ダウンクォーク

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ダウンクォーク
組成そせい 素粒子そりゅうし
粒子りゅうし統計とうけい フェルミ粒子りゅうし
グループ クォーク
世代せだい だいいち世代せだい
相互そうご作用さよう つよ相互そうご作用さよう
よわ相互そうご作用さよう
電磁でんじ相互そうご作用さよう
重力じゅうりょく相互そうご作用さよう
はん粒子りゅうし はんダウンクォーク(d)
理論りろん マレー・ゲルマン (1964)
ジョージ・ツワイク (1964)
発見はっけん SLAC (1968)
記号きごう d
質量しつりょう 4.1-5.8 MeV/c2[1]
崩壊ほうかい粒子りゅうし アップクォーク
電荷でんか13 e
カラー
スピン 12
じゃくアイソスピン LH: −12, RH: 0
じゃくちょう電荷でんか LH: 13, RH: −23
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ダウンクォーク (down quark, 記号きごう:d) は、物質ぶっしつ構成こうせいする主要しゅよう素粒子そりゅうしひとつで、だいいち世代せだいクォークである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

ダウンクォークは、番目ばんめかるいクォークであり、 -1/3e電荷でんかち、はだか質量しつりょうは 4~8 MeVである。素粒子そりゅうし物理ぶつりがくにおける標準ひょうじゅんモデルでは、アップクォークともかく構成こうせい要素ようそとなっている。すなわち、陽子ようしはアップクォーク2とダウンクォーク1個いっこ中性子ちゅうせいしはアップクォーク1個いっことダウンクォーク2構成こうせいされている。

クォークの存在そんざいゲルマンツワイク1964ねんにクォークモデルを提唱ていしょうしたとき予言よげんされた。1968ねんには、 SLACふか弾性だんせい散乱さんらん実験じっけんで、かくがよりちいさい物体ぶったいから構成こうせいされていることをしめはじめての証拠しょうこがみつかった。

βべーた崩壊ほうかいでアップクォークに崩壊ほうかいする。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ K. Nakamura et al. (Particle Data Group) (2010ねん). “PDGLive Particle Summary 'Quarks (u, d, s, c, b, t, b', t', Free)'”. Particle Data Group. 2010ねん8がつ11にち閲覧えつらん