反魂香
もとは
なお
- 按の『
内 傳 』では「西海 聚窟州 有 返 魂 樹 狀 如楓柏 花 葉 香 聞百 裡 采 其根於釜中 水 煮 取 汁 煉 之 如漆 乃香成 也 其名有 六 曰返魂 驚 精 回生 振 靈 馬 精 卻死 凡有疫死者 燒 豆 許 熏之再 活 故 曰返魂 」西海 聚窟州 にある返 魂 樹 という木 の香 で楓 または柏 に似 た花 と葉 を持 ち、香 を百 里 先 に聞 き、その根 を煮 てその汁 を練 って作 ったものを返 魂 といい、それを豆粒 ほどを焚 いただけで、病 に果 てた死者 生 返 らすことができると記述 している。 張 華 の『博物 志 (張 華 )(中国 語 :博物 志 (張 華 ))』では「武 帝 時 西域 月 氏 國 度 弱 水 貢 此香三 枚 大 如燕卵 黑 如桑椹 值長安 大 疫西 使 請燒一 枚 辟之宮中 病者 聞之即 起 香 聞百 裡 數日 不 歇 疫死未 三 日 者 熏之皆 活 乃返生神 藥 也返魂 香 」とあり、武 帝 の時 長安 で疫病 が大 流行 していたおり、西域 月 氏 国 から献上 された香 には病人 に嗅 がせるだけでたちどころにその生気 を甦 えらせるという効能 で知 られていたが、上質 なものになると死 に果 てた者 でも3日 の内 であれば必 ずこの香 で蘇 らせることができた[4]と記述 されている。ただしこれについて『本草 綱目 』作者 李 時 珍 は「此説雖渉詭怪然 理外 之 事 容 或 有 之 未 可 便 指 為 謬也」と批判 している。
関連 項目
[脚注
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白 居 易 著 「李 夫人 詩 」、前野 直 彬 監修 編 『中国 古典 詩 聚花』 3巻 、小学館 、1984年 、70-80頁 。ISBN 978-4-09-915003-7。 - ^
夜食 時分 著 「好色 敗 毒 散 」、長谷川 強 校 中 ・訳 編 『浮世草子 集 』小学 館 〈新編 日本 古典 文学 全集 〉、2000年 、37-40頁 。ISBN 978-4-09-658065-3。 - ^
李 時 珍 (中国 語 ),本草 綱目 /木 之 一 #.E8.BF.94.E9.AD.82.E9.A6.99, ウィキソースより閲覧 。 - ^
寺島 良 安 著 、島田 勇雄 ・竹島 純夫 ・樋口 元 巳 訳注 編 『和漢 三 才 図会 』 15巻 、平凡社 〈東洋文庫 〉、1987年 、76頁 。ISBN 978-4-582-80516-1。