北きた白川しらかわ祥子さちこ

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北きた白川しらかわ 祥子さちこ
（永久えいきゅう王妃おうひ 祥子さちこ）
北きた白川しらかわ宮みや妃ひ
1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）撮影さつえい
続柄つづきがら 徳川とくがわ義よし恕じょ男爵だんしゃく　第だい2女子じょし
身み位い 王妃おうひ →（皇すめらぎ籍せき離脱りだつ）
敬称けいしょう 殿下でんか →（皇すめらぎ籍せき離脱りだつ）
お印しるし 紅梅こうばい
出生しゅっしょう (1916-08-26) 1916年ねん8月がつ26日にち
日本の旗 日本にっぽん・東京とうきょう府ふ東京とうきょう市し、徳川とくがわ男爵だんしゃく邸てい
死去しきょ (2015-01-21) 2015年ねん1月がつ21日にち（98歳さい没ぼつ）
日本の旗 日本にっぽん・東京とうきょう都と品川しながわ区く
配偶はいぐう者しゃ 北白川きたしらかわ宮みや永久えいきゅう王おう
子女しじょ 北白川きたしらかわ宮みや道久みちひさ王おう
島津しまつ肇子けいこ（肇子けいこ女王じょおう）
父親ちちおや 徳川とくがわ義よし恕じょ
母親ははおや 津軽つがる寛子ひろこ
役職やくしょく 宮内庁くないちょう女官にょかん長ちょう→皇太后こうたいごう宮みや女官にょかん長ちょう
靖国神社やすくにじんじゃ奉讃ほうさん会かい会長かいちょう
全日本ぜんにほん人形にんぎょう師範しはん会かい名誉めいよ会長かいちょう→総裁そうさい
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北きた白川しらかわ 祥子さちこ（きたしらかわ さちこ、1916年ねん〈大正たいしょう5年ねん〉8月がつ26日にち - 2015年ねん〈平成へいせい27年ねん〉1月がつ21日にち）は、日本にっぽんの旧きゅう皇族こうぞく、宮内庁くないちょう女官にょかん長ちょう。北白川きたしらかわ宮みや永久えいきゅう王おうの妃ひ。旧名きゅうめいは、徳川とくがわ 祥子さちこ（とくがわ さちこ）。皇族こうぞく時代じだいの身み位いは王妃おうひで、皇室こうしつ典範てんぱんにおける敬称けいしょうは殿下でんか。

生涯しょうがい[編集へんしゅう]

生おい立たち[編集へんしゅう]

永久えいきゅう王おうとの結婚けっこんの儀ぎ。
五ご衣ころもはお印しるしに因ちなんだ、紅梅こうばいの襲かさね色目いろめ[1]。唐衣からごろもは亀甲きっこうの地ち模様もようの白地しろじに、紅梅こうばい色しょくで徳川とくがわ家かの家紋かもん：三みつ葉ば葵あおいが配はいされている[1]。

男爵だんしゃく徳川とくがわ義よし恕じょと妻つま・寛子ひろこ（津軽つがる承うけたまわ昭あきら伯爵はくしゃく令嬢れいじょう）の二女じじょ[1][2]として誕生たんじょうした。姉あねは幼少ようしょう期きに夭折ようせつし、兄妹きょうだいの唯一ゆいいつの女子じょしとして愛情あいじょうを受うけて育そだった[2]。長兄ちょうけいの徳川とくがわ義寛よしひろは昭和しょうわ天皇てんのうの侍従じじゅう長ちょう。次兄じけいの津軽つがる義孝よしたかは常陸宮ひたちのみや妃ひ華子はなこの父ちちに当あたる。

東京とうきょう女子じょし高等こうとう師範しはん学校がっこうを卒業そつぎょう[1]後こうは、花嫁はなよめ修業しゅうぎょうをする[2]。1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）6月19日にち、婚約こんやくが内定ないていしたことが、非公式ひこうしきに発表はっぴょうされた[2]。この際さい、祥子さちこの人ひととなりは「明朗めいろうな典型てんけい的てき近代きんだい女性じょせい」かつ「お茶ちゃの水みず時代じだいにお伴とももつれずにお獨ひとりで毎日まいにち電車でんしゃで通学つうがくされたほど平民へいみん的てきな方ほう」と報ほうじられた[2]。

皇族こうぞく時代じだい[編集へんしゅう]

翌よく1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）4月がつ16日にちの納采のうさいの儀ぎ及および告つげ期きの儀ぎ[3]を経へて、4月がつ26日にち、19歳さいのとき永久えいきゅう王おうと結婚けっこんし、北白川きたしらかわ宮みや妃ひとなる。夫妻ふさいの間あいだには1男なん1女じょが生うまれた。永久えいきゅう王おうは、1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）3月がつに駐ちゅう蒙こうむ軍ぐんに初はつ出征しゅっせいし、9月4日にちに薨去こうきょ（演習えんしゅう中ちゅうに事故じこで殉職じゅんしょく）、3歳さいの長男ちょうなん・道久みちひさ王おうが北白川きたしらかわ宮みやを継承けいしょうした。永久えいきゅう王おうの殉職じゅんしょくは、皇族こうぞくの「戦死せんし」として大おおきな反響はんきょうを呼よんだ（本人ほんにんの項目こうもくを参照さんしょう）。翌よく1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）に創建そうけんされた蒙こうむ疆神社しゃでは、その祭神さいじんとして永久えいきゅう王おうが祀まつられた。

20代だい前半ぜんはんの若わかさで未亡人みぼうじんとなった祥子さちこ妃ひは、1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）秋あき、次つぎのような和歌わかを詠よんだ。

「 なつかしみ明あけくれとほきみやしろに　心しんかよひて　すぎし二にとせ
二にとせの　秋あきめぐりきて　ことさらに　深ふかき思おもひに　ふける夜半やはんかな 		」

—北白川きたしらかわ宮みや妃ひ祥子さちこ（『日本にっぽん婦人ふじん』昭和しょうわ18年ねん5月がつ号ごう[4]より）

1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）時点じてんで、祥子さちこ妃ひと大だい妃ひ房子ふさこ内親王ないしんのうは、永久えいきゅう王おうの月つき命日めいにちの墓参ぼさんを欠かかさず、永久えいきゅう王おうゆかりの人々ひとびととの語かたらいや、蒙こうむ古ふるにまつわる映像えいぞう資料しりょう鑑賞かんしょうをしていた[5]。また、祥子さちこ妃ひは日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃの特とく志こころざし看護かんご婦人ふじん会かいの作業さぎょうに毎週まいしゅう欠かかさず参加さんかするとともに、母校ぼこうである女子じょし高等こうとう師範しはん学校がっこう付属ふぞく高等こうとう女学校じょがっこうの校友こうゆう会かいが行おこなう作業さぎょうにも参加さんかし軍服ぐんぷくの縫製ほうせいなどを行おこなっていた[6]。

戦後せんご、民間みんかん人じんとして[編集へんしゅう]

さらに1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）10月14日にちに他たの宮家みやけ・皇族こうぞくともども臣籍しんせき降下こうか（いわゆる皇すめらぎ籍せき離脱りだつ）となるが、姑しゅうとにあたる房子ふさこ（明治天皇めいじてんのう第だい7皇すめらぎ女子じょし周しゅう宮みや房子ふさこ内親王ないしんのう）とともに北白川きたしらかわ家かを支ささえた。皇すめらぎ籍せき離脱りだつ後ごは、「北きた白川しらかわ 祥子さちこ（きたしらかわ さちこ」と名乗なのる。

1950年代ねんだいには、長女ちょうじょ・肇子けいこが皇太子こうたいし明仁あきひと親王しんのうの「お妃ひ候補こうほ」であるとする報道ほうどうが過熱かねつした。祥子さちこは新聞しんぶんなどから該当がいとうする記事きじを切きり取とり、娘むすめの目めに触ふれぬよう気遣きづかっていた[7]。肇子けいこが皇太子こうたいし妃ひとなることについて、房子ふさこと祥子さちこは、積極せっきょく的てきでも否定ひてい的てきでもなく「話はなしがあれば拒こばまない」という姿勢しせいだったという[7]。また、明仁あきひと親王しんのうとの婚約こんやくが内定ないていした正田しょうだ美智子みちこが、両親りょうしんとともに北白川きたしらかわ家かに挨拶あいさつに来きた際さいは、北白川きたしらかわ家か全員ぜんいんで正田しょうだ親子ちかこを歓待かんたいしている[7]。

1953年ねん（昭和しょうわ28年ねん）11月16日にちに発足ほっそくした、靖国神社やすくにじんじゃ奉賛ほうさん会かい[注釈ちゅうしゃく 1]の会長かいちょうに就任しゅうにん[8]。戦後せんご、同どう神社じんじゃは単たん立たて宗教しゅうきょう法人ほうじんとなっており、国くにによる財政ざいせい支援しえんを受うけられないにもかかわらず、200万まん柱はしらの新規しんき合祀ごうしや神社じんじゃ維持いじ等とうのため多額たがくの費用ひよう（数すう億おく円えん）を必要ひつようとしていた。このため、靖国神社やすくにじんじゃ奉賛ほうさん会かいは、境内けいだいの復興ふっこうと戦後せんご合ごう祭さい事業じぎょうの実施じっしを目標もくひょうとして、6億おく7000万まん円えんの募金ぼきんを必要ひつようとした[9]。奉賛ほうさん会かいによる全国ぜんこく的てきな寄付きふの呼よびかけが行おこなわれた所ところ、意外いがいにも反響はんきょうが大おおきく7億おく6000万まん円えんが全国ぜんこく及および沖縄おきなわ[注釈ちゅうしゃく 2]、ブラジル、ハワイ、米べい本土ほんどから集あつまり、調査ちょうさできなかった約やく10万まん柱はしらを除のぞき英霊えいれいとして合祀ごうしし、北きた参集さんしゅう所しょや能楽堂のうがくどうを完成かんせいさせることができた[9]。なお、1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）10月がつ4日にちに、永久えいきゅう王おうも靖国神社やすくにじんじゃに合祀ごうしされた。奉賛ほうさん会かいは解散かいさんして、靖国神社やすくにじんじゃ内ないの組織そしきとなった[9]。

祥子さちこは、戦没せんぼつ者しゃの追悼ついとう・顕彰けんしょうに関かんし、自身じしんの和歌わかを含ふくむ、石碑せきひ（慰霊いれい碑ひ等とう）の揮毫きごうも数多かずおおく行いっている。

1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）10月がつ、財団ざいだん法人ほうじん全日本ぜんにほん人形にんぎょう師範しはん会かいの名誉めいよ会長かいちょうに就任しゅうにんし、1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）8月がつからは同どう会かい総裁そうさいを歴任れきにんした。日光にっこう東照宮とうしょうぐうの350年ねん祭さいに際さいしては、1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）3月がつに日光にっこう東照宮とうしょうぐう奉たてまつ斎とき会かい（会長かいちょう：徳川とくがわ圀順）の総裁そうさいに推戴すいたいされ、諸しょ行事ぎょうじにも参列さんれつした[10]。

1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）頃ごろ、保科ほしな武子たけこの後任こうにんとして宮内庁くないちょう女官にょかん長ちょうの打診だしんがあったが、祥子さちこは喘息ぜんそくなどの持病じびょうを理由りゆうに辞退じたいした[11]。1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）4月がつ、再度さいど打診だしんがあり、保科ほしな前ぜん女官にょかん長ちょうや家族かぞくと相談そうだんの上うえ、受諾じゅだくした[11]。同年どうねん5月がつ20日はつか、閣議かくぎ決定けっていにより宮内庁くないちょう女官にょかん長ちょうに就任しゅうにん[11]。前ぜん女官にょかん長ちょうの保科ほしな武子たけこは北白川宮能久親王きたしらかわのみやよしひさしんのうの娘むすめ（女王じょおう、保科ほしな子爵ししゃくに降嫁こうか）であり、二に代だい続つづけて北白川きたしらかわ宮家みやけの縁者えんじゃが女官にょかん長ちょうを務つとめたこととなる。なお、当時とうじ祥子さちこは、高松宮たかまつのみや妃ひ喜久子きくこと交流こうりゅうがあった[11]。

1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん）春はる、宮内庁くないちょう侍従じじゅう長ちょうの入江いりえ相しょう政せいが編者へんしゃの『宮中きゅうちゅう歳時記さいじき』の扉絵とびらえに、祥子さちこが墨絵すみえを描えがき下おろしたところ、宮内庁くないちょうに問とい合あわせがあるほどの評判ひょうばんとなった[12]。祥子さちこは、独身どくしん時代じだいから絵えが好すきで、女官にょかん長ちょう就任しゅうにん後ご、日本にっぽん画がを趣味しゅみとする皇后こうごう良子りょうこに付つき合あい、自みずからもスケッチをするようになった成果せいかであった[12]。

平成へいせい改元かいげん後こうも皇太后こうたいごう宮みや女官にょかん長ちょうとして、香こう淳じゅん皇后こうごうの崩御ほうぎょまで長ながく仕つかえた。

2015年ねん（平成へいせい27年ねん）1月がつ21日にち午後ごご11時じ40分ふん、急性きゅうせい肺炎はいえんのため東京とうきょう都内とないの自宅じたくで逝去せいきょした[13]。

栄典えいてん[編集へんしゅう]

子女しじょ[編集へんしゅう]

その他た[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 1998年ねん（平成へいせい10年ねん）に崇敬すうけい奉賛ほうさん会かいに改組かいそされた。
  2. ^ 当時とうじ、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくによる沖縄おきなわ統治とうち下したにあった。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d 田中たなか 2017 p.7
  2. ^ a b c d e 1934年ねん6月がつ20日にち読売新聞よみうりしんぶん夕刊ゆうかん「北白川きたしらかわ宮家みやけのお喜よろこび　徳川とくがわ義よし恕じょ男爵だんしゃくの令嬢れいじょう祥子さちこ姫ひめと　永久えいきゅう王おう殿下でんか御ご婚約こんやく」
  3. ^ 1935年ねん4月がつ16日にち読売新聞よみうりしんぶん夕刊ゆうかん「けふ御ご納采のうさい　告つげ期きの儀ぎ　北白川きたしらかわ宮みや永久えいきゅう王おうのお喜よろこび」
  4. ^ 日本にっぽん婦人ふじん 1943 pp.10-11
  5. ^ 日本にっぽん婦人ふじん 1943 p.10
  6. ^ 日本にっぽん婦人ふじん 1943 p.11
  7. ^ a b c 「ハッチャンの幸福こうふく～島津しまつ忠広ただひろ氏しと婚約こんやくした北きた白川しらかわ肇子けいこさん～」『週刊しゅうかん読売よみうり』、読売新聞社よみうりしんぶんしゃ、1958年ねん12月。  p.79
  8. ^ 昭和しょうわ30年ねん7月がつ4日にち、衆議院しゅうぎいん海外かいがい同胞どうほう引揚及および遺家族いかぞく援護えんごに関かんする調査ちょうさ特別とくべつ委員いいん会かい [1]
  9. ^ a b c 1962年ねん3月がつ27日にち「靖国神社やすくにじんじゃ　奉賛ほうさん会かいが解散かいさん　きょう記念きねんの会合かいごう」
  10. ^ 日光にっこう東照宮とうしょうぐう 1965 p7-8
  11. ^ a b c d 1969年ねん5月がつ21日にち読売新聞よみうりしんぶん「［時じの人ひと］女官にょかん長ちょうに就任しゅうにんした　北きた白川しらかわ祥子さちこ」
  12. ^ a b 1979年ねん5月がつ11日にち朝日新聞あさひしんぶん（夕刊ゆうかん）「”皇后こうごう画伯がはく”のおそばから」
  13. ^ 北きた白川しらかわ祥子さちこさん死去しきょ＝元もと宮内庁くないちょう女官にょかん長ちょう、元もと皇族こうぞく 時事じじドットコム 2015年ねん1月がつ22日にち
  14. ^ 『官報かんぽう』第だい2493号ごう、「叙任じょにん及辞令れい」、昭和しょうわ10(1935)年ねん4月がつ27日にち。p.841
  15. ^ 『官報かんぽう』第だい4438号ごう・付録ふろく「辞令じれい二に」1941年ねん10月がつ23日にち。
  16. ^ 『官報かんぽう』第だい5509号ごう、「叙任じょにん及辞令れい」。昭和しょうわ20(1945)年ねん5月がつ28日にち。p.219
  17. ^ 安藤あんどう 1998 p.63。のち『三島みしま由紀夫ゆきお十じゅう代だい作品さくひん集しゅう』新潮社しんちょうしゃ、1971年ねん
  18. ^ 安藤あんどう 1998 p.64

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 大だい日本にっぽん婦人ふじん会かい「北白川きたしらかわ宮みや両りょう妃殿下ひでんかの御ご近況きんきょうを拝はいす」『日本にっぽん婦人ふじん』第だい1巻かん第だい7号ごう、大だい日本にっぽん婦人ふじん会かい、1943年ねん5月がつ、10-11頁ぺーじ。 （NDLJP:1578587/1/7）
  • 日光にっこう東照宮とうしょうぐう「日光にっこう東照宮とうしょうぐう三さん百ひゃく五ご十じゅう年ねん祭さい」『大日だいにち光こう』第だい24号ごう、日光にっこう東照宮とうしょうぐう、1965年ねん5月がつ、6-10頁ぺーじ。 （NDLJP:4416147/1/6）
  • 安藤あんどう武たけし『三島みしま由紀夫ゆきおの生涯しょうがい』夏目なつめ書房しょぼう、1998年ねん9月がつ。ISBN 978-4931391390。 
  • 田中たなか潤じゅん「北白川きたしらかわ宮みや永久えいきゅう王おう 同妃どうひ両りょう殿下でんかの料りょう」『学習院大学がくしゅういんだいがく史料しりょう館かん　ミュージアムレター』第だい34号ごう、学習院大学がくしゅういんだいがく史料しりょう館かん、2017年ねん4月がつ。 
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