(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ゾンド1号 - Wikipedia コンテンツにスキップ

ゾンド1ごう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゾンド1ごう (Зонд-1)
国際こくさい標識ひょうしき番号ばんごう 1964-016D
カタログ番号ばんごう 00785
状態じょうたい 運用うんよう終了しゅうりょう
目的もくてき 惑星わくせい探査たんさ技術ぎじゅつ試験しけん
観測かんそく対象たいしょう 金星かなぼし
打上うちあ モルニヤ
打上うちあ日時にちじ 1964ねん4がつ2にち
252ふんUTC
さい接近せっきん 1964ねん7がつ14にち金星きんせい
通信つうしん途絶とぜつ 1964ねん5月14にち
物理ぶつりてき特長とくちょう
質量しつりょう 890 kg
搭載とうさい機器きき
着陸ちゃくりくカプセル
テンプレートを表示ひょうじ

ゾンド1ごう(ゾンド1ごう、ロシア: Зонд-1、ラテン文字もじ表記ひょうきれい: Zond 1)は、ソビエト連邦れんぽうゾンド計画けいかく打上うちあげられた探査たんさの1つである。ベネラ1ごうつづいて金星かなぼし近傍きんぼうたっしたソ連それん2つ探査たんさとなったが、到着とうちゃくまえ通信つうしん途絶とだえたため惑星わくせい観測かんそく出来できなかった。

概要がいよう

[編集へんしゅう]

ゾンド1ごう3MV-1ばれるタイプの探査たんさで、後続こうぞくゾンド2ごう3ごうベネラ2ごうベネラ3ごうなどの姉妹しまいであった。90 cm球形きゅうけい着陸ちゃくりくカプセルには、大気たいき化学かがく分析計ぶんせきけい岩石がんせきガンマ線がんません測定そくてい光度こうどけい温度おんど圧力あつりょくけい搭載とうさいされた。当時とうじ金星きんぼし地表ちひょうについてられていなかったため、水上すいじょう着陸ちゃくりくした場合ばあい想定そうていし、モーション / ロッキングセンサーも搭載とうさいしていた。

ゾンド1ごうは、1964ねん4がつ2にちバイコヌール宇宙うちゅう基地きちより打上うちあげられた。金星きんぼしへの飛行ひこうちゅう、ひびがはいったセンサーようまどより徐々じょじょ気体きたいれ、内部ないぶあずかあつうしなわれた。地上ちじょうからの指令しれいにより無線むせんシステム電源でんげんれられたとき、タイミングわる機内きない若干じゃっかん空気くうきのこっていたため、コロナ放電ほうでん発生はっせいして電子でんし機器ききがショートしてしまった。その故障こしょうまぬかれた着陸ちゃくりくカプセル送信そうしん切替きりかえて通信つうしん維持いじし、宇宙うちゅうせん原子げんしじょう水素すいそ分光ぶんこうけい観測かんそくつづけたが、5月14にちぜん通信つうしん途絶とぜつした。7月14にち、ゾンド1ごう金星きんぼしより10まん km位置いち通過つうか太陽たいよう周回しゅうかい軌道きどうはいった。

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]