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ラスト・アクション・ヒーロー

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ラスト・アクション・ヒーロー
Last Action Hero
監督かんとく ジョン・マクティアナン
脚本きゃくほん デヴィッド・アーノット
シェーン・ブラック
製作せいさく スティーヴ・ロス
ジョン・マクティアナン
製作せいさくそう指揮しき アーノルド・シュワルツェネッガー
出演しゅつえんしゃ アーノルド・シュワルツェネッガー
音楽おんがく マイケル・ケイメン
撮影さつえい ディーン・セムラー
編集へんしゅう ジョン・ライト
リチャード・A・ハリス
制作せいさく会社かいしゃ コロンビア ピクチャーズ
スティーヴ・ロス・プロダクション
配給はいきゅう アメリカ合衆国の旗 コロンビア ピクチャーズ
日本の旗 コロンビア トライ・スター映画えいが
公開こうかい アメリカ合衆国の旗 1993ねん6がつ18にち
日本の旗 1993ねん8がつ14にち
上映じょうえい時間じかん 131ふん
製作せいさくこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
言語げんご 英語えいご
製作せいさく $85,000,000[1]
興行こうぎょう収入しゅうにゅう アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $50,016,394[1]
世界の旗 $137,298,489[1]
配給はいきゅう収入しゅうにゅう 日本の旗 12おくえん[2]
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ラスト・アクション・ヒーロー』(Last Action Hero)は、1993ねん公開こうかいされたアーノルド・シュワルツェネッガー主演しゅえんアメリカ映画えいがファンタジーアクション映画えいが

日本にっぽんばんポスターとうでのキャッチコピーは、「T2』から2ねん。このなつ、シュワルツェネッガーが、やる!」。

ストーリー[編集へんしゅう]

さびれた映画えいがかん「パンドラ劇場げきじょう」にびた映画えいがきの少年しょうねんダニー(オースティン・オブライエン)は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演しゅえんのアクション映画えいが『ジャック・スレイター』シリーズのだいファン。

あるしたしい映写えいしゃ技師ぎしニックの特別とくべつけいらいで、『ジャック・スレイター』シリーズ最新さいしんさく試写ししゃをひとりで鑑賞かんしょうできることとなったダニー。よろこいさかれに、ニックはかれ子供こどもころ魔術まじゅつからもらったという「魔法まほうチケット」を手渡てわたす。ニックいわく、それは「次元じげんへのパスポート」なのだという。

チケットのはんけんにしたダニーが『ジャック・スレイター』最新さいしんさくている最中さいちゅう悪役あくやくげたダイナマイト突如とつじょスクリーンからし、げようとしたダニーはまばゆひかりつつまれる。かれがつくと、そこはたったいまスクリーンでていたはずのジャック・スレイター(アーノルド・シュワルツェネッガー)が運転うんてんするくるまなかであった。

登場とうじょう人物じんぶつ[編集へんしゅう]

ダニー・マディガン
ほんさく主人公しゅじんこう小学生しょうがくせい映画えいが鑑賞かんしょう大好だいすきでシュワルツェネッガー主演しゅえんのアクション映画えいが『ジャック・スレイター』のだいファン。ニューヨークにんでいる。ちちはやくにくした母子ぼし家庭かていであり、ははPTA役員やくいんをしながら、よるはたらきにている。現実げんじつてき勇気ゆうきがある性格せいかくとはえないが、ニックの映画えいがかんびたっており、学校がっこうサボタージュして映画えいがかんったり、退屈たいくつ授業じゅぎょうちゅう映画えいが世界せかい夢想むそうするクセがある。映写えいしゃ技師ぎしのニックから魔法まほうのチケットをもらったことで、映画えいが『ジャック・スレイター』の世界せかいはいり、だい冒険ぼうけんすることになる。
ニック
ダニーの友人ゆうじんろう映写えいしゃ技師ぎし。『ジャック・スレイター4』の映写えいしゃテストにダニーを招待しょうたいする。わかころ父親ちちおや紹介しょうかいで、のち映画えいがかんになる劇場げきじょうはたらはじめ、現在げんざいいたる。高名こうみょうなマジシャンがその劇場げきじょう公演こうえんしたさいに、楽屋がくや魔法まほうのチケットをもらい、ながあいだずっとつづけていた。

『ジャック・スレイター』のキャラクター[編集へんしゅう]

ジャック・スレイター
ほんさくのシュワルツェネッガー主演しゅえんげきちゅうげき『ジャック・スレイター』シリーズの主人公しゅじんこう映画えいがなかロサンゼルス市警しけい刑事けいじ豪快ごうかいあく敢然かんぜんかう正義せいぎのヒーローだが、痛快つうかいなアクション映画えいが主人公しゅじんこうであるがゆえに、いつんでもおかしくないような事件じけんばかりまかされていることなやんでいるなど命知いのちしらずではない。また、『ジャック・スレイター3』において、息子むすこ悪役あくやくのリッパーにころされている。ロックとジョークがきだが、魔法まほうのチケットのちから現実げんじつ世界せかいさいには、まれてはじめていたモーツァルトクラシック音楽おんがく感激かんげきするといった意外いがいいちめんせる。台詞ぜりふは「Big Mistake(そいつはだい間違まちがいだ)!」
ベネディクト
『ジャック・スレイター4』の悪役あくやく。トニー・ビバルディがやとった世界一せかいいちころ片目かため義眼ぎがんで、TPOおうじてさまざまな義眼ぎがん使つかけている。しろいスーツをまとい、知的ちてきでキザなかたくちはなすのが特徴とくちょうやとぬしのビバルディが間違まちがいをするたびに陰口かげぐちたたいている。現実げんじつ世界せかいからやってきたダニーのチケットのはんけん偶然ぐうぜんしゅれ、その不思議ふしぎちからったことで、現実げんじつ世界せかいでスレイターやくえんじるシュワルツェネッガーの抹殺まっさつたくらむ。ダニーをあやしんでスレイターていをいちはや襲撃しゅうげきする、ようみとなったビバルディを見限みかぎって射殺しゃさつする、たまれをおこしたフリをして相手あいて油断ゆだんさせるといった知能ちのうてきかつない戦術せんじゅつ使つかう。
トニー・ビバルディ
ロサンゼルスの麻薬まやく取引とりひき牛耳ぎゅうじマフィアのボス。べつのファミリーとんだとせかけ、てきのファミリーを一網打尽いちもうだじんにしようとたくらむ。慣用かんようやことわざを間違まちがえたり、くだらないジョークうため、ベネディクトからは「歴史れきしてき馬鹿者ばかもの」と見限みかぎられ射殺しゃさつされてしまった[ちゅう 1]
リッパー(えんじトム・ヌーナン
『ジャック・スレイター3』の悪役あくやく殺人鬼さつじんき異名いみょうつ。黄色きいろレインコート得物えものであるおの特徴とくちょう。ジャックスレイター3のラストでスレイターにたれてこもっていた小学校しょうがっこう屋上おくじょうから転落てんらくするが、そのときスレイターの息子むすこ道連みちづれにする。ベネディクトに映画えいが世界せかいから現実げんじつ世界せかいれてきたられ、シュワルツェネッガーを抹殺まっさつしようとする。えんずるトム・ヌーナンは現実げんじつ世界せかい場面ばめんでもリッパーやく俳優はいゆうとして、素顔すがお登場とうじょうしており、リッパーとかおわせるシーンもある。
デッカー警部補けいぶほ
スレイターの上司じょうし。スレイターがおこな捜査そうさ後始末あとしまつ頭痛ずつうたねとなっている。そのため2にん犬猿けんえんなかえるが、本心ほんしんたよりにしており、スレイターもかれ友人ゆうじんおもっている。スレイターを怒鳴どなるのが日課にっかのようなもので、その大声おおごえオフィスのガラスまど破壊はかいするほど。
ジョン・プラクティス(えんじF・マーリー・エイブラハム
FBI捜査そうさかん。しかし、うらではマフィアと結託けったくし、トニー・ビバルディの計画けいかく加担かたんする。ダニーはエイブラハムがサリエリやくえんじた『アマデウス』(1984ねん)をたことがあるらしく、「モーツァルトをころしたおとこだから信用しんようしないほうがい」とスレイターに忠告ちゅうこくしていた。
ホイットニー・スレイター
ジャック・スレイターのむすめ武術ぶじゅつ心得こころえがあり、さらにはAK-47分解ぶんかい掃除そうじ出来できたりと破天荒はてんこういちめんがある女性じょせいちちのジャックは「何故なぜ普通ふつうのおじょうさんになってくれない?」とぼやいていた。
えんじたのはブリジット・ウィルソンだが、ほんさくではメルディスという女優じょゆうえんじたことになっている。
市長しちょうえんじティナ・ターナー
ロサンゼルス市長しちょう
『ジャック・スレイター』シリーズの世界せかいシルヴェスター・スタローン
ターミネーター2』(1991ねん)のパロディポスターとして登場とうじょうアーノルド・シュワルツェネッガー存在そんざいしない、映画えいが『ジャック・スレイター』の世界せかいでは、スタローンがターミネーター(T-800)をえんじたことになっている。
ウィスカーズ
スレイターの同僚どうりょうで、カートゥーン調しらべえがかれたねこ刑事けいじ陽気ようきで、相棒あいぼうえらばれたおんな刑事けいじしりさわったりするおちゃらけた性格せいかくアニメアニメのねこひと会話かいわし、人間にんげん同様どうよう生活せいかつしているさまて、ダニーはスレイターたちにこの世界せかい(『ジャック・スレイター』の世界せかい)は映画えいがなかであるとかたるが、だれしんじなかった。のちにビバルディのわなかかったスレイターとダニーをすくった。

その映画えいがのキャラクター[編集へんしゅう]

だいなな封印ふういん
1957ねん映画えいが作品さくひん市中しちゅう映画えいがかんで、たまたまリバイバル上映じょうえいされていた。
死神しにがみ[3]
魔法まほうのチケットのちからで、映画えいがだいなな封印ふういん』のなかから現実げんじつ世界せかいてきてしまう。危機ききひんしたダニーに重要じゅうよう忠告ちゅうこくおこなう。
ターミネーター2
1991ねん映画えいが作品さくひん。アーノルド・シュワルツェネッガー主演しゅえん映画えいが作品さくひん
T-1000えんじロバート・パトリック
『ジャック・スレイター4』にカメオ出演しゅつえん。『ターミネーター2』げきちゅう擬態ぎたいした警察官けいさつかん格好かっこう
こおり微笑びしょう
1992ねん映画えいが作品さくひん
キャサリン・トラメル(えんじシャロン・ストーン
『ジャック・スレイター4』にカメオ出演しゅつえん。『こおり微笑びしょうげきちゅう調しらべシーンとおな服装ふくそう
ハンフリー・ボガート
白黒しろくろ映画えいがからのはめ合成ごうせいで、『ジャック・スレイター4』にカメオ出演しゅつえん
ハムレット
1948ねん映画えいが作品さくひん。ダニーが映画えいが鑑賞かんしょう授業じゅぎょう映画えいが作品さくひん。ダニーはその映画えいが退屈たいくつして、空想くうそうなか筋書すじがきをえ、スレイターが主役しゅやくのアクションげきにしてしまう。
ハムレットえんじローレンス・オリヴィエ
『ハムレット』に登場とうじょう。この映画えいが授業じゅぎょう先生せんせいやくつとめているのは、ローレンスの最後さいごつまジョーン・プロウライトである。この映画えいがを「He is, in fact, one of the first action heroes.」と解説かいせつしている。

現実げんじつ世界せかい著名ちょめいじん[編集へんしゅう]

アーノルド・シュワルツェネッガー
『ジャック・スレイター4』のプレミアショーに主役しゅやくとして来場らいじょう。インタビューアーにたいして新作しんさく魅力みりょくかたるが、だんだんはなしはぐれてしまい自身じしん経営けいえいするレストランの宣伝せんでんはなしになってしまうのがおまりのようである。映画えいが世界せかいからてきたリッパーに暗殺あんさつされそうなったさい自身じしんふりふたつのジャック・スレイターと対面たいめんし、まったおどろきもせずそっくりさんだとしんんでいた。かなりののう天気てんき
マリア・シュライヴァー
シュワルツェネッガーつま。レストランの宣伝せんでんとう、ベラベラと無駄話むだばなしをしないようかれくぎしている。
M.C.ハマー
プレミアショーにて、すれちがさまにジャック・スレイターをシュワルツェネッガーと勘違かんちがいしてはなけ、「映画えいが『ジャック・スレイター』のサントラおれまかせろ」と意気込いきごんだ。
リトル・リチャード
映画えいが『ジャック・スレイター』をたのしみにしているとかたった。
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
おなアクションとして、映画えいが『ジャック・スレイター』は「見逃みのがせないね」とかたった。
ジェームズ・ベルーシ
「シュワルツェネッガーのファンじゃない」と、興味きょうみなさそうにコメントしていた。
トム・ヌーナン
『ジャック・スレイター3』のてき、リッパーをえんじた俳優はいゆう。プレミアショーにあつまったマスコミじん映画えいが世界せかいからやってたリッパーをトム本人ほんにんだと勘違かんちがいしていたため、とう本人ほんにん素顔すがおにタキシード姿すがたあらわれるとみんな戸惑とまどっていた。そのため本人ほんにんもインタビューアーの反応はんのうにわけがわからない様子ようすだった。
チェビー・チェイス
プレミアショーの会場かいじょうあるいているところを、シュワルツェネッガー暗殺あんさつ阻止そしけたジャック・スレイターに背後はいごからばされる。

キャスト[編集へんしゅう]

役名やくめい 俳優はいゆう 日本語にほんご吹替
ソフトばん フジテレビはん テレビ朝日てれびあさひはん
ジャック・スレイター / 本人ほんにんやく アーノルド・シュワルツェネッガー 玄田げんだ哲章てっしょう 大塚おおつか明夫あきお 玄田げんだ哲章てっしょう
ダニー・マディガン オースティン・オブライエン 亀井かめい芳子よしこ 野沢のざわ雅子まさこ 浅野あさのまゆみ
ベネディクト チャールズ・ダンス 小川おがわ真司しんじ 江原えばらただし 菅生すごう隆之たかゆき
ニック ロバート・プロスキー 石森いしもりいたるこう 富田とみた耕生こうせい ばんおさむ
リッパー / 本人ほんにんやく トム・ヌーナン 千田せんだ光男みつお 広瀬ひろせただしこころざし 牛山うしやましげる
デッカー警部補けいぶほ フランク・マクレー 内海うつみ賢二けんじ 中庸ちゅうようすけ 池田いけだまさる
トニー・ビバルディ アンソニー・クイン 中庸ちゅうようすけ 森山もりやま周一郎しゅういちろう 村松むらまつ康雄やすお
ホイットニー・スレイター ブリジット・ウィルソン 松井まつい菜桜子なおこ 水谷みずたに優子ゆうこ 石塚いしづか理恵りえ
ジョン・プラクティス F・マーリー・エイブラハム 麦人ばくじん 若本わかもと規夫のりお 稲葉いなばみのる
アイリーン・マディガン マーセデス・ルール 小宮こみや和枝かずえ 金野こんの恵子けいこ 宮寺みやでら智子さとこ
フランク アート・カーニー みねめぐみけん 村松むらまつ康雄やすお みねめぐみけん
死神しにがみ イアン・マッケラン 麦人ばくじん 加藤かとう精三せいぞう 水野みずの龍司りゅうじ
ベネディクトの執事しつじ プロフェッサー・トオル・タナカ しまかおりひろし 亀井かめい三郎さぶろう 北川きたがわ勝博かつひろ
ダニーの学校がっこう教師きょうし ジョーン・プロウライト 竹口たけぐち安芸子あきこ 麻生あそう美代子みよこ なし[4]
ルーキー ノア・エメリッヒ 星野ほしのたかしあきら 中田なかた和宏かずひろ 吉田よしだたかし
スキージー ジェフリー・ブレア 石田いしだあきら なし[5]
リッパーのエージェント リック・ダコマン 稲葉いなばみのる 藤本ふじもとゆずる 大川おおかわとおる
アンドリュー・スレイター ライアン・トッド しょうさくらエツ子えつこ
チンピラ パトリック・フラナガン 中田なかた和宏かずひろ 柴本しばもと浩行ひろゆき なし[4]
トレーリ マイケル・V・ガッツォ みねめぐみけん 亀井かめい三郎さぶろう
ラットクリフ[6] コリーン・キャンプ 磯辺いそべまん沙子いさご 滝沢たきざわロコ
ウィスカーズ[7] ダニー・デヴィートこえ[8] 立木たちき文彦ふみひこ なかいさむ 大川おおかわとおる
カメオ出演しゅつえん
M.C.ハマー 立木たちき文彦ふみひこ 遠藤えんどう純一じゅんいち
リトル・リチャード つじおやはち 立木たちき文彦ふみひこ なし[4]
マリア・シュライヴァー 田中たなか敦子あつこ 堀越ほりこししんおのれ 渡辺わたなべ美佐みさ
市長しちょう ティナ・ターナー 磯辺いそべまん沙子いさご 津野田つのだなるみ
ジェームズ・ベルーシ[8] 西村にしむら知道ともみち 村松むらまつ康雄やすお[9]
チェビー・チェイス[8] 田原たはらアルノ 中庸ちゅうようすけ 田原たはらアルノ
ジャン=クロード・ヴァン・ダム[8] 中田なかた和宏かずひろ 若本わかもと規夫のりお 中田なかた和宏かずひろ[9]
クリス・コネリー[8] 星野ほしのたかしあきら つじおやはち 吉田よしだたかし
リーザ・ギボンズ 松井まつい菜桜子なおこ 竹口たけぐち安芸子あきこ
T-1000 ロバート・パトリック[8]
キャサリン・トラメル シャロン・ストーン[8]
シルヴェスター・スタローン[10]
ハムレット ローレンス・オリヴィエ[ちゅう 2] 田原たはらアルノ 中田なかた和宏かずひろ なし[4]
ハンフリー・ボガート[ちゅう 2] なし[4]
やく不明ふめいまたはその N/A 木藤きとう聡子さとこ 池本いけもと小百合さゆり
石井いしい隆夫たかお
ほお璐美
ふじ貴子たかこ
清水しみず敏孝としたか
日本語にほんごばんスタッフ
演出えんしゅつ N/A 伊達だてかんすすむ 左近さこんまことよう 伊達だてかんすすむ
翻訳ほんやく 木原きはらたけし 鈴木すずきしるべ じょ世子せいし
調整ちょうせい 荒井あらいたかし 飯塚いいづか秀保ひでやす 宇田川うだがわ享子きょうこ
効果こうか VOX サウンド
ボックス
脚色きゃくしょく 松崎まつざき広幸ひろゆき
編集へんしゅう協力きょうりょく IMAGICA
永吉ながよしたかしぶん
制作せいさく協力きょうりょく ViViA
清宮きよみやただしのぞみ
担当たんとう 神部かんべ宗之むねゆき
菊地きくち由香ゆか
山形やまがた淳二じゅんじ
プロデューサー 吉岡よしおか美惠子みえこ 清水しみず祐美ひろみ
圓井まるい一夫かずお
制作せいさく 東北新社とうほくしんしゃ グロービジョン 東北新社とうほくしんしゃ
初回しょかい放送ほうそう 1996ねん5月4にち
ゴールデン洋画ようが劇場げきじょう
2001ねん3月11にち
日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう

スタッフ[編集へんしゅう]

製作せいさく[編集へんしゅう]

企画きかく脚本きゃくほん[編集へんしゅう]

ほんさくは、シェーン・ブラックのような典型てんけいてきなアクション映画えいが脚本きゃくほんをパロディすることを目指めざして、ザック・ペンアダム・レフによるオリジナル脚本きゃくほんとして企画きかくされたが、皮肉ひにくなことにスタジオがブラックにこの脚本きゃくほんなおさせたとペンは述懐じゅっかいしている[12]元々もともと脚本きゃくほん内容ないよう最終さいしゅうてき作品さくひんとはおおきくことなり、ネットじょうひろむことができる。ハリウッドのアクション映画えいがのパロディであることにわりはないが、ほとんど映画えいが世界せかい舞台ぶたいに、主人公しゅじんこうせる無益むえき暴力ぼうりょく連鎖れんさと、それが周囲しゅうい人々ひとびとあたえる影響えいきょうおおきく焦点しょうてんてた作品さくひんとなっていた。脚本きゃくほん大幅おおはば変更へんこうにより、ペンとレフは最終さいしゅうてきほんさくのストーリーにクレジットされたが、脚本きゃくほんにはクレジットされなかった。

ほかにもキャリー・フィッシャーラリー・ファーガソンウィリアム・ゴールドマンなど、複数ふくすう脚本きゃくほんがクレジットされないまま脚本きゃくほん担当たんとうした[13][14]ペンとレフは、魔法まほうのゴールデンチケットのアイデアをふくめ、最終さいしゅうてき映画えいがのさまざまな部分ぶぶんきらった。かれらの草案そうあんでは、ダニーがどうやって映画えいが世界せかいばされたかを説明せつめいしないことになっていた[15]

作品さくひん評価ひょうか[編集へんしゅう]

映画えいが批評ひひょうによるレビュー[編集へんしゅう]

ほんさく批評ひひょうたちから様々さまざま評価ひょうかけた。Rotten Tomatoesでは、51のレビューにもとづく支持しじりつは39%、平均へいきん評価ひょうかは5.1/10である。どうサイトの批評ひひょうコンセンサスは、「ラスト・アクション・ヒーローは、だい予算よさんのアクション・パロディに必要ひつようなほとんどの要素ようそそなえているが、その散漫さんまんなトーンと均一きんいつ構成こうせいは、混乱こんらん混沌こんとんをもたらすだけである。」とかれている[16]Metacriticでは、19にん批評ひひょうによる加重かじゅう平均へいきんスコアが100てん満点まんてんちゅう44てんであり、「まちまちの評価ひょうかまたは平均へいきん評価ひょうか」をしめしている[17]CinemaScoreによる観客かんきゃく投票とうひょう(A+からF)では平均へいきん「C+」の評価ひょうか[18]

ロジャー・エバートは、この映画えいがに4てん満点まんてんちゅう2.5てんをつけ、ほんさく面白おもしろ場面ばめんもあったが、「かんがかれた映画えいがというより、あかるいアイデアのようにえる。ウディ・アレンの『カイロのむらさきのバラ』(1985ねん)のように観客かんきゃくとスクリーンのあいだなぞこすこともなく、おおくの時間じかんたんにスクリーンのなかだけがあつかわれている。」とべた[19]。ヴィンセント・キャンビーは、この映画えいがを「2あいだの『サタデー・ナイト・ライブ』のスケッチ」にたとえ、「なに混乱こんらんしたものだが、随所ずいしょたのしめるもの」とひょうした[20]

その[編集へんしゅう]

  • ほんさく宣伝せんでん一環いっかんとして、NASA無人むじんロケットにタイトルを記載きさいしてげた。この宣伝せんでんには50まんドルの費用ひようようしたという。
  • 日本にっぽんでの映画えいが公開こうかい先駆さきがけ、プロモーション一環いっかんとして、コロコロコミック漫画まんが掲載けいさいされた。内容ないようは、映画えいが登場とうじょう人物じんぶつ日本にっぽん映画えいがかん実体じったいするという漫画まんがオリジナルのもの。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ トニー(=アントニオ)・ビバルディ(Vivaldi)をはじめレーオトレリなど、マフィアをあらわ名前なまえはイタリア・バロックの作曲さっきょくからられている。
  2. ^ a b 生前せいぜん映像えいぞう流用りゅうようしての出演しゅつえん

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c Last Action Hero (1993)”. Box Office Mojo. 2009ねん11月19にち閲覧えつらん
  2. ^ キネマ旬報きねまじゅんぽうベスト・テン85かいぜん 1924-2011』(キネマ旬報社きねまじゅんぽうしゃ、2012ねん)524ぺーじ
  3. ^ だいなな封印ふういん』で死神しにがみやくえんじたのはベント・エケロート、ほんさく同役どうやくえんじたのはイアン・マッケラン
  4. ^ a b c d e 登場とうじょうシーンカット
  5. ^ セリフシーンカット
  6. ^ 日本語にほんご字幕じまくでは「ネズコ」とやくされている
  7. ^ フジテレビばんの吹替では「トムキャット」という名前なまえ変更へんこうテレビ朝日てれびあさひばんの吹替ではジャックが名前なまえぶシーンがカット
  8. ^ a b c d e f g クレジットなし
  9. ^ a b BDに収録しゅうろくされたテレビ朝日てれびあさひばん音声おんせいではセリフシーンはカット
  10. ^ 写真しゃしんのみの出演しゅつえん
  11. ^ ただし、現在げんざいではほんさく発売はつばいもとソニー・ピクチャーズ エンタテインメントからハピネット移管いかんされたため廃盤はいばん
  12. ^ Pristin, Terry (1993ねん5がつ16にち). “SUMMER SNEAKS : Well, They Wanted Action: Brash newcomers Zak Penn and Adam Leff engineered their own industry buzz, landing an agent and a deal for their screenplay. Fame and fortune followed, but with a weird ending”. Los Angeles Times. https://articles.latimes.com/1993-05-16/entertainment/ca-35738_1_zak-penn-and-adam-leff 2010ねん10がつ27にち閲覧えつらん 
  13. ^ De Semlyen, Nick (2012ねん1がつ18にち). “The Life And Death Of Last Action Hero”. Empire (film magazine). https://www.empireonline.com/movies/features/last-action-hero/ 2020ねん5がつ22にち閲覧えつらん 
  14. ^ Carrie Fisher helped write 'Last Action Hero' and 6 other things you didn't know about the cult classic”. Yahoo! (2018ねん6がつ18にち). 2020ねん5がつ22にち閲覧えつらん
  15. ^ Everything the first writers of 'Last Action Hero' didn't like about 'Last Action Hero'”. Yahoo! (2018ねん6がつ18にち). 2020ねん5がつ22にち閲覧えつらん
  16. ^ “Last Action Hero (1993)”. Fandango. https://www.rottentomatoes.com/m/last_action_hero/ 2022ねん6がつ6にち閲覧えつらん 
  17. ^ Last Action Hero Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2018ねん5がつ6にち閲覧えつらん
  18. ^ CinemaScore”. 2018ねん2がつ6にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webしエラー:引数ひきすう accessdate必須ひっすです。
  19. ^ Ebert, Roger (1993ねん6がつ18にち). “Last Action Hero movie review (1993)”. Chicago Sun-Times. Template:Cite webしエラー:引数ひきすう accessdate必須ひっすです。
  20. ^ Canby, Vincent (1993ねん6がつ18にち). “Review/Film: Last Action Hero; A Hero Within and Without”. The New York Times. https://www.nytimes.com/1993/06/18/movies/review-film-last-action-hero-a-hero-within-and-without.html 2010ねん10がつ27にち閲覧えつらん 

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]