マリナー5号ごう

概要がいよう
名称めいしょう	マリナー5号ごう
国くに	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
目的もくてき	金星きんぼしにおける磁場じば・荷電かでん粒子りゅうし・プラズマ・電磁波でんじはおよび金星きんぼし大気たいき観測かんそく
重量じゅうりょう	244.9 kg
運用うんよう機関きかん	JPL - NASA
打上うちあげ機材きざい	アトラスロケット
打上うちあげ日時にちじ	1967年ねん6月14日にち（UTC）
打上うちあげ場所ばしょ	ケープ・カナヴェラル空軍くうぐん基地きち12番ばん発射はっしゃ台だい
観測かんそく機器きき	電波でんぱ受信じゅしん機き 磁力じりょく計けい プラズマ測定そくてい器き

マリナー5号ごう（マリナー5ごう、Mariner 5）はアメリカ航空こうくう宇宙うちゅう局きょく（NASA）が打上うちあげた惑星わくせい探査たんさ機きである。マリナー計画けいかくの一環いっかんであり、金星かなぼし探査たんさを目的もくてきとしていた。

マリナー5号ごうは火星かせい探査たんさ機きマリナー4号ごうのバックアップとして組立くみたてられた。マリナー4号ごうの火星かせい探査たんさが成功せいこうしたために、金星かなぼし探査たんさ機きとして転用てんようされることとなった。金星かなぼし探査たんさ機きへの転用てんように当あたっては、太陽たいよう電池でんちパネル縮小しゅくしょう・熱ねつ遮蔽しゃへい版ばん取付とりつけが行おこなわれている。

現地げんち時間じかんの1967年ねん6月14日にちに打上うちあげられた。金星きんぼしには10月19日にちに最さい接近せっきんをしており、高度こうど4,000 kmまで近付ちかづいている。マリナー2号ごうよりも金星きんぼしに接近せっきんしたことによって、詳細しょうさいな観測かんそくを行おこなえた。但ただし、周回しゅうかい軌道きどうへは入はいらず、フライバイている。

マリナー5号ごうによる電波でんぱ観測かんそくは、10月18日にちに金星きんぼしへ着地ちゃくちしていたベネラ4号ごう観測かんそくを支援しえんする形かたちとなった。それらの観測かんそくにより、金星かなぼし大気たいきは予想よそうよりも高温こうおん・高こう圧あつであることが判明はんめいした。

なお、マリナー5号ごう運用うんようは1967年ねん11月で終了しゅうりょうしている。