スター・ウォーズ アタック・オン・ザ・デス・スター
スター・ウォーズ アタック・オン・ザ・デス・スター | |
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ジャンル | シューティングゲーム |
ゲーム | |
X68000/PC-9801VX | |
M.N.M Software ( | |
ビクター ( | |
メディア | 5.25インチ2HDフロッピーディスク2 |
プレイ |
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1991 | |
スタッフ | |
テンプレート - ノート |
『スター・ウォーズ アタック・オン・ザ・デス・スター』(STAR WARS Attack on the DEATH STAR )は、M.N.M Software(
概要 [編集 ]
X68000
ワイヤーフレームによる
※
ゲーム内容 [編集 ]
プレイヤーは
- ステージ1
- デス・スターを
防衛 するTIEファイターを撃墜 する。一定 数 撃墜 すると自動的 に進路 を変 え、デス・スターに突入 する。 - ステージ2
障害 物 を避 けながらデス・スター表面 を飛行 し、司令塔 および砲台 を破壊 する。一定 数 破壊 した後 、ナビゲーションに従 いトレンチ(塹壕 )に侵入 する。- ステージ3
排 熱 孔 を目指 しトレンチを疾走 する。砲台 の集中 砲火 をくぐり抜 けると、後方 よりダース・ベイダー率 いるTIEファイター編隊 が接近 。ファルコン号 の援護 により追跡 を免 れた直後 、排 熱 孔 に魚雷 を撃 ち込 み、急上昇 して脱出 する。
遊 び方 [編集 ]
起動 [編集 ]
- ディスクAをドライブ0に、ディスクBをドライブ1に
入 れ、電源 投入 /リセットにて本体 を起動 する[注 1]。 起動 に成功 するとBGM(酒場 のバンド)とともに社名 ロゴ[注 2]・スタッフクレジットが始 まり、やがてオープニングデモに遷移 する。この間 に必要 なデータがロードされる。- ロードが
完了 するとディスク2が自動的 に排出 される。以降 、必要 に応 じてディスク1のみアクセスされる。 - メインメモリを2MB
以上 実装 している場合 、起動 時 に全 データがロードされ両 ディスクが排出 され、オンメモリで動作 する。
ゲーム画面 [編集 ]
ゲーム
- スコープ : レーザー・キャノンの
照準 - レーダー :
自 機 を中心 とした敵 /味方 機 の相対 位置 を光点 で示 す - ノルマ : ステージクリアまでの
敵 破壊 ノルマを数値 で示 す - シールド :
防御 シールドの残 量 をゲージで示 す - タイム :
全 ステージクリアまでの制限 時間 (約 13分 )をヤヴィン第 4衛星 (反乱 同盟 軍 基地 )に近 づくデス・スターの位置 で示 す - ターゲットコンピュータ :
排 熱 孔 までの距離 を数値 で示 す(ステージ3のみ)
ゲームオーバー[編集 ]
撃墜 : シールドが切 れた状態 で被弾 ・激突 すると自 機 が爆発 する。魚雷 投下 失敗 : ステージ3排 熱 孔 への魚雷 投下 に失敗 すると、脱出 した自 機 ・味方 とともにヤヴィン第 4衛星 がデス・スターに破壊 される。- タイムアップ :
制限 時間 内 に全 ステージクリアしないと、ヤヴィン第 4衛星 がデス・スターに破壊 される。
操作 方法 [編集 ]
キーボードまたはアタリ
- 8,2,4,6キー/ジョイスティック
上下 左右 :旋回 (後述 CONTROL「REVERSE」の場合 、上下 旋回 方向 が反転 ) - XF1キー/ジョイスティックBボタン :
加速 - XF2キー/ジョイスティックAボタン : レーザー・キャノン(
自動 連射 )/プロトン魚雷 発射 - XF3キー : レーザー・キャノン/プロトン
魚雷 切 り替 え (後述 SWITCH「MANUAL」時 のみ) - XF4キー : ターゲットコンピュータON/OFF (SWITCH「MANUAL」
時 のみ) - F1~F8,Homeキー :
視点 切 り替 え - カーソル,RollUp,RollDownキー :
視界 方向 切 り替 え (コックピット視点 時 のみ。後方 には同乗 のR2-D2が見 える) 記号 入力 キー : レーダー上 味方 機 表示 ON/OFF登録 キー : AUTO VIEW/MANUAL VIEW切 り替 え (トレース時 のみ)- Ctrlキー :
早送 り (トレース時 のみ) - Helpキー : ディスプレイ
水平 表示 周波数 切 り替 え(31 kHz/15 kHz) - Escキー : ポーズ
- Tabキー : コマ
送 り (ポーズ時 のみ) - Shift+Breakキー : タイトル
画面 に戻 る - Capsキー :
残像 モード切 り替 え
モード[編集 ]
タイトル
- START
- ゲームを
開始 する。
- ゲームを
- TRAINING[
注 3]- ステージ1のシミュレーションを
通 じて基本 的 な操作 方法 ・レーダーの見方 を学 ぶことができる。「LEVEL 1」~「LEVEL 8」まで、段階 に応 じて敵 機 の動 きが高度 になり、捕捉 が難 しくなる。「LEVEL 8」はHARDゲームとほぼ同様 の速度 ・アルゴリズムとなる。ただし、攻撃 はしてこない。
- ステージ1のシミュレーションを
- CONFIGURATION
以下 の各種 ゲーム設定 を行 うことができる。- LEVEL : ゲームの
難易 度 を「EASY」「NORMAL」「HARD」のいずれかから選択 する。それぞれ敵 の速度 や障害 物 の数 が異 なる。デフォルトは「HARD」。 - CONTROL :
操作 に対 する自 機 の上下 旋回 方向 を「NORMAL」「REVERSE」から選択 する。「REVERSE」では上下 の入力 に対 して逆 方向 に旋回 する(操縦 桿動作 )。デフォルトは「REVERSE」。 - SWITCH : ステージ3の
魚雷 投下 操作 を「AUTO」「MANUAL」から選択 する。「MANUAL」では、ターゲットコンピュータの表示 、レーザー/魚雷 の発射 を手動 で切 り替 えなければならない。デフォルトは「AUTO」。
- LEVEL : ゲームの
- APPENDIX
- トレースプレイほか
以下 の各種 付加 機能 。- TRACE PLAY :
最新 のプレイ、または直前 にロードしたプレイを再生 する。 - TRACE SAVE : トレースプレイを
最高 5つまでセーブする。 - TRACE LOAD : セーブされたトレースプレイをロードする。
- RECORD : ハイスコアをセーブする。
- MUSIC : BGM・FM
音源 SEを試聴 する(BGM9種 ・SE24種 )。 - VOICE : ADPCM SEを
試聴 する(SE31種 ・ボイス92種 )。[注 3] - INTRODUCTION : ゲーム/デモに
登場 する3Dオブジェクトモデルを表示 する(X-WING・Y-WING・FALCON・BLOCKADE RUNNER・ESCAPE POD・T.I.E FIGHTER・VADER'S T.I.E・STAR DESTROYER・TOWER 1・TOWER 2・TOWER 3・TOWER 4・TOWER 5・GUN 1・GUN 2)。
- TRACE PLAY :
- トレースプレイほか
技術 ・演出 [編集 ]
ビジュアル[編集 ]
- 256×256ドット、アスペクト
比 4:3。描画 負荷 を抑 えるため低 解像度 を採用 しており[注 4]、その副作用 として、ワイヤーフレーム(および点 )表示 の割 に明 るく高密度 な印象 となっている。 - 3Dオブジェクト(ワイヤーフレーム)にグラフィック
画面 、コックピットにテキスト画面 [注 5]、計器 類 にBG・スプライトを使用 し、ハードウェアによって重 ね合 わせ表示 されている。 初代 X68000でも十分 な速度 で動作 するが、高速 な機種 では単位 時間 あたりの描画 フレーム数 が増 え、動 きがより滑 らかになる。- ワイヤーフレーム
表示 は負荷 の高 い陰線 消去 を行 わないためオブジェクトの向 こうが透 けて見 える。コックピットは透 けないが、これはテキスト画面 に描画 されたコックピット画像 (ワイヤーフレーム風 に描 かれている)の内側 が塗 りつぶされているため。[注 6] - オブジェクトは
単色 で、種類 別 に色分 けされているため視認 性 は良 い。レ ーザ ー光線 や爆風 は複数 の色 で明滅 する。 - オブジェクトはあえて
線 を省略 することで曲面 を表現 するなど、ワイヤーフレームならではの省略 を施 された軽量 設計 となっている。 - オブジェクトは『DoGA CGA system』によってモデリングされた。[1]
往年 のベクタースキャンゲームのように、メニューフォントやタイトルロゴもワイヤーフレームで描 かれており、メニュー操作 に応 じてダイナミックな動 きを見 せる。ゲームスタート演出 も、タイトル画面 からデス・スター正面 へとスムーズにワープする。- ビルボードや
固定 視点 に特 化 した表現 も取 り入 れられている。遠景 のデス・スター、爆風 、R2-D2の輪郭 など。 - オープニングでは、
映画 本編 劇 中 のデス・スター攻略 のワイヤフレームCGによるシミュレーションが再現 されている。
サウンド[編集 ]
内蔵 FM音源 1~5ch BGM,6ch BGM/SE,7~8ch SE、内蔵 ADPCM 1ch SE(爆発 /台詞 )[注 7]。- SEは
映画 のサウンドトラックからサンプリングされたため、ボイスは映画 出演 俳優 のものである。それらのPCMデータには、映画 のBGMがかすかに混 ざっている。 - SEは
自 機 と対象 との位置 関係 によりパン/ボリュームが調節 され、立体 感 ・遠近 感 を演出 している。内蔵 ADPCMは音量 調整 機能 を持 たないため、ひとつのSEにつき音量 のみ異 なる複数 のデータが用意 されている。 - 「
機器 が高価 だから」[2][注 8]「処理 速度 が落 ちるから」[3] として当時 流行 のMIDI音源 対応 を見合 わせた。BGMはミニマルにシンセアレンジされている。 - BGM
制作 は古代 祐三 が手 がけた。 後 にユーザー有志 によるパッチによって非公式 にMIDI対応 が実現 した。
販売 ・流通 [編集 ]
パッケージ[編集 ]
- パッケージはおおよそ
縦 22.5 cm・横 16.5 cm・奥行 3cmのブック型 、表紙 相当 部分 はエンボス地 の透明 ビニール張 りで、本体 との間 にゲームタイトルを印刷 した紙 製 シートが挿入 されている。本体 は濃紺 のプラスチック製 で、マチ部分 は横縞 状 の凸凹 になっている(ビクター音楽 産業 製品 共通 )。 表紙 は黒地 (宇宙 空間 )を基調 とし、タイトルロゴは中 抜 きの白色 で、奥 に第 2デス・スター、レーザーを撃 ちながら迫 ってくるXウイングとTIEファイターの群 れ、ファルコン号 の写真 を背景 にしている。反対 側 にはクリーム色 で3D技術 の駆使 を強調 した惹句が記 されている。背 (陳列 時 に見 える部分 )にのみ片仮名 タイトルを表記 。画面 写真 はない。表 ・裏 ・背 に「M.N.M Software」と記 されている一方 、「ビクター音楽 産業 株式会社 」の記名 は裏面 のみで、他 の同社 販売 ソフトには前面 に付 くVICTORロゴ(ニッパー)もない。内容 は5.25インチ2HDフロッピーディスク2枚 (ゲーム本体 )、マニュアル1冊 、ユーザー登録 葉書 (『ビクター アンケートカード』)1枚 、ディスク保護 用 スポンジ1枚 。- マニュアルは
中 綴 じ全 10ページ。白 の上質 紙 に紺 の印刷 。裏表紙 にスタッフクレジットが記 されている。 - フロッピーディスクは
黒色 。ラベルは長方形 で青地 に白 いタイトルロゴ。ジャケットに切 り欠 きがあるが、ライトプロテクトシールは貼 られていない。エンベロープはやや緑 掛 かった水色 で、「CROSS MEDIA SOFT」と記 されている(ビクター音楽 産業 製品 共通 )。 - JANコード「4988002234097」、
品番 「X-5046~47」、日本 製 。小売 店 でのパッケージ販売 、ビクター音楽 産業 による通信 販売 。
広告 [編集 ]
発売 前々 月 ほどからパソコン雑誌 に広告 が掲載 された。広告 は1ページで、中央 に大 きくタイトルロゴが配置 されている。パッケージと同 じ写真 を使 ったもの[4] のほか、黒 (宇宙 )~青 グラデーション地 のシンプルなもの[5] もあった。- 「11月22
日 発売 予定 」だったが、実際 には同年 12月 17日 に発売 された。前者 は金曜 、後者 は火曜 。 広告 開始 前 に『3D 2(仮称 )』として開発 が発表 されていた。画面 写真 にはXウイングやTIEファイターも写 っていたが、「有名 SF映画 」題材 との表現 にとどまる。[6]
体験 版 [編集 ]
- パソコン
雑誌 の付録 に『スターウォーズ・体験 版 』として本 作 の体験 版 が添付 されたことがあった。付録 フロッピーディスクに圧縮 ファイルが含 まれており、これを空 ディスクに展開 して使用 する。[7] - ステージ1のみ
遊 ぶことができ、クリアするとデス・スター突入 シーンで画面 がフェードアウト、「定価 7200円 近日 発売 予定 」と表示 されタイトルに戻 る。 - BGM・ボイス、オープニングデモ、スコア
保存 機能 などがカットされている。
コピーライト[編集 ]
- 「© ® and ™ 1991 Lucasfilm LTD. ALL RIGHTS RESERVED. USED UNDER AUTHORIZATION. STAR WARS and all other elements of the game fantasy are either registered trademarks or trademarks of Lucasfilm Ltd. Lucasfilm Games is a trademark of LucasArts Entertainment Company. ©1991 LucasArts Entertainment Company. All rights reserved. ©1991 M.N.M Software」
その他 [編集 ]
逸話 ・裏話 [編集 ]
- オープニングとトレンチのシーン(ステージ3)は
映画 のタイムテーブルに基 づいており、尺 とシークエンスが一致 する。 同 規模 のパソコン用 アクション系 ゲームとしては当時 異例 の、約 2年間 を開発 に費 やした。[2]権利 問題 は後回 しにしており、完成 後 に米 ルーカスフィルムへ交渉 に出向 いた。困難 が予想 されたが、シャープがX68000を贈 ったことも交渉 を助 け[2]、品質 を認 めたルーカスフィルムは発売 を許可 。本 作 に感心 しX68000を購入 したスタッフもいた。- BGM
制作 は「古代 祐三 の本気 モード」だった。前年 に業界 を驚 かせた『アクトレイザー』(SFC)もまだ全力 ではなかったという。[8] 古代 自身 はMIDI音源 対応 を提案 しており、ユーザーがMIDI機器 を導入 する金銭 的 な負担 やゲーム処理 の高速 化 などの理由 によりMIDI対応 が見送 られた後 も、説得 のため密 かにSC-55版 オープニングBGMを制作 していた。しかし機器 の性能 が足 りず、結局 諦 めざるを得 なかった。[3][注 9]本 作 のプログラマー桑原 利行 は、後 にスーパー32X用 3Dシューティングゲーム『ステラアサルト』を手 がけた。同 作 にもトレース機能 が搭載 されている。
受賞 ・評価 [編集 ]
- 1991
年度 Oh!X GAME OF THE YEAR “Oh!Xゲーム大賞 ” 2位 、“プログラミング技術 賞 ” 1位 [9] - 1991
年度 我々 が選 ぶベストゲーム “丹 明彦 ”選 1位 、“中野 修一 ”選 2位 、“八 重 垣 那智 ”選 3位 [10] - 1992
年度 Oh!X GAME OF THE YEAR “Oh!Xゲーム大賞 ” 4位 , “音楽 賞 ” 5位 [11] - スタッフによる「
勝手 に」BEST “影山 裕明 ”選 2位 [12] - ほぼ
同 時期 の年末 商戦 にコナミ『出 たな!!ツインビー』・ズーム『ジェノサイド2』など人気 メーカー作品 が発売 され売 り上 げを競 ったが、本 作 が僅差 で制 した。翌年 のコナミ『グラディウスII』登場 までトップの座 を守 り、その後 の売 り上 げも順調 であった。[13][14] 技術 力 や臨場 感 が絶賛 されたほか、スタッフの情熱 ・価格 ・映画 への思 い入 れも好 評価 につながっている。[15]
ユーザー動向 [編集 ]
- ユーザーは
美 しいトレースデータの作成 に熱中 し、より攻撃 の派手 なHARDを好 んでプレイするようになった。 - プレイ
最適 化 の努力 はベストタイム競争 へとつながっていった。 草 の根 でいくつかの改造 パッチが制作 ・配布 され、MIDI音源 対応 、HDインストール、トレースデータ管理 、マップ表示 、サイバースティック対応 、字幕 表示 等 の機能 が非公式 に追加 された。
背景 [編集 ]
映画 を題材 としたX68000用 ゲームは本 作 が最初 である。[注 10]映画 『スター・ウォーズ』は当時 すでに消費 され尽 くした古典 コンテンツであり、題材 となったことにキッチュさを伴 う意外 性 があった。[注 11]- ルーカスフィルムは
映画 の枠 を出 た「総合 エンタテインメントコングロマリット」を目指 し、他 企業 と積極 的 に提携 していた。[8] 淡白 なワイヤーフレーム画面 は当時 としてもレトロ感 があり、題材 と相 まって1983年 のアタリ版 『STAR WARS』を彷彿 させた。タイトルまで一貫 してワイヤーフレームで出来 ていたため、雑誌 で紹介 されたゲームの印象 は非常 に地味 であった(記事 はそのことを指摘 しつつも好意 的 なものであった)。[2][16][17]当時 は14/15インチCRTディスプレイが一般 的 であった。高 輝度 ・高 コントラスト、多少 のドット滲 み、ツヤと丸 みのある小 さな画面 にはワイヤーフレームが映 えた。なお本 作 は水平 表示 周波数 が切 り替 え可能 で、好 みにより表示 の質感 を変 えることができる。当時 は2Dゲームが主流 で、ユーザーは本格 3Dゲームの経験 に乏 しかった。特 にX68000はスプライトによる2D表現 を得意 とし、ユーザーもアーケードゲーム移植 作 を求 める傾向 が強 かった。3Dゲームとしてはフライトシムが数 作 存在 するほか、過去 には『スタークルーザー』が人気 を博 し、雑誌 付録 ゲーム『SION』[18] も記憶 に新 しかったが、今日 にも通 じるゲームデザインを備 えた本 作 のプレイ感覚 は新鮮 であった。- アーケードではセガやタイトーのほか、1988
年 に『ウィニングラン』を発表 して以来 特 にナムコが意欲 的 に3Dゲームを開発 しており、本 作 と同年 には『スターブレード』が稼動 している。が、主流 は依然 2Dゲームであり、カプコン『ストリートファイターII』がリリースされたのもこの年 である。コンシューマでは、1993年 にようやく任天堂 『スターフォックス』(SFC)が登場 する。 - インターネットを
利用 できなかった当時 、情報 交換 やパッチプログラム頒布 の場 は『ニフティサーブ』をはじめとするパソコン通信 やディスクマガジン『電脳 倶楽部 』であった。[19]
脚注 [編集 ]
注釈 [編集 ]
- ^
本体 設定 によりFDDからブートしない場合 はOpt1キーを押 しながら起動 - ^
青 を背景 に金色 の「MNM SOFTWARE」立体 文字 の周囲 をサーチライトが照 らすという、20世紀 フォックスオープニングロゴのパロディになっている。 - ^ a b PC-9801
版 ではカットされている。 - ^
当時 のアクション系 ゲームにおいては通常 の解像度 である。画面 全体 の動 きが激 しいため、解像度 の低 さはさほど目立 たない。 - ^ X68000のテキスト
画面 は水平型 ビットマップであり、画像 表示 が可能 である。 - ^ ハードウェアによる
合成 プレーン数 の少 ないPC-9801版 では、キャノピーのフレームを無 くし計器 類 を画面 下部 に長方形 に配置 することで、単純 に描画 領域 を分割 していた。 - ^ PC-9801ではハードウェア
仕様 の違 いから、サンプリングボイスはカット、BGMやその他 SEもハードウェアにあわせ簡略 化 された。 - ^
当時 の代表 的 なDTM向 けMIDI音源 「CM-32L」「SC-55」は69,000円 、X68000への接続 にはさらに「MIDIボード」19,800円 /26,800円 が必要 だった。 - ^ MIDI
版 断念 に関 して、「(SC-55の同時 発音 数 が)倍 あっても足 りないかも(笑)」「中途 ハンパよりは贅沢 に『いい』ほうがいいし、そうでないなら、もっと『チープ』なほうがいい」と対談 で語 っている。 - ^
結局 、本 作 が唯一 となった。映画 化 “も”されたアニメのゲーム化 製品 はいくつか存在 する。 - ^ かつての
熱狂 は忘 れ去 られ、たまにテレビで見 る古典 SF映画 の一 つに落 ち着 いていた。この時点 で身近 な関連 商品 はビデオソフト程度 で、その市場 も飽和 して久 しかった。再 び脚光 を浴 びたのは1997年 の『スター・ウォーズ特別 篇 』公開 ブーム以降 である。
出典 [編集 ]
- ^ 「DoGA・CGAアニメーション
講座 <20>」『Oh!X』1991年 11月 号 、ソフトバンク - ^ a b c d
西川 善 司 「綱渡 りの星 間 戦争 」 『Oh!X』1991年 11月 号 、ソフトバンク - ^ a b
西川 善 司 「対談 !! GMコンポーザー第 2回 古代 祐三 氏 」 『Oh!X』1992年 6月 号 、ソフトバンク - ^ 『Oh!X』1991
年 12月 号 、ソフトバンク - ^ 『Oh!X』1991
年 11月 号 、ソフトバンク - ^ 「THE SOFT TOUCH」 『Oh!X』1991
年 8月 号 、ソフトバンク - ^
特別 付録 「ログインおまけディスク通信 No.4」 『ログイン』1991年 23号 、アスキー - ^ a b 「SOFTWARE INFORMATION」 『Oh!X』1991
年 10月 号 、ソフトバンク - ^ 「
決定 ! 1991年度 GAME OF THE YEAR」 『Oh!X』1992年 4月 号 、ソフトバンク - ^ 「1991
年度 我々 が選 ぶベストゲーム」 『Oh!X』1992年 4月 号 、ソフトバンク - ^ 「
決定 ! 1992年度 GAME OF THE YEAR」 『Oh!X』1993年 4月 号 、ソフトバンク - ^ 「GAME OF THE YEAR を
語 る」 『Oh!X』1993年 4月 号 、ソフトバンク - ^ 「1991
年 11月(後日 「12月」に訂正 )の月間 売 り上 げベスト10」 『Oh!X』1992年 3月 号 、ソフトバンク - ^ 「1992
年 1~2月 の月間 売 り上 げベスト10」 『Oh!X』1992年 4月 号 、ソフトバンク - ^ 「AFTER REVIEW」 『Oh!X』1992
年 5月 号 、ソフトバンク - ^ 「
最新 ゲーム徹底 解剖 !!」 『ログイン』1991年 23号 、アスキー - ^ 「GAMING WORLD」 『テクノポリス』1991
年 1月 号 、徳間書店 - ^
特別 付録 「黄金週間 PRO-68K」 『Oh!X』1991年 5月 号 、ソフトバンク - ^ 「『またの
名 を、スターウォーズ4分 30秒 台 への道 ....』 スターウォーズ・パッチキット」 『電脳 倶楽部 』1992年 9月 号 (Vol.52)、満開 製作所