ヨシャファト

ヨシャファト יְהוֹשָׁפָט
ユダ王おう
在位ざいい	紀元前きげんぜん873年ねん頃ごろ - 紀元前きげんぜん848年ねん頃ごろ
出生しゅっしょう	紀元前きげんぜん908年ねん頃ごろ
死去しきょ	紀元前きげんぜん848年ねん頃ごろ
子女しじょ	ヨラム
王朝おうちょう	ダビデ朝あさ
父親ちちおや	アサ
母親ははおや	アズバ

ヨシャファト（新しん改訳かいやく聖書せいしょではヨシャパテ、ヘブライ語ご：יְהוֹשָׁפָט, 英語えいご：Joshaphat, 紀元前きげんぜん908年ねん - 紀元前きげんぜん848年ねん）は、ユダ王国おうこくの第だい4代だい国王こくおうである。名前なまえの意味いみは「主あるじはさばきたもうた」である。

『マタイの福音ふくいん書しょ』の系図けいずではヨサパテとされている。

生涯しょうがい

紀元前きげんぜん908年ねん頃ごろ、アサを父ちち、ヒルヒの娘むすめアズバを母ははとして生うまれた。紀元前きげんぜん873年ねん頃ごろに35歳さいで即位そくいし、25年間ねんかん王おうとして、父ちちアサに従したがって主おもの目めにかなう政治せいじを行おこなった。

治世ちせいの第だい3年ねん（紀元前きげんぜん869年ねん）に、つかさたちを遣つかわして主おもの律りつ法ほうを民みんに教おしえた。

ソロモンの死後しご対立たいりつしていた北きたイスラエル王国おうこくと和解わかいをはかり、アハブ王おうの娘むすめアタルヤを自分じぶんの息子むすこヨラムの妻つまにすることで和解わかいを成なし遂とげた。

紀元前きげんぜん853年ねん頃ごろ、ヨシャファトがアハブを訪たずねたとき、アラムの手てからラモテ・ギルアデを奪還だっかんする戦たたかいに参加さんかするように説得せっとくされた。アハブ王おうはその戦たたかいで戦死せんしし、ヨシャファトは敗走はいそうした。

預言よげん者しゃエフーは彼かれがアハブと手てを組くんだことを責せめた。

もう一度いちど宗教しゅうきょう改革かいかくを行おこない、礼拝れいはいを促進そくしんして、エルサレムにレビ人じんと祭司さいしからなる最高さいこう裁判所さいばんしょを置おいた（第だい2歴代れきだい誌し19章しょう4節せつ-11節せつ）。

モアブ人じんとアモン人じんが合流ごうりゅうして、死し海うみの西にしのエン・ゲディを基地きちとして、ユダ王国おうこくに侵入しんにゅうしてきた。ヨシャファト王おうは神かみに救すくいを求もとめて、レビ人じんハジルエルを通とおして勝利しょうりの約束やくそくを受うけた。彼かれは、賛美さんびの声こえをあげて軍隊ぐんたいを進すすめた。アモン人じんとモアブ人じんは同士討どうしうちで壊滅かいめつした。

のち、エツヨン・ゲベルで船団せんだんをつくり、北きたイスラエルの王おうアハズヤと結むすんでタルシシュへ向むかわせた。しかし、預言よげん者しゃエリエゼルはアハズヤとの同盟どうめいを責せめた。

北きたイスラエル王国おうこくのヨラムはモアブから貢物みつぎものをとろうとして、ヨシャファトに協力きょうりょくを求もとめた。彼かれはヨラムと同盟どうめい関係かんけいを結むすび、遠征えんせいはある程度ていど成功せいこうした。

紀元前きげんぜん848年ねん頃ごろ、60歳さいで死去しきょして、ダビデの町まちに葬ほうむられた。

参考さんこう文献ぶんけん

• 「新しん聖書せいしょ辞典じてん」いのちのことば社しゃ、1985年ねん