「アルコール類 るい 」はこの項目 こうもく へ転送 てんそう されています。飲料 いんりょう については「酒 さけ 」をご覧 らん ください。
危険 きけん 物 ぶつ 搭載 とうさい 車 しゃ を禁 きん じるトンネル
バスなどの旅客 りょかく 車 しゃ 両用 りょうよう のコーションプレート
危険 きけん 物 ぶつ (きけんぶつ、英語 えいご : Dangerous goods )とは、対象 たいしょう に危険 きけん を及 およ ぼす可能 かのう 性 せい を秘 ひ めた本質 ほんしつ を持 も つ物 もの である。文脈 ぶんみゃく により危険 きけん を及 およ ぼす対象 たいしょう 及 およ び危険 きけん を及 およ ぼす主体 しゅたい の物 もの の範囲 はんい が異 こと なる。
対象 たいしょう としては、人間 にんげん ・動物 どうぶつ ・植物 しょくぶつ 、環境 かんきょう (生態 せいたい )、物体 ぶったい (物質 ぶっしつ ・物品 ぶっぴん )、財産 ざいさん 等 ひとし が該当 がいとう する場合 ばあい がある。一方 いっぽう 主体 しゅたい の物 もの としては、物質 ぶっしつ (化学 かがく 物質 ぶっしつ など)や物品 ぶっぴん (品物 しなもの ・製品 せいひん ・成形 せいけい 物 ぶつ ・機器 きき ・器具 きぐ )といったものが該当 がいとう する場合 ばあい がある。
また、文脈 ぶんみゃく により危険 きけん 物 ぶつ とされる範囲 はんい が異 こと なる。
日本 にっぽん での対象 たいしょう [ 編集 へんしゅう ]
言葉 ことば としての「危険 きけん 物 ぶつ 」の概念 がいねん は幅広 はばひろ いが、日本 にっぽん 法 ほう では「危険 きけん 物 ぶつ 」はいろいろな法令 ほうれい で定 さだ められている。例 たと えば、消防 しょうぼう 法 ほう 、毒物 どくぶつ 及 およ び劇 げき 物 ぶつ 取締 とりしまり 法 ほう 、高 こう 圧 あつ ガス保安 ほあん 法 ほう 、労働 ろうどう 安全 あんぜん 衛生 えいせい 法 ほう 、火薬 かやく 類 るい 取締 とりしまり 法 ほう 、危険 きけん 物 ぶつ 船舶 せんぱく 運送 うんそう 及 およ び貯蔵 ちょぞう 規則 きそく [1] ・船舶 せんぱく による危険 きけん 物 ぶつ の運送 うんそう 基準 きじゅん 等 とう を定 さだ める告示 こくじ ・航空 こうくう 法 ほう 施行 しこう 規則 きそく [2] の「法 ほう 第 だい 八 はち 十 じゅう 六 ろく 条 じょう 第 だい 一 いち 項 こう の国土 こくど 交通 こうつう 省令 しょうれい で定 さだ める物件 ぶっけん 」とは法令 ほうれい 上 じょう そうは呼 よ んでいないが「危険 きけん 物 ぶつ 」のことである。この法令 ほうれい に基 もと づいて[3] ・航空機 こうくうき による爆発 ばくはつ 物 ぶつ 等 ひとし の輸送 ゆそう 基準 きじゅん を定 さだ める告示 こくじ ・航空機 こうくうき による放射 ほうしゃ 性 せい 物質 ぶっしつ 等 ひとし の輸送 ゆそう 基準 きじゅん を定 さだ める告示 こくじ ・建築 けんちく 基準 きじゅん 法 ほう 施行 しこう 令 れい 、旅客 りょかく 自動車 じどうしゃ 運送 うんそう 事業 じぎょう 運輸 うんゆ 規則 きそく [4] によっても、それぞれ危険 きけん 物 ぶつ の定義 ていぎ がなされ、規制 きせい されている。
世界 せかい 的 まと には、国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく に基 もと づく分類 ぶんるい 、あるいは、それを基 もと にした化学 かがく 品 ひん の分類 ぶんるい および表示 ひょうじ に関 かん する世界 せかい 調和 ちょうわ システム (GHS)で危険 きけん 物 ぶつ が定義 ていぎ されていることが、他 た 言語 げんご のウィキペディア を読 よ むとよくわかる。ただし、日本 にっぽん でも航空 こうくう 輸送 ゆそう 、海上 かいじょう 輸送 ゆそう [5] では、この国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく を踏襲 とうしゅう しており、この国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく をベースにして構築 こうちく されたGHSについては、日本 にっぽん でもそのまま導入 どうにゅう されているので、労働 ろうどう 現場 げんば や製品 せいひん ラベル・安全 あんぜん データシート では、この分類 ぶんるい をよく見 み かけるようになっている。
消防 しょうぼう 法 ほう でいう「危険 きけん 物 ぶつ 」とは、「別表 べっぴょう 第 だい 一 いち の品名 ひんめい 欄 らん に掲 かか げる物品 ぶっぴん で同 どう 表 ひょう に定 さだ める区分 くぶん に応 おう じ同 どう 表 ひょう の性質 せいしつ 欄 らん に掲 かか げる性状 せいじょう を有 ゆう するもの」と定義 ていぎ されており、貯蔵 ちょぞう や道路 どうろ 輸送 ゆそう 中 ちゅう の火災 かさい ・爆発 ばくはつ や漏洩 ろうえい 事故 じこ における危険 きけん な状況 じょうきょう を想定 そうてい している。この場合 ばあい 、保健 ほけん 衛生 えいせい 上 じょう の見地 けんち から人体 じんたい などの健康 けんこう に有害 ゆうがい という意味 いみ での危険 きけん 性 せい はまた別 べつ で、こちらは毒物 どくぶつ 及 およ び劇 げき 物 ぶつ 取締 とりしまり 法 ほう などが別途 べっと 定 さだ められている。
国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく [ 編集 へんしゅう ]
航空 こうくう 輸送 ゆそう や海上 かいじょう 輸送 ゆそう の場合 ばあい は国際 こくさい 連合 れんごう による国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく に基 もと づいた「危険 きけん 物 ぶつ 」の概念 がいねん が日本 にっぽん でも「危険 きけん 物 ぶつ 船舶 せんぱく 運送 うんそう 及 およ び貯蔵 ちょぞう 規則 きそく 」及 およ び「航空機 こうくうき による爆発 ばくはつ 物 ぶつ 等 とう の輸送 ゆそう 基準 きじゅん を定 さだ める告示 こくじ 」並 なら びに「航空機 こうくうき による放射 ほうしゃ 性 せい 物質 ぶっしつ 等 とう の輸送 ゆそう 基準 きじゅん を定 さだ める告示 こくじ 」において適用 てきよう されている。
国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく はほぼすべての輸送 ゆそう 形式 けいしき (道路 どうろ 輸送 ゆそう ・海上 かいじょう 輸送 ゆそう ・航空 こうくう 輸送 ゆそう など)における輸送 ゆそう 中 ちゅう の危険 きけん な状況 じょうきょう が想定 そうてい されている。国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく を根本 こんぽん とする日本 にっぽん 法規 ほうき には船舶 せんぱく による危険 きけん 物 ぶつ の運送 うんそう 基準 きじゅん 等 とう を定 さだ める告示 こくじ や航空機 こうくうき による爆発 ばくはつ 物 ぶつ 等 とう の輸送 ゆそう 基準 きじゅん 等 とう を定 さだ める告示 こくじ などがある。
将来 しょうらい 的 てき には、法令 ほうれい 規則 きそく 等 とう における危険 きけん 物 ぶつ の分類 ぶんるい は貯蔵 ちょぞう ・輸送 ゆそう を含 ふく むあらゆる取扱 とりあつかい 状況 じょうきょう を想定 そうてい したGHS と呼 よ ばれる国際 こくさい 的 てき に協調 きょうちょう (ハーモナイズ)された体系 たいけい を基礎 きそ としたものに移行 いこう していくと考 かんが えられている。
国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく に定 さだ める危険 きけん 物 ぶつ [ 編集 へんしゅう ]
UN Class.1
危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう に関 かん する国連 こくれん 勧告 かんこく 別冊 べっさつ 「試験 しけん 方法 ほうほう 及 およ び判定 はんてい 基準 きじゅん 」(Recommendations on the Transport of
Dangerous Goods, Manual of Tests and Criteria)に記載 きさい された分類 ぶんるい 基準 きじゅん に基 もと づき荷 に 送 おく 人 ひと が、輸送 ゆそう 品 ひん の分類 ぶんるい の実施 じっし するものとされている。分類 ぶんるい は以下 いか の9分類 ぶんるい (class)に分 わ かれ、さらに等級 とうきゅう や容器 ようき 等級 とうきゅう ・国連 こくれん 番号 ばんごう に細分 さいぶん される。
荷 に 送 おく 人 ひと は分類 ぶんるい の結果 けっか に応 おう じて規則 きそく に従 したが い、梱包 こんぽう と表示 ひょうじ を行 おこな って輸送 ゆそう 者 しゃ に申告 しんこく しなければならない。輸送 ゆそう 者 しゃ は荷 に 送 おく 人 ひと が申告 しんこく した分類 ぶんるい に対応 たいおう して定 さだ められた輸送 ゆそう 上 じょう の規則 きそく にしたがって輸送 ゆそう を実施 じっし する。
輸送 ゆそう 者 しゃ は開 ひらけ 梱 こり して荷 に 送 おく 人 ひと の申告 しんこく ・表示 ひょうじ の正 ただ しさを確認 かくにん することはしない(してはならない)ので、荷 に 送 おく 人 ひと の分類 ぶんるい に係 かか わる安全 あんぜん 上 じょう の責任 せきにん は重大 じゅうだい である。
分類 ぶんるい の一覧 いちらん [ 編集 へんしゅう ]
国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 規則 きそく に基 もと づく各種 かくしゅ 絵 え 表示 ひょうじ が見 み られる事例 じれい
危険 きけん 物 ぶつ 船舶 せんぱく 運送 うんそう および貯蔵 ちょぞう 規則 きそく の二 に 章 しょう で定義 ていぎ されている危険 きけん 物 ぶつ は次 つぎ の9 ここの つである。下記 かき の<>内 ない は対応 たいおう する国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく 書 しょ (第 だい 17版 はん )の英語 えいご とその直訳 ちょくやく である。
分類 ぶんるい 1 火薬 かやく 類 るい <Explosives 爆発 ばくはつ 物 ぶつ >
分類 ぶんるい 2 高 こう 圧 あつ ガス <Gases ガス >
分類 ぶんるい 3 引火 いんか 性 せい 液体 えきたい 類 るい <Flammable liquids 引火 いんか 性 せい 液体 えきたい >
分類 ぶんるい 4 可燃 かねん 性 せい 物質 ぶっしつ 類 るい <Flammable solids; substance liable to spontaneous combustion; substances which, on contact with water, emit flammable gases 引火 いんか 性 せい 固体 こたい ; 自然 しぜん 発火 はっか しやすい物質 ぶっしつ ; 水 みず と接触 せっしょく したときに引火 いんか 性 せい ガスを発生 はっせい する物質 ぶっしつ >
分類 ぶんるい 5 酸化 さんか 性 せい 物質 ぶっしつ 類 るい <Oxidizing substances and organic peroxides 酸化 さんか 性 せい 物質 ぶっしつ 及 およ び有機 ゆうき 過 か 酸化 さんか 物 ぶつ >
分類 ぶんるい 6 毒物 どくぶつ 類 るい <Toxic and infectious substances 毒性 どくせい と感染 かんせん 性 せい 物質 ぶっしつ >
分類 ぶんるい 7 放射 ほうしゃ 性 せい 物質 ぶっしつ 等 とう <Radioactive material 放射 ほうしゃ 性 せい 物質 ぶっしつ >
分類 ぶんるい 8 腐食 ふしょく 性 せい 物質 ぶっしつ <Corrosive substance 腐食 ふしょく 性 せい 物質 ぶっしつ >
分類 ぶんるい 9 有害 ゆうがい 性 せい 物質 ぶっしつ < Miscellaneous dangerous substances and articles, including environmental hazardous substances その他 た の危険 きけん な物質 ぶっしつ 及 およ び物品 ぶっぴん 、これには、環境 かんきょう 有害 ゆうがい 物質 ぶっしつ が含 ふく まれる>
クラス1・爆発 ばくはつ 物 ぶつ [ 編集 へんしゅう ]
これを規定 きてい する日本 にっぽん の法令 ほうれい の一 ひと つである「危険 きけん 物 ぶつ 船舶 せんぱく 運送 うんそう 及 およ び貯蔵 ちょぞう 規則 きそく 」では「火薬 かやく 類 るい 」としている。
等級 とうきゅう 1.1 大量 たいりょう 爆発 ばくはつ (mass explosion)の危険 きけん 性 せい (hazard)がある物質 ぶっしつ 及 およ び物品 ぶっぴん (article)。
大量 たいりょう 爆発 ばくはつ とはほぼ瞬間 しゅんかん 的 てき にほとんどすべての貨物 かもつ に影響 えいきょう が及 およ ぶ爆発 ばくはつ と定義 ていぎ される。
等級 とうきゅう 1.2 大量 たいりょう 爆発 ばくはつ の危険 きけん 性 せい がないが、飛散 ひさん の危険 きけん 性 せい がある物質 ぶっしつ 及 およ び物品 ぶっぴん 。
等級 とうきゅう 1.3 大量 たいりょう 爆発 ばくはつ の危険 きけん 性 せい がないが、火災 かさい の危険 きけん 性 せい があり、かつ、弱 よわ い爆風 ばくふう の危険 きけん 性 せい 若 も しくは弱 よわ い飛散 ひさん の危険 きけん 性 せい 又 また はその両方 りょうほう の危険 きけん 性 せい のある物質 ぶっしつ 及 およ び物品 ぶっぴん 。
等級 とうきゅう 1.4 重大 じゅうだい な危険 きけん 性 せい がない物質 ぶっしつ 及 およ び物品 ぶっぴん 。点火 てんか 又 また は起爆 きばく が起 お きた場合 ばあい にその影響 えいきょう が容器 ようき 内 ない に限 かぎ られ、かつ、大 おお きな破片 はへん が飛散 ひさん しないものを含 ふく む。
等級 とうきゅう 1.5 大量 たいりょう 爆発 ばくはつ の危険 きけん 性 せい はあるが、非常 ひじょう に鈍感 どんかん な物質 ぶっしつ 。
等級 とうきゅう 1.6 大量 たいりょう 爆発 ばくはつ の危険 きけん 性 せい がなく、かつ、極 きわ めて鈍感 どんかん な物品 ぶっぴん 。
海上 かいじょう 輸送 ゆそう に係 かか る危険 きけん 物 ぶつ [ 編集 へんしゅう ]
海上 かいじょう 輸送 ゆそう に係 かか る危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう は国際 こくさい 的 てき には日本 にっぽん も加盟 かめい する国際 こくさい 海事 かいじ 機関 きかん (IMO)(国連 こくれん に属 ぞく する専門 せんもん 機関 きかん )によって規定 きてい および管理 かんり の原則 げんそく の策定 さくてい が行 おこな われている。このIMOで、国際 こくさい 海上 かいじょう 危険 きけん 物 ぶつ 規則 きそく (International Maritime Dangerous Goods Code 、IMDGコード[6] )、国際 こくさい バルクケミカル コード(IBCコード)、核 かく 燃料 ねんりょう 物質 ぶっしつ 等 とう 専用 せんよう 運搬船 うんぱんせん の基準 きじゅん (INFコード)等 とう 、国際 こくさい 的 てき な安全 あんぜん 基準 きじゅん を定 さだ めている[7] 。IMDGコードは国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく を基 もと にして定 さだ められている。
IMDGコードは、2004年 ねん 1月 がつ 1日 にち 以前 いぜん は、SOLAS条約 じょうやく 勧告 かんこく であったため部分 ぶぶん 的 てき に国内 こくない 規則 きそく に取 と り入 い れることが可能 かのう であったが、SOLAS条約 じょうやく の改定 かいてい によって、2004年 ねん 1月 がつ 1日 にち からは、同 どう 条約 じょうやく 締約 ていやく 国 こく は改正 かいせい されたIMDGコードの規定 きてい 全 すべ てを国内 こくない 規則 きそく に採 と り入 い れ、実施 じっし することが強制 きょうせい されることになった[8] 。
日本 にっぽん ではこれら国際 こくさい 基準 きじゅん に基 もと づき容器 ようき の強度 きょうど 、表示 ひょうじ 、積載 せきさい 方法 ほうほう 、船舶 せんぱく の構造 こうぞう 、設備 せつび 等 とう の技術 ぎじゅつ 基準 きじゅん を船舶 せんぱく 安全 あんぜん 法 ほう に基 もと づく危険 きけん 物 ぶつ 船舶 せんぱく 運送 うんそう 及 およ び貯蔵 ちょぞう 規則 きそく (危規則 きそく )等 とう で定 さだ めている[7] 。日本 にっぽん の所管 しょかん 官庁 かんちょう は国土 こくど 交通省 こうつうしょう の海事 かいじ 局 きょく [9] である。
船舶 せんぱく による危険 きけん 物 ぶつ の運送 うんそう 基準 きじゅん 等 とう を定 さだ める告示 こくじ (危告示 こくじ )に危険 きけん 物 ぶつ のリスト[10] があり、これはIMDGコードの危険 きけん 物 ぶつ リストに基 もと づいている。
IMDGコードの改正 かいせい においては施行 しこう と強制 きょうせい 化 か に1年 ねん の移行 いこう 措置 そち があるが、国内 こくない 法 ほう では施行 しこう と同時 どうじ に強制 きょうせい 化 か され移行 いこう 措置 そち が設 もう けられていない。通常 つうじょう 、危告示 こくじ は施行 しこう 日 び となる奇 き 数 すう 年 ねん の1月 がつ 1日 にち に先立 さきだ って12月25日 にち から28日 にち あたりに公布 こうふ されることが多 おお い。
航空 こうくう 輸送 ゆそう に係 かか る危険 きけん 物 ぶつ [ 編集 へんしゅう ]
空港 くうこう で見 み られる危険 きけん 物 ぶつ 持 も ち込 こ み禁止 きんし ポスター[11]
危険 きけん 物 ぶつ とは、国連 こくれん がその輸送 ゆそう 危険 きけん 物 ぶつ 勧告 かんこく の定 さだ めている9つの危険 きけん 性 せい 分類 ぶんるい のうちの、1つ以上 いじょう の基準 きじゅん に合致 がっち するものである。荷送 におく り人 じん は危険 きけん 物 ぶつ を正確 せいかく に識別 しきべつ 、分類 ぶんるい 、包装 ほうそう 等級 とうきゅう への割 わ り当 あ てが求 もと められる[12] 。輸送 ゆそう 危険 きけん 物 ぶつ 勧告 かんこく の分類 ぶんるい 基準 きじゅん は、試験 しけん 方法 ほうほう 及 およ び分類 ぶんるい マニュアル(Manual of Tests and Criteria)に記載 きさい されている。これは、元 もと 、危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう に関 かん する国連 こくれん 勧告 かんこく 別冊 べっさつ 「試験 しけん 方法 ほうほう 及 およ び判定 はんてい 基準 きじゅん 」(Recommendations on the Transport of Dangerous Goods, Manual of Tests and Criteria)と呼 よ ばれていたものが、GHSにも対応 たいおう させたものである。[13]
航空 こうくう 輸送 ゆそう に係 かか る危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう は国際 こくさい 的 てき には日本 にっぽん も加盟 かめい する国際 こくさい 民間 みんかん 航空 こうくう 機関 きかん (ICAO)(国連 こくれん に属 ぞく する専門 せんもん 機関 きかん )が定 さだ める国際 こくさい 民間 みんかん 航空 こうくう 条約 じょうやく (Convention on International Civil Aviation)のANNEX18「危険 きけん 物 ぶつ の航空 こうくう 安全 あんぜん 輸送 ゆそう 」により定 さだ められている。このANNEX18を補足 ほそく するために「危険 きけん 物 ぶつ の航空 こうくう 安全 あんぜん 輸送 ゆそう に係 かか る技術 ぎじゅつ 指針 ししん (Technical Instructions for the Safe Transport of Dangerous Goods by Air:ICAO TI)」が、より詳細 しょうさい な内容 ないよう を定 さだ めている。ICAO TIは国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく を基 もと にして定 さだ められている。
業界 ぎょうかい 団体 だんたい 規則 きそく [ 編集 へんしゅう ]
国際 こくさい 航空 こうくう 運送 うんそう 協会 きょうかい (IATA)は、国際 こくさい 規則 きそく の遵守 じゅんしゅ を推進 すいしん する目的 もくてき で、国際 こくさい 規則 きそく TIをさらに詳細 しょうさい にした 航空 こうくう 危険 きけん 物 ぶつ 規則 きそく 書 しょ (Dangerous Goods Regurations:DGR)を業界 ぎょうかい 団体 だんたい の規則 きそく として定 さだ めている。運用 うんよう 上 じょう の利便 りべん 性 せい を考慮 こうりょ して国際 こくさい 規則 きそく を明確 めいかく 化 か し、場合 ばあい によっては追加 ついか 的 てき な制限 せいげん を加 くわ える場合 ばあい もある。
国際 こくさい 規格 きかく は国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく にあわせて2年 ねん 毎 ごと の改正 かいせい だが、DGRは1年 ねん 毎 ごと の改正 かいせい である。
日本 にっぽん では国際 こくさい 規則 きそく であるANNEX18に基 もと づき航空 こうくう 法 ほう 第 だい 86条 じょう および航空 こうくう 法 ほう 施行 しこう 規則 きそく 第 だい 194条 じょう により危険 きけん 物 ぶつ の航空 こうくう 輸送 ゆそう が規制 きせい される。具体 ぐたい 的 てき な基準 きじゅん 等 とう は「航空機 こうくうき による爆発 ばくはつ 物 ぶつ 等 とう の輸送 ゆそう 基準 きじゅん 等 とう を定 さだ める告示 こくじ 」「航空機 こうくうき による放射 ほうしゃ 性 せい 物質 ぶっしつ 等 とう の輸送 ゆそう 基準 きじゅん を定 さだ める告示 こくじ 」により定 さだ めている。日本 にっぽん の所管 しょかん 官庁 かんちょう は国土 こくど 交通省 こうつうしょう の航空 こうくう 局 きょく である。
船舶 せんぱく による危険 きけん 物 ぶつ の運送 うんそう 基準 きじゅん 等 とう を定 さだ める告示 こくじ (危告示 こくじ )に危険 きけん 物 ぶつ のリストがあり、これはIMDGコードの危険 きけん 物 ぶつ リストに基 もと づいている。
貨物 かもつ と手荷物 てにもつ [ 編集 へんしゅう ]
航空 こうくう 輸送 ゆそう では危険 きけん 物 ぶつ を貨物 かもつ としての輸送 ゆそう する場合 ばあい 、乗客 じょうきゃく ・乗員 じょういん が手荷物 てにもつ として持 も ち込 こ む場合 ばあい 、それぞれに基準 きじゅん がある。
一般 いっぱん 的 てき に航空 こうくう 輸送 ゆそう といえば貨物 かもつ として輸送 ゆそう することを意味 いみ する。
道路 どうろ 輸送 ゆそう に係 かか る危険 きけん 物 ぶつ [ 編集 へんしゅう ]
欧州 おうしゅう 周辺 しゅうへん の規則 きそく [ 編集 へんしゅう ]
複数 ふくすう の国 くに が道路 どうろ で接続 せつぞく された欧州 おうしゅう 周辺 しゅうへん では危険 きけん 物 ぶつ 国際 こくさい 道路 どうろ 輸送 ゆそう 協定 きょうてい (Agreement concerning the International Carriage of Dangerous Goods by Road:ADR)を協定 きょうてい 加盟 かめい 国 こく の規則 きそく として定 さだ め、道路 どうろ 輸送 ゆそう の円滑 えんかつ 化 か を図 はか っている。元々 もともと は欧州 おうしゅう の規則 きそく としてスタートしたが周辺 しゅうへん 国 こく も加盟 かめい し範囲 はんい が拡大 かくだい したことから名称 めいしょう から European が削除 さくじょ された。
ADRは国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく を基 もと にして国際 こくさい 連合 れんごう 欧州 おうしゅう 経済 けいざい 委員 いいん 会 かい (UNECE)により定 さだ められている。
日本 にっぽん では、危険 きけん 物 ぶつ の運搬 うんぱん は消防 しょうぼう 法 ほう 第 だい 16条 じょう により規制 きせい されており、所管 しょかん 官庁 かんちょう は総務 そうむ 省 しょう 消防庁 しょうぼうちょう である。
一方 いっぽう 、旅客 りょかく 自動車 じどうしゃ 運送 うんそう 事業 じぎょう 運輸 うんゆ 規則 きそく (昭和 しょうわ 31年 ねん 運輸省 うんゆしょう 令 れい 第 だい 44号 ごう )第 だい 14条 じょう 、第 だい 52条 じょう に基 もと づいて、バス、タクシー等 とう 人 じん を運送 うんそう する事業 じぎょう における危険 きけん 物 ぶつ の輸送 ゆそう 制限 せいげん が実施 じっし されている。所管 しょかん 官庁 かんちょう は国土 こくど 交通省 こうつうしょう である。
それぞれの国 くに が自国 じこく の規則 きそく を定 さだ めている。多 おお くの国 くに では、国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく を基 もと にしている。
鉄道 てつどう 輸送 ゆそう に係 かか る危険 きけん 物 ぶつ [ 編集 へんしゅう ]
まず手回 てまわ り品 ひん の携行 けいこう について。
鉄道 てつどう 運輸 うんゆ 規程 きてい (昭和 しょうわ 17年 ねん 鉄道 てつどう 省令 しょうれい 第 だい 3号 ごう )において、旅客 りょかく が「火薬 かやく 類 るい 其ノ他 ほか ノ危険 きけん 品 ひん 」を手荷物 てにもつ として託送 たくそう することを禁 きん じ(第 だい 37条 じょう )、「火薬 かやく 類 るい 其ノ他 ほか ノ危険 きけん 品 ひん 」を他 た の品名 ひんめい で貨物 かもつ として託送 たくそう した際 さい の措置 そち (割増 わりまし 運賃 うんちん 請求 せいきゅう 及 およ び損害 そんがい 賠償 ばいしょう 請求 せいきゅう )について定 さだ めている(第 だい 59条 じょう )。
ここでは、「危険 きけん 品 ひん 」と呼 よ んでいるが、日常 にちじょう では「危険 きけん 物 ぶつ 」と呼 よ んでいることも少 すく なくない[14] [15] 。
実際 じっさい の詳細 しょうさい な運用 うんよう 規則 きそく については各 かく 鉄道 てつどう 会社 かいしゃ の旅客 りょかく 営業 えいぎょう 規則 きそく によっている。JR東日本 ひがしにっぽん の例 れい では第 だい 307条 じょう 手回 てまわ り品 ひん 及 およ び持込 もちこめ 禁制 きんせい 品 ひん で定 さだ めている[16] 。東海道新幹線 とうかいどうしんかんせん 火災 かさい 事件 じけん の再発 さいはつ 防止 ぼうし のため、大幅 おおはば に制限 せいげん が厳 きび しくなった。
つぎに貨物 かもつ 列車 れっしゃ による輸送 ゆそう について。
日本 にっぽん 貨物 かもつ 鉄道 てつどう (JR貨物 かもつ )では、の平成 へいせい 19年 ねん 10月 がつ に『貨物 かもつ 運送 うんそう 約款 やっかん 』を改訂 かいてい し、危険 きけん 物 ぶつ (危険 きけん 品 ひん )の分類 ぶんるい を国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく に準 じゅん じたものにした。また、危険 きけん 物 ぶつ を輸送 ゆそう する際 さい の荷主 にぬし 、利用 りよう 運送 うんそう 事業 じぎょう 者 しゃ 、JR日本 にっぽん 貨物 かもつ 間 あいだ の責任 せきにん を明確 めいかく 化 か した[17] 。その貨物 かもつ 運送 うんそう 約款 やっかん 第 だい 4章 しょう 危険 きけん 品 ひん 輸送 ゆそう の特 とく 則 そく では、国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく を大元 おおもと とする国連 こくれん 番号 ばんごう と容器 ようき 等級 とうきゅう を貨物 かもつ 運送 うんそう 状 じょう 記事 きじ 欄 らん への記載 きさい を求 もと めている[18] 。JR貨物 かもつ は、また、危険 きけん 物 ぶつ (危険 きけん 品 ひん )の貨物 かもつ 取扱 とりあつかい について『危険 きけん 品 ひん 託送 たくそう 方法 ほうほう のご案内 あんない (コンテナ貨物 かもつ )』なる冊子 さっし を発行 はっこう している[19] 。分類 ぶんるい は国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく に準 じゅん じているが、容器 ようき ・表示 ひょうじ などの基準 きじゅん については消防 しょうぼう 法 ほう を適用 てきよう している品目 ひんもく もあり詳細 しょうさい は輸送 ゆそう を委託 いたく するフォワーダーを通 つう じて個別 こべつ に確認 かくにん が必要 ひつよう である。
GHSによる危険 きけん 物 ぶつ [ 編集 へんしゅう ]
国際 こくさい 連合 れんごう の危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく とそれに基 もと づく各 かく モード(航空 こうくう 、海上 かいじょう 、陸上 りくじょう 、鉄道 てつどう )の規則 きそく はすべて輸送 ゆそう 安全 あんぜん に限定 げんてい されたものである。これを貯蔵 ちょぞう や使用 しよう まで拡大 かくだい したものがGHS であるといってよい。
GHS01 爆発 ばくはつ 物 ぶつ
GHS02 可燃 かねん 性 せい
GHS03 支 ささえ 燃 もえ 性 せい ・酸化 さんか 性 せい 物質 ぶっしつ
GHS04 該当 がいとう なし
GHS05 腐食 ふしょく 性 せい 物質 ぶっしつ
GHS06 急性 きゅうせい 毒性 どくせい (高 こう 毒性 どくせい )
GHS07 急性 きゅうせい 毒性 どくせい (低 てい 毒性 どくせい )
GHS08 経口 けいこう ・吸飲 きゅういん による有害 ゆうがい 性 せい
GHS09 水生 すいせい 環境 かんきょう 有害 ゆうがい 性 せい
日本 にっぽん の消防 しょうぼう 法 ほう に定 さだ める危険 きけん 物 ぶつ [ 編集 へんしゅう ]
この
節 ふし は
特 とく に
記述 きじゅつ がない
限 かぎ り、
日本 にっぽん 国内 こくない の
法令 ほうれい について
解説 かいせつ しています。また
最新 さいしん の
法令 ほうれい 改正 かいせい を
反映 はんえい していない
場合 ばあい があります。
ご自身 じしん が現実 げんじつ に遭遇 そうぐう した事件 じけん については法律 ほうりつ 関連 かんれん の専門 せんもん 家 か にご相談 そうだん ください。 免責 めんせき 事項 じこう もお読 よ みください。
消防 しょうぼう 法 ほう において火災 かさい の原因 げんいん となりかねないため、製造 せいぞう ・貯蔵 ちょぞう ・取扱 とりあつかい 設備 せつび の設置 せっち および製造 せいぞう ・貯蔵 ちょぞう ・取扱 とりあつかい 数量 すうりょう 上限 じょうげん が規制 きせい 対象 たいしょう となっている物質 ぶっしつ の総称 そうしょう である。全 すべ て常温 じょうおん で固体 こたい もしくは液体 えきたい で、気体 きたい は含 ふく まれない。具体 ぐたい 的 てき には、消防 しょうぼう 法 ほう 第 だい 2条 じょう 第 だい 7項 こう に「別表 べっぴょう 第 だい 一 いち の品名 ひんめい 欄 らん に掲 かか げる物品 ぶっぴん で、同 どう 表 ひょう に定 さだ める区分 くぶん に応 おう じ同 どう 表 ひょう の性質 せいしつ 欄 らん に掲 かか げる性状 せいじょう を有 ゆう するもの」と定義 ていぎ されているもので、これら危険 きけん 物 ぶつ の製造 せいぞう ・貯蔵 ちょぞう ・取扱 とりあつかい 設備 せつび は消防 しょうぼう 機関 きかん の有無 うむ に応 おう じ市町村 しちょうそん 長等 ながら の設置 せっち 許可 きょか が必要 ひつよう である。
また、引火 いんか 点 てん が危険 きけん 物 ぶつ よりも高 たか い可燃 かねん 性 せい 物質 ぶっしつ は、消防 しょうぼう 法 ほう では指定 してい 可燃 かねん 物 ぶつ と呼 よ ばれ、貯蔵 ちょぞう 量 りょう の多 おお い場合 ばあい に消防署 しょうぼうしょ 長 ちょう に届出 とどけで が必要 ひつよう となる。具体 ぐたい 的 てき には、紙 かみ くず、わら、可燃 かねん 性 せい 液体 えきたい 類 るい がこれにあたる。
危険 きけん 物 ぶつ あるいは指定 してい 可燃 かねん 物 ぶつ の品目 ひんもく は政令 せいれい 等 とう で指定 してい され、危険 きけん 物 ぶつ 品目 ひんもく が指定 してい 可燃 かねん 物品 ぶっぴん 目 め へと変更 へんこう になる場合 ばあい もある。
危険 きけん 物 ぶつ は品種 ひんしゅ ごとに一般 いっぱん 的 てき に取 と り扱 あつか える数量 すうりょう を規定 きてい しており、それ以上 いじょう の量 りょう を貯蔵 ちょぞう または扱 あつか う場合 ばあい は消防 しょうぼう 法 ほう に定 さだ められた規則 きそく にのっとった設備 せつび ・施設 しせつ が必要 ひつよう であり、品種 ひんしゅ に応 おう じた危険 きけん 物 ぶつ 取扱 とりあつかい 者 しゃ による作業 さぎょう または監督 かんとく を必要 ひつよう とする。
例 れい :ガソリン (危険 きけん 物 ぶつ 第 だい 4類 るい 、第 だい 1石油 せきゆ 類 るい 、非 ひ 水溶 すいよう 性 せい )は指定 してい 数量 すうりょう の200リットルまでは資格 しかく が無 な くても扱 あつか える。したがって、一般 いっぱん 乗用車 じょうようしゃ のガソリンタンク容量 ようりょう は200リットルを超 こ えることはない。以前 いぜん この指定 してい 数量 すうりょう が100リットルであった時代 じだい は、乗用車 じょうようしゃ のガソリンタンクも100リットル以下 いか であった。
以下 いか の6種類 しゅるい に分 わ けられ、第 だい 1類 るい から第 だい 6類 るい に分類 ぶんるい される。(固体 こたい と液体 えきたい の両方 りょうほう は、第 だい 3類 るい と第 だい 5類 るい 。不燃 ふねん 性 せい 物質 ぶっしつ は、第 だい 1類 るい と第 だい 6類 るい 。)
酸化 さんか 性 せい 固体 こたい :それ自体 じたい は燃焼 ねんしょう しないが、可燃 かねん 物 ぶつ を酸化 さんか して激 はげ しい燃焼 ねんしょう や爆発 ばくはつ を引 ひ き起 お こす固体 こたい 。
可燃 かねん 性 せい 固体 こたい :着火 ちゃっか しやすい固体 こたい や低温 ていおん で引火 いんか しやすい固体 こたい 。
自然 しぜん 発火 はっか 性 せい 物質 ぶっしつ 及 およ び禁 きん 水性 すいせい 物質 ぶっしつ :空気 くうき や水 みず と接触 せっしょく して、発火 はっか したり可燃 かねん 性 せい ガス を出 だ したりする物質 ぶっしつ 。
引火 いんか 性 せい 液体 えきたい :引火 いんか しやすい液体 えきたい 。ガソリンや灯油 とうゆ などの液体 えきたい 燃料 ねんりょう がこの類 るい になる。その中 なか で、危険 きけん な順 じゅん に以下 いか の順序 じゅんじょ で分類 ぶんるい される。たとえば、第 だい 2石油 せきゆ 類 るい よりも第 だい 1石油 せきゆ 類 るい の方 ほう が危険 きけん なので、保管 ほかん できる指定 してい 数量 すうりょう は小 ちい さくなり、容器 ようき に求 もと められる安全 あんぜん 性 せい も高 たか くなってくる。
引火 いんか 性 せい 液体 えきたい は、液体 えきたい 自身 じしん に火 ひ が点 つ くのではなく、液体 えきたい から発生 はっせい する蒸気 じょうき (揮発 きはつ し気体 きたい 化 か したもの)に火 ひ が点 つ く(蒸発 じょうはつ 燃焼 ねんしょう )。危険 きけん 物 ぶつ の中 なか で唯一 ゆいいつ 、一部 いちぶ を取 と り扱 あつか う事 こと のできる丙 へい 種 しゅ 資格 しかく が存在 そんざい する。
第 だい 3石油 せきゆ 類 るい ・第 だい 4石油 せきゆ 類 るい ・動植物 どうしょくぶつ 油 あぶら 類 るい は引火 いんか 点 てん が高 たか く、加熱 かねつ しない限 かぎ り引火 いんか する危険 きけん 性 せい はない。しかしいったん火災 かさい になった場合 ばあい は液 えき 温 ゆたか が非常 ひじょう に高 たか くなるため、消火 しょうか が困難 こんなん な状況 じょうきょう となる場合 ばあい もある。
また、一部 いちぶ 例外 れいがい もあるが、引火 いんか 性 せい 液体 えきたい の主 おも な特徴 とくちょう として「液 えき 比重 ひじゅう が1よりも小 ちい さい(水 みず よりも軽 かる い)、発生 はっせい する蒸気 じょうき は空気 くうき よりも重 おも い、水 みず に溶 と けない(アセトアルデヒド・アルコール類 るい ・酢酸 さくさん ・グリセリンなど水溶 すいよう 性 せい のものを除 のぞ く)、電気 でんき の不 ふ 良導体 りょうどうたい である」という性質 せいしつ を持 も つ。
特殊 とくしゅ 引火 いんか 物 ぶつ
1気圧 きあつ で、発火 はっか 点 てん が 100°C 以下 いか 、又 また は引火 いんか 点 てん が −20°C 以下 いか で沸点 ふってん が 40°C 以下 いか のもの。
ジエチルエーテル 、二硫化炭素 にりゅうかたんそ 、アセトアルデヒド 、酸化 さんか プロピレン 、ペンタン 、イソペンタン 、ギ酸 ぎさん メチル など。
第 だい 1石油 せきゆ 類 るい
1気圧 きあつ で、引火 いんか 点 てん が 21°C 未 み 満 まん のもの。
アセトン 、ガソリン 、ベンゼン 、トルエン 、ピリジン 、臭 におい 化 か エチル 、ギ酸 ぎさん エチル 、酢酸 さくさん エチル 、メチルエチルケトン 、トリエチルアミン 、アクロレイン 、アクリロニトリル 、エチレンイミン 、アセトニトリル 。
アルコール類 るい
1分子 ぶんし を構成 こうせい する炭素 たんそ 数 すう 3以下 いか の飽和 ほうわ 1価 か アルコール 。
メチルアルコール 、エチルアルコール 、プロピルアルコール 。
第 だい 2石油 せきゆ 類 るい
1気圧 きあつ で、引火 いんか 点 てん が 21°C 以上 いじょう 70°C 未 み 満 まん のもの。
灯油 とうゆ 、軽油 けいゆ 、酢酸 さくさん 、無水 むすい 酢酸 さくさん 、キシレン 、クロロベンゼン 、ニトロメタン 、テレビン油 てれびんゆ 、スチレンモノマー 、アクリル酸 さん 、N,N-ジメチルホルムアミド 、プロピオン酸 さん 。
第 だい 3石油 せきゆ 類 るい
1気圧 きあつ で、温度 おんど 20°C で液体 えきたい であって、引火 いんか 点 てん が 70°C 以上 いじょう 200°C 未 み 満 まん のもの。
重油 じゅうゆ 、クレオソート油 ゆ 、クレゾール 、アニリン 、ニトロベンゼン 、グリセリン 、エチレングリコール 、トリレンジイソシアネート 、2サイクル エンジンオイル 。
第 だい 4石油 せきゆ 類 るい
1気圧 きあつ で、温度 おんど 20°C で液体 えきたい であって、引火 いんか 点 てん が 200°C 以上 いじょう 250°C 未 み 満 まん のもの。
潤滑油 じゅんかつゆ (ギヤー油 ゆ 、シリンダー油 ゆ 、タービン油 ゆ )、リン酸 さん トリクレジル 、フタル酸 さん ジオクチル 。
動植物 どうしょくぶつ 油 あぶら 類 るい
動植物 どうしょくぶつ 油 あぶら 類 るい とは、動物 どうぶつ の脂 あぶら 肉 にく 等 ひとし 又 また は植物 しょくぶつ の種子 しゅし 若 も しくは果肉 かにく から抽出 ちゅうしゅつ したものであって、1気圧 きあつ において引火 いんか 点 てん が 250°C 未 み 満 まん のものをいい、総務 そうむ 省令 しょうれい で定 さだ めるところにより貯蔵 ちょぞう 保管 ほかん されているものを除 のぞ く。
椰子 やし 油 ゆ 、アマニ油 ゆ 。
自己 じこ 反応 はんのう 性 せい 物質 ぶっしつ :加熱 かねつ や衝撃 しょうげき で、分子 ぶんし 内 ない に含 ふく まれる酸素 さんそ が助 じょ 燃 もえ 剤 ざい となることで激 はげ しく燃 も えたり爆発 ばくはつ したりする物質 ぶっしつ 。これらの物質 ぶっしつ が原因 げんいん の火災 かさい は、消火 しょうか が困難 こんなん である。
酸化 さんか 性 せい 液体 えきたい :それ自体 じたい は燃焼 ねんしょう しないが、可燃 かねん 物 ぶつ を酸化 さんか して激 はげ しい燃焼 ねんしょう や爆発 ばくはつ を引 ひ き起 お こす液体 えきたい 。
一定 いってい の数量 すうりょう を指定 してい して、その数量 すうりょう 以上 いじょう を取 と り扱 あつか ったり保管 ほかん したりする場合 ばあい に、届出 とどけで が必要 ひつよう になる基準 きじゅん 数量 すうりょう である。危険 きけん 性 せい が高 たか いほど指定 してい 数量 すうりょう が少 すく なくなる。その何 なん 倍 ばい 、あるいは、何 なん 分 ぶん の一 いち で規制 きせい の内容 ないよう が変 か わる。各 かく 指定 してい 数量 すうりょう は次 つぎ のとおり。
第 だい 1類 るい :酸化 さんか 性 せい 固体 こたい
第 だい 1種 しゅ 酸化 さんか 性 せい 固体 こたい :50kg
第 だい 2種 しゅ 酸化 さんか 性 せい 固体 こたい :300kg
第 だい 3種 しゅ 酸化 さんか 性 せい 固体 こたい :1,000kg
第 だい 2類 るい :可燃 かねん 性 せい 固体 こたい
硫化 りゅうか リン :100kg
赤 あか リン :100kg
硫黄 いおう :100kg
鉄 てつ 粉 こ :500kg
第 だい 1種 しゅ 可燃 かねん 性 せい 固体 こたい :100kg
第 だい 2種 しゅ 可燃 かねん 性 せい 固体 こたい :500kg
引火 いんか 性 せい 固体 こたい :1,000kg
第 だい 3類 るい :自然 しぜん 発火 はっか 性 せい 物質 ぶっしつ 及 およ び禁 きん 水性 すいせい 物質 ぶっしつ
カリウム :10kg
ナトリウム :10kg
アルキルアルミニウム:10kg
アルキルリチウム:10kg
黄 き リン :20kg
第 だい 1種 しゅ 自然 しぜん 発火 はっか 性 せい 物質 ぶっしつ 及 およ び禁 きん 水性 すいせい 物質 ぶっしつ :10kg
第 だい 2種 しゅ 自然 しぜん 発火 はっか 性 せい 物質 ぶっしつ 及 およ び禁 きん 水性 すいせい 物質 ぶっしつ :50kg
第 だい 3種 しゅ 自然 しぜん 発火 はっか 性 せい 物質 ぶっしつ 及 およ び禁 きん 水性 すいせい 物質 ぶっしつ :300kg
第 だい 4類 るい :引火 いんか 性 せい 液体 えきたい
特殊 とくしゅ 引火 いんか 物 ぶつ :50L
第 だい 1石油 せきゆ 類 るい
非 ひ 水溶 すいよう 性 せい 液体 えきたい :200L
水溶 すいよう 性 せい 液体 えきたい :400L
アルコール 類 るい :400L
第 だい 2石油 せきゆ 類 るい
非 ひ 水溶 すいよう 性 せい 液体 えきたい :1,000L
水溶 すいよう 性 せい 液体 えきたい :2,000L
第 だい 3石油 せきゆ 類 るい
非 ひ 水溶 すいよう 性 せい 液体 えきたい :2,000L
水溶 すいよう 性 せい 液体 えきたい :4,000L
第 だい 4石油 せきゆ 類 るい :6,000L
動植物 どうしょくぶつ 油 ゆ 類 るい :10,000L
第 だい 5類 るい :自己 じこ 反応 はんのう 性 せい 物質 ぶっしつ
第 だい 1種 しゅ 自己 じこ 反応 はんのう 性 せい 物質 ぶっしつ :10kg
第 だい 2種 しゅ 自己 じこ 反応 はんのう 性 せい 物質 ぶっしつ :100kg
第 だい 6類 るい :酸化 さんか 性 せい 液体 えきたい
以下 いか のような方法 ほうほう で倍数 ばいすう 計算 けいさん を行 おこな う。
同一 どういつ の危険 きけん 物 ぶつ を同一 どういつ の場所 ばしょ で貯蔵 ちょぞう し、又 また は取 と り扱 あつか う場合 ばあい (倍数 ばいすう が1以上 いじょう なら危険 きけん 物 ぶつ 施設 しせつ となり許可 きょか が必要 ひつよう 。)
貯蔵 ちょぞう ・取扱 とりあつか う危険 きけん 物 ぶつ の数量 すうりょう
= 倍数 ばいすう
指定 してい 数量 すうりょう
品名 ひんめい の違 ちが う危険 きけん 物 ぶつ を同 どう 一 いち 場所 ばしょ で貯蔵 ちょぞう し、又 また は取 と り扱 あつか う場合 ばあい (倍数 ばいすう が1以上 いじょう の場合 ばあい 、当該 とうがい 場所 ばしょ は指定 してい 数量 すうりょう 以上 いじょう の危険 きけん 物 ぶつ を貯蔵 ちょぞう し、又 また は取 と り扱 あつか っているものとみなされる。)
Aの貯蔵 ちょぞう 量 りょう
+
Bの貯蔵 ちょぞう 量 りょう
+
Cの貯蔵 ちょぞう 量 りょう
= 倍数 ばいすう
Aの指定 してい 数量 すうりょう
Bの指定 してい 数量 すうりょう
Cの指定 してい 数量 すうりょう
道路 どうろ の通行 つうこう 規制 きせい [ 編集 へんしゅう ]
危険 きけん 物 ぶつ 積載 せきさい 車両 しゃりょう は、道路 どうろ 法 ほう 第 だい 46条 じょう 第 だい 3項 こう に基 もと づき、水底 みなそこ トンネル の通行 つうこう が禁止 きんし ・制限 せいげん されている。延長 えんちょう 5,000 m以上 いじょう の長大 ちょうだい トンネル、水際 みずぎわ にあり路面 ろめん の高 たか さが水面 すいめん 以下 いか のトンネルも、水底 みなそこ トンネルに準 じゅん じた扱 あつか いで同様 どうよう の措置 そち がなされる。これは道路 どうろ 法 ほう の規定 きてい に基 もと づき、道路 どうろ 管理 かんり 者 しゃ が指定 してい する[20] 。
危険 きけん 物 ぶつ 積載 せきさい 車 しゃ が通行 つうこう 禁止 きんし となっている恵那山 えなさん トンネル
危険 きけん 物 ぶつ 積載 せきさい トラック に掲載 けいさい されているマーク
日本 にっぽん 国外 こくがい でも、ゴッタルド道路 どうろ トンネル (スイス )のように、長大 ちょうだい トンネルでは危険 きけん 物 ぶつ 積載 せきさい 車両 しゃりょう の通行 つうこう が禁止 きんし ・制限 せいげん されている[21] 。
日本 にっぽん の道路 どうろ トンネルでは、関越 かんえつ トンネル (関越 かんえつ 自動車 じどうしゃ 道 どう )・飛 ひ 驒トンネル (東海 とうかい 北陸 ほくりく 自動車 じどうしゃ 道 どう )・栗子 くりご トンネル (東北 とうほく 中央 ちゅうおう 自動車 じどうしゃ 道 どう )・恵那山 えなさん トンネル (中央 ちゅうおう 自動車 じどうしゃ 道 どう )など延長 えんちょう 5,000m以上 いじょう の長大 ちょうだい トンネルでこの規定 きてい が適用 てきよう されているが、山手 やまて トンネル (首都高 しゅとこう 速 そく 中央 ちゅうおう 環状 かんじょう 線 せん )、アクアトンネル(東京湾 とうきょうわん アクアライン )、横浜 よこはま 北 きた トンネル (首都高 しゅとこう 速 そく 神奈川 かながわ 7号 ごう 横浜 よこはま 北 きた 線 せん )など長大 ちょうだい トンネルと水底 みなそこ トンネルの両方 りょうほう の条件 じょうけん に該当 がいとう するものもある。
近年 きんねん では樽峠 たるとうげ トンネル (中部 ちゅうぶ 横断 おうだん 自動車 じどうしゃ 道 どう )・新 しん 区 く 界 かい トンネル (国道 こくどう 106号 ごう )・箕面 みのお トンネル (新 しん 名神 めいしん 高速 こうそく 道路 どうろ )[22] [23] ・大 だい 万木 まんぎ トンネル (松江 まつえ 自動車 じどうしゃ 道 どう )などのように、通行 つうこう 規制 きせい を回避 かいひ するため、意図 いと 的 てき にトンネル延長 えんちょう を5,000 m未満 みまん (4,900 m台 だい )に抑 おさ えている事例 じれい もあり[24] 、新 しん 東名高速道路 とうめいこうそくどうろ と新 しん 名神 めいしん 高速 こうそく 道路 どうろ に至 いた っては、危険 きけん 物 ぶつ 積載 せきさい 車両 しゃりょう の同 どう 一 いち 区間 くかん 走行 そうこう を実現 じつげん させるため、5,000 mを超 こ えるトンネルを避 さ けたルートとなっている。
2016年 ねん (平成 へいせい 28年 ねん )に条件 じょうけん 付 つ きの規制 きせい 緩和 かんわ が行 おこな われ、災害 さいがい 時 とき に被災 ひさい 地 ち へ迅速 じんそく なエネルギー輸送 ゆそう が行 おこな えるよう、タンクローリーなど、危険 きけん 物 ぶつ 積載 せきさい 車 しゃ の前後 ぜんご に誘導 ゆうどう 車 しゃ を伴 ともな って長大 ちょうだい トンネルの走行 そうこう ができる、「エスコート通行 つうこう 方式 ほうしき 」が導入 どうにゅう された[25] 。
国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく の定義 ていぎ との違 ちが い[ 編集 へんしゅう ]
国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく における危険 きけん 物 ぶつ と、日本 にっぽん の消防 しょうぼう 法 ほう における危険 きけん 物 ぶつ の定義 ていぎ が異 こと なることに注意 ちゅうい が必要 ひつよう である。例 れい を挙 あ げると、消防 しょうぼう 法 ほう では引火 いんか 点 てん 250°C 以下 いか の液体 えきたい を危険 きけん 物 ぶつ 第 だい 4類 るい の引火 いんか 性 せい 液体 えきたい としているが、国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく では引火 いんか 点 てん が60°C 以下 いか (かつ初 はつ 留 とめ 点 てん が35°C 以上 いじょう )の液体 えきたい を危険 きけん 物 ぶつ クラス3の引火 いんか 性 せい 液体 えきたい としている。[26]
この違 ちが いの理解 りかい は単 たん に国際 こくさい 実務 じつむ を行 おこな う時 とき に重要 じゅうよう なのではなく、日本 にっぽん 国内 こくない での危険 きけん 物 ぶつ についての法令 ほうれい を遵守 じゅんしゅ した実務 じつむ を行 おこな う際 さい にも重要 じゅうよう である。それは、消防 しょうぼう 法 ほう において陸上 りくじょう で自動車 じどうしゃ による危険 きけん 物 ぶつ の輸送 ゆそう を規制 きせい しており、海上 かいじょう での輸送 ゆそう については国連 こくれん 危険 きけん 物 ぶつ 輸送 ゆそう 勧告 かんこく や国際 こくさい 条約 じょうやく 等 とう に従 したが っている船舶 せんぱく 安全 あんぜん 法 ほう に基 もと づく「船舶 せんぱく による危険 きけん 物 ぶつ の運送 うんそう 基準 きじゅん 等 とう を定 さだ める告示 こくじ 」(危告示 こくじ )により、危険 きけん 物 ぶつ が定義 ていぎ ・規制 きせい されている。同様 どうよう に航空 こうくう 法 ほう 施行 しこう 規則 きそく (昭和 しょうわ 二 に 十 じゅう 七 なな 年 ねん 運輸省 うんゆしょう 令 れい 第 だい 五 ご 十 じゅう 六 ろく 号 ごう )第 だい 百 ひゃく 九 きゅう 十 じゅう 四 よん 条 じょう 第 だい 一 いち 項 こう 第 だい 九 きゅう 号 ごう 並 なら びに同 どう 条 じょう 第 だい 二 に 項 こう 第 だい 一 いち 号 ごう 、第 だい 三 さん 号 ごう 及 およ び第 だい 四 よん 号 ごう の規定 きてい に基 もと づく「航空機 こうくうき による爆発 ばくはつ 物 ぶつ 等 とう の輸送 ゆそう 基準 きじゅん 等 とう を定 さだ める告示 こくじ 」により、航空 こうくう 輸送 ゆそう における危険 きけん 物 ぶつ が定義 ていぎ されている。