ペヌエル

天使てんしとヤコブの闘たたかい（ウジェーヌ・ドラクロワ画が）

ペヌエル（英語えいご:Peniel,ヘブル語ご:פְּנוּאֵל）は、旧約きゅうやく聖書せいしょに登場とうじょうする地名ちめいである。ヘブル語ごで「神かみの御ご顔かお」の意味いみである。ヨルダン川よるだんがわの中流ちゅうりゅうのスコテから東ひがしに6kmのヤボク川がわの南岸なんがんの地域ちいきである。トゥルル・エ・ダハブ（黄金おうごんの丘おか）と呼よばれる二ふたつの近ちかくの廃墟はいきょであると言いわれている。

ヤコブがエサウに会あう前まえに神かみと格闘かくとうした場所ばしょである。 士し師しギデオンがミデヤン人じんと交戦こうせんした際さい、ペヌエルの住民じゅうみんに協力きょうりょくを要請ようせいしたが、応おうじなかったので、ギデオンにより、ペヌエルの町まちは破壊はかいされ、住民じゅうみんは虐殺ぎゃくさつされた。

北きたイスラエル王国おうこくの初代しょだいヤロブアム1世せいは首都しゅととしてシェケムを選えらんだが、東ひがしからの侵入しんにゅう者しゃを防ふせぐためにペヌエルを要塞ようさい都市としとして再建さいけんした。

参考さんこう文献ぶんけん

• 『新しん聖書せいしょ辞典じてん』いのちのことば社しゃ、1985年ねん