ベテ・シャン

ベテ・シャン(英語えいご:Beth Shan)は、旧約きゅうやく聖書せいしょに登場とうじょうするの町まちの名前なまえである。

ヨルダン川よるだんがわとイズレエルの谷たにが合流ごうりゅうする所ところに近ちかい、ヤルド川がわの南岸なんがんにある要塞ようさいである。イスラエルのカナン侵攻しんこうの際さいには、イッサカル族ぞくの相続そうぞく地ちになったが、後のちにマナセ族ぞくの相続そうぞく地ちになった。しかし、マナセ族ぞくは先住民せんじゅうみん族ぞくのカナン人じんを追おい出だすことができなかったので、カナン人じんは共存きょうぞんして後のちにはイスラエル人じんの奴隷どれいになった。

サウルとその息子むすこたちがギルボア山さんの戦たたかいで、ペリシテ人じんに敗やぶれて戦死せんしした時ときに、サウルたちの死体したいはベテ・シャンにさらされたが、ヤベシュの人々ひとびとがやって来きて、死体したいをはずしてヤベシュに運はこんで葬ほうむった。

ギリシア時代じだいには、スキトポリスと呼よばれた。ローマ時代じだいにはデカポリスの中なかでは唯一ゆいいつ繁栄はんえいした町まちになった。

参考さんこう文献ぶんけん

• 『新しん聖書せいしょ辞典じてん』いのちのことば社しゃ、1985年ねん