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本牧ほんもく埠頭ふとうえき

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本牧ほんもく埠頭ふとうえき
えき構内こうない(2006ねん12がつ
ほんもくふとう
地図
所在地しょざいち 神奈川かながわけん横浜よこはまちゅう本牧ほんもくとう1
北緯ほくい3526ふん0.0びょう 東経とうけい13940ふん28.9びょう / 北緯ほくい35.433333 東経とうけい139.674694 / 35.433333; 139.674694座標ざひょう: 北緯ほくい3526ふん0.0びょう 東経とうけい13940ふん28.9びょう / 北緯ほくい35.433333 東経とうけい139.674694 / 35.433333; 139.674694
所属しょぞく事業じぎょうしゃ 神奈川かながわ臨海りんかい鉄道てつどう
所属しょぞく路線ろせん 本牧ほんもくせん
キロほど 5.6 km(根岸ねぎし起点きてん
えき構造こうぞう 地上ちじょうえき
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ 1969ねん昭和しょうわ44ねん10月1にち
備考びこう 貨物かもつ専用せんようえき
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運送うんそう業者ぎょうしゃなどが入居にゅうきょするえき事務所じむしょえき西側にしがわかれている(2006ねん12がつ

本牧ほんもく埠頭ふとうえき(ほんもくふとうえき)は、神奈川かながわけん横浜よこはまちゅう本牧ほんもくとうにある、神奈川かながわ臨海りんかい鉄道てつどう本牧ほんもくせん貨物かもつえきである。本牧ほんもくせん終点しゅうてんにあたる。

歴史れきし[編集へんしゅう]

えき構造こうぞう[編集へんしゅう]

地上ちじょうえきであり、コンテナホーム2めん荷役にやくせん3せん(1・2・3番線ばんせん)をゆうする。コンテナホームは相対そうたいしき配置はいちされており、西側にしがわのものに荷役にやくせん2せん(1・2番線ばんせん)、東側ひがしがわのものに荷役にやくせん1せん(3番線ばんせん)がせっする。東側ひがしがわうみがわ)のホームは輸送ゆそう実験じっけんのために新設しんせつされたものである。西側にしがわのホームには神奈川かながわ臨海りんかい通運つううん神奈川かながわ臨海りんかい鉄道てつどうのグループ会社かいしゃ所有しょゆう荷役にやく倉庫そうこ併設へいせつされている。

横浜よこはま本牧ほんもくえきかたから駅前えきまえとおりを横切よこぎってとうえきへと線路せんろびており、列車れっしゃ通過つうかするさいはこの踏切ふみきり設置せっちしてある踏切ふみきり信号しんごう作動さどうさせ、安全あんぜん確認かくにんのち牽引けんいん機関きかんしゃおおきな警笛けいてきらして通過つうかしていく。

取扱とりあつか貨物かもつ種類しゅるい[編集へんしゅう]

とうえきコンテナ貨物かもつのみの取扱とりあつかいえきである。となりえき横浜よこはま本牧ほんもくえき大型おおがたコンテナや20・40フィート海上かいじょうコンテナあつかえるのにたいし、とうえき従来じゅうらいより12フィートしかあつかっていなかったが、2008ねん4がつからはじまった実証じっしょう実験じっけん後述こうじゅつ)をおこなうため、あらたに20 ft・40 ft海上かいじょうコンテナのあつかいを開始かいしした。しかし、仙台せんだい臨海りんかい鉄道てつどう仙台せんだいみなとえきとをむす海上かいじょうコンテナ専用せんよう列車れっしゃ自体じたいが2010ねん3がつのダイヤ改正かいせい廃止はいしとなったため、この輸送ゆそう実験じっけん実用じつようにはいたらずすでに終了しゅうりょうしている。

おも取扱とりあつかい品目ひんもくは、石巻港いしのまきこうえき発送はっそう日本製紙にほんせいし石巻いしのまき工場こうじょうせい印刷いんさつや、新潟貨物にいがたかもつターミナルえき発送はっそう北越ほくえつコーポレーション新潟にいがた工場こうじょうせい高級こうきゅう洋紙ようしである。なお、北越製紙ほくえつせいし高級こうきゅう洋紙ようし以前いぜん専用せんよう貨物かもつ列車れっしゃ連結れんけつされてとうえき発着はっちゃくしていたが、輸送ゆそう適正てきせいから2007ねん3がつ18にちのダイヤ改正かいせい高速こうそく貨物かもつ列車れっしゃとうえき発着はっちゃくするようになり、輸送ゆそう速達そくたつはかられている。また、2006ねん8がつまつまで二本木にほんきえきから日本曹達にほんそうだ家畜かちく飼料しりょう添加てんかぶつ「DL-メチオニン」がとうえきまで輸送ゆそうされていた。

えきには神奈川かながわ臨海りんかい通運つううん所有しょゆう倉庫そうこ併設へいせつされ、到着とうちゃくした貨物かもつ保管ほかん管理かんりなどを目的もくてきとした荷主にぬし通運つううん会社かいしゃしている。速達そくたつ輸送ゆそうけの横浜よこはま本牧ほんもくえきたいして、こちらは大量たいりょう貨物かもつ計画けいかく輸送ゆそう保管ほかんとう業務ぎょうむすぐれている。これらの設備せつび利用りようし、とうえきあつか輸出ゆしゅつ用紙ようし製品せいひんあつかいを日本にっぽん運輸うんゆ倉庫そうこ株式会社かぶしきがいしゃ関連かんれん会社かいしゃである青葉あおば興業こうぎょう株式会社かぶしきがいしゃっており、倉庫そうこりて到着とうちゃくした列車れっしゃからのコンテナろしや輸出ゆしゅつ用紙ようし保管ほかん通関つうかん業務ぎょうむ、20 ft海上かいじょうコンテナへのえや埠頭ふとうへのみなどを総括そうかつしてっている。かつておこなわれていた日本曹達にほんそうだのDL-メチオニン輸送ゆそうとうえき倉庫そうこり、同様どうよう業務ぎょうむおこなっていた。

なお、前述ぜんじゅつのとおり従来じゅうらいから海上かいじょう輸送ゆそう対応たいおうしていない12 ftコンテナのあつかいがおもであったため、とうえきには海上かいじょう輸送ゆそう対応たいおう海上かいじょうコンテナへえる設備せつび倉庫そうこうらそなえられている。

海上かいじょうコンテナの鉄道てつどう輸送ゆそう実証じっしょう実験じっけん[編集へんしゅう]

横浜よこはま港湾こうわんきょく国土こくど交通省こうつうしょう関東かんとう地方ちほう整備せいびきょく国土こくど交通省こうつうしょう関東かんとう運輸うんゆきょく横浜よこはまこうメガターミナル・神奈川かながわ臨海りんかい鉄道てつどう組織そしきされた「京浜けいひんこう物流ぶつりゅう高度こうど推進すいしん協議きょうぎかい」では、以前いぜんから鉄道てつどうえきみなと効率こうりつてき利用りようしたあたらしい物流ぶつりゅうサービスの実現じつげん目指めざしてきた。

これに先駆さきがけて、2008ねん平成へいせい20ねん)4がつ横浜よこはまこう本牧ほんもくとうBC突堤とっていコンテナターミナルに隣接りんせつするとうえきのC突堤とっていがわに、あらたに海上かいじょうコンテナ専用せんようのコンテナホームを整備せいびしたうえで、従来じゅうらい仙台せんだいみなとえき - 横浜よこはま本牧ほんもくえきあいだ設定せっていされていた20りょう編成へんせい海上かいじょうコンテナ専用せんよう列車れっしゃのうち、コンテナしゃ5両分りょうぶん発着はっちゃくえきとうえき変更へんこう当時とうじ列車れっしゃ横浜よこはま本牧ほんもくえき - 本牧ほんもく埠頭ふとうえきに1にち1往復おうふく設定せっていされており、とうえきには火曜日かようび - 土曜日どようび朝方あさがた仙台せんだいこうえきからの到着とうちゃくがあった。ぎゃく仙台せんだいみなとえきへの発送はっそうについては、月曜日げつようび - 金曜日きんようび正午しょうごごろ設定せっていされていた。これにより、とうえきにはあらたに20 ft・40 ft海上かいじょうコンテナに対応たいおうしたリーチスタッカー1だい配備はいびされたが、これは以前いぜん横浜よこはま本牧ほんもくえきトップリフター予備よびとして使用しようしていたものであった。

この実証じっしょう実験じっけんは、2010ねん平成へいせい22ねん)3がつまでの2年間ねんかんおこなわれる予定よていであったが、前述ぜんじゅつとお海上かいじょうコンテナ専用せんよう列車れっしゃ自体じたい廃止はいしとなってしまったため、実用じつよういたらないままこの輸送ゆそう実験じっけん終了しゅうりょうしている。

えき周辺しゅうへん[編集へんしゅう]

横浜よこはまこう本牧ほんもく埠頭ふとうのC突堤とってい入口いりくち左手ひだりて位置いちし、周辺しゅうへん倉庫そうこ海運かいうん会社かいしゃ事務所じむしょとうならぶ。また、えき裏手うらてにはC突堤とっていのコンテナターミナルをのぞむことが出来でき山積さんせきにされている大量たいりょう海上かいじょうコンテナは圧巻あっかんである。駅前えきまえとおりには海上かいじょうコンテナを積載せきさいしたトラックが多数たすうはしっている。

となりえき[編集へんしゅう]

神奈川かながわ臨海りんかい鉄道てつどう
本牧ほんもくせん
横浜よこはま本牧ほんもくえき - 本牧ほんもく埠頭ふとうえき

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 神奈川かながわ臨海りんかい鉄道てつどう本牧ほんもくせん開通かいつう」『交通こうつう新聞しんぶん交通こうつう協力きょうりょくかい、1969ねん10がつ2にち、1めん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]