木村きむら正直まさなお (4代だい)

4代だい木村きむら正直まさなお 4th Kimura Masanao
基礎きそ情報じょうほう
行司ぎょうじ名めい	木村きむら幸久ゆきひさ → 2代だい木村きむら正義まさよし → 4代だい木村きむら正直まさなお
本名ほんみょう	やまうち ゆきひさ 山内やまうち 幸久ゆきひさ
生年月日せいねんがっぴ	(1953-08-03) 1953年ねん8月がつ3日にち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(2013-01-29) 2013年ねん1月がつ29日にち（59歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん	日本にっぽん・岐阜ぎふ県けん多治見たじみ市し
所属しょぞく部屋へや	朝日山あさひやま部屋へや
データ
現在げんざいの階級かいきゅう	引退いんたい
最高さいこう位い	三さん役やく格かく
初はつ土俵どひょう	1969年ねん5月
幕内まくうち格かく	2003年ねん1月がつ
三さん役やく格かく	2008年ねん19月がつ
引退いんたい	2013年ねん1月がつ
備考びこう
■テンプレート  ■プロジェクト 相撲すもう

4代だい 木村きむら 正直まさなお（よんだい きむらまさなお、1953年ねん8月がつ3日にち - 2013年ねん1月がつ29日にち）は、大相撲おおずもうの元もと三さん役やく格かく行司ぎょうじである。朝日山あさひやま部屋へや所属しょぞく。

人物じんぶつ

岐阜ぎふ県けん多治見たじみ市し出身しゅっしん。本名ほんみょうは山内やまうち幸久ゆきひさ（やまうち ゆきひさ）。

3代だい木村きむら正直まさなお（後ごの立たて行司ぎょうじ24代だい式しき守もり伊之助いのすけ）に入門にゅうもん。1969年ねん5月場所ばしょ、木村きむら幸久ゆきひさの名なで初はつ土俵どひょう。1971年ねん7月がつに2代だい木村きむら正義まさよし（まさよし）。1984年ねん1月がつに幕下まくした格かくながら4代だい木村きむら正直まさなお襲名しゅうめい。1990年ねん1月がつに十じゅう両りょう格かく、2003年ねん1月がつには幕内まくうち格かく、2008年ねん9月に三さん役やく格かくに昇格しょうかく。

甲高かんだかく、ややしゃがれた声こえが印象いんしょう的てきであり、声量せいりょうが豊ゆたかだった。所作しょさは師匠ししょうよりも派手はでで、この独特どくとくの所作しょさは賛否さんぴ両論りょうろんであった。その所作しょさが災わざわいしたり、年齢ねんれいを重かさねてきたせいもあって、微妙びみょうな一番いちばんで差さし違ちがいが多おおく見みられた。

2009年ねん5月場所ばしょ3日にち目めの前頭まえがしら4枚まい目め阿おもね覧らん－同どう3枚まい目め豊ゆたかノ島しま戦せんの取組とりくみ中なかに右みぎ下腿かたい部ぶ挫傷ざしょうを発症はっしょうし、休場きゅうじょう届とどけを提出ていしゅつした。また、肝かん細胞さいぼうがんの治療ちりょうのため2010年ねん9月場所ばしょから2011年ねん1月がつ場所ばしょまで3場所ばしょを休場きゅうじょうした。

さらに、2012年ねん11月場所ばしょ、肝かん細胞さいぼうがん術後じゅつご再発さいはつ、多発たはつ性せい転移てんい性せい骨こつ腫瘍しゅよう（しゅよう）、肝不全かんふぜん、全身ぜんしん浮腫ふしゅで入院にゅういん治療ちりょうが必要ひつようと診断しんだんされ、10日とおか目めより休場きゅうじょう。翌よく2013年ねん1月がつ場所ばしょも初日しょにちより休場きゅうじょうし、療養りょうように努つとめていたが、2013年ねん1月がつ29日にちに死去しきょ。59歳さい没ぼつ。

2012年ねん11月場所ばしょ9日にち目め、大関おおぜき琴きん奨すすむ菊きく－前頭まえがしら2枚まい目め松まつ鳳おおとり山さん戦せんが最後さいごの捌さばき、続つづく前頭まえがしら5枚まい目め碧あお山やま－大関おおぜき稀まれ勢ぜいの里さと戦せんで稀まれ勢ぜいの里さとへの不戦勝ふせんしょうの勝かち名乗なのりが最後さいごの土俵どひょうとなった。

幕内まくうち格かく以上いじょうの現役げんえき行司ぎょうじが定年ていねん前まえに死去しきょしたのは1988年ねん9月に幕内まくうち格かく筆頭ひっとう行司ぎょうじで死去しきょした15代だい木村きむら玉たま光こう以来いらいだった。

現在げんざい夫人ふじんが江戸川えどがわ区くの自宅じたく横よこに資料しりょう館かん「木村きむら正直まさなおの家いえ」を開館かいかんしている。

その他た

• 幕下まくした格かくでの正直しょうじき襲名しゅうめいは先々さきざき代だい（23代だい庄しょう之の助すけ）の後押あとおしがあった。
• 生前せいぜんには、大坂おおさか相撲すもう時代じだいより続つづく朝日山あさひやま部屋へや生はえ抜ぬきの行司ぎょうじとして、四天王寺してんのうじに残のこる初代しょだい木村きむら正直まさなお（木村きむら越後えちご）の墓はかを参まいり、さらに私財しざいを投なげ打うって無縁むえんになっていた歴代れきだい朝日山あさひやまの墓石はかいしを一いちカ所かしょに取とりまとめた。
• 部屋へやの十じゅう両りょうの鬼おに嵐あらしは4代だい正直しょうじきを実みの父ちちのように慕したっていたため、彼かれが死去しきょしてからは酷ひどく落おち込こんで著いちじるしく衰おとろえた。

経歴けいれき

• 1969年ねん5月場所ばしょ　初はつ土俵どひょう・木村きむら幸久ゆきひさ
• 1971年ねん7月がつ場所ばしょ　2代だい木村きむら正義まさよし襲名しゅうめい
• 1984年ねん1月がつ場所ばしょ　4代だい木村きむら正直まさなお襲名しゅうめい
• 1990年ねん1月がつ場所ばしょ　十じゅう両りょう格かく昇進しょうしん
• 2003年ねん1月がつ場所ばしょ　幕内まくうち格かく昇進しょうしん
• 2008年ねん9月場所ばしょ　三さん役やく格かく昇進しょうしん
• 2013年ねん1月がつ場所ばしょ　最終さいしゅう場所ばしょ、そして正直しょうじき自身じしんが死亡しぼう。59歳さい没ぼつ。

関連かんれん項目こうもく

• 現役げんえき中ちゅうに死亡しぼうした力士りきし一覧いちらん#行司ぎょうじ