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ラーガ

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ラーガ (राग / IAST: rāga) は、インド古典こてん音楽おんがく音楽おんがく理論りろんあらわれる旋法せんぽうであると同時どうじに、精神せいしんせい観点かんてんから説明せつめいすれば自然しぜん宇宙うちゅう空気くうきやリズムをあらわすものである[1]

きたインドではラーグ (rāg) という。単数たんすうがたラーグあるいはラーガ、複数ふくすうがたラーガム (रागं / rāgam)。サンスクリットいろ」「情熱じょうねつ」に由来ゆらいする[2]

歴史れきし

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インド古典こてん音楽おんがく由来ゆらいふるく、ヒンドゥーきょうにおけるモクシャ(解脱げだつ)とカーマ 欲望よくぼう)を目指めざ芸術げいじゅつとして発展はってんしたものである。釈迦しゃか娯楽ごらく目的もくてき音楽おんがくいましめたが、讃歌さんか詠唱えいしょうすることは奨励しょうれいした[3]たとえば、仏教ぶっきょうせいてんである三蔵さんぞうおおくにはほうみちあゆもののためのダシャシラ(十戒じっかい)がしるされているが、そのなかに「歌舞かぶ音曲おんぎょく世俗せぞくてき見世物みせものきんずる」という戒律かいりつがある[4][5]在俗ざいぞく仏教徒ぶっきょうと音楽おんがくおどりをゆるされているが、仏教ぶっきょう重視じゅうししてきたのはあくまでも讃歌さんかであってラーガではない[3]

ラーガはおどりや音楽おんがくとともにヒンドゥーきょう不可欠ふかけつなものであり、ヒンドゥー教徒きょうとなかには音楽おんがく霊魂れいこん修行しゅぎょうであり、モクシャ(解脱げだつ)への過程かていであるとかんがえるものもいる[6][7][8]。 ラーガは世界せかいもとから存在そんざいしていて[9]奏者そうしゃはそれを発明はつめいするのではなく発見はっけんするだけであると、ヒンドゥーの伝統でんとうではしんじられている。音楽おんがく人間にんげんうったえかけるちからつのは音楽おんがくにこそ世界せかい調和ちょうわあらわれるからだ、という思想しそうもある[9]さらには、ラーガはかみ顕現けんげんとされ、その音符おんぷ複雑ふくざつ人格じんかくかみ女神めがみとして理解りかいされていた[10]。 ヒンドゥーの典籍てんせきなかには、音楽おんがくをテーマとするものもあり[6][11]たとえばサーマ・ヴェーダ紀元前きげんぜん1000ねんごろ)はリグ・ヴェーダ一部いちぶ歌詞かし旋律せんりつをつけたうたえいしゅうである[12]

西暦せいれき1千年紀せんねんきなかごろこったヒンドゥーきょうバクティ運動うんどうにおいては、ラーガは精神せいしんせい追求ついきゅうする音楽おんがく不可欠ふかけつ要素ようそとなった。とくバジャンキルタンが、みなみインドの初期しょきバクティによって作曲さっきょく演奏えんそうされた。バジャンは、旋律せんりつてきラーガを土台どだいにした自由形じゆうがたしき礼拝れいはいよう音楽おんがくである[13][14]。キルタンは、より多面ためんてき構成こうせいのある合奏がっそう音楽おんがくで、問答もんどう論議ろんぎいの形式けいしきっている。後者こうしゃ複数ふくすう楽器がっき使用しよう[15][16] 、ヒンドゥーきょうかみ々であるシヴァ(Bhairava)やクリシュナ(Hindola)に関連かんれんしたものなど、様々さまざまなラーガをれている[17]

13世紀せいき初頭しょとうマハーラーシュトラしゅうのヤーダヴァ王朝おうちょうのシガナおう庇護ひごけたシャールンガデヴァあらわしたサンスクリット典籍てんせきサンギータ・ラトゥナーカラ』には、253のラーガが解説かいせつされている。これは現存げんそんするラーガの構造こうぞう技法ぎほう理論りろんかんするもっと体系たいけいてき論考ろんこうひとつである[18][19][20]

ラーガを宗教しゅうきょうてき音楽おんがくれる伝統でんとうは、ジャイナきょう[21]、インド大陸たいりく北西ほくせいナーナク創始そうししたインドの宗教しゅうきょうであるシクきょうにもられる[22]シクきょう経典きょうてんでは、きよし個々ここのラーガに付随ふずいし、そのラーガの規則きそくしたがってうたわれる[23][24]  。シクきょうパンジャビきょう研究けんきゅうしゃパシャウラ・シング教授きょうじゅによると、古代こだいインドの伝統でんとうてきなラーガとターラ(インド古典こてん音楽おんがくはくぶしほう英語えいごばん)は、シクきょうのグルたちによって宗教しゅうきょうまれたという。さらには、シクきょうのキルタンを演奏えんそうするのにヒンドゥー音楽おんがく伝統でんとうてき楽器がっき使つかわれた[24]

インド大陸たいりくのイスラム統治とうち時代じだいとくに15世紀せいき以降いこう、イスラムの神秘しんぴ主義しゅぎであるスーフィズムは、カッワーリーばれる礼拝れいはいてきうた音楽おんがく発展はってんさせたが、それにはラーガやターラの要素ようそまれた[25][26]

理論りろん

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ラーガは、結果けっかおとだけに着目ちゃくもくすればインド使用しようされる非常ひじょうにきめのこまかい旋法せんぽうえるが、正確せいかくには森羅万象しんらばんしょうふく宇宙うちゅう一体化いったいかした精神せいしん状態じょうたいおととして表現ひょうげんする行為こうい全体ぜんたい[1]。ラーガの発音はつおんりきれない微妙びみょうなピッチの変化へんかふくむため、正確せいかく記号きごう不可能ふかのうで、口伝くでんによる習得しゅうとく基本きほんとなる[1]したがって、音階おんかい同一どういつしてはならない。音階おんかいはあくまでもラーガの構成こうせい要素ようそ一部いちぶでしかない。

ラーガは基本きほんてき旋律せんりつ構築こうちくするための規則きそくで、おとれつ同時どうじに、メロディーのうえこう下降かこううごきをさだめるものである。つまり、おとれつじょう特定とくていおとをより強調きょうちょうする、よりひかにする、装飾音そうしょくおんをつける、ビブラートひとし規則きそくがあり、さらに使用しようすべき旋律せんりつがたおよびけるべき旋律せんりつがたとう規則きそく存在そんざいする。それらの規則きそく枠組わくぐみのなか作曲さっきょく即興そっきょう演奏えんそうがなされることにより、そのメロディーがどのラーガであるかが判別はんべつすることが可能かのうとなり、その規則きそくのなかでの無限むげん変奏へんそう可能かのうとなる。

各々おのおののラーガには演奏えんそうするのにふさわしい時間じかんたいめられている。真夜中まよなかのラーガ(ミ♭、シ♭を使つかう)、夜明よあまえのラーガ(レ♭、ラ♭をおも使つかう)、のラーガ(レ♭、ミ♭を使つかう)、という具合ぐあいに、24あいだを10の区分くぶんけている[27]。また、ラーガにはめるべき感情かんじょう(ラサ)が10種類しゅるい規定きていされている。形式けいしきふるいラーガほど感情かんじょう抑制よくせいされ、かみへの献身けんしんいのりが中心ちゅうしんとなる[28]

ラーガを西洋せいよう音階おんかい正確せいかくあらわすことはできないが、ほぼ対応たいおうするおとがあるので、ここでは便宜べんぎてき西洋せいよう音階おんかい援用えんようして説明せつめいする。

インドおんめい[29] 略号りゃくごう  西洋せいようおんめい
シャドジャ Sa
ヴィクリタ・リシャバ ri レ♭
リシャバ Ri
ヴィクリタ・ガーンダーラ ga ミ♭
ガーンダーラ Ga
マディヤマ Ma ファ
ヴィクリタ・マディヤマ ma ファ#
パンチャマ Pa
ヴィクリタ・ダイヴァタ dha ラ♭
ダイヴァタ Dha
ヴィクリタ・ニシャーダ ni シ♭
ニシャーダ Ni

この12のおとはスヴァラとばれる。基本きほんのスヴァラSa Ri Ga Ma Pa Dha Niは、西洋せいようのドレミファソラシとほぼおなじものである。

この12のスヴァラから、5–7おとって音階おんかいとする。音階おんかいにはそれぞれ名前なまえいておりたとえば

  • ブーパーリー: ドレミソラ / ラソミレド (よる
  • ドゥルガー・カリヤーン: ドレミファ#ソラシド- / ド-シラソファ#ミレ ファレラ-ド (よる

である。おと上昇じょうしょうするとき下降かこうするときにはまったスヴァラがもちいられ、上昇じょうしょう途中とちゅう下降かこう途中とちゅうにはこれからはずれるおとはいらない。ただし、奏者そうしゃ時々ときどきあえてこの規則きそくくずして芸術げいじゅつせいたせることもある[29]

また、この12のおとがスヴァラからはずれたおと指定していすることができ、よりフラットなだい2おと、よりシャープなだい7おと変更へんこう可能かのうである。さらに、そのような変化へんかがスタイルあいだしょうじ、演奏えんそうしゃ、あるいはたん演奏えんそうしゃのムードにつづく。絶対ぜったいおとだか存在そんざいせず、かく実行じっこうたん基本きほんおんり、音階おんかい程度ていど基音きおんくらべてつづく。

地域ちいき

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インド文化ぶんかはざっときたみなみ分割ぶんかつすることができ、きたインドの音楽おんがくはほとんどが即興そっきょう演奏えんそうされるのにたいし、みなみインドの音楽おんがくはあらかじめ作曲さっきょくされた音楽おんがく演奏えんそうする場合ばあいおおい。

みなみインドでは、中世ちゅうせいに72の基本きほんとなるラーガとかく483種類しゅるい派生はせいラーガという大系たいけいさい編成へんせいされた。全部ぜんぶで34,776種類しゅるいのラーガが存在そんざいすることになるが、すべてのラーガをおぼえた人間にんげんはいないという[30]

きたインドのラーガは即興そっきょう演奏えんそうをするじょうでテーマとなる基本きほん旋法せんぽうであり、そのラーガにないおと使つかってはならないなどのまりごとふくむために、演奏えんそうかならおぼえなくてはならない[27]きたインドのラーガはイスラム文化ぶんか流入りゅうにゅうによって西にしアジアや民謡みんようなどがれられたために、基本きほん派生はせいといった明確めいかく大系たいけいがなかった。ラーガ・ラーキニ・プトラほう音楽おんがく学者がくしゃヴィシュヌ・ナラヤン・バートカンデによる10のタート(thaats:おとれつ)を基本きほんとした分類ぶんるいほうなどで大系たいけいづけがこころみられている[27]

実態じったい

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ラーガはこれまでに成文せいぶんされたことがなく教師きょうしから生徒せいと口頭こうとうつたえられたために、なかには地域ちいき伝統でんとうおよび様式ようしきおうじて非常ひじょうことなる変種へんしゅ存在そんざいし、極端きょくたん場合ばあい音楽家おんがくか即興そっきょう自分じぶんつくってしまう。

インドの古典こてん音楽おんがくつねにラーガで編曲へんきょくされるが、すべてのラーガ音楽おんがくかならずしも古典こてんであるとはかぎらない。古代こだいヴェーダ朗唱ろうしょうから発展はってんしたインド音楽おんがくスーフィズム影響えいきょうけながら発展はってんし、15世紀せいきにドゥルパッド形式けいしき音楽おんがく完成かんせいする。18世紀せいき初頭しょとうにはカッワーリー影響えいきょうけたカヤール形式けいしき流行りゅうこうした。カヤール形式けいしきはドゥルパッド形式けいしきよりも感情かんじょう表現ひょうげんのしやすい音楽おんがくだった。19世紀せいきにはさらにきやすく感情かんじょう表現ひょうげん容易よういなトゥムリ形式けいしき登場とうじょうする。この3種類しゅるい形式けいしき古典こてん音楽おんがくとし、ふる形式けいしき音楽おんがくほど格式かくしきうえとされている[28]近年きんねんでは、大衆たいしゅうてきなイスラムの恋愛れんあいであるガザルじゅん古典こてん音楽おんがくとされているが、これも常識じょうしき変化へんかによるものである。

ラーガはたん音階おんかい理論りろんというだけではなく、哲学てつがくてき精神せいしんてきなバックグラウンドがあり、時刻じこくぶしへの制約せいやく宇宙うちゅう運行うんこう関連かんれんがあるとわれている[28]。しかし、近年きんねんでは録音ろくおん技術ぎじゅつ普及ふきゅうによって、音楽おんがくいたり演奏えんそうしたりする時期じき時間じかん制約せいやく必然ひつぜんせいうしなわれつつある。「あさのラーガ」、のようなラーガの約束事やくそくごとひとつである時間じかんてき制約せいやく意味いみうすれつつあるというものの、伝統でんとうてき修行しゅぎょう過程かていではかならずいつどのラーガを演奏えんそうするのかがきめこまかくおしえられ、現在げんざいでもこれを尊重そんちょうする音楽家おんがくかおおい。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c 上利あがり博規ひろき呼吸こきゅうする身体しんたいからかんがえるインドの音楽おんがく」『アジア研究けんきゅうだい2かん静岡大学しずおかだいがく人文学部じんぶんがくぶ「アジア研究けんきゅうプロジェクト」、2006ねん3がつ、1-15ぺーじCRID 1390572174756901888doi:10.14945/00005076hdl:10297/50762023ねん11月6にち閲覧えつらん 
  2. ^ Nettl, Bruno (September 13, 2013). “"Raga." Encyclopedia Britannica”. www.britannica.com. June 18 2021閲覧えつらん
  3. ^ a b Alison Tokita; Dr. David W. Hughes (2008). The Ashgate Research Companion to Japanese Music. Ashgate Publishing. pp. 38–39. ISBN 978-0-7546-5699-9. https://books.google.com/books?id=W2JTgQGc99EC&pg=PA38 
  4. ^ W. Y. Evans-Wentz (2000). The Tibetan Book of the Great Liberation: Or the Method of Realizing Nirvana through Knowing the Mind. Oxford University Press. pp. 111 with footnote 3. ISBN 978-0-19-972723-0. https://archive.org/details/tibetanbookofgre00carl 
  5. ^ Frank Reynolds; Jason A. Carbine (2000). The Life of Buddhism. University of California Press. p. 184. ISBN 978-0-520-21105-6. https://books.google.com/books?id=OnjDUqgFvToC&pg=PA184 
  6. ^ a b William Forde Thompson (2014). Music in the Social and Behavioral Sciences: An Encyclopedia. SAGE Publications. pp. 1693–1694. ISBN 978-1-4833-6558-9. https://books.google.com/books?id=kpmlBQAAQBAJ&pg=PT1694 ; Quote: "Some Hindus believe that music is one path to achieving moksha, or liberation from the cycle of rebirth", (...) "The principles underlying this music are found in the Samaveda, (...)".
  7. ^ Coormaraswamy and Duggirala (1917ねん). “The Mirror of Gesture”. Harvard University Press. p. 4. 2016ねん12月13にち閲覧えつらん; Also see chapter 36
  8. ^ Beck 2012, pp. 138–139. Quote: "A summation of the signal importance of the Natyasastra for Hindu religion and culture has been provided by Susan Schwartz (2004, p. 13), 'In short, the Natyasastra is an exhaustive encyclopedic dissertation of the arts, with an emphasis on performing arts as its central feature. It is also full of invocations to deities, acknowledging the divine origins of the arts and the central role of performance arts in achieving divine goals (...)'"..
  9. ^ a b Dalal 2014, p. 323.
  10. ^ Te Nijenhuis 1974, p. 2.
  11. ^ Beck 1993, pp. 107–108.
  12. ^ Staal 2009, pp. 4–5.
  13. ^ Denise Cush; Catherine Robinson; Michael York (2012). Encyclopedia of Hinduism. Routledge. pp. 87–88. ISBN 978-1-135-18979-2. https://books.google.com/books?id=kzPgCgAAQBAJ&pg=PA87 
  14. ^ Nettl et al. 1998, pp. 247–253.
  15. ^ Lavezzoli 2006, pp. 371–72.
  16. ^ Brown 2014, p. 455, Quote:"Kirtan, (...), is the congregational singing of sacred chants and mantras in call-and-response format."; Also see, pp. 457, 474–475.
  17. ^ Gregory D. Booth; Bradley Shope (2014). More Than Bollywood: Studies in Indian Popular Music. Oxford University Press. pp. 65, 295–298. ISBN 978-0-19-992883-5. https://books.google.com/books?id=kFwWDAAAQBAJ&pg=PA295 
  18. ^ Rowell 2015, pp. 12–13.
  19. ^ Sastri 1943, pp. v–vi, ix–x (English), for raga discussion see pp. 169–274 (Sanskrit).
  20. ^ Powers 1984, pp. 352–353.
  21. ^ Kelting 2001, pp. 28–29, 84.
  22. ^ Kristen Haar; Sewa Singh Kalsi (2009). Sikhism. Infobase. pp. 60–61. ISBN 978-1-4381-0647-2. https://books.google.com/books?id=YOI1nB_zTyAC 
  23. ^ Stephen Breck Reid (2001). Psalms and Practice: Worship, Virtue, and Authority. Liturgical Press. pp. 13–14. ISBN 978-0-8146-5080-6. https://books.google.com/books?id=OyGqWnBY4KIC&pg=PA13 
  24. ^ a b Pashaura Singh (2006). Guy L. Beck. ed. Sacred Sound: Experiencing Music in World Religions. Wilfrid Laurier University Press. pp. 156–60. ISBN 978-0-88920-421-8. https://books.google.com/books?id=t-IeHbqAfSsC&pg=PA156 
  25. ^ Paul Vernon (1995). Ethnic and Vernacular Music, 1898–1960: A Resource and Guide to Recordings. Greenwood Publishing. p. 256. ISBN 978-0-313-29553-9. https://books.google.com/books?id=gw--_c_LZMIC&pg=PA256 
  26. ^ Regula Qureshi (1986). Sufi Music of India and Pakistan: Sound, Context and Meaning in Qawwali. Cambridge University Press. pp. xiii, 22–24, 32, 47–53, 79–85. ISBN 978-0-521-26767-0. https://books.google.com/books?id=c3o9AAAAIAAJ 
  27. ^ a b c 若林わかばやし忠宏ただひろ『もっとりたい 世界せかい民族みんぞく音楽おんがく東京とうきょうどう出版しゅっぱん、2003ねんISBN 449020504X pp.136-137.
  28. ^ a b c もり雅一まさいち『インド音楽おんがくとの対話たいわあおゆみしゃ 1990ねん pp.148-163.
  29. ^ a b B.C.デーヴァ『インド音楽おんがく序説じょせつ東方とうほう出版しゅっぱん、1994ねん 
  30. ^ 若林わかばやし忠宏ただひろ監修かんしゅう国際こくさい理解りかい役立やくだ世界せかい民族みんぞく音楽おんがく:<3> みなみアジアと中央ちゅうおうアジアの音楽おんがくポプラ社ぽぷらしゃ、2003ねんISBN 4591075281 p.37.

参考さんこう文献ぶんけん

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  • Bor, Joep (1999), The Rāga Guide, Charlottesville,Virginia: Nimbus Records
  • Daniélou, Alain (1949), Northern Indian Music, Calcutta: Visva Bharati
  • Jairazbhoy, N.A. (1995), The Rags of North Indian Music: Their Structure & Evolution, Bombay: Popular Prakashan
  • Kaufmann, Walter (1968), The Ragas of North India, Calcutta: Oxford & IBH Publishing Company
  • Moutal, Patrick (2012), Hindustani Raga Index. Major bibliographical references (descriptions, compositions, vistara-s) on North Indian Raga-s, ISBN 978-2-9541244-3-8
  • Moutal, Patrick (2012), Comparative Study of Selected Hindustani Ragas, ISBN 978-2-9541244-2-1
  • Bautze, J (1987), Indian Miniature Paintings c:1590 to c. 1850, Amsterdam: Galerie Saundarya Lahari, ISBN 90-72085-01-9
  • Gangoly, O.C. (1934), Rāgas and Rāginis, Calcutta
  • Friedrich Glorian: Indische Ragas - Inhalt und Struktur. In: Harmonik & Glasperlenspiel. Beiträge '94. München 1995, S. 41–98 (PDF-Datei)
  • Josef Kuckertz: Form und Melodiebildung der karnatischen Musik Südindiens – im Umkreis der vorderorientalischen und der nordindischen Kunstmusik. (Schriftenreihe des Südasien-Instituts der Universität Heidelberg) Band 1, Harrassowitz, Wiesbaden 1970, S. 81–226, ISBN 3-447-00011-2
  • Marius Schneider: „Raga - Maqam - Nomos“, in: Die Musik in Geschichte und Gegenwart. Band 10, Kassel 1962, S. 1864–1868.
  • Patrick Moutal, Hindustani Raga Sangita - Mécanismes de base de la musique classique du nord de l'Inde, 2012 (2e édition, 1re éd. 1987) ISBN 978-2-9541244-0-7
  • Prithwindra Mukherjee, The Scales of Indian Music : A Cognitive Approach to Thât/Melakartâ, Foreword by Pandit Ravi Shankar. Indira Gandhi National Centre for the Arts & Aryan Books International, New Delhi, 2004, 438p
  • Prithwindra Mukherjee, Thât/Mélakartâ, Les échelles fondamentales de la musique indienne du Nord et du Sud, préface par Pandit Ravi Shankar, Publibook, Paris, 2010

関連かんれん項目こうもく

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