(Translated by https://www.hiragana.jp/)
モルニヤ (ロケット) - Wikipedia コンテンツにスキップ

モルニヤ (ロケット)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
モルニヤ
モルニヤ8K78M
基本きほんデータ
運用うんようこく ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦れんぽう
ロシアの旗 ロシア
使用しよう期間きかん 1960ねん - 2010ねん
すう 320かい成功せいこう285かい
費用ひよう 3,900まんドル(1985ねん
物理ぶつりてき特徴とくちょう
構成こうせい 4だん
そう質量しつりょう 305.46 トン
全長ぜんちょう 40 m
直径ちょっけい 2.99 m(コア部分ぶぶん
軌道きどう投入とうにゅう能力のうりょく
てい軌道きどう 1,800 kg
高度こうど820km)
静止せいし移行いこう軌道きどう 1,600 kg
脚注きゃくちゅう
物理ぶつりてき特徴とくちょう軌道きどう投入とうにゅう能力のうりょくはモルニヤ8K78Mがたのデータ。すう成功せいこうすうは8K78と8K78Mの合計ごうけい
テンプレートを表示ひょうじ

モルニヤロシア:Молнияモールニヤラテン文字もじ表記ひょうきれい:Molniya)は、1960ねんから2010ねんにかけてソ連それんおよびロシア連邦れんぽう使用しようされたロケットR-7大陸たいりくあいだ弾道だんどうミサイルから派生はせいした4段式だんしきロケットで、のR-7の派生はせいがたより段数だんすうが1だんおおい。モルニヤ軌道きどうなどのちょう楕円だえん軌道きどうあるいは高度こうどたか軌道きどう人工じんこう衛星えいせいや、地球ちきゅう重力じゅうりょくけんはなれる宇宙うちゅう探査たんさげに使用しようされた。モルニヤとはロシアで「かみなり稲光いねみつ」を意味いみし、モルニアとも表記ひょうきされる。

概要がいよう

[編集へんしゅう]

モルニヤの設計せっけいボストークロケット部分ぶぶんてき共通きょうつうしているものの、段数だんすうが1つおおい。このため楕円だえん軌道きどう地球ちきゅう離脱りだつ軌道きどうたか精度せいど自由じゆうでペイロードを投入とうにゅうできた。最初さいしょのモルニヤは1960ねん10がつ10日とおか火星かせい探査たんさせてったが、だい3だんエンジンが故障こしょうして失敗しっぱいした。

初期しょきがたのモルニヤ(8K78)は26かいちゅう12かいしか成功せいこうしなかった。とくに、宇宙うちゅう空間くうかんだい4だんエンジンを点火てんかするのに失敗しっぱいし、衛星えいせい探査たんさ最終さいしゅうてき軌道きどうおくとどけられないことがおおかった。この欠陥けっかんかたでは改善かいぜんされた。1964ねん導入どうにゅうされたモルニヤMロケット(8K78M)は、モルニヤ通信つうしん衛星えいせい早期そうき警戒けいかい衛星えいせい宇宙うちゅう探査たんさベネラマルス)などをげた。

2010ねん9がつ30にち最後さいごのモルニヤMが軍事ぐんじ衛星えいせいコスモス2469ごうげに成功せいこうし、モルニヤシリーズは運用うんようえた。ソユーズ2ロケットやしん開発かいはつアンガラ・ロケット後継こうけいとして想定そうていされている[1]

参考さんこう文献ぶんけん

[編集へんしゅう]
  1. ^ 最後さいごのモルニヤMロケット、軍事ぐんじ衛星えいせいげ”. sorae.jp. (2010ねん10がつ9にち). http://www.sorae.jp/030899/4169.html 2010ねん10がつ16にち閲覧えつらん 
  • РН "Молния"” (英語えいご). Samara Space Center. 2008ねん5がつ25にち閲覧えつらん
  • Molniya 8K78” (英語えいご). Encyclopedia Astronautica. 2008ねん6がつ11にち閲覧えつらん
  • Molniya 8K78M” (英語えいご). Encyclopedia Astronautica. 2008ねん6がつ11にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]