中間子ちゅうかんし分子ぶんし

中間子ちゅうかんし分子ぶんし（ちゅうかんしぶんし、英えい: mesonic molecule）とは、2つ以上いじょうの中間子ちゅうかんしが強つよい相互そうご作用さようで結合けつごうした粒子りゅうしである。バリオンから構成こうせいされ、水素すいそを除のぞく自然しぜん界かいの全すべての原子げんしに存在そんざいする原子核げんしかくとは異ことなり、中間子ちゅうかんし分子ぶんしはまだ観測かんそくされていない。2003年ねんに発見はっけんされたX(3872)や、2007年ねんに発見はっけんされたZ⁺(4430)は、最もっとも可能かのう性せいの高たかい中間子ちゅうかんし分子ぶんしの候補こうほである。また、2013年ねんにはZ_c(3900)も発見はっけんされている。