波田須はだす駅えき

波田須はだす駅えき
待合室まちあいしつ（2023年ねん7月がつ）
はだす Hadasu
◄新鹿あたしか (2.4 km) (2.0 km) 大だい泊はく►
所在地しょざいち	三重みえ県けん熊野くまの市し波田須はだす町まち713 北緯ほくい33度ど54分ふん36.97秒びょう 東経とうけい136度ど8分ふん18.11秒びょう
所属しょぞく事業じぎょう者しゃ	東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう（JR東海とうかい）
所属しょぞく路線ろせん	■紀勢本線きせいほんせん
キロ程ほど	153.2 km（亀山かめやま起点きてん）
電報でんぽう略号りゃくごう	ハス
駅えき構造こうぞう	地上ちじょう駅えき
ホーム	1面めん1線せん
乗車じょうしゃ人員じんいん -統計とうけい年度ねんど-	19人にん/日ひ（降車こうしゃ客きゃく含ふくまず） -2019年ねん-
開業かいぎょう年月日ねんがっぴ	1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）12月11日にち
備考びこう	無人むじん駅えき

波田須はだす駅えき（はだすえき）は、三重みえ県けん熊野くまの市し波田須はだす町まちにある、東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう（JR東海とうかい）紀勢本線きせいほんせんの駅えきである。

普通ふつう列車れっしゃのみ停車ていしゃし、熊野くまの大だい花火はなび大会たいかい等ひとしの際さいに運転うんてんされる臨時りんじ列車れっしゃは一部いちぶ通過つうかする。

歴史れきし

1961年ねん12月、既すでに全通ぜんつうした日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう（国鉄こくてつ）紀勢本線きせいほんせん新鹿あたしか駅えき - 大泊おおとまり駅えき間あいだに新設しんせつ。その後ご、国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえい化かに伴ともない、東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう（JR東海とうかい）へ移管いかん。今日きょうに至いたっている。

年表ねんぴょう

• 1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）12月11日にち：国鉄こくてつ紀勢本線きせいほんせん新鹿あたしか駅えき - 大泊おおとまり駅えき間あいだに新設しんせつ。旅客りょかくのみ取扱とりあつかう無人むじん駅えき。
• 1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）4月がつ1日にち：国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえい化かに伴ともない、東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう（JR東海とうかい）の駅えきとなる。
• 2011年ねん（平成へいせい23年ねん）12月11日にち：「波田須はだす駅えき開業かいぎょう50周年しゅうねん号ごう」が、多気たき駅えき - 熊野くまの市し駅えき間あいだでキハ40・キハ48形かたち（旧きゅうローカル気動車きどうしゃ色しょく）を使用しようして運行うんこうされる。
• 2016年ねん（平成へいせい28年ねん）：旧きゅう待合室まちあいしつ解体かいたい、新しん待合室まちあいしつへ建替たてかえ。

駅えき構造こうぞう

単式たんしきホーム1面めん1線せんを有ゆうする地上ちじょう駅えき。交換こうかん設備せつびを持もたない棒ぼう線せん駅えきである。

熊野くまの市し駅えき管理かんりの無人むじん駅えき。駅舎えきしゃは無なく、ホーム東側ひがしがわ（新鹿あたしか駅えき方かた）に待合まちあい所しょを併設へいせつした出入口でいりぐちがある。

西側にしがわ（大泊おおとまり駅えき方かた）には大吹おおぶき峠とうげを抜ぬける大吹おおぶきトンネルが、東側ひがしがわ（新鹿あたしか方かた）には1つ短みじかいトンネルを挟はさんで甫はじめ本ほんトンネルがある。よって、当とう駅えきは両側りょうがわをトンネルに挟はさまれた場所ばしょに位置いちしている。

古ふるびたトイレが設置せっちされている。

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  ホーム（2023年ねん7月がつ）

利用りよう状じょう況きょう

「三重みえ県けん統計とうけい書しょ」によると、近年きんねんの1日にち平均へいきん乗車じょうしゃ人員じんいんの推移すいいは以下いかの通とおり。

年度ねんど	1日にち平均へいきん 乗車じょうしゃ人員じんいん
1998年ねん	23
1999年ねん	24
2000年ねん	18
2001年ねん	21
2002年ねん	18
2003年ねん	18
2004年ねん	16
2005年ねん	14
2006年ねん	12
2007年ねん	11
2008年ねん	11
2009年ねん	11
2010年ねん	9
2011年ねん	8
2012年ねん	8
2013年ねん	5
2014年ねん	22
2015年ねん	6
2016年ねん	20
2017年ねん	21
2018年ねん	18
2019年ねん	19

駅えき周辺しゅうへん

波田須はだす集落しゅうらく南側みなみがわにある斜面しゃめん最下さいか部ぶに位置いちしており、斜面しゃめん上じょうを通とおる国道こくどう311号ごうからは細ほそく曲まがりくねった坂道さかみちを下くだらなければならない。駅前えきまえには公衆こうしゅう電話でんわと郵便ゆうびんポストがあるのみで、駅前えきまえ広場ひろばは無ない。携帯けいたい電話でんわは通つうじるものの、電波でんぱは微弱びじゃくである。ホームの先さきには棚田たなだが広ひろがり、その先さきの熊野灘くまのなだまでホームから見通みとおせる。駅えき周辺しゅうへんは山やまの陰かげとなるため、日にちが沈しずみ始はじめると急きゅうに暗くらくなり、ホーム上じょうの照明しょうめいだけが明あかるく照てらすようになる。

秘境ひきょう駅えきとされる。牛山うしやま隆信たかのぶによる「秘境ひきょう駅えきランク」では総合そうごう評価ひょうか19である。駅えき自体じたいの訪問ほうもんが目的もくてきであるならば、名古屋なごやまで新幹線しんかんせん、名古屋なごやから尾鷲おわせまで特急とっきゅうを利用りようすれば東京とうきょうからでも日帰ひがえりが可能かのうである。

東ひがしに向むかって坂道さかみちを登のぼると、太平洋たいへいようをバックに線路せんろを見下みおろすことが出来できるポイントがあり、鉄道てつどう撮影さつえいの名所めいしょとなっている。

• 徐じょ福ぶくノ宮みや（徐じょ福神ふくじん社しゃ）：徐じょ福ぶく伝説でんせつに因ちなんで祀まつられている。駅えきから徒歩とほ約やく10分ふん。御ご神宝しんぽうはすり鉢ばちであり、同時どうじに発見はっけんされた秦はたの時代じだいの半両銭はんりょうぜにの実在じつざいが、この地ちの徐じょ福ぶく伝説でんせつの大おおきな根拠こんきょとされている。
• 波田須はだす児童じどう館かん
• 波田須はだす神社じんじゃ
• 熊野くまの市立しりつ波田須はだす小学校しょうがっこう：2004年ねんに熊野くまの市立しりつ新鹿あたしか小学校しょうがっこう波田須はだす分校ぶんこうとなった後のち、2005年ねん度ど以降いこうは休校きゅうこうとなっている。
• カイタロー鼻はな
• 国道こくどう311号ごう
• 熊野くまの市し自主じしゅ運行うんこうバス「波田須はだす小学校しょうがっこう前まえ」停留所ていりゅうじょ：潮風しおかぜかほる熊野くまの古道ふるみち線せん

隣となりの駅えき

東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう（JR東海とうかい）

■紀勢本線きせいほんせん

新鹿あたしか駅えき - 波田須はだす駅えき - 大泊おおとまり駅えき

関連かんれん項目こうもく

• 日本にっぽんの鉄道てつどう駅えき一覧いちらん
• 凪なぎのあすから：作中さくちゅうで当とう駅えきを模もした駅えきが登場とうじょうする。また、聖地せいち巡礼じゅんれいで訪おとずれた旅客りょかく向むけに、待合まちあい所しょに駅えきノートが設置せっちされている。

脚注きゃくちゅう（関連かんれん項目こうもく）

参考さんこう文献ぶんけん

• 牛山うしやま隆信たかのぶ・西本にしもと裕ひろし隆たかし『秘境ひきょう駅えきの歩あるき方かた この週末しゅうまつで行いけるプチ探検たんけんの旅たび』ソフトバンククリエイティブ〈ソフトバンク新書しんしょ 232〉、2013年ねん9月がつ25日にち、223頁ぺーじ。ISBN 978-4-7973-7504-6。 
• 清水しみず浩史こうじ『海うみ駅えき図鑑ずかん 海うみの見みえる無人むじん駅えき』河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2017年ねん2月がつ28日にち、277頁ぺーじ。ISBN 978-4-309-27812-4。 
• 「角川かどかわ日本にっぽん地名ちめい大だい辞典じてん」編纂へんさん委員いいん会かい 編へん 編へん『角川かどかわ日本にっぽん地名ちめい大だい辞典じてん 24三重みえ県けん』角川書店かどかわしょてん、1983年ねん6月がつ8日にち、1643頁ぺーじ。 全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:83035644
• 熊野くまの市し市長しちょう公おおやけ室しつ広報こうほう広こう聴課 編へん 編へん『広報こうほうくまの 2016年ねん7月がつ号ごう』熊野くまの市し市長しちょう公おおやけ室しつ広報こうほう広こう聴課〈No.129〉、2016年ねん7月がつ5日にち。 
• 熊野くまの市し史し編纂へんさん委員いいん会かい 編へん 編へん『熊野くまの市し史し 中ちゅう巻まき』熊野くまの市し、1983年ねん3月がつ31日にち、1377頁ぺーじ。 全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:88024262
• JTBパブリッシング西日本にしにほん支社ししゃ 編へん 編へん『るるぶ伊勢いせ志摩しま'18』JTBパブリッシング〈るるぶ情報じょうほう誌し 近畿きんき② 通巻つうかん5133号ごう〉、2017年ねん4月がつ1日にち、155頁ぺーじ。ISBN 978-4-533-11768-8。