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ベネラ10ごう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベネラ10ごう
ベネラ10ごうオービター
所属しょぞく ソビエト連邦れんぽう
任務にんむ オービターとランダー
周回しゅうかい対象たいしょう 金星かなぼし
軌道きどう投入とうにゅう 1975ねん10月23にち
打上うちあ日時にちじ 1975ねん6月14にち
COSPAR ID 1975-054D
質量しつりょう 2300 kg
軌道きどう要素ようそ
はなれしんりつ 0.8798
軌道きどう傾斜けいしゃかく 29.5°
とおてん高度こうど 19.82 RV
きんてん高度こうど 1.27 RV
軌道きどう周期しゅうき 49.4あいだ
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ベネラ10ごう(Venera 10、ロシア: Венера-10)は、ソビエト連邦れんぽう無人むじん金星かなぼし探査たんさである。オービターランダー構成こうせいされ、1975ねん6がつ14にち300ふん31びょうUTC)に打上うちあげられた。

オービター

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オービターは1975ねん10がつ23にち金星きんぼし大気たいきけんはいった。ミッションは、ランダーからの通信つうしん中継ちゅうけいくもそうおよ大気たいき探索たんさくであった。

オービターは、つぎのような機器きき搭載とうさいしていた。

オービターは、2つの太陽たいよう電池でんちつばさこう利得りとくパラボラアンテナけた円筒えんとうがたをしている。ベルがたのユニットは推進すいしんシステムを収蔵しゅうぞうし、円筒えんとうがたそこ接続せつぞくし、いただきにはランダーを収蔵しゅうぞうする直径ちょっけい2.4 m球体きゅうたい接続せつぞくしていた。

ランダー

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ベネラ10ごう着陸ちゃくりく位置いち

1975ねん10がつ23にち、ランダーはオービターより分離ぶんりされ、10月25にち517ふん(UTC)に着陸ちゃくりくした。

ねつ負荷ふか分散ぶんさんさせるためには、液体えきたい循環じゅんかんもちいられた。このシステムとさい突入とつにゅうまえ事前じぜん冷却れいきゃくにより、ランダーは、オービターとの通信つうしん回復かいふくした着陸ちゃくりく65ふんからの運用うんよう可能かのうとなった。降下こうかちゅうねつしつ減速げんそくは、半球はんきゅうじょうからと3つのパラシュート、円盤えんばんがたブレーキ、ドーナツがた圧縮あっしゅく金属きんぞく着陸ちゃくりくクッションで連続れんぞくてきおこなわれた。

着陸ちゃくりく地点ちてんは、3にちまえ着陸ちゃくりくしたベネラ9ごうのランダーの着陸ちゃくりく地点ちてんからやく2,200 kmはなれており、北緯ほくい15.42°東経とうけい291.51°の地点ちてんから半径はんけい150 kmの範囲はんいであった。ベネラ10ごうは、地上ちじょう風速ふうそくが3.5 m/sであることを観測かんそくした。その測定そくていには、様々さまざまたかさでの気圧きあつ気温きおん表面ひょうめん光度こうどとうがあった。ベネラ10ごうは、金星かなぼし表面ひょうめんから白黒しろくろテレビ画像がぞう地球ちきゅう送信そうしんした2探査たんさとなった。ベネラ10ごう写真しゃしんは、パンケーキがた溶岩ようがんがある様子ようすしめした。計画けいかくされた360°のパノラマ画像がぞうは、ベネラ9ごう同様どうよう2つのカメラのレンズカバーの1つがはずれなかったために撮影さつえい出来できず、180°の写真しゃしんとなった。

ランダーは、つぎのような機器きき搭載とうさいしていた。

関連かんれん項目こうもく

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