宮城みやぎまり子こ

みやぎ まりこ 宮城みやぎ まり子こ
宮城みやぎまり子こ（1955年ねん）
本名ほんみょう	本目ほんめ 眞理子まりこ（ほんめ まりこ）
生年月日せいねんがっぴ	(1927-03-21) 1927年ねん3月21日にち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(2020-03-21) 2020年ねん3月21日にち（93歳さい没ぼつ）
出生しゅっしょう地ち	日本にっぽん・東京とうきょう府ふ蒲田かまた（現げん：東京とうきょう都と大田おおた区く）
死没しぼつ地ち	日本にっぽん・東京とうきょう都と
国籍こくせき	日本にっぽん
職業しょくぎょう	歌手かしゅ 女優じょゆう 映画えいが監督かんとく 福祉ふくし事業じぎょう家か
活動かつどう期間きかん	1944年ねん - 2020年ねん
主おもな作品さくひん
映画えいが 『白蛇しろへび伝でん』（声こえの出演しゅつえん、1958年ねん）
受賞じゅしょう 1958年ねん：芸術げいじゅつ祭さい賞しょう 1959年ねん：テアトロン賞しょう 1973年ねん：吉川よしかわ英治えいじ文化ぶんか賞しょう 2012年ねん：瑞みず宝たから小しょう綬章じゅしょう
備考びこう
東京とうきょう都と名誉めいよ都民とみん

宮城みやぎ まり子こ（みやぎ まりこ、1927年ねん〈昭和しょうわ2年ねん〉3月21日にち - 2020年ねん〈令れい和わ2年ねん〉3月がつ21日にち）は、歌手かしゅ、女優じょゆう、慈善じぜん活動かつどう家か（福祉ふくし事業じぎょう家か）、映画えいが監督かんとく。勲等くんとうは瑞みず宝たから小しょう綬章じゅしょう（旧きゅう勲くん四よん等とう）。位階いかいは従したがえ五ご位い。本名ほんみょうは本目ほんめ 眞理子まりこ（ほんめ まりこ）。

人物じんぶつ

人気にんき女優じょゆうであり、NHKの紅白こうはく歌合戦うたがっせんに8回かいも出場しゅつじょうした人気にんき歌手かしゅでありながら、芸能げいのう活動かつどうを事実じじつ上じょうやめ、日本にっぽん初はつの民間みんかん社会しゃかい福祉ふくし施設しせつである社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんねむの木き福祉ふくし会かいの理事りじ長ちょう、静岡しずおか県けん掛川かけがわ市しにある学校がっこう法人ほうじんねむの木き学園がくえんの理事りじ長ちょう、ねむの木き養護ようご学校がっこうの校長こうちょう、特別とくべつ支援しえん学校がっこうねむの木きの校長こうちょうなどを歴任れきにんした。

上皇じょうこう明仁あきひと・上うえ皇后こうごう美智子みちことは皇太子こうたいし・皇太子こうたいし妃ひ時代じだいから40年ねんの親交しんこうがあり、両者りょうしゃは度々たびたびねむの木き学園がくえんやねむの木き学園がくえんの美術びじゅつ展てんを訪問ほうもんして宮城みやぎまり子こと対面たいめんし、非常ひじょうに懇意こんいだった。

来歴らいれき

生おい立たち

東京とうきょう府ふ東京とうきょう市し蒲田かまた区く（現げん：東京とうきょう都と大田おおた区く）に2人ふたり姉あね弟おとうとの姉あねとして生うまれた。父親ちちおやは町まち工場こうじょうを経営けいえい、母親ははおやは静岡しずおか英和えいわ女学院じょがくいんから東京女子大学とうきょうじょしだいがくに進学しんがくした女性じょせいである。父親ちちおやの仕事しごとの関係かんけいで、小学校しょうがっこう3年ねんから大阪おおさかで育そだった。小学校しょうがっこう5年ねんの時とき、父親ちちおやが事業じぎょうで失敗しっぱいし、母親ははおやが病死びょうしした。そのため小学校しょうがっこう卒業そつぎょうと同時どうじに、弟おとうとと共ともに吉本興業よしもとこうぎょうに入はいり、歌謡かよう曲きょくを歌うたうようになった。戦時せんじ中ちゅうの1944年ねん10月がつ、宮城みやぎ千鶴子ちづこの芸名げいめいで17歳さいで大阪おおさか花月かげつ劇場げきじょう（吉本興業よしもとこうぎょう直営ちょくえい）にて初舞台はつぶたいを踏ふんだ。

歌手かしゅとして

その後ご、自みずからの一座いちざを率ひきいて九州きゅうしゅうを巡業じゅんぎょうして終戦しゅうせんを迎むかえた。戦後せんごの1948年ねん、父親ちちおや、弟おとうとの八郎はちろうと上京じょうきょうし、浅草あさくさの舞台ぶたいに立たった。翌年よくねん、菊田きくた一夫かずおの推薦すいせんで日にち劇げきの舞台ぶたいに主役しゅやくとして迎むかえられた。1950年ねん2月がつ　テイチクから「なやましブギ」でデビューし、ポリドールを経へて、ビクター移籍いせき第だい二に弾だん『あんたほんとに凄すごいわね』が初はつヒットになった。そして、1953年ねん、レコードで歌うたった『毒消どくけしゃいらんかね』が流行りゅうこうし、一躍いちやく歌手かしゅとしてその名なが知しれ渡わたった。1955年ねんには、後ごのレコード大賞たいしょう作詞さくし家か・宮川みやがわ哲夫てつおの手てによる『ガード下かの靴くつみがき』も大だいヒットした。その後ごも『納豆なっとううりの唄うた』『てんてん娘むすめ』『夕刊ゆうかん小僧こぞう』などヒットを連発れんぱつ。弟おとうと八はち郎ろうは宮城みやぎ秀雄ひでおの名前なまえで作曲さっきょく家かとして活躍かつやくした。

NHK紅白こうはく歌合戦うたがっせんにも1954年ねんの第だい5回かいから1958年ねんの第だい9回かいまでと、1960年ねんの第だい11回かいから1962年ねんの第だい13回かいまでの計けい8回かい出場しゅつじょうしている（詳細しょうさいは下記かき参照さんしょう）。1958年ねん、日本にっぽん初はつのカラー長編ちょうへんアニメ映画えいが『白蛇しろへび伝でん』で声優せいゆうを務つとめた。その後ご、女優じょゆう業ぎょうに進出しんしゅつし、1958年ねん、『12月のあいつ』で芸術げいじゅつ祭さい賞しょう、1959年ねん、自みずからの半生はんせいを描えがいたエッセイ風ふうの舞台ぶたい『まり子こ自叙伝じじょでん』でテアトロン賞しょうを受賞じゅしょうした。『まり子こ自叙伝じじょでん』はのちに、『まり子こ自叙伝じじょでん 花はな咲さく星座せいざ』に改題かいだいの上うえで、松林しょうりん宗そう恵めぐみにより映画えいが化かされている。

福祉ふくし事業じぎょう家かとして

1968年ねん、肢体したい不自由ふじゆう児じ（身体しんたい障害しょうがい者しゃ）・孤児こじ・拒こばめ食しょく症しょう（精神せいしん疾患しっかん者しゃ）などの救済きゅうさい・支援しえんを行おこなう日本にっぽん初はつの民間みんかん（私立しりつ）社会しゃかい福祉ふくし施設しせつであるねむの木き学園がくえん（入所にゅうしょ者しゃは10歳さい～70歳さい、職員しょくいん数すう2人にん～最大さいだい180人にん）を1人ひとりだけで様々さまざまな苦労くろうの末すえに3年ねんかけて設立せつりつした。この頃ころより、タレント活動かつどうは事実じじつ上じょう引退いんたい状態じょうたいとなった。1973年ねん、吉川よしかわ英治えいじ文化ぶんか賞しょうを受賞じゅしょうした。

1974年ねんには記録きろく映画えいが『ねむの木きの詩し』を製作せいさく・監督かんとくし、第だい6回かい国際こくさい赤十字せきじゅうじ映画えいが祭さいで銀ぎんメダル賞しょうを受賞じゅしょうした。1976年ねんには、『まんが世界せかい昔むかしばなし』の声優せいゆうとして名古屋なごや章あきらとともに出演しゅつえんした。1977年ねんには『ねむの木きの詩しがきこえる』を製作せいさくした。1979年ねん、ねむの木き養護ようご学校がっこうを設立せつりつした。1975年ねんと1981年ねんに実施じっしされた近畿放送きんきほうそう（KBS京都きょうと）のテレビ番組ばんぐみ『宮城みやぎまり子このチャリティーテレソン』を通とおして身体しんたい障害しょうがい者しゃの社会しゃかい参加さんかを訴うったえた。これらが評価ひょうかされ、1979年ねんに総理そうり大臣だいじん表彰ひょうしょうされた。また、身体しんたい障害しょうがい者しゃに対たいする手描てがき友禅ゆうぜん、合唱がっしょうの指導しどうなども行おこなっている。なお、ねむの木き学園がくえん設立せつりつ時じのエピソードは、1981年ねん12月22日にちにテレビ朝日てれびあさひ「ハウスこども劇場げきじょう」枠わくにおいて、『小ちいさなラブレター まり子ことねむの木きの子供こどもたち』としてアニメ化かされた。

芥川賞あくたがわしょう作家さっか・吉行よしゆき淳之介じゅんのすけ（女優じょゆう・吉行よしゆき和子かずこの兄あに）と交際こうさいし、彼かれの死しまで事実じじつ婚こん（内縁ないえんの妻つま、都内とないの互たがいの自宅じたくで同居どうきょ）の関係かんけいであった。また、同おなじく作家さっか室生むろう犀星さいせいにも可愛かわいがられていた。

2007年ねん3月がつ、日本経済新聞にほんけいざいしんぶん『私わたしの履歴りれき書しょ』に自伝じでんを執筆しっぴつした。

2011年ねん1月がつ、自宅じたくで転倒てんとうし腰椎ようついを骨折こっせつして入院にゅういん。

2011年ねん2月がつ、ねむの木き学園がくえん元もと職員しょくいんと音楽家おんがくかの朝比奈あさひな圭けいの2人ふたりが宮城みやぎまり子この銀行ぎんこう口座こうざから現金げんきん約やく3100万まん円えんをだまし取とったとして、詐欺さぎ罪ざいで逮捕たいほされた。朝比奈あさひならは起訴きそされ、9月、東京とうきょう地方裁判所ちほうさいばんしょからそれぞれ懲役ちょうえき2年ねん、懲役ちょうえき4年ねん6月がつの有罪ゆうざい判決はんけつを受うけた。ねむの木き学園がくえんや宮城みやぎまり子この個人こじん口座こうざから計けい約やく5億おく円えんが引ひき出だされたという。2012年ねん2月がつ16日にち、東京とうきょう高裁こうさいは一いち審しん判決はんけつを破棄はきして罪つみを軽かるくし、朝比奈あさひな圭けいに懲役ちょうえき4年ねんの有罪ゆうざい判決はんけつをい渡いわたした（ねむの木き学園がくえん元もと職員しょくいんは実刑じっけい確定かくてい）。

2012年ねん、瑞みず宝たから小しょう綬章じゅしょうを受章じゅしょうした。同年どうねん11月がつ、銀座ぎんざヤマハホールでシャンソンを歌うたい、歌手かしゅ活動かつどうを30年ねんぶりに再開さいかいした。

2020年ねん3月21日にち午前ごぜん6時じ55分ふん、悪性あくせいリンパ腫りんぱしゅのため東京とうきょう都内とないの病院びょういんで死去しきょ。93歳さい没ぼつ。生なま没ぼつ同日どうじつだった。同月どうげつ27日にち、学園がくえん長ちょうを務つとめる「ねむの木き学園がくえん」にて子こどもたちと教職員きょうしょくいんのみが参列さんれつする学園がくえん葬そうが営いとなまれた。同年どうねん5月がつ26日にち、従したがえ五ご位いに叙じょされた。

歌うた（主おもな楽曲がっきょく）

• 毒消どくけしゃいらんかね
• ガード下かの靴くつみがき
• 夕刊ゆうかん小僧こぞう
• さいざんす・マンボ (トニー谷たにとのデュエット)
• ジャワの焼鳥やきとり売うり
• 東京とうきょうやんちゃ娘むすめ
• 恋こいは陽気ようきにスイングで
• 少年しょうねんジェット主題歌しゅだいか　ビクター児童じどう合唱がっしょう団だんと
• 手てのひらを太陽たいように（NHK「みんなのうた」）
• ウバ・ウバ・ウキャキャ
• 夢ゆめをみたの
• 私わたしを呼よぶのは誰だれ
• めもわーる
• ママ!ひみつだよ
• 天使てんしがとおる
• 屑屋くずやの歌うた
• まり太郎たろうの歌うた
• ドレミの唄うた

舞台ぶたい（演劇えんげき）

• 大阪おおさかの実業じつぎょう家か・小林こばやし一三かずみが大阪おおさか府ふ（梅田うめだ）と東京とうきょう都とに造つくった“２ふたつのコマ劇場げきじょう”の１ひとつである東京とうきょう都と新宿しんじゅく区く歌舞伎町かぶきちょうにあった新宿しんじゅくコマ劇場げきじょうを中心ちゅうしんに、舞台ぶたい女優じょゆうとして活躍かつやくした。

映画えいが

• てんてん娘むすめ・二部作にぶさく（1956年ねん） - てんてん娘むすめ役やく
• チョップ先生せんせい（1956年ねん、東映とうえい）- キャバレー歌手かしゅ役やく
• オンボロ人生じんせい（1958年ねん） - マリ子役こやく
• 弥次やじ㐂夛道中どうちゅう記き（1958年ねん） - おまり役やく
• 太鼓たいこたゝいて笛ふえ吹ふいて（1958年ねん） - おけい役やく
• 白蛇しろへび伝でん （1958年ねん）- 白しろ娘むすめの声こえ役やく、その他た
• グラマ島とうの誘惑ゆうわく（1959年ねん） - 名護なごあい役やく
• まり子こ自叙伝じじょでん 花はな咲さく星座せいざ（1959年ねん） - 本田ほんだまり子こ役やく
• 黒くろい十じゅう人にんの女おんな（1961年ねん） - 三岸みぎし三さん輪りん子役こやく
• ちんじゃらじゃら物語ものがたり（1962年ねん） - 蝶ちょう子役こやく
• 続ぞく・拝啓はいけい天皇陛下てんのうへいか様さま（1964年ねん）- 恵子えこ役やく
• アンデルセン童話どうわ にんぎょ姫ひめ（1975年ねん）- フリッツ役やく
• はだしのゲン 涙なみだの爆発ばくはつ（1977年ねん） - 中岡なかおか君江きみえ役やく
• 世界せかい名作めいさく童話どうわ おやゆび姫ひめ（1978年ねん） - ブンブー役やく

以下いかはねむの木き学園がくえんの記録きろく映画えいがシリーズ。いずれも監督かんとく・製作せいさく総そう指揮しき・作詞さくし・作曲さっきょく・撮影さつえい・本人ほんにん役やくでの主演しゅえんを手掛てがけた。

• ねむの木きの詩し（1974年ねん）
• ねむの木きの詩しがきこえる（1977年ねん）
• 虹にじをかける子こどもたち（1980年ねん）
• ハローキッズ!がんばれ子こどもたち（1986年ねん）

テレビ番組ばんぐみ

• まんが世界せかい昔むかしばなし（TBS） - 声優せいゆうとオープニング・エンディングテーマを担当たんとう
• てんてん娘むすめ（KRT） - 主演しゅえん
• まりっぺ先生せんせい（日本にほんテレビ） - 主演しゅえん
• 剣豪けんごう 第だい1話わ「武蔵むさしに勝かった強つよい奴やつ」（NET）
• 繭子まゆこひとり（NHK、連続れんぞくテレビ小説しょうせつ） - 大西おおにし先生せんせい
• 世界せかいわが心しんの旅たび（ウィーン）（NHK）
• NEXT 未来みらいのために 「私わたしの“子こどもたち”へ 宮城みやぎまり子こ88歳さいのメッセージ」（2015年ねん11月25日にち、NHK総合そうごう）

ラジオ

• 2014年ねん1月がつ:「私わたしの子供こどもたちと共ともに生いきる」(NHK)
• 2020年ねん12月23日にち・12月24日にち: 同年どうねん３月がつに死去しきょした宮城みやぎまり子こを追悼ついとうした、「私わたしの子供こどもたちと共ともに生いきる」(NHK)の再さい放送ほうそう
• 『宮城みやぎまり子このスケッチブック』（TBSラジオ）
• 『宮城みやぎまり子この人ひとの暦こよみ 風ふうの暦こよみ』（TBSラジオ）
• 『おはようパーソナリティ宮城みやぎまり子こです』（朝日放送あさひほうそうラジオ　1972年ねん9月がつ - 1973年ねん8月がつ） - 金木かなぎ賢一けんいちと

ラジオドラマ

• 新あたらしい人ひとよ眼めざめよ（1985年ねん1月がつ15日にち、NHK-FM） - 音楽おんがく劇げきの先生せんせい

著作ちょさく

• 『てんてんのらくがき』明あきら玄げん書房しょぼう、1957年ねん7月がつ10日とおか。
• 『まり子この社会しゃかい見学けんがく』中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、1960年ねん5月がつ25日にち。
• 『まり子このテレソン』三笠みかさ書房しょぼう、1975年ねん12月15日にち。
• 『戦せん仕度したくの日々ひび : ねむの木きの子こどもたちと』日本にっぽん放送ほうそう出版しゅっぱん協会きょうかい、1981年ねん4月がつ20日はつか。
• 『なにかが生うまれる日ひ : ねむの木きとまり子こ』日本にっぽん放送ほうそう出版しゅっぱん協会きょうかい、1986年ねん8月がつ20日はつか。
• ともだち ねむの木き そして私わたし
• ねむの木きのこどもたち
• としみつ
• ねむの木きの詩し

監督かんとく作さく

• ねむの木きの詩し（1974年ねん）
• ねむの木きの詩しがきこえる（1977年ねん）
• HELLO KIDS!がんばれ子こどもたち（1986年ねん）

NHK紅白こうはく歌合戦うたがっせん出場しゅつじょう歴れき

年度ねんど/放送ほうそう回かい	曲目きょくもく	対戦たいせん相手あいて	備考びこう
1954年ねん（昭和しょうわ29年ねん）/第だい5回かい	毒消どくけしゃいらんかね	岡本おかもと敦あつし郎ろう
1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）/第だい6回かい	ガード下かの靴くつみがき
1956年ねん（昭和しょうわ31年ねん）/第だい7回かい	屑屋くずやの歌うた	春日かすが八郎はちろう
1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）/第だい8回かい	納豆なっとううりの唄うた	高田たかだ浩ひろし吉きち
1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）/第だい9回かい	ジャワの焼鳥やきとり売うり
1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）/第だい11回かい	陽気ようきな水兵すいへいさん	藤島ふじしま桓夫
1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）/第だい12回かい	まり太郎たろうの歌うた	春日かすが八郎はちろう
1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）/第だい13回かい	ドレミの歌うた	守屋もりや浩ひろし
このうち、第だい5回かい・第だい6回かい・第だい7回かい・第だい8回かい・第だい9回かいはラジオ中継ちゅうけいによる歌声うたごえが現存げんそんする。 第だい6回かいと第だい9回かいは宮城みやぎの歌唱かしょう中ちゅうの写真しゃしんも現存げんそんする。 第だい5回かいでの宮城みやぎの歌声うたごえは、2004年ねんにNHKラジオ第だい1の番組ばんぐみ内ないで紹介しょうかいされている。

NHKみんなのうた出演しゅつえん歴れき

初はつ放送ほうそう	タイトル	コーラス	再さい放送ほうそう
1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）2月がつ - 3月がつ	手てのひらを太陽たいように	ビクター少年しょうねん合唱がっしょう隊たい	2013年ねん（平成へいせい25年ねん）2月がつ - 3月がつ 2021年ねん（令れい和わ3年ねん）2月がつ 2022年ねん（令れい和わ4年ねん）8月がつ - 9月
1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）6月がつ - 7月がつ	ひとりぼっちの羊ひつじ飼かい	（なし）	（なし）
『手てのひらを太陽たいように』の再さい放送ほうそうは全すべてラジオのみだが、1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）9月がつ23日にちに放送ほうそうされた『みんなのうた20年ねん』では、一部いちぶではあるが映像えいぞう付つきで放送ほうそうされた。

賞しょう歴れき

• 1958年ねん：「12月のあいつ」により芸術げいじゅつ祭さい賞しょう
• 1959年ねん：「まり子こ自叙伝じじょでん」により第だい4回かいテアトロン賞しょう
• 1973年ねん：第だい7回かい吉川よしかわ英治えいじ文化ぶんか賞しょう
• 1977年ねん：第だい6回かい日本にっぽん映画えいがペンクラブ賞しょう（映画えいが「ねむの木きの詩し」「ねむの木きの詩しがきこえる」の制作せいさく・監督かんとく）
• 1989年ねん：CD「ねむの木き」および劇団げきだん「虹にじ」により芸術げいじゅつ祭さい賞しょう
• 1991年ねん：辻村つじむら教育きょういく賞しょう、エイボン女性じょせい大賞たいしょう
• 1992年ねん：第だい1回かいペスタロッチー教育きょういく賞しょう（主催しゅさい：広島大学ひろしまだいがく大学院だいがくいん教育きょういく学がく研究けんきゅう科か）
• 1993年ねん：東京とうきょう都と文化ぶんか賞しょう
• 1994年ねん：博報堂はくほうどう教育きょういく特別とくべつ賞しょう・文部もんぶ大臣だいじん奨励しょうれい賞しょう
• 1996年ねん：高木たかぎ賞しょう（主催しゅさい：日本にっぽん肢体したい不自由ふじゆう児じ協会きょうかい）
• 2000年ねん：第だい5回かい尾崎おざき行雄ゆきお咢堂賞しょう、第だい13回かい静岡しずおか県けん都市とし景観けいかん賞しょう最優秀さいゆうしゅう賞しょう（静岡しずおか県知事けんちじ賞しょう）
• 2004年ねん：第だい13回かい石井いしい十次じゅうじ賞しょう

栄典えいてん

• 2004年ねん：東京とうきょう都と名誉めいよ都民とみん
• 2012年ねん：瑞みず宝たから小しょう綬章じゅしょう

関連かんれん施設しせつ

以下いかの施設しせつは、いずれも静岡しずおか県けん掛川かけがわ市しにある。

• ねむの木きのどかな家いえ
• 森もりの喫茶店きっさてんMARIKO
• がらすやさん
• 雑貨ざっか屋やさん
• 毛糸けいとやさん
• 地域ちいき交流こうりゅうインフォメーションセンター
• 吉行よしゆき淳之介じゅんのすけ文学ぶんがく館かん
• ねむの木きこども美術館びじゅつかん

外部がいぶリンク

• ねむの木き学園がくえん
• 宮城みやぎまり子こ - NHK人物じんぶつ録ろく