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レッドハット

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
Red Hat, Inc.
   
Red Hat本社ほんしゃ
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
ノースカロライナ州しゅうラーレー
設立せつりつ 1993年ねん
業種ぎょうしゅ 情報じょうほう・通信つうしん業ぎょう
事業じぎょう内容ないよう クラウド事業じぎょう・ソフトウェア開発かいはつ・販売はんばい・マーティング・サポート・プロフェッショナルサービス
代表だいひょう者しゃ Paul Cormier (CEO兼けん社長しゃちょう)
従業じゅうぎょう員数いんずう 約やく12600人にん (2018年ねん6月がつ)
決算けっさん期き 2月がつ
所有しょゆう者しゃ IBM
関係かんけいする人物じんぶつ Bob Young (創始そうし者しゃ)
Marc Ewing (創始そうし者しゃ)
外部がいぶリンク www.redhat.com
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レッドハット株式会社かぶしきがいしゃ
Red Hat K.K.
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち 150-0013
東京とうきょう都と渋谷しぶや区く恵比寿えびす4丁目ちょうめ1番ばん18号ごう 恵比寿えびすネオナート3F
設立せつりつ 1999年ねん
業種ぎょうしゅ 情報じょうほう・通信つうしん業ぎょう
事業じぎょう内容ないよう ソフトウェア開発かいはつ・販売はんばい・マーティング・サポート・プロフェッショナルサービス
代表だいひょう者しゃ

代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう　三浦みうら 美穂みほ
President and Representative Director

Miho Miura
資本しほん金きん 1億おく円えん
売上うりあげ高だか

日本にっぽんでは上場じょうじょうしていないので、日本にっぽんの利益りえき・経常けいじょう・純じゅん利益りえきなどは出でない

315億おく9793万まん6000円えん
（2023年ねん12月がつ期き）[1]
営業えいぎょう利益りえき 4億おく3487万まん9000円えん
（2023年ねん12月がつ期き）[1]
経常けいじょう利益りえき 10億おく8054万まん3000円えん
（2023年ねん12月がつ期き）[1]
純じゅん利益りえき 6億おく4760万まん1000円えん
（2023年ねん12月がつ期き）[1]
純資産じゅんしさん 7億おく7260万まん1000円えん
（2023年ねん12月がつ期き）[1]
総そう資産しさん 317億おく2531万まん9000円えん
（2023年ねん12月がつ期き）[1]
外部がいぶリンク www.redhat.com/ja
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レッドハット (英えい: Red Hat) とは、IBMの子会社こがいしゃで、クラウド技術ぎじゅつサービスを中心ちゅうしんとした会社かいしゃであり、またLinuxディストリビューションのRed Hat Enterprise Linuxを製品せいひんとして販売はんばい・開発かいはつ・サポートしている。

概要がいよう

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オープンソースソフトウェアを利用りようしたビジネスを展開てんかいしている。ソフトウェアライセンス料りょうは無料むりょう、ソフトウェアのアップデート・アップグレード・保守ほしゅサポートなどを一体化いったいかしたサブスクリプション（年間ねんかん契約けいやく費ひ）で販売はんばいする事業じぎょうモデルである。

レッドハットのLinuxディストリビューション (Red Hat Enterprise Linux) は、コピーレフト (GPL) なソフトウェアを中心ちゅうしんに構成こうせいされている。レッドハットが独自どくじに製作せいさくしたソフトウェアもコピーレフトで公開こうかいされている。このため、Red Hat Enterprise Linuxを元もとにしたLinuxディストリビューションが数多かずおおく存在そんざいする。例れいとしてはCentOS・Turbo Linux・Oracle Linuxなどである。

歴史れきし

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Linuxの歴史れきしの初期しょきから、より一般いっぱん的てきなユーザーが利用りようできるように、Linuxカーネル と GNUプロジェクト、BSD、X11等ひとしのソフトウエアを組くみ合あわせて、ネットワークサーバやワークステーションとして使つかえるようにして来きた。

2001年ねんにレッドハット系けいのCaldera、Conectiva、SuSE、Turbolinuxが集あつまって共同きょうどうのGNU/Linuxの基本きほんとなる United Linux が公開こうかいされているが、現在げんざい事実じじつ上じょう活動かつどう停止ていしの状態じょうたいになっていた。この背景はいけいには、SuSEがノベルに買収ばいしゅうされたり、SCO Group（旧きゅう・Caldera International）によるIBM提訴ていそなどがあるとされる。「法的ほうてきには存在そんざいしているが、明あかりは消けした」状態じょうたいであると最近さいきんのニュースメディアでは報道ほうどうされた。

2003年ねんのRed Hat Linux 9を最後さいごにコンシューマ向むけのディストリビューションの販売はんばい・サポートを中止ちゅうしし、これをFedora Projectに移譲いじょうした。企業きぎょう向むけのRed Hat Enterprise Linuxを軸じくにサポート・トレーニング・プロフェッショナルサービスなどを収益しゅうえきの軸じくに据すえるようになる。

2006年ねんにはオープンソースミドルウエアの最大手さいおおてJBoss Inc.を買収ばいしゅうし JBoss Enterprise Middlewareを市場いちば投入とうにゅう。Linux事業じぎょうに続つづく2つ目めの事業じぎょうの核かくを構築こうちく。2008年ねん2月がつにフロリダオーランドで行おこなわれた JBoss World では業界ぎょうかいで初はじめてのサービス指向しこうアーキテクチャ (Service Oriented Architecture, SOA) オープンソースソリューションである JBoss Enterpise SOA Platform を市場いちば投入とうにゅうしている。これにより、それまでのようにオペレーティングシステム (OS) だけでなく、オープンソースソフトウェアによる統合とうごう的てきなITソリューションを構築こうちくできる製品せいひんが揃そろいつつある。

2006年ねん12月12日にちに取引とりひき所しょを NASDAQ から、ニューヨーク証券しょうけん取引とりひき所しょへ変更へんこうした。これに伴ともないティッカーシンボルも「RHAT」から「RHT」へ変更へんこうされた。

2008年ねん買収ばいしゅうしたQumranet社しゃの仮想かそう化か技術ぎじゅつである、カーネルにハイパーバイザー機能きのうを持もたせるKVMやデスクトップ仮想かそう化か (VDI) 、さらに分散ぶんさんファイルシステムの登場とうじょうなどによりOSの役割やくわりが多様たよう化かするに従したがい、仮想かそう化か・クラウド分野ぶんやにおいて積極せっきょく的てきな成長せいちょうを図はかっている。2012年ねん1月がつ KVMベースの仮想かそう化かを最大限さいだいげんに活用かつようできる Red Hat Enterprise Virtualization (RHEV) をオープンソースソフトウェアとして販売はんばい開始かいしした。

2010年ねん、Linuxを中心ちゅうしんとしたプラットフォーム事業じぎょう部ぶ、JBossを中心ちゅうしんとしたミドルウェア事業じぎょう部ぶに加くわえ、第だい3の事業じぎょう部ぶであるクラウド事業じぎょう部ぶを発足ほっそく。KVM仮想かそう化かやRHEV (Red Hat Enterprise Virtualization) という仮想かそう化か管理かんりソフト、JON (JBoss Operations Network) というミドルウェア管理かんりソフトなどを駆使くししたクラウドソリューションを市場いちば投入とうにゅう。IBM、Amazon、SAAVISや日本にっぽんのNTT、ソフトバンク、富士通ふじつうなどのパブリッククラウドコンピューティング提供ていきょう者しゃとの提携ていけいを結むすんでいる。

2010年ねん11月にはPaaSソリューション関連かんれん製品せいひんを持もつ MAKARA 社しゃを買収ばいしゅうし、Linux、KVMを中心ちゅうしんとしたIaaSクラウドソリューションに加くわえJBoss、SOAを含ふくんだPssSクラウドソリューションの投入とうにゅうを計画けいかくしている。

2012年ねんからは第だい4の事業じぎょう部ぶとしてストレージ（2011年ねん10月がつに買収ばいしゅうしたGlusterFS）を展開てんかいし始はじめた。

2012年度ねんど決算けっさん（2012年ねん2月がつ末まつ）では11億おく3300万まんドルの売上うりあげ（前年ぜんねん同期どうき比ひ25%増ぞう）を発表はっぴょう、ジェームス・ホワイトハースト CEOが着任ちゃくにん以来いらい4年ねんで2.2倍ばいの売上うりあげ成長せいちょうを達成たっせい。株価かぶかも過去かこ最高さいこうとなっている。CEO はさらにオープンクラウド戦略せんりゃくを標榜ひょうぼうし更さらなる事業じぎょう成長せいちょうへの展開てんかいを開始かいししている。

2018年ねん1月がつ30日にち、CoreOSの買収ばいしゅうを発表はっぴょう[2]。コンテナ型がたの仮想かそう化か技術ぎじゅつに注力ちゅうりょくしていくとされる。

2019年ねん7月がつ9日にち、IBMがRed Hatを340億おくUSドル（日本円にほんえんにして約やく3兆ちょう7000億おく円えん）で買収ばいしゅうした[3]。

主力しゅりょく事業じぎょう

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世界せかいや日本にっぽんのトップクラウド・サービス・プロバイダー（アマゾン、IBM、富士通ふじつう、NTT、ソフトバンク、テルストラ、等ひとし）とパートナーシップを結むすんでおり急速きゅうそくにオープンクラウド・仮想かそう化か事業じぎょうを伸のばしている。

認定にんてい資格しかく

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レッドハットは以下いかの認定にんてい試験しけん及および資格しかくを提供ていきょうしている[4]。資格しかくに応おうじた推奨すいしょうコースも提供ていきょうされる。

Red Hat Enterprise Linux 関連かんれん

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  • Red Hat Certified System Administrator (RHCSA)
  • Red Hat Certified Engineer (RHCE) - RHCSAの認定にんていが必要ひつよう
  • エキスパート認定にんてい - Server Hardening -
  • エキスパート認定にんてい - High Availability Clustering -
  • エキスパート認定にんてい - パフォーマンスチューニング -

クラウド/仮想かそう化か関連かんれん資格しかく

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  • RHCSA - Red Hat OpenStack -
  • RHCE - Red Hat OpenStack -
  • Red Hat Certified Virtualization Administrator (RHCVA)
  • エキスパート認定にんてい - Hybrid Cloud Storage -

DevOps/コンテナ技術ぎじゅつ関連かんれん資格しかく

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  • エキスパート認定にんてい - Platform-as-a-Service -
  • エキスパート認定にんてい - Ansible Automation -

JBoss関連かんれん資格しかく

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  • Red Hat Certified JBoss Developer (RHCJD)
  • Red Hat Certified JBoss Administrator (RHCJA)

レッドハットアーキテクト

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  • Red Hat Certified Architect (RHCA)

製品せいひん

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LINUX関連かんれん

JBossミドルウェア関連かんれん

クラウド・仮想かそう化か関連かんれん

サービス関連かんれん

関連かんれんする主おもなオープンソース・プロジェクト

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脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ a b c d e f レッドハット株式会社かぶしきがいしゃ 第だい25期き決算けっさん公告こうこく
  2. ^ “Red Hat to Acquire CoreOS, Expanding its Kubernetes and Containers Leadership”. 2018年ねん1月がつ31日にち閲覧えつらん。
  3. ^ IBM、Red Hatを340億おくドルで買収ばいしゅう完了かんりょう。オープンかつ、ハイブリッドなクラウドの未来みらいを切きり拓ひらく
  4. ^ “RED HAT トレーニング”. 2018年ねん1月がつ19日にち閲覧えつらん。

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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