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ライトセーバー

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ライトセーバーでたたかダース・ベイダーひだり)とルーク・スカイウォーカーみぎ

ライトセーバー (Lightsaber) は、アメリカ映画えいが『スター・ウォーズ』シリーズで、おもジェダイの騎士きしシスの暗黒あんこくきょうもちいる架空かくう武器ぶき。かつては「ライトサーベル[注釈ちゅうしゃく 1]」や、初期しょき日本語にほんご字幕じまくでは「電光でんこうけん」や「光線こうせんけん」と表記ひょうきされていたこともある。邦訳ほうやくばん小説しょうせつ『スター・ウォーズ』(「スター・ウォーズ エピソード4/あらたなる希望きぼう」のノベライズ)では「ひかりけん」に“ライト・サーベル”のルビがられていた。

概要がいよう

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青色あおいろのライトセーバー

物理ぶつりてき外観がいかん全長ぜんちょう30センチメートルほどの金属きんぞくせいのみで構成こうせいされており、起動きどうするとつばからながさ1メートルほどのとんが形状けいじょうひかり形成けいせいされる。このプラズマのひかりなんらかの物体ぶったい接触せっしょくしたときにのみ膨大ぼうだいねつエネルギーを放出ほうしゅつし、その物体ぶったい溶断ようだんする。またひかりおお強力きょうりょくなアーク作用さようにより、レーザーやビームのるい干渉かんしょうして弾道だんどうをそらしたり、ライトセーバーのひかり同士どうしむすぶことも可能かのうとしている。たがいにライトセーバーをもちいたたたかいは往々おうおうにしてはげしい剣戟けんげきひろげられるが、人体じんたい接触せっしょくすればその威力いりょくたかさゆえ、決着けっちゃく一瞬いっしゅんでつく。ただし、斬撃ざんげき同時どうじにその傷口きずぐち高温こうおん焼灼しょうしゃくしょうしゃくされて瞬時しゅんじ止血しけつされるため、たとえ四肢ししなどが切断せつだんされて戦闘せんとう不能ふのうおちいおちいったとしても、頸部よりうえ切断せつだんや、心臓しんぞうつらぬかれないかぎりはそれ自体じたい致命傷ちめいしょうとなるケースはほとんどられない。ダース・モールいたってはどう切断せつだんされて下半身かはんしんうしなったにもかかわらず、一命いちめいめている。なおひかり出力しゅつりょくながさは構造こうぞう次第しだい調節ちょうせつ可能かのうであり、おさなパダワン修行しゅぎょうちゅうなどには威力いりょくげて使用しようする。

ジェダイの騎士きしシスの暗黒あんこくきょうにとって、ブラスターなどの銃火じゅうかよりもライトセーバーを重用じゅうようする所以ゆえんは、これを駆使くしする高度こうど剣術けんじゅつ体得たいとくしていることもおおきな理由りゆうのひとつである。だが最大さいだい理由りゆうは、ライトセーバーの中核ちゅうかく内蔵ないぞうされたカイバー・クリスタルが、ライトセーバー所持しょじしゃフォース共鳴きょうめいする特性とくせいがあるため、所持しょじしゃ意思いし連動れんどうさせてあつかうことが可能かのうで、この特性とくせいとフォースの恩恵おんけいによるすぐれた未来みらい予知よち能力のうりょく空間くうかん認識にんしき能力のうりょくにより、ブラスターなどによる高速こうそく銃撃じゅうげきですら、弾道だんどう先読さきよみして瞬時しゅんじ防御ぼうぎょし、さらにはそれをてきがわかえせる攻防こうぼう一体いったい武器ぶきになることがなによりもおおきい。

そのためフォースの使つか同士どうしによるライトセーバーせんでは、単純たんじゅんけんわざ優劣ゆうれつだけではなく、この予知よちによるきをせいすることも勝敗しょうはいかつ要因よういんとなる。しかしその先読さきよみも絶対ぜったいてきなものではなく、『エピソード3』のアナキン・スカイウォーカーたいオビ=ワン・ケノービのように経験けいけんくつがえされることもしばしばある。またフォースを使つかものによって先読さきよみの精度せいどにも個人こじんがあるうえ、自身じしん予知よち能力のうりょく反応はんのう速度そくど上回うわまわるほどの高速こうそくないし高密度こうみつど攻撃こうげきには対応たいおうしきれないこともおおい。『エピソード2』のジオノーシスのたたかいにおいて、個々ここ戦闘せんとう能力のうりょくならばバトル・ドロイドはるかにまさるジェダイが、銃火じゅうか装備そうびしたクローン・トルーパー援軍えんぐん20まんがなければ敗北はいぼくしていたことからも、いかにジェダイといえども、かず圧倒的あっとうてき不利ふり飽和ほうわ攻撃こうげきにはちえないことを物語ものがたっている。

ライトセーバーはしばしばジェダイの象徴しょうちょうとして神聖しんせいされる。これは前述ぜんじゅつしたように、フォースの加護かごなくして最大限さいだいげん駆使くしすることが困難こんなんなためであり、そのためライトセーバーに習熟しゅうじゅくすることは、フォースとの調和ちょうわつながるともかんがえられていた。オビ=ワンはライトセーバーのことを「もっと洗練せんれんされた神聖しんせい武器ぶき」とび、それにたいしてブラスターのことを「野蛮やばん武器ぶき」とんで忌避きひした。また、いち人前にんまえのジェダイとなるためには自力じりき必要ひつよう部品ぶひんあつめ、フォースのみちびきにしたがって心中しんちゅうのかんだ設計せっけいのみで、自分じぶん専用せんようのライトセーバーをいちからげることが課題かだいとなっている。ちちのライトセーバーをうしなったルーク・スカイウォーカーは、ヨーダ助言じょげんてベン(オビ=ワン)のいえき、そこにあった資料しりょうもと材料ざいりょうあつめ、りない部品ぶひんみずかつくって完成かんせいさせた。よって、自身じしんつライトセーバーを粗末そまつあつかうことはジェダイとしての規範きはんはんするおこないとされている。『エピソード6/ジェダイの帰還きかん』でルークがダース・ベイダーたたかったのち自身じしんのライトセーバーをてる場面ばめんがあるが、これは粗末そまつあつかったということではなく、皇帝こうていダース・シディアスからのフォースの暗黒あんこくめん誘惑ゆうわく完全かんぜん克服こくふくしたことを“武装ぶそう”という行動こうどうしめしたためであった(ただし、ラストシーンではふたたけている)。一般いっぱん弟子でしのライトセーバーは、師匠ししょうへの尊敬そんけいあらわれとしてのセーバーにちか意匠いしょう形状けいじょうつ。アサージ・ヴェントレスものがよいれいである。ただし、アナキンのライトセーバーは、であるオビ=ワンのものとはあまりていない。なおダース・モールは、グリップのりょうはしからひかり発生はっせいする特殊とくしゅな「ダブルブレード=ライトセーバー(別名べつめい:セーバースタッフ)」を使つかいこなす。また、ドゥークー伯爵はくしゃくやダース・モールから剣術けんじゅつ手解てほどきをけたアサージ・ヴェントレスがもちいるライトセーバーは、グリップがややがった独特どくとく形状けいじょうとなっている。

基本きほんてきにジェダイのライトセーバーのひかりあおみどり、シスは真紅しんくであるのが通例つうれいである。だが、ジェダイ・マスターのメイス・ウィンドゥむらさきのような例外れいがいもある。これは、メイス・ウィンドゥをえんじた俳優はいゆうサミュエル・L・ジャクソン監督かんとくジョージ・ルーカスに、「大好だいすきないろだし、高貴こうきいろでもあるから」という理由りゆうで「絶対ぜったい紫色むらさきいろにしてくれ」と直談判じかだんぱんし、それをルーカスが了解りょうかいしたためである[6]が、げきちゅうでの設定せっていでは、のジェダイのライトセーバーのものとはことなる、特殊とくしゅなクリスタルを使用しようするためと設定せっていされた。なお、スピンオフ作品さくひんなどでは、しん共和きょうわこく時代じだいになるとちゃ桃色ももいろなど多彩たさいひかりのライトセーバーも登場とうじょうする。また、アナキンはムスタファーでオビ=ワンに敗北はいぼくするまで、シスに転落てんらくつづあおのライトセーバーを使用しようしていた。

シスの暗黒あんこくきょうダース・シディアスは、あくまでライトセーバーを「ジェダイの武器ぶき」ととらえており、積極せっきょくてきにはもちいない。ライトセーバーを使つかわずとも、強力きょうりょくなフォース・ライトニングなどをもちいて相手あいてたおせるため、『エピソード3/シスの復讐ふくしゅう』で披露ひろうしたように自身じしんが、ジェダイでもトップクラスのマスターら3にんエージェン・コーラーセイシー・ティンキット・フィストー)を瞬殺しゅんさつできるほどのすぐれた剣術けんじゅつほこるにもかかわらず、『エピソード6/ジェダイの帰還きかん』ではライトセーバーを「ジェダイの武器ぶきだ」として、もはや必要ひつようとしていないことが示唆しさされている。同様どうようにヨーダも強力きょうりょくなフォースだけで十分じゅうぶん戦闘せんとうおこなえるため、ドゥークー伯爵はくしゃくとの決闘けっとうさい久々ひさびさにライトセーバーをにぎった。

ジェダイもシスも所持しょじするのは基本きほんてきに1ほんだけだが、アソーカ・タノやアサージ・ヴェントレスのように二刀流にとうりゅうたたかものや、グリーヴァス将軍しょうぐんのようによんかたなりゅうたたかものもいる。ダース・シディアスは予備よびぶんとして2ほん所持しょじするが、にん(ダース・モールとその兄弟きょうだい)を同時どうじ相手あいてにしたさいには、予備よびふくめた見事みごと二刀流にとうりゅう披露ひろうするも、上記じょうきとお剣戟けんげきをあまりこのまないためか、戦闘せんとうちゅうでも攻撃こうげきえるたびひかり収納しゅうのうしていた。

なお、『エピソード1/ファントム・メナス』のカットされたシーンでは、「みずかるとショートしてしまう」という描写びょうしゃがあり、雨天うてんのような場合ばあいには使用しようできても、水中すいちゅうのような本体ほんたい完全かんぜんれる状況じょうきょうでは使用しよう不能ふのうであるという設定せっていがされていたが、物語ものがたりはばせばめるという理由りゆうから、このみずよわいという設定せってい破棄はきされた。これをけ、続編ぞくへんの『エピソード2/クローンの攻撃こうげき』では、オビ=ワンがカミーノ豪雨ごううなかジャンゴ・フェット対戦たいせんしており、スピンオフ作品さくひんスター・ウォーズ クローン大戦たいせん』や『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』テレビシリーズでは、キット・フィストーやアナキンが水中すいちゅう使用しようするシーンがある。防水ぼうすいよう分岐ぶんきしき周期しゅうき起動きどうパルス・クリスタルや、逆流ぎゃくりゅう防止ぼうしべんなどの安全あんぜん装置そうち内蔵ないぞうされていれば浸水しんすいふせぐことができ、水中すいちゅうでも使用しようできる。

エピソード4/あらたなる希望きぼう』や、その小説しょうせつばん『スター・ウォーズ』(原作げんさく:ルーカス、角川かどかわ文庫ぶんこ出版しゅっぱん)では、オビ=ワンが「ふる武器ぶきだが、いまでも銀河ぎんが一部いちぶ地方ちほうでは使つかわれつづけている」とべられている。上記じょうきのようにジェダイにとって重要じゅうようなものではあるが、けっしてジェダイだけが使つか武器ぶきというわけではなく、シスももちいるほか単純たんじゅんけんとして使つかぶんには、フォースの素養そよううと常人じょうじんにも使つかえる。ジェダイ以外いがいものは、なにでもれることから「ユニバーサル・カッティング・ツール」とぶこともある。また、ハン・ソロがオビ=ワンにたいして「じいさん、あんたなかなかの使つかだそうじゃねぇか。最近さいきんじゃあんなチャンバラは見掛みかけなくなったな。」とべていることから、かつては銀河ぎんが全体ぜんたいひろもちいられていたことが示唆しさされている。ダース・シディアスのジェダイだい粛清しゅくせいさいし、銀河ぎんが帝国ていこくでライトセーバーは完全かんぜん非合法ひごうほうされ、ライトセーバーに必須ひっすなクリスタルの採掘さいくつ全面ぜんめん禁止きんしとなっていったため、かくのこりのジェダイたちはその使用しようひかえなければならなかった。帝国ていこくでライトセーバーの所有しょゆうみとめられたのは、ダース・ベイダーとその配下はいか尋問じんもんかんなどといった、シディアス自身じしんのダークサイドの配下はいかたち少数しょうすうかぎられていた。なお、『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』テレビシリーズ(シーズン2、シーズン5)ではジェダイの武器ぶきとされているライトセーバー、および材料ざいりょうのクリスタルはやみ市場いちばにて非常ひじょう高値たかね取引とりひきされており、同時どうじにギャングのあいだでは大変たいへん人気にんきたか武器ぶきであるとされている。

構造こうぞう

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オバマ大統領だいとうりょうとライトセーバーのレプリカ

内部ないぶ構造こうぞう動力どうりょくげんである多面体ためんたい宝石ほうせきアデガン・クリスタルやイラム・クリスタル、カイバー・クリスタルが数個すうこ通常つうじょう3まで)内蔵ないぞうされている。放射ほうしゃこう中心ちゅうしん部分ぶぶんから放出ほうしゅつされるエネルギー集合しゅうごうたいのようにえる。クリスタルが単一たんいつのライトセーバーは、出力しゅつりょくおよびひかりながさはあらかじ固定こていされており、複数ふくすうのクリスタルを使用しようして製作せいさくされたセーバーは外側そとがわ装置そうち回転かいてんさせクリスタルあいだ距離きょり調整ちょうせいすることにより出力しゅつりょくひかりながさをえて使用しようすることができる。ジェダイの修行しゅぎょう一環いっかんであるライトセーバーの作製さくせいは、クリスタルの配列はいれつおよびカット加工かこうなどの工程こうていすべ自分じぶん仕上しあげなければいけない。もし配列はいれつわずかにでもあやまると、ディアチウムパワーセルの制御せいぎょ失敗しっぱいし、起動きどうスイッチを作動さどうさせた途端とたんはげしくショートしてしまう。

あおみどりひかりつライトセーバーは、おも極寒ごっかん惑星わくせいイラム採掘さいくつされた天然てんねんのクリスタルを使用しようしており、イラムにはクリスタルの鉱脈こうみゃくとライトセーバー製作せいさくのためのジェダイの寺院じいんがあったが、寺院じいんクローン大戦たいせんなか独立どくりつほしけい連合れんごう爆破ばくはドロイドによって破壊はかいされた。

正史せいし設定せっていでは、ライトセーバーのクリスタルはカイバー・クリスタルに統一とういつされた。カイバー・クリスタルはもと状態じょうたいではフォースのライトサイドとつながっているため、ブリーディング(Bleeding)と行為こうい暗黒あんこくめん変化へんかさせなければダークサイダーにはあつかえないとされる。ひかりあかくなるのはブリーディングの結果けっかでもある。また、暗黒あんこくめんにさせられたクリスタルはライトサイドの使つかによって浄化じょうかできるが、浄化じょうかされたクリスタルはしろひかりつくす。アソーカのライトセーバーがしろいのは、たおした尋問じんもんかんのクリスタルを浄化じょうかして自身じしんのライトセーバーに使つかったからである。

なお、このような設定せっていがあるものの、一旦いったんライトセーバーとして完成かんせいさせてしまえばカイバー・クリスタルそのものには直接ちょくせつれないことになるため、完成かんせいみのライトセーバーはもと状態じょうたいのクリスタルをもちいたものでもブリーディングみのクリスタルをもちいたものであっても、使つか限定げんていすることなく「だれでも使つかえる」というめんがあり、フォースのダークサイドにまるまえのアナキンがドゥークー伯爵はくしゃくとの戦闘せんとう自身じしんのライトセーバーでかれ両手りょうてとしたさいひかり起動きどうしたままのかれのライトセーバーをにし、パルパティーンわれるままに伯爵はくしゃくくびを刎ねたけんや、アナキンがダークサイドにまってシスの暗黒あんこくきょうダース・ベイダーのあたえられたのちもそれまで使つかっていたライトセーバーをムスタファーでのたたかいでやぶれるまでつづ使つかっていたけん好例こうれいである。

レジェンズの設定せっていでは、人工じんこうのアデガン・クリスタルは1つ生成せいせいするのに膨大ぼうだい工程こうてい相当そうとう労力ろうりょく技術ぎじゅつ時間じかんようする(一人ひとりつくると、はやくても半年はんとしほどかる)とされており、修行しゅぎょうちゅうのルークはたった1つのクリスタルをつくるのに1ねんもの歳月さいげつついやしている。ジェダイは基本きほんてき天然てんねんのクリスタルを使用しようすることおおい。一方いっぽうシスは人工じんこうのクリスタルをこのむ。そのため、シスのライトセーバーのひかりあかい。

部品ぶひん

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  1. ひかりアーク端子たんし(Blade arc tip)
    ひかりエネルギー伝達でんたつ(2)をつたってきた凝縮ぎょうしゅくこうエネルギーは、起動きどう同時どうじにここでマイナスの電荷でんかび、アーク放電ほうでんのようにエネルギーがはつりゅうすることで、レーザーじょうひかりとなる。起動きどう以外いがいつねながれでんしている。
  2. ひかりエネルギー伝達でんたつ (Blade energy channel)
    循環じゅんかんフィールド増幅器ぞうふくき(3)から供給きょうきゅうされるプラス電荷でんかびたひかりエネルギーから連続れんぞくてき電流でんりゅうじょうひかりエネルギーつくし、これをひかりアーク端子たんし(1)へと伝達でんたつする。
  3. 循環じゅんかんフィールド増幅器ぞうふくき(Cycling field energizers)
    あつめられたひかりエネルギーはここでプラス電荷でんかびてひかりエネルギー伝達でんたつ(2)におくられる。
  4. しゅクリスタル(Primary crystal)
    ディアチウムパワーセル(7)のエネルギーを収束しゅうそく発光はっこうする。ライトセーバーの心臓しんぞうであり、このクリスタルの発光はっこうしょくひかりいろとなる。ぞくさんさく登場とうじょうしたカイロ・レンのライトセーバーはこれにヒビがはいっており、そのため安定あんていせずらいでいる。
  5. 焦点しょうてんようクリスタル(Focusing crystals)
    エネルギー誘導ゆうどうゲート(6)から反射はんしゃしたひかりエネルギーの焦点しょうてん調節ちょうせつする部分ぶぶん。ここが回転かいてん可動かどうすることでひかり長短ちょうたん強度きょうど発光はっこう温度おんどなどを調節ちょうせつできる。なお、なくても使用しよう可能かのうだが、ひかりながさは固定こていされる。
  6. エネルギー誘導ゆうどうゲート(Energy gate)
    しゅクリスタル(4)からはっしたひかりエネルギーを焦点しょうてんようクリスタル(5)へ反射はんしゃする。
  7. ディアチウムパワーセル(Diatium power cell)
    ここからはっせられたエネルギーにより、クリスタルが発光はっこうする。
  8. 活性かっせいパワー絶縁ぜつえんたい(Inert power insulator)
    ライトセーバーの外側そとがわ内側うちがわとの中間ちゅうかんまれ、ひかり放射ほうしゃこう以外いがいすべてこれにおおわれている。ライトセーバーは起動きどう関係かんけいなく常時じょうじディアチウムパワーセル(7)からエネルギーがはっせられているため、これなくしてにぎることは不可能ふかのうである。
  9. パワー渦動かどうリング(Power vortex ring)
    ディアチウムパワーセル(7)をおおうように内蔵ないぞうされており、つねにエネルギーがながれている。

特殊とくしゅ形状けいじょう

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ダブルブレード・ライトセーバー
ダース・モール、サヴァージ・オプレスポング・クレル、ジャロ・タパル、カル・ケスティスなどが使用しようする、りょうはしからひかりそうのライトセーバー。ながさは通常つうじょうばいほどある。内部ないぶ機構きこうりょうはし独立どくりつしているようで、一方いっぽう破壊はかいされても片刃かたはのみをすことができる。
また、分割ぶんかつすることで二刀流にとうりゅうのスプリット・セーバーとして使用しようできるもの(カル・ケスティスが物語ものがたり終盤しゅうばんから使用しよう)や、尋問じんもんかんのライトセーバーのように回転かいてん機構きこうそなえたものも存在そんざいする。
「エピソード9」にたる『スカイウォーカーの夜明よあ』においては、レイ突然とつぜんあたまなかかんだ「シスの暗黒あんこくきょうしたレイ」にショックをけるが、のちにケフ・ビァのデス・スターの残骸ざんがいなかふたた暗黒あんこくきょうしたレイと遭遇そうぐうし、ライトセーバーを起動きどうさせてまじえるが、このとき暗黒あんこくきょうしたレイは2ほんのライトセーバーを結合けつごうさせ、展開てんかいしたりたたむことで2つのひかり複雑ふくざつ展開てんかいできる、かなり特殊とくしゅなダブルブレード・ライトセーバーをにしていた。ただし、これは結局けっきょくのところフォースがレイにせた「未来みらい可能かのうせい」のいきえず、結局けっきょくレイはシスの暗黒あんこくきょうとはならなかったため、このダブルブレード・ライトセーバーが現実げんじつつくられることはかった。
カーブ=ヒルト・ライトセーバー
ドゥークー伯爵はくしゃくアサージ・ヴェントレス使用しようする、湾曲わんきょくしたライトセーバー。手首てくびのスナップをかせてけんそくしたり、トリッキーな動作どうさ可能かのう。デュエリスト・セーバーともばれる。
アサージ・ヴェントレスのライトセーバーは連結れんけつすることでダブルブレード・ライトセーバーとしても運用うんようできるスプリット・セーバーとしての機能きのうそなえている。
ライトウィップ
スター・ウォーズ: ビジョンズ収録しゅうろくされている短編たんぺんアニメ「THE TWINS」に登場とうじょうする、ライトセーバーに酷似こくじしたひもじょう光線こうせんあやつながむち。レジェンズではシスのおんな暗黒あんこくきょうルミヤなどがもちいた。
ショートー・ライトセーバー
みじかひかりすライトセーバー。ヨーダのように小柄こがら種族しゅぞくや、アソーカのように二刀流にとうりゅうたたか人物じんぶつもちいる。レジェンズではライトセーバー・ショートとばれ、上記じょうきのライトウィップに対抗たいこうするためにルークが作製さくせいした。
ダークセーバー
日本にっぽんがたな形状けいじょうをしたひかりるライトセーバー。非常ひじょうふるかたのライトセーバーであるとされ、ひかりはっするおと一般いっぱんてきものとはことなる。ター・ヴィズラというマンダロリアンのジェダイが作成さくせいしたものかれ子孫しそんによってジェダイ聖堂せいどうからぬすされ、「デス・ウォッチ」とばれるマンダロリアンの派閥はばつにおいて神聖しんせいされている。
クロスガード・ライトセーバー
メインブレードにたいして90角度かくど放出ほうしゅつされる、えだのようなだい2のブレードをつライトセーバー。だい2のブレードは短剣たんけんほどのながさで、相手あいてのセーバーをめ、からることが出来できる。きわめてめずらしい構造こうぞうで、すうせんねんまえ大戦たいせん由来ゆらいする構造こうぞうらしい。メインブレードのほか先端せんたんから左右さゆうに2ほんのブレードを発生はっせいさせた、十字架じゅうじかのようなをしたものも存在そんざいする。こちらは『エピソード7』にたる『フォースの覚醒かくせい』から登場とうじょうするファースト・オーダーのカイロが使用しようする。ただし、この形状けいじょうはカイロがライトセイバーの作成さくせい使用しようしたひびれた人工じんこうクリスタルによる不安定ふあんていなプラズマエネルギーをがすための苦肉くにくさくであるため、戦術せんじゅつてきメリットを意図いとしたものかは不明ふめい(なおこの措置そちをとってもなおプラズマは不安定ふあんていだったため、メインブレード自体じたい形状けいじょう不安定ふあんていしてしまっている)。回転かいてんさせることで鍔迫つばぜちゅう相手あいて攻撃こうげきできる。

用法ようほう

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基本きほんてきには接近せっきんせんよう対人たいじん兵器へいきであるが、前述ぜんじゅつしたように熟練じゅくれんしたフォース・センシティブが使つかとなることで、様々さまざま戦況せんきょう対応たいおうすることができる。ただしそれにも限界げんかいはあり、とくジャンゴ・フェットのようなげきちの達人たつじんや、ドロイディカなどの連射れんしゃほうそなえた相手あいて不得手ふえてとする。

ライトセーバーの刀身とうしんそのものは実体じったいてきひかりではあるが、これをおおうアークによって、れた物体ぶったい密度みつど比例ひれいした抵抗ていこうむため、ある程度ていど膂力りょりょくければその威力いりょく十分じゅうぶん発揮はっきすることはできず、鍔迫つばぜいにも相応そうおう応力おうりょくようする。また、アーク作用さようによって刀身とうしん微妙びみょう回転かいてんしており、また自体じたいけっしてかるくはないため[注釈ちゅうしゃく 2]剣術けんじゅつのように両手りょうてってかまえるのが主流しゅりゅうとなっている。ただし、たん起動きどうしてもの切断せつだんするだけであればとく技術ぎじゅつ必要ひつようなく、『エピソード5/帝国ていこく逆襲ぎゃくしゅう』ではハン・ソロが、吹雪ふぶきなか遭難そうなんしたルークをたすける場面ばめんで、トーン・トーンのはらくのにかれのライトセーバーを使用しようしている。また出力しゅつりょくげれば、頑丈がんじょう特殊とくしゅこうとびらなどをることも可能かのうであり、ジェダイやシスは、しばしばあなづくりなどの用途ようとにも使用しようする。

このようにたか汎用はんようせいつものの、手元てもとつたわる感覚かんかくおもみのみで、アーク保護ほごされているひかりにも輻射熱ふくしゃねつがないため、すぐそばにがあるという実感じっかんきにくく、くわえてアーク回転かいてん作用さようによる独特どくとくのバランス感覚かんかくもあり、下手へたをすれば使つか自身じしんりかねない。そのため、未熟みじゅくもの武器ぶきとしてははなは適当てきとうで、人間にんげん反射はんしゃ速度そくどえて飛来ひらいするビームなどにたいしては、フォースによる洞察どうさつりょく先読さきよみの能力のうりょくければまった対応たいおうできない。よって、『スター・ウォーズ』の世界せかいにおいて、この武器ぶきをフォースの加護かごなしに使つかおうなどとかんがえるものはほとんど存在そんざいしない。ただしグリーヴァスはその数少かずすくない例外れいがいであり、かれ生来せいらいたか身体しんたい能力のうりょく格闘かくとうセンスをそなえ、さらにサイボーグによって電子でんし頭脳ずのうによるアシストと苦痛くつうへのつよたいせいとをたため、4ほんのライトセーバーを自在じざい使つかいこなすことができる。また『フォースの覚醒かくせい』では、もとストームトルーパーの識別しきべつ番号ばんごう「FN-2187」あらたフィンが、元々もともと兵士へいしとして訓練くんれんけていたことから実戦じっせんでも自在じざい使つかいこなし、フォースのダークサイドの使つかであるカイロとのたたかいでは、カイロの負傷ふしょうくわかれちち・ハンを殺害さつがいしたことによる精神せいしんてき動揺どうようほん調子ちょうしではなかったとはいえ、実力じつりょくまさかれ軽傷けいしょうすらわせている。その一方いっぽう、フィンにつづいてかれのライトセーバーをにカイロとたたかったレイは、フォースやライトセーバーの訓練くんれんけていないながら、うちなるフォースの才覚さいかくによりカイロと互角ごかくたたかったすえ最後さいごにはカイロのかおきずわせた。

『エピソード2』ではおさないジェダイのパダワンは、修行しゅぎょう手始てはじめとして「トレーニング・リモート」とばれる球形きゅうけい小型こがたトレーニング・ドロイドと、視界しかいおおうバイザーきのヘルメットを使用しようして、視覚しかくたよらずにフォースの感覚かんかくのみでリモートのビームを防御ぼうぎょする訓練くんれんおこなっており、『エピソード4』でルークもオルデランかうミレニアム・ファルコン船内せんないでこの訓練くんれんおこなった。

かた(フォーム)

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正史せいし

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ライトセーバーを使つかさいかまえにはいくつかの「かた」が存在そんざいしており、正史せいし作品さくひん言及げんきゅうされているのはだいさんかただいよんかたのみだが、だいいちからだいななかたまでが存在そんざいするとされている[7]。ただし、レジェンズにおけるものと完全かんぜん同一どういつなものかは不明ふめい

  1. だいいちかた
    シャイ=チョーともばれる基本きほんフォームで、ジェダイ・オーダーによって考案こうあんされた、もっとふる初歩しょほてきかた戦闘せんとう技能ぎのう開発かいはつされたのちでは、がない場合ばあい使用しようされることがおおかったが、もっと基本きほんてきなフォームではありつづけた。正規せいき訓練くんれんけたジェダイはすべてこのフォームを最初さいしょすう年間ねんかん訓練くんれんまなぶこととされている。
  2. だいかた
    マカシともばれる、優雅ゆうが戦闘せんとうスタイル。おもシスとの戦闘せんとうさい使用しようされる、セイバー同士どうし決闘けっとうとくしたかた。また、ドゥークー伯爵はくしゃくおももちいており、かれのカーブ=ヒルト・ライトセーバーはフォーム2にとくした特殊とくしゅなライトセーバーである。
  3. だいさんかた
    ソレスもしくはマイノック戦法せんぽうともばれる。ブラスターへの防御ぼうぎょけ、メイス・ウィンドゥ弟子でしデパ・ビラバはこのかたかかわっていたとされ、その弟子でしであるケイナンもまたこのかた踏襲とうしゅうしている。尋問じんもんかんはこのかたかかわったビラバと、それを踏襲とうしゅうするケイナンをおろかとののしっている。これはブラスターを使つかてき集団しゅうだんたたかうことを得意とくいとするこのフォームが基本きほんてきにライトセーバーせん不得手ふえてとするためである。著名ちょめい使つかにオビ=ワンがいる。
  4. だいよんかた
    アタルともばれる。もっともアクロバティックな戦闘せんとうスタイルで、アナキンがジェダイ聖堂せいどうのジェダイたちに手本てほんせていた。だいさんかたよりは攻撃こうげきてきだが、翻弄ほんろう回避かいひ力点りきてんく。かつてはオビ=ワンも使用しようしていた。もっと著名ちょめい使用しようしゃはヨーダとシスの暗黒あんこくきょうダース・シディアス。
  5. だいかた
    シエンもしくはドジェム・ソともばれる。力強ちからづよ攻撃こうげきてきなフォームで、はなたれたブラスターを相手あいてけてがえしたり、相手あいてのライトセーバーをかえしたりして防御ぼうぎょ攻撃こうげきてんじさせるのが特徴とくちょうふるくはアソーカのようにぎゃく手持てもちで利用りようされていた。攻撃こうげきてき姿勢しせいがダークサイドてきであるとされ、使用しようしゃ以外いがいのジェダイから危険きけんされることもあった。もっと著名ちょめい使用しようしゃはダース・ベイダー(アナキン時代じだいふくむ)。
  6. だいろくかた
    ニマンともばれる。フォーム1~5をわせた戦闘せんとうスタイルで、修行しゅぎょうたのしさから「外交がいこうてきフォーム」ともばれた。おおくのフォームを特徴とくちょうれたために修行しゅぎょう期間きかん膨大ぼうだいなものとなってしまい、そのぶん期間きかんあたりの修行しゅぎょうもとめられる労力ろうりょくちいさくなったのである。考案こうあん当初とうしょからこのフォームの欠陥けっかん指摘してきされていたが、ジオノーシスのたたかいで従軍じゅうぐんしたフォーム6の使つか全員ぜんいん戦死せんししたことから、欠陥けっかんがよりひろられることとなった。
  7. だいななかた
    ジュヨーとばれる最強さいきょうのフォーム。もっと攻撃こうげきてきかつ予測よそく不可能ふかのうなフォームで、「フェロシティー・フォーム(獰猛どうもうなフォーム)」の異名いみょうつ。1〜5までのすべてのフォームを完全かんぜんきわめた使つかにしか使つかいこなせないとされる。攻撃こうげき集中しゅうちゅうし、守備しゅびめん使つかのスピードや両刃りょうばのライトセーバーによっておぎなわれている。著名ちょめい使つかはダース・モールとメイス。なおメイスはジュヨーをさらに発展はってんさせた究極きゅうきょくのフォーム『ヴァーパッド』を完成かんせいさせている。これはジュヨーの放出ほうしゅつエネルギーをさらに増加ぞうかさせたもので、少数しょうすう相手あいて短時間たんじかん殲滅せんめつするためのフォームである。ジュヨーよりさらに精神せいしんてきなコントロールがむずかしく、暗黒あんこくめんかぎりなくちかづくフォームでもあり、メイスのライトセーバーがむらさきなのはこのためであるといわれている。またクローン戦争せんそう末期まっきのアナキンは、正式せいしきにヴァーパッドをまなんだわけではないものの、生来せいらい桁外けたはずれのフォースセンス、戦闘せんとうセンスにくわえ、暗黒あんこくめんちか精神せいしんてき不安定ふあんていさからヴァーパッドにちか戦闘せんとうスタイルになっていたとわれている。

レジェンズ

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レジェンズにおいてはおおきく7つのかた存在そんざいする。それらはジェダイの歴史れきしとも無数むすうされ、のジェダイたちはこれらを正式せいしきなフォームとして体系たいけいしており、クローン大戦たいせんころには以下いかの7つとなっている。またフォームをもちいるジェダイによって、自身じしん弱点じゃくてん補完ほかんするかたち原型げんけいとなる基本きほん動作どうさ改良かいりょうくわえられたフォームもある。またひとつに固執こしつせず、複数ふくすうのフォームを習得しゅうとくしており、状況じょうきょうわせて使つかけるジェダイもすくなくない。

ちなみに、ジェダイは円形えんけいえがようにしながらたたか傾向けいこうがあり、たいするシスはたてうごきながらたたか傾向けいこうがある。基本きほんてきにジェダイは自分じぶんから攻撃こうげきすることはなく、敵意てきいのある相手あいてからの攻撃こうげきはじめて攻撃こうげきうつるとされる。

  1. シャイ=チョー(Shii-Cho)
    ヤヴィンのたたかからやく2まん5せんねんまえに、ジェダイの武器ぶきがフォースをふうめた金属きんぞくせいけん(ダークセーバー)から、ライトセーバーに移行いこうしたときされたもの。別名べつめいサルラックのかたまりのフォーム。
    攻撃こうげき防御ぼうぎょとう基本きほんわざと、それらの練習れんしゅうほうすべ集約しゅうやくされたもっともシンプルなフォームで、わかいジェダイやパダワンたちはこのフォームを最初さいしょ訓練くんれんする。完全かんぜん習得しゅうとくすれば無駄むだのないフォームであるため、熟練じゅくれんしたジェダイ(キット・フィストーとう)にも使用しようしゃ存在そんざいする。
  2. マカーシマカシ(Makashi)
    ライトセーバーの使つか同士どうし戦闘せんとうためされたフォーム。別名べつめいイサラミリのかたきおいのフォーム。
    ドゥークー伯爵はくしゃくなどシスの暗黒あんこくきょうおも使用しよう、フェイントとう剣術けんじゅつ重点じゅうてんいておりけんさばきの精度せいど非常ひじょうたかく、疲労ひろうすくない。ドゥークー伯爵はくしゃくのライトセーバーは湾曲わんきょくした形状けいじょうであるため、マカーシの攻撃こうげきせい変則へんそくせい助長じょちょうしている。ただし効率こうりつ重視じゅうしするため瞬間しゅんかんてきなパワーにおとり、ドジェム・ソなどの力強ちからづよいちげきられることがある。
    ジェダイとしては、シスがおもて舞台ぶたいから姿すがたして以降いこう実戦じっせん使用しようする機会きかいうしない、習得しゅうとくする意味いみうすくなっていた(たとえシスが復活ふっかつしても、ライトセーバー同士どうしたたかいがこる可能かのうせいひくいとされた)。ただ、弟子でしによるライトセーバーの稽古けいこには使用しようされることはあった。
    また、ジェダイと敵対てきたいするシスはジェダイとのたたかいを想定そうていし、このフォームを徹底的てっていてき修練しゅうれん発達はったつさせ、より強力きょうりょく剣術けんじゅつしている。
  3. ソーレスソレス(Soresu)
    レーザーを偏向へんこうさせる訓練くんれんなかされた、防御ぼうぎょ重視じゅうししたフォーム。別名べつめいマイノックのかた、はねかえしのフォーム。フリーハンドの人差ひとさゆび中指なかゆびばしてまえし、ライトセーバーをおおきくうしろにくという、ゆみしぼったような独特どくとくかまえが特徴とくちょうである。
    武器ぶき主流しゅりゅうブラスター移行いこうするとともにジェダイのなかでもひろまった。先読さきよ能力のうりょく反射はんしゃ神経しんけいとをかしてレーザーを偏向へんこうひかり攻撃こうげきながし、まもると同時どうじ反撃はんげきするなどカウンターにもける。完璧かんぺききわめれば集団しゅうだんせんにも対応たいおうでき、たいドロイドであれば包囲ほういされても十分じゅうぶん通用つうようする。その理論りろんじょう、このかたしんきわめたものきずつけることは不可能ふかのう、とすらひょうされる。
    オビ=ワンが使用しようしており、メイスに“ザ・マスター(ソーレスをきわめたもの)”とわしめるほどの実力じつりょくつ。
  4. アタールアタロ(Ataru)
    ぜん7しゅなかもっともアクロバティックなフォーム。からだじゅつ重点じゅうてんいたフォームで、ヨーダ、ダース・シディアス、クワイ=ガン・ジンなどがおも使用しよう、オビ=ワンも当初とうしょ使用しようしていた。別名べつめいホーク=バットのかためのフォーム。
    「ヒットアンドアウェイ」という言葉ことばがまさにてはまるフォームで、全身ぜんしん柔軟じゅうなんせいとフォースとを駆使くしした跳躍ちょうやくまぐるしくまわり、ぜん方位ほういから相手あいて素早すばや攻撃こうげきおこなう。アクロバティックなうごきにより体格たいかくおぎなうことができ、威嚇いかく牽制けんせい効果こうかたかい。しかしながら、それらがつうじないかくじょう相手あいてにははなは不適切ふてきせつであり、動作どうさおおきさゆえにすきおおおおきな危険きけんともなうフォームでもある。
    起点きてんとしてはちそうかまえをとることがおおい。
  5. シエン(Shien)
    ソーレス・アタールから派生はせいしたフォームで、ライトセーバーとちからによる攻撃こうげき重視じゅうししている。別名べつめいクレイト・ドラゴンのかたねばりのフォーム。
    実戦じっせんでは先鋒せんぽうになうことにいており、アナキン(ダース・ベイダー)やプロ・クーンおも使用しようする。力強ちからづよけんりが特徴とくちょうで、強打きょうだき、連続れんぞく攻撃こうげきなど、ちからしで相手あいて防御ぼうぎょ突破とっぱんでいく。レーザーの偏向へんこうも、ソーレスより積極せっきょくてきてきてることを意図いとする。
    防御ぼうぎょ重点じゅうてんいたソーレスとはたがいの長所ちょうしょつぶ合うあいがたになるため、アナキンとオビ=ワンのたたかいが長引ながびいた原因げんいんの1つともかんがえることができる。『エピソード3』のドゥークー伯爵はくしゃくとアナキンのたたかいではドゥークー伯爵はくしゃくのライトセーバーがかれるシーンがあり、このフォームの特性とくせい垣間見かいまみられる。
    ドジェム・ソ(Djem So)
    シエンの変形へんけいしゅひとつであり、圧倒的あっとうてきなスピードとちから相手あいて圧倒あっとうする攻撃こうげきとくしたフォームである。生物せいぶつ関節かんせつ可動かどうせいかしてキネティックパワーをたかめた強烈きょうれついちげきはたきこむ反面はんめん可動かどうせいけ、それをささえる足元あしもとおろかになりやす弱点じゃくてんがある。肉体にくたい機械きかいされる以前いぜんのアナキンがおも使用しようしていた。
  6. ニマーン(Niman)
    上記じょうきの1から5までのフォームをわせ、バランス発展はってんさせたフォーム。別名べつめいランコアのかたゆるめのフォーム。
    修行しゅぎょうによる負担ふたんのフォームにくらべてかるく、外交がいこうかんとして必要ひつよう実務じつむ能力のうりょく並行へいこうして修練しゅうれんすること可能かのうであったため、きゅう共和きょうわこく末期まっきにおいてシャク・ティセイシー・ティンなどおおくのジェダイ騎士きし使用しようしていた。
    しかし総合そうごうりょく重視じゅうししているためか、みのはやものでも習得しゅうとくするのに最低さいてい10ねんかる。しかもおおくをみすぎた結果けっか器用貧乏きようびんぼう側面そくめんち、クローン大戦たいせん初戦しょせんであるジオノーシスのたたかいではこのフォームを使つかっていたジェダイのほとんどが戦死せんしし、実戦じっせんにおいてははなは力不足ちからぶそくであること露呈ろていする。
    上述じょうじゅつのように、一応いちおうかたちにまでおさめるうえでの修行しゅぎょう比較的ひかくてき容易よういだが、まなぶことのおおさからしんきわめることは非常ひじょう困難こんなんである。だがもし完全かんぜんきわめることが出来できれば、一切いっさいすき強力きょうりょく無比むひなフォームであるともいわれており、史上しじょう最強さいきょうのシスきょう名高なだかエグザ・キューンこのんで使用しようしていたとされる。実際じっさいセイシーは小説しょうせつばんEP3で、クローン大戦たいせん当時とうじのジェダイのなかでもトップクラスの剣士けんしであったことがかされており、けっしてニマーン自体じたいがフォームとして欠陥けっかんひんだったわけではないことがかる。また、のフォームとの連携れんけいにはいている。
    きゅう共和きょうわこく末期まっきのジェダイのおおくがこのフォームを実戦じっせん使つかいこなせなかったのは、ながつづいた平和へいわすえ戦闘せんとうよりも交渉こうしょうじゅつおもきをかんがえがジェダイのなかひろがり、上記じょうきのように片手間かたてま修行しゅぎょう実戦じっせんレベルにいたっていない中途半端ちゅうとはんぱなニマーンをける剣士けんし数多かずおおまれたことも一因いちいんである。
    ジャーカイジャルカイ(Jarkai)
    ライトセーバーによる二刀流にとうりゅうや、ダブルブレード・ライトセーバーをあつかう。フォームとしてはニマーンに分類ぶんるいされる。二刀流にとうりゅうのときは片方かたがた攻撃こうげき片方かたがた防御ぼうぎょもちいることがおおいが、両方りょうほうもちいてはげしい攻撃こうげきすこともある。
    ジェダイではアソーカ、アシャラド・ヘットセラ・ケトーなどが使用しようし、シスやダーク・ジェダイではダース・モール、サヴァージ・オプレス、アサージ・ヴェントレス、コマリ・ヴォサが使用しようしている。ライトセーバーを複数ふくすうあるくジェダイもおり、仲間なかまのジェダイがたおされたときなどに、一時いちじてきりて二刀流にとうりゅうたたかうこともある。ダース・シディアスも『クローン・ウォーズ』にて二刀流にとうりゅうたたかい、ダース・モールとサヴァージ・オプレスの兄弟きょうだい圧倒あっとうしている。
  7. ジュヨー(Juyo)
    習得しゅうとく難易なんいがもっともたかく、あらゆるフォームをきわめたジェダイだけが習得しゅうとくし、制御せいぎょしうる究極きゅうきょくのフォーム。別名べつめいヴォーンスカーのかたたけりのフォーム。
    せいどう相反あいはんする特性とくせい同時どうじあわち、のこなし、太刀筋たちすじともにきわめて予測よそく困難こんなんうごきとなる。フォースのダークサイドに肉薄にくはくするため、自身じしんまれかねない危険きけん技術ぎじゅつである。ぎゃくにシスが使つかうとリスクはなくなるともえる。ダース・モールがおも使用しようしており、ジュヨーの達人たつじんともわれている。
    ヴァーパッド(Vaapad)
    メイスが自己じこ弱点じゃくてんおぎなうためにした、ジュヨーの応用おうようわざ厳密げんみつにはかたではない。メイスいわく「わたしがヴァーパッドをみだしたのは、自分じぶんよわさをおぎなうためだ。あれはわたし自身じしんやみを、ひかり武器ぶきにそそぐ」。防御ぼうぎょまったかえりみない突撃とつげきや、高速こうそく連続れんぞく攻撃こうげき特徴とくちょうとする。少数しょうすうせんおよび短期たんき決戦けっせん想定そうていしており、多勢たせ相手あいてまた長期ちょうきせんには不向ふむきである。
    みずからがちから最大限さいだいげんすため、ジェダイならば本来ほんらい忌避きひすべき感情かんじょうである戦闘せんとう高揚こうようかんゆだねる必要ひつようがあり、ジュヨーよりさらにダークサイドに近付ちかづいたひかりやみ境界きょうかいせん(グレーゾーン)にあり、ジェダイのちから半分はんぶんにない、のこりの半分はんぶん暗黒あんこくめんおぎなうことで完成かんせいするとえる。
    制御せいぎょには高度こうど戦闘せんとう技術ぎじゅつ以外いがいに、強靭きょうじん精神せいしんりょく信念しんねん必要ひつよう。その危険きけんせいゆえ、ヴァーパッドの習得しゅうとく熟練じゅくれんした最高さいこうのマスターのみにしか許可きょかされていない。習得しゅうとく失敗しっぱいしたもの破滅はめつしていのちとすか、ダークサイドにちてしまう。
    ダークサイドにちず、なおかつきて習得しゅうとくしたのは、メイスのみ。習得しゅうとくしゃとしてメイスの弟子でしデパ・ビラバ、ヴァーパッドの共同きょうどう開発かいはつしゃソーラ・バルクがいるが、両者りょうしゃとものちにダークサイドにちてしまっている。アナキンも感情かんじょうのぼるぶったさいには自然しぜんとこれにちかいフォームを使用しようしていた(オビ=ワンとの死闘しとう序盤じょばんなど)。
    ちなみに、わざ名前なまえ惑星わくせいサラピンのつきにいる獰猛どうもうで7~13ほんするど触角しょっかく捕食ほしょく動物どうぶつ名前なまえからられている。

ルークは、オビ=ワンからシャイ=チョー、ヨーダからアタルの訓練くんれんけ、ダース・ベイダーとの死闘しとうからシエンを経験けいけんして使用しようしたが、上記じょうき体系たいけいされたフォームはすでうしなわれてしまっていた。 のニュー・ジェダイ・オーダーでは、ダークサイダーとしてたたかった経験けいけんのあるカム・ソルサーが、剣術けんじゅつ師範しはん「ジェダイ・バトルマスター」となり、ルークとともに「防御ぼうぎょの3つの」の戦法せんぽうした。のちにカムがダーク・ジェダイとのたたかいにやぶれると、バトルマスターの地位ちいカイル・カターン継承けいしょうし、「ファースト」「ミディアム」「ストロング」という、研鑽けんさんされたニュー・ジェダイ・オーダー独自どくじのライトセーバー・フォーム「スタイル」がまれることとなった。 やがて、発見はっけんされたきゅうジェダイ・オーダーの「グレート・ホロクロン」に登場とうじょうしたシン・ドローリグ記録きろくにより、本来ほんらいのジェダイのライトセーバー・コンバットはさい発見はっけんされることになる。

ひかりいろ

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ジェダイはおおくの場合ばあいせいみどり、シスはあかとなっている。

おもひかりいろ
  • 青色あおいろれい:オビ=ワンのライトセーバー)
    • あお白色はくしょくれい:テラ・シヌーベのライトセーバー)
    • 青銅せいどうしょくれい:ローバッカのライトセーバー)※レジェンズ
  • 赤色あかいろれい:ダース・ベイダーのライトセーバー)
  • 黄色おうしょくれい:ジェダイ・テンプル・ガードのライトセーバー・パイク)
    • 黄金おうごんしょくれい:レイのライトセーバー)
  • 銀色ぎんいろれい:アリーマ・ラーのライトセーバー)※レジェンズ
  • 黒色こくしょくれい:ター・ヴィズラの作成さくせいしたライトセーバー)
  • 白色はくしょくれい:アソーカのライトセーバー)
  • 緑色みどりいろれい:ルーク、クワイのライトセーバー)
    • 緑色みどりいろれい:アソーカのショート=スタイル・ライトセーバー)
  • 紫色むらさきいろれい:メイスのライトセーバー)

小道具こどうぐとしてのライトセーバー

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  • 『エピソード4』のルークとダース・ベイダーのライトセーバーのプロップは、カメラようフラッシュ(グラフレックスしゃせい)の反射はんしゃばんのぞいた本体ほんたい部品ぶひん流用りゅうようして製作せいさくされた。クランプにはテキサスインスツルメントの計算けいさんのレンズ(バブルレンズ)が、7ほんのグリップ(Tトラックとばれ戸棚とだなのレールかワイパーゴムかいまだはっきりしていない)が、柄頭つかがしらにはDリングが装着そうちゃくされている。そのため一部いちぶのレプリカメーカーは「フラッシュのレプリカ」としょうしてルーカスフィルム承認しょうにんしで販売はんばいしている。
  • オビ=ワンのライトセーバーはエミッター(放射ほうしゃこう)にロールスロイスの航空こうくうエンジンのパーツ、グリップ部分ぶぶんにはイギリスのグレネードだん一部いちぶ下部かぶには機関きかんじゅう砲身ほうしんのパーツ、柄頭つかがしらにはアーミテージシャンクの蛇口じゃぐちのハンドルといった既存きそん部品ぶひん流用りゅうようしてつくられている。
  • 『エピソード6』で使用しようされたダース・ベイダーのライトセーバーのプロップは現在げんざいスミソニアン博物館はくぶつかん所蔵しょぞうされており、このえんどう博物館はくぶつかん舞台ぶたいにした映画えいがナイト ミュージアム2』にダース・ベイダーがカメオ出演しゅつえんしている。また当時とうじ製作せいさくつとめたゲイリー・カーツによって、撮影さつえい使用しようされたルーク(『エピソード4』)とダース・ベイダー(『エピソード5』)のライトセーバーがオークションに出品しゅっぴんされたことがあるが、前者ぜんしゃは20まん600ドル、後者こうしゃは11まん8000ドルで落札らくさつされた。
  • おなじく『エピソード6』で使用しようされたルークのライトセーバーのプロップは『エピソード4』公開こうかい30周年しゅうねん記念きねん行事ぎょうじとして、2007ねんスペースシャトルディスカバリーによってミッションSTS-120さい宇宙うちゅうはこばれた[8][9]
  • ひかり表現ひょうげんは、『エピソード4』ではひかり反射はんしゃせいのテープをけた刀身とうしんをモーターで回転かいてんさせることで発光はっこうやフリッカーを表現ひょうげんしており、ひかりかおやセットにうつるという利点りてんがあったものの、剣劇けんげきにうまくすんめしないと破損はそんしてしまう難点なんてんがあった。とくにダース・ベイダーやくデヴィッド・プラウズすんめが苦手にがてなんほんってしまい『エピソード5』から剣劇けんげきシーンは役者やくしゃ指導しどうがかりとして起用きようされたボブ・アンダーソンえんじることになった。また、『エピソード5』以降いこうられる起動きどうのアニメーションがなく、一瞬いっしゅんひかり起動きどうしている。『エピソード5』以降いこう刀身とうしんほそぼう使用しようし、ロトスコープで1コマずつひかりいろえが合成ごうせいする手法しゅほうられている。「エピソード1~3」ではデジタル合成ごうせい変更へんこうされた。
  • 「エピソード1~3」では刀身とうしんとしてアルミぼう破片はへん飛散ひさん防止ぼうしのビニルコーティングをほどこしたもの使用しようしたが、あまりの剣劇けんげきはげしさに撮影さつえいちゅうは1にち10ほんものペースで交換こうかんしていたとわれている。また『エピソード2』では発光はっこうしきのプロップが制作せいさくされ、アナキンとドゥークー伯爵はくしゃくたたかいの撮影さつえい効果こうかてき使用しようされた。『エピソード7』では透明とうめい樹脂じゅしせい刀身とうしんにLEDと衝撃しょうげきセンサーをんだ発光はっこうしきのプロップがもちいられ、役者やくしゃ周囲しゅういへのがえしがリアルに表現ひょうげんされている。
  • 『エピソード4』においてひかり起動きどうさせるシーンは、グリップのみを俳優はいゆうかまえ、起動きどうスイッチをれた時点じてんでカメラをめ、俳優はいゆうがじっとしているうちにスタッフがひかりのついた小道具こどうぐえさせている(ミレニアム・ファルコンうちでルークが起動きどうさせるシーンや、デス・スターうちでオビ=ワンが起動きどうさせるシーンなど)。このためひかり起動きどう瞬間しゅんかんにほんのわずかだが俳優はいゆうがコマとしのようにズレてえる。
  • ルーカスは剣劇けんげきにも役者やくしゃ表情ひょうじょうせることにこだわり、スタントマンてずに役者やくしゃ訓練くんれんして直接ちょくせつライトセーバーせんえんじさせた。ただし前述ぜんじゅつようかおえないダース・ベイダーはスタントがてられたほか、『エピソード2/3』のクリストファー・リーイアン・マクダーミドはさすがに高齢こうれいだったため、一部いちぶスタントマンのかおをデジタル合成ごうせいえる処理しょりおこなわれた。
  • 独特どくとく動作どうさおんおんなど)は35mm映写機えいしゃきのモーターの回転かいてんおんや、映像えいぞうながら発生はっせいさせたハウリングおとなどを合成ごうせいしてつくられている。

競技きょうぎとしてのライトセーバー

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  • ライトセーバーフェンシング-2018ねん、フランスのフェンシング連盟れんめいが「ライトセーバー」を公式こうしき種目しゅもくとして採用さいようした(樹脂じゅしせい刀身とうしんにLEDを仕込しこんだ競技きょうぎようライトセーバーを使用しよう)。
  • ルードスポーツ-イタリア発祥はっしょうの、競技きょうぎようライトセーバーを使つかった競技きょうぎ防具ぼうぐけず、3ラウンド(それぞれ1ポイント)せいおこなわれる。ひじからうえひざからうえ(たったらOH(オー)とわなければいけない)、小手こてずね(たったらIH(イー)とわなければいけない)にたるとそれぞれ1ポイントてたほうはいる。攻撃こうげきかお故意こいてるのが禁止きんしである。

現代げんだい科学かがくとの整合せいごうせいについて

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ライトセーバー(もしくはその類型るいけい)のように『グリップから放出ほうしゅつされるエネルギーで刀身とうしん構成こうせいする刀剣とうけんがた武器ぶき』は、残念ざんねんながら現代げんだい科学かがくでは不可能ふかのうちかい。

エネルギー放出ほうしゅつ刀身とうしん構成こうせいすることそのものは、ガスバーナーの噴射ふんしゃのような現象げんしょう再現さいげん出来できる(たとえばさん水素すいそえん酸素さんそ-アセチレンバーナー酸素さんそ-プロパンバーナー・そのなかでもとくプラズマジェット参照さんしょうされたい。)が、この現象げんしょうではなにかを切断せつだんすること出来できてもライトセーバー同士どうしむすぶ(鍔迫つばぜいをする)こと出来できない。

ギネス世界せかい記録きろくでは、2020ねん12がつ10日とおかにカナダの発明はつめいがプロパンガスと酸素さんそガスのタンクとうもちいた伸縮しんしゅく可能かのうなライトセーバーを世界せかいはつ認定にんていした[10]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 映画えいがオリジナルばん公開こうかい当時とうじ日本にっぽんでは、英語えいごみの「セーバー」よりもオランダみの「サーベル」の呼称こしょう一般いっぱんてきであったため。なお、「Saber」は英語えいごみの場合ばあいでも日本語にほんご表記ひょうきは「セーバー」より「セイバー」と表記ひょうきされることがおおいため、報道ほうどうなどにおいては「ライトセイバー」や「ダークセイバー」との表記ひょうき散見さんけんされる[1][2][3][4][5]が、「Lightsaber」にかんしては「エピソード1」 - 「エピソード3」の公開こうかい当時とうじから、作中さくちゅう字幕じまく関連かんれん商品しょうひんにおいても「ライトセーバー」や「ダークセーバー」で表記ひょうき統一とういつされている。
  2. ^ 『クローン・ウォーズ』の作中さくちゅうでは、アナキンからライトセーバーをあずかったパドメが「意外いがいおもい」と発言はつげんしている。

出典しゅってん

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  1. ^ “【やじうまPC Watch】スイッチオンで4せんのプラズマのびる、ほぼ本物ほんもののライトセイバー”. PC Watch (インプレス). (2020ねん10がつ10日とおか). https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1282133.html 2023ねん2がつ19にち閲覧えつらん 
  2. ^ “「ライトセイバー」を実現じつげんさせた海外かいがいYouTuberげんる 刀身とうしんは2200℃でなんでもることが可能かのう?”. Real Sound (blueprint). (2021ねん8がつ11にち). https://realsound.jp/tech/2021/08/post-833769.html 2023ねん2がつ19にち閲覧えつらん 
  3. ^ “「またライトセイバーをまわせてたのしかった」「アナキンをすこ意識いしき」 「スター・ウォーズ」新作しんさくふたたびダース・ベイダーやくえんじた心境しんきょうをヘイデンがかす”. ねとらぼ (アイティメディア). (2022ねん11月27にち). https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2211/27/news050.html 2023ねん2がつ19にち閲覧えつらん 
  4. ^ “「スター・ウォーズ」シリーズ最新さいしんさく『マンダロリアン』シーズン3、製作せいさくじん&キャストらの作品さくひんあいまった特別とくべつ映像えいぞう. クランクイン! (ブロードメディア). (2023ねん2がつ3にち). https://www.crank-in.net/news/122038/1 2023ねん2がつ19にち閲覧えつらん 
  5. ^ “グッドスマイルアーツ上海しゃんはい「ブルーアーカイブ 一之瀬いちのせアスナ(バニーガール) Game Playing Ver.」が1!:Amazonホビー人気にんきランキングBEST10”. 電撃でんげきホビーウェブ (KADOKAWA). (2023ねん2がつ15にち). https://hobby.dengeki.com/news/1843456/ 2023ねん2がつ19にち閲覧えつらん 
  6. ^ 『SCREEN』2002ねん10がつごう「『スター・ウォーズ エピソード2』50の秘密ひみつ
  7. ^ 『Star Wars: Absolutely Everything You Need To Know』p.77
  8. ^ ルーク・スカイウォーカーのライトセーバー、宇宙うちゅう engadget 2007ねん8がつ28にち
  9. ^ Chewie Hands off Lightsaber to NASA スター・ウォーズ公式こうしきブログ 2007ねん8がつ28にち
  10. ^ カナダの発明はつめい"ハックスミス"が世界せかいはつ伸縮しんしゅく可能かのうなライトセーバーを製作せいさく”. ギネス世界せかい記録きろく (2020ねん12月10にち). 2022ねん12月6にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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  • ビームサーベル - ガンダムシリーズ一覧いちらん登場とうじょうするライトセーバーに類似るいじした武器ぶき
  • ビームソード - だい乱闘らんとうスマッシュブラザーズシリーズ登場とうじょうするライトセーバーに類似るいじした武器ぶきがエネルギーでつくられているだけでなく、一部いちぶ作品さくひんでは刀身とうしん使用しようしゃ闘志とうし変化へんかするとされていることも、ライトセーバー(のカイバー・クリスタル)が所持しょじしゃのフォースと共鳴きょうめいする設定せってい類似るいじしている。
  • 伊東いとう竜二りゅうじ - プロレスラー蛍光けいこうとうデスマッチにて、ライトセーバーの要領ようりょう電気でんきながして点灯てんとうさせた新品しんぴん蛍光けいこうとうたば使用しようすることがある。
  • ファイブスター物語ものがたり - 永野ながのまもる漫画まんがげきちゅう登場とうじょうする巨大きょだいロボット「モーターヘッド」と、その操縦そうじゅうである「騎士きし」がライトセーバーに光線こうせんけん「スパッド」もしくは日本にっぽんがたな実体じったいけん「スパイド」を使用しようしている。光線こうせんけんスパッドは手元てもとのスイッチで「KILL」と「STUN」が使つかけられる演出えんしゅつがされている。
  • Star Wars Featurette: The Birth of the Lightsaber - ライトセーバーにかんするスター・ウォーズ公式こうしき動画どうが。ルーカスらスタッフへのインタビューや撮影さつえい技法ぎほう紹介しょうかいしている。