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ベネラ16ごう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベネラ16ごう
所属しょぞく ソビエト連邦れんぽう
任務にんむ オービター
周回しゅうかい対象たいしょう 金星かなぼし
軌道きどう投入とうにゅう 1983ねん10月11にち
打上うちあ日時にちじ 1983ねん6月7にち
任務にんむ期間きかん 1983ねん6がつ7にち - 1984ねん7がつ
COSPAR ID 1983-054A
質量しつりょう 4000 kg
軌道きどう要素ようそ
軌道きどう傾斜けいしゃかく 92.5°
とおてん高度こうど 11.91 RV
きんてん高度こうど 1.17 RV
軌道きどう周期しゅうき 24あいだ
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ベネラ16ごう(Venera 16、ロシア: Венера-16)は、ソビエト連邦れんぽう金星かなぼし打上うちあげた金星かなぼし探査たんさである。無人むじんオービターで、こう解像度かいぞうど撮像さつぞうシステムをもちい、金星かなぼし表面ひょうめん地図ちず作成さくせいした。ベネラ15ごうあいどうであり、ベネラ計画けいかく以前いぜん探査たんさ改良かいりょうしたものである。

ミッション

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ベネラ16ごうは、1983ねん6がつ7にち232ふん00びょうUTC)に打上うちあげられ、1983ねん10がつ11にち金星かなぼし軌道きどうはいった。

ベネラ16ごうは、15ごうより1にちおくれて、軌道きどうめんやく4°ずれた金星かなぼし軌道きどうはいった。これにより、必要ひつよう地域ちいきさい撮影さつえい出来できるようになった。ベネラ16ごうはほぼごく軌道きどうとおり、ちかてん北緯ほくい62°でやく1000 kmとおてんやく6まん5,000 km、軌道きどう傾斜けいしゃかくやく90°、軌道きどう周期しゅうきやく24あいだであった。

15ごうともに、16ごうは8かげつかけて、北極ほっきょく - 北緯ほくいやく30°まで(金星かなぼし表面ひょうめんやく25 %)を撮影さつえいした。

探査たんさ機構きこうづくり

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ベネラ15・16ごうあいどうで、9ごうおよび14ごうオービターを改良かいりょうしたものをもとにした。両機りょうきは、直径ちょっけい0.6 mながさ5 mの細長ほそなが円筒えんとうがたで、一端いったん合成ごうせい開口かいこうレーダーのための1.4 mのたかさのパラボラアンテナ設置せっちされた。このはしには、無線むせん高度こうどけいよう直径ちょっけい1 mのパラボラアンテナも設置せっちされた。無線むせん高度こうどけいようアンテナじくは、円筒えんとうじく一致いっちしており、合成ごうせい開口かいこうレーダーようアンテナじくは、円筒えんとうじくよりやく10°かたむいて設置せっちされた。円筒えんとうべつはしふくらみには、燃料ねんりょうタンクと推進すいしんユニットが収蔵しゅうぞうされ、2つの正方形せいほうけい太陽たいよう電池でんち円筒えんとうがたよこからつばさのようにびた。2.6m通信つうしんようパラボラアンテナも円筒えんとうがた横部よこべ取付とりつけられた。質量しつりょうは4,000 kgであった。

ベネラ15・16ごうは、どちらも合成ごうせい開口かいこうレーダーを搭載とうさいした。金星きんぼしあつくも透過とうかするためにレーダーが必要ひつようであった。

探査たんさ搭載とうさいされた機器きき以下いかとおり。

  • Polyus-V合成ごうせい開口かいこうレーダー
  • Omegaレーダー高度こうどけい
  • 赤外線せきがいせんフーリエ分光ぶんこうけい
  • 宇宙うちゅうせん検出けんしゅつ(6センサ)
  • 太陽たいようプラズマ検出けんしゅつ

外部がいぶリンク

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