大だい興きょう安やす嶺みね山脈さんみゃく

根ね河かわ湿地しっち付近ふきん

大だい興きょう安やす嶺みね山脈さんみゃく（だいこうあんれいさんみゃく、中国ちゅうごく語ご簡体字かんたいじ：大だい兴安岭 Dàxīng'ānlǐng、満州まんしゅう語ご：ᠠᠮᠪᠡ
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ᡩᠠᠪᠠᡤᠠᠨ、転写てんしゃ：amba hinggan dabagan、モンゴル語ご：ᠶᠡᠭᠡ
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ᠲᠠᠪᠠᠭ᠎᠎᠎ᠠ、キリル文字もじ表記ひょうき：Их Хянган дабаа、大だいヒンガンとも）は満まん洲しゅう・黒竜江こくりゅうこう省しょうおよび内モンゴル自治うちもんごるじち区く北部ほくぶの火山かざんの山脈さんみゃくである。南北なんぼく約やく1,200kmの長ながさに延のびており、南みなみに行いくに従したがい狭せまくなっていく。東ひがしの満まん洲しゅうと西にしのモンゴル高原こうげんを分わかつ。

針葉樹しんようじゅ林りんまたは針はり広ひろ混交こんこう林りんの深ふかい森もりに被おおわれ、1200～1300mの標高ひょうこうを持もつ。山脈さんみゃくの最高峰さいこうほうは2,035mになる。森林しんりんの間あいだに河川かせん、三日月みかづき湖こなどからなる湿地しっちも多おおく、ケショウヤナギ、グイマツ、ミズゴケなどの植物しょくぶつが生はえ、マナヅル、カリガネ、オオハクチョウ、アカオカケス、コムシクイ、ソデグロヅル、コウノトリ、シマアオジなどの鳥類ちょうるいおよびシベリアジャコウジカなどの哺乳類ほにゅうるいが生息せいそくしている。河川かせんにはアムールイトウなどの魚類ぎょるいも見みられる。北部ほくぶの漠ばく河かわ市しの額がく木き爾なんじ河かわ流域りゅういきにある九きゅう曲きょく十じゅう八はち湾わん湿地しっち、倭やまと勒根河かわ流域りゅういきにある双そう河かわ源げん湿地しっち、根ね河かわ市しの塔とう里さと亜あ河かわ流域りゅういきにある汗馬かんば湿地しっち、大だい興きょう安やす嶺みね地区ちく松嶺まつみね区くにある南みなみ甕う河かわ自然しぜん保護ほご区くおよび南部なんぶのオロチョン自治じち旗はたの畢拉河かわ湿地しっちはラムサール条約じょうやく登録とうろく地ちである。

満まん洲しゅうとシベリアの移行いこう地帯ちたいにあるダウール族ぞくが住すまう地域ちいきである。その斜面しゃめんの比較的ひかくてき豊ゆたかな牧草ぼくそう地ちは10世紀せいきに遼りょうを打うち立たてた契ちぎり丹に人ひとの発祥はっしょう地ちである。

参考さんこう文献ぶんけん

• Mote, F.W. (1999). Imperial China: 900-1800. Harvard University Press. ISBN 0-674-01212-7.

関連かんれん項目こうもく

• 興きょう安やす嶺みね
  • 小しょう興きょう安やす嶺みね山脈さんみゃく
  • スタノヴォイ山脈さんみゃく（外そと興きょう安やす嶺みね山脈さんみゃく）
  • シホテアリニ山脈さんみゃく（内うち興きょう安やす嶺みね山脈さんみゃく）

外部がいぶリンク

• 大だい興きょう安やす嶺みね写真しゃしん集しゅう - ウェイバックマシン（2015年ねん5月がつ7日にちアーカイブ分ぶん）