万ばん水川みずかわ

万ばん水川みずかわ（よろずいがわ）は、長野ながの県けん安曇あずみ野市のいちを流ながれる信濃川しなのがわ水系すいけいの河川かせんである^[1]。

概要がいよう

万ばん水川みずかわは中なか信平しんぺいの中なかでは最もっとも低ひくい位置いちにあり、すべての扇状地せんじょうちが集あつまる場所ばしょである。延長えんちょうは7.4km。安曇あずみ野の一帯いったいは複ふく合あい扇状地せんじょうちで砂礫されきが多おおく、地表ちひょうの水みずがいったん地中ちちゅうに潜くぐることがあり、さらにはいったんは潜行せんこうした水みずが扇状地せんじょうちの先端せんたんから再度さいど湧わきだすケースも多おおく、地元じもとではそのような場所ばしょを花見はなみ（けみ）と呼よびならわしている。花見はなみの代表だいひょう的てきな河川かせんが万まん水川みずかわである。盆地ぼんちの途中とちゅうから湧わきだし、北きた、南みなみの双方そうほうから、万ばん（よろず）の水みずを集あつめて清きよし流ながれを形成けいせいするところから名付なづけられたとされる。小ちいさいながらも豊ゆたかな水量すいりょうで、周辺しゅうへんの全国ぜんこく一いちの生産せいさん高だかと規模きぼのわさび田たを1日にち70tの湧水わきみず群ぐんが潤うるおしている。黒澤くろさわ明あきらの映画えいが「夢ゆめ」の撮影さつえい場所ばしょとしても知しられる^[1]。また、水質すいしつがよいことからカヌーイストやカヤッカーらに人気にんきがある。