かんりかん任命にんめいされ、庭園ていえんおおきく成長せいちょうさせた。かれは、41年間ねんかんにわたりその地位ちい采配さいはいった。この当時とうじクロード・オーブリエマドレーヌ・フランソワーズ・バスポルトなどの植物しょくぶつ画家がかたちが植物しょくぶつえんきの画家がかをつとめていた[1]

園内えんないにある日本にっぽんさくら (さとさくら白妙しろたえ」)

ビュフォンのいちねんフランス革命かくめい勃発ぼっぱつし、庭園ていえん組織そしきおおくの変更へんこうこした。以下いかは、国民こくみん議会ぎかい要請ようせいにより、学者がくしゃたち自身じしん起草きそうした設立せつりつ文書ぶんしょ冒頭ぼうとう部分ぶぶんである:

  • だいいちじょう : ほん組織そしきは「自然しぜん博物館はくぶつかん」としょうするものとする。
  • だいじょう : ほん組織そしきしゅ目的もくてきは、組織そしき全体ぜんたいからられ、農業のうぎょう商業しょうぎょう技芸ぎげい応用おうようされた自然しぜんを、公衆こうしゅう教育きょういくすることにかれる。
  • だいさんじょう : 自然しぜん博物館はくぶつかんは、国民こくみん会議かいぎ議員ぎいん直接ちょくせつ保護ほごしたかれるものとする。
  • だいよんじょう : 自然しぜん博物館はくぶつかんぜん役員やくいんは、教授きょうじゅ地位ちいゆうするものとする。
  • だいじょう : すべての博物館はくぶつかん教授きょうじゅは、権限けんげんおよ給与きゅうよにおいて平等びょうどうとする。

ルイ・ドバントン (Louis Daubenton) によりげられた給与きゅうよ維持いじするため、学者がくしゃたちは、ビュフォンとかれとを博物館はくぶつかん創設そうせつしゃとし、また当時とうじ74さいであったドバントンは、終身しゅうしん館長かんちょう任命にんめいされた。その一時期いちじき相当そうとう混迷こんめいこされたが、政府せいふ緊急きんきゅうせいのよりたか事柄ことがら忙殺ぼうさつされていた。1791ねんに、ジャック=アンリ・ベルナルダン・ド・サン=ピエール管理かんりしゃ任命にんめいされた。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Valérie Lastinger, "The Laboratory, the Boudoir and the Kitchen: Medicine, Home and Domesticity," in Ann Kathleen Doig and Felicia B. Sturzer, ed., Women, Gender and Disease in Eighteenth-Century England and France (New Castle: Cambridge Scholars Publishing, 2014), 119-148, p. 124.

外部がいぶリンク

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