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大岡おおおかおや

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大岡おおおか おや
時代じだい 鎌倉かまくら時代ときよ前期ぜんき
生誕せいたん 不明ふめい
死没しぼつ 元久もとひさ2ねん1205ねん以降いこう
別名べつめい 四郎しろう大岡おおおか判官ほうがん[1]
官位かんい 検非違使けびいしじょう[2]備前びぜんもり[3]
幕府ばくふ 鎌倉かまくら幕府ばくふ 御家人ごけにん
主君しゅくん みなもとよりゆきじつあさ
氏族しぞく 藤原ふじわら[4]駿河するがまき
父母ちちはは だい舎人とねりまことそうちかし[1]
兄弟きょうだい まき三郎さぶろう?、どきおやまき正親まさちかまきほう[1]
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大岡おおおか おや(おおおか ときちか)は、鎌倉かまくら時代ときよ前期ぜんき武士ぶし北条ほうじょう時政ときまさ後妻ごさいまきほうあに

かんしょう』には大岡おおおか判官ほうがんおや、『吾妻あづまきょう』には大岡おおおか判官ほうがんおや大岡おおおか備前びぜん守時もりときおやとある[2]。『かんしょう』によるとちちだい舎人とねりまことそうちかしで、『吾妻あづまきょう』にまきほう兄弟きょうだいえる武者むしゃしょそうちかしまき三郎さぶろうそうちかしまき武者むしゃしょ同名どうめいである[5]。『かんしょう』における続柄つづきがらと『吾妻あづまきょう』における続柄つづきがら折衷せっちゅうしてだい舎人とねりまことそうちかし武者むしゃしょむねおやどう一人物いちじんぶつとするせつがある[6]一方いっぽうで、だい舎人とねりまことそうちかし武者むしゃしょむねおや別人べつじん解釈かいしゃくし、後者こうしゃを『吾妻あづまきょう』において武者むしゃしょそうちかしわりにあらわれる大岡おおおか備前びぜん守時もりときおやどう一人物いちじんぶつとするせつもある(『吾妻あづまきょう』では武者むしゃしょそうちかし大岡おおおか備前びぜん守時もりときおや続柄つづきがら言及げんきゅうはない)[7]。またまき三郎さぶろうそうちかしとするのは『吾妻あづまきょう』の錯誤さくごで、三郎さぶろうそうちかしときおやあにとするせつもある[8]

かんしょう』にはじょうになったとある。『吾妻あづまきょう』によるとときおやいもうと婿むこでもあるときせい側近そっきんとして活動かつどうし、たてひとし3ねん1203ねん)に時政ときまさ指示しじ比企ひきのういんへんにおける比企ひきほう戦死せんししゃ実検じっけん担当たんとうしている。同年どうねん比叡山ひえいざん延暦寺えんりゃくじどうしゅがく対立たいりつして争乱そうらんとなったさい朝廷ちょうてい派遣はけんした鎮定ちんていぐんしょうとして横川よこかわ方面ほうめん出陣しゅつじんする[9]元久もとひさ2ねん1205ねん3がつ臨時りんじ除目じもく備前びぜんもり任官にんかん[4]同年どうねん畠山はたけやま重忠しげただらんさいにはまきほう使者ししゃとしてそとおい北条ほうじょうよしとき説得せっとくして畠山はたけやま討伐とうばつがわんだが、戦後せんごまき事件じけんらによって時政ときまさ失脚しっきゃくすると、ときおやもそれをかたち出家しゅっけした[2]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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出典しゅってん

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参考さんこう文献ぶんけん

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  • 東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさんしょ へんだい日本にっぽん史料しりょう だいよんへん』 3かん東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱんかい、1969ねんISBN 9784130901536 
  • 東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさんしょ へんだい日本にっぽん史料しりょう だいよんへん』 7かん東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱんかい、1970a。ISBN 9784130901574 
  • 東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさんしょ へんだい日本にっぽん史料しりょう だいよんへん』 8かん東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱんかい、1970b。ISBN 9784130901581 
  • 永井ながい路子みちこみなもと頼朝よりとも世界せかい中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、1979ねん 
  • 静岡しずおかけん地名ちめい編集へんしゅう委員いいんかい へん大岡おおおかしょう」『日本にっぽん歴史れきし地名ちめい大系たいけい』 22かん静岡しずおかけん地名ちめい》、平凡社へいぼんしゃ、2000ねんISBN 4582490220 
  • 上田うえだただしあきら; 西澤にしざわ潤一じゅんいち; 平山ひらやま郁夫いくお ほか へんまきはじめおや」『日本人にっぽんじんめいだい辞典じてん講談社こうだんしゃ、2001ねんISBN 9784062108003 
  • 野口のぐちみのる伊豆いず北条ほうじょう周辺しゅうへん時政ときまさ評価ひょうかするための覚書おぼえがき―」『研究けんきゅう紀要きようだい20ごう京都女子大学きょうとじょしだいがく宗教しゅうきょう文化ぶんか研究所けんきゅうじょ、2007ねん